JP2010108532A - ヘッドスライダ - Google Patents

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孝浩 今村
Hiroyuki Kubodera
裕之 窪寺
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

【課題】潤滑剤の塊への成長を防止することができるヘッドスライダを提供する。
【解決手段】スライダ本体25に付着する潤滑剤は気流の働きでスライダ本体25の空気流出側端面に回り込む。被膜47の働きで潤滑剤は空気流出側端面の全面にわたって拡散していく。このとき、ヘッド素子28の発熱に基づき空気流出側端面に規定されるヘッド素子28の投影像領域で潤滑剤の蒸発は促進される。投影像領域で潤滑剤が減少することから、表面張力に基づき潤滑剤は投影像領域に向かって移動していく。こうして潤滑剤の膜厚は均一化される。潤滑剤は効率的に蒸発する。潤滑剤の塊への成長は防止される。しかも、窪み43内に潤滑剤が保持される。空気流出側端面が平坦面で形成される場合に比べて空気流出側端面には多量の潤滑剤が保持される。蒸発まで長時間にわたって潤滑剤は保持される。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばハードディスク駆動装置(HDD)といった記憶装置に組み込まれるヘッドスライダに関する。
例えばHDDでは、記録密度の向上にあたって、磁気ディスクの表面から規定されるヘッドスライダの浮上量は益々減少する。その結果、例えば振動に基づきヘッドスライダは磁気ディスクの表面に接触する。このとき、磁気ディスク上の潤滑剤はヘッドスライダの媒体対向面に付着する。また、磁気ディスク上から蒸発する潤滑剤が媒体対向面に付着する。付着した潤滑剤は気流の働きでヘッドスライダの空気流出側端面に回り込む。こうした潤滑剤の除去にあたって、ヘッドスライダには例えば発熱素子が組み込まれる。発熱素子の熱に基づき潤滑剤の蒸発は促進される。
特開平8−279120号公報 特開2003−109340号公報 特開平8−87847号公報 特開平11−203651号公報 特開2001−357510号公報 特開2008−181627号公報
こうしたヘッドスライダでは、潤滑剤は媒体対向面から空気流出側端面に回り込むことから、特に、媒体対向面と空気流出側端面とで規定される稜線に沿って空気流出側端面に潤滑剤が溜まってしまう。こうして空気流出側端面で潤滑剤は大きな塊に成長してしまう。こうした潤滑剤の大きな塊は蒸発に時間を要する。その結果、潤滑剤の塊は磁気ディスクの表面に落下してしまう場合がある。その結果、磁気ディスクの表面は汚染されてしまう。こうした塊はヘッドスライダの安定的な浮上を妨げる。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、潤滑剤の塊への成長を防止することができるヘッドスライダを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、ヘッドスライダは、スライダ本体と、前記スライダ本体に組み込まれるヘッド素子と、前記スライダ本体の空気流出側端面に形成される所定の領域に分布する複数の窪みとを備えることを特徴とする。
こうしたヘッドスライダによれば、スライダ本体に付着する潤滑剤は気流の働きでスライダ本体の空気流出側端面に回り込む。被膜の働きで潤滑剤は空気流出側端面の全面にわたって拡散していく。このとき、ヘッド素子の発熱に基づき空気流出側端面に規定されるヘッド素子の投影像領域で潤滑剤の蒸発は促進される。投影像領域で潤滑剤が減少することから、表面張力に基づき潤滑剤は投影像領域に向かって移動していく。こうして潤滑剤の膜厚は均一化される。その結果、潤滑剤は効率的に蒸発する。潤滑剤の塊への成長は防止される。しかも、窪み内に潤滑剤が保持される。空気流出側端面が平坦面で形成される場合に比べて空気流出側端面には多量の潤滑剤が保持される。蒸発まで長時間にわたって潤滑剤は保持されることができる。
ヘッドスライダは、スライダ本体と、前記スライダ本体に組み込まれるヘッド素子と、前記スライダ本体の空気流出側端面に形成される所定の領域に分布しつつ相互に隣接して潤滑剤の拡散路を規定する複数の突起とを備えることを特徴とする。
こうしたヘッドスライダによれば、潤滑剤は突起同士の間に規定される拡散路に沿って空気流出側端面の全面に拡散する。潤滑剤の膜厚は空気流出側端面の全面にわたってできる限り均一化される。このとき、ヘッド素子の発熱に基づきヘッド素子の投影像領域で潤滑剤の蒸発は促進される。蒸発に基づき投影像領域で潤滑剤が減少することから、表面張力に基づき潤滑剤は投影像領域に向かって移動していく。こうして潤滑剤の膜厚は均一化される。その結果、潤滑剤は効率的に蒸発する。潤滑剤の塊への成長は防止される。しかも、空気流出側端面が平坦面で形成される場合に比べて、突起の働きで空気流出側端面の表面積は増大する。その結果、空気流出側端面には多量の潤滑剤が保持される。蒸発まで長時間にわたって潤滑剤は保持される。
ヘッドスライダは、スライダ本体と、前記スライダ本体に組み込まれるヘッド素子と、前記スライダ本体の空気流出側端面に形成されて当該空気流出側端面の輪郭より内側で途切れ、潤滑剤の拡散路を規定する溝とを備えることを特徴とする。
こうしたヘッドスライダによれば、潤滑剤は毛管現象に基づき溝に沿って空気流出側端面の全面に拡散する。潤滑剤の膜厚は空気流出側端面の全面にわたってできる限り均一化される。このとき、ヘッド素子の発熱に基づきヘッド素子の投影像領域で潤滑剤の蒸発は促進される。蒸発に基づき投影像領域で潤滑剤が減少することから、毛管現象に基づき潤滑剤は溝内で投影像領域に向かって移動していく。こうして潤滑剤の膜厚は均一化される。その結果、潤滑剤は効率的に蒸発する。潤滑剤の塊への成長は防止される。しかも、溝内に潤滑剤が保持される。溝の働きで、空気流出側端面が平坦面で形成される場合に比べて多量の潤滑剤が保持される。蒸発まで長時間にわたって潤滑剤は保持される。
以上のように、ヘッドスライダは、潤滑剤の塊への成長を防止することができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明に係る記憶装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)11の内部構造を概略的に示す。このHDD11は筐体すなわちハウジング12を備える。ハウジング12は箱形のベース13およびカバー(図示されず)から構成される。ベース13は例えば平たい直方体の内部空間すなわち収容空間を区画する。ベース13は例えばAl(アルミニウム)といった金属材料から鋳造に基づき成形されればよい。カバーはベース13の開口に結合される。カバーとベース13との間で収容空間は密閉される。カバーは例えばプレス加工に基づき1枚の板材から成形されればよい。
収容空間には、記憶媒体としての1枚以上の磁気ディスク14が収容される。磁気ディスク14はスピンドルモータ15の駆動軸に装着される。スピンドルモータ15は例えば3600rpmや4200rpm、5400rpm、7200rpm、10000rpm、15000rpmといった高速度で磁気ディスク14を回転させることができる。ここでは、例えば磁気ディスク14は垂直磁気記録ディスクに構成される。すなわち、磁気ディスク14上の記録磁性膜では磁化容易軸は磁気ディスク14の表面に直交する垂直方向に設定される。
収容空間にはキャリッジ16がさらに収容される。キャリッジ16はキャリッジブロック17を備える。キャリッジブロック17は、垂直方向に延びる支軸18に回転自在に連結される。キャリッジブロック17には支軸18から水平方向に延びる複数のキャリッジアーム19が区画される。キャリッジブロック17は例えば押し出し成型に基づきAl(アルミニウム)から成型されればよい。
個々のキャリッジアーム19の先端にはヘッドサスペンション21が取り付けられる。ヘッドサスペンション21はキャリッジアーム19の先端から前方に延びる。ヘッドサスペンション21にはフレキシャが貼り付けられる。ヘッドサスペンション21の先端でフレキシャにはジンバルが区画される。ジンバルにヘッドスライダすなわち浮上ヘッドスライダ22が搭載される。ジンバルの働きで浮上ヘッドスライダ22は磁気ディスク14の表面の面振れに追従しつつヘッドサスペンション21に対して姿勢を変化させることができる。浮上ヘッドスライダ22にはヘッド素子すなわち電磁変換素子が搭載される。
磁気ディスク14の回転に基づき磁気ディスク14の表面で気流が生成されると、気流の働きで浮上ヘッドスライダ22には正圧すなわち浮力および負圧が作用する。浮力および負圧とヘッドサスペンション21の押し付け力とが釣り合うことで磁気ディスク14の回転中に比較的に高い剛性で浮上ヘッドスライダ22は浮上し続けることができる。
キャリッジブロック17には例えばボイスコイルモータ(VCM)23といった動力源が接続される。このボイスコイルモータ23の働きでキャリッジブロック17は支軸18回りで回転することができる。こうしたキャリッジブロック17の回転に基づきキャリッジアーム19およびヘッドサスペンション21の揺動は実現される。浮上ヘッドスライダ22の浮上中にキャリッジアーム19が支軸18回りで揺動すると、浮上ヘッドスライダ22は磁気ディスク14の半径線に沿って移動することができる。その結果、浮上ヘッドスライダ22上の電磁変換素子は最内周記録トラックと最外周記録トラックとの間でデータゾーンを横切ることができる。こうして浮上ヘッドスライダ22上の電磁変換素子は目標の記録トラック上に位置決めされる。
図2は本発明の第1実施形態に係る浮上ヘッドスライダ22を示す。この浮上ヘッドスライダ22はスライダ本体25を備える。スライダ本体25は、例えば平たい直方体に形成される基材26を備える。基材26の空気流出側端面には絶縁性の非磁性膜すなわち素子内蔵膜27が積層される。この素子内蔵膜27に電磁変換素子28が組み込まれる。
基材26は例えばAl−TiC(アルチック)といった硬質の非磁性材料から形成される。素子内蔵膜27は例えばAl(アルミナ)といった絶縁非磁性材料から形成される。スライダ本体25は媒体対向面29で磁気ディスク14に向き合う。媒体対向面29には平坦なベース面31すなわち基準面が規定される。磁気ディスク14が回転すると、スライダ本体25の前端から後端に向かって媒体対向面29には気流32が作用する。
媒体対向面29には、前述の気流32の上流側すなわち空気流入側でベース面31から立ち上がる1筋のフロントレール33が形成される。フロントレール33はベース面31の空気流入端に沿ってスライダ幅方向に延びる。同様に、媒体対向面29には、気流32の下流側すなわち空気流出側でベース面31から立ち上がるリアセンターレール34が形成される。リアセンターレール34はスライダ幅方向の中央位置に配置される。リアセンターレール34は素子内蔵膜27に至る。媒体対向面29には左右1対のリアサイドレール35、35がさらに形成される。リアサイドレール35は空気流出側でスライダ本体25の側端に沿ってベース面31から立ち上がる。リアサイドレール35、35同士の間にリアセンターレール34は配置される。なお、リアサイドレール35、35の形状は、例えばスライダ本体26の前後方向中心線に対して必ずしも対称の形状に形成されない。
フロントレール33、リアセンターレール34およびリアサイドレール35、35の頂上面にはいわゆる空気軸受け面(ABS)36、37、38、38が規定される。空気軸受け面36、37、38の空気流入端は段差でフロントレール33、リアセンターレール34およびリアサイドレール35の頂上面にそれぞれ接続される。気流32が媒体対向面29に受け止められると、段差の働きで空気軸受け面36、37、38には比較的に大きな正圧すなわち浮力が生成される。しかも、フロントレール33の後方すなわち背後には大きな負圧が生成される。これら浮力および負圧のバランスに基づき浮上ヘッドスライダ22の浮上姿勢は確立される。なお、浮上ヘッドスライダ22の形態はこういった形態に限られるものではない。
空気軸受け面37の空気流出側でリアセンターレール34には電磁変換素子28が埋め込まれる。電磁変換素子28は例えば読み出し素子と書き込み素子とを備える。読み出し素子にはトンネル接合磁気抵抗効果(TuMR)素子が用いられる。TuMR素子では磁気ディスク14から作用する磁界の向きに応じてトンネル接合膜の抵抗変化が引き起こされる。こういった抵抗変化に基づき磁気ディスク14から情報は読み出される。書き込み素子にはいわゆる単磁極ヘッドといった磁気記録ヘッドが用いられる。単磁極ヘッドは薄膜コイルパターンの働きで記録磁界を生成する。この記録磁界の働きで磁気ディスク14に情報は書き込まれる。電磁変換素子28は素子内蔵膜27の表面に読み出し素子の読み出しギャップや書き込み素子の書き込みギャップを臨ませる。
なお、空気軸受け面37の空気流出側で素子内蔵膜27の表面には硬質の保護膜が形成されてもよい。こういった硬質の保護膜は素子内蔵膜27の表面で露出する読み出しギャップや書き込みギャップを覆う。保護膜には例えばDLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜が用いられればよい。
図3は本発明の第1実施形態に係る浮上ヘッドスライダ22の空気流出側端面を概略的に示す。空気流出側端面には例えば6つの導電端子41が形成される。各導電端子41は、ヘッドサスペンション21上に形成される導電パッドに個別に接続される。接続にあたって例えばはんだが用いられる。導電端子41は例えばAu(金)といった導電材料から形成される。1対の導電端子41は後述の発熱素子に接続される。もう1対の導電端子41は読み出し素子に接続される。さらにもう1対の導電端子41は書き込み素子の薄膜コイルパターンに接続される。接続にあたって素子内蔵膜27内を延びる配線パターンが用いられる。
導電端子41は、媒体対向面29の反対側に規定されるスライダ本体25の裏面に隣接して配置される。空気流出側端面では導電端子41より媒体対向面29側に例えば矩形の領域42が規定される。領域42は空気流出側端面の輪郭よりも内側に規定される。領域42は、空気流出側端面に規定される電磁変換素子28の投影領域を少なくとも部分的に含む。領域42には複数の窪み43が形成される。ここでは、領域42内で窪み43は等間隔にマトリックス状に分布する。窪み43は例えば半球状に形成される。窪み43の形状、深さや直径といったサイズおよび隣接する窪み43同士の間隔は、磁気ディスク14上の潤滑剤の表面張力に基づき決定される。潤滑剤には例えばPFPE(パーフルオロポリエーテル)が用いられる。ここでは、窪み43の直径や深さは例えば数μm程度に設定される。
図4に示されるように、素子内蔵膜27には電磁変換素子28に隣接して発熱素子44が組み込まれる。発熱素子44は例えば書き込み素子45および読み出し素子46の間に配置される。ここでは、発熱素子44は電熱線で形成される。電熱線は例えばW(タングステン)やTiW(チタンタングステン)が用いられればよい。電力の供給に応じて電熱線は発熱する。電熱線の熱に基づき書き込み素子45の薄膜コイルパターンは膨張する。その結果、薄膜コイルパターンの前端は素子内蔵膜27の表面で盛り上がる。いわゆる突き出しが形成される。こうして電磁変換素子28は磁気ディスク14に向かって変位する。いわゆる熱アクチュエータは構築される。突き出し量に応じて電磁変換素子28の浮上量は決定される。
スライダ本体25の空気流出側端面には被膜47が形成される。被膜47は例えば空気流出側端面の全面にわたって形成されればよい。被膜47は窪み43内にも形成される。被膜47は、素子内蔵膜27すなわちアルミナの表面自由エネルギーよりも大きな表面自由エネルギーを有する。こうした被膜47には例えばDLC膜や金属膜が用いられればよい。なお、窪み43の形成にあたってスライダ本体25の空気流出側端面には例えばイオンミリングが実施されればよい。被膜47の形成にあたってスライダ本体25の空気流出側端面にはスパッタリングが実施されればよい。被膜47の形成後に空気流出側端面には導電端子41が形成される。
磁気ディスク14の回転中、例えば浮上ヘッドスライダ22の振動に基づき浮上ヘッドスライダ22が磁気ディスク14の表面に接触すると、磁気ディスク14上の潤滑剤が媒体対向面29に付着する。また、磁気ディスク14上から蒸発する潤滑剤が媒体対向面29に付着する。付着した潤滑剤は気流32の働きで媒体対向面29の空気流出端からスライダ本体25の空気流出側端面に回り込む。空気流出側端面には被膜47が形成されることから、潤滑剤は表面張力に基づき空気流出側端面の全面にわたって拡散していく。窪み43はマトリックス状に配置されることから、潤滑剤は空気流出側端面の全面に均等に広がる。潤滑剤の膜厚は空気流出側端面の全面にわたってできる限り均一化される。このとき、発熱素子44の発熱や電磁変換素子28の発熱に基づき領域42では電磁変換素子28の投影像領域で潤滑剤の蒸発は促進される。蒸発に基づき投影像領域で潤滑剤が減少することから、表面張力に基づき潤滑剤は投影像領域に向かって移動していく。こうして領域42で潤滑剤の膜厚は均一化される。その結果、潤滑剤は効率的に蒸発する。潤滑剤の塊への成長は防止される。
しかも、領域42では窪み43内に潤滑剤が保持される。窪み43の働きで、空気流出側端面が平坦面で形成される場合に比べて多量の潤滑剤が保持される。蒸発まで長時間にわたって潤滑剤は保持されることができる。加えて、キャリッジアーム19の揺動に基づき浮上ヘッドスライダ22が磁気ディスク14の半径方向に移動しても、窪み43内に確実に潤滑剤は保持されることができる。磁気ディスク14上への潤滑剤の落下は確実に回避される。
図5は本発明の第2実施形態に係る浮上ヘッドスライダ22aの空気流出側端面を概略的に示す。この浮上ヘッドスライダ22aでは領域42に複数の突起51が形成される。ここでは、領域42内で突起51は例えば正三角格子の頂点上に分布する。突起51は例えば円柱状に形成される。突起51同士の間には潤滑剤の拡散路が規定される。突起51の形状、高さや直径といったサイズおよび隣接する突起51同士の間隔は潤滑剤の表面張力に基づき決定される。ここでは、突起51の高さや直径は例えば数μm程度に設定される。図6に示されるように、空気流出側端面には前述と同様に被膜47が形成される。こうした突起51の形成にあたって、例えばスパッタリングや蒸着による成膜が実施されるか、または、イオンミリングに基づき突起51の周囲が除去されればよい。その他、突起51は例えばめっきに基づき形成されてもよい。その他、前述の浮上ヘッドスライダ22と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
こうした浮上ヘッドスライダ22aでは、潤滑剤は突起51同士の間に規定される拡散路に沿って空気流出側端面の全面に拡散する。突起51は正三角格子の頂点に配置されることから、潤滑剤は空気流出側端面の全面に均等に広がる。潤滑剤の膜厚は空気流出側端面の全面にわたってできる限り均一化される。このとき、発熱素子44の発熱や電磁変換素子28の発熱に基づき領域42では電磁変換素子28の投影像領域で潤滑剤の蒸発は促進される。蒸発に基づき投影像領域で潤滑剤が減少することから、表面張力に基づき潤滑剤は投影像領域に向かって移動していく。こうして領域42で潤滑剤の膜厚は均一化される。その結果、潤滑剤は効率的に蒸発する。
しかも、空気流出側端面が平坦面で形成される場合に比べて、突起51の働きで空気流出側端面の表面積は増大する。その結果、空気流出側端面には多量の潤滑剤が保持される。蒸発まで長時間にわたって潤滑剤は保持される。同時に、キャリッジアーム19の揺動時、突起51に確実に潤滑剤は保持される。磁気ディスク14上への潤滑剤の落下は確実に回避される。
図7は本発明の第3実施形態に係る浮上ヘッドスライダ22bの空気流出側端面を概略的に示す。この浮上ヘッドスライダ22bでは領域42に溝52が形成される。溝52は、媒体対向面29に直交する垂直方向に相互に平行に延びる複数筋の縦溝53と、媒体対向面29に平行な水平方向に延びる複数筋の横溝54とで規定される。横溝54は、相互に隣接する縦溝53の一端同士および他端同士を相互に接続する。こうして溝52はミアンダコイル形状に規定される。溝52は、浮上ヘッドスライダ22の幅方向に蛇行しつつ延びる。縦溝53および横溝54の形状、深さや幅といったサイズは、磁気ディスク14上の潤滑剤の表面張力に基づき決定される。ここでは、縦溝53および横溝54の深さは例えば数μm程度に設定される。縦溝53および横溝54の幅は例えば数μm〜数十μm程度に設定される。こうした溝52は例えばイオンミリングに基づき形成される。前述と同様に、スライダ本体25の空気流出側端面には被膜47が形成される。その他、前述の浮上ヘッドスライダ22と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
こうした浮上ヘッドスライダ22bでは、潤滑剤は毛管現象に基づき溝52に沿って空気流出側端面の全面に拡散する。こうして溝52は潤滑剤の拡散路を規定する。潤滑剤の膜厚は空気流出側端面の全面にわたってできる限り均一化される。このとき、発熱素子44の発熱や電磁変換素子28の発熱に基づき領域42では電磁変換素子28の投影像領域で潤滑剤の蒸発は促進される。蒸発に基づき投影像領域で潤滑剤が減少することから、毛管現象に基づき潤滑剤は溝52内で投影像領域に向かって移動していく。こうして領域42で潤滑剤の膜厚は均一化される。その結果、潤滑剤は効率的に蒸発する。
しかも、領域42では溝52内に潤滑剤が保持される。溝52の働きで、空気流出側端面が平坦面で形成される場合に比べて多量の潤滑剤が保持される。蒸発まで長時間にわたって潤滑剤は保持される。加えて、キャリッジアーム19の揺動時、溝52内に確実に潤滑剤は保持される。磁気ディスク14上への潤滑剤の落下は確実に回避される。さらにまた、溝52は空気流出側端面の輪郭よりも内側に配置されることから、溝52の形成にあたって空気流出側端面の輪郭すなわちスライダ本体25の角に欠損は生じない。その一方で、溝が空気流出側端面の輪郭に至ると、スライダ本体25の角に欠損が生じやすい。浮上ヘッドスライダ22bは製品として出荷されることができない。
図8は本発明の第4実施形態に係る浮上ヘッドスライダ22cの空気流出側端面を概略的に示す。浮上ヘッドスライダ22cは前述の浮上ヘッドスライダ22bの変形例に相当する。この浮上ヘッドスライダ22cでは、相互に隣接する縦溝53は複数筋の横溝54で接続される。その他、前述の浮上ヘッドスライダ22bと均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。この浮上ヘッドスライダ22cでは、前述の作用効果に加えて、複数筋の横溝54の働きで一層多量の潤滑剤が空気流出側端面に保持される。しかも、横溝54は、相互に隣接する縦溝53同士のみを接続することから、浮上ヘッドスライダ22cが磁気ディスク14の半径方向に移動する際、潤滑剤は溝52内に確実に保持されることができる。
図9は本発明の第5実施形態に係る浮上ヘッドスライダ22dの空気流出側端面を概略的に示す。この浮上ヘッドスライダ22dでは前述の領域42に溝61が形成される。溝61は、浮上ヘッドスライダ22dの幅方向に領域42の両側に形成される1対の溝群62と、溝群62同士を接続する2筋の螺旋溝63とを備える。溝群62は、媒体対向面29に直交する垂直方向に相互に平行に延びる縦溝64と、媒体対向面29に平行な水平方向に延びる横溝65とから区画される。横溝65は、相互に隣接する縦溝64同士を接続する。その一方で、螺旋溝63は相互に並列に延びる。2筋の螺旋溝63は螺旋中心で相互に接続される。螺旋溝63の幅は螺旋中心に向かうにつれて先細る。螺旋中心は電磁変換素子28の投影像領域に近接して規定される。ここでは、螺旋溝63や縦溝64、横溝65の深さは例えば数μm程度に設定される。螺旋溝63や縦溝64、横溝65の幅は例えば数μm〜数十μm程度に設定される。螺旋溝63や縦溝64、横溝65は例えばイオンミリングに基づき形成される。前述と同様に、スライダ本体25の空気流出側端面には被膜47が形成される。その他、前述の浮上ヘッドスライダ22と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
こうした浮上ヘッドスライダ22dでは、潤滑剤は毛管現象に基づき溝61に沿って空気流出側端面の全面に拡散する。こうして溝61は潤滑剤の拡散路を規定する。潤滑剤の膜厚は空気流出側端面の全面にわたってできる限り均一化される。このとき、発熱素子44の発熱や電磁変換素子28の発熱に基づき領域42では電磁変換素子28の投影像領域で潤滑剤の蒸発は促進される。蒸発に基づき投影像領域で潤滑剤が減少することから、毛管現象に基づき潤滑剤は投影像領域すなわち螺旋溝63の螺旋中心に向かって移動していく。こうして領域42で潤滑剤の膜厚は均一化される。その結果、潤滑剤は効率的に蒸発する。潤滑剤の塊への成長は防止される。
しかも、領域42では溝61内に潤滑剤が保持される。溝61の働きで、空気流出側端面が平坦面で形成される場合に比べて多量の潤滑剤が保持される。蒸発まで長時間にわたって潤滑剤は保持される。同時に、キャリッジアーム19の揺動時、溝61内に確実に潤滑剤は保持される。磁気ディスク14上への潤滑剤の落下は確実に回避される。さらにまた、溝61は空気流出側端面の輪郭よりも内側に配置されることから、溝61の形成にあたって空気流出側端面の輪郭すなわちスライダ本体25の角に欠損は生じない。
図10は本発明の第6実施形態に係る浮上ヘッドスライダ22eの空気流出側端面を概略的に示す。この浮上ヘッドスライダ22eでは領域42に溝71が形成される。溝71は、複数筋の円弧状溝72および複数筋の放射状溝73から区画される。円弧状溝72は、電磁変換素子28の投影像領域を中心に湾曲しつつ同心円状に広がる。円弧状溝72は、好ましくは、投影像領域に近づくにつれて幅を減少させる。放射状溝73は、前述の投影像領域を中心に当該中心から放射状に延びる。放射状溝73は、好ましくは、投影像領域に近づくにつれて先細る。ここでは、円弧状溝72および放射状溝73の深さは例えば数μm程度に設定される。円弧状溝72および放射状溝73の幅は例えば数μm〜数十μm程度に設定される。円弧状溝72および放射状溝73は例えばイオンミリングに基づき形成される。前述と同様に、スライダ本体25の空気流出側端面には被膜47が形成される。その他、前述の浮上ヘッドスライダ22と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
こうした浮上ヘッドスライダ22eでは、潤滑剤は毛管現象に基づき溝71に沿って空気流出側端面の全面に拡散する。こうして溝71は潤滑剤の拡散路を規定する。潤滑剤の膜厚は空気流出側端面の全面にわたってできる限り均一化される。このとき、発熱素子44の発熱や電磁変換素子28の発熱に基づき領域42では電磁変換素子28の投影像領域で潤滑剤の蒸発は促進される。蒸発に基づき投影像領域で潤滑剤が減少することから、毛管現象に基づき潤滑剤は投影像領域に向かって溝71内を移動していく。こうして領域42で潤滑剤の膜厚は均一化される。その結果、潤滑剤は効率的に蒸発する。
しかも、領域42では溝71内に潤滑剤が保持される。溝71の働きで、空気流出側端面が平坦面で形成される場合に比べて多量の潤滑剤が保持される。蒸発まで長時間にわたって潤滑剤は保持される。同時に、キャリッジアーム19の揺動時、溝71内に確実に潤滑剤は保持される。磁気ディスク14上への潤滑剤の落下は確実に回避される。さらにまた、溝71は空気流出側端面の輪郭よりも内側に配置されることから、溝71の形成にあたって空気流出側端面の輪郭すなわちスライダ本体25の角に欠損は生じない。
以上のような浮上ヘッドスライダ22〜22eには、図11に示されるように、リアサイドレール35、35の背後でリアサイドレール35、35から媒体対向面29の空気流出端まで広がる中レベル面75が規定されてもよい。中レベル面75はリアセンターレール34の側縁に接続される。中レベル面75は、リアサイドレール35、35の頂上面やリアセンターレール34の頂上面よりも低いレベルで広がる。同時に、中レベル面75はベース面31よりも高いレベルで広がる。中レベル面75はベース面31に段差で接続される。その他、前述の浮上ヘッドスライダ22〜22eと均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
前述のように、浮上ヘッドスライダ22の媒体対向面29に気流32が作用する。中レベル面75はリアサイドレール35の背後でベース面31より一段高いレベルで広がる。その結果、リアサイドレール35の背後で気流32に基づき生成される剪断応力の淀みはできる限り解消される。剪断応力のクエット成分が促進される。その結果、中レベル面75で潤滑剤の滞留はできる限り回避される。潤滑剤は中レベル面75からスライダ本体25の空気流出側端面に回り込みやすい。こうした浮上ヘッドスライダ22〜22eに対して本発明は一層好適に適用されることができる。
その他、以上のような浮上ヘッドスライダ22〜22eでは、素子内蔵膜27に発熱素子44とは別の発熱素子が組み込まれてもよい。こうした発熱素子は素子内蔵膜27の空気流出側端面に沿って例えば領域42の全面に広がってもよい。発熱素子は例えば発熱素子44と同様に電熱線から形成されればよい。
(付記1) スライダ本体と、
前記スライダ本体に組み込まれるヘッド素子と、
前記スライダ本体の空気流出側端面に形成される所定の領域に分布する複数の窪みとを備えることを特徴とするヘッドスライダ。
(付記2) 付記1に記載のヘッドスライダにおいて、前記スライダ本体の前記空気流出側端面に形成される前記スライダ本体の表面自由エネルギーよりも大きな表面自由エネルギーを有する被膜をさらに備えることを特徴とするヘッドスライダ。
(付記3) 付記1または2に記載のヘッドスライダにおいて、前記空気流出側端面に沿って前記スライダ本体に組み込まれる発熱素子をさらに備えることを特徴とするヘッドスライダ。
(付記4) 付記1〜3のいずれか1項に記載のヘッドスライダが組み込まれたことを特徴とする記憶装置。
(付記5) スライダ本体と、
前記スライダ本体に組み込まれるヘッド素子と、
前記スライダ本体の空気流出側端面に形成される所定の領域に分布しつつ相互に隣接して潤滑剤の拡散路を規定する複数の突起とを備えることを特徴とするヘッドスライダ。
(付記6) 付記5に記載のヘッドスライダにおいて、前記スライダ本体の前記空気流出側端面に形成される当該スライダ本体の表面自由エネルギーよりも大きな表面自由エネルギーを有する被膜をさらに備えることを特徴とするヘッドスライダ。
(付記7) 付記5または6に記載のヘッドスライダにおいて、前記空気流出側端面に沿って前記スライダ本体に組み込まれる発熱素子をさらに備えることを特徴とするヘッドスライダ。
(付記8) 付記5〜7のいずれか1項に記載のヘッドスライダが組み込まれたことを特徴とする記憶装置。
(付記9) スライダ本体と、
前記スライダ本体に組み込まれるヘッド素子と、
前記スライダ本体の空気流出側端面に形成されて当該空気流出側端面の輪郭より内側で途切れ、潤滑剤の拡散路を規定する溝とを備えることを特徴とするヘッドスライダ。
(付記10) 付記9に記載のヘッドスライダにおいて、前記スライダ本体の前記空気流出側端面に形成される前記スライダ本体の表面自由エネルギーよりも大きな表面自由エネルギーを有する被膜をさらに備えることを特徴とするヘッドスライダ。
(付記11) 付記9または10に記載のヘッドスライダにおいて、前記空気流出側端面に沿って前記スライダ本体に組み込まれる発熱素子をさらに備えることを特徴とするヘッドスライダ。
(付記12) 付記9〜11のいずれか1項に記載のヘッドスライダが組み込まれたことを特徴とする記憶装置。
本発明に係る記憶装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)の内部構造を概略的に示す。 一具体例に係る浮上ヘッドスライダを概略的に示す拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る浮上ヘッドスライダの空気流出側端面を概略的に示す拡大背面図である。 図3の4−4線に沿った部分拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る浮上ヘッドスライダの空気流出側端面を概略的に示す拡大背面図である。 図5の6−6線に沿った部分拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係る浮上ヘッドスライダの空気流出側端面を概略的に示す拡大背面図である。 本発明の第4実施形態に係る浮上ヘッドスライダの空気流出側端面を概略的に示す拡大背面図である。 本発明の第5実施形態に係る浮上ヘッドスライダの空気流出側端面を概略的に示す拡大背面図である。 本発明の第6実施形態に係る浮上ヘッドスライダの空気流出側端面を概略的に示す拡大背面図である。 他の具体例に係る浮上ヘッドスライダを概略的に示す拡大斜視図である。
符号の説明
11 記憶装置(ハードディスク駆動装置)、22〜22e ヘッドスライダ(浮上ヘッドスライダ)、25 スライダ本体、28 ヘッド素子(電磁変換素子)、43 窪み、44 発熱素子、47 被膜、51 突起、52 溝、61 溝、71 溝。

Claims (9)

  1. スライダ本体と、
    前記スライダ本体に組み込まれるヘッド素子と、
    前記スライダ本体の空気流出側端面に形成される所定の領域に分布する複数の窪みとを備えることを特徴とするヘッドスライダ。
  2. 請求項1に記載のヘッドスライダにおいて、前記スライダ本体の前記空気流出側端面に形成される前記スライダ本体の表面自由エネルギーよりも大きな表面自由エネルギーを有する被膜をさらに備えることを特徴とするヘッドスライダ。
  3. 請求項1または2に記載のヘッドスライダにおいて、前記空気流出側端面に沿って前記スライダ本体に組み込まれる発熱素子をさらに備えることを特徴とするヘッドスライダ。
  4. スライダ本体と、
    前記スライダ本体に組み込まれるヘッド素子と、
    前記スライダ本体の空気流出側端面に形成される所定の領域に分布しつつ相互に隣接して潤滑剤の拡散路を規定する複数の突起とを備えることを特徴とするヘッドスライダ。
  5. 請求項4に記載のヘッドスライダにおいて、前記スライダ本体の前記空気流出側端面に形成される当該スライダ本体の表面自由エネルギーよりも大きな表面自由エネルギーを有する被膜をさらに備えることを特徴とするヘッドスライダ。
  6. 請求項4または5に記載のヘッドスライダにおいて、前記空気流出側端面に沿って前記スライダ本体に組み込まれる発熱素子をさらに備えることを特徴とするヘッドスライダ。
  7. スライダ本体と、
    前記スライダ本体に組み込まれるヘッド素子と、
    前記スライダ本体の空気流出側端面に形成されて当該空気流出側端面の輪郭より内側で途切れ、潤滑剤の拡散路を規定する溝とを備えることを特徴とするヘッドスライダ。
  8. 請求項7に記載のヘッドスライダにおいて、前記スライダ本体の前記空気流出側端面に形成される前記スライダ本体の表面自由エネルギーよりも大きな表面自由エネルギーを有する被膜をさらに備えることを特徴とするヘッドスライダ。
  9. 請求項7または8に記載のヘッドスライダにおいて、前記空気流出側端面に沿って前記スライダ本体に組み込まれる発熱素子をさらに備えることを特徴とするヘッドスライダ。
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