JP2006293194A - 表示切替装置および表示切替方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが面倒な操作を行うことなく、状況に応じてデュアルビューとシングルビューとを適切に切り替えることが可能な「表示切替装置および表示切替方法」を提供する。
【解決手段】 デュアルビューディスプレイ1の観者が複数人であるか否かを検出するためにセンサ4を設け、センターユニット3内のコントローラ14が、観者が複数人であるときにはデュアルビューディスプレイ1をデュアルビュー状態に切り替え、観者が一人であるときにはシングルビュー状態に切り替えるように制御することにより、デュアルビューディスプレイ1を観る人の人数に応じてデュアルビュー状態とシングルビュー状態とが自動的に切り替えられるようにし、ユーザが面倒な操作を行わなくても、状況に応じてデュアルビュー状態とシングルビュー状態とを自動的に切り替えることができるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は表示切替装置および表示切替方法に関し、特に、1つの表示画面において観察する方向により異なる映像を観ることができるように成された、いわゆるデュアルビューディスプレイの表示切替技術に関するものである。
従来、1つの表示画面において観察する方向により異なる映像を観ることができるように成されたデュアルビューディスプレイが提供されている。図5は、デュアルビューディスプレイの原理を説明するための図である。図5に示すように、デュアルビューディスプレイは、スイッチ液晶101とTFT(Thin Film Transistor)液晶102との組み合わせにより構成されている。
スイッチ液晶101には、光学的な視差バリア103が等しい間隔を空けて複数設けられている。視差バリア103は、光(液晶のバックライト)の進行方向を制御し、左右の観察位置106,107に異なる光が届くように光を分離している。また、TFT液晶102では、交互に配置された左用画素104と右用画素105とにそれぞれ左用画像と右用画像とを交互に表示している。
視差バリア103を通過して左用画素104を通った光は左の観察位置107に届き、視差バリア103を通過して右用画素105を通った光は右の観察位置106に届く。これにより、1つのTFT液晶102の表示画面上において、観察する方向により異なる映像を観ることができる。このような原理は、例えば特許文献1にも開示されている。
特開2004−139054号公報
また、視差バリア103は電気的にON/OFFを制御できるようになっている。視差バリア103をONとし、TFT液晶102に表示する画像を左用画素と右用画素とで区別することにより、上述のように観察する方向により異なる映像を表示することができる(以下、この状態をデュアルビューと言う)。例えば、デュアルビューディスプレイを車載用表示装置として使用した場合、運転者側にはナビゲーション情報を表示し、運転者以外の同乗者にはテレビの映像を表示することが可能となる。
一方、視差バリア103を電気的にOFFにして光の分離をなくし、TFT液晶102の全体に1つの画像を表示する(左用画素と右用画素とを区別せず、全ての画素に同じ画像を表示する)ことにより、どの方向から見ても同じ映像が見えるようにすることもできる(以下、この状態をシングルビューと言う)。
しかしながら、デュアルビューの状態では、シングルビューの状態に比べて、表示される映像の解像度が半分に落ちてしまう。また、視野角も狭くなってしまう。したがって、一人で映像を観る場合にデュアルビューディスプレイをデュアルビュー状態にしておくのは好ましくない。ところが、従来はデュアルビューとシングルビューとの切り替えはユーザがスイッチ等を操作して行う必要があり、それが面倒であるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ユーザが面倒な操作を行うことなく、状況に応じてデュアルビューとシングルビューとを適切に切り替えることができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、表示装置の観者が複数人であるか否かを検出するセンサ手段を設け、観者が複数人であるときには表示装置を第1の状態(観察する方向により異なる映像が見える状態)に切り替え、観者が一人であるときには表示装置を第2の状態(観察する方向によらず同じ映像が見える状態)に切り替えるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、表示装置を観察する人の人数に応じて第1の状態と第2の状態とが自動的に切り替えられることとなり、ユーザが面倒な操作を行わなくても、状況に応じて第1の状態と第2の状態とを適切に切り替えることができる。これにより、表示装置の性能を状況に応じてフルに発揮させることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態による表示切替装置を実施した車載システムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の車載システムは、デュアルビューディスプレイ1(特許請求の範囲の表示装置に相当)、スピーカ2、センターユニット3、センサ4(特許請求の範囲のセンサ手段に相当)、テレビチューナ5、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ6、ナビゲーション装置7を備えて構成されている。
テレビチューナ5は、テレビ放送を受信するためのものであり、例えば、アンテナより入力された高周波テレビ信号を、希望受信周波数に応じて制御された局部発振周波数の信号と混合することにより、中間周波数信号を生成してセンターユニット3に出力する。DVDプレーヤ6は、DVDに記録されている音声や映像を再生してセンターユニット3に出力する。ナビゲーション装置7は、車両の走行案内を行うためのものであり、自立航法センサやGPS(Global Positioning System)受信機などを用いて車両の現在位置を検出し、その近傍の地図データをDVD等の記録媒体から読み出して、自車位置マークやランドマーク等と共にナビゲーション情報としてセンターユニット3に出力する。
スピーカ2は、テレビチューナ5により受信されたテレビ音声、DVDプレーヤ6により再生されたDVD音声、ナビゲーション装置7により生成された案内音声などを出力するものである。デュアルビューディスプレイ1は、テレビチューナ5により受信されたテレビ映像、DVDプレーヤ6により再生されたDVD映像、ナビゲーション装置7により生成されたナビゲーション画像などを表示するものである。このDVDプレーヤ6は、例えば図5と同様にスイッチ液晶101とTFT液晶102との組み合わせにより構成されている。
すなわち、本実施形態のデュアルビューディスプレイ1は、スイッチ液晶101の視差バリア103を電気的にONにするとともに、TFT液晶102の左用画素104と右用画素105とに異なる映像を出力することによって、1つの表示画面において観察する方向により異なる映像を表示する。これがデュアルビュー状態(特許請求の範囲における第1の状態に相当)である。
また、デュアルビューディスプレイ1は、スイッチ液晶101の視差バリア103を電気的にOFFにするとともに、TFT液晶102の左用画素104と右用画素105とを区別せずに同じ映像を出力することによって、1つの表示画面において観察する方向によらず同じ映像を表示する。これがシングルビュー状態(特許請求の範囲における第2の状態に相当)である。本実施形態のデュアルビューディスプレイ1は、このデュアルビューとシングルビューとを適宜切り替えることができるように成されている。
センターユニット3は、デュアルビューディスプレイ1、スピーカ2、テレビチューナ5、DVDプレーヤ6、ナビゲーション装置7と電気的に接続されており、これらの動作を制御する。例えば、テレビチューナ5、DVDプレーヤ6、ナビゲーション装置7の何れかより信号を入力し、その入力信号に対して内部で所定の処理を行った後、映像をデュアルビューディスプレイ1に、音声をスピーカ2に出力する。
また、センターユニット3は、センサ4による検出結果に応じて、デュアルビューディスプレイ1のデュアルビューとシングルビューとを切り替える制御も行う。センサ4は、デュアルビューディスプレイ1の観者が複数人であるか否かを検出するためのものである。例えば、車両の運転席と助手席とに埋め込んだ圧力センサ等によってセンサ4を構成し、運転者や同乗者が座ったか否かを検出できるようにしておく。運転席と助手席の両方の圧力センサから検出信号が出力されたときにはデュアルビューディスプレイ1の観者が複数人であり、運転席と助手席のどちらか一方(通常は運転席のみ)の圧力センサから検出信号が出力されたときにはデュアルビューディスプレイ1の観者が一人であることが分かる。
なお、運転席と助手席に埋め込むセンサは圧力センサに限定されるものではない。例えば、重量センサや加速度センサなど他のセンサであっても良い。また、センサ4は、運転席と助手席に埋め込む形式のセンサでなくても良い。例えば、運転席と助手席に向かって赤外線を発し、その反射波をみることによって人の存在を検出するような赤外線センサなどを車両内の所定の場所に設置するようにしても良い。要は、運転席と助手席に人が座っているか否かを検出できれば良く、ここに例示した以外の方法を適用することも可能である。
上記のように構成したセンターユニット3の一部機能とセンサ4とによって本実施形態の表示切替装置10が構成される。
図2は、センターユニット3の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態のセンターユニット3は、ソースセレクタ11、音声処理部12、映像処理部13、コントローラ14(特許請求の範囲の切替制御手段を含む)を備えている。ソースセレクタ11は、テレビ、DVD、ナビゲーション情報の各種ソース信号を入力し、コントローラ14の制御に従って何れかのソース信号を選択して出力する。
このときコントローラ14は、図示しないリモコン等の操作部から操作信号として与えられるソース選択信号に基づいて、ソースセレクタ11を制御する。デュアルビューディスプレイ1がデュアルビュー状態に設定されているときには、テレビ、DVD、ナビゲーション情報の各種ソース信号の中から何れか2つのソース信号を選択することが可能である。一方、デュアルビューディスプレイ1がシングルビュー状態に設定されているときには、テレビ、DVD、ナビゲーション情報の各種ソース信号の中から何れか1つのソース信号を選択する。
音声処理部12は、コントローラ14の制御に従って、ソースセレクタ11により選択されたソース信号の音声に対して所定の信号処理を行う。映像処理部13は、ソースセレクタ11により選択されたソース信号の映像に対して所定の信号処理を行う。コントローラ14は、ソースセレクタ11、音声処理部12、映像処理部13の動作を制御する。また、コントローラ14は、センサ4より出力される信号に基づいて、デュアルビューディスプレイ1をデュアルビュー状態とシングルビュー状態との何れかに切り替える制御も実行する。
すなわち、コントローラ14は、センサ4より出力される信号に基づいてデュアルビューディスプレイ1の観者が複数人であるか否かを判定し、複数人であることが検知されたときには、デュアルビューディスプレイ1をデュアルビュー状態に切り替える。このときコントローラ14は、スイッチ液晶101の視差バリア103を電気的にONにする。これと同時に、映像処理部13を制御して、TFT液晶102の左用画素104と右用画素105とに異なる映像(ソースセレクタ11で選択された2つのソース信号の映像)が出力されるようにする。
一方、コントローラ14は、センサ4より出力される信号に基づいて、デュアルビューディスプレイ1の観者が一人であることを検知したときは、デュアルビューディスプレイ1をシングルビュー状態に切り替える。このときコントローラ14は、スイッチ液晶101の視差バリア103を電気的にOFFにする。これと同時に、映像処理部13を制御して、TFT液晶102の左用画素104と右用画素105との全体に同じ映像(ソースセレクタ11で選択された1つのソース信号の映像)が出力されるようにする。
なお、デュアルビュー状態の設定時であっても、運転者と助手席の同乗者とがリモコンの操作によって同じ映像ソースを選択しているときは、結果として、TFT液晶102の左用画素104と右用画素105とに同じ映像が出力され、運転席と助手席のどちらからデュアルビューディスプレイ1を見ても同じ映像が見えることとなる。ただし、シングルビュー状態のときに比べて解像度は半分に落ちている。
次に、上記のように構成した本実施形態による表示切替装置の動作、すなわち本実施形態による表示切替方法の処理手順を説明する。図3は、第1の実施形態による表示切替方法の処理手順を示すフローチャートである。図3において、コントローラ14は、センサ4から出力される検出信号に基づいて、デュアルビューディスプレイ1の観者が複数人であるか否かを判定する(ステップS1)。
デュアルビューディスプレイ1の観者が複数人であると判断したとき、コントローラ14は、デュアルビューディスプレイ1をデュアルビュー状態に切り替えるように制御する(ステップS2)。すなわち、スイッチ液晶101の視差バリア103を電気的にONとするようにデュアルビューディスプレイ1を制御するとともに、TFT液晶102の左用画素104と右用画素105とに同じまたは異なる映像(ソースセレクタ11で選択された1つまたは2つのソース信号の映像)が出力されるように映像処理部13を制御する。
一方、デュアルビューディスプレイ1の観者が複数人でない、つまり一人であると判断したとき、コントローラ14は、デュアルビューディスプレイ1をシングルビュー状態に切り替えるように制御する(ステップS3)。すなわち、スイッチ液晶101の視差バリア103を電気的にOFFとするようにデュアルビューディスプレイ1を制御するとともに、TFT液晶102の左用画素104と右用画素105とに同じ映像(ソースセレクタ11で選択された1つのソース信号の映像)が出力されるように映像処理部13を制御する。
以上詳しく説明したように、第1の実施形態によれば、デュアルビューディスプレイ1の観者が複数人であるか否かを検出するためにセンサ4を設け、観者が複数人であるときにはデュアルビューディスプレイ1をデュアルビュー状態に切り替え、観者が一人であるときにはシングルビュー状態に切り替えるようにしている。これにより、デュアルビューディスプレイ1を観察する人の人数の検出結果に応じてデュアルビューとシングルビューとが自動的に切り替えられることとなる。
したがって、ユーザが面倒な操作を行わなくても、状況に応じてデュアルビュー状態とシングルビュー状態とを適切に切り替えることができる。すなわち、運転席にも助手席にも人が座っているときは、自動的にデュアルビューに切り替えて、それぞれの人が所望する映像を個別に見せることができる。また、運転席にしか人が座っていないときは、自動的にシングルビューに切り替えて、運転者に対して本来の解像度で映像を見せることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。ここで説明する第2の実施形態による表示切替装置も、図1と同様に構成された車載システムに実施するものとする。また、第2の実施形態においてもセンターユニット3は、図2と同様に構成されている。ただし、コントローラ14の行う制御内容が第1の実施形態と若干異なっている。以下では、第1の実施形態との相違点のみ説明する。
第2の実施形態において、コントローラ14は、TFT液晶102の左用画素104と右用画素105とに異なる映像を表示するために異なる映像ソースが再生されているか否かを判定する処理を行う。すなわち、本実施形態におけるコントローラ14は、特許請求の範囲のソース判定手段を更に含むものである。また、第2の実施形態において、コントローラ14は、異なる映像ソースを再生していないことが検知されたときに、センサ4によりデュアルビューディスプレイ1の観者が複数人であることが検知されているか否かによらず、デュアルビューディスプレイ1をシングルビュー状態に切り替えるように制御する。
図4は、第2の実施形態による表示切替方法の処理手順を示すフローチャートである。図4において、コントローラ14は、センサ4から出力される検出信号に基づいて、デュアルビューディスプレイ1の観者が複数人であるか否かを判定する(ステップS11)。デュアルビューディスプレイ1の観者が複数人であると判断したとき、コントローラ14は、TFT液晶102の左用画素104と右用画素105とに異なる映像を表示するために異なる2つの映像ソースが再生されているか否かを更に判定する(ステップS12)。
コントローラ14は、異なる2つの映像ソースを再生していると判断したときは、デュアルビューディスプレイ1をデュアルビュー状態に切り替えるように制御する(ステップS13)。すなわち、スイッチ液晶101の視差バリア103を電気的にONとするようにデュアルビューディスプレイ1を制御するとともに、TFT液晶102の左用画素104と右用画素105とに異なる映像(ソースセレクタ11で選択された2つのソース信号の映像)が出力されるように映像処理部13を制御する。
一方、コントローラ14は、デュアルビューディスプレイ1の観者が複数人でない(観者が一人である)と判断したとき、および、観者が複数人であっても異なる2つの映像ソースを再生していない(1つの同じ映像ソースを選択している)と判断したときは、デュアルビューディスプレイ1をシングルビュー状態に切り替えるように制御する(ステップS14)。すなわち、スイッチ液晶101の視差バリア103を電気的にOFFとするようにデュアルビューディスプレイ1を制御するとともに、TFT液晶102の左用画素104と右用画素105とに同じ映像(ソースセレクタ11で選択された1つのソース信号の映像)が出力されるように映像処理部13を制御する。
以上詳しく説明したように、第2の実施形態によれば、複数の映像ソースが再生されているか否かを判定し、1つの映像ソースしか再生されていないときは、観者が複数人であってもシングルビュー状態に切り替えるようにしている。これにより、ユーザが面倒な操作を行わなくても、より詳細な状況に応じてデュアルビュー状態とシングルビュー状態とを適切に切り替えることができる。
すなわち、運転席にも助手席にも人が座っていて、かつ、両者がリモコン等を操作して異なる映像ソースを選択しているとき(例えば、運転者がナビゲーション情報を選択し、助手席の同乗者がテレビ映像やDVD映像を選択しているとき)は、自動的にデュアルビューに切り替えて、それぞれの人が所望する映像を個別に見せることができる。また、運転席にしか人が座っていないときは、自動的にシングルビューに切り替えて、運転者に対して本来の解像度で映像を見せることができる。さらに、運転席と助手席の両方に人が座っていても、両者がリモコン等を操作して同じ映像ソースを選択しているときは、自動的にシングルビューに切り替えて、運転者と同乗者に対して本来の解像度で映像を見せることができる。
なお、上記第1および第2の実施形態では、デュアルビューディスプレイ1の観者は一人もしくは二人の場合を想定し、デュアルビュー状態とシングルビュー状態とを適宜切り替える例について説明したが、観者が三人以上の場合にも本発明の表示切替装置を適用することができる。例えば、表示装置の観者として運転者、助手席の同乗者、後部座席の同乗者の三人を想定し、観者が一人か否かによって表示装置をシングルビュー状態とトリプルビュー状態とに切り替えるようにしても良い。
表示装置のトリプルビュー状態は、例えば以下のように構成することによって実現できる。すなわち、TFT液晶102の表示画素を右用画素、左用画素、中央用画素に分けてこれらを交互に並べる。また、スイッチ液晶101の視差バリア103の配置を変えて、液晶バックライトからの光が視差バリア103によって分離され、分離された光がそれぞれ右用画素、左用画素、中央用画素を通って運転席、助手席、後部座席に別々に届くように構成する。
また、上記第1および第2の実施形態では、デュアルビューディスプレイ1を車載表示装置として使用する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、デュアルビューディスプレイ1を家庭用の表示装置として使用する場合にも本発明の表示切替装置を適用することが可能である。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の表示切替装置および表示切替方法は、1つの表示画面において観察する方向により異なる映像を観ることが可能な第1の状態と、1つの表示画面において観察する方向によらず同じ映像を観ることが可能な第2の状態とを切り替えることができるように成された表示装置に有用である。
本実施形態による表示切替装置を実施した車載システムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるセンターユニットの構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態による表示切替方法の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態による表示切替方法の処理手順を示すフローチャートである。 デュアルビューディスプレイの原理を説明するための図である。
符号の説明
1 デュアルビューディスプレイ
3 センターユニット
4 センサ
11 ソースセレクタ
13 映像処理部
14 コントローラ

Claims (4)

  1. 所定の画素領域に異なる映像を表示することによって1つの表示画面において観察する方向により異なる映像を観ることが可能な第1の状態と、全ての画素領域を使い同じ映像を表示することによって1つの表示画面において観察する方向によらず同じ映像を観ることが可能な第2の状態とを切り替えることができるように成された表示装置に対して、上記第1の状態と上記第2の状態との切り替えを制御する表示切替装置であって、
    上記表示装置の観者が複数人であるか否かを検出するためのセンサ手段と、
    上記センサ手段により上記表示装置の観者が複数人であることが検知されたときには上記第1の状態に切り替え、上記センサ手段により上記表示装置の観者が一人であることが検知されたときには上記第2の状態に切り替えるように制御する切替制御手段とを備えたことを特徴とする表示切替装置。
  2. 上記所定の画素領域に異なる映像を表示するために異なる映像ソースを再生しているか否かを判定するソース判定手段を更に備え、
    上記ソース判定手段により異なる映像ソースを再生していないことが検知されたときに、上記切替制御手段は、上記センサ手段により上記表示装置の観者が複数人であることが検知されているか否かによらず、上記第2の状態に切り替えるように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示切替装置。
  3. 所定の画素領域に異なる映像を表示することによって1つの表示画面において観察する方向により異なる映像を観ることが可能な第1の状態と、全ての画素領域を使い同じ映像を表示することによって1つの表示画面において観察する方向によらず同じ映像を観ることが可能な第2の状態とを切り替えることができるように成された表示装置に対する観者が複数人であるか否かを、センサ手段より出力される信号に基づいて判定する第1のステップと、
    上記第1のステップで上記表示装置の観者が複数人であることが検知されたときに上記第1の状態に切り替えるように制御する第2のステップと、
    上記第1のステップで上記表示装置の観者が一人であることが検知されたときに上記第2の状態に切り替えるように制御する第3のステップとを有することを特徴とする表示切替方法。
  4. 所定の画素領域に異なる映像を表示することによって1つの表示画面において観察する方向により異なる映像を観ることが可能な第1の状態と、全ての画素領域を使い同じ映像を表示することによって1つの表示画面において観察する方向によらず同じ映像を観ることが可能な第2の状態とを切り替えることができるように成された表示装置に対する観者が複数人であるか否かを、センサ手段より出力される信号に基づいて判定する第1のステップと、
    上記第1のステップで上記表示装置の観者が複数人であることが検知されたときに、上記所定の画素領域に異なる映像を表示するために異なる映像ソースを再生しているか否かを判定する第2のステップと、
    上記第2のステップで異なる映像ソースを再生していることが検知されたときに、上記第1の状態に切り替えるように制御する第3のステップと、
    上記第1のステップで上記表示装置の観者が一人であることが検知されたとき、および、上記第2のステップで異なる映像ソースを再生していないことが検知されたときに、上記第2の状態に切り替えるように制御する第4のステップとを有することを特徴とする表示切替方法。
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