JP2011130186A - 受信装置 - Google Patents

受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011130186A
JP2011130186A JP2009286758A JP2009286758A JP2011130186A JP 2011130186 A JP2011130186 A JP 2011130186A JP 2009286758 A JP2009286758 A JP 2009286758A JP 2009286758 A JP2009286758 A JP 2009286758A JP 2011130186 A JP2011130186 A JP 2011130186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
signals
filter
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009286758A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Kurokawa
和成 黒川
Satoshi Sekiguchi
智 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
System Solutions Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Semiconductor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Semiconductor Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2009286758A priority Critical patent/JP2011130186A/ja
Priority to EP10195271A priority patent/EP2337228B1/en
Priority to CN2010106102867A priority patent/CN102111167B/zh
Priority to US12/972,281 priority patent/US8619997B2/en
Publication of JP2011130186A publication Critical patent/JP2011130186A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/26Circuits for superheterodyne receivers
    • H04B1/28Circuits for superheterodyne receivers the receiver comprising at least one semiconductor device having three or more electrodes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

【課題】位相ズレや利得ズレが生じる場合でも、希望信号とイメージ信号との混信を防止する。
【解決手段】互いに位相が直交する第1および第2の局部発振信号を出力する局部発振器32と、受信信号と第1および第2の局部発振信号とをそれぞれ混合して、所定の中間周波数を有する第1および第2の中間周波数信号を出力する混合器33,34と、第1および第2の中間周波数信号のうち、希望信号(イメージ信号)からの成分を通過させ、イメージ信号(希望信号)からの成分を除去する第1(第2)のフィルタ51(52)と、第1および第2のフィルタの出力信号レベルを比較する比較器55と、比較器の比較結果に応じて、第1および第2の局部発振信号の周波数を、希望信号の周波数と中間周波数との差の周波数、または希望信号の周波数と中間周波数との和の周波数に切り替える制御部31aと、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信装置に関する。
無線通信において、受信信号は、一般に、フィルタ処理、周波数変換処理、増幅処理などを経たうえで、ベースバンド信号に復調される。特に、受信したRF(Radio Frequency:無線周波数)信号を、LO(Local Oscillator:局部発振器)からの局部発振信号と混合し、IF(Intermediate Frequency:中間周波数)信号に変換する、スーパーヘテロダイン方式の受信装置が一般に知られている。当該スーパーヘテロダイン方式の受信装置では、RF信号からIF信号への周波数変換処理以降、高周波を扱う回路が不要となっている。
ところで、スーパーヘテロダイン方式の受信装置は、受信対象である希望信号だけでなく、局部発振信号の周波数fLを中心として希望信号の周波数f1と対称な周波数f2(=2fL−f1)を有するイメージ信号も受信してしまう。したがって、混信を防止するため、受信したRF信号をIF信号に変換する際に、当該イメージ信号を除去する必要がある。
例えば、特許文献1では、受信したRF信号を互いに位相が直交する一対の局部発振信号とそれぞれ混合し、生成される一対の混合信号の位相をそれぞれ±45°シフトさせたうえで合成することによって、イメージ信号を除去する高周波回路が開示されている。当該高周波回路において、RF信号と局部発振信号とは、ギルバートセルを用いたミキサ(混合器)によって混合され、混合信号の位相は、ポリフェイズ・フィルタによってシフトされている。
また、例えば、特許文献2では、同様に生成される一対の混合信号を複素BPF(Band-Pass Filter:帯域通過フィルタ)に入力することによって、イメージ信号を除去する受信装置が開示されている。当該受信装置においては、トランスコンダクタンスアンプおよび容量素子からなる、Gm−Cフィルタと呼ばれる高速応答が可能な複素BPFが用いられている。
このようにして、スーパーヘテロダイン方式の受信装置において、イメージ信号を除去することによって、混信を防止し、受信対象である希望信号のみを受信することができる。
特開2006−229619号公報 特開2008−167000号公報
しかしながら、上記のようなイメージ信号の除去方法では、用いられる部品のばらつきや周囲の温度変化などによって、生成される一対の混合信号に位相ズレや利得ズレが生じる。そして、当該位相ズレや利得ズレによって、一対の混合信号の位相が直交せず、または、振幅が異なると、イメージ信号は完全には除去されず、残存してしまう。そのため、希望信号とイメージ信号とが混信し、受信装置の通信品質が悪化してしまう。
また、IF信号の周波数をf0(=|f1−fL|=|fL−f2|)とすると、希望信号とイメージ信号との周波数差Dfは、
Df=|f1−f2|=2|fL−f2|=2f0
となる。したがって、IF信号の周波数f0が数十から数百kHz程度であるローIF方式の受信装置では、両信号の周波数差Dfが小さく、周波数変換処理以前においてイメージ信号を減衰させることは困難である。そのため、位相ズレや利得ズレによるイメージ信号の残存は、特にローIF方式の受信装置において顕著となる。
前述した課題を解決する主たる本発明は、互いに位相が直交する第1および第2の局部発振信号を出力する局部発振器と、受信信号と前記第1および第2の局部発振信号とをそれぞれ混合して、所定の中間周波数を有する第1および第2の中間周波数信号を出力する混合器と、前記第1および第2の中間周波数信号のうち、受信対象である希望信号からの成分を通過させ、前記第1および第2の局部発振信号の周波数を中心として前記希望信号の周波数と対称な周波数を有するイメージ信号からの成分を除去する第1のフィルタと、前記第1および第2の中間周波数信号のうち、前記イメージ信号からの成分を通過させ、前記希望信号からの成分を除去する第2のフィルタと、前記第1および第2のフィルタの出力信号レベルを比較する比較器と、前記比較器の比較結果に応じて、前記第1および第2の局部発振信号の周波数を、前記希望信号の周波数と前記中間周波数との差の周波数、または前記希望信号の周波数と前記中間周波数との和の周波数に切り替える制御部と、を有することを特徴とする受信装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、位相ズレや利得ズレが生じる場合でも、希望信号とイメージ信号との混信を防止することができる。
本発明の第1実施形態における周波数変換部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1および第2実施形態における受信装置全体の構成を示すブロック図である。 位相反転回路41の具体的な構成の一例を示す回路ブロック図である。 フィルタ51および52の動作を説明する図である。 局部発振信号の周波数fLが希望信号の周波数f1より低い下側ヘテロダインにおける希望信号とイメージ信号との関係の一例を示す模式図である。 局部発振信号の周波数fLが希望信号の周波数f1より高い上側ヘテロダインにおける希望信号とイメージ信号との関係の一例を示す模式図である。 本発明の第2実施形態における周波数変換部の構成を示すブロック図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
<第1実施形態>
===受信装置全体の構成===
以下、図2を参照して、本発明の第1の実施形態における受信装置全体の構成について説明する。
図2に示されている受信装置は、アンテナ1、RF増幅部2、周波数変換部3、IF増幅部6、復調部7、音声処理部8、およびスピーカ9を含んで構成されている。当該受信装置は、例えばFMラジオ放送やAMラジオ放送の受信に用いられる。
アンテナ1から出力されるRF信号は、RF増幅部2に入力され、RF増幅部2から出力されるRFa信号は、周波数変換部3に入力されている。また、周波数変換部3から出力されるIF信号は、IF増幅部6に入力され、IF増幅部6から出力されるIFa信号は、復調部7に入力されている。さらに、復調部7から出力されるAF(Audio Frequency:音声周波数)信号は、音声処理部8に入力され、音声処理部8から出力されるAFa信号は、スピーカ9に入力されている。一方、周波数変換部3には、選局信号TNも入力され、周波数変換部3から出力される周波数切り替え信号FSは、音声処理部8に入力されている。
===受信装置全体の動作===
次に、本実施形態における受信装置全体の動作について説明する。
アンテナ1は、例えばFMラジオ放送やAMラジオ放送の放送波を受信して、RF信号を出力する。また、RF増幅部2は、RF信号のうち受信対象である希望信号が含まれる周波数帯域を選択的に増幅し、RFa信号として出力する。そして、周波数変換部3は、RFa信号を周波数変換して、複素BPFなどを用いてイメージ信号などを適宜除去したうえで、IF信号を出力する。なお、周波数変換部3の動作についての詳細な説明は後述する。
例えば、一般的なFMラジオ受信装置においては、IF信号の周波数f0として、10.7MHzなどが用いられるが、本実施形態の受信装置は、特に周波数f0が数十から数百kHz程度であるローIF方式に好適な構成となっている。なお、IF信号は、IF増幅部6以降の構成に応じて、アナログ信号またはデジタル信号として出力される。
IF増幅部6は、IF信号を受信状態に応じて適宜増幅し、IFa信号として出力する。例えば、IF増幅部6には、IF信号の信号強度に応じた利得で増幅するAGC(Automatic Gain Control:自動利得制御)回路や、隣接妨害およびマルチパス妨害などの妨害信号の有無に応じて通過帯域の帯域幅が変化するBPFであるIFフィルタが含まれる。また、復調部7は、IFa信号を復調して、AF信号を出力する。
音声処理部8は、受信状態に応じてAF信号の音量や音質を制御し、AFa信号として出力する。例えば、音声処理部8には、AF信号を受信状態に応じたステレオセパレーション(分離度)でステレオ信号に復調するステレオ復調部や、AF信号から受信状態に応じた遮断周波数以上の成分を除去するLPF(Low-Pass Filter:低域通過フィルタ)が含まれる。さらに、音声処理部8は、周波数切り替え信号FSに基づいて、周波数変換部3における局部発振信号の周波数fLの切り替え時にAFa信号を消音する。そして、スピーカ9は、AFa信号を音声に変換して出力する。
===周波数変換部の構成===
以下、図1を参照して、本実施形態における周波数変換部の構成について説明する。なお、本実施形態では、同相信号I1ないしI4が、第1の中間周波数信号に相当し、直交信号Q1ないしQ4が、第2の中間周波数信号に相当する。
図1に示されている周波数変換部3aは、LO制御部31a、LO32、ミキサ33、34、位相反転回路41、フィルタ51、52、加算器53、54、およびコンパレータ(比較器)55を含んで構成されている。
選局信号TNは、LO制御部31aに入力され、LO制御部31aから出力されるLO制御信号LCは、LO32に入力されている。また、LO32からは、(第1の)局部発振信号L1および(第2の)局部発振信号L2が出力されている。一方、LO制御部31aからは、周波数切り替え信号FSも出力されている。
ミキサ33および34は、例えば、特許文献1の図6に示されているように、ギルバートセルを用いて構成されている。また、ミキサ33には、RFa信号および局部発振信号L1が入力され、ミキサ33からは、同相信号I1が出力されている。一方、ミキサ34には、RFa信号および局部発振信号L2が入力され、ミキサ34からは、直交信号Q1が出力されている。そして、位相反転回路41には、同相信号I1および直交信号Q1が入力され、位相反転回路41からは、同相信号I2および直交信号Q2が出力されている。なお、位相反転回路41の構成についての詳細な説明は後述する。
フィルタ51および52は、例えば、特許文献2の図4に示されているように、トランスコンダクタンスアンプおよび容量素子からなる、複素BPF(Gm−Cフィルタ)となっている。また、フィルタ51には、同相信号I2が複素信号の実部として入力され、直交信号Q2が複素信号の虚部として入力され、フィルタ51からは、同相信号I3および直交信号Q3が出力されている。一方、フィルタ52には、直交信号Q2が複素信号の実部として入力され、同相信号I2が複素信号の虚部として入力され、フィルタ52からは、同相信号I4および直交信号Q4が出力されている。
なお、本実施形態において、フィルタ51および52は、同一の特性を有している。また、後述するように、本実施形態では、フィルタ51は、希望信号成分を通過させ、イメージ信号成分を除去しており、常に第1のフィルタに相当する。一方、フィルタ52は、イメージ信号成分を通過させ、希望信号成分を除去しており、常に第2のフィルタに相当する。
加算器53には、同相信号I3および直交信号Q3が入力され、加算器53からは、IF1信号が出力されている。また、周波数変換部3aは、常に当該IF1信号をIF信号として出力している。一方、加算器54には、同相信号I4および直交信号Q4が入力され、加算器54からは、IF2信号が出力されている。さらに、コンパレータ55の非反転入力には、IF1信号が入力され、反転入力には、IF2信号が入力され、コンパレータ55から出力される比較結果信号CPは、LO制御部31aおよび位相反転回路41に帰還されている。
===位相反転回路の構成の一例===
以下、図3を参照して、位相反転回路41の構成について説明する。
位相反転回路41は、例えば抵抗R1ないしR10、(NPN)トランジスタT1ないしT6、電流源S1、S2、およびスイッチ回路SWを含んで構成されている。
トランジスタT1およびT2のベースには、それぞれ同相信号I1の正側(I1p)および負側(I1n)が入力されている。また、抵抗R2およびR4の一端は、それぞれトランジスタT1およびT2のエミッタに接続され、他端には、いずれもグランド電位に接続された電流源S1からシンク電流(吸い込み電流)が供給されている。さらに、抵抗R1およびR3の一端は、それぞれトランジスタT1およびT2のコレクタに接続され、他端は、いずれも電源電位VCCに接続されている。そして、トランジスタT1と抵抗R1との接続点、およびトランジスタT2と抵抗R3との接続点は、それぞれ同相信号I2の正側(I2p)および負側(I2n)の出力ノードとなっている。
トランジスタT3およびT4のベースには、それぞれ直交信号Q1の正側(Q1p)および負側(Q1n)が入力されている。また、抵抗R6およびR8の一端は、それぞれトランジスタT3およびT4のエミッタに接続され、他端には、いずれもスイッチSWを介して、グランド電位に接続された電流源S2からシンク電流が供給されている。さらに、抵抗R5およびR7の一端は、それぞれトランジスタT3およびT4のコレクタに接続され、他端は、いずれも電源電位VCCに接続されている。そして、トランジスタT3と抵抗R5との接続点、およびトランジスタT4と抵抗R7との接続点は、それぞれ直交信号Q2の正側(Q2p)および負側(Q2n)の出力ノードとなっている。
トランジスタT5およびT6のベースには、それぞれ直交信号Q1の正側および負側が入力されている。また、抵抗R9およびR10の一端は、それぞれトランジスタT5およびT6のエミッタに接続され、他端には、いずれもスイッチSWを介して、電流源S2からシンク電流が供給されている。そして、トランジスタT5のコレクタは、直交信号Q2の負側の出力ノードに接続され、トランジスタT6のコレクタは、直交信号Q2の正側の出力ノードに接続されている。
以上のように、電流源S2から供給されるシンク電流は、スイッチSWの状態に応じて、抵抗R6およびR8を介してトランジスタT3およびT4に供給される、または抵抗R9およびR10を介してトランジスタT5およびT6に供給されることとなる。したがって、スイッチSWの接続状態が図3の実線の場合と短破線の場合とでは、出力される直交信号Q2の位相が反転することとなる。そのため、同相信号I2と直交信号Q2との位相関係、すなわち、直交信号Q2の位相が同相信号I2に対して90°進んでいるか遅れているかは、スイッチSWの状態に応じて反転することとなる。なお、スイッチSWは、後述するように、比較結果信号CPによって制御される。
===周波数変換部の動作===
次に、本実施形態における周波数変換部3aの動作について説明する。なお、以下の説明においては、RFa信号に含まれる希望信号およびそのイメージ信号を、それぞれH1およびH2と表すこととする。
まず、局部発振信号L1およびL2の周波数fLが希望信号H1の周波数f1より低い下側ヘテロダインの場合の動作について説明する。ここで、一例として、周波数f1を100MHzとし、IF信号の周波数f0を200kHzとすると、図5に示すように、周波数fLは、99.8MHzとなり、イメージ信号H2の周波数f2は、99.6MHzとなる。したがって、希望信号H1とイメージ信号H2との周波数差Dfは、400kHzしかなく、アンテナ1およびRF増幅部2においてイメージ信号H2を十分に減衰させることは困難である。
希望信号H1の振幅および角周波数を、それぞれAおよびω1(=2π×f1)とし、イメージ信号H2の振幅および角周波数を、それぞれBおよびω2(=2π×f2)とすると、希望信号H1およびイメージ信号H2は、それぞれ
H1=A・sin(ω1・t)、
H2=B・sin(ω2・t)
と表すことができる。なお、RFa信号に含まれる希望信号H1およびイメージ信号H2以外の成分は、IF増幅部6や復調部7によって除去することができるため、以下の説明においては、RFa=H1+H2であるものとする。
LO制御部31aは、選局信号TNに対応する周波数f1に応じて周波数fLを算出し、局部発振信号L1およびL2の周波数が当該算出した周波数fLとなるよう、LO32を制御するためのLO制御信号LCを出力する。なお、下側ヘテロダインにおける周波数fLは、fL=f1−f0となる。
LO32は、互いに位相が直交する局部発振信号L1およびL2を出力する。ここで、局部発振信号L2の位相がL1に対して90°進んでいるものとし、局部発振信号L1およびL2の角周波数をωL(=2π×fL)とすると、局部発振信号L1およびL2は、それぞれ
L1=sin(ωL・t)、
L2=cos(ωL・t)
と表すことができる。
ミキサ33は、RFa信号と局部発振信号L1とを混合して、同相信号I1を出力する。なお、ミキサ33の出力信号には、周波数f1およびf2と、周波数fLとの和(f1+fL、f2+fL)の周波数成分も含まれるが、当該和の周波数成分は、フィルタ51および52や復調部7によって除去することができる。したがって、同相信号I1においては、周波数f1およびf2と、周波数fLとの差(f1−fL=fL−f2=f0)の周波数成分のみを考慮すればよく、IF信号の角周波数をω0(=2π×f0)とすると、同相信号I1は、
I1=Rfa×L1
=(A/2)・cos(ω0・t)+(B/2)・cos(ω0・t)
と表すことができる。
ミキサ34は、RFa信号と局部発振信号L2とを混合して、直交信号Q1を出力する。したがって、同相信号I1の場合と同様に計算すると、直交信号Q1は、
Q1=Rfa×L2
=(A/2)・cos(ω0・t)−(B/2)・cos(ω0・t)
と表すことができる。
前述したように、位相反転回路41は、直交信号Q1の位相を比較結果信号CPに応じて反転する。ここで、下側ヘテロダインの場合には、図3におけるスイッチSWの接続状態が実線のようになるものとすると、同相信号I1と直交信号Q1との位相関係は、位相反転回路41によって変化しない。したがって、I2=I1、Q2=Q1であるものとする。
複素BPFであるフィルタ51には、前述したように、同相信号I2が複素信号の実部として入力され、直交信号Q2が複素信号の虚部として入力されている。したがって、虚数単位をjとすると、フィルタ51に入力される複素信号は、
I2+jQ2=I1+jQ1
=(A/2)・exp(j・ω0・t)
+(B/2)・exp(−j・ω0・t)
と表すことができる。
また、フィルタ51は、例えば図4に示すように、周波数f0を中心とする正の周波数成分のみを通過させ、負の周波数成分は遮断する。なお、図4においては、一例として、帯域幅を180kHzとしている。したがって、フィルタ51から出力される複素信号は、
I3+jQ3=(A/2)・exp(j・ω0・t)
となり、イメージ信号成分が除去される。そして、加算器53は、同相信号I3と直交信号Q3とを加算し、希望信号成分が含まれるIF1信号を出力する。
一方、複素BPFであるフィルタ52には、前述したように、直交信号Q2が複素信号の実部として入力され、同相信号I2が複素信号の虚部として入力されている。したがって、フィルタ52に入力される複素信号は、
Q2+jI2=Q1+jI1
=j・(I1−jQ1)
=(A/2)・j・exp(−j・ω0・t)
+(B/2)・j・exp(j・ω0・t)
と表すことができる。
また、前述したように、フィルタ52は、フィルタ51と同一の特性を有しているため、フィルタ52から出力される複素信号は、
I4+jQ4=(B/2)・j・exp(j・ω0・t)
となり、希望信号成分が除去される。そして、加算器54は、同相信号I4と直交信号Q4とを加算し、イメージ信号成分が含まれるIF2信号を出力する。
コンパレータ55は、IF1信号およびIF2信号のレベルを比較し、比較結果信号CPを出力する。なお、比較結果信号CPは、IF2信号のレベルがIF1信号のレベルより高い場合に、ロー・レベルとなる。
前述したように、周波数変換部3aは、フィルタ51によってイメージ信号成分を除去し、IF1信号をIF信号として出力することができる。しかしながら、同相信号I2および直交信号Q2に位相ズレや利得ズレが生じている場合、イメージ信号成分は完全には除去されず、IF1信号に残存してしまう。そして、希望信号H1の振幅Aに対してイメージ信号H2の振幅Bが相対的に大きくなるほど、IF1信号に残存するイメージ信号成分の割合も大きくなり、混信が生じ得る。
本実施形態では、例えば、下側ヘテロダインの場合に比較結果信号CPがロー・レベルとなると、局部発振信号L1およびL2の周波数fLが希望信号H1の周波数f1より高い上側ヘテロダインへと切り替えることによって、混信を防止している。この場合、図6に示すように、周波数fLは、100.2MHzとなり、イメージ信号H2の周波数f2は、100.4MHzとなる。したがって、下側ヘテロダインの場合におけるイメージ信号、すなわち、99.6MHzの周波数を有する信号が、希望信号H1と混信することはない。以下、下側ヘテロダインから上側ヘテロダインへと切り替わる場合の具体的な動作について説明する。
前述したように、下側ヘテロダインにおいて、LO制御部31aは、fL=f1−f0となるようなLO制御信号LCを出力している。そして、比較結果信号CPがロー・レベルとなると、LO制御部31aは、fL=f1+f0となるようなLO制御信号LCを出力し、上側ヘテロダインへと切り替える。
下側ヘテロダインの場合と同様に、ミキサ33および34は、RFa信号と局部発振信号L1およびL2とをそれぞれ混合して、同相信号I1および直交信号Q1を出力する。一方、上側ヘテロダインにおいて、周波数f1およびf2と、周波数fLとの差の周波数は、fL−f1=f2−fL=f0となるため、同相信号I1および直交信号Q1は、それぞれ
I1=(A/2)・cos(ω0・t)+(B/2)・cos(ω0・t)、
Q1=−(A/2)・cos(ω0・t)+(B/2)・cos(ω0・t)
と表すことができる。
前述したように、下側ヘテロダインにおいて、位相反転回路41は、図3におけるスイッチSWの接続状態が実線のようになっており、同相信号I1と直交信号Q1との位相関係は、変化していない。そして、比較結果信号CPがロー・レベルとなると、位相反転回路41は、図3におけるスイッチSWの接続状態を短破線のように切り替え、直交信号Q1の位相を反転する。したがって、上側ヘテロダインにおいては、I2=I1、Q2=−Q1であるものとする。
下側ヘテロダインの場合と同様に、複素BPFであるフィルタ51および52には、同相信号I2および直交信号Q2が複素信号として入力され、フィルタ51および52に入力される複素信号は、それぞれ
I2+jQ2=I1−jQ1
=(A/2)・exp(j・ω0・t)
+(B/2)・exp(−j・ω0・t)、
Q2+jI2=−Q1+jI1
=j・(I1+jQ1)
=(A/2)・j・exp(−j・ω0・t)
+(B/2)・j・exp(j・ω0・t)
と表すことができる。
また、フィルタ51および52から出力される複素信号は、それぞれ
I3+jQ3=(A/2)・exp(j・ω0・t)、
I4+jQ4=(B/2)・j・exp(j・ω0・t)
となる。したがって、下側ヘテロダインの場合と同様に、フィルタ51および52は、それぞれイメージ信号成分および希望信号成分を除去し、加算器53および54は、それぞれ希望信号成分が含まれるIF1信号およびイメージ信号成分が含まれるIF2信号を出力する。
前述したように、コンパレータ55は、IF1信号およびIF2信号のレベルを比較し、IF2信号のレベルがIF1信号のレベルより高い場合にロー・レベルとなる比較結果信号CPを出力する。
一方、上側ヘテロダインにおいて比較結果信号CPがロー・レベルとなると、LO制御部31aは、fL=f1−f0となるようなLO制御信号LCを出力し、下側ヘテロダインへと切り替える。また、位相反転回路41は、図3におけるスイッチSWの接続状態を実線のように切り替え、直交信号Q1の位相を反転しない。
このようにして、本実施形態の周波数変換部3aは、IF2信号のレベルがIF1信号のレベルより高い場合に、下側ヘテロダイン(fL=f1−f0)と上側ヘテロダイン(fL=f1+f0)とを切り替えることによって、混信を防止することができる。
なお、LO制御部31aは、例えば、下側ヘテロダインと上側ヘテロダインとの切り替え時、すなわち、周波数fLの切り替え時にハイ・レベルとなる周波数切り替え信号FSを出力している。そして、音声処理部8は、周波数切り替え信号FSがハイ・レベルの間、AFa信号を消音することによって、周波数fLの切り替え時にスピーカ9から雑音が出力されるのを防止することができる。
<第2実施形態>
===周波数変換部の構成===
本発明の第2の実施形態における受信装置全体の構成および動作は、第1実施形態の受信装置全体の構成および動作と同様である。
以下、図7を参照して、本実施形態における周波数変換部の構成について説明する。なお、本実施形態では、同相信号I1、I3、およびI4が、第1の中間周波数信号に相当し、直交信号Q1、Q3、およびQ4が、第2の中間周波数信号に相当する。
図7に示されている周波数変換部3bは、第1実施形態の周波数変換部3aに対して、LO制御部31aの代わりにLO制御部31bを含み、また、位相反転回路41の代わりにマルチプレクサ(選択回路)42を含んで構成されている。
選局信号TNは、LO制御部31bに入力され、LO制御部31bから出力されるLO制御信号LCは、LO32に入力されている。また、LO32からは、局部発振信号L1およびL2が出力されている。一方、LO制御部31bからは、周波数切り替え信号FSおよび上下選択信号ULも出力されている。
第1実施形態と同様に、ミキサ33には、RFa信号および局部発振信号L1が入力され、ミキサ34には、RFa信号および局部発振信号L2が入力され、ミキサ33および34からは、それぞれ同相信号I1および直交信号Q1が出力されている。また、本実施形態では、同相信号I1および直交信号Q1が直接フィルタ51および52に入力されている。
フィルタ51には、同相信号I1が複素信号の実部として入力され、直交信号Q1が複素信号の虚部として入力され、フィルタ51からは、同相信号I3および直交信号Q3が出力されている。一方、フィルタ52には、直交信号Q1が複素信号の実部として入力され、同相信号I1が複素信号の虚部として入力され、フィルタ52からは、同相信号I4および直交信号Q4が出力されている。
なお、第1実施形態と同様に、本実施形態においても、フィルタ51および52は、同一の特性を有している。また、後述するように、本実施形態では、下側ヘテロダインの場合と上側ヘテロダインの場合とで、第1および第2のフィルタに相当するフィルタが入れ替わる。
加算器53には、同相信号I3および直交信号Q3が入力され、加算器53からは、IF3信号が出力されている。一方、加算器54には、同相信号I4および直交信号Q4が入力され、加算器54からは、IF4信号が出力されている。また、コンパレータ55の非反転入力には、IF3信号が入力され、反転入力には、IF4信号が入力され、コンパレータ55から出力される比較結果信号CPは、LO制御部31bに帰還されている。さらに、マルチプレクサ42のデータ入力には、IF3信号およびIF4信号が入力され、選択制御入力には、上下選択信号ULが入力されている。そして、マルチプレクサ42から出力されるIF信号は、当該周波数変換部3bから出力されている。
===周波数変換部の動作===
次に、本実施形態における周波数変換部3bの動作について説明する。
まず、下側ヘテロダインの場合の動作について説明する。
第1実施形態において、下側ヘテロダインの場合には、同相信号I1と直交信号Q1との位相関係は、位相反転回路41によって変化していない。したがって、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、イメージ信号成分は、第1のフィルタに相当するフィルタ51によって除去され、希望信号成分は、第2のフィルタに相当するフィルタ52によって除去される。そのため、本実施形態におけるIF3信号およびIF4信号は、それぞれ第1実施形態におけるIF1信号およびIF2信号と等しくなる。また、比較結果信号CPは、IF4信号のレベルがIF3信号のレベルより高い場合に、ロー・レベルとなる。
マルチプレクサ42は、現在の周波数fLを示す上下選択信号ULに応じて、IF3信号またはIF4信号の何れか一方を選択して、IF信号として出力する。より具体的には、上下選択信号ULは、上側ヘテロダインまたは下側ヘテロダインを示し、例えば、上側ヘテロダインの場合にハイ・レベルとなり、下側ヘテロダインの場合にロー・レベルとなる。そして、下側ヘテロダインの場合には、マルチプレクサ42は、IF3信号をIF信号として出力する。
次に、下側ヘテロダインから上側ヘテロダインへと切り替わる場合の動作について説明する。
下側ヘテロダインにおいて、LO制御部31bは、fL=f1−f0となるようなLO制御信号LCを出力している。そして、比較結果信号CPがロー・レベルとなると、LO制御部31bは、fL=f1+f0となるようなLO制御信号LCを出力し、上側ヘテロダインへと切り替える。
前述したように、本実施形態では、同相信号I1および直交信号Q1が直接フィルタ51および52に入力されているため、フィルタ51および52に入力される複素信号は、それぞれ
I1+jQ1=(A/2)・exp(−j・ω0・t)
+(B/2)・exp(j・ω0・t)、
Q1+jI1=j・(I1−jQ1)
=(A/2)・j・exp(j・ω0・t)
+(B/2)・j・exp(−j・ω0・t)
と表すことができる。
また、フィルタ51および52から出力される複素信号は、それぞれ
I3+jQ3=(B/2)・exp(j・ω0・t)、
I4+jQ4=(A/2)・j・exp(j・ω0・t)
となる。したがって、イメージ信号成分は、フィルタ52によって除去され、希望信号成分は、フィルタ51によって除去される。すなわち、上側ヘテロダインの場合には、フィルタ52が第1のフィルタに相当し、フィルタ51が第2のフィルタに相当する。さらに、加算器53は、イメージ信号成分が含まれるIF3信号を出力し、加算器54は、希望信号成分が含まれるIF4信号を出力する。そして、上側ヘテロダインの場合には、マルチプレクサ42は、IF4信号をIF信号として出力する。
一方、上側ヘテロダインの場合には、比較結果信号CPがハイ・レベルとなると、すなわち、IF3信号のレベルがIF4信号のレベルより高くなると、LO制御部31bは、下側ヘテロダインへと切り替える。
このようにして、本実施形態の周波数変換部3bは、比較結果信号CPと、現在上側ヘテロダインであるか下側ヘテロダインであるかとに応じて、下側ヘテロダインと上側ヘテロダインとを切り替えることによって、混信を防止することができる。
前述したように、周波数変換部3において、同相信号および直交信号からイメージ信号成分を除去する第1のフィルタの出力信号レベルと、希望信号成分を除去する第2のフィルタの出力信号レベルとの比較結果に応じて、下側ヘテロダインと上側ヘテロダインとを切り替えることによって、位相ズレや利得ズレが生じる場合でも、希望信号H1とイメージ信号H2との混信を防止することができる。
また、第1および第2のフィルタを、同相信号および直交信号が複素信号として入力される複素BPFとすることによって、入力信号の正または負の周波数成分の何れか一方のみを通過させて、イメージ信号成分または希望信号成分を除去することができる。
また、周波数変換部3aにおいて、直交信号Q1の位相を比較結果信号CPに応じて反転し、フィルタ52に対して同相信号I2と直交信号Q2とを入れ替えて入力することによって、同一の特性を有するフィルタ51および52を用いて、それぞれイメージ信号成分および希望信号成分を除去することができる。
また、周波数変換部3bにおいて、比較結果信号CPと、現在上側ヘテロダインであるか下側ヘテロダインであるかとに応じて、下側ヘテロダインと上側ヘテロダインとを切り替えることによって、位相反転回路を用いることなく、同一の特性を有するフィルタ51および52を用いて、それぞれイメージ信号成分および希望信号成分を除去することができる。
また、下側ヘテロダインと上側ヘテロダインとの切り替え時にハイ・レベルとなる周波数切り替え信号FSを出力し、周波数切り替え信号FSがハイ・レベルの間、AFa信号を消音することによって、周波数fLの切り替え時にスピーカ9から雑音が出力されるのを防止することができる。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
上記実施形態では、フィルタ51および52が同一の特性を有しており、フィルタ52に対して同相信号と直交信号とを入れ替えて入力しているが、これに限定されるものではない。例えば、両フィルタに対して同相信号および直交信号を同様に入力し、一方のフィルタが正の周波数成分(図4において実線の部分)のみを通過させ、他方のフィルタが負の周波数成分(図4において短破線の部分)のみを通過させてもよい。この場合も、何れか一方のフィルタによってイメージ信号成分を除去し、他方のフィルタによって希望信号成分を除去することができる。
上記実施形態では、周波数切り替え信号FSは、下側ヘテロダインと上側ヘテロダインとの切り替え時にハイ・レベルとなっているが、これに限定されるものではない。さらに、選局信号TNに応じた周波数f1の変更に伴って周波数fLが変動する場合に、周波数切り替え信号FSをハイ・レベルとしてもよい。
1 アンテナ
2 RF(無線周波数)増幅部
3、3a、3b 周波数変換部
6 IF(中間周波数)増幅部
7 復調部
8 音声処理部
9 スピーカ
31a、31b LO(局部発振器)制御部
32 LO(局部発振器)
33、34 ミキサ(混合器)
41 位相反転回路
42 マルチプレクサ(選択回路)
51、52 フィルタ
53、54 加算器
55 コンパレータ(比較器)
R1〜R10 抵抗
T1〜T6 (NPN)トランジスタ
S1、S2 電流源
SW スイッチ

Claims (5)

  1. 互いに位相が直交する第1および第2の局部発振信号を出力する局部発振器と、
    受信信号と前記第1および第2の局部発振信号とをそれぞれ混合して、所定の中間周波数を有する第1および第2の中間周波数信号を出力する混合器と、
    前記第1および第2の中間周波数信号のうち、受信対象である希望信号からの成分を通過させ、前記第1および第2の局部発振信号の周波数を中心として前記希望信号の周波数と対称な周波数を有するイメージ信号からの成分を除去する第1のフィルタと、
    前記第1および第2の中間周波数信号のうち、前記イメージ信号からの成分を通過させ、前記希望信号からの成分を除去する第2のフィルタと、
    前記第1および第2のフィルタの出力信号レベルを比較する比較器と、
    前記比較器の比較結果に応じて、前記第1および第2の局部発振信号の周波数を、前記希望信号の周波数と前記中間周波数との差の周波数、または前記希望信号の周波数と前記中間周波数との和の周波数に切り替える制御部と、
    を有することを特徴とする受信装置。
  2. 前記第1および第2のフィルタは、前記第1および第2の中間周波数信号が複素信号として入力され、入力信号の正または負の周波数成分の何れか一方のみを通過させる一対の複素フィルタであることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記第1または第2の中間周波数信号の何れか一方の位相を前記比較器の比較結果に応じて反転する位相反転回路をさらに有し、
    前記第1のフィルタは、前記第1の中間周波数信号が前記複素信号の実部として入力され、前記第2の中間周波数信号が前記複素信号の虚部として入力され、入力信号の正または負の周波数成分の何れか一方のみを通過させ、
    前記第2のフィルタは、前記第1の中間周波数信号が前記複素信号の虚部として入力され、前記第2の中間周波数信号が前記複素信号の実部として入力され、入力信号の前記第1のフィルタと同一の周波数成分を通過させることを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記第1および第2の局部発振信号の現在の周波数に応じて、前記一対の複素フィルタの出力信号の何れか一方を選択して出力する選択回路をさらに有し、
    前記制御部は、前記比較器の比較結果と、前記第1および第2の局部発振信号の現在の周波数とに応じて、前記第1および第2の局部発振信号の周波数を切り替えることを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  5. 前記第1のフィルタの出力信号から音声信号を復調する復調部と、
    前記第1および第2の局部発振信号の周波数の切り替え時に前記音声信号を消音する音声処理部をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の受信装置。
JP2009286758A 2009-12-17 2009-12-17 受信装置 Pending JP2011130186A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009286758A JP2011130186A (ja) 2009-12-17 2009-12-17 受信装置
EP10195271A EP2337228B1 (en) 2009-12-17 2010-12-15 Receiving apparatus with image frequency rejection
CN2010106102867A CN102111167B (zh) 2009-12-17 2010-12-17 接收装置
US12/972,281 US8619997B2 (en) 2009-12-17 2010-12-17 Receiving apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009286758A JP2011130186A (ja) 2009-12-17 2009-12-17 受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011130186A true JP2011130186A (ja) 2011-06-30

Family

ID=43733293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009286758A Pending JP2011130186A (ja) 2009-12-17 2009-12-17 受信装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8619997B2 (ja)
EP (1) EP2337228B1 (ja)
JP (1) JP2011130186A (ja)
CN (1) CN102111167B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023505071A (ja) * 2019-11-26 2023-02-08 チュービス テクノロジー インコーポレイテッド Pvt追跡を用いる広帯域同調可能周波数単側波帯コンバータ

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105490663B (zh) * 2015-12-24 2017-12-05 江苏星宇芯联电子科技有限公司 一种对应高本振混频输入与低本振混频输入可重构的复数滤波器
CN107634737B (zh) * 2017-09-27 2023-11-24 杭州岸达科技有限公司 一种用于毫米波lo驱动的反相器
JP6929203B2 (ja) * 2017-11-15 2021-09-01 旭化成エレクトロニクス株式会社 ダイレクトコンバージョン受信機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065227U (ja) * 1992-06-17 1994-01-21 株式会社ケンウッド ラジオ受信機
JPH11355168A (ja) * 1998-06-09 1999-12-24 Toshiba Corp イメージリジェクションミキサおよびこのミキサを備えた無線機
JP2003078432A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Sony Corp ヘテロダイン受信機およびic
JP2008118474A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Sharp Corp イメージ抑圧ミキサおよびそれを備えた半導体装置、通信装置、電子機器
JP2008136106A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Toshiba Microelectronics Corp イメージ信号レベル検出器およびイメージ信号レベル検出方法、イメージ除去受信機

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03210825A (ja) * 1990-01-16 1991-09-13 Toshiba Corp スーパー・ヘテロダイン受信機
JP3210825B2 (ja) * 1995-01-14 2001-09-25 ヤマハ発動機株式会社 V型多気筒エンジンの吸気装置
JP3666535B2 (ja) * 1997-05-09 2005-06-29 ソニー株式会社 受信機用ic
JP4079953B2 (ja) 2005-02-17 2008-04-23 株式会社半導体理工学研究センター 高周波回路
JP4731462B2 (ja) 2006-12-27 2011-07-27 ルネサスエレクトロニクス株式会社 受信装置
JP2009118114A (ja) * 2007-11-06 2009-05-28 Nsc Co Ltd 受信機
JP2009231883A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Panasonic Corp ラジオ受信機
JP2010021889A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Sanyo Electric Co Ltd 受信装置
JP4650554B2 (ja) * 2008-10-22 2011-03-16 ソニー株式会社 無線受信機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065227U (ja) * 1992-06-17 1994-01-21 株式会社ケンウッド ラジオ受信機
JPH11355168A (ja) * 1998-06-09 1999-12-24 Toshiba Corp イメージリジェクションミキサおよびこのミキサを備えた無線機
JP2003078432A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Sony Corp ヘテロダイン受信機およびic
JP2008118474A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Sharp Corp イメージ抑圧ミキサおよびそれを備えた半導体装置、通信装置、電子機器
JP2008136106A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Toshiba Microelectronics Corp イメージ信号レベル検出器およびイメージ信号レベル検出方法、イメージ除去受信機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023505071A (ja) * 2019-11-26 2023-02-08 チュービス テクノロジー インコーポレイテッド Pvt追跡を用いる広帯域同調可能周波数単側波帯コンバータ
JP7555411B2 (ja) 2019-11-26 2024-09-24 チュービス テクノロジー インコーポレイテッド Pvt追跡を用いる広帯域同調可能周波数単側波帯コンバータ

Also Published As

Publication number Publication date
EP2337228B1 (en) 2012-10-03
US8619997B2 (en) 2013-12-31
US20110150238A1 (en) 2011-06-23
EP2337228A1 (en) 2011-06-22
CN102111167A (zh) 2011-06-29
CN102111167B (zh) 2013-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100643118B1 (ko) 낮은 중간 주파수 수신기, 상기 수신기의 동작 방법, 및 상기 수신기를 포함하는 집적 회로
TW200625832A (en) Low intermediate frequency radio receiver circuits
KR100809258B1 (ko) 무선 수신기 및 집적회로
CN102025382B (zh) 信号处理方法及接收机
JP2007329926A (ja) 適応型無線受信装置
JP2011130186A (ja) 受信装置
JP5402037B2 (ja) Fm・am復調装置とラジオ受信機および電子機器ならびにイメージ補正調整方法
JP2005079677A (ja) チューナ用信号処理回路
US7702307B2 (en) Frequency modulation radio receiver including a noise estimation unit
KR20100111616A (ko) 저속 모드에서 높은 감도를 갖는 fsk 변조 신호 수신기
JPH09284162A (ja) 受信機
JP2002050977A (ja) 受信回路および受信用集積回路
JP2010021889A (ja) 受信装置
US9287912B2 (en) Multimode receiver with complex filter
JPWO2012032659A1 (ja) 無線通信装置及び無線通信装置制御方法
CN110196437B (zh) 卫星信号接收电路及卫星信号接收方法
JP2019092078A (ja) ダイレクトコンバージョン受信機
KR0168204B1 (ko) 위성수신기의 개선된 튜너
EP1150436B1 (en) Method and arrangement for receiving a frequency modulated signal
JP2007221212A (ja) 受信装置とこれを用いた電子機器
KR0168205B1 (ko) 위성수신기의 개선된 튜너
JP2009182928A (ja) チューナ
JP2010147975A (ja) 高周波受信装置
JP2008227751A (ja) 車両用受信装置
EP0998050A2 (en) A method and an arrangement for receiving a frequency modulated and a digitally modulated signal in a mobile station

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110613

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121120

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140304