JP2863195B2 - フアクシミリ装置 - Google Patents

フアクシミリ装置

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JP2863195B2
JP2863195B2 JP1124424A JP12442489A JP2863195B2 JP 2863195 B2 JP2863195 B2 JP 2863195B2 JP 1124424 A JP1124424 A JP 1124424A JP 12442489 A JP12442489 A JP 12442489A JP 2863195 B2 JP2863195 B2 JP 2863195B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はADF(自動原稿搬送装置)モードの他、圧板
モードでも送信可能なフアクシミリ装置に係り、特に原
稿スタート制御に特徴のあるフアクシミリ装置に関す
る。
〔従来の技術〕
フアクシミリ装置において、ADFモードの場合は、原
稿をセツトしてスタートキーを押下することで全ての処
理を自動的に行つてくれるが、圧板モードでは、原稿を
1枚処理する毎にオペレータが原稿の入れ換え、スター
トキーの操作等を行う必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来装置においては、原稿を入れ換える毎にスタ
ートキーを押下する訳であるが、そのタイミングが難し
く、装置に不慣れな人にとつては操作性が悪いという問
題があつた。
本発明の目的は、圧板モード時の操作性を向上させる
ことが可能なフアクシミリ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、自動原稿搬送装置を使用しないで送信す
ることも可能なファクシミリ装置において、原稿の読み
取り終了からその読み取った原稿の送信完了までの時間
が原稿の交換に必要なあらかじめ設定された時間より短
いときには、次の原稿の読み取りを遅らせ、前記原稿が
最後の原稿の場合には、そのまま読み取りを終了させる
制御手段を備えていることを特徴とする。
なお、この場合、送信側から受信側にフィルビットを
送信することによって前記次の原稿の読み取りを遅らせ
るように構成するとよい。
〔作用〕
前の原稿の読み取り終了からその読み取った原稿の送
信完了までの時間が原稿の交換に必要なあらかじめ設定
された時間より短いときには、次の原稿の読み取りを遅
らせて通信が切断されないようにし、原稿が最後の原稿
の場合には、そのまま読み取りを終了させて、無駄な通
信時間が商事ないようにする。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第2図は、本発明の一実施例に係るフアクシミリ装置
を示している。
このフアクシミリ装置は、コンタクトガラス(後述)
に原稿を搬送する原稿搬送装置100,コンタクトガラスに
位置決めされた原稿の画像を所定の解像度で分解して光
電変換するスキヤナ200,および、スキヤナ200で読み取
つた画像を3つの給紙カセットに収納されている何れか
のサイズの記録紙に記録するとともに両面複写機能を備
えた複写装置300によつて構成されており、基本的には
周知のいわゆるデジタル複写機と同一の構成を持つ。原
稿搬送装置100においては、原稿台101に載置されている
原稿が、1枚ずつフイードロ102によつて送り出され、
搬送ベルト103によつてコンタクトガラス201の所定位置
に位置決めされる。そして、原稿の画像が読み取られる
と、その原稿は搬送ベルト103によつてコンタクトガラ
ス201から除去されて、排出トレイ104に排出される。ス
キヤナ200においては、コンタクトガラス201に位置決め
された原稿の画像が光学系202によつて矢印方向にスキ
ヤンされるとともに、そのスキヤンされて得られた画像
(以下スキヤン光という)はラインイメージセンサ203
に結像されている。ラインイメージセンサ203は、その
光学系202のスキヤンラインのスキヤン光を所定数の画
素に分解して各画素の画像を光電変換し、これによつて
電気的な画像情報が形成される。なおこのスキヤン200
の解像度は、主走査方向に15.4ドツト/mmで副走査方向
に15.4ライン/mm(400ドツト/インチ)に設定されてい
る。この解像度は、フアクシミリ装置の標準的な解像度
(主走査方向が8ドツト/mmで副走査方向が3.85ライン/
mm)に対し主走査方向には約2倍で副走査方向には約4
倍であり、高解像度(主走査方向に8ドツト/mmで副走
査方向に7.7ライン/mm)に対し主走査方向および副走査
方向にともに約2倍である。複写装置300においては、
画像情報によつて変調されたレーザ光をスキヤンするレ
ーザ書き込み部301から出力されたレーザ光は、ドラム
状の感光体302に照射される。なお、複写装置300の記録
の解像度は、スキヤナ200と同一の解像度に設定されて
いる。感光体302は、矢印方向に回転されるとともに、
その表面が帯電チヤージヤ303によつて均一に帯電さ
れ、その帯電された表面にレーザ光が露光されて記録画
像(画像情報)に対応した静電潜像が形成され、この静
電潜像は現像器304によつてトナー現像される。一方、
3つの給紙カセット305,306,307のうち選択されたもの
にスタツクされている記録紙は、各々給紙カセット305,
306,307に対応する給紙コロ308,309,310によつて最上部
に位置するものから1枚ずつ送り出される。このように
して給紙コロ308,309,310によつて送り出された記録紙
は、トナー像の先端にその先端が一致するタイミングで
レジストローラ311によつて感光体302に送り出される。
感光体302に送り出された記録紙は、転写チヤージヤ312
で感光体302に密着されてトナー像が転写された後、分
離チヤージヤ313で感光体302から分離され、さらに定着
器314によつてトナー像がその表面に定着される。そし
て、定着を終了した記録紙は、分配部315および反転部3
16を介して排出コロ317によつて搬送され、機外に排出
される。機外に排出された記録紙は、仕分け318によつ
て、複写動作時の複写画像を記録した記録紙をスタツク
するスタツカ319,あるいはフアクシミリ受信時の受信画
像を記録した記録紙をスタツクするスタツカ320の何れ
かに仕分けられる。分配部315は、画像が記録された記
録紙を反転部316,排出コロ317,あるいは搬送部321の何
れかに仕分けるものであり、搬送部321は、両面複写時
に第1面の画像が記録されている記録紙を再度レジスト
ローラ311に搬送するためのものである。感光体302の表
面の残留トナーは、クリーニング部322によつて除去さ
れ、残留電荷は除電ランプ323によつて除去される。
分配部315の一例を第3図に示す。
同図において、315a,315b,315c,315dは記録紙を搬送
する搬送コロ、315e,315fは記録紙の搬送経路を切り換
えるための分岐板である。記録紙を反転させた状態で、
すなわち、画像が記録された面を下にした状態で排出す
る場合、分岐板315eはA1方向に、分岐板315fはA3方向に
付勢される。そして記録紙は、搬送経路イ,ロ,ハ,
ニ,ホを順次通過して排出コロ317へと搬送され、機外
へ排出される。記録紙をそのままの状態で、すなわち、
画像の記録面を上にした状態で排出する場合、分岐板31
5eはA2方向に付勢される。そして記録紙は、搬送経路
「ヘ」を通過して排出コロ317へと搬送され、機外へ排
出される。記録紙を搬送部321へ送り出す場合、分岐板3
15aはA1方向に、分岐板315fはA4方向に付勢される。そ
して記録紙は搬送経路イ,ロ,ハ,ニ,ト,チを順次通
過して、搬送部321へと送り出される。
第1図は、このフアクシミリ装置の制御系の一例を示
している。同図において、ラインイメージセンサ203の
出力画信号はAGC(可変利得制御)アンプ11によつて所
定の振幅に増幅され、アナログ/デジタル変換器12によ
つて所定ビツト数のデジタル信号に変換されて、画像処
理部13に加えられる。画像処理部13は、スキヤナ200の
光学系202の特性およびラインイメージセンサ203の各ビ
ットの受光特性のばらつき等が原因となる画信号のレベ
ルのばらつきを補正するシエーデイング補正処理、スキ
ヤナ200による画像の読み取り特性と人間の視覚特性と
の相違を補正して、スキヤナ200の読取画像を視覚的に
最適な画像に変換するγ補正処理、画像のボケを解消す
るMTF補正処理、新聞のように地肌の色が濃い原稿や地
肌が汚れている原稿の画像を適切に抽出するための地肌
除去処理、画像を疑似的に階調化するための中間調処
理、2値化処理する文字部と中間調処理する画像とを分
離するめの文字/中間調分離処理、および、その他の種
々の画像処理を実現するものである。画像処理部13によ
つて処理された画情報は、画像処理部14によつて最も効
率の良い方式により画像圧縮され、圧縮された画像情報
に対応した画像データは画像メモリ15に蓄積される。こ
の画像メモリ15は、圧縮された状態の標準的な原稿の画
情報を数十枚(例えば20〜60枚程度)程度蓄積できる記
憶容量を備えており、メモリ制御部16によつて、その書
き込み・読み出し動作が制御される。画像メモリ15から
読み出された画像データは、画像処理部14によつて元の
画信号に復元され、その復元された画信号は、レーザダ
イオードドライバ17に加えられ、これによつてレーザダ
イオード18からは、画信号(画像情報)によつて変調さ
れたレーザ光が発生される。なお、このレーザダイオー
ド18は、複写装置300のレーザ書き込み部301に設けられ
ている。また画像処理部14は、画像の線密度を変換する
密度変換処理および画像を縮小拡大する変倍処理も実行
する。操作表示部19は、この装置を複写機あるいはフア
クシミリとして操作するために必要な操作キーと、フア
クシミリ装置の動作状態や操作手順等を表示するための
表示器からなる。操作キーとしては、例えば、フアクシ
ミリ送信動作を開始させるためのスタートキー、複写動
作を開始するためのコピーキー、複写動作を停止させる
ためのストップキー、複写枚数や電話番号等の数値デー
タを入力するためのテンキー、電話番号を入力するため
の短縮キー、フアクシミリ装置の各種の動作モードを設
定するためのモードキー、および、表示器に表示された
選択項目を選択するためのガイダンスキー等を備えてい
る。また、表示器としては表示の自由度が大きい液晶表
示装置等を用い、操作手順のメッセージ情報、テンキー
で入力された数値および実際の複写枚数等を表示する。
DF制御部20は原稿搬送装置100を制御し、スキヤナ制御
部21はスキヤナ200を制御し、複写制御部22は複写装置2
00の各部動作を制御するものである。そして、これらの
DF制御部20,スキヤナ制御部21,複写制御部22,画像処理
部13,メモリ制御部15,およびレーザダイオードドライバ
17はシステム制御部23によつて、それぞれの動作タイミ
ングや動作モード等が制御される。メモリ制御部15と複
写制御部22とは、レーザ書き込み部301の動作を同期す
るめの情報をやりとりしている。フアクシミリ制御部24
は、フアクシミリ伝送のための伝送制御手順を実行する
とともに、画像圧縮伸張部26,モデム27,および網制御装
置28を制御して画情報の送受信を実行する。このフアク
シミリ制御部24は、システム制御部23およびメモリ制御
部16と制御情報等をやりとりしている。画像圧縮伸張部
26は、フアクシミリ伝送時の符号圧縮方式によつて伝送
する画像を圧縮するとともに、受信した画像を元の画信
号に伸張するものであり、複数の符号圧縮方式による圧
縮伸張処理を実行できる。モデム27は、デジタルデータ
をアナログ回線を介して伝送できる波形に変調するとと
もに受信信号を復調して元のデジタルデータに復調する
ものであり、複数の変調方式の変復調処理を実行でき
る。例えば、G1,G2,G3フアクシミリモードの各々の変復
調処理をそれぞれ実現するためのユニツトから構成され
ている。網制御装置28は、このフアクシミリ装置を伝送
回線(この場合には公衆電話回線網)に接続するための
ものであり、自動発着信機能を備えている。29はキヤラ
クタジエネレータである。なお、操作表示部19からの入
力データは、システム制御部23を介してフアクシミリ制
御部24に通知され、フアクシミリ制御部24から操作表示
部19への表示データは、システム制御部23を介して操作
表示部19に出力され、またフアクシミリ制御部24から画
像処理部13,14への制御情報もシステム制御部23を介し
て出力される。
次に、フアクシミリ伝送動作を説明する。
フアクシミリ伝送手順においては、その一例を第4図
に示したように、送信側から受信側が発呼されて(呼び
出し信号CNG)回線が確立すると、受信側は非音声端末
であることを表示する被呼局識別信号CEDを応答したの
ちに、自局の受信機能を表示するデジタル識別信号DIS
を応答する。送信側は受信したデジタル識別信号DISの
内容から、そのフアクシミリ伝送に使用する機能を選択
し、デジタル命令信号DCSの中に表示して受信側に通知
し、その時に選択した伝送速度にモデム速度をセットし
て、1.5秒のトレーニングを実行する(トレーニングチ
エツクTCF)。このモデムトレーニングの結果が良好な
場合、受信側は受信準備確認信号CFRを送信側に応答し
て、そのときのモデム速度による画像受信の準備に入
る。受信準備確認信号CFRを受信した送信側では、設定
したモデム速度に対応したモデムの規格上のトレーニン
グシーケンスに対応したトレーニング信号TNGを送り出
した後、1ページ目の画情報MSGを送信し、後続の画像
がある場合には、マルチページ信号MPSを送信する。受
信側は、その時に受信画像を適切に受信できた場合、メ
ツセージ確認信号MCFを応答し、次のページの画像受信
に備える。メッセージ確認信号MCFを受信した送信側
は、再度トレーニング信号TNGを送り出した後に、2ペ
ージ目の画情報を送信し、そこで送信を終了するときは
手順終了信号EOPを送信する。受信側では1ページ目と
同様にしてメッセージ確認信号MCFを応答し、送信側で
は、このメッセージ確認信号MCFを受信すると切断命令
信号DCNを送信して回線を切断し、フアクシミリ伝送を
終了する。この切断命令信号DCNを受信した受信側で
は、回線を切断する。このような一連のフアクシミリ伝
送手順が実行されて画像が伝送される。この時、トレー
ニングチエツクTCFおよび画情報の伝送には2400〜9600b
psの高速モデムが用いられ、例えば、デジタル識別信号
DIS等のその他の伝送制御手順信号の伝送には300bpsの
低速モデムが用いられる。なお、ここで示した伝送制御
手順信号は、フアクシミリ伝送手順に定められている伝
送制御手順信号の一部である。このフアクシミリ伝送手
順は、CCITT(国際電信電話諮問委員会)の勧告T.30に
よつて標準的なものが定められている。
伝送制御手順信号は、基本的に第5図に示したような
ハイレベルデータリンク制御(HDLC)手順のフレーム構
成を持ち、8ビツトの2つのフラグシーケンスF,8ビツ
トのアドレス部A,8ビツトの制御部C,8ビツトのフアクシ
ミリ制御部FC,nビツトのフアクシミリ情報部FI,16ビツ
トのフラグチエツクシーケンスFCS,および、8ビツトの
フラグFからなる。フラグFは「01111110」なるビット
列からなり、アドレス部Aは不特定の相手を表すグロー
バルアドレス「11111111」なるビツト例からなり、制御
部Cは非番号制フレームを表す「1100X000」(Xは非最
終フレームで「0」,最終フレーム「1」)なるビツト
列からなり、フアクシミリ制御部FCは各々の伝送制御手
順信号を表すビツト列からなり、フアクシミリ情報部FI
はパラメータを伴う伝送制御手順信号(DIS,DCS,DTC,NS
S,NSF等)のパラメータを示すビツト列からなり、フラ
グチエツクシーケンスFCSはアドレス部Aからフアクシ
ミリ情報部FIまでのビツト列について所定の生成多項式
を適用して得られたCRC(巡回冗長検査)符号のビツト
列からなる。
フアクシミリ情報部FIの内容の一例を、次ページの表
1に示す。デジタル識別信号DISとデジタル送信命令信
号DTCのフアクシミリ情報フイールドFIでは、ビツトが
「1」にされているビツト番号の機能を備えていること
を表し、デジタル命令信号DCSのフアクシミリ情報フイ
ールドFIではビツトが「1」にされているビツト番号の
機能を選択したことを表している。また、ビツト番号24
の拡張フイールドが「1」にされている時には、その後
に8ビツトの拡張フイールドが付加されていて、フアク
シミリ情報フイールドFIのビツト番号が全部で32ビット
であることが表示される。
オペレータが送信原稿を原稿搬送装置100の原稿台101
にセツトし、操作表示部19でフアクシミリモードを選択
し、宛先を入力し、スタートキーをオンして送信動作を
開始させると、システム制御部23は、オペレータの操作
入力したデータをフアクシミリ制御部24に転送してフア
クシミリ送信動作を開始させるとともに、DF制御部20に
送信原稿を搬送するように指令する。これにより、原稿
搬送装置100によつて送信原稿が、コンタクトガラス202
に位置決めされるとともにそのサイズが判別され、その
結果DF制御部20によつてシステム制御部23を介してフア
クシミリ制御部24に通知される。オペレータが即時伝送
モードを選択して宛先を1つ選択した場合を考えると、
フアクシミリ制御部24は網制御装置28に宛先の電話番号
を転送して宛先を発呼させ、回線が確立すると上述した
伝送制御手順を実行して宛先の受信機能を判別し、その
中で使用するものを選択して宛先に通知する。この時、
宛先の受信可能サイズと送信原稿サイズとを比較し、そ
れらが異なる場合には、宛先の受信可能サイズに送信原
稿の画像を変倍して送信する。この受信可能サイズと送
信原稿のサイズと変倍率との関係を下記の表2に示す。
なお、通常フアクシミリ装置においては、A4〜A3判以
外のサイズを記録紙に使用することは希であるが、この
実施例の装置のように、多くの種類の記録紙を用いるこ
とができるフアクシミリ装置間においては、実際にセッ
トされている記録紙に応じて記録紙を選択することがあ
り、その場合、このように広い範囲の変倍率が適用され
る可能性がある。また当然のことながら、その場合には
伝送前手順において、非標準装置信号等によつて自分の
機能を通知し、使用可能な記録紙をすべて相手先に知ら
せる。
ところで、送信原稿の画像を縮小する場合、縮小率が
大きいと縮小された画像が見づらくなり、宛先での画質
が非常に悪化するおそれがある。そのため、フアクシミ
リ制御部24は第6図に示した処理を実行して、倍率に応
じた読み取り線密度を設定している。
この処理では、まず上述の関係から倍率を選択し(処
理30)、倍率が86%以上かどうかを調べる(判断31)。
この判断31の結果がNOの時は、さらに倍率を71%で分け
る(判断32)。
判断32の結果がYESの時は、その時に設定されている
読取りの線密度が3.85本/mmであるかを調べ(判断3
4)、この判断34の結果がYESの時は、読取りの線密度を
7.7本/mmに設定する(処理35)。判断33の結果がYESの
場合は、判断36で15.4本/mmモードの有無を調べる。NO
の時は処理39へ行き、分割送信モードを設定する。YES
の時は判断37で密度が15.4本/mmに設定されているかを
調べ、NOのときは処理38で密度15.4本/mmに設定する。
判断33の結果がNOの時は処理39へ行き、分割モードを設
定する。
このように、倍率が71〜86%の時には少なくとも7.7
ライン/mm以上の線密度で読み取り、倍率が71%よりも
小さい時には15.4ライン/mmの線密度で読み取つてい
る。すなわち、縮小する割合が大きい時ほど解像度を高
く読み取つているので、縮小された画像の劣化を抑制す
ることができ、従つて、受信画像に現れる小さい文字等
を確実に読むことができる。そして、このようにして設
定された倍率と読み取り線密度がシステム制御部23を介
して画像処理部14に通知され、スキヤナ200で主走査方
向に15.4ドット/mm、副走査方向に15.4ドット/mmの解像
度で読み取られた画像は、画像処理部13によつて所定の
画質補正等の処理を受けるとともに画像処理部14によつ
て、その時に設定された線密度および倍率で線密度変換
および変倍され、フアクシミリ制御部24に転送される。
そして、設定された符号化方式で画像圧縮伸張部26によ
つて符号圧縮され、設定された変調方式でモデム27によ
つて変調され、網制御装置28を介して宛先へと伝送され
る。
このように、即時伝送モードで宛先が1つの場合には
読み取られた画像は画素メモリ15に蓄積されず、直接フ
アクシミリ制御部24に転送される。送信時刻が指定され
た時刻指定伝送モードおよび複数の宛先が設定される同
報伝送モードが選択された場合には、スキヤナ200で読
み取られた送信原稿の画像は画像処理部13によつて所定
の画質補正等の処理を受け、画像処理部14によつて圧縮
された状態で、一旦画像メモリ15に蓄積される。またこ
の時には、オペレータが入力した送信時刻および宛先情
報等の送信のための条件は、フアクシミリ制御部24に記
憶される。
時刻指定伝送モードの時には指定された送信時刻にに
なつた時、同報伝送モードでは画情報の蓄積を終了した
時、指定された宛先に画情報が順次送信される。この画
情報の送信時、フアクシミリ制御部24は、指定された宛
先が1つの場合はその宛先を、複数の宛先が指定された
場合には、その1つの宛先を選択して、それに対応する
電話番号情報を網制御装置28に転送して宛先を発呼す
る。そして、上述と同様に伝送制御手順を実行し、第6
図の処理を実行して原稿サイズと受信可能サイズとの関
係から変倍率および線密度を選択し、その変倍率および
線密度を画像処理部14に設定する。画情報の伝送を開始
する時には、フアクシミリ制御部24はメモリ制御部16に
指令して、画像メモリ15から蓄積している画情報を順次
読み出させるとともに、システム制御部23を通じて画像
処理部14にフアクシミリ制御部24に選択させるように指
令する。これにより、画像メモリ15から読み出された画
情報は画像処理部14によつて元の画信号に復元されると
ともに密度変換処理および変倍処理がなされ、フアクシ
ミリ制御部24に加えられる。
そして、フアクシミリ制御部24に加えられた画信号
は、画像圧縮伸張部26によつて符号圧縮され、モデム27
によつて変調された後に網制御装置28を介して宛先へと
送出される。
このようにして1つの宛先に対する画情報の伝送が終
了すると、複数の宛先が設定されている時には順次宛先
を選択して同様の処理を繰り返し、すべての宛先へ画情
報を伝送する。そして、送信が完了した画情報は画像メ
モリ15から削除される。
次に、第7図および第8図に示すフローチヤートに基
づいて制御動作を説明する。
まず、第7図において、本発明の要旨に係る動作を説
明する。処理60にて送信する原稿をコンタクトガラス20
1にセツトする。処理61にて相手先を10キーまたはワン
タツチキー等を用いてセツトする。処理62にてスタート
キーを押下する。処理63にてスキヤナ200が移動してコ
ンタクトガラス201上の原稿サイズを読取る。判断64に
て読み取つた原稿サイズをチエツクし、所定サイズか原
稿なし等を調べる。もし原稿なし等の時は処理65に行
き、原稿チエツクを表示して再度処理62へ行き、スター
トキーを受け付ける用意をする。処理66にて原稿サイズ
がOKならば原稿のデータを読取り、そのデータをページ
メモリにしまう。処理67にてページメモリに入つた画像
データを圧縮してSAFメモリへしまう作業を開始する。
処理68にてブザー音を発する。これ以降は原稿を変え、
スタートキーを受け付ける用意をする。判断69にてスタ
ートキーが押されたかを判断し、もし押されたら処理70
へ行き、スタートONフラグをセツトする。また処理71に
てブザーをOFFし、一度スタートキーを押されたことを
示す。判断72にてストツプキーが押されたかを判断す
る。押下されているとブザーをOFFする。判断73にてペ
ージメモリの圧縮作業が全て終了したかを調べる。終了
していなければ判断69へ戻る。判断74にてページメモリ
内のデータの圧縮作業が終了するとスタートONフラグの
判定を行い、次の原稿を読むかどうかの判断を行う。フ
ラグがONならば処理75へ行き、スタートONフラグをOFF
して処理63へ行き、次の原稿を読み取る。スタートONフ
ラグがOFFのときは次の原稿はないので、SAFデータの送
信フローへ行く(送信フローは説明を省く)。このよう
にスタートONフラグを有することでスタートキーのプリ
セツトが可能となり、大変使い易くなる。
次に第8図に基づき即時送信時の動作を説明する。
処理80にて電話機,10キー等を用いて相手を呼び出
す。判断81にて相手から送られてくるCED(2100Hzの信
号)を待つ。CEDが送られてくると処理82へ行き、スタ
ートキーを押下し送信作業の起動をかける。処理83にて
スキヤナ200が移動して原稿サイズを読取る。判断84に
て読み取つたサイズが所定内のサイズかあるいは原稿の
有無を調べ、NGの時は処理85へ行き送信モードをキヤン
セルする。処理86にて相手からのDisと送信する原稿サ
イズ等各種モードデータ(モデムの種類,文字,サイズ
等)よりDCSデータを決定して相手へ送る。処理87にて
原稿を読取り、データをページメモリへしまう。処理88
にて回線のチエツクを行うためにTFRを送信する。判断8
9にてTFRに対する応答を待つ。トレーニングがOKならば
CFR、NGならばRTNが相手より送られてくる。もしNGのと
きは判断90にてモデム27のレートをチエツクし、最低な
らば処理92で回線エラー表示して送信フローから抜け
る。そうでなければ処理91にてモデム27のレートを下げ
再度回線のチエツクを行う。処理93にて回線のチエツク
がOKとなればここでページメモリの画像データを相手へ
送る動作を開始する。処理94にてブザーをONし、次の送
信原稿の用意をしても良いことを知らせる。判断95にて
ページメモリのデータを全て送つたかどうかを判断す
る。もし、送信してしまえば判断100へ行く。判断96に
てスタートキーが押されたかどうかのチエツクを行う。
押されていれば処理97にてスタートONフラグをセツトす
ると共に次の原稿のサイズをチエツクする。その後、処
理98にてブザーをOFFする。判断99にてストツプキーが
押されたかを判断し、押されていれば処理98でブザーを
OFFする。判断100にてブザーが鳴つているかをチエツク
し、ONならば処理101で10秒以上鳴つていたかを調べ
る。10秒以内のときは処理102にてフイルビツトを相手
に送り、少なく共10秒間はオペレータにスタートキーを
押下できるチヤンスを与えるようにする(小サイズで画
像の少ない原稿は短時間で送信してしまう事があるた
め)。判断103にてMSG(画像データ)の終了後MPSを送
るかEOPを送るかの判断をする。もし、次の原稿があれ
ば処理104でMPSを送り、次の原稿がないと処理105にてE
OPを送る。判断106にて1枚送つた結果、相手よりOKで
あるMCFがくれば次に行き、それ以外の時は処理107にて
エラー表示する。判断108にてスタートONフラグがセツ
トされていれば処理109で原稿を読取り、次の送信を行
う。もしスタートONフラグがOFFならば処理110にて相手
へDCNを送り回線を切つて送信作業を終了とする。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、情報量の少な
い白紙原稿などにおいても最低の原稿交換時間が確保さ
れるので、通信が途中で切れることもなく、操作も容易
になる。また、最後の原稿の場合には、そのまま読み取
りを終了させるので、通信時間が短くなり、通信費用も
少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるフアクシミリ装置の一実施例の制
御ブロツク図、第2図はフアクシミリ装置の概略構成
図、第3図は反転機構の一例を示した概略構成図、第4
図はフアクシミリ伝送手順の一例を示したタイミングチ
ヤート、第5図は伝送制御信号の形式を例示した信号配
置図、第6図は送信時の線密度、変倍率および分割送信
モードの設定処理の一例を示したフローチヤート、第7
図は本発明による制御動作を示したフローチヤート、第
8図は即時通信時の制御動作を示したフローチヤートで
ある。 15………画像メモリ、16……メモリ制御手部、23……シ
ステム制御部、24……フアクシミリ制御部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/04 - 1/207 H04N 1/32 - 1/36 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動原稿搬送装置を使用しないで送信する
    ことも可能なファクシミリ装置において、 原稿の読み取り終了からその読み取った原稿の送信完了
    までの時間が原稿の交換に必要なあらかじめ設定された
    時間より短いときには、次の原稿の読み取りを遅らせ、
    前記原稿が最後の原稿の場合には、そのまま読み取りを
    終了させる制御手段を備えていることを特徴とするファ
    クシミリ装置。
  2. 【請求項2】送信側から受信側にフィルビットを送信す
    ることによって前記次の原稿の読み取りを遅らせること
    を特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
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