JP2005181609A - 画像形成装置の印刷方法、および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷物に総ページ数を付加しようとする際に、メモリ容量の大容量化を図らない場合は、ユーザに煩雑な作業を強いる総ページ数の手入力が必要となってしまう。
【解決手段】ADF3によって搬送される原稿の読取りを行うスキャナ2と、ADF3内を搬送された原稿枚数を計数する計数手段と、画像データを印刷するプリンタ4と、を備える複合機に適用する総ページ数印刷プログラム100の処理に、ADF3による原稿給送の一回目に、スキャナ2による画像読取りを行うことなしに、ADF3にセットされた原稿束24の総ページ数を計数する計数工程と、ADFによる原稿給送の二回目に、ADF3に再セットされた原稿束24をスキャナ2により読取りつつ、総ページ数を含むページ情報を、読取り画像のコピーに付加して、記録紙上に印刷するページ情報付コピー工程の処理を備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、ADF(自動原稿給送装置)によって搬送される原稿の読取りを行う画像読取手段と、画像データを印刷する画像形成手段と、を備える画像形成装置の技術に関する。
近年、コピー機、コピー・ファクシミリ複合機等の画像形成装置には、印刷物にページ番号を付加印刷する機能が備えられている。
このようなページ付け機能として、ページ数のみを印刷する単なるページ付けモードの他に、総ページ数をも付加して印刷するモード(以下、総ページ数印刷モード)が存在する。この総ページ数は、例えば、「該当ページ/総ページ数」といった形態で付加される。
総ページ数印刷モードにおいては、画像形成装置側で、コピーやファクシミリ送信における読取り原稿の総ページ数を、カウントすることになる。手入力で、総ページ数を、画像形成装置に入力することも、もちろん可能であるが、ユーザに煩雑な作業を強いることになる。
このような自動のカウントは、ADF(自動原稿給送装置)等における計数機能を利用して行うことが可能である。したがって、ADFを利用した原稿読取り時に、原稿枚数を計数しながら原稿画像の読み取りを行うことで、全ての原稿の読取りが終了した時点で、総ページ数が明らかとなる。そして、すべての原稿の読取りが終了した後に、総ページ数をも付加されたページ付けが行われるものとなる。
ところが、総ページ数印刷モードにおいては、読取り原稿を画像メモリに蓄積していき、一旦全ページの蓄積が終了した後に、画像の印刷が開始される。したがって、途中で、メモリオーバーが発生しないようにするためには、画像メモリを大容量にしておく必要がある。
このような不具合を防止する技術として、特許文献1に開示される技術が有る。該技術においては、メモリオーバーが発生しそうな場合は、総ページ数の手入力を促す画面を表示して、ユーザに総ページ数(または残りのページ数)を入力させて、画像メモリに読取り原稿の全ページを記憶させることなく、総ページ数印刷モードでの印刷を可能としている。
特開平9−214643号公報
前記特許文献1に開示される技術では、総ページ数印刷モードにおいて、読取り原稿の枚数が、画像メモリの容量を越える場合には、総ページ数の手入力により、メモリオーバーを回避するものとしている。
したがって、結局、総ページ数もしくは残ページをユーザがカウントするという煩雑な作業を、ユーザに強いることになってしまう。
つまり、解決しようとする問題点は、印刷物に総ページ数を付加しようとする際に、メモリ容量の大容量化を図らない場合は、ユーザに煩雑な作業を強いる総ページ数の手入力が必要となってしまう点である。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、
ADF(自動原稿給送装置)によって搬送される原稿の読取りを行う画像読取手段と、
ADF内を搬送された原稿枚数を計数する計数手段と、
画像データを印刷する画像形成手段と、
を備える画像形成装置の印刷方法であって、
ADFによる原稿給送の一回目に、前記画像読取手段による画像読取りを行うことなしに、ADFにセットされた原稿束の総ページ数を計数する計数工程と、
ADFによる原稿給送の二回目に、ADFに再セットされた原稿を前記画像読取手段により読取りつつ、総ページ数を含むページ情報を、読取り画像のコピーに付加して、記録紙上に印刷するページ情報付コピー工程と、
を備えるものである。
請求項2においては、
前記計数工程において、原稿の一部の試験用ページの画像読取りを行うと共に、
該計数工程と同時もしくはそれ以降で前記ページ情報付コピー工程の前に、
総ページ数を含むページ情報を、前記試験用ページの読取り画像のコピーに付加して、記録紙上に印刷する試験印刷工程と、
試験印刷工程で作成された印刷物上での前記ページ情報の付加状態の適否をユーザに確認させるための報知を行う報知工程と、
を備えるものである。
請求項3においては、
前記ページ情報付コピー工程内に、
ページ情報付コピー工程の実行を中断して、作成された印刷物上での前記ページ情報の付加状態の適否をユーザに確認させるための報知を行う報知工程と、
ページ情報付コピー工程の実行継続もしくは再実行の入力指令を待機する待機工程と、
を備えるものである。
請求項4においては、
ADF(自動原稿給送装置)によって搬送される原稿の読取りを行う画像読取手段と、
ADF内を搬送された原稿枚数を計数する計数手段と、
画像データを印刷する画像形成手段と、
を備える画像形成装置であって、
ADFによる原稿給送の一回目に、前記画像読取手段による読取りを行うことなしに、ADFに再セットされた原稿束の総ページ数を計数するように計数手段を制御すると共に、
ADFによる原稿給送の二回目に、ADFにセットされた原稿を前記画像読取手段により読取りつつ、総ページ数を含むページ情報を、読取り画像のコピーに付加して、記録紙上に印刷するように前記画像読取装置および前記画像形成手段を制御する、
制御手段を備えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、ADFによる原稿枚数の計数と、画像読取手段での原稿読み取りとが、独立した処理として実行される。
したがって、ページ情報付コピーを作成する際に、画像メモリでメモリオーバーが発生することがない。加えて、原稿枚数の計数は、ADFにおいて自動的に行われるので、ユーザが原稿枚数を計数する必要がなく、ユーザは煩雑な作業を強いられることがない。
請求項2においては、ページ情報付コピーにおけるページ情報の付加状態が、複数原稿のコピーが実際に行われる際に、ユーザにより確認可能な状態とされる。
したがって、複数枚数のミスコピーを未然に防止することが出来る。
請求項3においては、ページ情報付コピーにおけるページ情報の付加状態が、複数原稿のコピーが実行中に、ユーザにより確認可能な状態とされる。
したがって、複数枚数のミスコピーを未然に防止することが出来る。
請求項4においては、ADFによる原稿枚数の計数と、画像読取手段での原稿読み取りとが、独立した処理として実行される。
したがって、ページ情報付コピーを作成する際に、画像メモリでメモリオーバーが発生することがない。加えて、原稿枚数の計数は、ADFにおいて自動的に行われるので、ユーザが原稿枚数を計数する必要がなく、ユーザは煩雑な作業を強いられることがない。
本発明の画像形成装置の一実施の形態である複合機1と、本発明の印刷方法の二つの実施の形態である総ページ数印刷プログラム100・200とについて、図面を用いて説明する。
複合機1は、コピー機能とファクシミリ機能とを有する装置であり、コピー機能は、画像読取手段(スキャナ)と画像形成手段(プリンタ)とにより実現されている。
この複合機1には、以下で説明する総ページ数印刷プログラム100・200が適用されている。
まず、図1を用いて、複合機1の構成を説明する。
複合機1には、大別して次の各手段が設けられている。
画像読取りに関わる手段、画像形成に関わる手段、ファクシミリ送信に関わる手段、操作入力に関わる手段、表示出力に関わる手段、複合機1の各部(各手段)の制御に関わる手段、である。また、これらの各手段は、バス11を介して接続されている。
画像読取りに関わる手段として、画像読取手段本体であるスキャナ2と、スキャナ2への原稿供給手段であるADF(自動原稿給送装置)3とが、複合機1に備えられている。
スキャナ2およびADF3により、シートフィードタイプスキャナが構成されている。
画像形成に関わる手段として、画像形成手段本体であるプリンタ4と、記録紙の供給手段である給紙カセット5とが、複合機1に備えられている。
プリンタ4は、画像データの記録紙上への印刷出力が可能である。
ファクシミリ送信に関わる手段として、電話回線との回線接続制御部であるNCU6、送受信手段であるモデム7、が備えられている。複合機1と、NCU6で接続を許可された送受信先との間で、ファクシミリ送信が可能である。
また、インターネットFAXに関わる手段として、LANインターフェイス8が備えられている。複合機1は、LANインターフェイス8を経由する通信線を介して、複合機1外部のネットワーク機器であるサーバー9やクライアントPC10等に接続される。
操作入力手段として、キー操作部12が複合機1に設けられている。ユーザは、キー操作部12上に設けられている各種キーを操作して、複合機1の操作が可能である。
表示出力手段として、表示ディスプレイ13が複合機1に設けられている。ユーザは、複合機1の処理内容に応じて、表示ディスプレイ13上に出力される画像表示を確認可能である。
イメージデータの記憶手段として、画像メモリ14が複合機1に設けられている。
画像メモリ14には、スキャナ2で読取られた画像データや、ファクシミリ通信(またはインターネットFAX通信)により受信した画像データが、蓄積される。
前記プリンタ4は、画像メモリ14に記憶されている画像データを、記録紙上へ印刷出力する。
複合機1の各部(各手段)の制御に関わる手段として、制御手段本体であるMPU15、ROM(読出し専用メモリ)16、RAM(一時記憶メモリ)17が備えられている。
ROM16内には、複合機1の各部(各手段)の制御プログラム等が記憶されており、該制御プログラムに基づいて、MPU15が複合機1の各部(各手段)の作動を制御する。RAM17には、制御プログラムの実行に伴って得られたデータ等が、一時的に記憶される。
また、バス11には、コーデック(符号復号化器)25が接続されており、該コーデック25により、形式の異なるデータ変換やデータ圧縮/解凍処理が行われる。
例えば、ファクシミリ送信により受信したデータの変換や、画像メモリ14へ蓄積する画像データの圧縮処理、圧縮された画像データの解凍処理などが、コーデック25で行われる。
本発明は、シートフィードタイプスキャナを備える画像形成装置において、(コピー画像の)印刷物に総ページ数を付加する技術に関するものである。
特に、シートフィードタイプスキャナに備えるADFを用いて、二回の原稿給送を行う点に、本発明の特徴がある。第一回目の原稿給送では、画像読取りを行うことなしに、セットされた原稿束の総ページ数を計数する。また、二回目の原稿給送では、原稿画像を読取りつつ、ページ情報(総ページ数を含む)を付加した印刷物を作成する。
つまり、ADFにより、原稿枚数の計数を主目的とする原稿給送が、コピー用の読取りを主目的とする原稿給送に先立って行われて、合計二回の原稿給送が行われるものである。
本実施の形態では、複合機1の制御モードを、総ページ数印刷モードに移行させることで、総ページ数を含むページ情報が付加された印刷物の作成が行われるものとしている。
MPU15は、この「総ページ数印刷モード」の制御下で、「計数工程」の処理と、「ページ情報付コピー工程」の処理とを、実行する。「計数工程」では、総ページ数の計数に関わる処理が実行される。また、「ページ情報付コピー工程」では、読取った原稿画像にページ情報を付加して印刷物を作成する処理が実行される。
したがって以下では、まず、「計数工程」に関わる構成を説明し、次いで、「ページ情報付コピー工程」に関わる構成について説明する。そして、その後に、この一連の流れをフロー図を用いて説明するものとする。
図2を用いて、ADF3の構成を説明する。
ADF3内には、略U字状の原稿搬送路20が、ガイド部材により囲われた溝状の空間として形成されており、該原稿搬送路18に沿って、複数の搬送ローラが設けられている。そして、これらの搬送ローラや、後述のピックアップローラ23等により、原稿給送機構33が構成されている。
原稿搬送路20の始端部には、該原稿搬送路20へ原稿を供給する給紙トレイ18が設けられ、原稿搬送路20の終端部には、該原稿搬送路20から排出される原稿を受ける排紙トレイ19が設けられている。
以下において、ADF3の給紙トレイ18に原稿束24(もしくは一枚の原稿24a)が載置された状態を、「ADF3に原稿がセットされた状態」とする。
給紙トレイ18には、ADF3にセットされた原稿束24(もしくは一枚の原稿24a)の有無を検出するためのセット有無検出センサ28が設けられている。
セット有無検出センサ28は、接触式センサとして構成され、その検出部28aがセットされた原稿束24の先端に接触するように設けられている。
また、原稿搬送路20の始端部には、給紙トレイ18上の原稿束24上面に接触するピックアップローラ23が揺動自在に設けられている。そして、該ピックアップローラ23が原稿束24の最上位置の原稿24aに接触した状態で回動されると、原稿束24より最上位置の原稿24aが原稿搬送路20内へと繰り出される。つまり、ピックアップローラ23により、原稿束24より原稿24aが一枚ずつ繰り出されて、原稿搬送路20内へと供給される。
原稿搬送路20上には、スキャナ2による原稿読取り位置Pが設けられている。
本実施の形態では、原稿搬送路20の最下位置が、原稿読取り位置Pとして設定されると共に、その下方のスキャナ2内部には、イメージセンサであるCCD(光電変換素子)21が配置されている。CCD21は、光源からの光照射を受けた原稿の反射光を、光電変換により、電子データとして出力する。
そして、原稿読取り位置Pにある原稿の一ラインが、CCD21を介してスキャナ2に読取られ、原稿搬送路20に沿った原稿の搬送に伴って、原稿の全面がスキャナ2により読取られることになる。
図1に示すように、スキャナ2には、前記CCD21や前記光源等の光学系装置34に加えて、画像データ補正回路27が設けられている。
画像データ補正回路27において、CCD21で光電変換されて読取られた原稿画像情報が、A/D(アナログ・デジタル)変換や、シェーディング補正等の補正を受ける。そして、スキャナ2より、原稿画像情報としての画像データが出力される。
スキャナ2より出力される画像データは、コーデック25において圧縮処理を受けて、符号化データに変換された後、画像メモリ14に記憶される。
次に、図1、図2を用いて、ADF3内を搬送された原稿枚数を計数する計数手段を説明する。
この計数手段は、ADF3に備える原稿検出センサ22(図2に図示)と、複合機1の制御機構(前記制御に関わる手段)(図1に図示)と、から構成されている。
原稿検出センサ22は、原稿搬送路20上の原稿の有無を検出する手段である。
この原稿検出センサ22には、検出対象物との接触もしくは検出対象物の接近に基づいて、検出信号を出力する接触式センサが適用されている。特に、本実施の形態では、原稿検出センサ22は、原稿搬送路20を挟んで、発光素子22aと受光素子22bとが対向配置された遮断型光センサ(接触式センサの一つ)として構成されている。
遮断型光センサとした原稿検出センサ22では、発光素子22aと受光素子22bとの間に光路が形成されている。そして、この光路が、原稿搬送路20上を通過する原稿24aにより遮断されると原稿の通過が検出されるものとしている。
原稿検出センサ22から出力される信号は、例えば、検出をON、非検出をOFFとする二値化されたON/OFF信号である。原稿検出センサ22での原稿の検出中、つまり、前記光路の遮断中は、常にON信号が出力されるものである。したがって、このON信号の出力時間を計測することで、搬送方向での原稿長さを検出することも可能である。
ADF3においては、前述したように、セットされた原稿束24より原稿24aが、重なることなく一枚ずつ繰り出されて、原稿搬送路20に供給される。
したがって、原稿検出センサ22からの出力が、OFF信号からON信号に切換わる度に、原稿搬送路20に新たな原稿24aが供給された、と判定することが出来る。
計数手段に関わる複合機1の制御機構としては、MPU15と、ROM16に記憶される計数プログラム26と、がある。つまり、原稿枚数の計数手段は、原稿検出センサ22、MPU15、計数プログラム26からなるものである。
MPU15は、計数プログラム26に基づき、原稿検出センサ22からの出力信号の切換わりの度毎に、原稿枚数の計数を一つ増加させる。この計数値Cは、RAM17に保持される。
ADF3にセットされた原稿束24の原稿枚数の計数は、MPU15の処理が、「計数工程」に移行した場合において行われるものである。
ここで、前記セット有無検出センサ28により、「セット原稿有り」が検出されると、前記計数値が「0」にリセットされる。
また、ADF3の作動により、最後の一枚の原稿24aが繰り出されて、前記セット有無検出センサ28により、「セット原稿無し」が検出されると、前記計数値Cは、総ページ数値Tとして、RAM17に保持される。
次に、図1を用いて、プリンタ4を説明する。
プリンタ4は電子写真式プリンタで構成されており、電子写真プロセスを実行する印刷ユニット29が備えられている。印刷ユニット29は、画像データを、LEDアレイもしくはレーザスキャナにより光像に変換し、電子写真プロセスに基づいて印刷物を作成する。
また、プリンタ4には、印刷ユニット29の入力側に、画像データ処理回路30が、設けられている。画像データ処理回路30には、印刷対象となる画像の符号化データが、画像メモリ14より取り出されてコーデック25で解凍処理を受けて、画像データに変換された後、入力される。この画像データは、画像データ処理回路30において、印刷倍率変更処理、画像合成処理等の処理を受けた後、印刷ユニット29へと出力される。
前記印刷倍率変更処理とは、プリンタ4で印刷出力される印刷画像の大きさを、スキャナ2等で取り込んだ際の原稿画像の大きさに対して、拡大・縮小、もしくは等倍とするための処理である。
具体的には、画像データ処理回路30において、スキャナ2の入力解像度とプリンタ4の出力解像度とに応じて、設定された倍率に対応するように、入力された画像データのデータ量が変更される処理が行われるものである。
なお、印刷倍率や、スキャナ2の入力解像度(画像を読取る際の解像度)の変更(設定入力)は、キー操作部12の操作により可能である。
前記画像合成処理とは、画像データと画像データとを合成して、合成画像データを作成する処理を意味する。画像データとしては、スキャナ2で取り込まれる画像情報に基づく画像データや、テキストコード情報に基づく画像データ等がある。
特に、本発明に関わる合成処理としては、コピー用の画像データ(スキャナ2で取り込まれた画像データ)に、ページ情報(ページ情報に対応するテキストコード情報)の画像データを、合成する処理が相当する。
前記ページ情報としては、ADF3で現在搬送されている原稿24aが、原稿束24の中で、どの位置に該当するかを示す該当ページ数の情報と、原稿束24の総ページ数の情報と、がある。該当ページ数は前述の原稿枚数の計数値Cと同値であり、総ページ数は前述の総ページ数値Tと同値である。
ページ情報は、例えば、「該当ページ数/総ページ数」の形式で、コピー用の画像データに付与されて、前記合成画像データが作成される。また、ページ情報として、単に、該当ページ数のみを、コピー用の画像データに付与して、合成画像データを作成するものとしても良い。
また、コピー用の画像データに付与するページ情報の設定(内容変更)は、キー操作部12の操作により可能である。例えば、ユーザは、コピー用の画像データに付与するページ情報として、「該当ページ数/総ページ数」を選択してもよく、「該当ページ数」を選択してもよい。
ここで、コピー用の画像データにページ情報を付加する際に必要な条件を設定する付加要件設定手段を説明する。該付加要件設定手段は、MPU15と、ROM16に記憶される付加要件設定プログラム31と、から構成されている。
前記付加に際して必要な条件として、コピー画像(コピー用の画像データ)に、ページ数画像(ページ情報の画像データ)を印刷する印刷位置の特定と、ページ数画像の大きさ・デザインの特定と、がある。ページ数画像の大きさ・デザインは、ページ情報を画像表示する際に適用するテキストコードのフォントの種類やフォントサイズにより変化する。
つまり、付加要件設定手段において、コピー画像(コピー用の画像データ)に対するページ数画像の印刷位置の設定と、ページ数表示に適用するフォントの設定(選択)と、フォントサイズの設定とが、行われる。さらに、付加要件設定手段において、「該当ページ数」の表示文字と「総ページ数」の表示文字との間隔設定や、「該当ページ数」と「総ページ数」との関係を示す表現形式(「1/5」や「5分の1」)等の設定を、設定可能としてもよい。
これらの付加要件の設定は、キー操作部12の操作により、付加要件設定手段で設定されるものである。
前記ページ数画像の印刷位置の設定においては、デフォルトの印刷位置が、付加要件設定プログラム31により設定されている。例えば、コピー画像(記録紙上)の中央下である。コピー画像の中央下以外にも、コピー画像の右下、中央上等、複数の印刷位置が所定の印刷位置として設けられており、キー操作部12の操作により、付加要件設定プログラム31による印刷位置の設定を変更することが可能である。
また、ページ数画像の印刷位置を、キー操作部12の操作により、記録紙面上の座標で指定して、付加要件設定プログラム31に印刷位置を設定させることも可能である。例えば、A4記録紙において、記録紙上端の下10mmかつ記録紙左端の右90mmといった具合である。
前記フォントの設定やフォントサイズの設定においても、デフォルトのフォントおよびフォントサイズが、付加要件設定プログラム31により設定されている。
また、フォントの設定やフォントサイズの設定を、キー操作部12の操作により、別のフォントに変更したり、フォントサイズを変更したりすることも可能である。
以上のようにして、コピー画像にページ情報を付加して作成された合成画像を印刷した際に、ページ数画像の印刷位置やフォントサイズ等が不適切なため、コピー画像にページ数画像が重なって、ページ情報の判別が出来ない場合がある。
図3には、コピー画像にページ情報を付加して作成された印刷物の一例を示している。図3の印刷物の例では、記録紙35上で、コピー画像部分36と、ページ画像部分37とが、重なってしまって、付加状態が不良な状態である。
なお、図3のページ画像部分37は、ページ情報が、「該当ページ/総ページ数」といった形態で付加された例である。
このような不具合を防止するため、後述の「試験印刷工程」では、複数原稿(原稿束24)のコピーにページ情報が付加された印刷物を作成する際に、試験的に一部のページ(第一ページ)を印刷する処理を行い、その次の「報知工程」で、印刷物上でのページ情報の付加状態の適否をユーザに確認させるものとしている。
ここで、印刷物上でのページ情報の付加状態とは、印刷物(合成画像)上に、ページ数画像が付加された状態を指すものであり、ページ画像の印刷位置や、ページ数表示に適用するフォントやフォントサイズ等の付加要件の設定によって、決定される状態のことである。
「報知工程」で、ページ情報の付加状態の適否をユーザに確認させる報知手段を説明する。
該報知手段は、表示出力手段である表示ディスプレイ13と、MPU15と、ROM16に記憶される報知プログラム32と、から構成されている。
詳しくは後述するが、「試験印刷工程」において、試験的に印刷されたページ情報付印刷物がプリンタ4より出力されると、報知プログラム32に従って、MPU15は、表示ディスプレイ13上に、ページ情報の付加状態の適否を問合せる内容の表示を出力させる。
この問合せ内容の文言は、具体的には、例えば、「ページ数の印刷位置は適切でしょうか?」といったものである。
次に、「総ページ数印刷モード」を説明する。
前述したように、複合機1においては、その制御モードが「総ページ数印刷モード」に移行された状態で、総ページ数を含むページ情報が付加された印刷物の作成が行われる。
この「総ページ数印刷モード」の制御下では、MPU15は、総ページ数印刷プログラム100または総ページ数印刷プログラム200に基づいて、各種処理を実行する。総ページ数印刷プログラム100・200は、ROM16に記憶されている。
総ページ数印刷プログラム100では、時系列で順に、「計数工程」、「ページ情報付コピー工程」に関わる処理が実行され、特に、「計数工程」と並行して「試験印刷工程」、「報知工程」が実行される。
総ページ数印刷プログラム200では、時系列で順に、「計数工程」、「ページ情報付コピー工程」に関わる処理が実行され、特に、「ページ情報付コピー工程」と並行して「報知工程」、「待機工程」が実行される。
また、前記の計数プログラム26、付加要件設定プログラム31、報知プログラム32は、総ページ数印刷プログラム100・200のサブルーチンとして機能する。
図4を用いて、総ページ数印刷プログラム100のフローを説明する。
ユーザは、ページ情報の付加されたコピーを作成するための原稿束24(もしくは原稿24a一枚)を、ADF3にセットする(ステップ101)。
ADF3への原稿束24のセットの有無は、前記セット有無検出センサ28により、MPU15で検出される。
そして、原稿束24のセットがMPU15で検出されると、MPU15は、コピーにページ情報を付加した印刷物を作成するか否かを、ユーザに問合せる(ステップ102)。
この問合せは、具体的には、MPU15が表示ディスプレイ13上に、「ページ情報を付加しますか?」等の問合せの文言を表示させることにより、行われる。
ステップ102での問合せに対して、肯定(ページ情報の付加を実行)の回答がキー操作部12の操作により入力された場合は、MPU15の処理がステップ103へ進む。また、否定(ページ情報の付加を行わない)がキー操作部12の操作により入力された場合は、MPU15の処理がステップ104に進む。
否定の場合のステップ104は、原稿画像をそのままコピー画像として印刷してコピーを作成する通常のコピー処理である。これに対して、肯定の場合のステップ103以降の処理は、コピー画像にページ情報の付加された合成画像の印刷が実行される処理である。
ステップ103では、印刷フォーマットの設定が行われる。
MPU15による実際の処理としては、まず、MPU15が表示ディスプレイ13上に、各種の設定入力の問合せの文言を表示させて、ユーザからの設定入力の待機状態に移行する。
ここで、各種の設定とは、大別して次の三つの処理に分類される。
第一には、A4・B5等の記録紙サイズの選定や印刷倍率指定等の通常のコピー処理に関わる設定である。
第二には、コピー用の画像データにページ情報を付加する際に必要な条件(ページ情報の付加要件)の設定である。
第三には、印刷確認の有無設定である。
ここで、ページ情報の付加要件の設定と、印刷確認の有無設定とは、通常のコピーモードではなく、「総ページ数印刷モード」に特有の設定である。なお、通常のコピー処理に関わる設定は、詳述しないがステップ104にも含まれている。
ページ情報の付加要件には、前述したように、ページ数画像(ページ情報の画像データ)を印刷する印刷位置の特定と、ページ数画像の大きさ・デザインの特定と、がある。
また、印刷確認とは、前述したように、ページ情報の付与された合成画像の印刷物を試験的に一部のページで印刷を実施して、ページ情報の付加状態の適否をユーザに確認させることである。つまり、印刷確認の有無設定により、「試験印刷工程」(詳しくは後述)の実施の有無が、設定される。
そして、前記各種の設定がユーザのキー操作部12の操作により入力されて、前記設定入力の終了をMPU15が検出すると、MPU15の処理がステップ105に移行する。
ステップ105では、ステップ103における印刷確認の有無設定で、印刷確認の実行が設定されたか否かが、MPU15で検出される。
否定(印刷確認の不実行)の設定が検出された場合は、ステップ107へとMPU15の処理が進み、肯定(印刷確認の実行)の設定が検出された場合は、ステップ106へMPU15の処理が進む。
ステップ106では、ステップ101でセットされた原稿束24の総ページ数を、ユーザが把握しているか否かを問合せる処理が、MPU15で実行される。
このステップ106の処理は、言い換えると、コピー画像に付与される総ページ数(ページ情報)を、ユーザが手入力で設定するか、複合機1で自動設定するか、を決定するための情報を、複合機1がユーザに要求する処理である。
具体的には、MPU15はまず、表示ディスプレイ13上に、ユーザが総ページ数を把握しているか否かを問合せる文言を表示させる。この文言表示は、肯定か否定かの回答をユーザに要求するものである。次いで、その表示内容に対する回答がキー操作部12を介して入力されるが、肯定の回答が入力されたことをMPU15が検出すると、MPU15の処理がステップ108へ進む。また、否定の回答が入力されたことをMPU15が検出すると、MPU15の処理がステップ109へ進む。
ステップ108では、総ページ数の手入力が行われる。
MPU15による実際の処理としては、まず、MPU15が表示ディスプレイ13上に、総ページ数の入力を要求する文言を表示させると共に、MPU15自体がユーザからの総ページ数入力の待機状態に移行する。
そして、総ページ数が、ユーザのキー操作部12の操作により入力されて、その入力の終了をMPU15が検出すると、MPU15の処理がステップ110に移行する。
ステップ110と、それに続くステップ111とでは、「試験印刷工程」に関わる処理が実行される。
この試験印刷工程では、ページ情報付コピーにおけるページ情報の付加状態をユーザに確認させるための試験用のページ情報付コピーを作成する。つまり、試験的に一枚のページを読取って、ページ情報付コピーが一枚だけ印刷されるものである。本実施の形態では、試験用の読取り対象となる原稿24aは、原稿束24の最上の一枚、つまり第一ページの原稿としている。
特に、ステップ110においては、MPU15がADF3およびスキャナ2を制御して、ADF3により給送された第一ページの原稿を、スキャナ2で読取らせる処理が実行される。
また、ステップ111においては、MPU15が、プリンタ4および給紙カセット5を制御して、読取られた第一ページの原稿データにページ情報を付加した合成画像データを作成させると共に、その合成画像を記録紙上に印刷させる。ここで作成された印刷物が、ページ情報付コピーのサンプルとされる。
一方、ステップ106で否定の場合はステップ109に進むが、このステップ109では、「計数工程」に関わる処理が実行される。
具体的には、ADF3による原稿給送を利用して、原稿束24のページ数の計数が実行される。
ここで、MPU15による実際の処理としては、まず、MPU15が原稿給送機構33に、セットされた原稿束24から順次原稿24aを繰り出して給送するように指令する。この原稿給送に応じて、原稿24aが原稿検出センサ22で検出される度に、MPU15は、前記計数プログラム26に基づいて、原稿枚数の計数を一つ増加させる。この計数値Cは、各原稿24aのページ数に相当する。そして、(セットされた原稿束24の中での)最後の原稿24aの計数が終了すると、その原稿束24の総ページ数値Tが検出される。
また、ステップ109と、後のステップ112・111とにおいても、「試験印刷工程」に関わる処理が実行される。
この試験印刷工程では、ページ情報付コピーにおけるページ情報の付加状態をユーザに確認させるための試験用のページ情報付コピーを作成する。つまり、試験的に一枚のページを読取って、ページ情報付コピーが一枚だけ印刷されるものである。本実施の形態では、試験用の読取り対象となる原稿24aは、原稿束24の最上の一枚、つまり第一ページの原稿としている。
つまり、MPU15がADF3およびスキャナ2を制御して、ADF3による原稿給送に連動して、一部の原稿(第一ページの原稿)で原稿画像の読取りを行わせる。
次いで、ステップ112では、ステップ109で検出された原稿束24の総ページ数値Tが、コピー画像に付与される総ページ数(ページ情報)として、設定され、MPU15の処理がステップ111へと進む。
ステップ111では、MPU15は、プリンタ4および給紙カセット5を制御して、読取られた原稿データにページ情報を付加した合成画像データを作成させると共に、その合成画像を記録紙上に印刷させる。
ここで、合成画像データの作成は、ステップ103(もしくは後述のステップ115)で設定されたページ情報の付加要件に基づいて、行われる。
ステップ113では、「報知工程」に関わる処理が実行される。
「報知工程」は、「試験印刷工程」で作成されたページ情報の付加状態の適否をユーザに確認させるために、ユーザに報知を行う工程である。「試験印刷工程」の処理には、ステップ110・111の一連処理もしくは、ステップ109・112・111の一連処理が相当する。
MPU15による実際の処理としては、MPU15が、報知プログラム32に従って、報知手段としての表示ディスプレイ13上に、ページ情報の付加状態の適否を問合せる内容の表示を出力させるものである。この文言の一例としては、前述したように、「ページ数の印刷位置は適切でしょうか?」等である。
そして、ステップ113の処理が終了すると、MPU15の処理はステップ114に移行する。
なお、本実施の形態では、報知手段として、表示出力手段である表示ディスプレイ13としているが、ユーザに確認を要求するための報知手段としては、音声出力手段であってもよい。報知手段を音声出力手段とした場合は、例えば、試験用のページ情報付コピーが作成された際に、警告音が出力させる構成としても、ページ数の印刷位置は適切でしょうか?」等の音声ガイダンスが出力させるものとしてもよい。
ステップ114では、試験用のページ情報付コピー(サンプル)の適否が、ユーザに確認される。
MPU15による実際の処理としては、MPU15が、まず、ユーザからの前記適否に関する操作入力の待機状態に移行する。ここで、ユーザ側に要求される操作入力としては、肯定(適当である)、もしくは否定(不適当である)の二択の選択入力である。そして、肯定の回答がキー操作部12より入力されると、MPU15の処理がステップ116へと進み、否定の回答がキー操作部12より入力されると、MPU15の処理がステップ115へと進む。
ステップ115では、印刷フォーマットの再設定が行われる。
MPU15による実際の処理としては、まず、MPU15が表示ディスプレイ13上に、各種の設定入力の問合せの文言を表示させて、ユーザからの設定入力の待機状態に移行する。
この印刷フォーマットの再設定は、ユーザが、サンプルとしてのページ情報付コピーを見て、不具合のある場合に行われるものであり、その不具合が改善されるように適切な設定変更が行われることを目的としている。
ユーザは、ページ情報の付加要件の設定を変更したり(ページ情報の印刷位置の変更等)、通常のコピー処理に関わる設定を変更する(原稿画像の印刷倍率の縮小等)ことで、ページ情報付コピーにおけるページ数情報の付加状態を改善する。
ステップ115の設定入力が終了すると、ステップ111に戻り、再びサンプルプリントを行う。
そして、ステップ114で肯定(適当である)の回答(操作入力)が得られるまで、MPU15は、ステップ111・113・114・115の処理を繰り返し実行する。
そして、ステップ114で肯定(適当である)の回答(操作入力)が得られると、ステップ116に進む。
ステップ116では、原稿束24の再セットが行われる。
MPU15による実際の処理としては、まず、MPU15が表示ディスプレイ13上に、原稿をADF3に再セットするように要求する文言を表示させると共に、MPU15自体が再セットの待機状態に移行する。
そして、原稿束24が再セットされて、再セットされた状態を前記セット有無検出センサ28が検出すると、MPU15の処理がステップ117に移行する。
ステップ117では、MPU15は、ページ情報付加コピーの実行指令待ち状態に移行する。
ユーザが、キー操作部12を操作して、ページ情報付加コピーの実行指令を入力し、その実行指令の入力がMPU15で検出されると、MPU15の処理はステップ118に移行する。
ステップ118では、「ページ情報付コピー工程」に関わる処理が実行される。
具体的には、MPU15がADF3およびスキャナ2を制御して、ADF3による原稿給送に連動して原稿画像の読取りを行わせる。同時に、MPU15は、プリンタ4および給紙カセット5を制御して、読取られた原稿データにページ情報を付加した合成画像データを作成させると共に、その合成画像を記録紙上に印刷させる。
ここで、合成画像データの作成は、ステップ103・115で設定されたページ情報の付加要件に基づいて、行われる。
また、この処理は、ADF3にセットされた原稿束24のすべての原稿24aに対して順次行われ、全原稿24aのページ情報付コピーが作成される。
そして、ステップ118の処理が終了すると、総ページ数印刷プログラム100のフローが終了して、複合機1の制御が「総ページ数印刷モード」から解除される。
次に、再びステップ105に戻って説明する。
ステップ105で、否定(印刷確認の不実行)の設定がMPU15で検出された場合は、MPU15の処理がステップ107に移行する。
このステップ107の処理は、ステップ106の処理と同様であり、ステップ101でセットされた原稿束24の総ページ数を、ユーザが把握しているか否かを問合せる処理が、MPU15で実行される。
そして、肯定の回答(総ページ数を把握している)が入力されたことをMPU15が検出すると、MPU15の処理がステップ119へ進む。また、否定の回答(総ページ数を把握していない)が入力されたことをMPU15が検出すると、MPU15の処理がステップ120へ進む。
ステップ119では、総ページ数の手入力が行われる。
このステップ119の処理は、ステップ108の処理と同一である。
そして、総ページ数が、ユーザのキー操作部12の操作により入力されて、その入力の終了をMPU15が検出すると、MPU15の処理が、ページ情報付コピーの実行が開始されるステップ116に移行する。
一方、ステップ120では、「計数工程」に関わる処理が実行される。
このステップ120の処理は、ステップ108の処理において、「計数工程」に関わる部分のみの処理が実行された場合に相当する。
つまり、具体的には、ADF3による原稿給送を利用して、原稿束24のページ数の計数が実行される。そして、ステップ103でセットされた原稿束24に対して、MPU15が、前記計数プログラム26に基づいて、最後の原稿24aの計数を終了すると、その原稿束24の総ページ数値Tが検出される。
次いで、ステップ121では、ステップ120で検出された原稿束24の総ページ数値Tが、コピー画像に付与される総ページ数(ページ情報)として、設定され、MPU15の処理がステップ116へと進む。
ステップ116以降の処理については、前述したとおりである。
次に、図5を用いて、総ページ数印刷プログラム200のフローを説明する。
ユーザは、ページ情報の付加されたコピーを作成するための原稿束24(もしくは原稿24a一枚)を、ADF3にセットする(ステップ201)。
ADF3への原稿束24のセットの有無は、前記セット有無検出センサ28により、MPU15で検出される。
そして、原稿束24のセットがMPU15で検出されると、MPU15は、コピーにページ情報を付加した印刷物を作成するか否かを、ユーザに問合せる(ステップ202)。
この問合せは、具体的には、MPU15が表示ディスプレイ13上に、「ページ情報を付加しますか?」等の問合せの文言を表示させることにより、行われる。
ステップ202での問合せに対して、肯定(ページ情報の付加を実行)の回答がキー操作部12の操作により入力された場合は、MPU15の処理がステップ203へ進む。また、否定(ページ情報の付加を行わない)がキー操作部12の操作により入力された場合は、MPU15の処理がステップ204に進む。
否定の場合のステップ204は、原稿画像をそのままコピー画像として印刷してコピーを作成する通常のコピー処理である。これに対して、肯定の場合のステップ203以降の処理は、コピー画像にページ情報の付加された合成画像の印刷が実行される処理である。
ステップ203では、印刷フォーマットの設定が行われる。
MPU15による実際の処理としては、まず、MPU15が表示ディスプレイ13上に、各種の設定入力の問合せの文言を表示させて、ユーザからの設定入力の待機状態に移行する。
ここで、各種の設定とは、大別して次の三つの処理に分類される。
第一には、A4・B5等の記録紙サイズの選定や印刷倍率指定等の通常のコピー処理に関わる設定である。
第二には、コピー用の画像データにページ情報を付加する際に必要な条件(ページ情報の付加要件)の設定である。
第三には、印刷確認の有無設定である。
ここで、ページ情報の付加要件の設定と、印刷確認の有無設定とは、通常のコピーモードではなく、「総ページ数印刷モード」に特有の設定である。なお、通常のコピー処理に関わる設定は、詳述しないがステップ204にも含まれている。
ページ情報の付加要件には、前述したように、ページ数画像(ページ情報の画像データ)を印刷する印刷位置の特定と、ページ数画像の大きさ・デザインの特定と、がある。
また、印刷確認とは、前述したように、ページ情報の付与された合成画像の印刷物を試験的に一部のページで印刷を実施して、ページ情報の付加状態の適否をユーザに確認させることである。つまり、印刷確認の有無設定により、「試験印刷工程」の実施の有無が、設定される。
そして、前記各種の設定がユーザのキー操作部12の操作により入力されて、前記設定入力の終了をMPU15が検出すると、MPU15の処理がステップ205に移行する。
ステップ205では、ステップ201でセットされた原稿束24の総ページ数を、ユーザが把握しているか否かを問合せる処理が、MPU15で実行される。
このステップ205の処理は、言い換えると、コピー画像に付与される総ページ数(ページ情報)を、ユーザが手入力で設定するか、複合機1で自動設定するか、を決定するための情報を、複合機1がユーザに要求する処理である。
具体的には、MPU15はまず、表示ディスプレイ13上に、ユーザが総ページ数を把握しているか否かを問合せる文言を表示させる。この文言表示は、肯定か否定かの回答をユーザに要求するものである。次いで、その表示内容に対する回答がキー操作部12を介して入力されるが、肯定の回答が入力されたことをMPU15が検出すると、MPU15の処理がステップ206へ進む。また、否定の回答が入力されたことをMPU15が検出すると、MPU15の処理がステップ207へと進む。
ステップ206では、総ページ数の手入力が行われる。
MPU15による実際の処理としては、まず、MPU15が表示ディスプレイ13上に、総ページ数の入力を要求する文言を表示させると共に、MPU15自体がユーザからの総ページ数入力の待機状態に移行する。
そして、総ページ数が、ユーザのキー操作部12の操作により入力されて、その入力の終了をMPU15が検出すると、MPU15の処理がステップ209に移行する。
ステップ207では、「計数工程」に関わる処理が実行される。
具体的には、ADF3による原稿給送を利用して、原稿束24のページ数の計数が実行される。
ここで、MPU15による実際の処理としては、まず、MPU15が原稿給送機構33に、セットされた原稿束24から順次原稿24aを繰り出して給送するように指令する。この原稿給送に応じて、原稿24aが原稿検出センサ22で検出される度に、MPU15は、前記計数プログラム26に基づいて、原稿枚数の計数を一つ増加させる。この計数値Cは、各原稿24aのページ数に相当する。そして、(セットされた原稿束24の中での)最後の原稿24aの計数が終了すると、その原稿束24の総ページ数値Tが検出される。
次いで、ステップ208では、ステップ207で検出された原稿束24の総ページ数値Tが、コピー画像に付与される総ページ数(ページ情報)として、設定され、MPU15の処理がステップ209へと進む。
ステップ209では、原稿束24の再セットが行われる。
MPU15による実際の処理としては、まず、MPU15が表示ディスプレイ13上に、原稿をADF3に再セットするように要求する文言を表示させると共に、MPU15自体が再セットの待機状態に移行する。
そして、原稿束24が再セットされて、再セットされた状態を前記セット有無検出センサ28が検出すると、MPU15の処理がステップ210に移行する。
ステップ210では、ステップ203における印刷確認の有無設定で、印刷確認の実行が設定されたか否かが、MPU15で検出される。
否定(印刷確認の不実行)の設定が検出された場合は、ステップ211へとMPU15の処理が進み、肯定(印刷確認の実行)の設定が検出された場合は、ステップ212へMPU15の処理が進む。
ステップ211では、MPU15は、ページ情報付加コピーの実行指令待ち状態に移行する。
ユーザが、キー操作部12を操作して、ページ情報付加コピーの実行指令を入力し、その実行指令の入力がMPU15で検出されると、MPU15の処理はステップ213に移行する。
ステップ213では、「ページ情報付コピー工程」に関わる処理が実行される。
具体的には、MPU15がADF3およびスキャナ2を制御して、ADF3による原稿給送に連動して原稿画像の読取りを行わせる。同時に、MPU15は、プリンタ4および給紙カセット5を制御して、読取られた原稿データにページ情報を付加した合成画像データを作成させると共に、その合成画像を記録紙上に印刷させる。
ここで、合成画像データの作成は、ステップ203で設定されたページ情報の付加要件に基づいて、行われる。
また、この処理は、ADF3にセットされた原稿束24のすべての原稿24aに対して順次行われ、全原稿24aのページ情報付コピーが作成される。
そして、ステップ213の処理が終了すると、総ページ数印刷プログラム200のフローが終了して、複合機1の制御が「総ページ数印刷モード」から解除される。
一方、ステップ212以降の処理は、ステップ210で、肯定(印刷確認の実行)の設定がMPU15で検出された場合に実行されるものである。
このステップ212以降の一連処理では、ステップ213における「ページ情報付コピー工程」に関わる処理に加えて、その処理の一部を利用して、「試験印刷工程」に関わる処理も同時に実行される。また、「試験印刷工程」の処理の結果に基づいて、「ページ情報付コピー工程」の実行を継続させるか、実行を中止して再実行させるか、を判定する「待機工程」も設けられている。
まず、ステップ212では、MPU15は、ページ情報付加コピーの実行指令待ち状態に移行する。
ユーザが、キー操作部12を操作して、ページ情報付加コピーの実行指令を入力し、その実行指令の入力がMPU15で検出されると、MPU15の処理はステップ214に移行する。
ステップ214・215および後述のステップ218において、セットされた原稿束24の全原稿24aに対してページ情報付加コピーが実行されるが、ステップ214では、このページ情報付加コピー群の一部を、ユーザへの確認用サンプルとしても活用する。
ユーザへの確認用サンプルとは、前述と同じく、ページ情報付コピーにおけるページ情報の付加状態をユーザに確認させるためのページ情報付コピーのことを意味する。なお、今回(総ページ数印刷プログラム200)の場合は、この確認用サンプルは、問題がなければ、そのまま正式なページ情報付加コピーとして利用される。
本実施の形態では、原稿束24の最上の一枚を読取って作成されたページ情報付コピーが、確認用サンプルとして活用される。
ステップ214・215では、「試験印刷工程」に関わる処理が実行される。
ステップ214では、MPU15は、ADF3およびスキャナ2を制御して、ADF3による原稿給送に連動して、第一ページの原稿24aの読取りを行わせる。
次いで、ステップ215では、MPU15は、プリンタ4および給紙カセット5を制御して、読取られた原稿データにページ情報を付加した合成画像データを作成させると共に、その合成画像を記録紙上に印刷させる。そして、第一ページの原稿24aのページ情報付加コピーが作成される。
ここで、合成画像データの作成は、ステップ203(もしくは後述のステップ218)で設定されたページ情報の付加要件に基づいて、行われる。
なお、ステップ207において、ページ情報に関わる総ページ数値Tが、MPU15に検出されている。
ステップ216では、「報知工程」に関わる処理が実行される。
「報知工程」は、「試験印刷工程」(ステップ214・215)で作成されたページ情報の付加状態の適否をユーザに確認させるために、ユーザに報知を行う工程である。
MPU15による実際の処理としては、MPU15が、報知プログラム32に従って、報知手段としての表示ディスプレイ13上に、ページ情報の付加状態の適否を問合せる内容の表示を出力させるものである。この文言の一例としては、前述したように、「ページ数の印刷位置は適切でしょうか?」等である。
そして、ステップ216の処理が終了すると、MPU15の処理はステップ217に移行する。
ステップ214で作成された印刷物は、確認用サンプルとしても活用されるものであり、「報知工程」であるステップ216で、ユーザは、確認用サンプルの適否の確認が求められるものとなっている。
この確認により、確認用サンプルでもある原稿24aの一部(第一ページの原稿)におけるページ情報の付加状態に問題がなければ、ページ情報付コピー工程の実行継続を複合機1に指令して、そのまま残りの原稿(第二ページ以降の原稿)のページ情報付コピーを作成することが望ましい。一方、確認用サンプルでもある原稿24aに不具合があれば、印刷フォーマットの再設定を行ってから後に、セットされた原稿束24のページ情報付コピーの作成をやり直した方がよい。
ステップ217では、「待機工程」に関わる処理が実行される。
「待機工程」では、確認用サンプルとしてのページ情報付コピーが作成された後に、ページ情報付コピー工程の実行継続もしくは再実行の入力指令を待機する処理が行われるものである。
MPU15による実際の処理としては、まず、MPU15は、表示ディスプレイ13上に、実行継続か再実行かの問合せの文言を表示させて、ユーザからの指令入力の待機状態に移行する。この部分の処理が、「待機工程」の処理である。ここで、ユーザ側に要求される操作入力としては、肯定(適当である)、もしくは否定(不適当である)の二択の選択入力である。
次いで、ユーザからの指令入力に基づいて、MPU15の処理が、「待機工程」の処理から後続の処理へ移行する。そして、肯定の回答がキー操作部12より入力されると、MPU15の処理がステップ218へと進み、否定の回答がキー操作部12より入力されると、MPU15の処理がステップ219へと進む。
ステップ219では、印刷フォーマットの再設定が行われる。
MPU15による実際の処理としては、まず、MPU15が表示ディスプレイ13上に、各種の設定入力の問合せの文言を表示させて、ユーザからの設定入力の待機状態に移行する。
この印刷フォーマットの再設定は、ユーザが、サンプルとしてのページ情報付コピーを見て、不具合のある場合に行われるものであり、その不具合が改善されるように適切な設定変更が行われることを目的としている。
ユーザは、ページ情報の付加要件の設定を変更したり(ページ情報の印刷位置の変更等)、通常のコピー処理に関わる設定を変更する(原稿画像の印刷倍率の縮小等)ことで、ページ情報付コピーにおけるページ数情報の付加状態を改善する。
ステップ219の設定入力が終了すると、ステップ215に戻り、再びサンプルプリントを行う。
そして、ステップ217で肯定(適当である)の回答(操作入力)が得られるまで、MPU15は、ステップ215・216・217・219の処理を繰り返し実行する。
そして、ステップ217で肯定(適当である)の回答(操作入力)が得られると、ステップ218に進む。
ステップ218では、ステップ214・215で印刷されなかった残りの原稿(原稿束24中で二枚目以降の各原稿24a)について、「ページ情報付コピー工程」に関わる処理が実行される。
具体的には、MPU15がADF3およびスキャナ2を制御して、ADF3による原稿給送に連動して原稿画像の読取りを行わせる。同時に、MPU15は、プリンタ4および給紙カセット5を制御して、読取られた原稿データにページ情報を付加した合成画像データを作成させると共に、その合成画像を記録紙上に印刷させる。
ここで、合成画像データの作成は、ステップ203・219で設定されたページ情報の付加要件に基づいて、行われる。
また、この処理は、ADF3にセットされた原稿束24のうち、ステップ214・215で作成された原稿を除くすべての原稿24aに対して順次行われ、全原稿24aのページ情報付コピーが作成される。
そして、ステップ218の処理が終了すると、総ページ数印刷プログラム200のフローが終了して、複合機1の制御が「総ページ数印刷モード」から解除される。
以上で説明した総ページ数印刷プログラム100・200についてまとめる。
この総ページ数印刷プログラム100・200は、ADF(自動原稿給送装置)3によって搬送される原稿の読取りを行う画像読取手段(スキャナ2)と、ADF3内を搬送された原稿枚数を計数する計数手段と、画像データを印刷する画像形成手段(プリンタ4)と、を備える画像形成装置(複合機1)に適用されるプログラムである。
ここで、原稿枚数の計数手段は、原稿検出センサ22、MPU15、計数プログラム26からなっている。
総ページ数印刷プログラム100・200は、それぞれ、以上のような構成の画像形成装置に適用される印刷方法の実施の形態である。
そして、総ページ数印刷プログラム100・200は、ページ情報付コピーを作成する処理工程として、原稿枚数の計数工程と、ページ情報付コピー工程と、を備えている。
計数工程では、総ページ数印刷プログラム100・200に基づいて、MPU15は、ADF3による原稿給送の一回目に、スキャナ2による画像読取りを行うことなしに、ADF3にセットされた原稿束の総ページ数の計数を実行させる。本実施の形態では、図4のステップ109・120、図5のステップ207が、計数工程に相当する処理である。
ページ情報付コピー工程では、総ページ数印刷プログラム100・200に基づいて、MPU15は、ADF3による原稿給送の二回目に、ADF3に再セットされた原稿をスキャナ2により読取りつつ、総ページ数を含むページ情報を、読取り画像のコピーに付加して、記録紙上に印刷させる。本実施の形態では、図4のステップ118、図5のステップ213・218が、ページ情報付コピー工程に相当する処理である。
このため、ADF3による原稿枚数の計数と、画像読取手段での原稿読み取りとが、独立した処理として実行される。
したがって、ページ情報付コピーを作成する際に、画像メモリでメモリオーバーが発生することがない。加えて、原稿枚数の計数は、ADF3において自動的に行われるので、ユーザが原稿枚数を計数する必要がなく、ユーザは煩雑な作業を強いられることがない。
特に、総ページ数印刷プログラム100には、ページ情報付コピーを作成する処理工程に、次のような特徴点がある。
まず、計数工程において、原稿の一部の試験用ページの画像読取りが行われる。
また、計数工程と同時もしくはそれ以降でページ情報付コピー工程の前に、次の二つの工程が設けられている。
一つは、総ページ数を含むページ情報を、前記試験用ページの読取り画像のコピーに付加して、記録紙上に印刷する試験印刷工程である。
本実施の形態では、図4のステップ110・111の一連処理と、ステップ109・112・111の一連処理が、試験印刷工程に相当する処理である。この試験用ページとしては、原稿束24の最上に位置する第一ページの原稿24aとしている。
もう一つは、試験印刷工程で作成された印刷物上での前記ページ情報の付加状態の適否をユーザに確認させるための報知を行う報知工程である。
本実施の形態では、図4のステップ113が、報知工程に相当する処理である。
このため、ページ情報付コピーにおけるページ情報の付加状態が、複数原稿のコピーが実際に行われる際に、ユーザにより確認可能な状態とされる。
したがって、複数枚数のミスコピーを未然に防止することが出来る。
また、特に、総ページ数印刷プログラム200には、ページ情報付コピーを作成する処理工程に、次のような特徴点がある。
ページ情報付コピー工程内に、報知工程と、待機工程とが備えられている。
報知工程は、ページ情報付コピー工程の実行を中断して、作成された印刷物上での前記ページ情報の付加状態の適否をユーザに確認させるための報知を行う工程である。
本実施の形態では、ページ情報付コピー工程で、原稿束24の第一ページのページ情報付コピーを実行した段階で、ページ情報付コピー工程の実行が一旦中止される。そして、この第一ページのページ情報付コピーを、確認用のサンプルとして活用すべく、このページのページ情報の付加状態の適否をユーザに確認させるための報知が行われる。図5のステップ216の処理が報知工程に相当し、この報知工程を挟んで、ステップ214・215における第一ページのページ情報付コピーと、ステップ218における第二ページ以降のページ情報付コピーとが、分断されている。
また、待機工程は、ページ情報付コピー工程の実行継続もしくは再実行の入力指令を待機する工程である。
本実施の形態では、ステップ217の処理に相当し、ステップ217で肯定の回答(印刷状態は適当である)が得られた場合は、ステップ218(ページ情報付コピー工程の実行継続)に処理が進み、ステップ217で否定の回答(印刷状態は不適当である)が得られた場合は、ステップ219(ページ情報付コピー工程の再実行)に処理が進む。
このため、ページ情報付コピーにおけるページ情報の付加状態が、複数原稿のコピーが実行中に、ユーザにより確認可能な状態とされる。
したがって、複数枚数のミスコピーを未然に防止することが出来る。
複合機1には、前記各工程の処理を担当する手段を、MPU15、ROM16、RAM17等からなる複合機1の制御機構が担当している。
MPU15は、ROM16内に記憶される総ページ数印刷プログラム100・200に基づいて、複合機1を構成する各手段を制御する。そして、総ページ数印刷プログラム100・200に基づく処理が実行される。
MPU15は、総ページ数印刷プログラム100・200に基づいて、第一に、ADF3による原稿給送の一回目に、前記スキャナ2による読取りを行うことなしに、ADF3に再セットされた原稿束24の総ページ数を計数するように計数手段を制御する。
また、MPU15は、総ページ数印刷プログラム100・200に基づいて、ADF3による原稿給送の二回目に、ADF3にセットされた原稿をスキャナ2により読取りつつ、総ページ数を含むページ情報を、読取り画像のコピーに付加して、記録紙上に印刷するようにスキャナ2およびプリンタ4を制御する。
このため、ADF3による原稿枚数の計数と、画像読取手段での原稿読み取りとが、独立した処理として実行される。
したがって、ページ情報付コピーを作成する際に、画像メモリでメモリオーバーが発生することがない。加えて、原稿枚数の計数は、ADF3において自動的に行われるので、ユーザが原稿枚数を計数する必要がなく、ユーザは煩雑な作業を強いられることがない。
複合機1の構成を示すブロック図である。 ADF3の構成を示す概略図である。 ページ情報付コピーの一サンプルを示す図である。 総ページ数印刷プログラム100のフロー図である。 総ページ数印刷プログラム200のフロー図である。
符号の説明
1 複合機
2 スキャナ
3 ADF
4 プリンタ
13 表示ディスプレイ
15 MPU
26 計数プログラム
28 セット有無検出センサ
100 総ページ数印刷プログラム
200 総ページ数印刷プログラム
C 計数値
T 総ページ数値

Claims (4)

  1. ADF(自動原稿給送装置)によって搬送される原稿の読取りを行う画像読取手段と、
    ADF内を搬送された原稿枚数を計数する計数手段と、
    画像データを印刷する画像形成手段と、
    を備える画像形成装置の印刷方法であって、
    ADFによる原稿給送の一回目に、前記画像読取手段による画像読取りを行うことなしに、ADFにセットされた原稿束の総ページ数を計数する計数工程と、
    ADFによる原稿給送の二回目に、ADFに再セットされた原稿を前記画像読取手段により読取りつつ、総ページ数を含むページ情報を、読取り画像のコピーに付加して、記録紙上に印刷するページ情報付コピー工程と、
    を備える、ことを特徴とする画像形成装置の印刷方法。
  2. 前記計数工程において、原稿の一部の試験用ページの画像読取りを行うと共に、
    該計数工程と同時もしくはそれ以降で前記ページ情報付コピー工程の前に、
    総ページ数を含むページ情報を、前記試験用ページの読取り画像のコピーに付加して、記録紙上に印刷する試験印刷工程と、
    試験印刷工程で作成された印刷物上での前記ページ情報の付加状態の適否をユーザに確認させるための報知を行う報知工程と、
    を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の印刷方法。
  3. 前記ページ情報付コピー工程内に、
    ページ情報付コピー工程の実行を中断して、作成された印刷物上での前記ページ情報の付加状態の適否をユーザに確認させるための報知を行う報知工程と、
    ページ情報付コピー工程の実行継続もしくは再実行の入力指令を待機する待機工程と、
    を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の印刷方法。
  4. ADF(自動原稿給送装置)によって搬送される原稿の読取りを行う画像読取手段と、
    ADF内を搬送された原稿枚数を計数する計数手段と、
    画像データを印刷する画像形成手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    ADFによる原稿給送の一回目に、前記画像読取手段による読取りを行うことなしに、ADFに再セットされた原稿束の総ページ数を計数するように計数手段を制御すると共に、
    ADFによる原稿給送の二回目に、ADFにセットされた原稿を前記画像読取手段により読取りつつ、総ページ数を含むページ情報を、読取り画像のコピーに付加して、記録紙上に印刷するように前記画像読取装置および前記画像形成手段を制御する、
    制御手段を備える、ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008236258A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Ricoh Co Ltd 画像処理装置
JP2010109790A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Brother Ind Ltd ファクシミリ通信システム、送信側のファクシミリ装置及び受信側のファクシミリ装置
JP2017085428A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム

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