JPH08317172A - ファクシミリ通信方法 - Google Patents

ファクシミリ通信方法

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JPH08317172A
JPH08317172A JP7145331A JP14533195A JPH08317172A JP H08317172 A JPH08317172 A JP H08317172A JP 7145331 A JP7145331 A JP 7145331A JP 14533195 A JP14533195 A JP 14533195A JP H08317172 A JPH08317172 A JP H08317172A
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Japan
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transmission
facsimile
mode
signal
side facsimile
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JP7145331A
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English (en)
Inventor
Takahiro Kato
毅博 加藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信側ファクシミリ装置における原稿の受け
渡し時の作業の繁雑さを軽減することができるファクシ
ミリ通信方法を提供する。 【構成】 複合機22から送出されたNSF信号のFI
Fに設定されているメーカーコードと排紙方式とが判別
されると共に(ステップS46,48)、送信原稿の入
力経路が判別される(ステップS49)。そして、これ
らの判別結果に基づいて、送信側ファクシミリ装置の送
信モードとして、送信原稿を入力されたままのページ順
番で送信する正順送信モード(ステップS411,S4
13)又は送信原稿が入力されたときのページ順番を逆
にして送信する逆順送信モードが設定される(ステップ
S412,S414)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信側ファクシミリ装
置及び送信側ファクシミリ装置によりファクシミリ通信
を行うファクシミリ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置又は複写装置等
のOA機器にファクシミリ機能を設けてなる複合機によ
れば、ファクシミリ装置又は複写装置の原稿台に載せら
れた送信原稿を、自動給紙装置(ADF)等の機能によ
り所定の順番で読み込み、読み込んだ送信原稿を直接受
信側ファクシミリ装置に送信する手法、又は、読み込ん
だ送信原稿を一旦メモリに記憶した後、記憶した送信原
稿を記憶した順番で受信側ファクシミリ装置に送信する
という手法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した手法によれ
ば、例えば受信側ファクシミリ装置が、印刷面を下に
(フェースダウン)して受信原稿を排紙トレイに排紙
し、続くページの受信原稿をその上に重ねるという排紙
機構を有する場合は、排紙された受信原稿のページ順番
は、送信側ファクシミリ装置の原稿台に載せられた送信
原稿のページ順番が保たれる。
【0004】しかしながら、全てのファクシミリ装置が
上述した排紙機構を備えているわけではなく、機能を簡
素化した普及クラスのファクシミリ装置に多く見られる
ように、受信側ファクシミリ装置が、受信原稿の印刷面
を上(フェースアップ)にして排紙する排紙機構を有す
る場合は、排紙された受信原稿のページ順番が送信側フ
ァクシミリ装置の原稿台に載せられた送信原稿のページ
順番とは逆になってしまう。そのため、受信側ファクシ
ミリ装置のオペレータは、受信原稿の内容を確認しなが
ら又は受信原稿に記載されたページ番号を確認しながら
排紙された受信原稿を正しいページ順番になるように並
べ直さなければならず、原稿の受け渡し時の作業が繁雑
になるという問題点があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、受信側ファクシミリ装置における原稿の
受け渡し時の作業の繁雑さを軽減することができるファ
クシミリ通信方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のファクシミリ通信方法は、受信側ファク
シミリ装置及び送信側ファクシミリ装置によりファクシ
ミリ通信を行うファクシミリ通信方法であって、前記受
信側ファクシミリ装置において、当該受信側ファクシミ
リ装置固有のメーカーコード及び排紙方式を参照してN
SF信号をバイナリ信号として送出し、前記送信側ファ
クシミリ装置において、前記受信側ファクシミリ装置か
ら送出されたNSF信号からメーカーコード及び排紙方
式を抽出し、当該送信側ファクシミリ装置の送信原稿の
入力経路を判別し、前記抽出されたメーカーコード及び
排紙方式と前記判別された入力経路とに基づいて送信モ
ードを設定し、前記設定された送信モードによって前記
送信原稿を送出することを特徴とする。
【0007】また、受信側ファクシミリ装置及び送信側
ファクシミリ装置によりファクシミリ通信を行うファク
シミリ通信方法であって、前記受信側ファクシミリ装置
において、当該受信側ファクシミリ装置固有のメーカー
コード及び排紙方式を設定し、前記設定されたメーカー
コード及び排紙方式を参照してNSF信号を作成し、前
記作成されたNSF信号及びDIS信号をバイナリ信号
として送出し、前記送信側ファクシミリ装置において、
前記受信側ファクシミリ装置から送出されたバイナリ信
号を検出し、前記検出されたバイナリ信号にDIS信号
が含まれている場合に、前記NSF信号から前記メーカ
ーコードを抽出し、前記抽出されたメーカーコードが示
すメーカーが当該送信側ファクシミリ装置と同じメーカ
ーである場合に、前記NSF信号から排紙方式を抽出
し、当該送信側ファクシミリ装置の送信原稿の入力経路
を判別し、前記抽出された排紙方式と前記判別された当
該送信原稿の入力経路とに基づいて送信モードを設定
し、前記設定された送信モードによって前記送信原稿を
送出することを特徴とする。
【0008】また、前記送信側ファクシミリ装置は、外
部に接続された情報処理装置からデータ転送される送信
原稿を送信可能であり、前記情報処理装置において、オ
ペレータの指定に応じて正順出力モード及び逆順出力モ
ードのいずれか一方の出力モードを設定し、前記設定さ
れた出力モードを前記送信側ファクシミリ装置に通知
し、前記送信側ファクシミリ装置において、前記情報処
理装置から通知された出力モードに応じて、前記情報処
理装置から転送されるデータを一旦蓄積するための蓄積
モードを設定し、前記設定された蓄積モードと、前記抽
出されたメーカーコード及び排紙方式と、前記判別され
た送信原稿の入力経路とに基づいて送信モードを設定
し、前記設定された送信モードによって前記送信原稿を
送出するようにしてもよい。
【0009】また、上記問題点を解決するために、本発
明のファクシミリ通信方法は、受信側ファクシミリ装置
及び送信側ファクシミリ装置によりファクシミリ通信を
行うファクシミリ通信方法であって、前記受信側ファク
シミリ装置において、当該受信側ファクシミリ装置固有
のメーカーコード及び機種コードを参照してNSF信号
をバイナリ信号として送出し、前記送信側ファクシミリ
装置において、前記受信側ファクシミリ装置から送出さ
れたNSF信号からメーカーコード及び機種コードを抽
出し、前記抽出された機種コードに基づいて機種情報テ
ーブルから排紙方式を取り出し、当該送信側ファクシミ
リ装置の送信原稿の入力経路を判別し、前記抽出された
メーカーコードと、前記機種情報テーブルから取り出さ
れた排紙方式と、前記判別された送信原稿の入力経路と
に基づいて送信モードを設定し、前記設定された送信モ
ードによって前記送信原稿を送出することを特徴とす
る。
【0010】また、受信側ファクシミリ装置及び送信側
ファクシミリ装置によりファクシミリ通信を行うファク
シミリ通信方法であって、前記受信側ファクシミリ装置
において、当該受信側ファクシミリ装置固有のメーカー
コード及び機種コードを設定し、前記設定されたメーカ
ーコード及び機種コードを参照してNSF信号を作成
し、前記作成されたNSF信号及びDIS信号をバイナ
リ信号として送出し、前記送信側ファクシミリ装置にお
いて、前記受信側ファクシミリ装置から送出されたバイ
ナリ信号を検出し、前記検出されたバイナリ信号にDI
S信号が含まれている場合に、前記NSF信号からメー
カーコードを抽出し、前記抽出されたメーカーコードが
示すメーカーが当該送信側ファクシミリ装置と同じメー
カーである場合に、前記NSF信号から前記機種コード
を抽出し、前記抽出された機種コードに基づいて機種情
報テーブルを検索して前記排紙方式を取り出し、当該送
信側ファクシミリ装置の送信原稿の入力経路を判別し、
前記機種情報テーブルから取り出された排紙方式と前記
判別された送信原稿の入力経路とに基づいて送信モード
を設定し、前記設定された送信モードによって前記送信
原稿を送出するようにしてもよい。
【0011】また、前記送信側ファクシミリ装置は、外
部に接続された情報処理装置からデータ転送される送信
原稿を送信可能であり、前記情報処理装置において、オ
ペレータの指定に応じて正順出力モード及び逆順出力モ
ードのいずれか一方の出力モードを設定し、前記設定さ
れた出力モードを前記送信側ファクシミリ装置に通知
し、前記送信側ファクシミリ装置において、前記情報処
理装置から通知された出力モードに応じて、前記情報処
理装置から転送されるデータを一旦蓄積するための蓄積
モードを設定し、前記設定された蓄積モードと、前記抽
出されたメーカーコード及び機種コードと、前記判別さ
れた送信原稿の入力経路とに基づいて送信モードを設定
し、前記設定された送信モードによって前記送信原稿を
送出することが好ましい。
【0012】また、前記送信モードは、前記送信原稿を
入力されたままのページ順番で送信する正順送信モード
及び前記送信原稿を入力されたページ順番と逆のページ
順番で送信する逆順送信モードのいずれか一方であるこ
とを特徴とする。
【0013】更に、前記送信側ファクシミリ装置におい
て、ファクシミリ送信が開始されてから前記受信側ファ
クシミリ装置から送出されたバイナリ信号を検出するま
での時間が所定時間に達したときは、前記ファクシミリ
送信を中止するようにしてもよい。
【0014】
【作用】請求項1のファクシミリ通信方法によれば、送
信側ファクシミリ装置において、受信側ファクシミリ装
置から送出されたNSF信号から抽出される受信側ファ
クシミリ装置固有のメーカーコード及び排紙方式と、当
該送信側ファクシミリ装置の送信原稿の入力経路とに基
づいて送信モードが設定されるので、受信側ファクシミ
リ装置では、送信側ファクシミリ装置の原稿台に載せら
れた送信原稿のページ順番が保たれる。
【0015】また、請求項2のファクシミリ通信方法に
よれば、送信側ファクシミリ装置において検出されたバ
イナリ信号にDIS信号が含まれている場合に、NSF
信号から抽出された受信側ファクシミリ装置固有のメー
カーコードが抽出され、前記抽出されたメーカーコード
が示すメーカーが当該送信側ファクシミリ装置と同じメ
ーカーである場合に、前記NSF信号から排紙方式が抽
出され、当該送信側ファクシミリ装置の送信原稿の入力
経路を判別し、前記抽出された排紙方式と前記判別され
た送信原稿の入力経路とに基づいて送信モードが設定さ
れるので、受信側ファクシミリ装置では、送信側ファク
シミリ装置の原稿台に載せられた送信原稿のページ順番
が保たれる。
【0016】また、請求項3のファクシミリ通信方法に
よれば、送信側ファクシミリ装置において、外部に接続
された情報処理装置から通知された出力モードに応じて
設定される蓄積モードと、抽出されたメーカーコード及
び排紙方式と判別された送信原稿の入力経路とに基づい
て送信モードが設定されるので、送信側ファクシミリ装
置において、送信原稿の入力経路が複数存在するため
に、入力される原稿のページ順番が多様になり得る場合
であっても、受信側ファクシミリ装置では、送信側ファ
クシミリ装置の原稿台に載せられた送信原稿のページ順
番が保たれる。
【0017】また、請求項4のファクシミリ通信方法に
よれば、送信側ファクシミリ装置において、受信側ファ
クシミリ装置から送出されたNSF信号から抽出される
受信側ファクシミリ装置固有のメーカーコード及び排紙
方式と、当該送信側ファクシミリ装置の送信原稿の入力
経路とに基づいて送信モードが設定されるので、受信側
ファクシミリ装置では、送信側ファクシミリ装置の原稿
台に載せられた送信原稿のページ順番が保たれる。
【0018】また、請求項5のファクシミリ通信方法に
よれば、送信側ファクシミリ装置において検出されたバ
イナリ信号にDIS信号が含まれている場合に、NSF
信号から抽出された受信側ファクシミリ装置固有のメー
カーコードが抽出され、前記抽出されたメーカーコード
が示すメーカーが当該送信側ファクシミリ装置と同じメ
ーカーである場合に、前記NSF信号から排紙方式が抽
出され、当該送信側ファクシミリ装置の送信原稿の入力
経路を判別し、機種情報テーブルから取り出された排紙
方式と、前記判別された送信原稿の入力経路とに基づい
て送信モードが設定されるので、受信側ファクシミリ装
置では、送信側ファクシミリ装置の原稿台に載せられた
送信原稿のページ順番が保たれる。
【0019】また、請求項6のファクシミリ通信方法に
よれば、送信側ファクシミリ装置において、外部に接続
された情報処理装置から通知された出力モードに応じて
設定される蓄積モードと、抽出されたメーカーコード
と、取り出された排紙方式と、判別された送信原稿の入
力経路とに基づいて送信モードが設定されるので、送信
側ファクシミリ装置において、複数の原稿入力経路が存
在するために、入力される原稿のページ順番が多様にな
り得る場合であっても、受信側ファクシミリ装置では、
送信側ファクシミリ装置の原稿台に載せられた送信原稿
のページ順番が保たれる。
【0020】また、請求項8のファクシミリ通信方法に
よれば、ファクシミリ通信が介しされてからバイナリ信
号を検出するまでの時間が所定時間に達したときはファ
クシミリ送信が中止される。
【0021】
【実施例】
(第1実施例)以下、図1から図7を参照して、本発明
の第1実施例を説明する。
【0022】図1は、本実施例に係るファクシミリ通信
方法を適用可能なファクシミリ通信システムにホストコ
ンピュータとして用いられる情報処理装置の主要部の構
成を示すブロック図である。
【0023】同図において、情報処理装置10は、中央
処理部(CPU)11と、CPU11の作業領域として
使用されるメモリ12と、CPU11が実行する制御プ
ログラムを記憶する記憶部13と、キーボード等からな
る入力部14と、ディスプレイ等の表示部15と、通信
部16とから主に構成される。各構成要素11〜16は
バス17により互いに接続されている。情報処理装置1
0は、通信部16を介して、例えばプリント機能とファ
クシミリ通信機能とを備えた複合機等の周辺機器と接続
される。通信部16の制御は、記憶部13内に記憶され
ている制御プログラムに従って、CPU11により行わ
れる。
【0024】図2は、図1に示した情報処理装置10を
ホストコンピュータとして使用するファクシミリ通信シ
ステムの構成の一例を示すブロック図である。
【0025】同図において、ファクシミリ通信システム
20は、ホストコンピュータ(ホスト)21と記憶装置
23とが接続されていると共にファクシミリ機能を有す
る複合機22と、ファクシミリ装置24とから構成され
る。複合機22は、電話回線25を介してファクシミリ
装置24に接続されている。また、複合機22は、イン
ターフェース(シリアルインターフェース又はパラレル
インターフェース)26を介してホスト21と接続され
ており、送信原稿が、インターフェース26を介してホ
スト21からデータ転送される。記憶装置23は、複合
機22の後述する読取部により読み取られた送信原稿又
はホスト21からインターフェース26を介して入力さ
れた送信原稿を一時的に記憶する。
【0026】図3は、複合機22のファクシミリ通信制
御部の構成を示すブロック図である。
【0027】同図において、ファクシミリ通信制御部3
0は、マイクロプロセッサからなりファクシミリ通信制
御を行うCPU31と、手順信号及び画像信号を変復調
するモデム32と、網制御部(NCU)33と、オペレ
ータの手動回線制御用又は通話用に用いられる電話機3
4と、送信原稿を読み取る読取部35と、読取部35に
より読み取られた送信原稿又はファクシミリ通信により
受信した送信原稿を記録(印刷)する記録部37と、読
取部35の原稿搬送系及び記録部37の記録紙搬送系の
モータの駆動制御を行うモータドライバ36と、オペレ
ータが複合機22の操作を行うためのキーボード等から
なる操作パネル38と、複合機22の電源のオン・オフ
制御を行う電源部39と、センサ群310とから主に構
成される。CPU31にはROM31aとRAM31b
が接続されており、CPU31は、ROM31aに記録
されている制御プログラムに従ってファクシミリ通信制
御を行う。RAM31bには、CPU31がファクシミ
リ通信制御に使用するメモリ領域が設定される。
【0028】モデム32は、NCU33を介して加入電
話回線Nと接続される。NCU33は、手動回線制御用
又は通話用の電話機34と接続されており、加入電話回
線Nをモデム32又は電話機34のいずれかに接続す
る。
【0029】読取部35はCCDラインセンサ等の読取
系とフィーダ等の原稿搬送系とから構成され、記録部3
7は感熱ヘッド等の記録ヘッドと記録紙搬送系とから構
成されている。読取部35の送信原稿及び記録部37の
記録紙,記録材料等の有無は、フォトセンサ等からなる
公知のセンサ群310により検出され、検出情報はCP
U31によるファクシミリ通信制御に利用される。
【0030】次に、上記構成からなるファクシミリ通信
システム20によって行われるファクシミリ通信手順に
ついて、図4〜図7を参照して説明する。
【0031】図4は、ファクシミリ通信システムの、C
CITTの勧告に基づいたファクシミリ通信手順の説明
図である。
【0032】送信側ファクシミリ装置において、操作パ
ネル38から入力されるファクシミリ送信指示により受
信側ファクシミリ装置に発呼が行われると、その発呼に
対する応答(CED信号)によりファクシミリ通信が開
始され、受信側ファクシミリ装置が機能識別のための信
号DIS/CSI/NSFを送出するための処理を行
う。ここで、DIS信号はデジタル識別信号、CSI信
号は被呼局端末識別信号、NSF信号は非標準機能を示
す制御信号である。
【0033】送信側ファクシミリ装置は、受信側ファク
シミリ装置からDIS信号を受信した後に、DIS/C
SI/NSFに応答するデジタル信号DCS/TSI/
NSSを送出する。ここで、DCS信号はDIS信号に
対して応答するモード設定信号、TSI信号は発呼局端
末識別信号、NSS信号はNSF信号に対して応答する
送信命令信号である。DCS信号を検出すると、受信側
ファクシミリ装置は検出したDCS信号に応じた受信準
備を行う。更に、受信側ファクシミリ装置は、送信側フ
ァクシミリ装置から送出されたトレーニング信号及びT
CF(トレーニングチェック)信号を受信した後、回線
の歪み等の等化が完了すると、メッセージを送出してよ
いことを示すCFR信号を送出する。送信側ファクシミ
リ装置は、CFR信号を受けた後、再びトレーニング信
号を送出してから送信原稿(メッセージ)を送出する。
【0034】以下、本実施例では、複合機22からファ
クシミリ装置24へファクシミリ送信を行う場合につい
て述べる。
【0035】図5は、受信側ファクシミリ装置であるフ
ァクシミリ装置24が機能識別のための信号DIS/C
SI/NSFを送出する処理手順を示すフローチャート
である。
【0036】まず、メーカー毎に規定された当該ファク
シミリ装置24固有のメーカーコードが設定されると共
に(ステップS51)、ファクシミリ装置24が受信し
た原稿を排紙するための排紙方式が設定される(ステッ
プS52)。続いて、設定されたメーカーコード及び排
紙方式が、NSF信号のFIF(ファクシミリインフォ
メーションフィールド)に、その他の情報と共に設定さ
れる。FIFは、例えば図6に示す形式からなり、メー
カーコードは第3オクテットに設定され、排紙方式は第
4オクテット以降のメーカー定義のフィールドに設定さ
れる(ステップS53)。このように作成したNSF信
号は、CCITTの規定にそって別途作成されたDIS
信号及びCIS信号と共に、複合機22に対する応答と
して送出される(ステップS54)。
【0037】図7は、ファクシミリ通信が開始された後
の複合機22のファクシミリ送信手順を示すフローチャ
ートである。
【0038】図5に示したファクシミリ装置24の処理
の間、複合機22は、ファクシミリ装置24からの応答
待ち状態となっている(ステップS41)。この状態
で、前記ステップS54でファクシミリ装置24から送
出されたバイナリ信号が検出されると、そのバイナリ信
号にDIS信号が含まれているか否かが判別される(ス
テップS42)。
【0039】ステップS41においてバイナリ信号が受
信されない場合、又はステップS42において、受信さ
れたバイナリ信号にDIS信号が含まれていないと判別
された場合は、バイナリ信号応答待ち時間が所定時間に
達したか否かが判別される(ステップS43)。ここ
で、バイナリ信号応答待ち時間が所定時間に達したと判
別された場合は、送信手順を終了する。また、所定時間
に達していないと判別された場合は、ステップS41に
戻り、ファクシミリ装置24からの応答待ちが継続され
る。なお、所定時間はCCITT規格により30秒〜4
0秒である。
【0040】ステップS42において、受信したバイナ
リ信号にDIS信号が含まれていると判別された場合
は、次に、DIS信号とともにNSF信号が受信されて
いるか否かが判別される(ステップS44)。ここで、
NSF信号が受信されていると判別された場合は、受信
されたNSF信号からFIFが取得され、その第3オク
テットに設定されているメーカーコードが抽出される
(ステップS45)。そして、抽出されたメーカーコー
ドに基づいて、コード毎に割り当てられたメーカーが判
定される(ステップS46)。ステップS46で、ファ
クシミリ装置24が自機と同一メーカーであると判定さ
れた場合は、NSF信号の第4オクテット以降のメーカ
ー定義フィールドの内容を読み取ることが可能であるの
で、該メーカー定義フィールドから排紙方式が抽出され
(ステップS47)、抽出内容から、ファクシミリ装置
24の排紙方式がフェースアップであるかフェースダウ
ンであるかが判別される(ステップS48)。
【0041】ファクシミリ装置24の排紙方式がフェー
スアップであると判別された場合は、送信原稿が複合機
22の読取部35から入力されたものか、あるいはホス
ト21からデータ転送されたものであるかが判別される
(ステップS49)。
【0042】送信原稿が複合機22の読取部35から入
力されたものであると判別された場合は、複合機22の
送信モードとして正順送信モード(送信原稿を入力した
ままの順番で送信するモード)が設定される(ステップ
S411)。本実施例では、読取部35における送信原
稿の読取方式として、フィーダにセットされた送信原稿
を、最終ページからページの順番とは逆順で読み込んで
いく方式を採用するものとする。但し、オペレータによ
ってフィーダに送信原稿がセットされたとき、セットさ
れた送信原稿のページ順番は揃っているものとする。
【0043】また、送信原稿がホスト21からデータ転
送されたものであると判別された場合は、複合機22の
送信モードとして逆順送信モード(入力された送信原稿
のページ順番を逆にして送信するモード)が設定される
(ステップS412)。また、ステップS44におい
て、DIS信号と共にNSF信号が受信されていないと
判別された場合、又は、ステップS46において、ファ
クシミリ装置24のメーカーが自機と異なるメーカーで
あると判別された場合は、ファクシミリ装置24の排紙
方式を確認することができないので、ステップS411
に進み、複合機22の送信モードとして正順送信モード
が設定される。
【0044】また、ステップS48において、ファクシ
ミリ装置24の排紙方式がフェースダウンであると判別
された場合は、送信原稿が複合機22の読取部35から
入力されたものか、又はホスト21からデータ転送され
たものであるかが判別され(ステップS410)、複合
機22の読取部35から入力された原稿であると判別さ
れた場合は、複合機22の送信モードとして逆順送信モ
ードが設定される(ステップS414)。一方、ステッ
プS410で、送信原稿がホスト21からデータ転送さ
れたものであると判別された場合は、複合機22の送信
モードとして正順送信モードが設定される(ステップS
413)。
【0045】複合機22は、上述した手順によりファク
シミリ装置24に適した送信モードを設定し、その他の
ファクシミリ通信制御に必要な処理を行った後、別途作
成したDCS信号,TSI信号及びNSS信号を命令信
号として送出するための処理を行う(ステップS41
5)。そして、図4に示したメッセージ伝送のときに、
前記設定された送信モードに従って、入力された送信原
稿のページ順番を制御しながら各ページの送出を行う
(ステップS416)。
【0046】以上説明したように、本実施例によれば、
複合機22が、ファクシミリ装置24の排紙方式及び複
合機22における送信原稿の入力経路に適した送信モー
ドを設定し、設定した送信モードに沿って原稿を送信す
るようにしたので、ファクシミリ装置24では、原稿内
容を確認しながら又は受信原稿に記載されたページ番号
を確認しながら排紙された受信原稿を正しいページ順番
になるように並べ直す必要がなくなる。従って、従来の
ようなファクシミリ通信における原稿の受け渡し時の繁
雑な作業を軽減することができる。これは、受信原稿の
ページ数が多くなる程効果的となる。
【0047】また、複合機22において、送信原稿の入
力経路が複数存在するために、各入力経路の特性によっ
て入力される送信原稿のページ順番が多様になり得る場
合であっても、正しいページ順番を保つように対応する
ことができる。
【0048】なお、本実施例では、ファクシミリ機能を
有する複合機からファクシミリ装置へファクシミリ送信
する場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく、ファクシミリ装置から複合機へファクシミリ送
信を行う場合、ファクシミリ装置からファクシミリ装置
へ送信する場合、又は複合機から複合機へ送信する場合
にも、本実施例と同様のファクシミリ通信方法が適用可
能であることはいうまでもない。
【0049】(第2実施例)以下、図8及び図9を参照
して、本発明の第2実施例について説明する。
【0050】上述した第1実施例では、ファクシミリ装
置24の排紙方式を複合機22に通知するために、NS
F信号のメーカー定義フィールドに排紙方式を設定する
ための領域を設け、所定の値をあらかじめ記録するよう
にしていたが、本実施例はファクシミリ装置の機種を一
意に決定できる機種コードを設定するようにした点で、
上記第1実施例と異なる。
【0051】図8は、ファクシミリ装置24において行
われる機能識別のための信号DIS/CSI/NDFを
送出する処理手順を示すフローチャートである。
【0052】上述したように、複合機22の操作パネル
38から入力されるオペレータのファクシミリ送信指示
により、ファクシミリ装置24に発呼が行われ、その発
呼に対する応答によりファクシミリ送信手順が開始され
る。
【0053】まず、メーカー毎に規定された固有のメー
カーコードと、ファクシミリ装置の機種を一意に示すこ
とのできる所定の機種コードとが、NSF信号のFIF
内のメーカー定義フィールドに設定される(ステップS
91,S92)。続いて、メーカーコードと機種コード
とが設定されたFIFとその他の情報を用いてNSF信
号が作成される(ステップS93)。作成されたNSF
信号は、CCITTの規定に沿って別途作成したDIS
信号及びCIS信号と共に、複合機22に対する応答と
して送出される(ステップS94)。
【0054】図9は、ファクシミリ通信が開始された後
の、複合機22におけるファクシミリ送信手順を示すフ
ローチャートである。
【0055】図8に示したファクシミリ装置24の処理
の間、複合機22は、ファクシミリ装置24からの応答
待ち状態となっている(ステップS81)。この状態
で、上述したステップS94においてファクシミリ装置
24から送出されたバイナリ信号が検出されると、その
バイナリ信号にDIS信号が含まれているか否かが判別
される(ステップS82)。ステップS81においてバ
イナリ信号が受信されない場合、又はステップS82に
おいて受信されたバイナリ信号にDIS信号が含まれて
いないと判別された場合は、バイナリ信号応答待ち時間
が所定時間に達したか否かが判別される(ステップS8
3)。ここで、バイナリ信号応答待ち時間が所定時間に
達したと判別された場合は、本処理手順を終了する。ま
た、バイナリ信号応答待ち時間が所定時間に達していな
いと判別された場合は、ステップS81に戻り、ファク
シミリ装置24からの応答待ちが継続される。
【0056】ステップS82において、受信したバイナ
リ信号にDIS信号が含まれていると判別された場合
は、DIS信号と共にNSF信号が受信されているか否
かが判別される(ステップS84)。ここで、NSF信
号が受信されていると判別された場合は、受信されたN
SF信号からFIFが取得され、その中からメーカーコ
ードが抽出される(ステップS85)。そして、抽出さ
れたメーカーコードに基づいて、コード毎に割り当てら
れたメーカーが判定される(ステップS86)。
【0057】ファクシミリ装置24が自機と同一メーカ
ーであると判定された場合は、FIFから機種コードが
抽出され(ステップS87)、機種情報検索テーブルに
おいて、抽出された機種コードを持つレコードが検索さ
れる(ステップS88)。機種情報検索テーブルは、メ
ーカーによりあらかじめ調査され、作成されたものであ
り、図10に示すように、機種コードと、少なくとも機
種コードに対応するファクシミリ装置の排紙方式とを組
み合わせたレコードからなるものであり、同一メーカー
の複数の種類のファクシミリ装置に関するレコードが用
意されている。機種情報検索テーブルは、図3に示した
ROM31bに記憶されている。
【0058】ステップS88の検索の結果、抽出した機
種コードのレコードが機種情報検索テーブルに存在する
場合は、当該レコード中の排紙方式情報を参照して、フ
ァクシミリ装置24の排紙方式がフェースアップである
かフェースダウンであるかが判別される(ステップS8
10)。以降、ステップS811からステップS818
までの処理は、第1実施例の図7に示したステップS4
9からステップS416までの処理と同じである。ま
た、ステップS89において、抽出した機種コードに該
当する機種が機種情報検索テーブルに存在しない場合
は、ファクシミリ装置24の排紙方式を確認できないの
で、ステップS411に進み、複合機22の送信モード
として正順送信モードが設定され、ステップS415に
進む。
【0059】このように、本実施例によれば、ファクシ
ミリ装置24において該ファクシミリ装置24の機種を
一意に決定できる機種コードを設定するとともに、複合
機22が、ファクシミリ装置24の機種コード及び複合
機22における送信原稿の入力経路に応じて適した送信
モードを設定し、設定した送信モードに沿ってファクシ
ミリ送信するようにしたので、上述した第1実施例と同
様に、ファクシミリ装置24において、原稿内容を確認
しながら或いは受信原稿に記載されたページ番号を確認
しながら排紙された受信原稿を正しいページ順番になる
ように並べ直す必要がなくなる。従って、従来のような
ファクシミリ通信における原稿の受け渡し時の繁雑な作
業を軽減することができる。
【0060】また、複合機22において、送信原稿の入
力経路が複数存在するために、各入力経路の特性によっ
て入力される送信原稿のページ順番が多様になり得る場
合であっても、ページ順番を保つように対応することが
できる。
【0061】なお、上述した第1実施例と同様に、本実
施例にかかるファクシミリ通信方法を、ファクシミリ装
置から複合機へファクシミリ送信を行う場合、ファクシ
ミリ装置からファクシミリ装置へ送信する場合、又は複
合機から複合機へ送信する場合にも適用可能であること
はいうまでもない。
【0062】(第3実施例)以下、本発明の第3実施例
について、図11〜図14を参照して説明する。
【0063】本実施例では、送信側ファクシミリ装置
が、図2に示すように該ファクシミリ装置の外部に接続
されているホストコンピュータ(ホスト)21から、デ
ータ転送によって送信原稿を得るように構成した複合機
22である場合について説明する。
【0064】ファクシミリ通信に先立って、ホスト21
から送信原稿のデータ転送が行われる。このとき、ホス
ト21では、記憶部13に記憶されているデータ転送プ
ログラムがCPU11によりメモリ12に読み出され、
読み出されたプログラムによって図11のフローチャー
トに示すデータ転送処理が実行される。
【0065】まず、メモリ12からデータ転送に必要な
設定値が取得される(ステップS11−1)。前記設定
値は、ホスト21からデータ転送する際のページ順番等
のデータを含み、予めオペレータによって設定されるも
のである。
【0066】次に、取得した設定値に含まれている、ペ
ージ順番に関する設定が逆順出力であるか正順出力であ
るかが判別される(ステップS11−2)。ここで、ペ
ージ順番に関する設定が逆順出力であると判別された場
合はホスト21の出力モードとして逆順出力モードが設
定され(ステップS11−3)、ページ順番に関する設
定が正順出力であると判別された場合はホスト21の出
力モードとして正順出力モードが設定される(ステップ
S11−4)。そして、設定された出力モードに基づい
て、これからデータ転送する送信原稿の出力モードを通
知する出力モード通知命令が、複合機22に出力された
後(ステップS11−5)、ステップS11−4で設定
された出力モードに従って、送信原稿のデータ転送が行
われる(ステップS11−6)。
【0067】図12は、ホスト21から複合機22へ送
信原稿がデータ転送されるときの、複合機22の動作手
順を示すフローチャートである。
【0068】上述したステップS11−5でホスト21
から送出された出力モード通知命令が検出されると(ス
テップS12−1)、検出された出力モード通知命令が
逆順出力モードを示すか正順出力モードを示すかが判別
され(ステップS12−2)、逆順出力モードを示すと
判別された場合は記憶装置23の蓄積モードが逆順蓄積
モードに設定され(ステップS12−3)、正順出力モ
ードを示すと判別された場合は記憶装置23の蓄積モー
ドが正順蓄積モードに設定される(ステップS12−
4)。また、ステップS12−1において出力モード通
知命令が検出されない場合は、ホスト21からデータ転
送される送信原稿のページ順番を確認することができな
いので、記憶装置23の蓄積モードとして正順蓄積モー
ドが設定される。
【0069】ステップS12−3又はステップS12−
4で設定された蓄積モードは、この後にデータ転送され
る送信原稿を記憶装置23に一時的に記憶するときの記
憶状態を示すものであり、データ転送が終了して送信原
稿がファクシミリ送信されるまで、又は記録部37によ
り印刷出力されるまで、記憶装置23に保存される(ス
テップS12−5)。
【0070】このようにしてホスト21の出力モード及
び記憶装置23の蓄積モードの設定が終わると、送信原
稿のデータ転送が行われ(ステップS12−6)、ファ
クシミリ送信が開始される。
【0071】図13は、データ転送終了後に行われる、
複合機22のファクシミリ送信手順を示すフローチャー
トである。同図において、ステップS13−1からステ
ップS13−10までの処理手順は、上述した第1実施
例の図7に示したステップS41からステップS410
までの処理手順と同一である。
【0072】ステップS13−8で、ファクシミリ装置
24の排紙方式がフェースアップであると判別されると
ともに、ステップS13−9で、送信原稿がホスト21
からデータ転送されたものであると判別された場合は、
上述したステップS12−5で記憶装置23に記憶した
蓄積モードが読み出され(ステップS13−11)、蓄
積モードが判別される(ステップS13−13)。ここ
で、蓄積モードが逆順蓄積モードであると判別された場
合は、複合機22の送信モードとして正順送信モードに
設定される(ステップS13−15)。一方、蓄積モー
ドが正順蓄積モードであると判別された場合は、複合機
22の送信モードとして逆順送信モードが設定される
(ステップS13−16)。
【0073】また、ステップS13−4でNSF信号が
受信されなかった場合、ステップS13−6でファクシ
ミリ装置24のメーカーが自機と異なるメーカーである
と判別された場合、及びステップS13−9において送
信原稿が読取部35から入力されたものであると判別さ
れた場合は、上述したステップS13−15で、複合機
22の送信モードとして正順送信モードが設定される。
【0074】一方、ステップS13−8で、ファクシミ
リ装置24の排紙方式がフェースアップであると判別さ
れるとともに、ステップS13−10で、送信原稿がホ
スト21からデータ転送されたものであると判別された
場合は、ステップS12−5で記憶装置23に記憶した
蓄積モードが読み出され(ステップS13−12)、蓄
積モードが判別される(ステップS13−14)。ここ
で、蓄積モードが正順蓄積モードであると判別された場
合は、複合機22の送信モードとして正順送信モードが
設定される(ステップS13−17)。一方、蓄積モー
ドが逆順蓄積モードであると判別された場合は、複合機
22の送信モードとして逆順送信モードが設定される
(ステップS13−18)。
【0075】また、ステップS13−10において、送
信原稿が読取部35から入力されたものであると判別さ
れた場合は、ステップS13−18において、複合機2
2の送信モードとして逆順送信モードが設定される。
【0076】複合機22は、上述した手順により、ファ
クシミリ装置24の排紙方式と、記憶装置23の蓄積モ
ード即ちホスト21の出力モードとに適した送信モード
を設定し、その他のファクシミリ通信制御に必要な処理
を行った後、別途作成したDCS信号,TSI信号及び
NSS信号を命令信号として送出するための処理を行う
(ステップS13−19)。そして、必要な処理の後、
設定された送信モードに従って、データ転送された送信
原稿のページ順番を制御しながら各ページの送出を行う
(ステップS13−20)。
【0077】以上説明したように、本実施例によれば、
ホスト21からデータ転送された送信原稿をファクシミ
リ送信する場合に、ホスト21からデータ転送される送
信原稿のページ順番に応じて、記憶装置23のの蓄積モ
ードを設定し、設定された蓄積モードとファクシミリ装
置24の排紙方式とに応じて複合機22の送信モードを
設定するようにしたので、ホスト21からデータ転送さ
れた送信原稿のページ順番が一定でなくても、ファクシ
ミリ装置24では正しいページ順番で原稿を受信するこ
とができるようになる。従って、従来のようなファクシ
ミリ通信における原稿の受け渡し時の繁雑な作業を軽減
することができる。
【0078】また、本実施例によれば、ホスト21にお
いて、データ転送時の出力モードをオペレータにより変
更可能であり、入力される原稿のページ順番が多様にな
り得る場合であっても、ページ順番を保つように対応す
ることができる。
【0079】なお、本実施例のような送信方法を採用す
ることにより、例えばホスト21のような情報処理装置
に接続されると共にファクシミリ通信機能を有する複合
機22を、ファクシミリ装置としてだけではなくプリン
タ装置としても利用できるファクシミリ通信システムの
場合、データ転送にかかる処理が軽減されるとともに、
ファクシミリ送信、ファイル保存、プリント出力、レイ
アウト機能等の出力等の複合機特有の多彩な出力方法に
適正に対応できるようになる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のファク
シミリ通信方法によれば、受信側ファクシミリ装置で
は、送信側ファクシミリ装置の原稿台に載せられた送信
原稿のページ順番を保つことができるので、原稿内容を
確認しながら、又は原稿に記述されたページ番号を確認
しながら、排紙された受信原稿を正しいページ順番にな
るように並べ直す必要がなくなる。従って、ファクシミ
リ通信における原稿の受け渡し時の繁雑さを軽減するこ
とができるという効果が得られるという効果が得られ
る。
【0081】また、請求項2のファクシミリ通信方法に
よれば、受信側ファクシミリ装置では、送信側ファクシ
ミリ装置の原稿台に載せられた送信原稿のページ順番を
保つことができるので、原稿内容を確認しながら、又は
原稿に記述されたページ番号を確認しながら、排紙され
た受信原稿を正しいページ順番になるように並べ直す必
要がなくなる。従って、ファクシミリ通信における原稿
の受け渡し時の繁雑さを軽減することができるという効
果が得られるという効果が得られる。
【0082】また、請求項3のファクシミリ通信方法に
よれば、送信側ファクシミリ装置において、送信原稿の
入力経路が複数存在するために、入力される原稿のペー
ジ順番が多様になり得る場合であっても、受信側ファク
シミリ装置では、送信側ファクシミリ装置の原稿台に載
せられた送信原稿の正しいページ順番を保つことができ
るという効果が得られる。
【0083】また、請求項4のファクシミリ通信方法に
よれば、受信側ファクシミリ装置では、送信側ファクシ
ミリ装置の原稿台に載せられた送信原稿のページ順番を
保つことができるので、原稿内容を確認しながら、又は
原稿に記述されたページ番号を確認しながら、排紙され
た受信原稿を正しいページ順番になるように並べ直す必
要がなくなる。従って、ファクシミリ通信における原稿
の受け渡し時の繁雑さを軽減することができるという効
果が得られるという効果が得られる。
【0084】また、請求項5のファクシミリ通信方法に
よれば、受信側ファクシミリ装置では、送信側ファクシ
ミリ装置の原稿台に載せられた送信原稿のページ順番を
保つことができるので、原稿内容を確認しながら、又は
原稿に記述されたページ番号を確認しながら、排紙され
た受信原稿を正しいページ順番になるように並べ直す必
要がなくなる。従って、ファクシミリ通信における原稿
の受け渡し時の繁雑さを軽減することができるという効
果が得られるという効果が得られる。
【0085】更に、請求項6のファクシミリ通信方法に
よれば、送信側ファクシミリ装置において、送信原稿の
入力経路が複数存在するために、入力される原稿のペー
ジ順番が多様になり得る場合であっても、受信側ファク
シミリ装置では、送信側ファクシミリ装置の原稿台に載
せられた送信原稿の正しいページ順番を保つことができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるファクシミリ通信
方法が適用されるファクシミリ通信システムの、複合機
に接続される情報処理装置の主要部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示した情報処理装置が接続される複合機
を採用したファクシミリ通信システムの構成を示す図で
ある。
【図3】ファクシミリ通信制御部の構成を示すブロック
図である。
【図4】CCITT勧告に基づくファクシミリ通信手順
の説明図である。
【図5】受信側ファクシミリ装置の信号DIS/CSI
/NSFを送出する手順を示すフローチャートである。
【図6】NSF信号のFIF(ファクシミリインフォメ
ーションフィールド)の形式の一例を示す図である。
【図7】送信側ファクシミリ装置の送信手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の第2実施例にかかるファクシミリ通信
方法が採用されるファクシミリ通信システムの、受信側
ファクシミリ装置の信号DIS/CSI/NSFを送出
する手順を示すフローチャートである。
【図9】送信側ファクシミリ装置の送信手順を示すフロ
ーチャートである。
【図10】機種情報テーブルの一例を示す図である。
【図11】本発明の第3実施例にかかるファクシミリ通
信方法が採用されるファクシミリ通信システムにおけ
る、ホストコンピュータから複合機へのデータ転送手順
を示すフローチャートである。
【図12】ホストコンピュータからデータが転送される
ときの送信側ファクシミリ装置の動作手順を示すフロー
チャートである。
【図13】送信側ファクシミリ装置の送信手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 情報処理装置 20 ファクシミリ通信システム 21 ホストコンピュータ (情報処理装置) 22 複合機 24 ファクシミリ装置 35 読取部 38 操作パネル 310 センサ群

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信側ファクシミリ装置及び送信側ファ
    クシミリ装置によりファクシミリ通信を行うファクシミ
    リ通信方法であって、前記受信側ファクシミリ装置にお
    いて、当該受信側ファクシミリ装置固有のメーカーコー
    ド及び排紙方式を参照してNSF信号をバイナリ信号と
    して送出し、前記送信側ファクシミリ装置において、前
    記受信側ファクシミリ装置から送出されたNSF信号か
    らメーカーコード及び排紙方式を抽出し、当該送信側フ
    ァクシミリ装置の送信原稿の入力経路を判別し、前記抽
    出されたメーカーコード及び排紙方式と前記判別された
    入力経路とに基づいて送信モードを設定し、前記設定さ
    れた送信モードによって前記送信原稿を送出することを
    特徴とするファクシミリ通信方法。
  2. 【請求項2】 受信側ファクシミリ装置及び送信側ファ
    クシミリ装置によりファクシミリ通信を行うファクシミ
    リ通信方法であって、前記受信側ファクシミリ装置にお
    いて、当該受信側ファクシミリ装置固有のメーカーコー
    ド及び排紙方式を設定し、前記設定されたメーカーコー
    ド及び排紙方式を参照してNSF信号を作成し、前記作
    成されたNSF信号及びDIS信号をバイナリ信号とし
    て送出し、前記送信側ファクシミリ装置において、前記
    受信側ファクシミリ装置から送出されたバイナリ信号を
    検出し、前記検出されたバイナリ信号にDIS信号が含
    まれている場合に、前記NSF信号から前記メーカーコ
    ードを抽出し、前記抽出されたメーカーコードが示すメ
    ーカーが当該送信側ファクシミリ装置と同じメーカーで
    ある場合に、前記NSF信号から排紙方式を抽出し、当
    該送信側ファクシミリ装置の送信原稿の入力経路を判別
    し、前記抽出された排紙方式と前記判別された当該送信
    原稿の入力経路とに基づいて送信モードを設定し、前記
    設定された送信モードによって前記送信原稿を送出する
    ことを特徴とするファクシミリ通信方法。
  3. 【請求項3】 前記送信側ファクシミリ装置は、外部に
    接続された情報処理装置からデータ転送される送信原稿
    を送信可能であり、前記情報処理装置において、オペレ
    ータの指定に応じて正順出力モード及び逆順出力モード
    のいずれか一方の出力モードを設定し、前記設定された
    出力モードを前記送信側ファクシミリ装置に通知し、前
    記送信側ファクシミリ装置において、前記情報処理装置
    から通知された出力モードに応じて、前記情報処理装置
    から転送されるデータを一旦蓄積するための蓄積モード
    を設定し、前記設定された蓄積モードと、前記抽出され
    たメーカーコード及び排紙方式と、前記判別された送信
    原稿の入力経路とに基づいて送信モードを設定し、前記
    設定された送信モードによって前記送信原稿を送出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のファクシミリ
    通信方法。
  4. 【請求項4】 受信側ファクシミリ装置及び送信側ファ
    クシミリ装置によりファクシミリ通信を行うファクシミ
    リ通信方法であって、前記受信側ファクシミリ装置にお
    いて、当該受信側ファクシミリ装置固有のメーカーコー
    ド及び機種コードを参照してNSF信号をバイナリ信号
    として送出し、前記送信側ファクシミリ装置において、
    前記受信側ファクシミリ装置から送出されたNSF信号
    からメーカーコード及び機種コードを抽出し、前記抽出
    された機種コードに基づいて機種情報テーブルから排紙
    方式を取り出し、当該送信側ファクシミリ装置の送信原
    稿の入力経路を判別し、前記抽出されたメーカーコード
    と、前記機種情報テーブルから取り出された排紙方式
    と、前記判別された送信原稿の入力経路とに基づいて送
    信モードを設定し、前記設定された送信モードによって
    前記送信原稿を送出することを特徴とするファクシミリ
    通信方法。
  5. 【請求項5】 受信側ファクシミリ装置及び送信側ファ
    クシミリ装置によりファクシミリ通信を行うファクシミ
    リ通信方法であって、前記受信側ファクシミリ装置にお
    いて、当該受信側ファクシミリ装置固有のメーカーコー
    ド及び機種コードを設定し、前記設定されたメーカーコ
    ード及び機種コードを参照してNSF信号を作成し、前
    記作成されたNSF信号及びDIS信号をバイナリ信号
    として送出し、前記送信側ファクシミリ装置において、
    前記受信側ファクシミリ装置から送出されたバイナリ信
    号を検出し、前記検出されたバイナリ信号にDIS信号
    が含まれている場合に、前記NSF信号からメーカーコ
    ードを抽出し、前記抽出されたメーカーコードが示すメ
    ーカーが当該送信側ファクシミリ装置と同じメーカーで
    ある場合に、前記NSF信号から前記機種コードを抽出
    し、前記抽出された機種コードに基づいて機種情報テー
    ブルを検索して前記排紙方式を取り出し、当該送信側フ
    ァクシミリ装置の送信原稿の入力経路を判別し、前記機
    種情報テーブルから取り出された排紙方式と前記判別さ
    れた送信原稿の入力経路とに基づいて送信モードを設定
    し、前記設定された送信モードによって前記送信原稿を
    送出することを特徴とするファクシミリ通信方法。
  6. 【請求項6】 前記送信側ファクシミリ装置は、外部に
    接続された情報処理装置からデータ転送される送信原稿
    を送信可能であり、前記情報処理装置において、オペレ
    ータの指定に応じて正順出力モード及び逆順出力モード
    のいずれか一方の出力モードを設定し、前記設定された
    出力モードを前記送信側ファクシミリ装置に通知し、前
    記送信側ファクシミリ装置において、前記情報処理装置
    から通知された出力モードに応じて、前記情報処理装置
    から転送されるデータを一旦蓄積するための蓄積モード
    を設定し、前記設定された蓄積モードと、前記抽出され
    たメーカーコード及び機種コードと、前記判別された送
    信原稿の入力経路とに基づいて送信モードを設定し、前
    記設定された送信モードによって前記送信原稿を送出す
    ることを特徴とする請求項4又は5に記載のファクシミ
    リ通信方法。
  7. 【請求項7】 前記送信モードは、前記送信原稿を入力
    されたままのページ順番で送信する正順送信モード及び
    前記送信原稿を入力されたページ順番と逆のページ順番
    で送信する逆順送信モードのいずれか一方であることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のファク
    シミリ通信方法。
  8. 【請求項8】 前記送信側ファクシミリ装置において、
    ファクシミリ送信が開始されてから前記受信側ファクシ
    ミリ装置から送出されたバイナリ信号を検出するまでの
    時間が所定時間に達したときは、前記ファクシミリ送信
    を中止することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1
    項に記載のファクシミリ通信方法。
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