JP2010109790A - ファクシミリ通信システム、送信側のファクシミリ装置及び受信側のファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ通信システム、送信側のファクシミリ装置及び受信側のファクシミリ装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】画像の形成に対して受信側のファクシミリ装置にセットされている記憶部付き画像形成媒体が足りないにもかかわらず画像データの送信が実行されることを抑制することが可能なファクシミリ通信システム等を提供する。
【解決手段】ファクシミリ通信システム1は、画像の形成に対して受信側のファクシミリ装置5にセットされている記憶部付き画像形成媒体33Aが足りるかどうかを、前記画像データの送信前に判断するための判断情報を、送信側のファクシミリ装置3から受信側のファクシミリ装置に通知すること、及び、受信側のファクシミリ装置から送信側のファクシミリ装置に通知することの少なくとも一方を実行する通知部7を備える。
【選択図】図3
【解決手段】ファクシミリ通信システム1は、画像の形成に対して受信側のファクシミリ装置5にセットされている記憶部付き画像形成媒体33Aが足りるかどうかを、前記画像データの送信前に判断するための判断情報を、送信側のファクシミリ装置3から受信側のファクシミリ装置に通知すること、及び、受信側のファクシミリ装置から送信側のファクシミリ装置に通知することの少なくとも一方を実行する通知部7を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、ファクシミリ通信システム、送信側のファクシミリ装置及び受信側のファクシミリ装置に関する。
記憶部付き画像形成媒体(RFID(Radio Frequency Identification)付き用紙など)が、例えばファクシミリ通信システムに利用されることがある。例えば、送信側のファクシミリ装置は、RFID付き用紙上の画像、及び、そのRFID内の記憶内容を読み込んで画像データ及びRFID用データとして受信側のファクシミリ装置へ送信する。一方、受信側のファクシミリ装置は、自己にセットされたRFID付き用紙上に、上記画像データに基づき画像を形成し、且つ、RFID内にRFID用データを記憶する(特許文献1参照)。
特開2008−47966公報
ところが、従来の上記構成では、送信側からの画像データに基づく画像の形成に対して受信側のファクシミリ装置にセットされているRFID付き用紙が足りないにもかかわらず、上記画像データを受信側のファクシミリ装置に送信してしまう。このため、例えばファックス通信エラーとして受信側のファックス装置での画像形成処理が停止してしまうなどの問題が生じるおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、画像の形成に対して受信側のファクシミリ装置にセットされている記憶部付き画像形成媒体が足りないにもかかわらず画像データの送信が実行されることを抑制することが可能なファクシミリ通信システム、送信側のファクシミリ装置及び受信側のファクシミリ装置を提供するところにある。
(1)上記の目的を達成するための手段として、本発明に係るファクシミリ通信システムは、画像データを送信する送信側のファクシミリ装置と、前記画像データを受信し、当該画像データに基づく画像を、記憶部付き画像形成媒体上に形成する受信側のファクシミリ装置と、を備えるファクシミリ通信システムであって、前記画像の形成に対して前記受信側のファクシミリ装置にセットされている記憶部付き画像形成媒体が足りるかどうかを、前記画像データの送信前に判断するための判断情報を、前記送信側のファクシミリ装置から前記受信側のファクシミリ装置に通知すること、及び、前記受信側のファクシミリ装置から前記送信側のファクシミリ装置に通知することの少なくとも一方を実行する通知部を備える。
本発明によれば、例えば判断情報が送信側のファクシミリ装置に通知されることにより、送信側のファクシミリ装置側で、画像形成に対して受信側のファクシミリ装置にセットされている記憶部付き画像形成媒体が足りるかどうかを判断できる。そして、足りないという判断結果の場合には、例えば画像データの送信をやめることで、受信側のファクシミリ装置にて記憶部付き画像形成媒体が不足しているにもかかわらず画像データの送信が実行されることを抑制することができる。また、例えば判断情報が受信側のファクシミリ装置に通知されることにより、受信側のファクシミリ装置側で、画像形成に対して記憶部付き画像形成媒体が足りるかどうかを判断できる。そして、足りないという判断結果の場合には、例えば送信側からの画像データの受信を拒否したり、記憶部付き画像形成媒体を補充したりすることで、記憶部付き画像形成媒体が不足しているにもかかわらず画像データの送信が実行されることを抑制することができる。
(2)本発明は、前記判断情報に基づき前記画像形成に対して前記受信側のファクシミリ装置にセットされている記憶部付き画像形成媒体が足りるかどうかを判断する判断部と、前記判断部で前記記憶部付き画像形成媒体が不足すると判断された場合に、前記送信側のファクシミリ装置からの画像データの送信を制限する制限部と、を備えるようにしてもよい。
これによれば、ファクシミリ通信システムによる自動処理により、記憶部付き画像形成媒体が不足しているにもかかわらず画像データの送信が実行されることを抑制することができる。
(3)本発明は、前記判断情報には、前記画像形成に対して前記受信側のファクシミリ装置にセットされている前記記憶部付き画像形成媒体の種類が適合しているかどうかを判断するための情報が含まれ、前記制限部は、前記判断部で前記記憶部付き画像形成媒体が足りると判断された場合であっても、前記記憶部付き画像形成媒体の種類が適合しない場合には前記画像データの送信を制限するようにしてもよい。
これによれば、受信側のファクシミリ装置にセットされた記憶部付き画像形成媒体が足りたとしても、その種類が画像形成に適合していないことにより適切な画像形成がされないことを抑制することができる。
(4)本発明は、前記判断情報が、前記画像全体に対する前記記憶部付き画像形成媒体の必要数、及び、前記受信側のファクシミリ装置での前記記憶部付き画像形成媒体のセット数の少なくとも一方を含んでもよい。
これによれば、画像全体についてまとめて、受信側のファクシミリ装置にセットされている記憶部付き画像形成媒体が足りるかどうかを判断できるため、画像の部分ごとに上記判断を行う場合に比べて効率がよい。
(5)本発明は、前記送信側のファクシミリ装置は、自己にセットされた記憶部付き原稿上に形成された画像を読み取って前記画像データを生成する画像読取部と、前記必要数を、前記画像読取部による読み取り処理の実行により取得する第1取得部と、を備える。
これによれば、ユーザによる作業を要することなく、画像全体に対する記憶部付き画像形成媒体の必要数を、自動で取得することができる。
(6)本発明は、前記送信側のファクシミリ装置が、前記画像が形成された画像形成媒体に記憶部が付されているかどうかを判別する判別部と、
前記必要数を、前記判別部による判別結果に基づき取得する第2取得部と、を備えていてもよい。
前記必要数を、前記判別部による判別結果に基づき取得する第2取得部と、を備えていてもよい。
これによれば、記憶部が付されていない画像形成媒体に対する画像の形成ついては本発明による制御対象から除外することができる。
(7)前記受信側のファクシミリ装置は、前記判断情報、及び、当該判断情報に基づく判断結果の少なくとも一方を報知する報知部を備えてもよい。
これによれば、判断情報や、画像の形成に対して受信側のファクシミリ装置にセットされている記憶部付き画像形成媒体が足りるかどうかの判断結果が、受信側のファクシミリ装置の報知部により報知される。これにより、その報知内容に応じた対応を受信側のユーザに促すことができる。
(8)送信側のファクシミリ装置は、画像データを受信側のファクシミリ装置に送信する送信側のファクシミリ装置であって、前記画像データに基づく画像の形成に対して前記受信側のファクシミリ装置にセットされている記憶部付き画像形成媒体が足りるかどうかを、前記画像データの送信前に判断するための判断情報を、前記受信側のファクシミリ装置に通知する通知部を備える。
(9)受信側のファクシミリ装置は、送信側のファクシミリ装置から画像データを受信し、当該画像データに基づく画像を、記憶部付き画像形成媒体上に形成する受信側のファクシミリ装置であって、前記画像の形成に対して前記受信側のファクシミリ装置にセットされている記憶部付き画像形成媒体が足りるかどうかを、前記送信側のファクシミリ装置が前記画像データを送信する前に判断するための判断情報を、前記送信側のファクシミリ装置に通知する通知部を備える。
本発明によれば、画像の形成に対して受信側のファクシミリ装置にセットされている記憶部付き画像形成媒体が足りないにもかかわらず画像データの送信が実行されることを抑制することが可能である。
本発明の一実施形態について図を参照しつつ説明する。
(ファクシミリ通信システム)
図1は、ファクシミリ通信システム1の全体構成を示すブロック図である。このファクシミリ通信システム1は、少なくともファクシミリ機能を有する2台の複合機3,5(本発明の「ファクシミリ装置」の一例)を含んで構成されている。なお、この2台の複合機3,5は、画像データ(ファクシミリデータ)を相互に送受信可能であるが、以下では説明を簡単にするために、複合機3から画像データを送信し、複合機5にて当該画像データに基づき画像形成(印刷)処理を行うものとする。以下、複合機3を「送信側複合機3」といい、複合機5を「受信側複合機5」ということがある。
(ファクシミリ通信システム)
図1は、ファクシミリ通信システム1の全体構成を示すブロック図である。このファクシミリ通信システム1は、少なくともファクシミリ機能を有する2台の複合機3,5(本発明の「ファクシミリ装置」の一例)を含んで構成されている。なお、この2台の複合機3,5は、画像データ(ファクシミリデータ)を相互に送受信可能であるが、以下では説明を簡単にするために、複合機3から画像データを送信し、複合機5にて当該画像データに基づき画像形成(印刷)処理を行うものとする。以下、複合機3を「送信側複合機3」といい、複合機5を「受信側複合機5」ということがある。
複合機3,5は、少なくともファクシミリ機能を有していれば、ハード上の構成が互いに異なっていてもよい。但し、本実施形態では、説明を簡単にするために、両複合機3,5は、ファクシミリ機能の他、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能等を備え、ハード上の基本構成が互いに共通するものとする。具体的には、複合機3,5は、CPU7、ROM9、RAM11、NVRAM13(不揮発性メモリ)、操作部15、表示部17、画像形成部19、スキャナ部21を備える。ROM9には、後述するファクシミリ通信処理など、この複合機3,5の各種の動作を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU7は、ROM9から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM11またはNVRAM13に記憶させながら各部の制御を行う。操作部15は、複数のボタンを備え、ユーザにより各種の入力操作が可能である。表示部17は、液晶ディスプレイやランプ等を備え、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。
また、複合機3,5は、ネットワークインターフェイス23及びファクシミリインターフェース25を備える。ネットワークインターフェイス23は、ネットワーク回線を介して外部のコンピュータ(図示せず)等に接続され、これにより相互のデータ通信が可能となっている。ファクシミリインターフェース25は、公衆電話網27を介して他のファクシミリ装置に接続され、これにより相互のファクシミリ通信が可能となっている。
更に、複合機3,5は、原稿用の第1RFIDリーダ/ライタ29、シート材用の第2RFIDリーダ/ライタ31及び第3RFIDリーダ/ライタ30を備える。これらについて後で詳述する。
(複合機の構成)
図2は、複合機3,5の内部構成の概要図である。複合機3,5の底部には、被画像形成用のシート材33(例えば用紙など 本発明の「画像形成媒体」の一例)が収納される1又は複数のトレイ(本実施形態では例えば2つのトレイ35,37)が設けられている。なお、上記シート材33には、RFIDタグ39付きのシート材(本発明の「記憶部付き画像形成媒体」の一例 以下、「RFIDシート材33A」という)と、RFIDタグが付いていない通常のシート材(以下、「通常シート材33B」という)とが含まれる。なお、RFIDシート材33Aには、RFIDタグがシート材33に埋設されたものや、RFIDタグがシート材33の表面に付着されたものなどがある。
図2は、複合機3,5の内部構成の概要図である。複合機3,5の底部には、被画像形成用のシート材33(例えば用紙など 本発明の「画像形成媒体」の一例)が収納される1又は複数のトレイ(本実施形態では例えば2つのトレイ35,37)が設けられている。なお、上記シート材33には、RFIDタグ39付きのシート材(本発明の「記憶部付き画像形成媒体」の一例 以下、「RFIDシート材33A」という)と、RFIDタグが付いていない通常のシート材(以下、「通常シート材33B」という)とが含まれる。なお、RFIDシート材33Aには、RFIDタグがシート材33に埋設されたものや、RFIDタグがシート材33の表面に付着されたものなどがある。
上述した第2RFIDリーダ/ライタ31は、各トレイ35,37ごとに設けられている。各第2RFIDリーダ/ライタ31は、図示しないアンテナから電波を発することにより、各トレイ35,37に収納されたRFIDシート材33AのRFIDタグ39との間でデータの無線通信(データの読み取り、書き込み)が可能になっている。また、上記無線通信が成功したシート材33の数から、各トレイ35,37中にセットされているRFIDシート材33Aの数(1枚以上 本発明の「記憶部付き画像形成媒体のセット数」の一例 以下、「RFIDセット枚数」という)を把握することができる。
これらのトレイ35,37に収納されたシート材33は、ピックアップローラ41によって1枚ずつ取り出されてレジストレーションローラ43,43へと搬送される。レジストレーションローラ43,43は、搬送されてきたシート材33の姿勢を整えつつ所定のタイミングで搬送ベルト45上に送り出す。送り出されたシート材33は、搬送ベルト45によって搬送されつつ、画像形成部19により、例えばファクシミリ通信により受信した画像データに基づく画像(モノクロ画像、カラー画像)が形成される。画像が形成されたシート材33は、定着器の加熱ローラ47及び押圧ローラ49の間に挟まれつつ熱定着され、排出トレイ51上へと排出される。
上述した第3RFIDリーダ/ライタ30は、例えば各トレイ35,37と排出トレイ51との間のシート材33の搬送経路付近(図2では定着器の下流側)に設けられている。第3RFIDリーダ/ライタ30は、定着器を通過した原稿55がRFIDシート材33Aであれば、そのRFIDタグ39との間で無線通信によりデータのやり取りを行うことができる。
排出トレイ51の上方には、原稿読取ユニット53が設けられている。この原稿読取ユニット53は、原稿55がセットされる原稿トレイ57が設けられている。原稿55には、RFIDシート材33Aの表面上に原稿画像が形成されたものと、通常シート材33Bの表面上に原稿画像が形成されたものとが含まれる。原稿トレイ57にセットされた原稿55は、図示しない送り機構によってスキャナ部59の読取領域内に搬送され、その後、原稿排出トレイ61に排出される。スキャナ部59(本発明の「画像読取部」の一例)は搬送中の原稿55から原稿画像を読み取って画像データを生成し、CPU7へと送信する。
前述の原稿用の第1RFIDリーダ/ライタ29は、例えば原稿トレイ57とスキャナ部59の読取領域との間における搬送経路付近に設けられている。第1RFIDリーダ/ライタ29は、搬送中の原稿55がRFIDシート材33Aであれば、そのRFIDタグ39との間で無線通信によりデータのやり取りを行うことができる。
(ファクシミリ通信処理)
図3はファクシミリ通信の動作シーケンスを示す図であり、図4は送信側複合機3の処理を示すフローチャートであり、図5は受信側複合機5の処理を示すフローチャートである。この処理を実行することにより、原稿画像の形成に対して受信側複合機5にセットされているRFIDシート材33Aが足りないにもかかわらず画像データの送信が実行されることを抑制することが可能になる。なお、各図中の括弧つき数字は、次述する各段階の番号を示す。
図3はファクシミリ通信の動作シーケンスを示す図であり、図4は送信側複合機3の処理を示すフローチャートであり、図5は受信側複合機5の処理を示すフローチャートである。この処理を実行することにより、原稿画像の形成に対して受信側複合機5にセットされているRFIDシート材33Aが足りないにもかかわらず画像データの送信が実行されることを抑制することが可能になる。なお、各図中の括弧つき数字は、次述する各段階の番号を示す。
まず、送信側のユーザは、送信側複合機3の原稿トレイ57上に例えば複数頁の原稿55をセットし、操作部15でファクシミリ送信を指示する操作をする。なお、複数頁の原稿55には、RFIDシート材33Aと通常シート材33Bとが混在し得る。送信側複合機3のCPU7は、この操作に基づき図4に示す処理を実行する。
(1)原稿読取段階
送信側複合機3のCPU7は、S1で全頁の原稿55をスキャナ部21の読取領域に連続的に送りつつ、当該スキャナ部21にて生成された全頁分の原稿画像データを取得し、例えばNVRAM13のバッファ領域に一時的に格納する。
送信側複合機3のCPU7は、S1で全頁の原稿55をスキャナ部21の読取領域に連続的に送りつつ、当該スキャナ部21にて生成された全頁分の原稿画像データを取得し、例えばNVRAM13のバッファ領域に一時的に格納する。
更に、送信側複合機3のCPU7は、この原稿画像の読み取り過程で、RFIDデータ及びRFID必要枚数を取得する。このRFID必要枚数(本発明の「記憶部付き画像形成媒体の必要数」の一例)は、全頁の原稿55中に含まれるRFIDシート材33Aの枚数である。RFIDデータには、例えば、各RFIDシート材33Aを識別するための固有情報(シリアル番号など)、送信者識別情報など、識別・追跡・照合のいずれかが可能な情報が含まれることが多い。また、本実施形態では、RFIDデータには、シート材33のサイズ、厚み、材質、色などのうち少なくとも1つを含むシート種類(本発明の「画像形成媒体の種類」の一例)の情報が含まれている。
具体的には、送信側複合機3のCPU7は、第1RFIDリーダ/ライタ29を利用して、各頁の原稿55に対してRFIDタグ39からRFIDデータを読み取ることを試みる。RFIDシート材33Aの頁であれば、RFIDデータを読み取ることができる。このRFIDデータの読み取りの可否に基づき当該頁がRFIDシート材33Aなのか、通常シート材33Bなのかを判別することができる。そして、この判別結果から上記RFID必要枚数を取得する。このとき送信側複合機3のCPU7は本発明の「判別部、第1取得部、第2取得部」として機能する。これにより、ユーザによる作業を要することなく、RFID必要枚数を、自動で取得することができる。そして、回線接続段階に移行する。
(2)回線接続段階
回線接続段階では、送信側複合機3と受信側複合機5との間の回線を接続するための回線接続処理(図4のS3、図5のS31)が実行される。具体的には、図3に示すように、送信側複合機3のCPU7が、CNG(発呼)信号を、ファクシミリインターフェース25を介して交換機(図示せず)に送信し、交換機が受信側複合機5を呼び出す。受信側複合機5のCPU7は、この呼び出しに対してCED(応答)信号を、ファクシミリインターフェース25を介して交換機に返信する。そして、通信準備段階(ネゴシエーション)に移行する。
回線接続段階では、送信側複合機3と受信側複合機5との間の回線を接続するための回線接続処理(図4のS3、図5のS31)が実行される。具体的には、図3に示すように、送信側複合機3のCPU7が、CNG(発呼)信号を、ファクシミリインターフェース25を介して交換機(図示せず)に送信し、交換機が受信側複合機5を呼び出す。受信側複合機5のCPU7は、この呼び出しに対してCED(応答)信号を、ファクシミリインターフェース25を介して交換機に返信する。そして、通信準備段階(ネゴシエーション)に移行する。
(3)通信準備段階
通信準備段階では、送信側複合機3と受信側複合機5との間で実行するファクシミリ通信の通信能力決定処理(図4のS5、図5のS33)を行う。具体的には、図3に示すように、受信側複合機5のCPU7は、NSF信号、CSI信号、DIS信号を送信側複合機3に送信する。NSF信号は、非標準機能識別信号であり、独自の通信能力(例えば通信方式、通信速度や圧縮方式)やその他の情報を自由に設定することができる。CSI信号は被呼端末識別信号であり、DIS信号は、予め定められた標準規格のなかで受信側複合機5が対応可能な通信能力を通知するためのデジタル命令信号である。
通信準備段階では、送信側複合機3と受信側複合機5との間で実行するファクシミリ通信の通信能力決定処理(図4のS5、図5のS33)を行う。具体的には、図3に示すように、受信側複合機5のCPU7は、NSF信号、CSI信号、DIS信号を送信側複合機3に送信する。NSF信号は、非標準機能識別信号であり、独自の通信能力(例えば通信方式、通信速度や圧縮方式)やその他の情報を自由に設定することができる。CSI信号は被呼端末識別信号であり、DIS信号は、予め定められた標準規格のなかで受信側複合機5が対応可能な通信能力を通知するためのデジタル命令信号である。
これに対して、送信側複合機3のCPU7は、S5で、上記DIS信号に基づき、受信側複合機5が対応可能な通信能力のなかから今回使用する通信能力を決定する。そして、S7で、上記原稿読取段階で取得したRFID必要枚数がゼロでないかどうか、即ち、上記原稿55にRFIDシート材33Aの頁が含まれているかどうかを判断し、RFIDシート材33Aが含まれていれば(S7:YES)、S9で、決定した通信能力、及び、セット枚数要求コマンドを受信側複合機5に返信する。このセット枚数要求コマンドは、受信側複合機5にそのRFIDセット枚数を通知してもらうことを要求するためのコマンドである。具体的には、図3に示すように、NSS信号、TSI信号、DCS信号、TCF信号を受信側複合機5に返信する。
NSS信号は非標準機能識別信号であり、送信側複合機3のCPU7は、当該NSS信号に上記セット枚数要求コマンドを設定して返信する。TSI信号は送信端末識別信号であり、DCS信号は、送信側で決定した通信能力を通知するためのデジタル命令信号である。TCF信号はトレーニング信号であり、受信側複合機5のCPU7は、このTCF信号を受信すると、正常に受信したことを通知するためのCFR信号を送信側複合機3に送信する。これにより通信能力が確定し、RFID必要枚数送受信段階に移行する。
一方、S7で、送信側複合機3のCPU7は、原稿55にRFIDシート材33Aの頁が含まれていなければ(NO)、S25で、セット枚数要求コマンドを設定せずに、NSS信号、TSI信号、DCS信号、TCF信号を受信側複合機5に返信する。
(4)RFID必要枚数送受信段階
送信側複合機3のCPU7は、上記CFR信号を受信したことを確認すると、S11で、上記原稿読取段階で取得したRFID必要枚数、及び、送信側のシート種類の情報と、通信能力再決定コマンドとを受信側複合機5に送信する。具体的には、図3に示すように、RFID必要枚数、及び、送信側のシート種類が含まれるデータ信号、通信能力再決定コマンドであるEOM信号を送信する。
送信側複合機3のCPU7は、上記CFR信号を受信したことを確認すると、S11で、上記原稿読取段階で取得したRFID必要枚数、及び、送信側のシート種類の情報と、通信能力再決定コマンドとを受信側複合機5に送信する。具体的には、図3に示すように、RFID必要枚数、及び、送信側のシート種類が含まれるデータ信号、通信能力再決定コマンドであるEOM信号を送信する。
一方、原稿55にRFIDシート材33Aの頁が含まれていない場合には(S7:NO)、S25の処理後、S27でRFID必要枚数及びシート種類の代わりに、上記原稿読取段階で取得した原稿画像データをデータ信号に含めて受信側複合機5に送信し、S21に進む。
受信側複合機5のCPU7は、S35で、上記通信能力決定処理でセット枚数要求コマンドを受けたかどうかを判断する。セット枚数要求コマンドを受けていれば(S35:YES)、S37で、RFID必要枚数、及び、送信側のシート種類を受信する。
更に、そのRFID必要枚数、及び、送信側のシート種類を外部に報知する。本実施形態では表示部17に表示させるが、その他の報知方法としては、例えば音声、信号などの外部出力がある。また、受信側複合機5のCPU7が、RFID必要枚数とRFIDセット枚数とから、上記原稿画像の形成に対して受信側複合機5にセットされたRFIDシート材33Aが足りるかどうか(以下、単に「RFID画像形成が可能かどうか」ということがある)を判断し、その判断結果(不足の有無、不足枚数など)を報知してもよい。このとき、受信側複合機5のCPU7は本発明の「判断部」として機能する。
これらの報知により、受信側のユーザに、RFID画像形成を可能とするために、どのようなシート種類のRFIDシート材33Aが何枚必要かを知らせて、万一足りなければ、当該RFIDシート材33Aを補充するなどの対応を促すことができる。
このように、RFID必要枚数は、RFID画像形成が可能かどうかを、受信側で判断するために利用できる情報であり、本発明の「判断情報」の一例である。また、このRFID必要枚数を送信(図4のS11)する送信側複合機3のCPU7は本発明の「通知部」として機能する。
(5)通信能力再決定段階
次に、受信側複合機5のCPU7は、S39で上記EOM信号に従って通信能力再決定処理を実行する。具体的には、図3に示すように、MCF信号、NSF信号、CSI信号、DIS信号を送信側複合機3に送信する。なお、MCF信号は、上記原稿画像データを正常に受信したことを送信側複合機3に通知するための信号である。
次に、受信側複合機5のCPU7は、S39で上記EOM信号に従って通信能力再決定処理を実行する。具体的には、図3に示すように、MCF信号、NSF信号、CSI信号、DIS信号を送信側複合機3に送信する。なお、MCF信号は、上記原稿画像データを正常に受信したことを送信側複合機3に通知するための信号である。
これに対して、送信側複合機3のCPU7は、S13で、上記DIS信号に基づき、受信側複合機5が対応可能な通信能力のなかから、送信側複合機3が対応可能な通信能力を選択する。そして、図3に示すように、NSC信号、CIG信号、DTC信号を受信側複合機5に返信する。NSC信号は非標準機能識別信号であり、CIG信号は送信端末識別信号であり、DTC信号は、送信側複合機3が対応可能な上記通信能力を通知するためのデジタル命令信号である。受信側複合機5のCPU7は、上記DTC信号に基づき最も高い通信能力を決定する。そして、セット枚数通知段階に移行する。
(6)セット枚数通知段階
セット枚数通知段階では、受信側複合機5が、上記RFIDセット枚数、及び、受信側複合機5にセットされたRFIDシート材33Aのシート種類を送信側複合機3に通知する。なお、このシート種類は、例えば、トレイ35(37)内のRFIDシート材33AのRFIDタグ39に書き込まれている情報を第2RFIDリーダ/ライタ31で読み取ることにより得ることができる。
セット枚数通知段階では、受信側複合機5が、上記RFIDセット枚数、及び、受信側複合機5にセットされたRFIDシート材33Aのシート種類を送信側複合機3に通知する。なお、このシート種類は、例えば、トレイ35(37)内のRFIDシート材33AのRFIDタグ39に書き込まれている情報を第2RFIDリーダ/ライタ31で読み取ることにより得ることができる。
具体的には、図3に示すように、受信側複合機5のCPU7は、NSS信号、TSI信号、DCS信号、TCF信号を送信側複合機3に送信する。NSS信号には、RFIDセット枚数、及び、受信側のシート種類の情報を後続のデータ信号に設定することを送信側複合機3に予告する情報(セット枚数送信予告)が設定されている。また、DCS信号は、受信側複合機5が決定した上記通信能力を送信側複合機3に通知するために利用される。受信側複合機5のCPU7は、送信側複合機3からCFR信号が返信されると、RFIDセット枚数、及び、受信側のシート種類を設定したデータ信号、EOP信号を送信側複合機3に送信する。そして、送信側複合機3のCPU7が、S15で上記データ信号を受信すると、判断段階に移行する。
(7)判断段階
判断段階では、送信側複合機3のCPU7が、S17で、RFID画像形成が可能かどうかを判断する。このとき、送信側複合機3のCPU7は本発明の「判断部」として機能する。具体的には、受信したRFIDセット枚数及び受信側のシート種類と、RFID必要枚数及び送信側のシート種類とを照合することにより判断する。
判断段階では、送信側複合機3のCPU7が、S17で、RFID画像形成が可能かどうかを判断する。このとき、送信側複合機3のCPU7は本発明の「判断部」として機能する。具体的には、受信したRFIDセット枚数及び受信側のシート種類と、RFID必要枚数及び送信側のシート種類とを照合することにより判断する。
その結果、RFID画像形成が不能、即ち、上記原稿画像の形成に対して受信側複合機5にセットされたRFIDシート材33Aが不足であると判断すると(S17:NO)、全頁分の原稿画像データ及びRFIDデータを送信せずに、S23でエラー報知処理を行い、S21に進む。このとき送信側複合機3のCPU7は「制限部」として機能する。具体的には、受信側複合機5でRFIDシート材33Aが不足するエラーが発生することを、S37と同様、送信側複合機3の表示部17に表示させるなど、外部に報知する。また、RFIDセット枚数、受信側のシート種類も報知してもよい。
これらの報知により、送信側のユーザに、RFID画像形成を可能とするために、受信側複合機5において、どのようなシート種類のRFIDシート材33Aが何枚不足するかを知らせることができる。そして、送信側のユーザに、ファクシミリ送信を中止したり、上記エラー情報を受信側に電話やメール等で伝えたりするなどの対応を促すことができる。
このように、RFIDセット枚数は、RFID画像形成が可能かどうかを、送信側で判断するために利用できる情報であり、本発明の「判断情報」の一例である。また、このRFIDセット枚数を送信(図5のS41)する受信側複合機5のCPU7は本発明の「通知部」として機能する。
(8)原稿画像データ送受信段階
送信側複合機3のCPU7は、S17で、RFID画像形成が可能であると判断された場合(S17:YES)、S19で、上記原稿読取段階で取得した原稿画像データ及びRFIDデータを受信側複合機5に送信する。具体的には、図3で省略されているが、S13と同様の通信能力再決定処理を行って、原稿画像データ等の送信に適した高速の通信能力に変更し、原稿画像データ等を受信側複合機5に送信する。
送信側複合機3のCPU7は、S17で、RFID画像形成が可能であると判断された場合(S17:YES)、S19で、上記原稿読取段階で取得した原稿画像データ及びRFIDデータを受信側複合機5に送信する。具体的には、図3で省略されているが、S13と同様の通信能力再決定処理を行って、原稿画像データ等の送信に適した高速の通信能力に変更し、原稿画像データ等を受信側複合機5に送信する。
受信側複合機5のCPU7は、原稿画像データ及びRFIDデータを受信すると、S43で、最上位にセットされたRFIDシート材33Aをトレイ35(37)から画像形成部19へと搬送させて、当該画像形成部により当該RFIDシート材33Aに原稿画像を形成する。その後、第3RFIDリーダ/ライタ30を利用して、当該RFIDシート材33AのRFIDタグ39にRFIDデータを書き込む。そして、そのRFIDシート材33Aを搬送させて、画像形成部19により、原稿画像データに基づき原稿画像を形成させて、回線切断処理に移行する。
なお、上記エラー報知(図4のS23)において、上記原稿画像データの代わりに、エラー情報を受信側複合機5に送信して報知させるようにしてもよい。これは、受信側複合機5が、RFID画像形成が可能かどうかの判断機能を有しない場合に特に有効である。
なお、受信側複合機5のCPU7は、図5のS35で、セット枚数要求コマンドを受けていなければ(S35:NO)、S47で原稿画像データだけを受信し、画像形成部19にシート材33に原稿画像を形成させる。
(9)回線切断段階
回線切断段階では、送信側複合機3からMCE信号が送信され、受信側複合機5からDCN信号を返信することで回線が切断され、本ファクシミリ通信処理が終了する。
回線切断段階では、送信側複合機3からMCE信号が送信され、受信側複合機5からDCN信号を返信することで回線が切断され、本ファクシミリ通信処理が終了する。
(本実施形態の効果)
(1)本実施形態によれば、例えばRFIDセット枚数等が送信側複合機3に通知されることにより、RFID画像形成に対して受信側複合機5にセットされているRFIDシート材33Aが足りるかどうかを、送信側で判断できる。そして、足りないという判断結果の場合には、例えば原稿画像データの送信をやめることで、受信側複合機5にてRFIDシート材33Aが不足するにもかかわらず原稿画像データの送信が実行されることを抑制することができる。
(1)本実施形態によれば、例えばRFIDセット枚数等が送信側複合機3に通知されることにより、RFID画像形成に対して受信側複合機5にセットされているRFIDシート材33Aが足りるかどうかを、送信側で判断できる。そして、足りないという判断結果の場合には、例えば原稿画像データの送信をやめることで、受信側複合機5にてRFIDシート材33Aが不足するにもかかわらず原稿画像データの送信が実行されることを抑制することができる。
また、例えばRFID必要枚数等が受信側複合機5に通知されることにより、RFID画像形成に対してRFIDシート材33Aが足りるかどうかを、受信側で判断できる。そして、足りないという判断結果の場合には、例えば送信側からの原稿画像データの受信を拒否したり、RFIDシート材33Aを補充したりすることで、RFIDシート材33Aが不足しているにもかかわらず原稿画像データの送信が実行されることを抑制することができる。
(2)送信側複合機3のCPU7は、受信したRFIDセット枚数と、RFID必要枚数とを照合することにより、RFID画像形成が可能かどうかを自動で判断する(S17)。これにより、RFIDシート材33Aが不足するにもかかわらず原稿画像データの送信が実行されることを、より確実に抑制することができる。
(3)また、上記判断において、送信側と受信側のシート種類をも照合する(S17)。従って、受信側複合機5にセットされたRFIDシート材33Aが足りたとしても、そのシート種類が画像形成に適合していないことにより適切な画像形成がされないことを抑制することができる。
(4)送信側複合機3のCPU7は、原稿読取段階において、第1RFIDリーダ/ライタ29を利用して、原稿55の各頁がRFIDシート材33Aなのか、通常シート材33Bなのかを判別し、その判別結果により、通常シート材33Bを除外した枚数を、RFID必要枚数とする。従って、RFIDシート材33Aの不足をより正確に把握することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。特に、各実施形態の構成要素のうち、最上位の発明の構成要素以外の構成要素は、付加的な要素なので適宜省略可能である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。特に、各実施形態の構成要素のうち、最上位の発明の構成要素以外の構成要素は、付加的な要素なので適宜省略可能である。
(1)上記実施形態では、送信側複合機3にてRFIDデータを原稿55から読み取って受信側複合機5に送信する構成としたが、本発明はこれに限られない。送信側複合機3において当該送信側複合機3が独自に生成するデータを、RFIDデータとして送信してもよい。また、送信側複合機3が、RFIDデータを送信せずにその書き込み指令を送信し、受信側複合機5はその書き込み指令を受けた場合に自己が生成したデータを、RFIDデータとしてRFIDシート材33AのRFIDタグ39に書き込むようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、第1RFIDリーダ/ライタ29によるRFIDデータの読取の有無により、各頁がRFIDシート材33Aかどうかを判別し、その判別結果に基づきRFID必要枚数を取得したが、本発明はこれに限られない。第1RFIDリーダ/ライタ29を利用せずに、スキャナ部21による原稿読取段階で、単に原稿の頁数をカウントし、これをRFID必要枚数としてもよい。但し、上記実施形態の構成であれば、通常シート材33Bの枚数を除外して、RFID画像形成が可能かどうかをより正確に判断することができる。
(3)上記実施形態では、RFID画像形成が不能の場合(S17:NO)、全頁分の原稿画像データ及びRFIDデータを送信しないようにしたが、本発明の「制限部」はこれに限られない。例えばRFIDセット枚数分だけの原稿画像データ等は受信側複合機5に送信するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、RFID画像形成が可能かどうかを、送信側複合機3で行ったが、本発明はこれに限られない。例えば受信側複合機5でのみ判断し、その判断結果を送信側複合機3に返信するようにしてもよい。この場合、例えば、図3において、通信準備段階でセット枚数要求コマンドではなく、判断結果要求コマンドを送信し、セット枚数通知段階でRFIDセット枚数ではなく、判断結果を送信側複合機3に返信すればよい。
(5)上記実施形態では、複数頁の原稿画像を連続的に読み取って全頁分の原稿画像データをまとめて受信側複合機5に送信する、いわゆるメモリ送信を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。複数頁の原稿画像を、1頁分ずつ読み取って1頁ごとの原稿画像データを送信する、いわゆるリアルタイム送信(直接送信)でも本発明を適用することができる。
この場合、送信側について、図4において、まず回線接続処理(S3)を実行し、その後に、1頁分の原稿読取(S1)を実行し、当該1頁分の原稿についてS5からS27(S21を除く)までの処理を繰り返し実行する。この場合、S9ではセット枚数要求コマンドではなく、受信側にRFIDシート材33Aが少なくとも1枚あるかどうかを通知してもらうためのRFID有無要求コマンドを送信する。また、S11ではRFID必要枚数を送信しない。そして、S15で受信側複合機5から、RFIDセット枚数ではなくRFID有無情報を受信する。そして、全頁の原稿55についてS1、S5〜S27(S21を除く)までの処理を実行した後に、回線切断処理(S21)に移行する。
受信側については、図5において、回線接続処理(S31)の後、1頁分の原稿画像データごとに、S33〜S47(S45を除く)の処理を繰り返し実行する。この場合、S35では上記RFID有無要求コマンドを受信したかどうかを判断し、S37ではRFID必要枚数は受信しない。S41ではRFID有無情報を通知する。そして、全頁の原稿55について上記処理を実行した後に、回線切断処理(S45)に移行する。
このように、リアル送信では、RFID必要枚数やRFIDセット枚数を把握することなく、各頁の原稿画像の形成に対してRFIDシート材33Aが1枚あるかどうかの情報(RFID有無情報)を、本発明の「判断情報」とすることができる。
1...ファクシミリ通信システム
3,5...複合機(ファクシミリ装置)
7...送信側複合機のCPU(判別部、判断部、第1取得部、第2取得部、制限部)
7...受信側複合機のCPU(通知部、判断部)
21...スキャナ部(画像読取部)
33...シート材(画像形成媒体)
33A...RFIDシート材(記憶部付き画像形成媒体)
39...RFIDタグ(記憶部)
3,5...複合機(ファクシミリ装置)
7...送信側複合機のCPU(判別部、判断部、第1取得部、第2取得部、制限部)
7...受信側複合機のCPU(通知部、判断部)
21...スキャナ部(画像読取部)
33...シート材(画像形成媒体)
33A...RFIDシート材(記憶部付き画像形成媒体)
39...RFIDタグ(記憶部)
Claims (9)
- 画像データを送信する送信側のファクシミリ装置と、
前記画像データを受信し、当該画像データに基づく画像を、記憶部付き画像形成媒体上に形成する受信側のファクシミリ装置と、を備えるファクシミリ通信システムであって、
前記画像の形成に対して前記受信側のファクシミリ装置にセットされている記憶部付き画像形成媒体が足りるかどうかを、前記画像データの送信前に判断するための判断情報を、前記送信側のファクシミリ装置から前記受信側のファクシミリ装置に通知すること、及び、前記受信側のファクシミリ装置から前記送信側のファクシミリ装置に通知することの少なくとも一方を実行する通知部を備えるファクシミリ通信システム。 - 請求項1記載のファクシミリ通信システムであって、
前記判断情報に基づき前記画像形成に対して前記受信側のファクシミリ装置にセットされている記憶部付き画像形成媒体が足りるかどうかを判断する判断部と、
前記判断部で前記記憶部付き画像形成媒体が不足すると判断された場合に、前記送信側のファクシミリ装置からの画像データの送信を制限する制限部と、を備える。 - 請求項2に記載のファクシミリ通信システムであって、
前記判断情報には、前記画像形成に対して前記受信側のファクシミリ装置にセットされている前記記憶部付き画像形成媒体の種類が適合しているかどうかを判断するための情報が含まれ、
前記制限部は、前記判断部で前記記憶部付き画像形成媒体が足りると判断された場合であっても、前記記憶部付き画像形成媒体の種類が適合しない場合には前記画像データの送信を制限する。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載のファクシミリ通信システムであって、
前記判断情報は、前記画像全体に対する前記記憶部付き画像形成媒体の必要数、及び、前記受信側のファクシミリ装置での前記記憶部付き画像形成媒体のセット数の少なくとも一方を含む。 - 請求項4に記載のファクシミリ通信システムであって、
前記送信側のファクシミリ装置は、自己にセットされた記憶部付き原稿上に形成された画像を読み取って前記画像データを生成する画像読取部と、
前記必要数を、前記画像読取部による読み取り処理の実行により取得する第1取得部と、を備える。 - 請求項4または5に記載のファクシミリ通信システムであって、
前記送信側のファクシミリ装置は、前記画像が形成された画像形成媒体に記憶部が付されているかどうかを判別する判別部と、
前記必要数を、前記判別部による判別結果に基づき取得する第2取得部と、を備える。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載のファクシミリ通信システムであって、
前記受信側のファクシミリ装置は、前記判断情報、及び、当該判断情報に基づく判断結果の少なくとも一方を報知する報知部を備える。 - 画像データを受信側のファクシミリ装置に送信する送信側のファクシミリ装置であって、
前記画像データに基づく画像の形成に対して前記受信側のファクシミリ装置にセットされている記憶部付き画像形成媒体が足りるかどうかを、前記画像データの送信前に判断するための判断情報を、前記受信側のファクシミリ装置に通知する通知部を備える送信側のファクシミリ装置。 - 送信側のファクシミリ装置から画像データを受信し、当該画像データに基づく画像を、記憶部付き画像形成媒体上に形成する受信側のファクシミリ装置であって、
前記画像の形成に対して前記受信側のファクシミリ装置にセットされている記憶部付き画像形成媒体が足りるかどうかを、前記送信側のファクシミリ装置が前記画像データを送信する前に判断するための判断情報を、前記送信側のファクシミリ装置に通知する通知部を備える受信側のファクシミリ装置。
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JP2008280735A JP2010109790A (ja) | 2008-10-31 | 2008-10-31 | ファクシミリ通信システム、送信側のファクシミリ装置及び受信側のファクシミリ装置 |
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2008
- 2008-10-31 JP JP2008280735A patent/JP2010109790A/ja active Pending
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