JP2007154960A - 管継手 - Google Patents

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展生 吉野
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Abstract

【課題】排気管同士を相対揺動可能に接続するとともにシール性を損なうことなく管軸方向に関しても相対移動可能に接続する。
【解決手段】管200、300同士を接近させる向きにコイルスプリング501で弾力的に付勢するとともに、トーラス状スプリング601により両管200、300を互いに離間させるように弾力的に付勢しつつ両管200、300の接続部をシールする。スプリング601の揺動変形により両管200、300の相対揺動を許容し、スプリング501、601の伸縮変形により管軸方向における両管200、300の相対移動を許容する。両管200、300が相対的に離間する方向に移動しても、その移動量を吸収するようにスプリング601が形状復帰するためシール性は損なわれない。スプリング601は両固定フランジ210、310の形状に倣って自律的に位置決めされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用エンジンからの排気通路等を形成する上流側排気管と下流側排気管とを相互に接続する継手構造に関し、より詳細には、一方の管と他方の管とを相対的に揺動可能に接続する管継手に関する。
一般に車両用エンジンの排気系は、エンジンの排気ポートに接続された排気マニホールド(上流側排気管)とその下流側の排気管(下流側排気管)とが管継手を介して相互に接続されている。
この種の管継手は、排気マニホールドと排気管との相対的な揺動を可能にすることにより、排気系を流れる排気脈動に起因する振動や、路面からの衝撃に起因する振動や、車両走行に伴う各種慣性力に起因する曲げ応力などを吸収し軽減する機能を担っている。
従来この種の管継手として、所謂球面ジョイントが多く用いられている。球面ジョイントは、下流側の排気管の上流側端部に形成されたフランジの内周に凹球面状のシール座を形成するとともに、排気マニホールドの下流側端部の外周にシール座に対応する凸球面状のシール面を有するシールリングを外装し、シール座とシールリングとを弾力的に圧接させて摺動可能に接続することにより、両管が相対的に揺動できるようにしている。(特許文献1〜3参照)
しかし、従来の球面ジョイントは、シール座とシールリングとの摺動により両管の相対揺動を許容する構造になっているが、シール座とシールリングとの管軸方向における相対位置は固定されているため、両管は管軸方向に関しては相対移動できない。従来の球面ジョイントによって互いに接続されている二つの管が相対的に離間する方向に移動した場合、シール座とシールリングとの間に隙間が生じるため、シール性が損なわれてしまう。このため、従来の球面ジョイントでは、管軸方向に発生する振動を吸収し軽減することができなかった。
また、曲げ、せん断、引張、圧縮といった多方向の振動吸収が可能な管継手としてフレキシブルジョイントが知られているが、球面ジョイントと比較して高価であり、耐久性が低いという欠点を有している。
特開2002−257276号公報 特開2002−267062号公報 特開2003−301978号公報
本発明が解決しようとする課題は、一方の管と他方の管とを相対揺動可能に接続するとともに、シール性を損なうことなく管軸方向に関しても両管を十分に相対変位可能に接続することが可能であり、しかも耐久性の高い管継手を安価に提供することにある。
本発明の管継手は、一方の管と他方の管とを相対揺動可能に接続する管継手において、前記一方の管の端部外面に全周に亘って気密に密着させて固定され、且つ、周方向に沿って所々にボルト挿通孔を有する第1の固定フランジと、前記他方の管の端部外面に全周に亘って気密に密着させて固定され、且つ、周方向に沿ってボルト挿通孔と対向する複数のボルト固定孔を有する第2の固定フランジと、ボルト挿通孔に前記一方の管側から揺動および摺動可能に挿入されるとともにその先端部に形成されたねじ部がボルト固定孔に挿通され離脱しないように固定されたボルトと、両管を管軸方向に互いに接近させるように第1の固定フランジと第2の固定フランジを弾力的に付勢する第1の付勢手段と、両管を管軸方向に互いに離間させるように第1の固定フランジと第2の固定フランジを弾力的に付勢する第2の付勢手段と、を備え、第2の付勢手段は、環状の弾性体であり、両管の接続部に対して隙間を持たせて環装されるとともに両固定フランジの対向面に全周に亘って気密に且つ摺動可能に圧接しており、両固定フランジの形状に倣って自律的に位置決めされて両管に対して相対的に移動可能に同軸的に保持されていることを特徴とする。
上記のように構成された管継手は、第1の付勢手段により一方の管と他方の管とを管軸方向に互いに接近させるように弾力的に付勢した状態で連結するとともに、一方の管に固定された第1の固定フランジと他方の管に固定された第2の固定フランジとの間に設けられた第2の付勢手段により両管を互いに離間させるように弾力的に付勢しつつ、その第2の付勢手段によって両管の接続部をシールする。そして、第2の付勢手段の揺動変形により両管の相対揺動を許容し、第1および第2の付勢手段の伸縮変形により管軸方向における両管の相対移動を許容する。両管が相対的に離間する方向に移動した場合でも、その移動量を吸収するように第2の付勢手段が伸長するため、第1および第2の固定フランジと第2の付勢手段との間に隙間は生じない。その際、第2の付勢手段は、両固定フランジの形状に倣って自律的に位置決めされて両管に対して相対的に移動可能に同軸的に保持される。
したがって、この管継手によれば、一方の管と他方の管とを相対揺動可能に接続するとともに、シール性を損なうことなく管軸方向に関しても相対移動可能に両管を接続することが可能である。
また、この管継手では、第2の付勢手段が両固定フランジの形状に倣って自律的に位置決めされて両管に対して相対的に移動可能に同軸的に保持されるので、第2の付勢手段を位置決めするための手段を別途装備する必要がない。したがって、この管継手によれば、第2の付勢手段の構造を複雑化することなく、また管継手の部品点数を増大させることなく、高いシール性と高い耐久性とを兼ね備えた管継手を安価に実現できる。
本発明の管継手において、前記弾性体は、中空構造の環状のスプリングからなり、当該スプリングの外周部または内周部には、両固定フランジ間の距離の変動に追従した当該スプリングの弾性変形を許容すべく全周に亘って隙間が形成されていることが望ましい。第1の付勢手段は、前記段付きボルトを取り巻くようにして設けられたコイルスプリングであることが望ましい。前記弾性体は、前記スプリングを両管の接続方向に積装し且つ当該スプリング同士を全周に亘って気密に密着させて接続してなる積層構造のものであってもよい。また、前記弾性体は、金属製の筒状物を加工して得られた環状状成形品であることが望ましい。この場合、前記弾性体の表面またはこれと摺接する固定フランジの表面には、前記弾性体と固定フランジとの相対的な摺動性(滑動性)を向上させるための皮膜または耐熱性を向上させるための皮膜が形成されていることが望ましい。
また、本発明の管継手において、第2の付勢手段は、両管の接続部に対して隙間を持たせて環装される一対の環状のリテーナと、両リテーナを管軸方向に互いに離間させるよう付勢するべく両リテーナ間に挟んで設けられたスプリングとを有し、両リテーナは互いに摺動可能に嵌合し、一方のリテーナは第1の固定フランジに他方のリテーナは第2の固定フランジに各々圧接しており、両リテーナの互いの嵌合部は全周に亘って気密にシールされているものであってもよい。第1の付勢手段は、前記段付きボルトを取り巻くようにして設けられたコイルスプリングであることが望ましい。
本発明の管継手によれば、一方の管と他方の管とを相対揺動可能に接続するとともに、シール性を損なうことなく管軸方向に関しても相対移動可能に両管を接続することが可能であるので、相対的揺動方向に発生する振動のみならず、管軸方向に発生する振動をも十分に吸収し軽減することができる。そして、高いシール性と高い耐久性とを兼ね備えた管継手を安価に実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
[第1形態例]
図1は本発明にかかる管継手の第1形態例を示す部分断面図である。
この管継手100は、上流側排気管(一方の管)200の端部外面に全周に亘って気密に密着させて固定され、且つ、周方向に沿って所々にボルト挿通孔211を有する第1の固定フランジ210と、下流側排気管(他方の管)300の端部外面に全周に亘って気密に密着させて固定され、且つ、第1の固定フランジ210のボルト挿通孔211と対向する複数のボルト固定孔311を有する第2の固定フランジ310と、ボルト挿通孔211に上流側排気管200側から揺動および摺動可能に挿入されるとともにその先端部に形成されたねじ部400aがボルト固定孔311に挿通され離脱しないように固定された段付きボルト400と、両管200、300を管軸方向に互いに接近させるように第1の固定フランジ210と第2の固定フランジ310を弾力的に付勢する第1の付勢手段500と、両管200、300を管軸方向に互いに離間させるように第1の固定フランジ210と第2の固定フランジ310を弾力的に付勢する第2の弾性手段600とを備えている。上流側排気管200および下流側排気管300はエンジンに接続された排気系の一部を構成するものである。下流側排気管300の端部は拡径しており、その拡径部に上流側排気管200の端部が挿入されている。両固定フランジ210、310は、排気管200、300にそれぞれ溶接されている。段付きボルト400のねじ部400aにはナット401が締着されており、ナット401は固定フランジ310にスポット溶接されている。
第1の付勢手段500は、コイルスプリング501であり、段付きボルト400を取り巻くようにして段付きボルト400のヘッド部400bと第1の固定フランジ210との間に設けられている。
第2の弾性手段600は、中空構造のトーラス状スプリング601(図2参照)であり、両管200、300の接続部に対して隙間を持たせて環装されるとともに両固定フランジ210、310の対向面に全周に亘って気密に且つ摺動可能に圧接している。トーラス状スプリング601は、両固定フランジ210、310の形状に倣って自律的に位置決めされて両管200、300に対して相対的に移動可能に同軸的に保持されている。すなわち、両固定フランジ210、310の対向面(トーラス状スプリング601と摺接する面)は対称な環状の凹球面210a、310aを成しており、両凹球面210a、310a間にトーラス状スプリング601が挟まれた状態で適度に圧縮されて保持されることにより、トーラス状スプリング601が両管200、300に対して同軸的に自律的に位置決めされている。
トーラス状スプリング601は、金属製の筒状物又は板状物を塑性加工(プレス加工)した後焼入れ処理して製造された物であり、その外周部には、全周に亘って隙間601aが形成されている。この隙間601aの存在により、両固定フランジ210、310間の距離の変動に追従したトーラス状スプリング601の十分な弾性変形が許容される。
トーラス状スプリング601の表面またはこれと摺接する固定フランジ210、310の表面には、トーラス状スプリング601と固定フランジ210、310との相対的な摺動性(滑動性)を向上させるべく皮膜(滑動・緩衝材)602が形成されている。皮膜602は、トーラス状スプリング601の耐熱性を向上させるための皮膜としても、異常音の発生を防止するための皮膜としても機能する。
上記のように構成された管継手100は、第1の付勢手段500であるコイルスプリング501により上流側排気管200と下流側排気管300とを管軸方向に互いに接近させるように弾力的に付勢した状態で連結するとともに、上流側排気管200に固定された第1の固定フランジ210と下流側排気管300に固定された第2の固定フランジ310との間に設けられた第2の付勢手段600であるトーラス状スプリング601により両管200、300を互いに離間させるように弾力的に付勢しつつ、そのトーラス状スプリング601によって両管200、300の接続部をシールする。そして、トーラス状スプリング601の揺動変形により両管200、300の相対揺動を許容し、コイルスプリング501およびトーラス状スプリング601の伸縮変形により管軸方向における両管200、300の相対移動を許容する。両管200、300が相対的に離間する方向に移動した場合でも、その移動量を吸収するようにトーラス状スプリング601が伸長すなわち、自信の弾性反発力によって管軸方向に形状復帰するため、両固定フランジ210、310とトーラス状スプリング601との間に隙間は生じない。その際、トーラス状スプリング601は、両固定フランジ210、310の形状に倣って自律的に位置決めされて両管200、300に対して相対的に移動可能に同軸的に保持される。
したがって、この管継手100によれば、上流側排気管200と下流側排気管300とを相対揺動可能に接続するとともに、シール性を損なうことなく管軸方向に関しても相対移動可能に両管200、300を接続することが可能である。
また、この管継手100では、トーラス状スプリング601が両固定フランジ210、310の形状に倣って自律的に位置決めされて両管200、300に対して相対的に移動可能に同軸的に保持されるので、トーラス状スプリング601を位置決めするための手段を別途装備する必要がない。したがって、この管継手100によれば、トーラス状スプリング601の構造を複雑化することなく、また部品点数を増大させることなく、高いシール性と高い耐久性とを兼ね備えた管継手を安価に実現できる。
[第2形態例]
図3は本発明にかかる管継手の第2形態例を示す部分断面図である。図1に示した第形態例と共通の構成要素については同じ符号が付けられている。
この管継手110における両固定フランジ210、310間の距離は第1形態例の場合よりも大きい。両固定フランジ210、310間には、第2の付勢手段600として、二つのトーラス状スプリング611、612を重ねた構造の環状のスプリング610が設けられている。このスプリング610は、トーラス状スプリング611、612を両管200、300の接続方向に積装し且つ当該スプリング611、612同士を全周に亘って気密に密着させて接続してなり、第1形態例のスプリング601よりも大きく揺動及び伸縮し得る。
したがって、この管継手110によれば、両固定フランジ210、310間の距離の変動や相対的揺動量が大きい場合でも、十分なシール効果を得ることが可能となる。トーラス状スプリングの積層数は、両固定フランジ210、310間の距離に応じて適宜変更可能である。
[第3形態例]
図4は本発明にかかる管継手の第3形態例を示す部分断面図である。図1に示した第1形態例と共通の構成要素については同じ符号が付けられている。
この管継手120は、上流側排気管200と下流側排気管300とを管軸方向に互いに離間させるように第1の固定フランジ210と第2の固定フランジ310を弾力的に付勢する第3の付勢手段700を備えている。第3の付勢手段700は、コイルスプリング701であり、段付きボルト400を取り巻くようにして両固定フランジ210、310間に設けられている。
この管継手110によれば、第2の付勢手段600であるトーラス状スプリング601の力が不足することがあっても、第3の付勢手段700であるコイルスプリング701の力によってそれを完全に補うことができるので、両管200、300を相対揺動可能に相互に接続するとともに、シール性を損なうことなく管軸方向に関しても相対移動可能に両管200、300を接続することができる。
なお、以上の実施形態例では、外周部に隙間601aを有するスプリング601、610を用いたが、内周部に隙間601aを有するスプリング601、610を用いることも可能である。
[第4形態例]
図5は本発明にかかる管継手の第3形態例を示す部分断面図である。図1に示した第1形態例と共通の構成要素については同じ符号が付けられている。
この管継手130における第2の付勢手段600は、上流側排気管200と下流側排気管300との互いの接続部に対して隙間を持たせて環装される一対の環状のリテーナ621、622と、両リテーナ621,622を管軸方向に互いに離間させるよう付勢するべく両リテーナ621、622間に挟んで適度に圧縮して設けられたコイルスプリング623とを有する。両リテーナ621、622は互いに摺動可能に嵌合し、一方のリテーナ621は第1の固定フランジ210に他方のリテーナ622は第2の固定フランジ310に各々圧接しており、両リテーナ621、622の互いの嵌合部624は皮膜(滑動・緩衝材)602によって全周に亘って気密にシールされている。
また、この管継手120は、両管200、300を管軸方向に互いに離間させるように第1の固定フランジ210と第2の固定フランジ310を弾力的に付勢する第3の付勢手段700を備えている。第3の付勢手段700は、コイルスプリング701であり、段付きボルト400を取り巻くようにして両固定フランジ210、310間に設けられている。
この形態例のように、リテーナ621、622を用いた第2の付勢手段600によっても、両管200、300を相対揺動可能に互いに接続するとともに、シール性を損なうことなく管軸方向に関しても相対移動可能に両管200、300を接続することが可能であるので、相対的揺動方向に発生する振動のみならず、管軸方向に発生する振動をも十分に吸収し軽減することができる。そして、高いシール性と高い耐久性とを兼ね備えた管継手を安価に実現できる。
なお、第2の付勢手段600のコイルスプリング623による付勢力だけで十分であれば、第3の付勢手段700は省略してもよいことはいうまでもない。
[第5形態例]
図6は本発明にかかる管継手の第5形態例を示す部分断面図である。図1に示した第1形態例と共通の構成要素については同じ符号が付けられている。
この管継手140における第2の付勢手段600は、上流側排気管200と下流側排気管300との互いの接続部を取り囲むように設けられた金属製の蛇腹状の環状シール部材631と、両管200、300を管軸方向に互いに離間させるように両固定フランジ210、310を弾力的に付勢するコイルスプリング632とを備えている。コイルスプリング632は、各段付きボルト400を取り巻くようにして両固定フランジ210、310間に設けられている。コイルスプリング632及び環状シール部材631と両固定フランジ210、310との間には、一対の環状のスペーサ板633が設けられている。両スペーサ板633は、両固定フランジ210、310に各々気密に密着している。環状シール部材631は、両スペーサ板633に全周に亘って気密に溶接されている。
上記のように構成された管継手140は、コイルスプリング501により上流側排気管200と下流側排気管300とを管軸方向に互いに接近させるように弾力的に付勢した状態で連結するとともに、上流側排気管200に固定された第1の固定フランジ210と下流側排気管300に固定された第2の固定フランジ310との間に設けられたコイルスプリング632により両管200、300を互いに離間させるように弾力的に付勢しつつ、蛇腹状の環状シール部材631によって両管200、300の接続部をシールする。そして、環状シール部材631の揺動変形により両管200、300の相対揺動を許容し、コイルスプリング501及び632の伸縮変形により管軸方向における両管200、300の相対移動を許容する。両管200、300が相対的に離間する方向に移動した場合でも、環状シール部材631が伸長するため、両固定フランジ210、310と環状シール部材631との間に隙間は生じない。
したがって、この管継手140によれば、両管200、300を相対揺動可能に相互に接続するとともに、シール性を損なうことなく管軸方向に関しても相対移動可能に両管200、300を接続することが可能である。
また、この管継手140では、環状シール部材631がスペーサ板633を介して両固定フランジ210、310に固定されているので、環状シール部材631を位置決めするための手段を別途装備する必要がない。したがって、この管継手140によれば、部品点数を増大させることなく、高いシール性と高い耐久性とを兼ね備えた管継手を安価に実現できる。
なお、以上の実施形態では、両固定フランジ210、310を連結し且つコイルスプリング501、701を支持するために段付きボルト400すなわち、ねじ部よりも胴部が太いボルトを使用しているが、これに代えて段無しボルトすなわち、ねじ部と胴部がほぼ同径のボルトの胴部に段部として機能し得る金属管等を装着した物を使用してもよい。
本発明にかかる管継手の第1形態例を示す部分断面図 図1に示すトーラス状スプリングの断面図 本発明にかかる管継手の第2形態例を示す部分断面図 本発明にかかる管継手の第3形態例を示す部分断面図 本発明にかかる管継手の第4形態例を示す部分断面図 本発明にかかる管継手の第5形態例を示す部分断面図
符号の説明
100 管継手
110 管継手
120 管継手
130 管継手
140 管継手
200 上流側排気管(一方の管)
210 第1の固定フランジ
210a 環状の凹球面
300 下流側排気管(他方の管)
310 第2の固定フランジ
310a 環状の凹球面
400 段付きボルト(ボルト)
500 第1の付勢手段
501 コイルスプリング
600 第2の弾性手段
601 トーラス状スプリング(環状の弾性体、環状のスプリング)
601a 隙間
602 滑動・緩衝材
610 スプリング
611 トーラス状スプリング
612 トーラス状スプリング
621 リテーナ
622 リテーナ
623 コイルスプリング
631 環状シール部材
632 コイルスプリング
700 第3の付勢手段

Claims (5)

  1. 一方の管と他方の管とを相対揺動可能に接続する管継手において、
    前記一方の管の端部外面に全周に亘って気密に密着させて固定され、且つ、周方向に沿って所々にボルト挿通孔を有する第1の固定フランジと、
    前記他方の管の端部外面に全周に亘って気密に密着させて固定され、且つ、周方向に沿ってボルト挿通孔と対向する複数のボルト固定孔を有する第2の固定フランジと、
    ボルト挿通孔に前記一方の管側から揺動および摺動可能に挿入されるとともにその先端部に形成されたねじ部がボルト固定孔に挿通され離脱しないように固定されたボルトと、
    両管を管軸方向に互いに接近させるように第1の固定フランジと第2の固定フランジを弾力的に付勢する第1の付勢手段と、
    両管を管軸方向に互いに離間させるように第1の固定フランジと第2の固定フランジを弾力的に付勢する第2の付勢手段と、を備え、
    第2の付勢手段は、
    環状の弾性体であり、両管の接続部に対して隙間を持たせて環装されるとともに両固定フランジの対向面に全周に亘って気密に且つ摺動可能に圧接しており、両固定フランジの形状に倣って自律的に位置決めされて両管に対して相対的に移動可能に同軸的に保持されていることを特徴とする管継手。
  2. 前記弾性体は、中空構造の環状のスプリングからなり、当該スプリングの外周部または内周部には、両固定フランジ間の距離の変動に追従した当該スプリングの弾性変形を許容すべく全周に亘って隙間が形成されていることを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. 前記弾性体は、
    前記スプリングを両管の接続方向に積装し且つ当該スプリング同士を全周に亘って気密に密着させて接続してなることを特徴とする請求項2記載の管継手。
  4. 第2の付勢手段は、
    両管の接続部に対して隙間を持たせて環装される一対の環状のリテーナと、両リテーナを管軸方向に互いに離間させるよう付勢するべく両リテーナ間に挟んで設けられたスプリングとを有し、
    両リテーナは互いに摺動可能に嵌合し、一方のリテーナは第1の固定フランジに他方のリテーナは第2の固定フランジに各々圧接しており、
    両リテーナの互いの嵌合部は全周に亘って気密にシールされている、ことを特徴とする請求項1記載の管継手。
  5. 第1の付勢手段は、前記段付きボルトを取り巻くようにして設けられたコイルスプリングであることを特徴とする請求項1〜4記載の管継手。
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