JP2010103713A - 無線受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】寸法を増大させることなく、制御が容易で、純度の高い、イメージ周波数抑制レシオ(IMRR)を調整するために使用するテスト信号を発生させる回路を有する無線受信機を提供する。
【解決手段】無線受信機100において、テスト信号発生回路(50)は、少なくとも1個の分周回路(52)を有し、発振回路(10)において生成された第1の発振周波数(fVCO )を持つ発振信号を、分周率(P)で分周してテスト信号(S50)を生成し、当該テスト信号を周波数変換回路(20)の入力部において受信した無線周波数信号に注入する。すなわち、テスト信号の生成に、周波数変換回路(20)の周波数変換に用いた信号と同様、発振回路(10)で生成した局部発振周波数fVCO の局部発振信号LOaを用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線受信機に関する。
より特定的には、本発明は、イメージ周波数抑制レシオ(IMRR)を調整するために使用するテスト信号発生回路を有する無線受信機に関する。
低・中間周波数(LOW−IF)受信機においては、イメージ周波数抑制レシオ(IMRR)が重要な要素である。
特に、テレビジョン受像機の場合には、−60dB以上のIMRRが求められている。このような場合には、何らかの調整手段を用いないと上記したIMRRを達成することが困難である。
特許文献1および非特許文献1には、無線受信機内の電子回路内にテスト信号発生回路を内蔵させ、テスト信号発生回路においてRF周波数帯のテスト信号を生成し、そのテスト信号を用いてIMRRを調整することを提案している。
なお、無線受信機のRF信号処理部のトラッキング・フィルタおよびRF増幅器の調整にも、このテスト信号を用いることができる。
また、−60dB以上のIMRRを達成するには、テスト信号の純度(または、正確度)が十分良好であることが必要となる。その理由は、たとえば、テスト信号の位相ノイズが本来の受信信号側に現れるためである。
無線受信機の調整時に、テスト信号をイメージ周波数に設定して受信機の受信信号に重畳し(注入し)、そのイメージ抑圧された信号を中間周波数(IF)信号として検出して、調整を行う場合を想定する。
その場合、IF信号の検出器の帯域が6MHzと仮定すると、〔−60−10k×log(6M)=−128dBc/Hz以下の位相ノイズでなければ、テスト信号の位相ノイズとイメージ信号とを区別することができない。
そのような位相ノイズのテスト信号を生成する回路として、通常のリングオシレータ型の電圧制御型発振器(VCO)で構成することは難しく、LC共振型VCOで構成することとなる。
しかしながら、インダクタとキャパシタとを用いたLC共振型VCOは、一般的に、リングオシレータ型VCOより寸法が大きくなる。
特に、テレビジョン受像機に用いるVCOは、たとえば、少なくとも1オクターブ以上の広い発振周波数範囲が要求される。そのため、通常、局部発振信号を生成する電圧制御型発振器(VCO)を受信機の回路にオンチップ化する場合には、複数の局部発振信号を生成するため異なる発振特性を持つ複数のVCOを受信機に搭載し、使用するチャネル周波数に応じて使い分ける。
仮に、上述した特許文献1および非特許文献1に開示されている技術を適用した場合、VCOは2倍必要となる。その結果、受信機におけるチップ面積が増大するという問題に遭遇する。このことは、特に、小型の受信機には負担となる。
さらに、テスト信号を発生するためのVCOの他に位相同期回路(PLL)の制御も必要になる。その結果、複数のPLLを制御するという、制御の複雑さに遭遇する。
したがって、寸法を増大させることなく、制御が容易で、純度の高い、イメージ周波数抑制レシオ(IMRR)を調整するために使用するテスト信号を発生させる回路を有する無線受信機を提供することが望まれている。
また、寸法を増大させることなく、制御が容易で、純度の高い、無線受信機におけるトラッキング・フィルタおよび無線周波増幅器の調整に使用可能なテスト信号を発生させる回路を有する無線受信機を提供することが望まれている。
特開2005−295470号公報 Jean Robert Tourret,et.al. (NXP) ,"SiP Tuner With IntegratedLCTrackingFilterforBothCable and Terrestrial TV Reception", IEEE JSSC, pp.2809-2821, Vol.12,Dec.2007
本発明によれば、位相同期回路および電圧制御型発振回路を有し、第1の発振信号の発振信号を生成する発振回路と、前記発振回路で生成された前記発振信号を第1の分周率で分周して、第2の発振周波数を持ち、直交する第1および第2の発振信号を生成する第1の分周回路と、前記受信した無線周波数信号に前記第1の分周回路で生成された直交する第1および第2の発振信号を乗じて、中間周波数を持つ直交する第1および第2の中間周波数信号を生成する周波数変換回路と、前記周波数変換回路において生成された直交する第1および第2の中間周波数信号を加算して合成された中間周波数信号を生成する信号加算回路と、少なくとも1個の第2の分周回路を有し、前記発振回路において生成された前記第1の発振周波数を持つ発振信号を、第2の分周率で分周してテスト信号を生成し、当該テスト信号を前記周波数変換回路の入力部における前記受信した無線周波数信号に注入する、テスト信号発生回路と、チャネル周波数に応じて、前記第1の分周器の第1の分周率と前記第2の分周器の第2の分周比を設定する制御手段とを有する無線受信機無線受信機が提供される。
上記テスト信号は、イメージ周波数抑制レシオ(IMRR)を調整するために受信した無線信号に注入するテスト信号である。
テスト信号発生回路において、第2の分周回路は、第1の局部発振周波数fVCOの第1の発振信号を、制御手段で指定された分周比Pで分周して、(fVCO/P)の周波数を持つテスト信号を生成して、このテスト信号を受信したRF信号に重畳(注入)する。
テスト信号発生回路は、第1の局部発振周波数の第1の発振信号を用いるから、テスト信号発生回路内に局部発振信号に相当する回路としてのVCOおよびPLLを設ける必要がない。制御手段により、チャンネルに応じて、その第1および第2の分周率を設定するのみでよい。その結果、本実施の形態の受信機の構成は簡単である。特に、チャンネル数が増加しても、回路構成が複雑にならない。
また、テスト信号の元になる局部発振信号は、周波数変換回路において周波数変換に使用する局部発振信号と同じなので、位相ノイズ(位相誤差)に関する問題も生じない。
好ましくは、当該無線受信機は、アンテナで受信した前記無線周波数信号を第1の帯域通過特性の帯域成分を通過させる第1のバンドパスフィルタと、前記第1のバンドパスフィルタの出力信号の利得を制御する高周波利得制御型増幅回路と、前記高周波利得制御型増幅回路の出力信号を第2の帯域通過特性の帯域成分を通過させ、前記周波数変換回路に出力する第2のバンドパスフィルタとを有し、前記テスト信号発生回路で生成された前記テスト信号を前記高周波利得制御型増幅回路の出力信号に注入する。
また本発明によれば、アンテナと、スイッチ回路と、前記スイッチ回路を介して入力された信号を第1の帯域通過特性の帯域成分を通過させる第1のバンドパスフィルタと、前記第1のバンドパスフィルタの出力信号の利得を制御する高周波利得制御型増幅回路と、前記高周波利得制御型増幅回路の出力信号を第2の帯域通過特性の帯域成分を通過させ、前記周波数変換回路に出力する第2のバンドパスフィルタと、前記受信した無線周波数信号に前記分周回路で生成された直交する第1および第2の発振信号を乗じて、中間周波数を持つ直交する第1および第2の中間周波数信号を生成する周波数変換回路と、前記周波数変換回路において生成された直交する2つの中間周波数の信号の振幅および位相を補正する振幅・位相補正回路と、イメージ信号成分を除去する、イメージ除去フィルタと、前記イメージ除去フィルタにおいて生成された直交する第1および第2の中間周波数信号を加算して合成された中間周波数信号を生成する信号加算回路と、位相同期回路および電圧制御型発振回路を有し、第1の発振信号の発振信号を生成する発振回路と、前記発振回路で生成された前記発振信号を第1の分周率で分周して、第2の発振周波数を持ち、直交する第1および第2の発振信号を生成する分周回路と、前記信号加算回路で生成された中間周波数信号を検出する検出回路と、少なくとも1個の第2の分周回路を有し、前記発振回路において生成された前記第1の発振周波数を持つ発振信号を、第2の分周率で分周してテスト信号を生成し、前記スイッチ回路の前記アンテナからの信号が入力される端子と異なる他方の端子に入力するテスト信号生成回路とを有する、無線受信機が提供される。
本発明によれば、寸法を増大させることなく、制御が容易で、純度の高い、イメージ周波数抑制レシオ(IMRR)を調整するために使用するテスト信号を発生させる回路を有する無線受信機を提供することができた。
また、本発明によれば、寸法を増大させることなく、制御が容易で、純度の高い、無線受信機におけるトラッキング・フィルタおよび無線周波増幅器の調整に使用可能なテスト信号を発生させる回路を有する無線受信機を提供することができた。
〔第1実施の形態〕
図1を参照して本発明の受信機の第1実施の形態を述べる。
〔構成〕
図1は本発明の第1実施の形態の無線受信機の構成図である。
図1に図解した無線受信機100は、アンテナ1と、第1の可変バンドパスフィルタ(V−BPF)3と、第1の利得可変型低ノイズ増幅回路(LNA)5と、第2の可変バンドパスフィルタ7とを有する。V−BPF3、7が、トラッキング・フィルタとして機能する。
無線受信機100は、電圧制御型発振器(VCO)11と、位相同期ループ(PLL)12とで構成され、第1の局部発振周波数fVCO の第1の発振信号LOaを生成する、第1の発振回路10を有する。
無線受信機100はまた、分周率Mの分周回路14と分周・移相器16とで構成される第2の発振回路10Aを有する。分周回路14と分周・移相器16とで、本発明の第1の分周回路を構成する。したがって、第2の発振回路10Aは第1の分周回路と同じである。
無線受信機100は、第1の混合器(ミキサ)21と、第2の混合器22とを有する周波数変換回路20を有する。
無線受信機100はまた、IF信号検出器40と、アナログ/デジタル変換器(A/DC)42と、コントローラ(制御手段)44とを有する。
無線受信機100はさらに、振幅および位相を補正する振幅・位相補正回路30、イメージ除去フィルタ32、信号加算回路34、第2の利得可変型低ノイズ増幅回路(LNA)36、および、中間周波数(IF)信号処理回路38とを有する。
無線受信機100はテスト信号発生回路50を有する。
〔テスト信号発生回路〕
テスト信号発生回路50は、利得可変型低ノイズ増幅回路51、分周率P(分周比1/P)の分周回路52とを有する。
分周回路52の分周率Pは、コントローラ44によって設定される。
〔基本回路動作〕
無線受信機100の各回路の基本動作を述べる。
(1)アンテナ1、V−BPF3、7、および、LNA5
アンテナ1は、たとえば、テレビジョン放送における無線周波数fRFのRF信号を受信する。
可変バンドパスフィルタ(V−BPF)3、7は、通過帯域(バンドパス)周波数を可変にできるバンドパスフィルタであり、受信機100のユーザのチャンネル選択に応じてアンテナ1で受信したRF信号の通過帯域が設定される。その結果、V−BPF3、7によって不要なチャンネル周波数の電波が除去され、不要なチャンネル周波数の信号がこれらの後段の回路に入力することが防止される。V−BPF3、7はこのように、トラッキング・フィルタ、または、チャンネル選択フィルタとして機能する。
利得可変型低ノイズ増幅回路5は、RF信号全体の利得(ゲイン)をアンテナ1で受信した電波の強度に応じて変更可能な、高周波で動作する利得制御型の低ノイズ増幅回路である。
(2)発振回路10および周波数変換回路20
発振回路10におけるPLL12は、コントローラ44から出力される制御信号S44Cにより設定される発振周波数に応じたVCO駆動電圧信号を出力する。
VCO11は、入力された電圧に応じた発振周波数の信号、すなわち、第1の局部発振周波数fVCO の第1の発振信号LOaを生成する。
このように、第1の発振回路10は、位相同期型局部発振回路として機能する。
第2の発振回路10Aにおける分周回路14は、コントローラ44から制御信号S44Cによって設定される分周率Mに基づいて、第1の局部発振周波数fVCO の第1の発振信号LOaを分周比(1/M)で分周した第2の発振信号LObを生成する。
第2の発振回路10Aにおける分周・移相器16は、分周回路14から出力される第2の発振信号LObをさらに(1/4)分周して局部発振周波数fLOの信号を生成する。分周・移相器16はさらに直交する(位相差が90°の)2つの信号、同相成分の局部発振信号LOIと直交成分の局部発振信号LOQとを生成する。
同相成分の局部発振信号LOIおよび直交成分の局部発振信号LOQの局部発振周波数fLOが、周波数変換回路20においてバンドパスフィルタ7から出力されるRF信号をIF信号に変換することを規定する。
分周回路14の分周率Mと、分周・移相器16の分周率4との合成分周率(4×M)が、第1の局部発振周波数fVCO の第1の発振信号LOaを分周して周波数fLOの直交する同相成分の局部発振信号LOIと直交成分の局部発振信号LOQとを生成することを規定する。
分周回路14における分周比Mが、コントローラ44によって設定可能にされているのは、低いほうの受信周波数に対応するため、設定可能としている。
分周・移相器16において1/4に分周するのは、第1の発振回路10のVCO11のデューティ比に依存されずに位相が90°位相が異なる2つの信号LOI、LOQを生成するためである。なお、分周・移相器16において、(1/4)分周に限らず、(1/2)分周でも位相が90°異なる2つの信号LOI、LOQを生成することができる。
このようにして生成される直交する2つの局部発振信号LOI、LOQが周波数変換回路20において、無線周波数の信号から中間周波数の信号に周波数変換に使用される。
(3)周波数変換回路20
混合器(ミキサ)21は、バンドパスフィルタ7から出力されるRF信号と、分周・移相器16から出力される局部発振周波数fLOの同相成分の局部発振信号LOIとを乗じて周波数変換することにより同相成分のIF信号IFIを生成する。
同様に、混合器22は、バンドパスフィルタ7から出力されるRF信号と、分周・移相器16から出力される局部発振周波数fLOの直交成分の局部発振信号LOQとを乗じて周波数変換することにより直交成分のIF信号IFQを生成する。
(4)振幅・位相補正回路30およびイメージ除去フィルタ32
振幅・位相補正回路30は、コントローラ44からの制御信号S44Aに応じて、周波数変換回路20においてIF帯域に周波数変換された同相成分のIF信号IFIと直交成分のIF信号IFQの振幅と位相を補正する。
イメージ除去フィルタ32もバンドパスフィルタである。トラッキング・フィルタとして機能する可変バンドパスフィルタ3、7では、ユーザが選択したチャンネルの近傍のチャンネルの周波数成分を十分に除去できない場合がある。そこで、イメージ除去フィルタ32によって使用しないチャンネルの信号を十分無視できる程度まで除去する。
振幅・位相補正回路30およびイメージ除去フィルタ32と、コントローラ44との処理内容の関連について詳述する。
(5)信号加算回路34、増幅回路36およびIF信号処理回路38
信号加算回路34は、イメージ除去フィルタ32から出力された直交する2つの成分のIF信号IFIとIFQを加算して(合成して)、IF信号を生成する。
利得可変型低ノイズ増幅回路36は、信号加算回路34において生成されたIF信号を増幅する。
IF信号処理回路38は、信号加算回路34において生成されたIF信号を用いて行う受信機100としての種々の信号処理、たとえば、画像信号および音声信号の復号、再生処理などを行う。
(6)IF信号検出器40、コントローラ44
IF信号検出器40は、信号加算回路34で生成されたIF信号を検出する。
A/DC42は、IF信号検出器40で検出したアナログ形式の信号をコントローラ44において処理可能なデジタル形式に変更する。
コントローラ44は、IF信号検出器40において検出され、A/DC42においてデジタル形式のIF信号に基づいて、下記の制御処理を行う。
(a)振幅・位相補正回路30における振幅および位相を調整するための制御信号S44Aを生成する。
(b)テスト信号発生回路50における分周率Pを設定する制御信号S44B、および、分周器14の分周率Mを設定する制御信号S44Cを生成する。
そのため、コントローラ44は、たとえば、演算処理機能を有するコンピュータを用いて構成される演算制御ユニットCPU、および、後述する分周率の組み合わせのテーブルなどを記憶するメモリを有して構成することができる。
コントローラ44による振幅・位相補正回路30の制御について述べる。
振幅・位相補正回路30において、同相成分のIF信号IFIと、直交成分のIF信号IFQの振幅誤差と位相誤差が全く無いように補正されれば、イメージ除去フィルタ32により不要なチャンネルのイメージは完全に除去することができる。
通常は、無線受信機100を構成する電子回路の素子相互間のバラツキなどにより、2つの異なるIF信号IFI、IFQとの間に、振幅の誤差および位相の誤差が生ずるので、振幅・位相補正回路30において、上記振幅誤差および位相誤差を補正する。
振幅・位相補正回路30において、実際のイメージ信号が最小になるようにIF信号の振幅と位相を補正する。そのため、コントローラ44は、IF信号検出器40の検出値によって振幅・位相補正回路30の補正量を調整するための制御信号S44Aを生成して振幅・位相補正回路30に出力する。振幅・位相補正回路30は、制御信号S44Aに応じてIF信号の振幅と位相を補正する。
(7)テスト信号発生回路50
テスト信号発生回路50において、分周回路52は、第1の発振回路10から出力される第1の局部発振周波数fVCO の第1の発振信号LOaを、コントローラ44で指定された分周率Pで分周してトーン周波数fTONEを持つテスト信号S50を生成する。
テスト信号発生回路50A内の利得可変型低ノイズ増幅回路51は、分周回路52で生成された、(fVCO /P)のトーン周波数fTONEを持つテスト信号S50の利得を調整する。
このように、テスト信号発生回路50は、第1の発振回路10から出力される第1の局部発振周波数fVCO の第1の発振信号LOaを分周率Pで分周して、(fVCO /P)のトーン周波数fTONEを持つテスト信号S50を生成する。テスト信号発生回路50は、テスト信号S50を周波数変換回路20の前段に位置するノードN1において受信したRF信号に重畳(注入)する。
〔本実施の形態の構成の特徴〕
テスト信号発生回路50は、第2の発振回路10Aで生成した周波数fLOの直交する同相成分の局部発振信号LOIと直交成分の局部発振信号LOQとを生成するために使用した、第1の局部発振周波数fVCO の第1の発振信号LOaを用いている。その結果、テスト信号発生回路50内にテスト信号S50を生成するための局部発振信号に相当する回路としてのVCOおよびPLLを設ける必要がない。すなわち、本実施の形態のテスト信号発生回路50を構成する分周回路52を設け、コントローラ44によって、チャンネル周波数に応じて、分周率Pを調整するのみでよい。その結果、本実施の形態の受信機の構成は簡単である。
特に、チャンネル数が増加しても、回路構成が複雑にならないという利点を有する。
さらに、テスト信号S50の元になる信号は、分周器14および分周・移相器16において周波数変換回路20において周波数変換に使用する信号LOI,LOQとは、元が同じ発振周波数fVCO の発振信号LOaである。したがって、位相ノイズ(位相誤差)に関する問題も生じないという利点がある。
〔動作例〕
図1に図解した受信機100を地上波テレビジョン受像機に適用した場合を想定して、動作例を述べる。
さらに、本実施の形態の上述した特徴を、本実施の形態の無線受信機100を地上波テレビジョン受像機に適用した場合について、従来技術との相違として、さらに詳細に後述する。
テレビジョン信号は、各チャンネルが、たとえば、6〜8MHzの周波数帯域が割り当てられている。
本実施の形態の無線受信機100のような低IF方式では、IF中心周波数は、4〜5MHz程度に設定される。その理由は、フリッカー・ノイズを回避するため、チャンネルの最低周波数を約1MHz以上とするためである。さらに、あまり高いIF周波数を用いると、回路設計が不利になるから、あまり高い周波数を用いない。
以上から、本実施の形態のテスト信号S50の周波数としては、IF周波数で1〜9MHzになるような周波数である必要がある。
他方、無線受信機100としては、複数のチャンネルに対応させるため、40MHz付近から900MHz近傍までのテレビジョン受信周波数をカバーしなければならない。
図1に例示した受信機100の構成において、第1の発振回路10で生成される第1の発振信号LOaの第1の局部発振周波数fVCO を、たとえば、1800MHz〜3600MHzに設定する。
その場合、分周回路14の分周率がM=1のとき450〜900MHz、M=2のとき、225〜450MHzの周波数をカバーできる。
分周回路14の分周率Mをさらに、4または8と2の巾乗で大きくしていけば、さらに低い周波数領域をカバーできる。
アッパー・ローカル方式を仮定する。アッパー・ローカル方式では、分周回路14および分周・移相器16を経由して生成された局部発振信号LOの発振周波数fLOを、受信中心周波数fRFよりIF中心周波数fIFだけ高くする。その結果、受信中心周波数fRFは(fRF=fLO−fIF)となる。他方、イメージ中心周波数fIMは(fIM=fLO+fIF)となる。
たとえば、局部発振周波数fLO=400MHzならば、受信中心周波数fRF=396MHz、イメージ中心周波数fIM=404MHzとなる。
なお、イメージの調整を、イメージ中心周波数fIMで行う必要はなく、テスト信号S50のトーン周波数fTONEがIF周波数帯域に入っていればよい。したがって、イメージ調整のために、テスト信号S50のトーン周波数fTONEとしては、401〜409MHz内であれば良い。
受信中心周波数fRFもイメージ中心周波数fIMも周波数変換回路20において、ダウンコンバートされてIF周波数帯域に落ちてくると同じ周波数になり、受信周波数信号とイメージ周波数信号とを区別することが困難になる。
したがって、テスト信号S50が、トーン周波数fTONEが2倍のIF中心周波数fIFが離れた受信周波数信号に、たとえば、スプリアスなどの何らかの信号成分を持つと振幅・位相補正回路30において位相誤差を調整できなくなる。
信号成分としては、位相ノイズも含まれるため、テスト信号S50の位相ノイズは要求されるイメージ周波数抑制レシオ(IMRR)と、IF信号検出器40の帯域から制限される。
したがって、従来の地上波テレビジョン受像機では、テスト信号発生回路として、通常、局部発振信号を生成する回路と、同等の性能を持つ位相同期回路(PLL)を設けることが要求されていた。
本願発明では、上述したように、テスト信号発生回路50において、局部発振周波数fLOの第1の発振信号LOを生成する第1の発振回路10からテスト信号S50を生成しているので、回路構成が簡単になる。
なお、テスト信号S50の発生のもとになる局部発振信号は、周波数変換回路20で用いる局部発振信号LOI、LOQと同じ第1の発振信号LOなので、位相ノイズ(位相誤差)に関する問題も生じない。
〔受信中心周波数fRFとIF中心周波数fIFとの関係〕
図2は受信中心周波数fRFとIF中心周波数fIFとの関係を図解した図である。
分周回路14において第1の局部発振周波数fVCO を(1/M)に分周し、分周・移相器16においてさらに(1/4(に分周して合計〔1/(4×M)〕分周した周波数を得る。
他方、第1の局部発振周波数fVCO をテスト信号発生回路50における第2の分周回路52において(1/P)に分周する。
上記2つの分周周波数との差が、IF信号のIF中心周波数fIFとなる組み合わせとしての分周率は、M=8、P=30を採用することができる。
なお、図2において、トーンIF周波数を、テスト信号S50の周波数fTONEを用いて、(fLO−fTONE)として定義している。
たとえば、第1の局部発振周波数fVCO が2600MHzの場合、fLO=fVCO /(4×M)=81.25MHz、fTONE=fVCO /P=86.67MHzとなり、テスト信号S50の周波数fTONEは、第1の局部発振周波数fLOより5.42MHzだけ低くなる。
テスト信号発生回路50において第1の局部発振周波数fVCO の発振信号LOを分周してテスト信号S50を生成しているから、テスト信号S50そのものには、受信中心周波数fRF付近のスプリアス成分は存在しない。
分周信号が矩形波(パルス波)の場合は、高調波成分が含まれる。したがって、発振周波数fLOの発振信号にも高調波成分が含まれることが普通である。
両者の高調波成分同士が周波数変換回路20において混合された場合、その周波数成分も含まれるが、IF周波数信号ではIF中心周波数fIFの高調波成分となる。
その結果、たとえ、イメージ除去フィルタ32の帯域内であっても、IF信号検出器40の帯域外になるように帯域を設定することにより、イメージ除去フィルタ32におけるイメージ抑制の調整には影響を与えない。
図3は、第1の局部発振周波数fVCO を、その発振周波数範囲1800〜3600MHzおいて、100MHzステップ(段階)で変化させ、かつ、分周回路52の分周率Pを、P=30、31、33、34とした場合の局部発振周波数fLOと、トーンIF周波数fTONEをプロットしたグラフである。
上述したように、IFトーン周波数fIF-TONEを、(fIF-TONE=fLO−fTONE)と定義したので、分周率P=33、34では、ロー・ローカル方式でのイメージ信号が生成され、分周率P=31、30では、アッパー・ローカル方式でのイメージ信号が生成できることが理解されよう。
因みに、ロー・ローカル方式とアッパー・ローカル方式との切換は、発振周波数fLOの同相成分LOIと直交成分LOIQとを入れ換えて周波数変換回路20の混合器21、22に入力すればよい。
図1を参照した第1実施の形態の受信機100においては、第1の局部発振周波数fVCO を決めると、受信中心周波数fRFも、IFトーン周波数fIF-TONEも一意に決まる。すなわち、fRFと、fIF-TONEとを独立しては設定できないという制約がある。その結果、任意の受信チャンネルにおける調整を行うことはできない。
もし、IF回路、たとえば、周波数変換回路20、振幅・位相補正回路30、イメージ除去フィルタ32などの回路素子間でバラツキ等で生ずる振幅誤差、位相誤差などがイメージ抑制に悪化の主要因であるならば、これらの誤差は受信周波数には依存しないため、イメージ調整を有効に行うことができる。
図4は混合器21、22の回路構成例を示す図である。
図4に図解したように、周波数変換回路20内の混合器21、22はそれぞれ、MOSトランジスタ・スイッチ211を用いてパッシブ型で構成することができる。符号212は増幅回路、213は入力抵抗素子、214は帰還抵抗素子を示す。
混合器21、22をこのように構成すると、第1の発振回路10の駆動は、CMOSインバータを用い、電源電圧までフルに振幅を変化させることができる。
この場合は、混合器21、22における局部発振(LO)駆動の振幅誤差は極めて小さくでき、振幅誤差はIF回路系で発生すると考えてよく、図1に図解した受信機100の構成でも、十分有効に活用することができる。
換言すれば、図4に例示した混合器21、22を用いれば、第1実施の形態の受信機100も十分有効に使用することができる。
〔第2実施の形態〕
図5を参照して本発明の無線受信機の第2実施の形態を述べる。
上述した第1実施の形態において考察したように、周波数が高い分、位相誤差は第2の発振回路10Aにおいて発生されることが主要因と考えることができる。その場合には、位相誤差は受信周波数に依存して変化すると考えられるため、各受信周波数ごとに調整を行うことが必要となる。
第2実施の形態の受信機100Aは、上述した第1実施の形態の受信機100における制約を解消するため、任意の受信周波数で調整を可能とするテスト信号発生回路50Aを有する。
〔構成〕
本発明の第2実施の形態の無線受信機100Aは、図1を参照して述べた第1実施の形態の無線受信機100と比較すると、テスト信号発生回路50Aの回路構成が異なる。
その他の回路構成は、基本的に、図1に図解した無線受信機100と同様である。
〔テスト信号発生回路〕
図5に図解したテスト信号発生回路50Aは、第3の利得可変型低ノイズ増幅回路(LNA)51と、第2の分周回路52と、第3の分周回路53と、テスト信号発生用の第1の混合器(ミキサ)54とを有する。
図1に図解したテスト信号発生回路50と比較すると、分周率Qの分周回路53と、テスト信号発生用の混合器54とが付加されている。
分周率Pの分周回路52および低ノイズ増巾回路(LNA)51は基本的に、図1を参照して述べた回路と同じである。
分周回路52の分周率P、および、分周回路53の分周率Qは、コントローラ44から制御信号S44Bとして設定される。
ここで、分周率PとQとは、P<Qという条件を設定する。
テスト信号発生回路50Aにおいて、分周回路52が、第1の発振回路10で生成された第1の局部発振周波数fVCO の第1の発振信号LOを分周率Pで分周する。
分周回路53が、第1の発振回路10で生成された第1の局部発振周波数fVCO の第1の発振信号LOを分周率Qで分周する。
混合器54において、分周回路52の分周信号と、分周回路53の分周信号とを乗算して、周波数変換する。
低ノイズ増巾回路(LNA)51は、混合器54の出力信号を増幅し、テスト信号S50Aを生成して、ノードN1に印加して、RF信号にテスト信号S50Aを注入する(重畳する)。
図6は、局部発振周波数fVCO を変化させ、テスト信号発生回路50A内の2つの分周回路52、53の分周率P、Qを変化させた場合の局部発振周波数fLOとトーン周波数fTONEとをプロットしたグラフである。
上述したように、分周率PとQとは、P<Qという条件に設定される。
混合器54で生成された周波数変換信号S54、ひいては、テスト信号S50Aのトーン周波数fTONEには下記の周波数fTONE(+)またはfTONE(−)の信号が含まれる。
TONE(+)=fVCO (1/P+1/Q)
TONE(−)=fVCO (1/P−1/Q)
コントローラ44は、fTONE(+)またはfTONE(−)の一方をテスト信号S50Aの周波数になるように、分周率PおよびQの値を設定する。
TONE(+)がイメージ周波数になるように、分周率P、Qの値を設定した場合は、スペクトラムは図6に図解した関係となる。
ここで、分周回路52による分周周波数fp 、および、分周回路53による分周周波数fQ はそれぞれ、fVCO /P、fVCO /Qとなる。
たとえば、分周回路52の分周率Pを、分周回路14および分周・移相器16の分周率Mおよび4の合計、すなわち、P=4×Mとし、Q=ほぼ(fVCO /fIF)、すなわち、Round(fVCO /fIF)とする組み合わせを考える。つまり、分周率Pの分周回路52において局部発振周波数fLOと同じ周波数の信号を生成し、分周率Qの分周回路53においてIF周波数fIFと同じ周波数の信号を生成する場合が想定できる。
しかしながら、この方法は、イメージ周波数と同じ受信周波数そのものの信号を生成させるので、イメージの調整には使用できない。ただし、トラッキング・フィルタ、すなわち、可変バンドパスフィルタ3、7、および、利得可変型低ノイズ増幅回路5の調整には使用することができる。これについては、後述する。
以上から、テスト信号発生回路50Aにおける分周率PとQとの組み合わせとしては、一方がイメージ周波数となるときは、他方は、受信周波数とならない、すなわち、イメージ調整に支障を及ばさない周波数になるように選択する必要がある。
図5に図解した無線受信機100Aを地上波テレビジョン受像機として使用する場合を想定して、分周率PとQとの組み合わせを考察する。なお、分周率P、Qは、通常、整数であるが、半整数分周率、(1/2)の分周比も考慮する。
以下、具体例を例示する。
局部発振周波数fVCO =3200MHzの場合、分周回路14の分周率MをM=1とする。受信周波数fRF=796MHz、IF周波数fIF=4MHzの場合、テスト信号S50AのトーンIF周波数fTONEは804MHzとなる。
テスト信号S50Aの周波数はIF帯域内にあればよいので、fTONEは801〜809MHzの範囲内であればよい。
分周率M、P,Qを、M=1、P=5、Q=19.5とする。以下、分周率M、P、Qの関係を簡略化して〔M、P、Q〕として分周率の組み合わせを表す。この場合、〔1、5、19.5〕と表記する。
TONE(+)=3200(1/5+1/19.5)=804.10MHz
TONE(−)=3200(1/5−1/19.5)=475.90MHz
TONE(+)はイメージ調整用のテスト信号S50Aの周波数として適用できる。
TONE(−)はイメージ周波数とは十分離れており、イメージ調整に障害とはならない。
図7は、受信周波数を40〜900MHzとした場合、可能な分周率〔P、Q〕の組み合わせを、局部発振周波数fVCO を100MHz単位で離散的にプロットした時のグラフである。図7において、上述したように、たとえば、〔1、5、19.5〕は、分周率の組み合わせ〔M、P、Q〕を示している。
横軸は局部発振周波数fVCO を示し、縦軸はIFトーン周波数fIF-TONEを示す。
実際には、このIFトーン周波数fIF-TONEの絶対値でIF信号に観察される。
分周回路14の分周率MがM=2以上の領域では、分周率P,Qの組み合わせには若干の自由度がある。したがって、ここに例示した以外の分周率P,Qの組み合わせも存在する。
図8は周波数fTONE(−)をIF周波数でプロットしたグラフである。
周波数fTONE(−)は、IF周波数帯域から相当離れており、イメージ調整に影響を与えないことが理解される。
ロー・ローカル方式でも上記同様、好ましいイメージ信号を生成することができる。
図9は、図7に対応する、ロー・ローカル方式におけるイメージ信号の生成例を示すグラフである。図9において、上述したように、たとえば、〔1、5、20.5〕は、分周率の組み合わせ〔M、P、Q〕を示している。
図10は、図9に例示した場合における、図8に対応する、ロー・ローカル方式における周波数fTONE(−)をIF周波数でプロットしたグラフである。
図9および図10の図解から、ロー・ローカル方式についても、分周率〔P、Q〕を適宜設定することにより、好ましいイメージ信号を生成することができる。
以上のように、第2実施の形態の無線受信機100Aを用いると、第2の発振回路10A内の分周回路14および分周・移相器16、および、テスト信号発生回路50A内の分周回路52、53における分周率M,P,Qの組み合わせを適宜設定すると、イメージ調整に好ましいテスト信号S50Aを生成することができる。
もちろん、無線受信機100Aにおいては、分周率M,P,Qの組み合わせは、一意的ではなく、種々任意に選択することができる。その結果、種々のトーン周波数fTONEを持つテスト信号S50Aを生成することができる。
なお、上述した分周率M,P,Qの組み合わせは、コントローラ44において、分周回路14、分周回路52、53の分周率を設定することにより行うことができる。
そのため、コントローラ44のメモリには、たとえば、チャンネル周波数ごとに好ましい分周率M,P,Qの組み合わせを記憶しておき、選択されたチャンネルに応じて好ましい組み合わせの分周率M,P,Qを設定することができる。
〔第3実施の形態〕
図11を参照して本発明の受信機の第3実施の形態を述べる。
第3実施の形態の無線受信機100Bは、第2実施の形態の無線受信機100Aの分周率の選択性をさらに拡張したものである。
〔構成〕
本発明の第3実施の形態の無線受信機100Bは、図5を参照して述べた第2実施の形態の無線受信機100Aと比較するとテスト信号発生回路50Bの回路構成が異なる。
その他の回路構成は、基本的に、図1および図5に図解した受信機100、100Aと同様である。
〔テスト信号発生回路〕
図11に図解したテスト信号発生回路50Bは、第3の利得可変型低ノイズ増幅回路(LNA)51と、第2の分周回路52と、第3の分周回路53と、テスト信号発生用の第1の混合器(ミキサ)54と、第4の分周回路55と、テスト信号発生用の第2の混合器(ミキサ)56とを有する。
図5に図解したテスト信号発生回路50Aと比較すると、テスト信号発生回路50Bには、分周回路55、混合器56が付加されている。
分周率Pの分周回路52、分周率Qの分周回路53、混合器54、LNA51は、基本的に、図5を参照して述べた回路と同じである。
分周回路52の分周率P、分周回路53の分周率Q、および、分周回路55の分周率Rは、制御信号S44Bとしてコントローラ44によって設定される。
分周回路52、53、55はそれぞれ、第1の局部発振周波数fVCO を分周率P,Q,Rで分周する。
分周回路52、53、55で分周した周波数をそれぞれ、fp =fVCO /P,fQ =fVCO /Q,fR =fVCO /Rとすれば、混合器56の出力信号、すなわち、実質的にはテスト信号S50Bには、下記の周波数成分(トーン周波数成分)が含まれる。
TONE(±)=fp (±)fQ (±)fR
これらのトーン周波数の1つをトーン周波数とするテスト信号S50Bを選択する、分周率P,Q,Rを選択すればよい。
その1例として、下記のfTONE(−−)がイメージ周波数になるように分周率P,Q,Rを選択する場合を述べる。
TONE(−−)=fp −fQ −fR
図12は第3実施の形態におけるトーン周波数fTONE(−−)をIF周波数でプロットしたグラフである。
周波数fTONE(−−)は、IF周波数帯域から相当離れており、イメージ調整に影響を与えないことが理解される。
図12において、たとえば、〔1,11,12,13〕は、分周率M,P,Q,Rの組み合わせを示している。
イメージ周波数と離れたトーン周波数を実現する種々の分周率M,P,Q,Rの組み合わせが存在することが理解できる。
したがって、この例示に限らず、その他種々の分周率M,P,Q,Rの組み合わせが可能である。たとえば、分周回路14における分周率MをM=1とした場合、たとえば、〔1,6,22,26〕、〔1,7,26,22〕、〔1,8,13,20〕などを採用することができる。
第2実施の形態と同様、コントローラ44は、選択されたチャンネルに応じて、上記トーン周波数を実現する分周率M,P,Q,Rの組み合わせを分周回路14、テスト信号発生回路50B内の分周回路52、53、55に設定する。
上記fTONE(−−)以外の下記はスプリアスとなる。
図13は、参考までに、スプリアスとなる下記トーン周波数をプロットしたグラフである。
TONE(++)、fTONE(+−)、
TONE(−+)=fp −fQ +fR
TONE(+−)=fp +fQ −fR
図14は図13に図解した特性について、第1の局部発振周波数fVCO =400MHz以下を拡大した示す図である。
〔第4実施の形態〕
図15は、本発明の第4実施の形態における受信機のテスト信号発生回路50Cの回路構成を示す図である。
第1〜第3実施の形態として述べたように、受信機の構成の相違点はテスト信号発生回路でなので、第4実施の形態としては、テスト信号発生回路50Cのみ図解し、他の構成の図解を省略した。
図15に図解のテスト信号発生回路50Cは、図11を参照した述べた第3実施の形態の受信機100Bにおけるテスト信号発生回路50Bを構成する、混合器54、56と、分周回路52との接続を、たとえば、コントローラ44からの制御信号S44Bによって、第1および第2のスイッチ57、58を用いて変更可能としている。
たとえば、コントローラ44が制御信号S44Bによってスイッチ58を接点「1」側に付勢すると、分周率Rの分周回路55の出力が混合器56に印加されて周波数変換された信号がLNA51を経由してノードN1に出力される。それとは逆に、コントローラ44が制御信号S44Bによってスイッチ58を接点「0」側に付勢し、スイッチ57を接点「1」側に付勢すると、分周率Qの分周回路53で分周され混合器54で周波数変換された信号がLNA51を経由してノードN1に出力される。
この回路例では2個のスイッチ57、58を設けているから、スイッチ57、58の動作状態に応じて、下記のトーン周波数のテスト信号S50Cを、ノードN1に出力することができる。
(表1)
スイッチ57 スイッチ58 トーン周波数
(1)「0」位置 「0」位置 fP
(2)「0」位置 「1」位置 fP (±) fQ (±) fR
(3)「1」位置 「0」位置 fP (±) fQ
(4)「1」位置 「1」位置 fP (±) fQ (±) fR

ただし、fp =fVCO /P、fQ =fVCO /Q、fR =fVCO /R
図15を参照して述べたテスト信号発生回路50Cを用いた無線受信機は、第3実施の形態の受信機100Bに比較して、スイッチ57、58を付加するのみで、分周率の組み合わせに対して、テスト信号S50Cのトーン周波数の選択の自由度が拡大するという利点がある。
〔半整数分周回路の構成例〕
上述した無線受信機の分周回路のうち、半整数分周回路の構成例について述べる。
分周回路としては(1/2)分周の巾乗の分周回路の回路構成が簡単である。たとえば、(1/2)分周回路は、1個の遅延型(D型)フリップフロップで構成することができるから、DFFを 従属接続すればよい。
他方、半整数分周回路の構成は幾分複雑になる。
本発明の実施の形態の適用された好適な半整数分周回路について述べる。
なお、テスト信号S50としては、その周波数自体(基本波)のパワー成分が大きいことが要求される。つまり、テスト信号のデューティ比が50%から余り離れていないことが求められる。
通常の、(1/N)分周でデューティ比を50%近くにするには、プログラマブル・カウンタ(たとえば、図16におけるkカウンタ201)を用いる方法が知られている。
プログラマブル・カウンタにおいて、まず、分周率N1=Floor/(N/2)で分周し、次に、分周率N2=(N−N1)で分周する。この出力信号をさらに(1/2)分周すれば、デューティ比が、N1:N2の分周信号が得られる。
このようなプログラマブル・カウンタとして、好適には、高速動作に適した、「スワロー型カウンタ」を用いることができる。
図16は半整数分周回路200の回路構成例を示す図である。
半整数分周回路200は、第1〜3の遅延型フリップフロップDFF1〜DFF3、プログラマブル・カウンタとしてのkカウンタ201、カウンタ・コントローラ202、セレクタ203を有する。
プログラマブル・カウンタとしてのkカウンタ201は、高速動作に適した、スワロー型カウンタとして構成することができる。その詳細は、図22を参照して後述する。
DFF1、DFF2はクロックの立ち上がりエッジで動作し、DFF3はクロックの立ち下がりエッジで動作する。
クロックCLKが、kカウンタ201とDFF1に入力され、リセット信号RSTXがDFF1のリセット端子に入力されている。
DFF1から同期リセット信号sync−rstxがDFF2、DFF2のリセット端子に印加されている。
カウンタ・コントローラ202には、分周率Nと、整数分周率か半整数分周率かを示す信号halfが入力されていて、カウンタ・コントローラ202からkカウンタ201に係数kが出力され、セレクタ203に出力選択信号SELが出力される。
以下、各種の分周率における半整数分周回路200の基本動作について述べる。
図17に分周率N=7のスワロー型カウンタの動作タイミング図を示す。
kカウンタ201の出力信号は通常、パルス幅が短いパルス(ここでは、入力クロックの1周期長)であるため、分周率N=2などの場合を除いて、デューティ比を50%近くにすることが難しい。
そこで、この例においては、まず、分周率N1=Floor/(7/2)=3で、1/3に分周し、次に、分周率N2=N−N1=7−3=4で(1/4)に分周する。その出力信号を、図17の「A」として示す。
信号Aを立ち上がりエッジでトグルさせれば、(1/2)に分周することができ、結果として(1/8)に分周した信号が得られる。
その信号を、図17においてBで示した。
以上の説明から理解されるように、N1およびN2サイクル毎にkカウンタ201の分周率kを設定することにより、デューティ比が50%に近い分周クロックを得ることができる。
分周率Nが偶数であれば、kカウンタ201の分周比の設定は、(N/2)と固定することができる。
図18は分周率N=7.5のスワロー型カウンタの動作タイミング図を示す。
プログラマブル・カウンタの分周率の設定は、N1=〔3,4,4,4〕を繰り返すことになる。
信号A2は、N=7と同様、カウンタ出力Aを(1/2)に分周した信号であり、信号B2はそれの信号A2を入力クロックの半周期だけ遅延させた信号である。
カウンタ・コントローラ202は、信号B2の立ち上がりに同期して信号A2を選択するか、信号B2を選択するかの出力選択信号SELをセレクタ203に与える。この例では、SEL=1の間は信号B2を出力し、SEL=0の間は信号A2を出力するように切り換える。その出力がOUT1である。
デューティ比は、〔3.5:4〕となる。
一般化するには、N=2m+1+0.5(ただし、mは整数である。)の場合には、図18の例示において、m=3、(m+1)=4とすればよい。
図19は分周率N=6.5のスワロー型カウンタの動作タイミング図を示す。
N=2m+0.5(ただし、mは整数である。)の場合の例として、N=6.5について述べる。
基本的に、図17を参照して述べた動作と同様であるが、カウンタの設定は、〔3,3,4,3〕となる。
図20はカウンタ・コントローラ202の動作態様を示す図表である。
カウンタ・コントローラ202は、分周率Nが、整数分周率か半整数分周比か否かを示す信号halfに応じて、図20に示した条件に従って、カウンタ・コントローラ202およびセレクタ203を制御する。
信号halfは、1のとき半整数の分周率を示し、0のとき整数の分周率を示す。
〔プログラマブル・カウンタ〕
図21は、半整数分周回路200におけるkカウンタ201として好適なプログラマブル・カウンタとしてのスワロー型カウンタ300の回路構成例を示す回路図である。
スワロー型カウンタ300は、デュアル・モジュラス分周回路301と、Pカウンタ302と、Sカウンタ303と、カウンタ・コントローラ304とで構成される。
デュアル・モジュラス分周回路301は、Sカウンタ303からの制御信号S1により、入力されたクロックCLKを(1/M)に分周または〔1/(M+1)〕に分周する回路である。
Pカウンタ302およびSカウンタ303は、デュアル・モジュラス分周回路301の出力クロックC1で動作する通常のカウンタである。
リセット信号resetはPカウンタ302で設定されたカウンタ数を終了した時点で出力されるパルス信号であり、パルス・スワロー型カウンタの出力信号でもある。
この出力信号により、Pカウンタ302およびSカウンタ303がリセットされ、カウンタ動作を始めから開始する。
Pカウンタ302およびSカウンタ303は、初期状態では、カウンタ・コントローラ304から、それぞれのカウンタ値Pi、Siを取り込んで、次のサイクルではこれらの値を用いるから、サイクルごとに異なるカウンタ値Pi、Siを設定することができる。
Sカウンタ303は、初期状態に、出力信号S1を、たとえば、「1」とし、初期状態に設定された「カウンタ数Si」までカウンタが進むと、出力信号S1=0として、Pカウンタ302から出力されるリセット信号resetが到来するまで、その出力値S1を保持する。
Pカウンタ302は、初期状態に設定された「カウンタ値Pi」までカウンタすると、リセット信号resetを出力し、自分自身もカウンタを初期化する。
通常、Pi>Siであり、初期化後、デュアルモジュラス分周回路301はSiサイクルまでは入力クロックCLKを(1/M)に分周し、その後の(Pi−Si)サイクルは、〔1/(M+1)〕に分周することになる。
つまり、Pカウンタ302から出力されるリセット信号resetの間隔(分周率)Nは、下記になる。
N=Si×(M+1)+(Pi−Si)×M
=Pi×M×Si
すなわち、PiとSiとを変えることにより、任意の分周比を得ることができる。
スワロー型カウンタ300において、高速動作する回路は、デュアル・モジュラス分周回路301のみでよい。
図22は、図21に図解したスワロー型カウンタ300の動作タイミングの例を示す図である。
この例は、Si=3、Pi=7、M=2の場合を示しており、結果として、分周率N=7×2+3=17で、分周動作している。
〔第5実施の形態〕
以上、テスト信号を、イメージ調整のため、受信機100、100A、100B、100Cに適用する場合と、その回路構成例を例示した。
しかしながら、テスト信号は上述したイメージ調整の用途に限らず、その他の場合にも適用できる。
その例示として、たとえば、テスト信号をトラッキング・フィルタおよびRF増幅器に利用する場合について述べる。
図23は本発明の第5実施の形態の受信機の構成例を示す図である。
図23に図解した受信機100Dは、図5を参照して述べた第2実施の形態の受信機100Bにおいて、アンテナ1とテスト信号S50Aとを切り換えるスイッチ回路60を付加するとともに、ノードN1にはテスト信号S50Aを印加しない回路構成にしている。 テスト信号発生回路50D自体の回路構成は、図5に図解したテスト信号発生回路50Aと同じである。
スイッチ回路60は、たとえば、コントローラ44による切り換えられる。
スイッチ回路60を図解の実線の状態に切り換えたときは、アンテナ1で受信した信号が可変バンドパスフィルタ3、利得可変型低ノイズ増幅回路5、可変バンドパスフィルタ7を経て周波数変換回路20に印加される。
この場合、テスト信号S50Dは注入されない。
スイッチ回路60を破線の状態に切り換えたときは、アンテナ1から切り離され、テスト信号S50Dが可変バンドパスフィルタ3、利得可変型低ノイズ増幅回路5、可変バンドパスフィルタ7を経て周波数変換回路20に印加される。したがって、テスト信号S50Aがアンテナ1から放射されることを防止することができる。
なお、同相成分局部信号LOIと、直交成分局部信号LOQとを入れ替えて周波数変換回路20に供給すれば、アッパー・ローカル方式とロー・ローカル方式とを容易に切り替えて使用することができる。
このように、イメージ調整用のテスト信号をアッパー・ローカル方式とロー・ローカル方式とが切り替えれば、トラッキング・フィルタ、すなわち、可変バンドパスフィルタ3、7、および、利得可変型低ノイズ増幅回路5の調整にテスト信号S50Dをそのまま使用することができる。
テスト信号発生回路としては、上述した種々の回路構成をとることができるが、正確に受信周波数の本来のテスト信号の発生のためには、図23に図解した、2つの分周回路52、53と1個の混合器54とを少なくとも有する構成が望ましい。
この場合、分周回路52における分周率Pは、局部発振周波数fLOと同じになるように分周回路14および分周・移相器16の総合分周率である(4×M)とする。すなわち、分周率をP=4Mとする。
分周器53の分周率Qについて、1/Qは、IF周波数の中心周波数fIFにできるだけ近い値になるように、Q=Round(fVCO /fIF)とする。
このとき、テスト信号S50Dには、受信周波数fRFと、イメージ周波数fIMの両方が含まれる。
イメージ調整なしでも、注意して回路設計を行うことにより、調整無しで30dB程度のIMRRは得られるので、IF信号の出力には、イメージ信号は30dB程度だけ受信周波数より低く観測される。
したがって、トラッキング・フィルタ、すなわち、可変バンドパスフィルタ3、7、および、利得可変型低ノイズ増幅回路5の調整をIF帯域で行うことにより、イメージ周波数の影響を無視することができる。
本発明の実施に際しては、上述した実施の形態に限定されず、当業者が容易に適用可能な、種々の変形態様をとることができる。
たとえば、テスト信号生成回路としては、図11に例示した分周回路52、53、55およびテスト信号生成用周波数変換回路54、56に制限されず、さらに多数の分周回路とそれに対応して多数のテスト信号生成用周波数変換回路を設けることができる。そのようにすることにより、周波数選択の自由度を高めることができる。
また、テスト信号生成回路における分周回路と周波数変換回路との数を増加させた場合、あるいは、図15に例示したようにテスト信号生成回路における分周回路と周波数変換回路との数を増加させない場合でも、図15に例示した2個のスイッチに限らず、多数のスイッチを用いて、分周回路と周波数変換回路との接続関係を変更することができる。それにより、周波数選択の自由度をさらに高めることができる。
図1は本発明の第1実施の形態の無線受信機の構成図である。 図2は受信中心周波数fRFとIF中心周波数fIFとの関係を図解した図である。 図3は局部発振周波数fVCO を変化させ、図1におけるテスト信号発生回路内の分周回路の分周率Pを変化させた場合の第2の局部発振周波数fLOと、テスト信号のトーン周波数fTONEとの関係をプロットしたグラフである。 図4は図1における周波数変換回路を構成する混合器の回路構成例を示す図である。 図5は本発明の第2実施の形態の無線受信機の構成図である。 図6は第2実施の形態において、テスト信号発生回路内の2つの分周回路の分周率P、Qを変化させた場合の第2の局部発振周波数fLOとテスト信号のトーン周波数fTONEとの関係をプロットしたグラフである。 図7は、第1実施の形態において、アッパー・ローカル方式において、受信周波数を40〜900MHzとした場合、テスト信号発生回路内の2つの分周回路の可能な分周率〔P、Q〕の組み合わせをプロットしたグラフである。 図8は、図7に例示した場合の、テスト信号のトーン周波数fTONE(−)をIF周波数でプロットしたグラフである。 図9は、図7に対応する、ロー・ローカル方式におけるイメージ信号の生成例を示すグラフである。 図10は、図9に例示した場合における、図8に対応する、ロー・ローカル方式におけるテスト信号のトーン周波数fTONE(−)とIF周波数との関係をプロットしたグラフである。 図11は本発明の第3実施の形態の無線受信機の構成図である。 図12は第3実施の形態におけるテスト信号のトーン周波数fTONE(−−)とIF周波数との関係をプロットしたグラフである。 図13はスプリアスとなるトーン周波数fTONEを例示して、そのトーン周波数fTONEとIF周波数との関係をプロットしたグラフである。 図14は、図13に図解した特性について、局部発振周波数fVCO =400MHz以下の周波数を拡大して図解したグラフである。 図15は本発明の第4実施の形態の受信機におけるテスト信号発生回路の回路構成を示す図である。 図16は第4実施の形態の無線受信機において分周回路として用いる半整数分周回路の回路構成例を示す図である。 図17は分周率N=7のプログラマブル・カウンタの動作タイミング図である。 図18は分周率N=7.5のプログラマブル・カウンタの動作タイミング図である。 図19は分周率N=6.5のプログラマブル・カウンタの動作タイミング図である。 図20は図16に図解したカウンタ・コントローラの動作態様を示す図表である。 図21は図16に図解した半整数分周回路におけるkカウンタとして好適なプログラマブル・カウンタの回路構成例を示す回路図である。 図22は図21に図解したスワロー型カウンタの動作タイミングの例を示す図である。 図23は本発明の第5実施の形態の無線受信機の構成図である。
符号の説明
100,100A、100B,100C,100D…無線受信機、1…アンテナ、3…第1の可変バンドパスフィルタ(V−BPF)、5…第1の利得可変型低ノイズ増幅回路(LNA)、7…第2の可変バンドパスフィルタ(V−BPF)、10…第1の発振回路、11…電圧制御型発振器(VCO)、12…位相同期ループ(PLL)、10A…第2の発振回路、14…第1の分周回路、16…分周・移相器、20…周波数変換回路、21、22…混合器(ミキサ)、30…振幅・位相補正回路、32…イメージ除去フィルタ、34…信号加算回路、35…第2の利得可変型低ノイズ増幅回路(LNA)、38…中間周波数(IF)信号処理回路、40…IF信号検出器、42…アナログ/デジタル変換器(A/DC)、44…コントローラ(制御手段)、50,50A,50B,50C,50D…テスト信号発生回路、51…利得可変型低ノイズ増幅回路、52、53…分周回路、54…混合器(ミキサ)、55…分周回路、56…混合器、200…半整数分周回路、201…kカウンタ(プログラブル・カウンタ)、202…カウンタ・コントローラ、203…セレクタ、300…スワロー型カウンタ、301…デュアルモジュラス分周回路、302…Pカウンタ、303…Sカウンタ、304…カウンタコントローラ、
S50、S50A,S50B,S50C,S50D…テスト信号、
VCO …第1の局部発振周波数、fLO…局部発振周波数、fRF…受信中心周波数、fIF…IF中心周波数、fIM…イメージ中心周波数、fTONE…テスト信号のトーン周波数、
LOa…第1の発振信号、LOb…第2の発振信号、LO…局部発振信号、LOI…同相成分局部発振信号、LOQ…直交成分局部発振信号、IFI…同相成分IF信号、IFQ…直交成分IF信号。

Claims (12)

  1. 位相同期回路および電圧制御型発振回路を有し、第1の発振信号の発振信号を生成する発振回路と、
    前記発振回路で生成された前記発振信号を第1の分周率で分周して、第2の発振周波数を持ち、直交する第1および第2の発振信号を生成する分周回路と、
    前記受信した無線周波数信号に前記分周回路で生成された直交する第1および第2の発振信号を乗じて、中間周波数を持つ直交する第1および第2の中間周波数信号を生成する周波数変換回路と、
    前記周波数変換回路において生成された直交する第1および第2の中間周波数信号を加算して合成された中間周波数信号を生成する信号加算回路と、
    少なくとも1個の第2の分周回路を有し、前記発振回路において生成された前記第1の発振周波数を持つ発振信号を、第2の分周率で分周してテスト信号を生成し、当該テスト信号を前記周波数変換回路の入力部における前記受信した無線周波数信号に注入する、テスト信号発生回路と、
    チャネル周波数に応じて、前記第1の分周器の第1の分周率と前記第2の分周器の第2の分周比を設定する制御手段と
    を有する無線受信機。
  2. アンテナで受信した前記無線周波数信号を第1の帯域通過特性の帯域成分を通過させる第1のバンドパスフィルタと、
    前記第1のバンドパスフィルタの出力信号の利得を制御する高周波利得制御型増幅回路と、
    前記高周波利得制御型増幅回路の出力信号を第2の帯域通過特性の帯域成分を通過させ、前記周波数変換回路に出力する第2のバンドパスフィルタと
    を有し、
    前記テスト信号発生回路で生成された前記テスト信号を前記高周波利得制御型増幅回路の出力信号に注入する、
    請求項1記載の無線受信機。
  3. 前記テスト信号発生回路は、1個の分周回路を有し、前記発振回路において生成された前記第1の発振周波数を持つ発振信号を、当該1個の分周回路の分周率で分周してテスト信号を生成し、当該テスト信号を前記高周波利得制御型増幅回路の出力信号に注入する、
    請求項1に記載の無線受信機。
  4. 前記受信した無線周波数信号に前記第1の分周回路で生成された直交する第1および第2の発振信号を乗じて、中間周波数を持つ直交する第1および第2の中間周波数信号を生成する第1および第2の周波数変換回路の各々は、ゲートに直交する第1および第2の発振信号の1つが印加され、入力端子としてのソースに無線周波数信号が印加されたMOSトランジスタを有するミキサを有する、
    請求項2に記載の無線受信機。
  5. 前記テスト信号発生回路は、少なくとも2個の分周回路と、少なくとも1個の周波数変換回路とを有し、
    前記少なくとも2個の分周回路、および、前記第1の分周回路とは、それぞれ、前記制御手段からの設定による分周率で、前記発振回路において生成された前記第1の発振周波数を持つ発振信号を分周し、
    当該テスト信号発生回路内の少なくとも1個の周波数変換回路は、当該テスト信号発生回路内の前記少なくとも2個の分周回路で分周した信号を乗算して前記テスト信号を生成して、前記高周波利得制御型増幅回路の出力信号に注入する、
    請求項1または2に記載の無線受信機。
  6. 前記テスト信号発生回路は、少なくとも3個の分周回路と、少なくとも2個の周波数変換回路とを有し、
    前記少なくとも3個の分周回路、および、前記第1の分周回路とは、それぞれ、前記制御手段からの設定による分周率で、前記発振回路において生成された前記第1の発振周波数を持つ発振信号を分周し、
    当該テスト信号発生回路内の少なくとも2個の周波数変換回路は、当該テスト信号発生回路内の前記少なくとも3個の分周回路で分周した信号を順次乗算して前記テスト信号を生成して、前記高周波利得制御型増幅回路の出力信号に注入する、
    請求項1または2に記載の無線受信機。
  7. 前記テスト信号発生回路は、少なくとも3個の分周回路と、少なくとも2個の周波数変換回路と、当該テスト回路内の前記分周回路のいずれかと当該テスト回路内の前記周波数変換回路との接続関係をスイッチ切り換え可能なスイッチ回路とを有し、
    前記少なくとも3個の分周回路、および、前記第1の分周回路とは、それぞれ、前記制御手段からの設定による分周率で前記発振回路において生成された前記第1の発振周波数を持つ発振信号を分周し、
    当該テスト信号発生回路内の少なくとも2個の周波数変換回路は、前記スイッチ回路を経由した当該テスト信号発生回路内の前記少なくとも3個の分周回路で分周した信号を順次乗算して前記テスト信号を生成して、前記高周波利得制御型増幅回路の出力信号に注入する、
    請求項1または2に記載の無線受信機。
  8. 前記分周回路のいずれかの分周率が、半整数の分周率である場合、当該分周回路は、
    クロックを計数するカウンタと、
    当該カウンタの出力信号を順次保持する、従属接続された2個の遅延型フリップフロップと、
    前記クロックとリセット信号とが入力された1個の遅延型フリップフロップと、
    前記2個の遅延型フリップフロップの出力信号が入力され、その一方を選択して出力するセレクタと、
    入力された、分周率およびその分周率が半整数か否かを示す信号に応じて、前記カウンタにおける計数値を設定し、前記セレクタにいずれの信号を出力するかを指示する、カウンタ・コントローラと
    を有する、
    請求項1〜7のいずれかに記載の無線受信機。
  9. 前記カウンタは、スワロー型カウンタである、
    請求項8に記載の無線受信機。
  10. 当該無線受信機は、
    前記信号加算回路で生成された中間周波数信号を検出する検出回路と、
    前記周波数変換回路において生成された直交する2つの中間周波数の信号の振幅および位相を補正する振幅・位相補正回路と、
    該振幅・位相補正回路の後段かつ前記信号加算回路の前段に設けられ、イメージ信号を除去する、イメージ除去フィルタと
    を有し、
    前記制御手段は、前記検出回路で検出された信号に応じて、前記振幅・位相補正回路における振幅誤差および/または位相誤差を補正する制御信号を出力する、
    請求項1〜9に記載の無線受信機。
  11. アンテナと、
    スイッチ回路と、
    前記スイッチ回路を介して入力された信号を第1の帯域通過特性の帯域成分を通過させる第1のバンドパスフィルタと、
    前記第1のバンドパスフィルタの出力信号の利得を制御する高周波利得制御型増幅回路と、
    前記高周波利得制御型増幅回路の出力信号を第2の帯域通過特性の帯域成分を通過させ、前記周波数変換回路に出力する第2のバンドパスフィルタと、
    前記受信した無線周波数信号に前記分周回路で生成された直交する第1および第2の発振信号を乗じて、中間周波数を持つ直交する第1および第2の中間周波数信号を生成する周波数変換回路と、
    前記周波数変換回路において生成れた直交する2つの中間周波数の信号の振幅および位相を補正する振幅・位相補正回路と、
    該振幅・位相補正回路の後段かつ前記信号加算回路の前段に設けられ、イメージ信号を除去する、イメージ除去フィルタと、
    前記イメージ除去フィルタにおいて生成された直交する第1および第2の中間周波数信号を加算して合成された中間周波数信号を生成する信号加算回路と、
    位相同期回路および電圧制御型発振回路を有し、第1の発振信号の発振信号を生成する発振回路と、
    前記発振回路で生成された前記発振信号を第1の分周率で分周して、第2の発振周波数を持ち、直交する第1および第2の発振信号を生成する分周回路と、
    前記信号加算回路で生成された中間周波数信号を検出する検出回路と、
    少なくとも1個の第2の分周回路を有し、前記発振回路において生成された前記第1の発振周波数を持つ発振信号を、第2の分周率で分周してテスト信号を生成し、前記スイッチ回路の前記アンテナからの信号が入力される端子とは異なる他方の端子に入力する、テスト信号生成回路と
    を有する無線受信機。
  12. 当該無線受信機は、地上デジタル・テレビジョン受像機として用いる、
    請求項1〜11のいずれかに記載の無線受信機。
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