JP2006086717A - 画像表示システム、画像再生装置及びレイアウト制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーの位置によらずに、ユーザーにとって見やすい表示ができるようにすること。
【解決手段】鑑賞者が鑑賞する画像を表示する画面を持った画像表示手段と、上記画像表示手段の画面と鑑賞者との相対的位置関係を表す鑑賞者位置情報を検出する鑑賞者検出手段と、上記鑑賞者検出手段によって検出された鑑賞者位置情報に従って上記画像表示手段の画面のレイアウト制御を行うレイアウト制御手段とにより、画像表示システムを構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】鑑賞者が鑑賞する画像を表示する画面を持った画像表示手段と、上記画像表示手段の画面と鑑賞者との相対的位置関係を表す鑑賞者位置情報を検出する鑑賞者検出手段と、上記鑑賞者検出手段によって検出された鑑賞者位置情報に従って上記画像表示手段の画面のレイアウト制御を行うレイアウト制御手段とにより、画像表示システムを構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像表示システム、画像再生装置及びレイアウト制御装置に関し、特に大型の表示画面を有効に活用して、表示画面と鑑賞者との相対的位置関係に関わらず、鑑賞者にとって最も見やすい画像表示を行う画像表示システム、画像再生装置及びレイアウト制御装置に関する。
近年、テレビジョン受像機のような画像表示装置の大画面化が流行となっている。そのような大画面化に伴って、鑑賞者数の増加や鑑賞者の鑑賞位置の多様化が予期される。そのため、鑑賞者の人数や位置に応じた適切な画面表示を行わなければ、鑑賞者にとって見えにくい画面表示となってしまう。従って、鑑賞者位置及び人数等に応じた適切な制御、及びユーザー向けにカスタマイズされた画面表示を可能とする画像表示技術が望まれていた。
従来、画像表示領域を有効に利用する画像表示技術に関するものとしては、例えば以下のような技術が知られている(特許文献1参照)。
この技術による画像表示装置は、観察位置の方向の異なる複数の観察者に対して、1つの表示素子により異なる画像を観察することができる方向別画像表示素子と、同時に表示する方向別画像数と画像の表示方向を切り替えるための方向別画像設定回路とを備える。
このため、画面の表示領域を分割せずに、1つの表示装置によって複数の観察者がそれぞれ異なる画像を観察する多画面表示を可能としている。
また、ユーザーの個人認証を行うことによって、適切なカスタマイズを行う双方向テレビシステムとして、以下の技術が知られている(特許文献2参照)。
この技術では、双方向番組の視聴者がリモコンにて入力した応答情報にその操作をした視聴者の個人IDを付加して応答サーバに転送する。応答サーバでは、家族データベースを参照して個人IDで特定される個人の情報を取得して個人認証を行う。これにより、実際に双方向番組を視聴し、応答情報を入力した個人を認証することができる双方向テレビシステム、テレビ受信機が可能となる。
さらに、画面表示に関する技術としては、表示領域が表示画面より大きな画像データである場合の対策をする技術として、以下の技術が知られている(特許文献3参照)。
この技術では、画像が表示画面よりも大きい場合、画像を表示画面上で表示可能なサイズの複数のサブ画像に分割し、この複数のサブ画像を位置情報とともに蓄積し、この複数のサブ画像の各々を位置情報に基づいて表示画面に適宜切り替え表示する。これにより、位置情報に基づいて複数のサブ画像を順次切り替え表示しながら閲覧することにより、例えば移動電話端末の小さな表示画面において、いつでもどこでもFAX画像や電子メールに添付された大きな画像でも画像全体を簡単に閲覧することを可能としている。
特開平11−205822号公報
特開2000−115747号公報
特開2002−99481号公報
しかしながら、上記特許文献1による装置においては、1つの画像表示装置によって複数の鑑賞者がそれぞれ異なる画像を鑑賞する多画面表示を可能としているが、近年急速に進んでいる表示画面の大型化により生じる問題点が考慮されていない。
表示画面の大型化に伴う問題とは、例えば以下のようである。まず、画面全体が視野に捉えきれず、画面全体の鑑賞が困難となる。その為、ある鑑賞者の視界に入らない部分に、重要な表示が為されることが生じる。また、小画面サイズの画像表示装置での鑑賞の場合より、大画面の画像表示装置での鑑賞の場合は多人数で鑑賞する場面が多いと考えられ、そのような際に画像再生中に他人に見られたくない画像まで表示されてしまう可能性も増す。さらに、大型画面では同時に複数の情報を表示することが可能であり、複数の鑑賞者により鑑賞される場合にはそれぞれの人にとって必要な情報を同時に表示する事ができるが、その際にある観察者にとって必要な情報だけでなく当該観察者には不要な情報も表示される可能性が生じる。
また、上記特許文献2による技術では、個人認証を用いることにより、ユーザーにとってカスタマイズされた双方向テレビシステムが可能となるが、鑑賞者と表示画面との相対的位置関係による画面の見え方にまで踏み込んだカスタマイズは行っていない。
また、上記特許文献3による技術では、表示画面より大きな表示サイズとなってしまう画像データでも、小さな表示画面で自由な方向から自在に見ることができるように表示することを可能とする。しかしながら、画像表示の際にユーザー情報を加味した制御までは行っていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、大型の表示画面上に各ユーザー(鑑賞者)にとって見やすい表示を行える画像表示システム、画像再生装置及びレイアウト制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する為に、本発明の第1の態様の画像表示システムは、鑑賞者が鑑賞する画像を表示する画面を持った画像表示手段と、上記画像表示手段の画面と鑑賞者との相対的位置関係を表す鑑賞者位置情報を検出する鑑賞者検出手段と、上記鑑賞者検出手段によって検出された鑑賞者位置情報に従って上記画像表示手段の画面のレイアウト制御を行うレイアウト制御手段と、を具備することを特徴とする。
また、上記の目的を達成する為に、本発明の第2の態様の画像表示システムは、鑑賞者が鑑賞する表示画面を有する画像表示手段と、上記画像表示手段の画面と上記鑑賞者との相対的位置関係を表す鑑賞者位置情報を検出する鑑賞者検出手段と、上記鑑賞者検出手段によって検出された鑑賞者位置情報に従って、上記画像表示手段の画面の表示内容及び表示位置のうち少なくとも一方を切り換える制御手段と、を具備することを特徴とする画像表示システム。
また、上記の目的を達成する為に、本発明の第3の態様の画像表示システムは、鑑賞者の鑑賞する表示画面を有する画像表示手段と、上記画像表示手段の画面に対し所定の範囲内の鑑賞者を判定する鑑賞者判定手段と、上記鑑賞者判定手段による判定結果に基づき、上記画像表示手段の表示画面に表示する複数の画像を選択すると共に、それら選択した各画像の上記画像表示手段の表示画面上におけるレイアウトを決定する画像選択手段と、上記画像選択手段によって決定されたレイアウトに従って上記選択された画像の上記画像表示手段の表示画面への表示制御を行う表示制御手段と、を具備することを特徴とする。
また、上記の目的を達成する為に、本発明の第4の態様の画像再生装置は、画像を表示する表示画面を有する画像表示装置と接続可能である画像再生装置であって、上記画像表示装置の表示画面に対する鑑賞者の位置を検出する鑑賞者検出手段と、上記鑑賞者検出手段によって検出された鑑賞者の位置に従って上記画像表示装置の表示画面のレイアウト制御を行うレイアウト制御手段と、を具備することを特徴とする。
また、上記の目的を達成する為に、本発明の第5の態様のレイアウト制御装置は、画像を表示する表示画面を有する画像表示装置に表示する複数の画像のレイアウトを制御するレイアウト制御装置であって、上記画像表示装置の画面に対し所定の範囲内を検出範囲とする検出手段の検出結果をネットワークを介して受信し、その検出手段の検出結果に基づいて、鑑賞者の上記画像表示装置の表示画面に対する相対位置を判定する鑑賞者判定手段と、上記鑑賞者判定手段による判定結果に基づいて、上記画像表示装置の表示画面に表示する複数の画像の上記画像表示装置の表示画面上におけるレイアウトを決定して、その決定したレイアウトを示す情報をネットワークを介して送信するレイアウト制御手段と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、大型の表示画面上に各ユーザー(鑑賞者)にとって見やすい表示を行える画像表示システム、画像再生装置及びレイアウト制御装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係る画像表示システムの構成を示す。
同図は、鑑賞者2が、画像表示装置3の大画面である表示画面4を見ている状況である。ここでは、例えば鑑賞者2が、居間や食堂に設置された大画面画像表示装置3の表示画面4を見ようとしている状況を想定している。近年では、大画面画像表示装置として大画面テレビが普及しているが、この表示画面で鑑賞される画像は、テレビ番組に限らない。つまり、従来のようにテレビ画面を見ると言っても、大画面であればその一部のみにテレビ番組を表示すればよく、その他の部分には、受信した電子メールや、デジタルカメラでの撮影画像、及び個人向けの案内広告等を表示することも可能である。
また、表示画面の大画面化に伴い、鑑賞者の位置及び視野を考慮した画像表示を行う必要が生じる。例えば、映画の字幕などでは画面上の表示位置が不適切だと、鑑賞が苦痛となってしまう場合がある。従って、画像表示の制御を行うことにより、鑑賞者にとって見やすい表示位置に画像表示を行ったほうが良い。
表示画面の大画面化が進む程、こうした画面分割をはじめとする画像表示制御に関する技術が必要となってくる。本発明は上述のような状況を考慮している。
なお、図1においては、理解を容易にするために、便宜的に各構成要素を画像表示装置3の外部に設けた図としているが、同図における破線で囲まれている構成要素以外は、全て画像表示装置3に設けられているとする。しかしながら、画像表示装置3に設けるとした上述の構成要素は、その機能を画像表示装置3に接続可能な機器に有させ、該機器を上記画像表示装置3に接続することにより、その機能を担わせる構成を採っても勿論よい。
図1に示すように画像表示装置3は、鑑賞者2の像信号を検出するセンサ部6を有している。なお、センサ部6を一対の視差を有するセンサとすることで、鑑賞者2の立体画像の像信号である3D情報データを検出できるようにしても勿論よい。この場合は、鑑賞者判定手段12において、より精密な鑑賞者位置や距離の測定、及び後述する個人認証の際にも、より精密な制御が可能となる。また、画像データ回路8が画像表示装置3に設けられ、これが上記センサ部6の出力信号、例えばアナログ電気信号である鑑賞者2の像信号を、送受信しやすいデジタル画像データに変換する。このデジタル画像データに変換された鑑賞者2の像信号は、送信手段10により鑑賞者判定手段12へ送信される。
さらに、画像データ等が記録されているデータベース12aが上記鑑賞者判定手段12に併設されている。ここで、鑑賞者判定手段12により、デジタル画像データに変換された鑑賞者2の像信号とデータベース12a内に記録された画像データ等とを照合し、鑑賞者2の鑑賞位置を特定することで、鑑賞者位置情報を取得する。
さらに、送信手段10から送信されるデータとデータベース12a内のデータとの比較の際に、鑑賞者判定手段12において個人認証も行うと、更にきめ細かな制御が可能となる。なお、個人認証の際に鑑賞者2の声や指紋等を参考にして鑑賞者の特定をより正確化しても、勿論よい。但し、その場合は、個人認証に要するデータをデータベース12aに予め記録しておく必要がある。また、単純に画像表示装置3の操作部材(不図示)等で当該画像表示装置3のユーザー(鑑賞者)を選択して鑑賞者及びその位置を特定できるようにしても、勿論よい。なお、画像表示装置3に設計上の余裕があれば、個人認証機能をモニタに持たせても、勿論よい。
また、上述の方法により鑑賞者の位置等が特定されると、鑑賞者判定手段12が、鑑賞者位置情報等を送信画像選択手段14へ送信する(個人認証をも行う場合は、個人認証情報も送信する)。これを受け、送信画像選択手段14は、各鑑賞者の位置から最も見やすい画面分割構成のモニタ表示及び各鑑賞者の趣向に合わせた画像再生を行うように、各鑑賞者がアルバム14a等に記録したデータから送信画像を選択し、画像信号、該画像信号と対応する音声信号、及びユーザー(鑑賞者)に応じた画面分割方法を示す画面分割信号を配信する。ここでアルバム14aとは、データを記録するために送信画像選択手段14に接続して設けられた記憶装置である。
以下、上述の鑑賞者判定手段12、データベース12a、送信画像選択手段14及びアルバム14aとからなる部分を送信データ選択部16と称する(図1の破線部内)。一方、それら送信データ選択部16内に設けられていない(図1の破線部内でない)上述した各構成要素は、画像表示装置3に設けられる。勿論、送信データ選択部16とその他の構成要素を、画像表示装置3に接続可能な1つの筐体内に内蔵させて、画像再生装置として提供してもよいし、テレビの放送局等が送信データ選択部16の機能を有してもよい。また、インターネットによって接続された基地局等が送信データ選択部16の機能を有しても勿論よい(この場合、送信データ選択部16は、センサ部6の検出結果をインターネットを介して受信し、その検出結果に基づいて、鑑賞者の表示画面4に対する相対位置を判定し、その判定結果に基づいて表示画面上におけるレイアウトを決定し、その決定したレイアウトを示す情報をインターネットを介して送信するレイアウト制御装置として、基地局等に構成される)。
以下、インターネットによって接続された基地局等が送信データ選択部16の機能を有している場合を例に説明する。なお、この場合、送信手段10は、インターネットを介して送信データ選択部(基地局)16にデータを送信することとなる。また、テレビの放送局等が送信データ選択部16の機能を有した場合も、インターネットを介してのデータ送信が可能である。
また、受信手段18が、上記送信画像選択手段14により選択された送信画像を受信するために、画像表示装置3に設けられている。つまり、上述のように送信画像が選択された後、送信データ選択部16内の送信画像選択手段14から、その送信画像の画像信号(及び該画像信号と対応する音声信号)と、ユーザー(鑑賞者)に応じた画面分割方法を示す画面分割信号とが配信され、これらの信号を受信手段18が受信する。このように受信手段18に到った画像信号(及び音声信号)は画像加工手段20に送られ、また、画面分割信号は画像表示制御手段22に送られる。ここで、画像表示制御手段22は、送信データ選択部16からの画面分割信号を基に、画像加工手段20による画像加工を制御する。このようにして、送信データ選択部16から送信されたデータに従い、画像表示制御手段22により制御される画像加工手段20によって、画像信号はユーザーに対応した表示形態に加工され、(音声信号と共に)再生手段24へ送られて、該再生手段24によって上記表示画面4に再生される(また、図示しないスピーカで音声信号が再生される)。
また、上記画像加工手段20には、メモリ26が接続して設けられている。表示画像としては送信画像選択手段14から配信された画像のみでなく、鑑賞者2がデジタルカメラやカメラ付き携帯電話等で撮影し、画像表示装置3に接続された機器(例えば、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話)内に収められたメモリ26に記録された画像も同時に再生するようにしても、もちろんよい。また、上述のように機器内に収められたメモリでなく、機器から取り外し可能なメモリに関しては、画像表示装置3にメモリ専用の接続スロットを設けることにより、メモリ単体でも画像表示装置3に接続できるように構成しても勿論よい。
また、デジタルカメラ等で撮影してメモリ26に格納した画像は、不図示のリモートコントローラや当該機器(例えば、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話)に設けられた操作部材(不図示)類の操作指示により、または、時間等で自動的に、順次入れかえ表示するようにする。
いずれにせよ、表示画面4上での画面や字幕などの表示方法を切り換える制御を行う画像表示制御手段22の制御により画像加工を行う画像加工手段20と、表示画面4を制御するドライバとしての再生手段24は、本画像表示システム内に構成される。
以下、本実施形態に係る画像表示システムの動作手順を図2のフローチャートを用いて説明する。
まず、S1において、センサ部6が鑑賞者2の像信号(後の鑑賞者位置情報の取得及び鑑賞者の個人認証に要する)を検出する。更に、センサ部6の取得した鑑賞者2の像(アナログ電気信号)を画像データ回路8がデジタル画像データに変換する。
次に、S2において、S1により得られたデジタル画像データを、送信手段10が送信データ選択部(基地局)16内の鑑賞者判定手段12へ送信する(3D情報データや音声データ等を併用するために送信してもよい)。送信データ選択部(基地局)16内では以下のようにして、鑑賞者2と表示画面4との相対的位置を表す鑑賞者位置情報及び鑑賞者2の個人認証データを割り出す。
まず、鑑賞者判定手段12が、送信手段10から送信されてきたデジタル画像データから鑑賞者位置情報を割り出し、更に上記デジタル画像データとデータベース12aに格納されているデータとの比較により、個人認証も行う(なお、この際に、上述の3D情報データ、または音声情報データを用いて、個人認証の精度をより向上させても勿論よい。)。このようにして取得した鑑賞者2の鑑賞者位置情報及び鑑賞者2の個人認証データは、送信画像選択手段14へ送信される。送信画像選択手段14では、これらの情報を基に鑑賞者の位置及び各鑑賞者の好み(例えば、後述の、ユーザー設定プロセスにより設定する。)に応じて、画面分割方法及び送信画像を選択し、画像信号、該画像信号と対応する音声信号、及びユーザーに応じた画面分割方法を示す画面分割信号を、送信データ選択部(基地局)16からインターネットを介して画像表示装置3に設けられている受信手段18へ送信する。
S3において、これらの送信されたデータを受信手段18が取得する。続くS4にて、取得された鑑賞者位置情報や個人認証データに基づいた画面分割方法に基づく画面分割信号に従った画像表示制御手段22の制御により、画像加工手段20が画像信号に対しユーザーに対応した加工を施し、再生手段24により表示画面4に表示させる。
画面分割の例としては、二分割する場合は、表示画面4に第1の画像(例えば送信データ選択部16により配信された画像)及び第2の画像(例えばメモリ9内の画像データ)を表示する(S5,6)。なお、この場合の画面分割は、後述のユーザー設定プロセスにより、ユーザーの好みに分割可能である。また、画像表示制御手段22が、画像加工手段20を制御することにより、画面分割及び画像加工を行う。その結果、鑑賞者2用に最適化された分割画像が、S7において再生手段24により表示画面4上に表示される。
S7にて為される表示画面4上の画像表示は、鑑賞者2が操作部材(不図示)等により終了操作をした場合(S8におけるY分岐)、及びS9でセンサ部6により検出されて画像データ回路8によりデジタル画像データ化された鑑賞者2の像信号が、S10でその変化が大きいと判定された場合(S10におけるY分岐)以外は継続される。一方、S8において、Y分岐した場合は、本画像再生システムは画像再生を終了する。また、S10でY分岐した場合はS2へ戻り、再び送信データ選択部16による送信画像選択ステップからやり直す。
また、S1やS9の鑑賞者の像信号検出ステップにおいて、複数の人が検出された際には、どの人の認証結果を用いるかを決定しなければならない。このような場合には例えば、最初に表示画面4の操作をした人を優先したり、表示画面4に対して最も正面に近い人を優先したりと、様々な制御が可能である。なお、単純に検出人数によってのみで画面を切り換えても勿論良い。
図3は、上述のシステムによる画像表示例を示した図である。以下、図3を用いて画像表示例を説明する。
図3(a)は、鑑賞者が、例えばその家の父親である時の画像表示例を示した図である。なお、同図に示すように、座席位置32a,32b,32cを定め、ダイニングルームにおける鑑賞者(父親)の座席位置32bが、テーブルの右側であるとする。送信データ選択部16は、このような座席位置32bに鑑賞者が居る場合、表示画面4を5つの画像表示部に分割し、それぞれに以下のような表示を行うよう、例えば詳細は後述するようにして設定されている。即ち、表示画面4中で最も大きい面積を占める主画面を画像表示部30aとして例えば音楽会のライブ中継放送を表示し、その下側にある横長の画像表示部を画像表示部30bとして上記画像表示部30aの映像の解説を表示する。また、上記画像表示部30a,30bの右側にある縦長の画像表示部は、座席位置32bからはやや見えづらく、主画面の表示には適さないと画像表示部である。そこで、ここは副画面として画像表示部28a,28b,28cに分割して旅行先で撮影した画像(例えばメモリ26内の画像)を表示し、主画面がコマーシャル等で鑑賞者が主画面から目を離した時に鑑賞できるようにする。なお、この場合は送信データ選択部16の機能はテレビの放送局が有している構成となる。
また、テーブル左部の座席位置32cに鑑賞者(例えば、その家の娘)が位置した場合を考える。この場合は、例えば図3(b)に示すように4つの画像表示部に画面分割を行う。つまり、最も大きい面積を占める主画面である画像表示部を画像表示部36aとし、その右側にある縦長の画像表示部を副画面として画像表示部36bとする。また、画像表示部36a,36bの下側にある画像表示部を副画面として画像表示部34a,36cに分割する。
ここでは、例えば画像表示部34aにはその人が最近撮ってもらったポートレート写真を表示する(これは、メモリ26内のデータでもよいし、送信データ選択部(基地局)16が有するアルバム14aに携帯電話などで入力したデータでもよい)。また、電子メールの受信結果を画像表示部36cに表示するなどして(この場合は、例えば基地局6のメモリに記録されたものである。)、表示画面4を電子メールの受信表示画面として重視する形でレイアウトしてもよい。その際でも、大画面を占める画像表示部36aには例えばいつも見ているトレンディドラマを、画像表示部36bにはその字幕を再生表示するようにしてもよい。なお、画像表示部36cには電子メールがない時には、個人当て広告等を表示しても良い。このように鑑賞者の位置(及び個人認証結果)によって分割方法を切り替える画像表示は、上述の図2で示したフローチャートに従った動作制御により可能となる。
ここで、画面分割のユーザー設定プロセスを、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ユーザーはS21にて名前を操作部材(不図示)により入力し、S22においてユーザー画像データ(例えば、声や指紋のデータでもよい)を入力して、画面分割のレイアウトをS23で選択する。このS23のステップは、いくつかの画面分割パターンから選択しても良いし、スイッチ操作部材(不図示)類の操作によりユーザーが任意に画面分割できるようにしてもよい。上記のプロセスから得られた結果をS24でデータベース12aに登録すると、以降再びこのプロセスを踏まずにユーザー好みの画面分割を得られる。
なお、上記のプロセスから得られた結果を登録するのは、データベース12aに限らず、画像再生装置に設けられた記録手段(不図示)に記録しても勿論よい。例えば上述のように、図4のフローチャートの各ステップを実行することで、図3及び図9に示すような好きな画面分割で必要な人が必要な多くの情報を一度に見ることができるモニタが提供できる。
図5は、図4のフローチャートにおけるS23の詳細を表すフローチャートである。
まず、S30にてユーザーが好みの画像分割のレイアウトを選択する。なおここでは、通常図6のように画面分割レイアウト例が表示画面4に並んで示され、ユーザーがその表示例の中から選ぶ方法を採る。その後、S31〜S37において操作部材(不図示)の操作により、それぞれの画像表示部に、TV画面、字幕表示位置、写真画面、メール画面、メール添付画像画面、広告画面、予定表(カレンダー)画面を対応させる。この一連の設定後に、S38にてユーザー名を入力し、続くS39において登録を行う。なお、S38及びS39は、ユーザーの新規登録ではない場合は省略してもよい。
図7は、鑑賞者が複数いる場合に人数を考慮して、その表示形態を切り換える場合のフローチャートを示す。図7のフローチャートは、ユーザーがあらかじめ、上述の図4及び図5のフローチャートに従った画面分割のユーザー設定プロセスを実行していることを前提としている。
なお、図7のフローチャートは、図2のフローチャートのプロセスを踏んだ上で行う動作制御を示すフローチャートである。また、図7のフローチャートにおけるS40〜S41は、図2のフローチャートにおけるS1〜S3に対応し、S1〜S3の動作制御に加えて付加的に行う動作制御であると言える。
したがって、図2のフローチャートにおけるS1〜S3の動作は、図7のフローチャートにおけるS40〜S41においても当然に行われるので、S1〜S3における動作はここでは一部省略して簡略化した説明を行う。
まずS40にて、ユーザー(鑑賞者)の像信号(アナログ電気信号)が、センサ部6で検出され、更に画像データ回路でデジタル画像データに変換され、送信手段10により送信データ選択部16内の鑑賞者判定手段12に送られる。上述のように取得した鑑賞者のデジタル画像データから、鑑賞者判定手段12が鑑賞者の人数を判断する。
続いてS41にて、鑑賞者判定手段12がユーザーが複数か否かを判定する。なお、判定後はその結果を送信画像選択手段14へ送り、それに基づき送信画像選択手段14により選択された送信画像を受信手段18へ送信する。もし、ユーザーが複数の場合はS42へY分岐する。また、ユーザーが一人の場合はS50へN分岐する。
S42へ分岐した場合は、複数の人が大型の表示画面4を見ている場合である。ここでは、例えば家族で鑑賞する場合の画面表示例を図9(a)に示す。同図に示すように、表示画面4を主画面である画像表示部40aと、画像表示部の上側にある横長の画像表示部38aと、画像表示部40aの下側にある横長の画像表示部38bとに画面分割を行う。なお、図8に示すように座席位置32b,32cの両鑑賞者が居る場合、同図に示す画像表示部40b及び40cは、両鑑賞者から見やすい画像表示部であるとは言えないので用いない。
ここでは、S42にて家族でとった写真を画像表示部38aに表示する。これらの写真は、順次切り換えたり、コマーシャルの時だけ表示されたりするような工夫で制御してもよい。続くS43にて家族の予定のカレンダー等を画像表示部38bに表示する。これにより、家族全員の重要な予定が見逃されることなく把握される。続くS44,S45にて、主画面である画像表示部40aをテレビ番組再生表示として用いる。なお、S42〜S45にて行われる画像表示は、送信データ選択部16からの送信画像に基づき、画像表示制御手段22の制御により、画像加工手段20及び再生手段24が行う。上述のように画像表示することによって、座席位置32b,32cに居る鑑賞者が共に楽しめる画面配分とすることができる。
またS41においてS50へN分岐した場合では、ユーザーは所定の個人一人と判断された場合であるので、主画面である画像表示部40a以外の画像表示部には、S50にてプライベート画像の表示を行うようにしてもよい。ここで用いる画像は、例えば電子メールに添付されてきた画像や、本人がデジタルカメラで撮影した画像であってもよい。
続く、S51にてメールチェックを行うことができる。もし、受信メールが有る場合にはS52をY分岐してS53に進み、受信メールが無い場合にはS52をN分岐してS57へ進む。なお、上述したように図2のフローチャートにおけるS1〜S3の動作は、本フローチャートにおけるS40〜S41で行われている。つまり、鑑賞者の個人認証は行われているので、プライベート画像の表示も問題なく行われる。また、上述した図3(a)では鑑賞者(父親)は1人での鑑賞にも関わらず、メール表示をせずに家族写真の表示をしたが、操作部材(不図示)での操作により、1人での鑑賞であっても、複数人での鑑賞の場合と同じ画像表示をすることは可能となる。
一方、S52をS53にY分岐した場合は、更に添付画像が有るか否かの判断をし、添付画像が有る場合には、S53にてY分岐してS55へ進み、S55にてメールとその添付画像を表示画面4に表示する。
また、S52でN分岐した場合はS57へ進み、S50におけるプライベート画像表示のままで、S58にて受信メールが無い旨を表示する。
ここでは、図8における座席位置32cの位置に鑑賞者がいる事が判定されているので、更に個人認証結果に基づいて、まず、見やすい位置に個人認証結果に応じたメール表示を行う仕様としている。
また、S55における画像表示とS58における画像表示とでは、画像表示の際の画面分割の仕方が異なるので、一方を画像表示A、他方を画像表示Bで表現した。
例えば、受信メールに画像が添付されている場合に、添付画像を大きく表示し、文字も大きく表示して添付画像の内容を分かりやすくしたのが、図9(b)のような分割表示である。この場合、画像表示部42aはTV画面として使用し、広告を表示する画像表示部42cを縮小し、メール本文の画像表示部44bと添付画像の画像表示部44aを大きめに表示する(S55の画像表示Aに相当)。
また、受信メールに添付画像が無い場合には、例えば図9(c)のような画面分割を行う。この場合、テレビ画面としての画像表示部46aは同図に示すようにやや大きめに取り、受信メールの画像表示部46bは、画像表示部46aの次の大きさを取り、広告表示の画像表示部46cや46d及びプライベート画像の画像表示部48aは小さめに表示した。
なお、プライベート画像については、図9(d)に示す様に画像表示の開始時(S50時)にまず大きく表示し、その後図9(c)で示す本来の画面分割に戻してもよい。このようにプライベート画像を再生すると、画面表示がプライベートモード(プライベート画像を表示するモード)に切り替わった事を、ユーザーが認識しやすくなる。
なお、ユーザーの操作部材(不図示)操作を画像表示制御手段22が判定して、分割表示のうち見たい画面を図9(d)のように拡大表示できるように構成してもよい。
以上説明したように、本発明の第1実施形態によれば、ユーザーの鑑賞位置に対応した画像表示を行う為、鑑賞位置に関わらず、ユーザーにとって最も見やすく、死角のない画像表示を行える。さらに、ユーザーを個人認証することにより、ユーザーの必要とする画像表示のみを行い、大画面を効率よく利用できる画像表示システム、画像表示装置及びレイアウト制御装置が実現する。
さらに、受信メールも表示できる為、メールをチェックするために何度もパソコンや携帯電話の画面を確認したりする必要も無くなる。また、デジタルカメラ等で撮影した写真を見る為にコンピューターを立ち上げる手間も省ける。つまり、テレビ番組を楽しむと同時に、様々な情報をユーザーにとって最も見やすい表示画面の位置から入手することができる。また、鑑賞者の位置及び人数に従い画面分割を制御することにより、ユーザーの位置を考慮して見やすい位置に画像表示制御を行っている。
また、ユーザーの好きな画面分割レイアウトとそれに当てはめた表示画像で、同時に種々の情報を楽しめるモニタを使いこなすことも可能となる。また、センサ部6を利用することにより、1人で鑑賞中にはプライベート画像を再生し、センサ部6が他人を検知した時、つまり鑑賞者が複数になった時には、プライベート画像の再生を中止するといったかたちでプライベート画像を鑑賞することが可能である。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る画像表示システムについて説明する。なお、第1実施形態に係る画像表示システムと同様の構成部分については、図示及び説明は省略する。なお、上述の第1実施形態における場合と同様に、本実施形態からも画像再生装置及びレイアウト制御装置の構成が抽出される。以下、図面を用いて本実施形態に係る画像表示システムについて説明する。
次に、本発明の第2実施形態に係る画像表示システムについて説明する。なお、第1実施形態に係る画像表示システムと同様の構成部分については、図示及び説明は省略する。なお、上述の第1実施形態における場合と同様に、本実施形態からも画像再生装置及びレイアウト制御装置の構成が抽出される。以下、図面を用いて本実施形態に係る画像表示システムについて説明する。
ここで、図10(a)のように、座席位置32b,32cが図に示すようにテーブルを挟んで向かい合って位置し、両座席位置についている鑑賞者が表示画面4を見る場合と、図10(b)のように一人の鑑賞者が座席位置32aで表示画面4を見る場合とでは、それぞれ鑑賞者の視野が異なる。つまり、鑑賞者が複数いる場合は、各鑑賞者が表示画面を見やすいように切り換えたほうがよい。
例えば、図11のように座席位置32bの鑑賞者にとっては、表示画面4の全域を見るのは困難であり、画面部4a,4bは見やすく、画面部4cの位置は死角となり、ここに、例えばドラマの重要人物、映画の字幕等が表示されると、首を大きく曲げる必要があり、長い鑑賞時中に痺れてしまう。
一方、図10(a)のように、座席位置32b,32cにそれぞれ鑑賞者が居る場合には、二人の鑑賞者の内どちらかの死角となる所にはメインとなる画面を表示しないようにしなければならない。この時の実際の表示画面は、図12(a)に示すようになる。同図から分かるように、両鑑賞者から見える画面部4aにはメインとなる画面を縮小表示し、座席位置32bの位置の人には、画面部4bの位置に字幕を、座席位置32cの位置の人には画面部4cの位置に字幕を出すようにする。
どの座席位置に鑑賞者が居るかの検出には、テーブル上においたセンサ部6を用いる。このセンサ部6は、全方位を検出する魚眼レンズ付きのイメージセンサのようなもので実現できる。なお、モニタとしては大型LCDディスプレイやプラズマディスプレイのみならず、センサ部6を有するプロジェクタ52によって、スクリーン54に画像を投射するようにしても、もちろんよい(図10(c)参照)。
上記のような、制御をするために図1における送信データ選択部16及び画像表示制御手段22が図13のようなフローチャートによる制御を行うようにする。つまり、S60においてセンサによるユーザーの位置を判定する(なお、ここでは説明を単純化するために、ユーザー認証を含め、第1実施形態に係る画像再生システムと同様の構成、動作及び機能については、必要な場合を除きその説明を省略する。)。
続くS61,S62,S63,S64において、図10の座席位置32a,32b,32cの何れの位置に鑑賞者が居るかを判定、分岐していく。
まず、座席位置32aのみに鑑賞者が居る場合、S61においてY分岐してS70へ進む。図10(b)のような状況であると判定されると、Y分岐してS70に進み、全画面表示が表示画面4に表示される。さらに、S71へ進んで字幕も表示する。この時、実際の表示画面としては図12(c)のように、表示画面4を全領域使用して画像表示を行い、字幕は表示画面4の下部(画面部4d)に表示する。
一方、S61においてN分岐してS62へ進むと、鑑賞者が座席位置32bに居るかどうかを判定する。居ると判定した場合はY分岐して、S64へ進む。更にS64において座席位置32cにも鑑賞者が居るかどうかを判定し、居ると判定されるとS64をY分岐してS74へ進み、画面部4aにメイン画像を、画面部4b,4cに字幕を表示する。この時の実際の表示画面は、図12(a)のようになる。同図から分かるように、座席位置32b,32cにいる両鑑賞者にとって死角にならない画面部4aにメイン画面を縮小表示し、図12(a)のように画面両サイドの画面部4b,4cに同じ字幕を表示させる。これにより、座席位置32b,32cについている両鑑賞者が、それぞれ最も見やすい位置に字幕が表示されることとなる。
一方、S64においてN分岐する(座席位置32bのみに鑑賞者が居る)場合は、S64をN分岐し、S73へ進む。図12(b)のように、画面部4aと画面部4bの部分を合わせた所に図12(b)のようにメイン画面を表示し、字幕は画面部4cに表示する。画面部4cは座席位置32bにいる鑑賞者の死角となるので画像表示を行わない。これにより、画素の明るさ制御にエネルギーを要する表示装置の場合は、省エネ効果も期待できる。
また、座席位置32a,32b共に鑑賞者がおらず、座席位置32cにのみ鑑賞者がいる場合には、S63においてY分岐してS75へ進む。この時の実際の表示画面は、座席位置32bにのみ鑑賞者が居る場合と逆で、画面部4aにメイン画面を、画面部4cに字幕を表示し、鑑賞者の死角となる画面部4bには表示を行わない。これにより、S73における表示(図12(b))の時と同様に、画素の明るさ制御にエネルギーを要する表示装置の場合は、省エネ効果も期待できる。
また、S61,S62,S63全てNに分岐して進んでいった場合、S76,S77にて、図12(c)のような画面表示を行う。この画面表示は、センサ部6の検出範囲では検出できない程遠くに鑑賞者が居ると判定したことによる。よって、できるだけ大きく表示して、遠くからもよく見えるようにした表示である。
以上説明したように、本発明の第2実施形態によれば、鑑賞者の位置から各鑑賞者の死角を考慮し、不要な表示は行わずに必要な表示はなるべく大きく迫力をもって表示するようにし、大画面を無駄なく利用できる画像表示システム、画像再生装置及びレイアウト制御装置を提供することができる。
また、二人の鑑賞者がいる場合には、それぞれの鑑賞者の死角となる画面部分を考慮して字幕表示を行う為、どの座席位置の鑑賞者にとっても、体に負担をかけない姿勢を保ったままで、見やすい画面及び字幕表示を実現した。なお、字幕表示に限らず、電子メールやコマーシャルなど様々なインフォメーションを表示する場合でも、もちろん同様の画面表示を用いることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態以外にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能なことは勿論である。例えば、上述のセンサ部6を赤外線や超音波を検知するセンサとし、これらによって鑑賞者2とモニタとの相対的位置関係や人数を検出しても、勿論よい。
2…鑑賞者、 3…画像表示装置、 4…表示画面、 4a,4b,4c…画面部、 6…センサ部、 8…画像データ回路、 10…送信手段、 12…鑑賞者判定手段、 12a…データベース、 14…送信画像選択手段、 14a…アルバム、 16…送信データ選択部、 18…受信手段、 20…画像加工手段、 22…画像表示制御手段、 24…再生手段、 26…メモリ、 28a,28b…画像表示部、 30a,30b…画像表示部、 32a,32b,32c…座席位置、 34a…画像表示部、 36a,36b,36c…画像表示部、 36a,36b,36c…画像表示部、 38a,38b…画像表示部、 40a,40b…画像表示部、 42a,42c…画像表示部、 44a,44b…画像表示部、 46a,46b,46c…画像表示部、 48a…画像表示部、 52…プロジェクタ、 54…スクリーン。
Claims (14)
- 鑑賞者が鑑賞する画像を表示する画面を持った画像表示手段と、
上記画像表示手段の画面と鑑賞者との相対的位置関係を表す鑑賞者位置情報を検出する鑑賞者検出手段と、
上記鑑賞者検出手段によって検出された鑑賞者位置情報に従って上記画像表示手段の画面のレイアウト制御を行うレイアウト制御手段と、
を具備することを特徴とする画像表示システム。 - 上記レイアウト制御手段は、上記鑑賞者位置情報に従って、上記画像表示手段の画面に表示される表示画像の表示位置及び大きさの少なくとも一方を切り換えることを特徴とする請求項1に記載の画像表示システム。
- 上記レイアウト制御手段は、上記鑑賞者位置情報に従って上記画像表示手段の画面に表示される表示画像の画面占有の割合を切り換えることを特徴とする請求項1に記載の画像表示システム。
- 上記鑑賞者検出手段は、上記鑑賞者の人数を表す鑑賞者人数情報を更に検出し、
上記レイアウト制御手段は、上記画像表示手段の画面のレイアウト制御を行う場合に、更に上記鑑賞者人数情報に従うことを特徴とする請求項1に記載の画像表示システム。 - 上記レイアウト制御手段は、上記鑑賞者位置情報及び上記鑑賞者人数情報に従って、上記画像表示手段の画面に表示される表示画像の表示位置及び大きさの少なくとも一方を切り換えることを特徴とする請求項4に記載の画像表示システム。
- 上記レイアウト制御手段は、上記鑑賞者位置情報及び上記鑑賞者人数情報に従って、上記画像表示手段の画面に表示される表示画像の画面占有の割合を切り換えることを特徴とする請求項4に記載の画像表示システム。
- 鑑賞者が鑑賞する表示画面を有する画像表示手段と、
上記画像表示手段の画面と上記鑑賞者との相対的位置関係を表す鑑賞者位置情報を検出する鑑賞者検出手段と、
上記鑑賞者検出手段によって検出された鑑賞者位置情報に従って、上記画像表示手段の画面の表示内容及び表示位置のうち少なくとも一方を切り換える制御手段と、
を具備することを特徴とする画像表示システム。 - 鑑賞者の鑑賞する表示画面を有する画像表示手段と、
上記画像表示手段の画面に対し所定の範囲内の鑑賞者を判定する鑑賞者判定手段と、
上記鑑賞者判定手段による判定結果に基づき、上記画像表示手段の表示画面に表示する複数の画像を選択すると共に、それら選択した各画像の上記画像表示手段の表示画面上におけるレイアウトを決定する画像選択手段と、
上記画像選択手段によって決定されたレイアウトに従って上記選択された画像の上記画像表示手段の表示画面への表示制御を行う表示制御手段と、
を具備することを特徴とする画像表示システム。 - 上記表示制御手段は、上記鑑賞者判定手段で判定された上記鑑賞者の位置及び人数に関する情報に従って、上記画像表示手段の表示画面に表示される上記選択された画像の表示位置及び大きさの少なくとも一方を切り換えることを特徴とする請求項8に記載の画像表示システム。
- 上記表示制御手段は、上記鑑賞者の位置及び人数に従って、上記選択された画像の上記画像表示手段の表示画面における画面占有の割合を切り換えることを特徴とする請求項8に記載の画像表示システム。
- 上記鑑賞者判定手段及び上記画像選択手段は、上記画像表示手段、上記検出手段、及び上記表示制御手段に対して遠隔地に配された基地局内に設けられ、
上記検出手段は、上記基地局の上記鑑賞者判定手段へネットワークを介して上記検出結果を送信する送信手段を有し、
上記表示制御手段は、上記基地局の上記画像選択手段からネットワークを介して上記選択された画像を受信する受信手段を有することを特徴とする請求項8に記載の画像表示システム。 - 画像を表示する表示画面を有する画像表示装置と接続可能である画像再生装置であって、
上記画像表示装置の表示画面に対する鑑賞者の位置を検出する鑑賞者検出手段と、
上記鑑賞者検出手段によって検出された鑑賞者の位置に従って上記画像表示装置の表示画面のレイアウト制御を行うレイアウト制御手段と、
を具備することを特徴とする画像再生装置。 - 上記鑑賞者を特定するための鑑賞者認証手段を更に具備し、
上記レイアウト制御手段は、上記鑑賞者認証手段による鑑賞者の特定結果に基づいて、上記画像表示装置の表示画面に表示する画像の選択を行い、その選択した画像のレイアウト制御を上記鑑賞者検出手段によって検出された鑑賞者位置情報に従って行うことを特徴とする請求項12に記載の画像再生装置。 - 画像を表示する表示画面を有する画像表示装置に表示する複数の画像のレイアウトを制御するレイアウト制御装置であって、
上記画像表示装置の画面に対し所定の範囲内を検出範囲とする検出手段の検出結果をネットワークを介して受信し、その検出手段の検出結果に基づいて、鑑賞者の上記画像表示装置の表示画面に対する相対位置を判定する鑑賞者判定手段と、
上記鑑賞者判定手段による判定結果に基づいて、上記画像表示装置の表示画面に表示する複数の画像の上記画像表示装置の表示画面上におけるレイアウトを決定して、その決定したレイアウトを示す情報をネットワークを介して送信するレイアウト制御手段と、
を具備することを特徴とするレイアウト制御装置。
Priority Applications (1)
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- 2004-09-15 JP JP2004268417A patent/JP2006086717A/ja not_active Withdrawn
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