JP6511800B2 - 局部発振回路およびそれを用いるヘテロダイン受信機 - Google Patents

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本発明は、スーパーヘテロダイン方式の受信機における局部発振回路のフェーズノイズを低減する手法に関する。
前記スーパーヘテロダイン方式の受信機では、高C/N比を得るためには、局部発振回路のフェーズノイズを低減する必要がある。たとえば、いわゆるハイエンドのアマチュア無線機では、−130dBc/Hz程度が目標となっている。
そこで、このようなフェーズノイズ低減の手法として、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS:Direct Digital Synthesizer)を用いることが有効である。特許文献1は、そのダイレクト・デジタル・シンセサイザを用いて、スプリアス特性を向上するとともに、信号純度(C/N)を向上している。
これは、広く用いられる発振器である電圧制御発振器(VCO)+フェイズロックループ(PLL)の構成では、電圧制御発振器(VCO)のフェーズノイズが、そのまま局部発振信号に出てしまうのに対して、前記ダイレクト・デジタル・シンセサイザは、その入力クロックの周波数をfc、発振信号、すなわち局部発振信号となる出力信号の周波数をfdとするとき、分周効果によって、フェーズノイズを、20log(fd/fc)dB低減できるためである。すなわち、ダイレクト・デジタル・シンセサイザを用いることで、出力発振周波数に対して、入力クロック周波数を高くする程、分周比でフェーズノイズを大幅に低減することができる。
特許第4055901号公報
しかしながら、このダイレクト・デジタル・シンセサイザによるフェーズノイズ低減効果を得ようとすると、20dB以上、すなわちfd/fcが10倍以上となるようなクロックを入力する必要がある。アマチュア無線のfd=数十MHzでも、fc≫fdとするためには、クロックの周波数に、数百MHz以上が要求される。しかしながら、発振精度の比較的高い温度補償型電圧制御水晶発振器(OCXO:Oven-Controlled crystal Oscillator)において、たとえば100MHzのものでは、数十万円もしてしまい、前記ハイエンド機に搭載するとしても、あまりにもコストが嵩んでしまうという問題がある。
本発明の目的は、局部発振回路にダイレクト・デジタル・シンセサイザを用いてフェーズノイズを低減するにあたって、低コスト化を図ることができる局部発振回路およびそれを用いるヘテロダイン受信機を提供することである。
本発明の局部発振回路は、混合器にて受信高周波信号を局部発振信号で周波数変換することで中間周波信号を得て、その中間周波信号からベースバンド復調を行うようにしたヘテロダイン受信機に用いられ、前記局部発振信号を発振する局部発振回路において、電圧制御水晶発振器と、前記電圧制御水晶発振器の発振信号を基準信号として、第1の数倍の周波数で発振する第1の位相同期発振器(PLO:Phase Locked Oscillator)と、前記第1の位相同期発振器の発振信号を基準信号として、第2の数倍の周波数で発振する第2の位相同期発振器と、前記第2の位相同期発振器の発振信号をクロック入力として、前記局部発振信号を発振するダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS:Direct Digital Synthesizer)と、前記ダイレクト・デジタル・シンセサイザの後段に設けられ、ハイパスフィルタおよびローパスフィルタを備え、前記局部発振信号から、前記中間周波信号のイメージ周波数となるスプリアス成分を低減するスプリアス低減ブロックとを含み、前記混合器は、アップコンバージョンで、前記局部発振信号の周波数をLO、前記受信高周波信号の周波数をHF、前記中間周波信号の周波数をIFとするとき、IF=LO−HFであり、前記ローパスフィルタは、LO+HFをカットオフ周波数としており、該ローパスフィルタのカットオフ周波数は、前記周波数HFに応じて変化されることを特徴とする。
上記の構成によれば、ヘテロダイン受信機のための局部発振回路において、ダイレクト・デジタル・シンセサイザを用いてフェーズノイズを低減するにあたって、そのクロック入力として、電圧制御水晶発振器の発振信号を2段の位相同期発振器を用いて高周波に変換した信号を用いる。前記位相同期発振器は、位相比較器と、ループフィルタと、電圧制御発振器(VCO)と、分周器とを備えて構成され、分周器の分周比を大きく取ることで、入力信号の周波数に対して、出力する発振信号の周波数を、数倍〜数十倍の周波数に高めることができる。
前記第1の位相同期発振器は、電圧制御水晶発振器の発振信号を基準周波数としたPLLを構成し、ループフィルタの通過帯域幅を狭帯域、たとえば入力信号の周波数がMHz以上のオーダーで、数Hz〜十数Hz程度とすることで、該第1の位相同期発振器の発振信号のフェーズノイズ特性は、入力(基準)信号である電圧制御水晶発振器のフェーズノイズ特性に依存せず、略該第1の位相同期発振器だけのフェーズノイズ特性に準じた値が得られる。
一方、前記第2の位相同期発振器は、前段の第1の位相同期発振器の発振信号を基準周波数としたPLLを構成し、ループフィルタの通過帯域幅を狭帯域、たとえば入力信号の周波数が数十〜数百MHzで、十数kHz程度とすることで、該第2の位相同期発振器のループゲインによるノイズリダクション効果を利用し、ループ帯域内のフェーズノイズを低減することができる。
こうして、電圧制御水晶発振器の発振信号の周波数をfa、第1の位相同期発振器の発振信号の周波数をfb、第2の位相同期発振器の発振信号、すなわちダイレクト・デジタル・シンセサイザの入力クロック周波数をfc、ダイレクト・デジタル・シンセサイザの発振信号、すなわち局部発振信号の周波数をfdとし、fa<fb<fcおよびfc>fdとするとき、フェーズノイズは、20log(fd/fc)dB低減することができる。すなわち、ダイレクト・デジタル・シンセサイザを用いることで、出力発振周波数に対して、入力クロック周波数を高くする程、分周比でフェーズノイズを大幅に低減することができる。
したがって、2段の位相同期発振器を用いることで、ダイレクト・デジタル・シンセサイザに高いクロック周波数(電圧制御水晶発振器のfc/fa倍、たとえば数十倍以上)のものを使用することができ、fc>>fdとなって、フェーズノイズを、その分周比に対応して、数十dB、たとえば(fc/fd)が10倍で、20dBも低減することができる。しかも、その高いクロック周波数のダイレクト・デジタル・シンセサイザを利用するにあたって、電圧制御水晶発振器は、たとえば100MHzの精度の高い温度補償型電圧制御水晶発振器(OCXO:Oven-Controlled crystal Oscillator)で数十万円もするのに対して、より高い周波数を、発振周波数が十MHz程度までの電圧制御水晶発振器と、2段の位相同期発振器とを合わせて、数万円程度で実現することができ、局部発振回路の低コスト化を図ることができる。
また、前記ダイレクト・デジタル・シンセサイザの後段にスプリアス低減ブロックをさらに備えるので、混合器に与える局部発振信号からスプリアス成分を除去しておくことができ、受信信号が無いのに中間周波信号が出て、雑音が生じてしまうようなことを防止することができる。
さらにまた、スプリアス低減などで有利なアップコンバージョンを行う場合、前記スプリアス低減ブロックにおけるローパスフィルタのカットオフ周波数は、LO+HF、すなわちLO+2IFをカットオフ周波数とし、受信高周波信号の周波数HFに応じて変化することで、前記LO+HF、すなわちIF+2HFのイメージ除去を確実に行うことができる
また、本発明の局部発振回路では、前記電圧制御水晶発振器は、温度補償型電圧制御水晶発振器(OCXO:Oven-Controlled crystal Oscillator)であることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記電圧制御水晶発振器の発振信号を、2段の位相同期発振器を用いて、非常に高い周波数に変換できるので、所望とするダイレクト・デジタル・シンセサイザに入力するクロック信号の周波数が高くても、最初の基準となる電圧制御水晶発振器には、比較的発振周波数の低いものを使用することができる。
したがって、この電圧制御水晶発振器に、発振精度の高い温度補償型電圧制御水晶発振器(OCXO:Oven-Controlled crystal Oscillator)を用いても、前記100MHzで数十万円のものに比べて、極めて安い、たとえば10MHzまでのものを使用することができる。
さらにまた、本発明のヘテロダイン受信機は、前記の局部発振回路を備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、ヘテロダイン受信機のフェーズノイズの低減を、低コストな構成で行うことができる。
本発明の局部発振回路およびそれを用いるヘテロダイン受信機は、以上のように、局部発振回路にダイレクト・デジタル・シンセサイザを用いてフェーズノイズを低減するにあたって、そのクロック入力として、電圧制御水晶発振器の発振信号を2段の位相同期発振器を用いて、高周波に変換した信号を用いる。
それゆえ、ダイレクト・デジタル・シンセサイザに高いクロック周波数のものを使用することができ、フェーズノイズを、その分周比に対応して、大きく低減することができるとともに、その高いクロック周波数のダイレクト・デジタル・シンセサイザを使用するにあたって、電圧制御水晶発振器の発振周波数は低くてもよく、局部発振回路の低コスト化を図ることができる。
本発明の実施の一形態に係る局部発振回路の電気的構成を示すブロック図である。 前記局部発振回路が搭載されるスーパーヘテロダイン方式の無線受信機の概略的構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の他の形態に係る局部発振回路の電気的構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の実施の一形態に係る局部発振回路1の電気的構成を示すブロック図である。局部発振回路1は、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ2を用いてフェーズノイズを低減するもので、図2で示すようなスーパーヘテロダイン方式の無線(受信)機3に搭載される。
無線受信機3では、アンテナ4で受信された高周波信号HFは、混合器5において前記の局部発振回路1からの局部発振信号LOと混合され、得られた中間周波数信号IFは、復調回路6においてベースバンド信号に復調される。なお、ダブルスーパーヘテロダイン方式の場合の2段目の周波数変換の構成や、各部の制御などの構成および送信のための構成などは、本発明の主要部ではないので、省略している。
図1を参照して、この局部発振回路1は、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ2を用いてフェーズノイズを低減するにあたって、そのクロックに、温度補償型電圧制御水晶発振器(OCXO:Oven-Controlled crystal Oscillator)7の発振信号を、2段の位相同期発振器10,20を用いて、高周波に変換した信号を用いることを特徴とする。位相同期発振器10,20は、位相比較器(PLLIC)11,21と、ループフィルタ(LPF)12,22と、電圧制御発振器(VCO)13,23と、分周器14,24とを備えて構成され、分周器14,24の分周比N1,N2を大きく取ることで、入力信号の周波数fa,fbに対して、出力する発振信号の周波数fb,fcを、それぞれ数倍〜数十倍の周波数に高めることができる。したがって、fa<fb<fcである。
第1の位相同期発振器10は、温度補償型電圧制御水晶発振器7の発振信号を基準周波数としたPLLを構成し、ループフィルタ(LPF)12の通過帯域幅を狭帯域、たとえば入力信号の周波数faがMHz以上のオーダーで、数Hz〜十数Hz程度とすることで、該第1の位相同期発振器10の発振信号のフェーズノイズ特性が、入力(基準)信号である温度補償型電圧制御水晶発振器7のフェーズノイズ特性に依存せず、略第1の位相同期発振器10だけのフェーズノイズ特性に準じた値とすることができる。たとえば、前記温度補償型電圧制御水晶発振器7の発振周波数faが10MHz程度である場合、前記フェーズノイズ特性は−150dBc/Hz程度であり、この第1の位相同期発振器10からの発振信号のフェーズノイズ特性も、−150dBc/Hz程度に抑えることができる。
一方、第2の位相同期発振器20は、前段の第1の位相同期発振器10の発振信号を基準周波数としたPLLを構成し、ループフィルタ(LPF)22の通過帯域幅を狭帯域、たとえば入力信号の周波数fbが数十〜数百MHzで、十数kHz程度とすることで、該第2の位相同期発振器20のループゲインによるノイズリダクション効果を利用し、ループ帯域内のフェーズノイズを低減することができる。たとえば、この第2の位相同期発振器20のフェーズノイズ特性は、入力より落ちるものの、−120dBc/Hz程度に抑えることができる。
すると、前述のように、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ2の入力クロック周波数は前記fcとなり、発振信号、すなわち局部発振信号の周波数をfd(=LO)とすると、入力クロック周波数fcを高くする程、分周比でフェーズノイズを大幅に低減することができる。たとえば、fc/fd=10とするとき、このダイレクト・デジタル・シンセサイザ2においてフェーズノイズを20dB稼ぐことができ、その発振信号は、−140dBc/Hz程度に抑えることができる。すなわち、目標である−130dBc/Hzより、10dB程度改善したことになる。
このように本実施形態の局部発振回路1では、2段の位相同期発振器10,20を用いることで、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ2に高いクロック周波数(温度補償型電圧制御水晶発振器7のfc/fa倍、たとえば数十倍以上)のものを使用することができ、fc>>fdとなって、フェーズノイズを、その分周比に対応して、数十dB、たとえば(fc/fd)が10倍で、20dBも低減することができる。しかも、その高いクロック周波数のダイレクト・デジタル・シンセサイザ2を利用するにあたって、たとえば100MHzの精度の高い温度補償型電圧制御水晶発振器(OCXO:Oven-Controlled crystal Oscillator)は数十万円もするのに対して、より高い周波数を、発振周波数が十MHz程度までの温度補償型電圧制御水晶発振器7と、2段の位相同期発振器10,20とを合わせて、数万円程度で実現することができ、局部発振回路1の低コスト化を図ることができる。また、この局部発振回路1を搭載することで、スーパーヘテロダイン受信機3のフェーズノイズの低減を、低コストな構成で行うことができる。
しかも、2段の位相同期発振器10,20を用いて、非常に高い周波数に変換できるので、所望とするダイレクト・デジタル・シンセサイザ2に入力するクロック信号の周波数fcが高くても、1段目の位相同期発振器10の基準信号として、発振周波数faが、たとえば10MHzまでの低い周波数のものを使用することができ、精度の高い温度補償型電圧制御水晶発振器7であっても、その周波数faが低いので、コストを抑えることができる。
また、本実施形態の局部発振回路1では、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ2の発振信号は、該ダイレクト・デジタル・シンセサイザ2による折返しノイズを除去するためのアンチエイリアシングフィルタであるローパスフィルタ8およびスプリアス低減ブロック30を通して、前記局部発振信号として出力される。
スプリアス低減ブロック30は、混合器5で得られる中間信号の周波数IFを中心周波数とするバンドリジェクションフィルタ(Band Rejection Filter(ノッチフィルタとも言う))31と、バンドリジェクションフィルタ31における通過ロスによるゲイン低下分を補償するゲイン補正アンプ32と、ゲイン補正アンプ32の出力から、混合器5に与える局部発振信号として、混合器5から出力される中間周波信号のイメージ周波数IMとなるスプリアス成分を低減するハイパスフィルタ33およびローパスフィルタ34とを備えて構成される。
具体的には、本実施形態では、混合器5は、アップコンバージョンを行い、局部発振信号の周波数をLO、受信高周波信号の周波数をHF、中間周波信号の周波数をIFとするとき、IF=LO−HFであり、ローパスフィルタ34は、IM=LO+HF、したがってIF+2HFをカットオフ周波数としている。たとえば、図2で示すように、HF=14.2MHzであり、IF=64.455MHzであり、したがってLO=78.655MHzである。
受信高周波信号の周波数HFの変化(チューニング)に合わせて、CPUから成るコントローラ9は、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ2の波形データの読出しアドレス間隔を変更するなどして、発振周波数fd(=LO)を変化させる。バンドリジェクションフィルタ31とハイパスフィルタ33およびローパスフィルタ34の対とは、複数帯域分設けられて、受信周波数帯域(バンド切換え)に応じて、コントローラ9などによって、適宜切換えられて選択使用されてもよい。
このようにアップコンバージョンを行うことで、スプリアス低減を有利に行うことができる。具体的には、ローパスフィルタ34によって、IM=LO+HF=IF+2HFのイメージ除去を確実に行うことができる。こうして、混合器5に与える局部発振信号からスプリアス成分を除去しておくことができ、受信信号が無いのに中間周波信号が出て、雑音が生じてしまうようなことを防止することができる。
図3は、本発明の実施の他の形態に係る局部発振回路1aの電気的構成を示すブロック図である。この局部発振回路1aは、上述の局部発振回路1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。注目すべきは、この局部発振回路1aでは、コントローラ9aが、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ2の発振周波数fd(=LO)を変化するとともに、ローパスフィルタ34aのカットオフ周波数も合わせて変化することである。これによって、前記IM=LO+HF=IF+2HFのイメージ除去を、より確実に行うことができる。なお、ダウンコンバージョンの場合は、ハイパスフィルタ33のカットオフ周波数を変化するようにすればよい。
1,1a 局部発振回路
2 ダイレクト・デジタル・シンセサイザ
3 スーパーヘテロダイン受信機
4 アンテナ
5 混合器
6 復調回路
7 温度補償型電圧制御水晶発振器(OCXO)
8 ローパスフィルタ
9,9a コントローラ
10,20 位相同期発振器(PLO)
11,21 位相比較器(PLLIC)
12,22 ループフィルタ(LPF)
13,23 電圧制御発振器(VCO)
14,24 分周器
30 スプリアス低減ブロック
31 バンドリジェクションフィルタ
32 ゲイン補正アンプ
33 ハイパスフィルタ
34,34a ローパスフィルタ

Claims (4)

  1. 混合器にて受信高周波信号を局部発振信号で周波数変換することで中間周波信号を得て、その中間周波信号からベースバンド復調を行うようにしたヘテロダイン受信機に用いられ、前記局部発振信号を発振する局部発振回路において、
    電圧制御水晶発振器と、
    前記電圧制御水晶発振器の発振信号を基準信号として、第1の数倍の周波数で発振する第1の位相同期発振器と、
    前記第1の位相同期発振器の発振信号を基準信号として、第2の数倍の周波数で発振する第2の位相同期発振器と、
    前記第2の位相同期発振器の発振信号をクロック入力として、前記局部発振信号を発振するダイレクト・デジタル・シンセサイザと
    前記ダイレクト・デジタル・シンセサイザの後段に設けられ、ハイパスフィルタおよびローパスフィルタを備え、前記局部発振信号から、前記中間周波信号のイメージ周波数となるスプリアス成分を低減するスプリアス低減ブロックとを含み、
    前記混合器は、アップコンバージョンで、前記局部発振信号の周波数をLO、前記受信高周波信号の周波数をHF、前記中間周波信号の周波数をIFとするとき、IF=LO−HFであり、前記ローパスフィルタは、LO+HFをカットオフ周波数としており、該ローパスフィルタのカットオフ周波数は、前記周波数HFに応じて変化されることを特徴とする局部発振回路。
  2. 記スプリアス低減ブロックは、
    前記混合器で得られる中間信号の周波数を中心周波数とするバンドリジェクションフィルタと、
    前記バンドリジェクションフィルタにおける通過ロスによるゲイン低下分を補償して前記ハイパスフィルタに与えるゲイン補正アンプとをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の局部発振回路。
  3. 前記電圧制御水晶発振器は、温度補償型電圧制御水晶発振器であることを特徴とする請求項1または2記載の局部発振回路。
  4. 前記請求項1〜の何れか1項に記載の局部発振回路を備えることを特徴とするヘテロダイン受信機。
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