WO2007066503A1 - リップタイプシール - Google Patents

Abstract

　第一密封対象流体側に面して開口した凹部を有し、該凹部の内外周に設けた作動部材および固定部材に摺接する第一内周シールリップおよび第一外周シールリップと、第二密封対象流体側に設けた第二内周シールリップとが一体で成形されている樹脂製のリップタイプシールにおいて、第二内周シールリップが強制的に屈曲されていないで、しかもクリープによる締め代の低下を補うことができるシールを提供する。この目的達成のため、第二内周シールリップ１４を第二密封対象流体側Ｂに向かって内周方向に斜行して延び内周側先端部１５が軸２に摺接する板状のリップとし、外周側先端部１６をハウジング３若しくはハウジング３に嵌合される装着部材５に形成されたテーパ面５２に当接させ、内周側先端部１５に内周方向の接触面圧が作用するようにした。

Description

プタイプ

術分野

０００1 、燃料ポンプの としてガソ ン ンジン

ポンプに用 られ、その他の油 ・ ・ 圧機器 般に用 られる ップタイプ に関する。

０００2 ガソ ン ンジンは、近年の ガス 制や燃費 目的として、 ンダ 内に高圧力の 料を直接 射して燃焼さ るものであり、その 圧力の 料を直接 射するために用 られる燃料 ポンプの 性能 に伴 、燃料 ポンプに 用 られる の し なる傾向にある。

０００3 来、この ポンプに用 られる としては、第一 体である ガソ ン等を高圧にしたものを第一 する第一 ップ 、第一 とは の に存在する冷却 目的としたオイ を する第二 ップを一体に備えた ム 性体 オイ が知られて る( 1を参照)。し し、材質が ム 性体であるので、第一 体の による および 応としての 品性が 、 能を充分に満足しな 念があ た 。そのため昨今にお ては、材質に耐圧 、 品性に優れるP 等の樹脂を用 た ップタイプ が広 られるよ にな てきて る。

０００4 来の ップタイプ は、 3に示すよ に、第一 に面し て開口した 筒形状 2を有し、 筒形状 2の 外周に設けた および ウジングに する第一 ッ 3および 一外周 ップ 4と、第二 で軸に面して開口した 5を有し、

5の に設けた板状の 二内周 ップ 6 と、を備えた樹脂により一体で成形されて る 7と、円筒形状 2 に内装されて る 性体 とを備えて る。この 二内周 ップ 6は、 4 に示す に、内周 8を第一 ら第二

( X )に したとき、一点 で示す に 5の 点を支点として矢印 向に大き され、原状 復しょ とする 締 め代が確保されて る。し し、 7は 成形されて るので、第二 内周 ップ 6は、ク プに 下で 性が低下する不具合が あ た。また、第二内周 ップ 6は、 点を支点に屈曲 さ てその して るので 点に応力が集中して 久性が低下するおそれがあ た。更 に、第二内周 ップ 6を大き さ て るので環状 間 の 着 時に 7の わりが安定 ず、 7に外周 9を形成 する必要があり製造 ストが高 なるとの 具合点もあ た。

０００5 1 8 6837 報

発明の

明が解決しよ とする課題

０００6 以上の問題点を解決するために されたものであ て、その 的とすると ころは、第一 に面して開口した 筒形状の を有し、 の 外周に設けた作動部 する第一 ップ 一外周 ップ 、第二 に設けた第二内周 ップとが 一体で成形されて る樹脂 ップタイプ にお て、第二内周 ップ が強制的に屈曲 されることがな 、し も第二内周 ップのク プに 代の低 ことができ、も て 性の低下を防止することができる ップ タイプ を提供することである。

題を解決するための

０００7 的を達成するため、 明の 求の に る ップタイプ は、 作動部 と固定 との間の環 に設置され、第一 に面して 開口した 筒形状の を有し、前記 筒形状 の 外周に設けた前記 動 部 する第一 ップ 一外周 ップ 第一 とは の に位置し

に向 て内周 向に 行して びる 状の 二内周 ップ を一体で えた樹脂 体と、前記 筒形状 に内装されて る 性 体と、を備えた ップタイプ であ て、第一 側 らの 力が作用 したとき前記 二内周 ップの が前記 し は前記 される装着 に形成された 面に当 、前記 動部 して る前記 二内周 ップの に内周 向の が作 用することを特徴とするものである。

明の

０００8 、以下の 果を奏する。

０００9 すなわち、上記 成を備えた 明の 求の の ップタイプ は、第二 内周 ップが第二 に向 て内周 向に 行して びて作 動部 、第二 に大き して な ので、応力 中 する 所がな なり、 ップタイプ の 久性を向上することができる。

００1０ また、第一 側 ら 力が作用したとき、第二内周 ップの が固定 し は固定 される装着 に形成されて る 面に当 、その が作動部 して る内周 に内周 向の として作用することになるので、第二内周 ップのク プによる 代が低下した場合にお ても を確保することができ、安定した 性を 確保することができる。

００11 更に、 ップタイプ を に装着したときに、第二内周 ップが屈 曲して な ので 体の 間 の わりが良 体に外周 を形成する必要がな 、製造 ストを低減することができる。

００12 明の 態に係る ップタイプ の 面図

2 明の 態に係る ップタイプ の 面図

3 に係る ップタイプ の 面図

4 に係る ップタイプ の 着状態の

号の

００13 ップタイプ 22

。

2 3 4 2 ッ

5 6 23 24

2 ( 動部 )

3 ジング( )

4 性体

5

5

52 62

6

P P2 P3 P4 P5

明を実施するための 良の

００14 下に 面を参照して、この 明の 適な実施の 態を例示して説明する。

００15

。 は、 明の 態に係る ップタイプ を高圧 ポンフ 内で往復 する作動部 である 2 固定 である ジング3とで 成された環 状 間に装着した状態を示した 面図である。

００16 ップタイプ は、ガソ ン ンジン ポンプに用 られ、第 一 に存在するガソ ン等の燃料を高圧にしたものを する機 能と、第二 に存在する冷却 目的としたオイ を す る機能とを有して る。

００17 にお て、 ップタイプ は、 と、 に形成さ れた 内装された 性体4とを備えて る。

００18 は、P の により成形されて て、第一 に 面して開口した 筒形状をした を有し、その の 3 する 角形状の 一外周 ップ 2が設けられると共に、内周 2 する 角形状の ップ 3が一体成形により けられて る。

００19 とは の には、第二 に向 て内周 向に 行して びる 状であ て、内周 5が 2 する第二内周 ップ 4が 一体成形に より けられて る。また、第二内周 リップ 4の 6は後述する 装着 5の 5 に形成された 52に するよ にな て る。

００2０ 性体4は、断面 形状の 属製の であ て、 の

に面して開口して る 内装され、第一外周 ップ 2 ップ 3に 向の を付与して る。

００21 ップタイプ より第二 に位置し、 ウジング3の に は 5が して て、その 5の 5 には 第二 に向 て内周 向に 行する 52が形成されて る

００22 て、上記 成の ップタイプ を ウジング3に装着した後に、 2を第一 より しても第二内周 ップ 4が屈曲することがな の で応力 所が発生せず、 ップタイプ の 久性を向上さ ることが可能 となる。

００23 また、第一 ら P が作用すると、第二内周 ップ 4 の 5が 5の 52に 、その 作用による P2 が 2に して る内周 5に内周 向の P3として作用するの で、 有のク プ 性の により第二内周 ップ 4の 代が低下 しても を確保することが可能となる。

００24 更に、第二内周 ップ 4が屈曲して な ので、環状 ップタイプ を装着するとき の わりが良 、 に外周 を設 けることが不要となり、製造 ストを低減することが可能となる。 ００25

2は、 明の 2に係る ップタイプ の 面図である。 ００26 2の ップタイプ は、第一 態と異なり第二 に設 けられて る第二内周 ップ 4の に更に第二外周 ッ 2 が設 けられて る場合である。 、第一 に面して開口した 皿の 他に、更に第二 に面して開口した 筒形状の 22を有 し、その 22の 2 する 状の 二内周 リップ 4が設 けられて る他に、第二内周 23が後述する第二 62に 二 外周 24が ジング3に する 状の 二外周 ッ が設け られて る。

００27 また、 ジング3に する装着 5の 5 には

6 が形成され、その 6 の 外周 、第二内周 ップ 4が する 52の他に、外周 に第二外周 ッ 2 が する第二 62 が形成されて る。

００28 て、 ジング3 2との間の環 に装着された ップタイプ に第 一 ら P が作用すると、第二内周 ップ 4の

6が 5の 52に 、その 作用による P2が 2に して る内周 5に内周 向の P3として作用すると共に、第 二外周 ッ 2 の 二内周 23が 5の 62に 、その 作用による P4が ジング3に して る第二外周

24に外周 向の P5として作用するので、 有のク プ 性の により第二内周 ップ 4 二外周 ッ 2 の 代が低下しても を確保することが可能となる。

００29 なお、本実施 態にお ては、 ジング3に する装着 5に (52

62)が形成されて る場合に て説明したが、装着 5が されて な で ジング3に (52 62)が形成されて る場合であ ても良 。

Claims

求の

動部 と固定 との間の環 に設置され、

第一 に面して開口した 筒形状の を有し、前記 筒形状 の 外周に設けた前記 動部 および する第一 ッ プおよび 一外周 ップ 第一 とは の

に位置し に向 て内周 向に 行して びる 状の 二内周 ップとを一体で えた樹脂 体と、

前記 筒形状 に内装されて る 性体と 備えた ップタイプ であ て 第一 側 らの 力が作用したとき前記 二内周 ップの

が前記 し は前記 される装着 に形成された 面に当 、前記 動部 して る前記 二内周 ップの に内周 向の が作用することを特徴とする ップタイプ 。