JP2010101949A - 表示装置および表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示画面を視聴者数に応じて制御する表示装置を提供する。
【解決手段】表示情報を表示する表示画面を有する表示部24と、前記表示情報を切り換えるタブレット25と、前記表示部24の前方にいる視聴者を検出する映像読込装置1と、前記映像読込装置1によって検出された視聴者数を計数する読込映像判別部21と、前記タブレット25が操作されたとき、前記読込映像判別部21が複数の視聴者数を計数した場合、操作前の表示情報と操作後の表示情報を表示するように制御する映像処理部23とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置および表示方法に関し、特に表示装置によって情報表示している場合に、表示装置の前にいる視聴者数によって表示情報の表示を制御する表示装置および表示方法に関する。
近年、液晶表示装置、プラズマ表示装置のように非常に大画面の表示装置が普及している。このように大画面の表示装置を多人数で見ている場合、ある視聴者が表示画面を切り換えると、他の視聴者は表示画面を見ることができない。即ち、図6(a)に示すように、表示画面Aを多人数で見ているとき、ある視聴者Sが別画面Bを見たいと思って表示画面Bに切り換えると、図6(b)のように画面全体が切り替わってしまうので、視聴者S以外の視聴者は表示画面Aを見ることができない。
特許文献1は、大画面の表示装置を使用する場合の入力及び表示システムを開示している。特許文献1は、大画面表示装置を、コンピュータショーのデモ画面や広告表示板として利用する場合に、画面操作は一人しかできないので、多くの視聴者の反応を収集できなかった問題を解決するものである。そのため表示画面に複数のウインドウ・切替ボタンを有するタッチパネルを設置し、各々の利用者がウインドウ・切替ボタンをタッチすると、大画面で表示している表示内容が縮小されて子ウインドウに表示されるようにするものである。
特開2006−18348号公報
特許文献1によると、各利用者は大画面が縮小表示された子ウインドウからタッチ入力が可能となるので、大画面で情報を多人数に提供しつつ、視聴者からのアクセスを受け付けることができるようなる。しかしながら、特許文献1の子ウインドウの大きさは一定であり、人数が少ないときは小ウインドウが小さすぎて見にくいし、人数が多いときは小ウインドウが大きすぎて、より多くの人数に対応することができない。
本発明は、上記のような課題を解決するものであり、表示画面を視聴者数に応じて制御する表示装置および表示方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の表示装置は、表示情報を表示する表示画面を有する表示部と、前記表示情報を切り換える操作部と、前記表示部の前方にいる視聴者を検出する人検出部と、前記人検出部によって検出された視聴者数を計数する人数計数部と、前記操作部が操作されたとき、前記人数計数部が複数の視聴者数を計数した場合、操作前の表示情報と操作後の表示情報を表示するように制御する表示制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の表示装置は、人数計数部が1人を計数した場合、操作前の表示情報に換えて操作後の表示情報を表示するように制御する。しかし、複数の視聴者を計数した場合、表示画面の大きさ及び位置を制御し、また表示タイプをPIP(Picture in Picture)またはPbyP(Picture by Picture)表示に制御する。上記人検出部は、カメラであり、カメラによって撮影された映像中の顔を認識する顔認識部を備え、顔認識部によって顔が認識された視聴者数を計数する。これにより、表示画面を見ている視聴者数を計数することができる。また人検出部は、カメラによって撮影された映像上の位置によって表示部から撮影された視聴者までの距離を決定し、表示制御部は前記決定された距離に応じて操作前と操作後の表示情報の表示の大きさを制御する。顔認識部は、更に視線識別部を備え、操作前と操作後の表示情報を表示している場合に、視線識別部が操作前または操作後の表示情報を見ていると判別したとき、その表示画面を全画面表示する。表示画面を切り換えるタイミングは、表示装置に備えられた操作部が操作されたときが望ましい。
本発明は、上記課題を解決するため、別の観点によれば、表示方法であり、表示部の前方にいる視聴者を検出する人検出ステップと、前記人検出ステップによって検出された視聴者数を計数する人数計数ステップと、前記人数計数ステップにおいて、複数の視聴者数を計数した場合、操作前の表示情報と操作後の表示情報を表示するように制御する表示ステップとを備えることを特徴とする。
本発明の表示装置によれば、表示部の前にいる視聴者数に応じて、表示画面を制御することができる。これにより、表示画面が切り換えられたときも複数の視聴者がそれぞれ満足する表示画面を見ることができる。
本発明の表示装置は、多人数で表示画面を見ている場合に、表示画面に表示する表示情報を制御する表示装置に関するものである。液晶表示装置、プラズマ表示装置など表示装置が、例えば、街中、会社ロビー、ホテルロビー、駅構内、空港ロビー、映画館ロビー、コンサートホールのロビーなどに設置され、多くの場面で使用される。また家庭においても、テレビ放送を見たり、ビデオやDVDなどの録画を観賞したりするため表示装置を使用する。
街中に設置される表示装置は、例えば街の拡大地図または縮小地図を表示し、特に飲食店の位置を表示し、予算別の飲食店の位置を表示し、理容美容室の位置を表示し、またはホテルの位置を表示し、各種施設の位置を表示する。或いは、また各店や各種施設への道案内又は電話番号を表示したり、各種施設の利用時間を案内したり、または街頭ポスターとして広告を表示したりする。
会社ロビーに設置される表示装置は、会社の業務内容、各部門の業務内容、各部門の位置、各部門の電話番号、営業時間の案内などを表示する。
ホテルロビーに設置される表示装置は、客室、宴会場、みやげ物店、レストラン、結婚式場や浴室の非常口の道案内と営業時間の表示等のために利用される。
駅構内に設置される表示装置は、列車の発車時刻とホーム、到着時刻とホーム、ホームへの道案内のために使用される。
空港ロビーに設置される表示装置は、出発時刻及び行き先と乗降口の案内、到着時刻及び出発地と乗降口の案内、空港内の案内等のために利用される。
映画館ロビーに設置される表示装置は、上映映画の予告編、上映時間、空席状況、次週上映映画の宣伝などを表示する。
コンサートホールのロビーに設置される表示装置は、演奏タイトル、出演者名、演奏時間、空席状況などを表示する。
そして、表示装置は、表示画面を適宜切り換える操作部を備える。
このように、表示装置は多くの場面で種々利用され、情報提供者が一方的に情報を表示する場合は、多くの情報を順次表示するように制御すればよい。しかし、表示装置に操作部を備え、視聴者が所望の表示画面を切り換えられるようにする場合、視聴者が1人であるときは、表示画面を切り換えても他の人に影響がなく問題ない。しかし、表示装置を多くの視聴者が同時に視聴している場合に、1人の視聴者が表示画面を切り換えてしまうと、他の視聴者は迷惑を感じる。これ以外に、家庭でも複数の家族で見ている場合には、チャンネル争いが発生する。
本発明は、このように表示装置を複数の視聴者が視聴している場合に表示画面に表示する表示情報を制御するものである。従って、表示装置の前に居る視聴者数および距離に応じて表示画面に表示する表示情報を制御するものである。
例えば、図1に示すように表示画面Gを有する表示装置がある。ここで、表示画面Gとは少なくとも2人以上で視聴することが可能な大きさの画面を指し、例えば長辺が30cm以上である。画面の大きさに制限は特にないが、現実的には長辺が2m以下である。投影型の表示装置の場合は、壁一面に表示するような表示装置も可能である。従って、本発明の表示装置は長辺が30cm〜2m程度の表示画面または壁一面に表示するような表示装置を対象とする。
このような表示装置を、図1(b)に示すように、視聴者H1が1人でみている場合、この視聴者H1がタッチパネルのような操作部を操作して、表示画面Aから表示画面Bに切り換えた。視聴者が1人であることは、表示装置Gの上方に設置したカメラKによって監視する。このように視聴者が1人である場合、画面は切り換えられても他の人に影響なく、問題は発生しない。
しかし、図1(c)に示すように、4人の視聴者がほぼ等距離からみている場合、この内の1人の視聴者H2がタッチパネルを操作して、表示画面Aから表示画面Bに切り換えた。これにより、一人の視聴者H2は表示画面Bを見て所望の情報を得ることができる。本発明は視聴者が複数の場合、他の視聴者も満足できるように、表示画面をほぼ二分して、表示画面Aと表示画面Bを表示するよう表示領域を制御する。これにより、タッチパネルを操作した視聴者H2は表示画面Bを見ることができ、その他の視聴者は表示画面Aを引き続き見ることができる。
または、図1(d)に示すように、一人の視聴者H3は表示装置の近くで見ているが、他の視聴者は視聴者H3よりも遠くで見ている場合、表示装置に近い視聴者H3がタッチパネルにより、表示画面Aを表示画面Bに切り換えた。この場合、視聴者H3は表示装置に近いので、表示画面Bを小さく表示するよう表示領域を制御する。しかし表示画面Aは表示画面Bよりも大きく表示するよう表示領域を制御する。これにより視聴者H3は表示画面Bが小さいけれども表示装置に近いので、十分に見ることができ、表示装置から遠い視聴者も表示画面Aが大きく表示されているので、十分見ることができる。
このように、本発明の表示制御装置は、街中、会社ロビー、ホテルロビー、駅構内、空港ロビー、映画館ロビー、コンサートホールのロビー、家庭などに設置される表示装置において、1人の視聴者が表示画面Aを表示画面Bに切り換えた場合にも、表示画面Bを切り換えた視聴者は表示画面Bを見ることができるとともに、他の視聴者も表示画面Aを見つづけることができるようにするものである。表示画面Aと表示画面Bの表示の大きさの割合は、視聴者の数、視聴者の位置(即ち、表示装置からの距離)によって決定される。
図2は、図1で説明したように表示画面を視聴者数および距離により制御する表示装置を実現するブロック図を示す。
本発明の表示装置は、映像読込装置1と、映像処理装置2とからなる。映像読込装置1は、表示装置の上方部に備えられ、視聴者を検出するカメラである。カメラはデジタルカメラが適しており、視聴者の顔、人数、距離、視線を識別できることが望ましい。
映像処理装置2は、読込映像判別部21と、記憶部22と、映像処理部23と、表示部24と、タブレット25と、座標検出部26を備える。
上記読込映像判別部21は、視聴人数識別部211と、視聴距離識別部212と、視線識別部213を備える。これら視聴人数識別部211と、視聴距離識別部212と、視線識別部213によって、映像読込装置1で読み込んだ映像を解析し、表示装置の前方に視聴者がいるかどうか、視聴者の人数、視聴者の距離、視聴者の視線方向を識別する。
つまり、視聴人数識別部211は、映像読込装置1から撮影映像を読み込み、撮影映像中の視聴者の顔を目、鼻、口を判別することにより識別する。このようにして識別された顔の数を計数することにより、人数を計数する。視聴距離識別部212は、映像読込装置1によって撮影された映像を読み込み、撮影された人と、表示装置との距離を識別する。
視線識別部213は、上記したように撮影画像を解析して、人の目を認識し、図3(d)に示すように視聴者の視線が第1画像または第2画像のどちらを見ているか判断する。
視聴距離識別部212は、撮影された人と表示装置との距離を、図3に示すように、表示装置の上方に設置した映像読込装置1によって撮影した映像を解析して決定する。映像読込装置1は、例えばデジタルカメラKであり、カメラKによって撮影すると、図3(a)に示すように、表示装置2の前方に視聴者が4人いて、表示装置の左側に1人、右側に視聴者Aが1人居る場合、図3(b)に示すように、カメラは表示装置の前方に居る4人を撮影する。この撮影画像を解析して、人の目、鼻、口を認識することにより顔を認識する。顔を認識することにより、視聴者の視線が表示画面を見ているかどうか判断する。そして、顔が図3(c)に示すように、4つの水平方向の領域n0,n1,n2,n3のどこにあるかによって、視聴者の距離を判定する。即ち、カメラKは表示装置の上方に設置されているので、俯瞰図が撮影され、この撮影画面Rを図3(c)に示すように、予め4つの領域に分割すると、領域n0が表示装置からもっとも遠い領域となり,領域n1はそれよりも近い領域、領域n2は更に近い領域,領域n3は表示装置に最も近い領域となる。このように、撮影画面R上の領域によって表示装置と視聴者の距離を決定することができる。
このような距離測定法は一例であり、他の距離測定法を利用することができる。例えば、人の顔の大きさがほぼ同じであると仮定すると、撮影画面上の顔の大きさによって距離を決定することが可能である。あるいは超音波を使用して超音波ビームを狭く絞り、その反射を検出することにより距離を測定することができる。超音波ビームを走査することにより、表示装置の前方領域にいる人を全て検出し、その距離を測定できる。
記憶部22は、タッチ座標情報記憶部221と、第1画像保持部222と、第1画像表示位置記憶部223と、第2画像保持部224と、第2画像位置記憶部225を有する。
タッチ座標情報記憶部221は、視聴者が表示装置に装備したタブレット25の操作位置座標を記憶する。第1画像保持部222と第1画像表示位置記憶部224は、第1画像情報を保持し、その表示位置を記憶する。第2画像保持部223と第2画像位置記憶部225は、第2画像情報を保持し、その表示位置を記憶する。つまり、視聴者が操作した所望の表示画像と位置を記憶する。
記憶部22は、更に表示画像情報記憶部226を備える。表示画像情報記憶部226は、表示画像P1〜Pnを領域p1〜pnに分けて記憶する。表示装置に表示する画像の要求に応じて必要な画像を呼び出して表示画面に表示する。表示画像は静止画でも動画でもよい。
記憶部22は、更に画面サイズテーブル227を備える。画面サイズテーブル227は視聴者の人数、視聴者の距離、視聴者の視線方向に基づいて表示サイズと表示タイプを予め設定したテーブルである。即ち、視聴人数識別部211、視聴距離識別部212、視線識別部213が、視聴者の人数、視聴者の距離、視聴者の視線方向を識別するので、これに応じて、表示画面を制御するテーブルである。画面サイズテーブル227は、表示画面の番号yと、表示サイズと、表示タイプを記憶する。表示画面番号は、図3(c)に付した番号と対応し、表示画面番号n0は、前画面と次画面の表示サイズの比が1:5であり、表示タイプがPIPである。表示画面番号n1は、前画面と次画面の表示サイズの比が1:3であり、表示タイプがPbyP1である。表示画面番号n2は、前画面と次画面の表示サイズの比が1:3であり、表示タイプがPbyP2である。表示画面番号n3は、前画面と次画面の表示サイズの比が1:1であり、表示タイプがPbyP3である。
映像処理部23は、映像処理部231と、PIP/PbyP処理部232を備える。
映像処理部231は、表示画面に表示する画像の処理部分である。
PIP/PbyP処理部232は、PIP/PbyP ON/OFF情報処理部232aと、PIP/PbyP位置情報処理部232bと、PIP/PbyPサイズ情報処理部232cを備える。PIP/PbyP ON/OFF情報処理部232aは、画面サイズテーブル227の表示タイプにしたがってPIP/PbyPのON/OFF情報を処理し、PIPまたはPbyP表示を制御する。PIP/PbyP位置情報処理部232bは、PIPまたはPbyPの表示位置を制御する。PIP/PbyPサイズ情報処理部232cは、PIP/PbyPを画面サイズテーブル227の表示サイズにしたがって表示サイズを制御する。
表示部24は、液晶表示装置、プラズマ表示装置などからなり、長辺が30cm〜2m程度の表示画面または壁一面に表示するような表示画面である。
タブレット25は、表示画面上に配置され、表示画面上の操作位置を検出する入力部である。タブレット25は、例えば、表示画面上に抵抗膜を貼り付けて構成され、入力位置を抵抗値(又は抵抗比率)によって検出するものである。あるいは表示画面上にガラス基板を配置し、このガラス基板上に静電容量を形成して、入力位置を静電容量の変化によって検出する静電容量式でもよい。このようなタブレットに代えて、表示装置の下辺部または側辺部に配置され、表示画面を切り換えるためのタブレット型式の操作部であってもよい。更にタブレット式の操作部である必要はなく、例えば、表示装置の近傍に備えた操作ボタンであってもよく、またリモコンであってもよい。
タブレット25は、表示装置が街中に設置される場合は、拡大地図と縮小地図を切り換え、また飲食店の位置、予算別の飲食店の位置、理容美容店の位置、ホテルの位置、各種施設の位置を表示するように切り換えるために操作される。或いは、各店や各種施設への道案内又は電話番号を表示するように切り換えるために操作される。又は各店、各施設の利用時間を案内し、または広告を表示するように切り換えるために操作される。
表示装置が会社ロビーに設置される場合は、会社の業務内容、各部門の業務内容、各部門の位置、各部門の電話番号または営業時間の案内などを表示するように切り換えるために操作される。
表示装置がホテルロビーに設置される場合は、客室、宴会場、みやげ物店、レストラン、結婚式場や浴室の案内と営業時間の表示または非常口の道案内等を表示するように切り換えるために操作される。
表示装置が駅構内に設置される場合は、列車の発車時刻とホーム、到着時刻とホームまたはホームへの道案内を表示するように切り換えるために操作される。
表示装置が空港ロビーに設置される場合は、出発時刻及び行き先と乗降口の案内、到着時刻及び出発地と乗降口の案内または空港内の案内等を表示するように切り換えるために操作される。
表示装置が映画館ロビーに設置される場合は、上映映画の予告編、上映時間、空席状況または次週上映映画の宣伝などを表示するように切り換えるために操作される。
表示装置がコンサートホールのロビーに設置される場合は、演奏タイトル、出演者名、演奏時間または空席状況などを表示するように切り換えるために操作される。
座標検出部26は、タブレット25の操作位置を検出するものである。タブレット25が表示装置の近傍に備えた操作ボタンの場合は、その操作ボタンの位置を検出する。またリモコンのような操作部である場合は、リモコンの操作位置を検出する。
次に、本発明の表示装置の処理フローを図4と図5により説明する。
図4のフローチャートは、視聴者の操作を判別し視聴者の人数を計数して、視聴者数、距離に応じて表示領域を制御する処理フローを示す。図5のフローチャートは、視聴者の視線に応じて表示画面を制御する処理フローを示す。
図4のフローチャートに示すように、表示装置が処理を開始すると、ステップS1では、画像の読み込み処理を行う。次に、ステップS2では読み込んだ画像を表示画面に全面表示する。次のステップS3では、画面がタッチされたか否か判断する。画面にタッチされない場合は、ステップS3にもどり、画面にタッチされるまでこの処理を繰り返す。ここではタブレットが表示画面上にあるとして説明するが、その他の操作部である場合は、その操作部が操作か否か判断する。画面に視聴者がタッチしたことを検出した場合、ステップS4に移行し、視聴者を撮影する。ステップS5では撮影画像を解析して、視聴者の人数、位置を識別する。
次に、ステップS6では、視聴者の人数は2人以上かどうか判断する。2人以上でなければ、即ち1人である場合は本発明の処理は不要であるので、ステップS7で、第2画像を読み込みステップS2に戻る。しかし、2人以上である場合は、ステップS8に進み、タッチパネルにタッチした位置を座標検出部26によって検出し、タッチ座標情報記憶部221に記憶する。ステップS9では、ステップS2で表示した現在の画像を第1画像保持部222に記録する。ステップS10では、n=0の処理を行う。次にステップS11では、図3(c)に示した領域nに視聴者が撮影されているか否か判断する。領域nに視聴者がいない場合は、ステップS12で、n=n+1の処理を実行して、ステップS11に戻る。つまり、領域n0から領域n3までのどの領域に視聴者がいるか識別する。視聴者がいる場合は、その位置をy=nとする処理をステップS13で行う。
次に、ステップS14では、画面サイズテーブル227にしたがい、ステップS13で決定したyに対応する画面表示サイズを読み込む。ステップS15では、画面サイズテーブル227にしたがい、ステップS13で決定したyに対応する画面表示タイプを読み込む。ステップS16では、第2画像を読み込む。ステップS17では、ステップS5で読み込んだ画像表示タイプを判断し、PIPである場合は、ステップS18で、ステップS14で読み込んだ表示サイズでPIP表示する。表示タイプがPbyPである場合は、ステップS14で読み込んだ表示サイズでPbyP表示する。
その後、ステップS20で第2画像表示位置を第2画像表示位置記憶部225に記憶する。そして、図5のステップS21に移行する。
ステップS21では、視聴者が第1画像をタッチしたか否か判断する。第1画像をタッチしたと判断したら、ステップS30に移行し、第1画像を表示画面に全面表示する。
ステップS21の判断がnoであれば、ステップS22に進み、第2画像をタッチしたか否か判断する。第2画像をタッチしたと判断した場合はステップS23に進み、映像読込装置1によって、表示装置の前方にいる視聴者を再度撮影する。次にステップS24では撮影画像を処理して視聴者の目、鼻、口を識別し、特にここでは視線を判別して、視聴者がどちらの表示画面を見ているか判別する。次に、ステップS25では全員の視線を判別したか否か判断する。全員を判別していなければ、ステップS24に戻り、全員を判別するまで繰り返す。ステップS26では、全員が同じ方向を向いているかどうか判断する。全員が同じ方向を向いていると判断した場合は、ステップS27で、第2画像位置を読み込む。そして、ステップS28では視聴者の視線が第2画像の方向に一致しているか否か判断する。もし、一致していれば、ステップS29で、第2画像を表示画面に全面表示する。
ステップS22、ステップS26及びステップS28で、noと判断した場合は、ステップS21に戻る。
以上の処理後、図4のフローのステップS2に移行する。
本発明の表示装置の動作説明図である。 本発明の表示装置の処理順の説明図である。 本発明の表示装置のブロック図である。 本発明の表示装置の第1のフローチャート図である。 本発明の表示装置の第2のフローチャート図である。 従来の表示装置の説明図である。
符号の説明
1 映像読込装置
2 映像処理装置
21 読込映像判別部
22 記憶部
23 映像処理部
24 表示部
25 タブレット
26 座標検出部

Claims (7)

  1. 表示情報を表示する表示画面を有する表示部と、
    前記表示情報を切り換える操作部と、
    前記表示部の前方にいる視聴者を検出する人検出部と、
    前記人検出部によって検出された視聴者数を計数する人数計数部と、
    前記操作部が操作されたとき、前記人数計数部が複数の視聴者数を計数した場合、操作前の表示情報と操作後の表示情報を表示するように制御する表示制御部と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示制御部は、前記人数計数部が視聴者数を1人計数した場合、操作前の表示情報に換えて操作後の表示情報を表示するように制御する請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記人検出部は、カメラであり、カメラによって撮影された映像中の視聴者の顔を認識する請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記人検出部は、カメラによって撮影された映像上の位置によって前記表示部から撮影された視聴者までの距離を決定し、前記表示制御部は前記決定された距離に応じて操作前と操作後の表示情報の表示の大きさを制御する請求項1または3に記載の表示装置。
  5. 表示制御部は、操作前と操作後の表示情報の表示の大きさ及び位置と、PIPまたはPbyP表示を制御する請求項1から4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記顔認識部は、更に視線識別部を備え、操作前と操作後の表示画面を表示している場合に、前記視線識別部が操作前または操作後の表示画面を見ていると判別したとき、その表示画面を全画面表示する請求項1から5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 表示部の前方にいる視聴者を検出する人検出ステップと、
    前記人検出ステップによって検出された視聴者数を計数する人数計数ステップと、
    前記人数計数ステップにおいて、複数の視聴者数を計数した場合、操作前の表示情報と操作後の表示情報を表示するように制御する表示ステップと
    を備えることを特徴とする表示方法。
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