JP2010102937A - 燃料電池用電極層の形成材料、燃料電池用膜電極接合体、燃料電池、燃料電池用電極層の形成材料の製造方法、燃料電池用電極層の製造方法 - Google Patents

燃料電池用電極層の形成材料、燃料電池用膜電極接合体、燃料電池、燃料電池用電極層の形成材料の製造方法、燃料電池用電極層の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】触媒反応に関与する実質的な表面積を大きくし、燃料、酸化剤の侵入、拡散が容易であり、かつ、イオン伝導性にも優れる燃料電池用電極層の製造方法を提供する。
【解決手段】噴霧工程によって得た一次粒子(原料粒子)33と、第二のイオン伝導性ポリマー51と、第二の溶剤52とを混合し、第二溶液(溶媒インク)37を得る。この第二溶液37を、ターゲット55、即ち、燃料電池のセルを構成する高分子電解質膜や拡散層に向けて噴霧する。これによって、ターゲット55には、無数の一次粒子(原料粒子)33が第二のイオン伝導性ポリマー51を介して凝集してなる二次粒子57が、ターゲット55上で層状に形成され、電極層59となる。
【選択図】図3

Description

この発明は、固体高分子形燃料電池に好適な燃料電池用電極層の形成材料、燃料電池用膜電極接合体、燃料電池、燃料電池用電極層の形成材料の製造方法、燃料電池用電極層の製造方法に関し、詳しくは、電極層粒子の二重構造によって、ガス拡散通路や生成水の排出路の確保による電極層の実質的な表面積の増加やイオン伝導性を向上させ、セル特性の向上を図ったものである。
図6は、固体高分子形燃料電池の反応部をなす膜電極接合体(MEA)の一例を示すものである。
図6において、符号101は高分子電解質膜を示す。この高分子電解質膜101の一面には、例えば厚さ20μm程度のアノード電極層102が形成される。また、高分子電解質膜101の他面には、例えば、厚さ20μm程度のカソード電極層103が形成される。膜電極接合体100は、これら高分子電解質膜101,アノード電極層102,カソード電極層103が一体化されてなる。更に、アノード電極層102およびカソード電極層103の表面にカーボンペーパーなどの拡散層(図示せず)が設けられているのが好ましい。
高分子電解質膜101には、例えば、厚さ30〜70μm程度のパーフルオロスルホン酸系ポリマーなどからなるフィルムが用いられる。アノード電極層102およびカソード電極層103には、例えば、触媒を分散させた液体(以下、触媒インクと称する)を拡散層となるカーボンペーパーに塗布し、乾燥したものが用いられる。
触媒インクとしては、例えば粒径2〜5nm程度の白金微粒子などからなる触媒粒子を、粒径30nm程度のカーボン粒子など導電性の触媒体に担持させた触媒担持粒子を用い、この触媒担持粒子をイオン伝導性ポリマー、イソプロパノール、水などからなる高分子電解質溶液に分散させたものが用いられる。
これらアノード電極層102、カソード電極層103が形成されたカーボンペーパーを高分子電解質膜101の両面に接合して、膜電極接合体100が形成される。なお、触媒インクを高分子電解質膜101の両面にそれぞれ塗布して電極層102、103を形成したのち、これに拡散層を接合して膜電極接合体101とする製法もある。
拡散層または高分子電解質膜(以下、これらをターゲットと称する)へ触媒インクを塗布する方法として、従来、エアスプレー装置を用いて、触媒インクをターゲットに向けて噴霧する方法が採用されていた。しかし、従来のエアスプレー装置を用いる方法では、形成した電極層における触媒担持粒子が不均一に分散しやすいという懸念があった。
こうした従来のエアスプレー装置を用いて電極層を形成する際の課題を解決する方法として、例えば、超音波スプレー装置による塗布方法が提案されている(特許文献1、2参照)。超音波スプレー装置を用いた塗布方法では、得られた電極層における触媒担持粒子の分散を均一にできるというメリットがあるとされる。
特開2006−210200号公報 特開2006−236881号公報
しかしながら、従来の超音波スプレー装置によって形成した電極層は、従来のエアスプレー装置によって形成した電極層と同様に、触媒担持粒子どうしが合体して成長し、成長した粒子群が結合した構造の電極層が得られるに過ぎなかった。
即ち、膜電極接合体を構成する電極層は、ガスの透過性(拡散性)を確保しつつ、イオン伝導性にも優れているものが好ましいが、従来の超音波スプレー装置によって形成した電極層では、触媒担持粒子どうしが合体して成長し、成長した粒子群の空隙が充分に形成されないため、ガスの透過性に課題があった。また、同時に凝集により反応に寄与しない触媒が増加して性能を低下させる原因となっていた。
本発明は、上述したような課題を解決するためになされたものであり、触媒反応に関与する実質的な表面積を大きくし、燃料、酸化剤の侵入、拡散が容易であり、かつ、イオン伝導性にも優れる燃料電池用電極層を形成することができる燃料電池用電極層の形成材料、燃料電池用膜電極接合体、燃料電池を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような燃料電池用電極層の形成材料、燃料電池用膜電極接合体、燃料電池、燃料電池用電極層の形成材料の製造方法、燃料電池用電極層の製造方法を提供する。
すなわち、本発明の燃料電池用電極層の形成材料は、触媒を担持体に担持させた触媒担持粒子と、第一のイオン伝導性ポリマーとを少なくとも含み、液状物を除去した乾燥状態にある略球形の一次粒子を備えたことを特徴とする
前記一次粒子の平均粒径は、5μm以上100μm未満であればよい。
前記一次粒子と、第二のイオン伝導性ポリマーとを溶剤に分散させたものであってもよい。
本発明の燃料電池用膜電極接合体は、電解質を担持させた電解質膜の少なくとも一方の面に形成され、触媒を担持体に担持させた触媒担持粒子と、第一のイオン伝導性ポリマーとを少なくとも含み、液状物を除去した乾燥状態にある略球形の一次粒子を、第二のイオン伝導性ポリマーによって多数凝集させた二次粒子からなる電極層を有することを特徴とする。
前記一次粒子の平均粒径は、5μm以上100μm未満であり、前記二次粒子の最大辺は、10μm以上1000μm以下であることが好ましい。
本発明の燃料電池は、電極層の少なくとも一方が、触媒を担持体に担持させた触媒担持粒子と、第一のイオン伝導性ポリマーとを少なくとも含み、液状物を除去した乾燥状態にある略球形の一次粒子を、第二のイオン伝導性ポリマーによって多数凝集させた二次粒子からなる電極層を有することを特徴とする。
前記一次粒子の平均粒径は、5μm以上100μm未満であり、前記二次粒子の最大辺は、10μm以上1000μm以下であることが好ましい。
本発明の燃料電池用電極層の形成材料の製造方法は、触媒を担持体に担持させた触媒担持粒子と、第一のイオン伝導性ポリマーと、第一の溶剤とを少なくとも含んだ第一溶液を大気中に噴霧して、溶剤を揮発させ、乾燥した略球状の一次粒子を得る噴霧工程を備えたことを特徴とする。
前記噴霧工程は、超音波スプレー装置を用いて前記第一溶液を噴霧するのが好ましい。
本発明の燃料電池用電極層の製造方法は、前記燃料電池用電極層の形成材料の製造方法によって得た一次粒子と、第二のイオン伝導性ポリマーと、第二の溶剤とを少なくとも含んだ第二溶液を用いて、電解質膜または拡散層を含むターゲットの少なくとも一面に、前記一次粒子を前記第二のイオン伝導性ポリマーによって多数凝集させた二次粒子からなる電極層を形成する電極層形成工程を少なくとも備えたことを特徴とする。
本発明の燃料電池用電極層の形成材料、燃料電池用膜電極接合体、燃料電池によれば、充分なガス透過性を備え、触媒の露出表面積の増加による触媒効率が高められ、かつ、プロトン導電性の向上と、一次粒子どうしの結着による電子伝導性が向上した燃料電池用の電極層を、少ない工程で容易に、かつ低コストに形成できる。
本発明の燃料電池用電極層の形成材料の製造方法、燃料電池用電極層の製造方法によれば、噴霧工程によって一次粒子を形成するので、一次粒子どうしの凝集を防止し反応に寄与しない触媒を低減することができる。また、この一次粒子を用いて二次粒子からなる電極層を形成することにより、多数の一次粒子がイオン伝導性ポリマーを介して無数に集合した、即ち、多数の一次粒子が第二のイオン伝導性ポリマーによって覆われた略球状、ないし不定形な集合体からなる電極層を形成することができる。こうした電極層は、一次粒子(原料粒子)に存在する細孔と、二次粒子内の一次粒子どうしのスポンジ状の隙間と二次粒子間の大きな隙間から、充分なガス透過性を備え、触媒の露出表面積の増加による触媒効率が高められる。
しかも、二次粒子のイオン伝導性ポリマーによる被覆で、プロトン導電性の向上と、一次粒子どうしの結着による電子伝導性が向上する。よって、燃料、酸化剤の侵入、拡散が容易であり、かつ、イオン伝導性にも優れた燃料電池用の電極層を形成することが可能になる。
以下、本発明に係る燃料電池用電極層の製造方法、および燃料電池用電極層の一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。また、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
図1は、本発明に係る燃料電池用電極層を備えた燃料電池の一例を示す分解斜視図である。
この燃料電池1は、例えばメタノールを燃料とするものであり、図1に示すように、発電を行うための単位セル(セル)2を備えている。そして、燃料電池1はこの単位セル2がセパレータ4により挟持されて構成されている。こうした燃料電池1は、単位セル2が1個から構成されるものであってもよいが、通常、充分な出力を得るために、単位セル2を重ねてそれらが一つのパッケージとして使用される。このパッケージが符号3に示すスタックと呼ばれるものに相当する。
単位セル2は、膜電極接合体(MEA)9と、この膜電極接合体9を挟持するセパレータ4,4とから構成される。膜電極接合体9は、高分子電解質膜5と、この高分子電解質膜5の一面に形成されたアノード電極層6と、高分子電解質膜5の他面に形成されたカソード電極層7とが一体化されてなる。更に、アノード電極層6およびカソード電極層7の表面には、カーボンペーパー等からなる拡散層(図示せず)が設けられる。
セパレータ4には、アノード電極層6に燃料を供給するための燃料供給溝11や、カソード電極層7に空気が供給するための空気供給溝14が形成されている。
以上のような構成の燃料電池1の運転時には、アノード電極層6に燃料供給溝11を介して燃料ガスを供給するとともに、カソード電極層7に空気供給溝14を介して空気を供給する。すると、アノード電極層6において、燃料ガスであるメタノールと水から二酸化炭素とイオン化された水素(水素イオン)と電子とが生成される(CHOH+HO → CO+6H+6e)。これをアノード反応という。
これら生成物質のうち、電子は、外部回路を通ってカソード電極層7に電流として流れる。水素イオンは、高分子電解質膜5を通ってカソード電極層7に移動する。また、二酸化炭素は排出される。そして、空気供給溝14を介して供給された空気中の酸素が、カソード電極層7の全体に送られる。
そして、カソード電極層7において、これら酸素と水素イオンと電子とが反応して水が生成される(O+4H+4e→ 2HO)。これをカソード反応という。ここで生じた水は、アノード側電極部6に向けて環流されることにより、燃料ガスの反応に使用されるとともに、アノード電極層6、カソード電極層7および高分子電解質膜5を保湿する。このようにして、外部回路に流れた電子により生じた電流を直流電流として利用することができる。
図2(a)は、燃料電池用電極層を形成する形成材料を示す断面図である。燃料電池用電極層の形成材料は、一次粒子23と称される微細な粒子から構成される。個々の一次粒子23は、例えば、触媒25を担持体26に担持させた触媒担持粒子27が、第一のイオン伝導性ポリマー24によって無数に凝集した集合体から構成されている。
なお、触媒担持粒子は、担持体に触媒が担持された形態であれば、どのようなものであってもよい。ここで言う担持とは、例えば、担持体に触媒を分散して担持させたもの、担持体の周囲に触媒の層を形成して担持させたもの、担持体と触媒とを層状に重ねて担持させたものなどが挙げられ、触媒が担持体に対してどのような形態で担持されていても良い。本実施形態のような、微粒子状の触媒25を担持体26に担持させた触媒担持粒子27以外で、好ましい触媒担持粒子の形態としては、例えば、担持体を触媒の薄膜でコーティングしたものが挙げられる。
触媒25は、例えば、平均粒径が1〜5nm程度の白金、パラジウム、イリジウムなどの触媒金属であればよい。また、金属以外の触媒も用いることができる。また、担持体26は、例えば、平均粒径が10〜80nm程度のカーボンパウダーに代表される導電性粒子であればよい。第一のイオン伝導性ポリマー24は、例えば、アイオノマー樹脂であればよい。
こうした一次粒子(燃料電池用電極層の形成材料)23は、球形ないしこれに近い形状(略球形)に形成されればよい。また、一次粒子23は、この一次粒子23を形成する際に使われる溶剤などの液状物を除去した乾燥状態にされる。更に、一次粒子23の平均粒径は、例えば、平均粒径が5μm以上100μm未満の範囲に形成されていればよい。なお、このような構成の一次粒子23の製造方法は、後ほど詳述する。
図2(b)は、燃料電池用電極層を形成する形成材料の他の一例を示す断面図である。この燃料電池用電極層を形成する形成材料は、上述した一次粒子23と、第二のイオン伝導性ポリマー22とを溶剤28に分散させた溶液(燃料電池用電極層の形成材料:触媒インク)29からなる。
第二のイオン伝導性ポリマー22は、第一のイオン伝導性ポリマー24と同様のもの、例えば、アイオノマー樹脂であればよい。また、溶剤28は、例えば、イソプロパノールなどの有機溶媒と水との混合液であればよい。
このような、燃料電池用電極層の形成材料である溶液29を、燃料電池のセルを構成する高分子電解質膜や拡散層に向けて噴霧、ないし塗布することによって、次に説明する燃料電池用電極層を容易に形成することができる。
図2(c)は、本発明の燃料電池用電極層を備えた膜電極接合体(MEA)を示す拡大断面図である。膜電極接合体(MEA)9は、高分子電解質膜5の一面および他面にそれぞれ形成したアノード電極層(燃料電池用電極層)6、およびカソード電極層(燃料電池用電極層)7とから構成されている。
アノード電極層(燃料電池用電極層)6、およびカソード電極層(燃料電池用電極層)7は、例えば、厚さ10〜100μm程度のもので、無数の二次粒子21,21・・が第二のイオン伝導性ポリマー22で包まれるように集合した集合体から構成されている。二次粒子21は、相互に点接触に近い状態で集合しており、スポンジ状に空隙率が高い多孔質となっている。
二次粒子21、21・・は、例えば、最大辺が10μm以上1000μm未満の不定形の粒子でもよい。このような二次粒子21、21・・は、前述した構成の一次粒子23,23・・が集合した集合体から構成されている。この一次粒子23どうしも、互いに点接触に近い状態で集合しており、スポンジ状に空隙率が高い多孔質となっている。これら一次粒子23どうしは、第二のイオン伝導性ポリマー22により結合され、二次粒子21、21・・を構成している。第二のイオン伝導性ポリマー22は、例えば、アイオノマー樹脂などであればよい。
以上のような構成のアノード電極層(燃料電池用電極層)6、カソード電極層(燃料電池用電極層)7を備えた膜電極接合体(MEA)9を用いて燃料電池、例えば、固体高分子形燃料電池を形成すれば、効率よく発電が可能な燃料電池が実現できる。即ち、アノード電極層(燃料電池用電極層)6、カソード電極層(燃料電池用電極層)7は、触媒担持粒子27が無数に集合した一次粒子23を、さらにクラスター状に集合させて二次粒子21を形成し、この二次粒子21をスポンジ状に多孔質に形成することによって、燃料、酸化剤の侵入、拡散が容易であり、かつ、イオン伝導性に優れた電極層が形成される。これによって、発電効率が高められ、高性能な燃料電池を実現することが可能になる。
また、本発明の燃料電池用電極層の形成材料を用いれば、上述したような、燃料、酸化剤の侵入、拡散が容易であり、かつ、イオン伝導性に優れた電極層を、少ない工程で容易に、かつ低コストに形成することが可能になる。
次に、上述したような構成の燃料電池用電極層の形成材料の製造方法、燃料電池用電極層の製造方法について説明する。なお、以下の製造方法の説明において、電極層の形成とは、粒子を形成するために、溶液を噴射、射出、塗布、滴下する概念を含み、対象物(被噴霧物)に対して溶液が層状に塗布、展着されることを示すものである。また、ターゲットとは、燃料電池のセルを構成する高分子電解質膜や拡散層、即ち、アノード電極層やカソード電極層が形成される層を示すものである。
図3は、本発明の燃料電池用電極層の製造方法を示した概略図である。アノード電極層やカソード電極層(以下、単に電極層という)を形成する際には、図3(a)に示すように、まず、最初に一次粒子を形成する。例えば、触媒を担持体に担持させた触媒担持粒子31と、第一のイオン伝導性ポリマー32と、第一の溶剤38とを混合し、第一溶液(触媒インク)34を得る。
触媒担持粒子31は、例えば、平均粒径が1〜5nm程度の白金、パラジウム、イリジウムなどの触媒金属を、平均粒径が10〜80nm程度のカーボンパウダーからなる担持体に担持させたものであればよい。なお、触媒担持粒子31は、金属以外にも、無機物や有機物からなる触媒であってもよい。また、第一のイオン伝導性ポリマー32は、例えば、アイオノマー樹脂であればよい。更に、第一の溶剤38は、例えば、イソプロパノールなどの有機溶媒と水との混合液であればよい。
そして、この第一溶液34を、例えば、超音波スプレー装置41を用いて、回収トレイ42などの平板に向けて噴霧する(噴霧工程)。これによって、回収トレイ42には、無数の触媒担持粒子31が第一のイオン伝導性ポリマー32を介して凝集した一次粒子(原料粒子)33が形成される。
この時、噴霧したミスト状の第一溶液34が回収トレイ42に到達するまでに、乾燥手段36によって、第一溶液34に含まれる第一の溶剤38などの液状物を揮発させる。乾燥手段36としては、例えば、超音波スプレー装置41の噴射口と回収トレイ42との間隔Tを長く取り、第一の溶剤38の揮発を促進させる方法が挙げられる。また、赤外線ランプなどヒーター36aを用いて、第一の溶剤38の揮発を促進させる方法も好ましい。
このようにして得られた一次粒子33は、例えば、触媒担持粒子31が第一のイオン伝導性ポリマー32を介して無数に集合した略球状の集合体であり、平均粒径が5μm以上100μm未満の範囲に形成されている。そして、内部に0.1〜0.5μm程度のポーラスな細孔が形成されている。また、乾燥手段36によって、第一の溶剤38などの液状物が揮発し、乾燥状態とされる。
噴霧工程における超音波スプレー装置41は、第一溶液34に対して、超音波発振子から例えば20〜100kHz程度の超音波振動を与え、第一溶液34を微細な粒子からなる霧状物とする。超音波スプレー装置41の超音波出力は、例えば3〜10W程度であればよい。
なお、こうした噴霧工程で一次粒子(原料粒子)33を形成する際には、超音波スプレー装置を用いて噴霧する方法が微細な粒子が得られ大気中に滞留する時間が長く乾燥しやすいため好ましいが、通常のエアースプレー装置など、第一溶液34を微細な粒子にできるものであれば、どのような装置を用いても良く、限定されるものではない。
次に、図3(b)に示すように、噴霧工程によって得た、乾燥した略球形の一次粒子(原料粒子)33と、第二のイオン伝導性ポリマー51と、第二の溶剤52とを混合し、第二溶液(溶媒インク)37を得る。第二のイオン伝導性ポリマー51は、第一のイオン伝導性ポリマー32と同様のもの、例えば、アイオノマー樹脂であればよい。また、第二の溶剤52も、第一の溶剤38と同様に、例えば、イソプロパノールなどの有機溶媒と水との混合液であればよい。
そして、この第二溶液37を用いて、ターゲット55、即ち、燃料電池のセルを構成する高分子電解質膜や拡散層に電極層を形成する(電極層形成工程)。これによって、ターゲット55には、無数の一次粒子(原料粒子)33が第二のイオン伝導性ポリマー51を介して凝集してなる二次粒子57が、ターゲット55上で形成され、電極層59となる。
なお、電極層59の形成方法としては、例えば、例えば、エアースプレー装置45を用いて、第二溶液37を噴霧させ、ターゲット55の一面に付着させる方法が挙げられる。他にも、例えば、ダイコーターなどによる塗布によって電極層59を形成してもよい。
得られた二次粒子57は、例えば、多数の一次粒子(原料粒子)33が第二のイオン伝導性ポリマー51を介して無数に集合した、即ち、多数の一次粒子(原料粒子)33が第二のイオン伝導性ポリマー51によって覆われた略球状、ないし不定形な集合体を成す。こうした二次粒子57は、例えば、最大辺が10μm以上1000μmの範囲に形成されている。
そして、この二次粒子57が多数層状に形成され、電極層59、即ち、アノード電極層やカソード電極層が形成される。こうした電極層59は、一次粒子(原料粒子)33に存在する細孔と、一次粒子33が凝集した際の一次粒子33どうしのスポンジ状の隙間とから、充分なガス透過性を備え、触媒の露出表面積の増加による触媒効率が高められる。
しかも、二次粒子57のイオン伝導性ポリマーの被覆によって、プロトン導電性の向上と、一次粒子33どうしの結着による電子伝導性が向上している。よって、燃料、酸化剤の侵入、拡散が容易であり、かつ、イオン伝導性にも優れた燃料電池用の電極層59を形成することが可能になる。
図4は、上述したように、噴霧工程で一次粒子(原料粒子)を形成し、この一次粒子を用いて二次粒子からなる電極層を形成した、本発明の実施例における電極層の様子を示す顕微鏡写真である。また、従来例として、エアースプレー装置を用いて一段階(一工程)で電極層を形成した比較例の電極層の様子を示す顕微鏡写真である。倍率は、それぞれ200倍、500倍、1000倍で撮影を行った。
図4に示す顕微鏡写真によれば、本発明の製造方法によって形成した電極層は、従来の電極層と比較して、細かい空隙が多く多孔質化が促進されており、燃料、酸化剤の侵入、拡散が容易であることがわかる。また、細かい空隙が多いにもかかわらず、粒子相互は網目状に繋がっており、イオン伝導性にも優れていることがわかる。一方、比較例の電極層では、スリット状の細いヒビが見られるが、本発明の実施例と比較して全体的に空隙が少なく、多孔質化が進んでおらず表面積も小さいため、燃料、酸化剤の侵入、拡散が劣ると思われる。
以上により、本発明による燃料電池用電極層の製造方法の効果が確認された。
次に、本発明による膜電極接合体(MEA)と、従来の膜電極接合体について、電圧値と電流密度との関係を測定したグラフを図5に示す。本発明の膜電極接合体(MEA)は、上述した実施形態に記載した通り、一次粒子を製造した後、この一次粒子を用いて二次粒子を備えた電極層を形成した、二段階の形成によって製造したものである。また、従来の比較例として、溶剤に触媒担持粒子とイオン伝導性ポリマーとを分散させた溶液を用いて、ターゲットに電極層を形成した、一段階の形成によって製造したものである。
図5に示すグラフによれば、本発明の膜電極接合体(MEA)は、比較例の膜電極接合体よりも電流密度に対する電圧値が高く、燃料電池として用いたときに優れた発電特性を得られることが確認された。
本発明の燃料電池用電極層を備えた燃料電池の一例を示す分解斜視図である。 本発明の燃料電池用電極層、およびその形成材料の一例を示す拡大断面図である。 本発明の燃料電池用電極層の製造方法の一例を示す断面図である。 本発明の実施例を示す顕微鏡写真である。 本発明の検証例を示すグラフである。 従来の燃料電池用電極層の一例を示す断面図である。
符号の説明
32 第一のイオン伝導性ポリマー、33 一次粒子(原料粒子)、34 第一溶液(触媒インク)、37 第二溶液(触媒インク)、38 第一の溶剤、51 第二のイオン伝導性ポリマー、52 第二の溶剤、55 ターゲット、57 二次粒子、59 電極層。

Claims (10)

  1. 触媒を担持体に担持させた触媒担持粒子と、第一のイオン伝導性ポリマーとを少なくとも含み、液状物を除去した乾燥状態にある略球形の一次粒子を備えたことを特徴とする燃料電池用電極層の形成材料。
  2. 前記一次粒子の平均粒径は、5μm以上100μm未満であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池用電極層の形成材料。
  3. 前記一次粒子と、第二のイオン伝導性ポリマーとを溶剤に分散させたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の燃料電池用電極層の形成材料。
  4. 電解質膜の少なくとも一方の面に形成され、
    触媒を担持体に担持させた触媒担持粒子と、第一のイオン伝導性ポリマーとを少なくとも含み、液状物を除去した乾燥状態にある略球形の一次粒子を、第二のイオン伝導性ポリマーによって多数凝集させた二次粒子からなる電極層を有することを特徴とする燃料電池用膜電極接合体。
  5. 前記一次粒子の平均粒径は、5μm以上100μm未満であり、前記二次粒子の最大辺は、10μm以上1000μm以下であることを特徴とする請求項4記載の燃料電池用膜電極接合体。
  6. 電極層の少なくとも一方が、触媒を担持体に担持させた触媒担持粒子と、第一のイオン伝導性ポリマーとを少なくとも含み、液状物を除去した乾燥状態にある略球形の一次粒子を、第二のイオン伝導性ポリマーによって多数凝集させた二次粒子からなる電極層を有することを特徴とする燃料電池。
  7. 前記一次粒子の平均粒径は、5μm以上100μm未満であり、前記二次粒子の最大辺は、10μm以上1000μm以下であることを特徴とする請求項6記載の燃料電池。
  8. 触媒を担持体に担持させた触媒担持粒子と、第一のイオン伝導性ポリマーと、第一の溶剤とを少なくとも含んだ第一溶液を大気中に噴霧して、溶剤を揮発させ、乾燥した略球状の一次粒子を得る噴霧工程を備えたことを特徴とする燃料電池用電極層の形成材料の製造方法。
  9. 前記噴霧工程は、超音波スプレー装置を用いて前記第一溶液を噴霧することを特徴とする請求項8記載の燃料電池用電極層の形成材料の製造方法。
  10. 請求項8または9に記載の燃料電池用電極層の形成材料の製造方法によって得た一次粒子と、第二のイオン伝導性ポリマーと、第二の溶剤とを少なくとも含んだ第二溶液を用いて、電解質膜または拡散層を含むターゲットの少なくとも一面に、前記一次粒子を前記第二のイオン伝導性ポリマーによって多数凝集させた二次粒子からなる電極層を形成する電極層形成工程を少なくとも備えたことを特徴とする燃料電池用電極層の製造方法。
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