JP4474197B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用エンジンからの排気通路等を形成する上流側排気管と下流側排気管とを相互に接続する継手構造に関し、より詳細には、一方の管と他方の管とを相対的に揺動可能に接続する管継手に関する。
一般に車両用エンジンの排気系は、エンジンの排気ポートに接続された排気マニホールド(上流側排気管)とその下流側の排気管(下流側排気管)とが管継手を介して相互に接続されている。
この種の管継手は、多くの場合球面継手の構造を有し、排気マニホールドと排気管との相対的な揺動を可能にすることにより、排気系を流れる排気脈動に起因する振動や、路面からの衝撃に起因する振動や、車両走行に伴う各種慣性力に起因する曲げ応力などを吸収し軽減する機能を担っている。
すなわち従来のこの種の管継手は、一方の管の端部に固定された球面状の凹面を有する座体と、他方の管の端部に固定された球面状の凸面を有するシール体とを備え、座体の凹面とシール体の凸面とを弾力的に圧接させて摺動可能に接続することにより、両管が相対的に揺動できるようにしている。(特許文献1〜9参照)
しかし、従来の管継手は、座体の凹面とシール体の凸面との摺動により両管の相対揺動を許容する構造になっているが、座体とシール体との管軸方向における相対位置は固定されているため、両管は管軸方向に関しては相対移動できない。従来の管継手によって互いに接続されている二つの管が相対的に離間する方向に移動した場合、座体とシール体との間に隙間が生じるため、シール性が損なわれてしまう。このため、従来の管継手では、管軸方向に発生する振動を吸収し軽減することができなかった。
特開平1−40784 特開平2−215916 実開平5−47336 特開2003−21283 特開2003−41932 特開2003−83453 特開2003−301973 特開2004−108174 特開2004−108270
本発明が解決しようとする課題は、一方の管と他方の管とを相対揺動可能に接続するとともに、シール性を損なうことなく管軸方向に関しても両管を相対移動可能に接続することが可能な管継手を提供することにある。
本発明の管継手は、一方の管と他方の管とを相対揺動可能に接続する管継手において、前記一方の管の端部外面に全周に亘って気密に密着させて固定され、且つ、前記他方の管の端部を収容する球面状の凹面を有する環状の座体と、前記他方の管の端部外面に全周に亘って気密に密着させて前記他方の管の管軸方向に摺動可能に設けられ、且つ、前記凹面と全周に亘って面接触可能な球面状の凸面を有する環状のシール体と、両管の端面同士を接近させるべく両菅をそれぞれの管軸方向に弾力的に付勢する第1の付勢機構と、シール体の前記凸面を座体の前記凹面に圧接させるべくシール体を前記他方の管の管軸方向に弾力的に付勢する第2の付勢機構と、を備えたことを特徴とする。
上記のように構成された管継手は、一方の管と他方の管とを両管の端面同士を接近させる向きに弾力的に付勢して連結するとともに、一方の管の端部に固定された座体の凹面に他方の管に摺動可能に設けられたシール体の凸面を圧接させて、両管の接続部をシールする。そして、座体とシール体とが摺動可能であることにより両管の相対揺動を許容し、両管をその端面同士を接近させる向きに弾力的に付勢して連結することにより管軸方向における両管の相対移動を許容する。両管が相対的に離間する方向に移動した場合でも、その移動量を吸収するようにシール体が座体側に移動するため、座体とシール体との間に隙間は生じない。
したがって、この管継手によれば、一方の管と他方の管とを相対揺動可能に接続するとともに、管軸方向に関してもシール性を損なうことなく相対移動可能に両管を接続することが可能である。
本発明の管継手において、座体の端部は、前記他方の管に沿って筒状に延びており、第1の付勢機構は、座体の前記筒状の部分の内面に対峙させて前記他方の管の外面に固定して立設された固定フランジと、前記他方の管に隙間を持たせて環装され且つ座体の自由端に固定された可動フランジと、両菅をそれぞれの管軸方向に弾力的に付勢するべく前記固定フランジと前記可動フランジとの間に設けられた第1の弾性体とを備え、第2の付勢機構は、シール体を付勢するべくシール体と前記固定フランジとの間に設けられた第2の弾性体を備えていることが望ましい。
また、本発明の管継手において、第1の付勢機構は、前記他方の管の外面に固定され、且つ、周方向に沿って所々にボルト固定孔を有する固定フランジと、座体の端部を外方に折り返すようにして、且つ、前記フランジと対面させて形成された折り返し部からなる可動フランジと、この可動フランジの所々に形成されたボルト挿通孔と、このボルト挿通孔に前記一方の管側から軸方向に摺動可能に挿入されるとともにその先端部に形成されたねじ部が固定フランジ部のボルト固定孔に挿通され離脱しないように固定された段付きボルトと、座体を固定フランジ部側に付勢するべく、段付きボルトのヘッド部と前記可動フランジとの間に設けられた第1の弾性体とを備え、第2の付勢機構は、シール体を付勢するべくシール体と前記固定フランジとの間に設けられた第2の弾性体を備えていることが望ましい。この場合、第1の弾性体は、前記段付きボルトを取り巻くようにして設けられたコイルばねであることが望ましい。
また、シール体は、耐熱材から成るリング状成型品であることが望ましい。
また、シール体は、板金物を加工して得られたリング状成形品であってもよい。この場合、シール体の表面または座体の前記凹面には、シール体と座体との相対的な摺動性(滑動性)を向上させるための皮膜または耐熱性を向上させるための皮膜が形成されていることが望ましい。
また、シール体は、反発復元性を有するメッシュ体または繊維集合体を板金物で巻いてその両端を互いに連結した構造のリング状成形品であってもよい。この場合、シール体の表面または座体の前記凹面には、シール体と座体との相対的な摺動性(滑動性)を向上させるための皮膜または耐熱性を向上させるための皮膜が形成されていることが望ましい。
また、シール体は、中空管の両端を互いに連結した構造のリング状成形品であってもよい。この場合、シール体の表面または座体の前記凹面には、シール体と座体との相対的な摺動性(滑動性)を向上させるための皮膜または耐熱性を向上させるための皮膜が形成されていることが望ましい。
シール体(リング状成形品)は、第2の弾性体としての機能を兼ね備えていることが望ましい。
本発明にかかる別の管継手は、一方の管と他方の管とを相対揺動可能に接続する管継手において、前記一方の管の端部外面に全周に亘って気密に密着させて固定され、且つ、周方向に沿って所々にボルト挿通孔を有する第1の固定フランジと、前記他方の管の端部外面に全周に亘って気密に密着させて固定され、且つ、周方向に沿って前記ボルト挿通孔と対向する複数のボルト固定孔を有する第2の固定フランジと、前記ボルト挿通孔に前記一方の管側から揺動および摺動可能に挿入されるとともにその先端部に形成されたねじ部がボルト固定孔に挿通され離脱しないように固定された段付きボルトと、両管を管軸方向に互いに接近させるように第1の固定フランジと第2の固定フランジを弾力的に付勢する第1の弾性体と、両管を管軸方向に互いに離間させるように第1の固定フランジと第2の固定フランジを弾力的に付勢する第2の弾性体と、を備え、第2の弾性体は、環状の皿ばねを両管の接続方向に積装し且つ皿ばね同士を全周に亘って気密に密着またはシールして接続してなる伸縮および揺動変形可能な環状の弾性体であり、両管の接続部に対して隙間を持たせて環装されるとともに両固定フランジの対向面に全周に亘って気密に圧接していることを特徴としている。この場合、第1の弾性体は、前記段付きボルトを取り巻くようにして設けられたコイルばねであることが望ましい。
上記のように構成された管継手は、第1の弾性体により一方の管と他方の管とを管軸方向に互いに接近させるように弾力的に付勢した状態で連結するとともに、一方の管に固定された第1の固定フランジと他方の管に固定された第2の固定フランジとの間に設けられた第2の弾性体により両管を互いに離間させるように弾力的に付勢しつつ、その第2の弾性体によって両管の接続部をシールする。そして、第2の弾性体の揺動変形により両管の相対揺動を許容し、第1および第2の弾性体の伸縮変形により管軸方向における両管の相対移動を許容する。両管が相対的に離間する方向に移動した場合でも、その移動量を吸収するように第2の弾性体が伸長するため、第1および第2の固定フランジと第2の弾性体との間に隙間は生じない。
したがって、この管継手によれば、一方の管と他方の管とを相対揺動可能に接続するとともに、シール性を損なうことなく管軸方向に関しても相対移動可能に両管を接続することが可能である。
本発明の管継手によれば、一方の管と他方の管とを相対揺動可能に接続するとともに、シール性を損なうことなく管軸方向に関しても相対移動可能に両管を接続することが可能であるので、相対的揺動方向に発生する振動のみならず、管軸方向に発生する振動をも十分に吸収し軽減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
[第1形態例]
図1は本発明にかかる管継手の第1形態例を示す部分断面図である。
この管継手100は、下流側排気管(一方の管)201の端部に設けられた環状の座体110と、上流側排気管(他方の管)202の端部に設けられた環状のシール体120と、両管201、202の端面201a、202a同士を接近させるべく両菅201、202をそれぞれの管軸方向に弾力的に付勢する第1の付勢機構130と、シール体120を座体110側に弾力的に付勢する第2の付勢機構140とを備えて構成される。排気管201、202はエンジンに接続された排気系の一部を構成するものである。
座体110は、下流側排気管201の端部外面に全周に亘って気密に密着させて溶接固定されている。座体110は、上流側排気管202の端部を収容する球面状の凹面111を有している。座体110の端部は、上流側排気管202に沿って筒状に延びている。
シール体120は、上流側排気管202の端部外面に全周に亘って気密に密着させて上流側排気管202の管軸方向に摺動可能に設けられている。シール体120は、座体110の凹面111と全周に亘って面接触可能な球面状の凸面121を有している。シール体120は、金属メッシュまたはエキスパンドメタルからなる補強材と補強材のメッシュ目を充填する充填材とからなるリング状成型品である。充填材には、黒鉛、二硫化モリブデンなどの固体潤滑剤と金属繊維と樹脂結合材との混合物などが使用される。シール体120の凸面121には、座体110の凹面111に対する滑り易さを確保するために皮膜121aが形成されている。皮膜121aには、たとえば、四弗化エチレン樹脂を主成分とする潤滑組成物が使用される。
第1の付勢機構130は、座体110の筒状の部分112の管軸方向中間部内面に対峙させて上流側排気管202の外面に固定して立設された固定フランジ131と、上流側排気管202に隙間を持たせて環装され且つ座体110の自由端部に固定された可動フランジ132と、両菅201、202をそれぞれの管軸方向に弾力的に付勢するべく固定フランジ131と可動フランジ132との間に設けられた第1の弾性体133とを備えている。
座体110の自由端部は外方に折り返されている。可動フランジ132は、座体110の自由端部にボルト134で締結固定されている。可動フランジ132は、上流側排気管202の外径よりも大きく且つ座体110の筒状の部分112の内径よりも小さい内径を有する環状の金属板であり、可動フランジ132の内側部分は座体110の自由端部(折り返し端)より上流側排気管202側に突出している。
固定フランジ131は、上流側排気管202の外側に嵌合した断面L字形の環状部材であり、上流側排気管202の外面に溶接固定されている。
第1の弾性体133は、上流側排気管202に環装されており、その一端が可動フランジ132の内側部分に、他端が固定フランジ131の起立部分にそれぞれ圧接している。第1の弾性体133は、複数の環状の皿ばねを積層して相互に連結してなり、管軸方向だけでなく揺動方向にも変形し得る。
第2の付勢機構140は、シール体120と固定フランジ131との間に設けられた第2の弾性体141を備えている。固定フランジ131は、第1の付勢機構130の構成要素であるとともに第2の付勢機構140の構成要素でもある。第2の弾性体141は、複数の環状の皿ばねを積層して相互に連結してなる。第2の弾性体141は、上流側排気管202に環装されている。第2の弾性体141は、シール体120の凸面121を座体110の凹面111に圧接させるべくシール体120を座体110側に弾力的に付勢している。第2の弾性体141の力(反発力)は、第1の弾性体131のそれと同じかそれよりも小さい。
上記のように構成された管継手100は、下流側排気管201と上流側排気管202とを両管201、202の端面201a、202a同士を接近させる向きに弾力的に付勢して連結するとともに、下流側排気管201の端部に固定された座体110の凹面111に、上流側排気管202に摺動可能に設けられたシール体120の凸面121を圧接させて、両管201、202の接続部をシールする。そして、座体110とシール体120とが摺動可能であることにより両管201、202の相対揺動を許容し、両管201、202をその端面201a、202a同士を接近させる向きに弾力的に付勢して連結することにより管軸方向における両管201、202の相対移動を許容する。両管201、202が相対的に離間する方向に移動した場合でも、その移動量を吸収するようにシール体120が座体110側に移動するため、座体110とシール体120との間に隙間は生じない。
したがって、この管継手100によれば、下流側排気管201と上流側排気管202とを相対揺動可能に接続するとともに、シール性を損なうことなく管軸方向に関しても相対移動可能に両管201、202を接続することができる。下流側排気管201と上流側排気管202の相対的揺動方向(図中の矢印A方向。上下方向に限らない。)に発生する振動のみならず、管軸方向(図中の矢印B方向)に発生する振動をも吸収し軽減することができる。
また、この管継手100は、座体110の内側にシール体120、第1の弾性体133および第2の弾性体141が設けられているので、コンパクトな構造とすることができる。
なお、上記の例では、第1の弾性体133および第2の弾性体141として皿ばねを用いたが、それらのうちの一方あるいは両方をコイルばねとすることも可能である。
[第2形態例]
図2は本発明にかかる管継手の第2形態例を示す部分断面図である。
この管継手300は、下流側排気管201の端部に設けられた環状の座体310と、上流側排気管202の端部に設けられた環状のシール体320と、両管201、202の端面201a、202a同士を接近させるべく両菅201、202をそれぞれの管軸方向に弾力的に付勢する第1の付勢機構330と、シール体320を座体310側に弾力的に付勢する第2の付勢機構340と、を備えて構成される。
座体310は、下流側排気管201の端部外面に全周に亘って気密に密着させて溶接固定されている。座体310は、上流側排気管202の端部を収容する球面状の凹面311を有している。
シール体320は、上流側排気管202の端部外面に全周に亘って気密に密着させて上流側排気管202の管軸方向に摺動可能に設けられている。シール体320は、座体310の凹面311と全周に亘って面接触可能な球面状の凸面321を有している。シール体320の凸面321には、座体310の凹面311との間の滑り易さを確保するために、皮膜321aが形成されている。
第1の付勢機構330は、上流側排気管202の外面に固定され、且つ、周方向に沿って等間隔にボルト固定孔331aを有する固定フランジ331と、座体310の端部を外方に折り返して固定フランジ331の起立部と対面させて形成された折り返し部からなる可動フランジ332と、可動フランジ332にボルト固定孔331aと対向させて形成されたボルト挿通孔332aと、ボルト挿通孔332aに下流側排気管201側から軸方向に摺動可能に挿入されるとともにその先端部に形成されたねじ部333aが固定フランジ部331のボルト固定孔331aに挿通され離脱しないように固定された段付きボルト333と、座体310を固定フランジ331側に付勢するべく、段付きボルト333のヘッド部333bと可動フランジ332との間に設けられた第1の弾性体334とを備えている。固定フランジ331は、上流側排気管202の外側に嵌合した断面L字形の環状部材であり、上流側排気管202の外面に溶接固定されている。段付きボルト333のねじ部333aにはナット335が締着されており、ナット335は固定フランジ331にスポット溶接されている。第1の弾性体334は、コイルばねであり、段付きボルト333を取り巻くようにして設けられている。
第2の付勢機構340は、シール体320と固定フランジ331との間に設けられた第2の弾性体341を備えている。第2の弾性体341は、複数の環状の皿ばねを積層して相互に連結してなる。第2の弾性体341は、上流側排気管202に環装されている。第2の弾性体341は、シール体320の凸面321を座体310の凹面311に圧接させるべくシール体320を座体310側に弾力的に付勢している。第2の弾性体341は、複数の環状の皿ばねを積層して相互に連結してなり、管軸方向だけでなく揺動方向にも変形し得る。第2の弾性体341の力(反発力)は、第1の弾性体334のそれと同じかそれよりも小さい。
上記のように構成された管継手300は、下流側排気管201と上流側排気管202とを両管201、202の端面201a、202a同士を接近させる向きに弾力的に付勢して連結するとともに、下流側排気管201の端部に固定された座体310の凹面311に、上流側排気管202に摺動可能に設けられたシール体320の凸面321を圧接させて、両管201、202の接続部をシールする。そして、座体310とシール体320とが摺動可能であることにより、両管201、202の相対揺動を許容し、両管201、202をその端面201a、202a同士を接近させる向きに弾力的に付勢して連結することにより、管軸方向における両管201、202の相対移動を許容する。両管201、202が相対的に離間する方向に移動した場合でも、その移動量を吸収するようにシール体320が座体310側に移動するため、座体310とシール体320との間に隙間は生じない。
したがって、この管継手300によれば、下流側排気管201と上流側排気管202とを相対揺動可能に接続するとともに、シール性を損なうことなく管軸方向に関しても相対移動可能に両管201、202を接続することができる。下流側排気管201と上流側排気管202の相対的揺動方向に発生する振動のみならず、管軸方向に発生する振動をも吸収し軽減することができる。
なお、上記の例では、第2の弾性体341として皿ばねを用いたが、皿ばねの代わりにコイルばねを用いることも可能である。
[第3形態例]
図3(a)は本発明にかかる管継手の第3形態例を示す部分断面図、図4は部分側面図である。図1に示した第1形態例と共通する構成要素については同じ符号が付けられている。
この管継手400は、シール体420として,板金物を加工して得られたリング状成形品を使用している。シール体420の凸面421には、シール体420と座体410との相対的な摺動性(滑動性)を向上させるための皮膜421aが形成されている。皮膜421aは、カーボン、モリブデン等の耐熱材であり、シール体420の耐熱性を向上させるための皮膜としても機能する。
また、座体410の筒状の部分412には、周方向に等間隔に複数の通気孔413が形成されている。通気孔413の存在により、排気管201、202内を流れる高温排気の熱による座体410内の温度上昇を抑制し、第1および第2の弾性体133、141のばね効果が低下するのを防止できる。
なお、上記の例では、皮膜421aをシール体420の凸面421に形成したが、座体410の凹面411に形成してもよい。
また、図3(b)に示すように、予め皮膜241aがコーティングされている板材425をシール体420の凸面421にリベット426などで固定してもよい。板材425として、エンジンのガスケット等に使われているカーボン系の皮膜をコーティングした製品を使用することも可能である。
[第4形態例]
図5は本発明にかかる管継手の第4形態例を示す部分断面図である。図2に示した第2形態例と共通の構成要素については同じ符号が付けられている。
この管継手500は、シール体520として、反発復元性を有するメッシュ体522を板金物521で巻いてその両端を互いに連結した構造のリング状成形品を使用している。シール体520の表面には、シール体520と座体310との滑りを向上させるための皮膜521aが形成されている。皮膜521aは、カーボン、モリブデン等の耐熱材であり、シール体520の耐熱性を向上させるための皮膜としても機能する。
上流側排気管202および第1の弾性体541とシール体520との間には、シール体受け530が介設されている。シール体受け530は、シール体520と嵌合する凹面部を有する環状の部材であり、上流側排気管202に管軸方向に摺動可能に環装されている。つまり、この例では、第1の弾性体541のばね力によってシール体受け530と共にシール体520が座体310側に付勢される構造になっている。
なお、上記の例では、皮膜521aをシール体520の表面に形成したが、座体310の凹面311に形成してもよい。また、メッシュ体522の代わりに繊維集合体を板金物521で巻いてその両端を互いに連結した構造のリング状成形品をシール体520として使用してもよい。
[第5形態例]
図6は本発明にかかる管継手の第5形態例を示す部分断面図である。図5に示した第4形態例と共通の構成要素については同じ符号が付けられている。
この管継手600は、第4形態例に示した充実構造のシール体520の代わりに、中空管621の両端を互いに連結した構造(中空構造)のリング状成形品をシール体620として使用している。シール体620の表面には、シール体620と座体310との滑りを向上させるための皮膜621aが形成されている。皮膜621aは、シール体620の耐熱性を向上させるための皮膜としても機能する。このように、中空構造のシール体を使用することにより、管継手を軽量化することができる。
[第6形態例]
図7は本発明にかかる管継手の第6形態例を示す要部平面図である。この図は、第1の弾性体または第2の弾性体を構成する皿ばねの別の形態例を示している。この皿ばね150は、その内周部に等間隔に複数の爪151を有しており、爪151の先端が図1〜図6に示した上流側排気管202の外面に当接する構造になっている。このように、第1の弾性体または第2の弾性体を構成する皿ばね150が爪151の部分のみ上流側排気管202と接する構造にすることで、上流側排気管202から皿ばね150への熱伝導を抑制して、加熱によるばね効果の低下を防止できる。
[第7形態例]
図8は本発明にかかる管継手の第7形態例を示す部分断面図である。図5に示した第4形態例と共通の構成要素については同じ符号が付けられている。
この管継手700は、シール体720として、反発復元性を有するメッシュ体722を板金物721で巻いてその両端を互いに連結した構造のリング状成形品を使用している。座体310の凹面311には、シール体720と座体310との滑りを向上させるための皮膜311aが形成されている。
この管継手700においては、シール体720が第2の弾性体としての機能を兼ね備えている。また、上流側排気管202の外面に固定された固定フランジ730が図5の管継手におけるシール体受け530としても機能するように形成されている。つまり、固定フランジ730は、シール体720と嵌合する凹面部731を有している。
このように、シール体720に第2の弾性体としての機能を持たせるとともに、固定フランジ730にシール体受け530の機能を持たせることにより、構造が簡単で小型且つ軽量な管継手構造を実現できる。
[第8形態例]
図9は本発明にかかる管継手の第8形態例を示す部分断面図である。図8に示した第7形態例と共通の構成要素については同じ符号が付けられている。
この管継手750は、第7形態例に示した充実構造のシール体720の代わりに、中空管761の両端を互いに連結した構造(中空構造)のリング状成形品をシール体760として使用している。
このように、中空構造のシール体720を使用することにより、管継手をさらに軽量化することができる。
[第9形態例]
図10(a)は本発明にかかる管継手の第9形態例を示す部分断面図、図10(b)は図10(a)のA−A線に沿った断面図である。
この管継手800は、上流側排気管(一方の管)203の端部外面に全周に亘って気密に密着させて固定され、且つ、周方向に沿って所々にボルト挿通孔811を有する第1の固定フランジ810と、下流側排気管(他方の管)204の端部外面に全周に亘って気密に密着させて固定され、且つ、ボルト挿通孔811と対向する複数のボルト固定孔821を有する第2の固定フランジ820と、ボルト挿通孔811に上流側排気管203側から揺動および摺動可能に挿入されるとともにその先端部に形成されたねじ部830aがボルト固定孔821に挿通され離脱しないように固定された段付きボルト830と、両管203、204を管軸方向に互いに接近させるように第1の固定フランジ810と第2の固定フランジ820を弾力的に付勢する第1の弾性体841と、両管203、204を管軸方向に互いに離間させるように第1の固定フランジ810と第2の固定フランジ820を弾力的に付勢する第2の弾性体842とを備えている。上流側排気管203および下流側排気管204はエンジンに接続された排気系の一部を構成するものである。下流側排気管204の端部は拡径しており、その拡径部に上流側排気管203の端部が挿入されている。両固定フランジ810、820は、排気管203、204にそれぞれ溶接されている。段付きボルト830のねじ部830aにはナット835が締着されており、ナット835は固定フランジ820にスポット溶接されている。
第1の弾性体841は、コイルばねであり、段付きボルト830を取り巻くようにして段付きボルト830のヘッド部831と第1の固定フランジ810との間に設けられている。
第2の弾性体842は、環状の皿ばね844を両管203、204の接続方向に複数枚積装し且つ皿ばね844同士を全周に亘って気密に密着させて接続してなる伸縮および揺動変形可能な環状の積層弾性体843で構成され、両管203、204の接続部に対して隙間を持たせて環装されるとともに両固定フランジ810、820の対向面に全周に亘って気密に圧接している。皿ばね844同士は外周縁部がスポット溶接により強固に固定されている。この例に示す第2の弾性体842は、2つの積層弾性体843からなる。各積層弾性体843の管軸方向両面には、固定フランジ810、820に対する積層弾性体843との滑り易さおよび両積層弾性体843、843相互の滑り易さを向上させるべく皮膜843aが形成されている。皮膜843aは、積層弾性体843の耐熱性を向上させるための皮膜としても、異常音の発生を防止するための皮膜としても機能する。
第2の弾性体842には、固定フランジ810のボルト挿通孔811と対向するボルト挿通孔845が管軸中心に関して対称に2つ形成されており、各ボルト挿通孔845を段付きボルト830が貫通している。第2の弾性体842のボルト挿通孔845は、第1の固定フランジ810のボルト挿通孔811と同じ大きさである。段付きボルト830は、第2の弾性体842に対して管軸方向にも揺動方向にも相対変位可能である。
上記のように構成された管継手800は、第1の弾性体841により上流側排気管203と下流側排気管204とを互いに接近させるように弾力的に付勢した状態で連結するとともに、第2の弾性体842により両管203、204を互いに離間させるように弾力的に付勢しつつ、第2の弾性体842によって両管203、204の接続部をシールする。そして、第2の弾性体842の揺動変形および段付きボルト830の揺動により両管203、204の相対揺動を許容し、第1および第2の弾性体841、842の伸縮変形により管軸方向における両管203、204の相対移動を許容する。両管203、204が相対的に離間する方向に移動した場合でも、接近する方向に移動した場合でも、その移動量に応じて第2の弾性体842が伸縮するため、両管203、204の接続部のシール性は損なわれない。
したがって、この管継手800によれば、上流側排気管203と下流側排気管204とを相対揺動可能に接続するとともに、シール性を損なうことなく管軸方向に関しても相対移動可能に両管203、204を接続することが可能である。
また、この形態例によれば、図1、図2などに示したシール体を省略できるので、構造が簡単で小型且つ軽量な管継手構造を実現できる。
[第10形態例]
図11は本発明にかかる管継手の第10形態例を示す部分断面図である。図10に示した第9形態例と共通の構成要素については同じ符号が付けられている。
この管継手850における両固定フランジ810、820間の距離は第9形態例の場合よりも小さくなっており、両固定フランジ810、820間には、1つの積層弾性体843からなる第2の弾性体851と、環状の平板材からなるスペーサ852とが設けられている。スペーサ852は、第1の固定フランジ810と第2の弾性体851との間および第2の固定フランジ820と第2の弾性体851との間に設けられている。スペーサ852の内外径は皿ばね844のそれとほぼ一致させてある。
このように、第2の弾性体851を構成する皿ばね844の積層数は、両固定フランジ810、820間の距離に応じて適宜変更可能である。両固定フランジ810、820間の距離に対して第2の弾性体851の伸縮方向の大きさが足りない場合でも、スペーサ852を使用することにより十分なシール効果を得ることが可能となる。
[第11形態例]
図12は本発明にかかる管継手の第11形態例を示す部分断面図である。図11に示した第10形態例と共通の構成要素については同じ符号が付けられている。
この管継手860における第2の弾性体861は、管軸方向(矢印B方向)の両端に位置する2枚の皿ばね847の外周部に伸縮方向外方に突出した係合爪848が周方向の所々に形成されている。一方、両固定フランジ810、820の起立部には、ボルト挿通孔811およびボルト固定孔821よりも管203、204側に位置させて、周方向の所々に係合孔862が形成されており、各係合孔862に第2の弾性体861の係合爪848が挿入され係合することにより、第2の弾性体861が外れないように保持されている。第2の弾性体861の固定フランジ810、820と接する面には、固定フランジ810、820に対する滑り易さを向上させるべく皮膜861aが形成されている。
この形態例によれば、第10形態例の場合よりも外径の小さい第2の弾性体861を使用することができるので、管継手を軽量化することができる。
本発明にかかる管継手の第1形態例を示す部分断面図 本発明にかかる管継手の第2形態例を示す部分断面図 (a)は本発明にかかる管継手の第3形態例を示す部分断面図 (b)は第3形態例に類似する別の形態例を示す部分断面図 本発明にかかる管継手の第3形態例を示す部分側面図 本発明にかかる管継手の第4形態例を示す部分断面図 本発明にかかる管継手の第5形態例を示す部分断面図 本発明にかかる管継手の第6形態例を示す要部平面図 本発明にかかる管継手の第7形態例を示す部分断面図 本発明にかかる管継手の第8形態例を示す部分断面図 (a)は本発明にかかる管継手の第9形態例を示す部分断面図 (b)は(a)のA−A線に沿った断面図 本発明にかかる管継手の第10形態例を示す部分断面図 本発明にかかる管継手の第11形態例を示す部分断面図
符号の説明
100 管継手
110 座体
111 凹面
112 筒状の部分
120 シール体
121 凸面
121a 皮膜
130 第1の付勢機構
131 固定フランジ
132 可動フランジ
140 第2の付勢機構
141 第2の弾性体
150 皿ばね
151 爪
201 下流側排気管(一方の管)
201a、202a 端面
202 上流側排気管(他方の管)
241a 皮膜
300 管継手
310 座体
311 凹面
311a 皮膜
320 シール体
321 凸面
321a 皮膜
330 第1の付勢機構
331 固定フランジ
331a ボルト固定孔
332 可動フランジ
332a ボルト挿通孔
333 段付きボルト
334 第1の弾性体
340 第2の付勢機構
341 第2の弾性体
400 管継手
410 座体
412 筒状の部分
413 通気孔
420 シール体
421 凸面
421a 皮膜
500 管継手
520 シール体
521 板金物
521a 皮膜
522 メッシュ体
530 シール体受け
600 管継手
620 シール体
621 中空管
621a 皮膜
700 管継手
720 シール体(第2の弾性体)
721 板金物
722 メッシュ体
730 固定フランジ
750 管継手
761 中空管
760 シール体(第2の弾性体)
800 管継手
811 ボルト挿通孔
810 第1の固定フランジ
821 ボルト固定孔
820 第2の固定フランジ
830 段付きボルト
841 第1の弾性体
842 第2の弾性体
844 皿ばね
843 積層弾性体
843a 皮膜
845 ボルト挿通孔
850 管継手
851 第2の弾性体
852 スペーサ
860 管継手
861 第2の弾性体
847 皿ばね
848 係合爪
861a 皮膜
862 係合孔

Claims (10)

  1. 一方の管と他方の管とを相対揺動可能に接続する管継手において、
    前記一方の管の端部外面に全周に亘って気密に密着させて固定され、且つ、前記他方の管の端部を収容する球面状の凹面を有する環状の座体と、
    前記他方の管の端部外面に全周に亘って気密に密着させて前記他方の管の管軸方向に摺動可能に設けられ、且つ、前記凹面と全周に亘って面接触可能な球面状の凸面を有する環状のシール体と、
    両管の端面同士を接近させるべく両菅をそれぞれの管軸方向に弾力的に付勢する第1の付勢機構と、
    シール体の前記凸面を座体の前記凹面に圧接させるべくシール体を前記他方の管の管軸方向に弾力的に付勢する第2の付勢機構と、
    を備え、
    座体の端部は、前記他方の管に沿って筒状に延びており、
    第1の付勢機構は、
    座体の前記筒状の部分と対峙させて前記他方の管の外面に固定された固定フランジと、
    前記他方の管に隙間を持たせて環装され且つ座体の自由端に固定された可動フランジと、
    両菅をそれぞれの管軸方向に弾力的に付勢するべく固定フランジと可動フランジとの間に設けられた第1の弾性体とを備え、
    第2の付勢機構は、
    シール体を弾力的に付勢するべくシール体と固定フランジとの間に設けられた第2の弾性体を備えていることを特徴とする管継手。
  2. 第1の付勢機構は、
    前記他方の管の外面に固定され、且つ、周方向に沿って所々にボルト固定孔を有する固定フランジと、
    座体の端部を外方に折り返すようにして、且つ、固定フランジと対面させて形成された折り返し部からなる可動フランジと、
    可動フランジの所々に形成されたボルト挿通孔と、
    ボルト挿通孔に前記一方の管側から軸方向に摺動可能に挿入されるとともにその先端部に形成されたねじ部が固定フランジ部のボルト固定孔に挿通され離脱しないように固定された段付きボルトと、
    座体を付勢するべく、前記段付きボルトのヘッド部と可動フランジとの間に設けられた第1の弾性体とを備え、
    第2の付勢機構は、
    シール体を付勢するべくシール体と固定フランジとの間に設けられた第2の弾性体を備えていることを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. シール体は、耐熱材から成るリング状成型品であることを特徴とする請求項1又は2記載の管継手。
  4. シール体は、反発復元性を有するメッシュ体または繊維集合体を板金物で巻いてその両端を互いに連結した構造のリング状成形品であり、
    シール体の表面または座体の前記凹面には、シール体と座体との相対的な摺動性を向上させるための皮膜または耐熱性を向上させるための皮膜が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の管継手。
  5. シール体が第2の弾性体としての機能を兼ね備えていることを特徴とする請求項4記載の管継手。
  6. 第1の弾性体は、前記段付きボルトを取り巻くようにして設けられたコイルばねであることを特徴とする請求項2記載の管継手。
  7. 一方の管と他方の管とを相対揺動可能に接続する管継手において、
    前記一方の管の端部外面に全周に亘って気密に密着させて固定され、且つ、前記他方の管の端部を収容する球面状の凹面を有する環状の座体と、
    前記他方の管の端部外面に全周に亘って気密に密着させて前記他方の管の管軸方向に摺動可能に設けられ、且つ、前記凹面と全周に亘って面接触可能な球面状の凸面を有する環状のシール体と、
    両管の端面同士を接近させるべく両菅をそれぞれの管軸方向に弾力的に付勢する第1の付勢機構と、
    シール体の前記凸面を座体の前記凹面に圧接させるべくシール体を前記他方の管の管軸方向に弾力的に付勢する第2の付勢機構と、
    を備え、
    シール体は、板金物を加工して得られたリング状成形品であり、
    シール体の表面または座体の前記凹面には、シール体と座体との相対的な摺動性を向上させるための皮膜または耐熱性を向上させるための皮膜が形成されていることを特徴とする管継手。
  8. 座体の端部は、前記他方の管に沿って筒状に延びており、
    第1の付勢機構は、
    座体の前記筒状の部分と対峙させて前記他方の管の外面に固定された固定フランジと、
    前記他方の管に隙間を持たせて環装され且つ座体の自由端に固定された可動フランジと、
    両菅をそれぞれの管軸方向に弾力的に付勢するべく固定フランジと可動フランジとの間に設けられた第1の弾性体とを備え、
    第2の付勢機構は、
    シール体を弾力的に付勢するべくシール体と固定フランジとの間に設けられた第2の弾性体を備えていることを特徴とする請求項7記載の管継手。
  9. 第1の付勢機構は、
    前記他方の管の外面に固定され、且つ、周方向に沿って所々にボルト固定孔を有する固定フランジと、
    座体の端部を外方に折り返すようにして、且つ、固定フランジと対面させて形成された折り返し部からなる可動フランジと、
    可動フランジの所々に形成されたボルト挿通孔と、
    ボルト挿通孔に前記一方の管側から軸方向に摺動可能に挿入されるとともにその先端部に形成されたねじ部が固定フランジ部のボルト固定孔に挿通され離脱しないように固定された段付きボルトと、
    座体を付勢するべく、前記段付きボルトのヘッド部と可動フランジとの間に設けられた第1の弾性体とを備え、
    第2の付勢機構は、
    シール体を付勢するべくシール体と固定フランジとの間に設けられた第2の弾性体を備えていることを特徴とする請求項7記載の管継手。
  10. シール体は、耐熱材から成るリング状成型品であることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の管継手。
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