JP2003240560A - 視線を用いた画面制御装置 - Google Patents
視線を用いた画面制御装置Info
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Abstract
行中でも同乗者がテレビ映像を楽しむことができるよう
にする。 【解決手段】 車両の走行状態を検出する走行状態検出
部4と、運転者の視線を検出する視線検出部6と、車両
が走行中で、かつ、運転者の視線がディスプレイ3に向
けられている間は動画を表示させないように制御する表
示制御部7とを設けることにより、車両の走行中には運
転者が動画を見ることができなくなるように規制すると
ともに、運転者がディスプレイ3に視線を向けていない
ときには走行中であっても動画を表示することができる
ようにする。
Description
御装置に関し、特に、車両に搭載される電子機器の表示
画面を運転者の視線に応じて制御する装置に用いて好適
なものである。
が搭載されている。搭載される電子機器には、例えば、
受信したテレビジョン放送を再生するテレビチューナ装
置、DVD(デジタルビデオディスク)に記録された映
像を再生するDVDプレーヤ装置、車両の走行案内を行
って運転者が所望の目的地に容易に到達できるようにし
たナビゲーション装置などがある。
は、走行案内を行う本体であるナビゲーション装置に対
してテレビチューナ装置が付属していることが多い。こ
の場合、1つのディスプレイ装置を用いて、ナビゲーシ
ョン情報とテレビ映像とを切り換えて表示するようにし
ている。殆どの場合、テレビ映像を見ているときはナビ
ゲーション情報は表示せず、走行案内のタイミングにな
ったとき(車両が誘導経路上の案内交差点に一定距離内
に近づいたとき等)だけナビゲーション情報を割り込み
表示させる。逆に、ナビゲーション情報を表示させてい
るときはテレビ映像は表示せず、テレビの音声のみを出
力する。
示させるように切り換えが行われた場合において、運転
者が前方不注意となって走行の安全を損なわないよう
に、車両の走行中はテレビ映像をディスプレイ装置に表
示させないようにしたものも多く存在する。例えば、サ
イドブレーキが引かれた状態のときにのみテレビ映像の
表示を許可し、サイドブレーキが引かれていないときに
は注意メッセージの静止画を表示させるロック機能が設
けられている。
ック機能が設けられた従来の技術では、車両の走行中は
テレビ映像が一切見れなくなってしまう。そのため、本
来運転には関係のない運転者以外の同乗者も、車両の走
行中はテレビ映像を見ることができなくなってしまうと
いう不都合があった。一方、ロック機能を解除した車
両、あるいはロック機能が元々設けられていない車両で
は、車両の走行中も同乗者がテレビ映像を見ることがで
きる。しかし、運転者がテレビ映像に注視して前方不注
意となる恐れがあり、走行の安全上問題があった。
ナビゲーション情報を表示するか、テレビ映像を表示す
るかの切り換えは、ユーザがリモートコントローラ(リ
モコン)等の操作キーを使用して自ら行っていた。その
ため、例えばテレビ映像の表示中にナビゲーション情報
を見たいと思ったときは、リモコンを操作して画面を切
り換える必要があり、利便性に欠けるという問題があっ
た。また、リモコンを操作するために運転者の注意力が
散漫になり、走行の安全上にも問題があった。
に成されたものであり、運転者による運転の安全性を確
保しつつ、走行中でも同乗者がテレビ映像を楽しむこと
ができるようにすることを第1の目的とする。また、本
発明は、テレビ映像とナビゲーション情報との切り換え
に関する操作性を向上させ、画面切換時における運転の
安全性を損なわないようにすることを第2の目的とす
る。
ために、本発明の視線を用いた画面制御装置では、車両
の走行状態と運転者の視線とを検出し、車両が走行中
で、かつ、運転者の視線が表示画面に向けられている間
は動画を表示させないように制御する。例えば、車両の
走行中で動画を表示しているときに、運転者の視線が表
示画面に向けられたと判断した場合、動画をそれ以外の
情報(例えばナビゲーション情報や注意情報)に切り換
えて表示させるようにする。逆に、運転者の視線が表示
画面から離れたと判断した場合は、元の動画に戻して表
示させるようにする。
転者は動画を見ることができなくなるので、動画に注視
して前方不注意となる危険を回避することが可能とな
る。しかも、走行中であっても、運転者が表示画面に視
線を向けていなければ動画が表示されるので、同乗者は
走行中に動画を楽しむことが可能となる。また、動画と
ナビゲーション情報との間で表示画面の切り換えを行う
ようにした場合は、走行中に運転者がナビゲーション情
報を見たいと思ったときに、表示画面に視線を向けるだ
けで自動的に動画からナビゲーション情報に切り換えら
れるので、リモコン等の操作を不要とすることが可能と
なる。しかも、運転者が必要としたときだけナビゲーシ
ョン情報が表示されることとなり、同乗者は不要なナビ
ゲーション情報を見続けなくても済む。
中で表示画面にナビゲーション情報を表示しているとき
に、運転者の視線が表示画面に所定時間連続して向けら
れたと判断した場合、ナビゲーション情報を、当該ナビ
ゲーション情報および動画以外の情報(例えば注意情
報)に切り換えて表示させるようにする。このように構
成した場合、車両の走行中に運転者はナビゲーション情
報を連続して長い時間見続けることができなくなるの
で、ナビゲーション情報に注視して前方不注意となる危
険を回避することが可能となる。
に基づいて説明する。図1は、本実施形態による視線を
用いた画面制御装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
あり、運転者が所望の目的地に容易に到達できるように
車両の走行案内を行う。すなわち、自立航法センサやG
PS(Global Positioning System)受信機などを用い
て車両の現在位置を検出し、その近傍の地図データを記
録媒体から読み出して画面上に表示するとともに、画面
上の所定箇所に自車位置を示す車両位置マークを重ね合
わせて表示する。そして、車両の移動により現在位置が
変化するに従って、画面上で車両位置マークを移動した
り、車両位置マークは画面上の所定箇所に固定してその
近傍の地図データをスクロールしたりすることにより、
車両が現在どこを走行しているのかを一目で分かるよう
にする。
望の目的地に向かって道路を間違うことなく容易に走行
できるようにした経路誘導機能を搭載している。この経
路誘導機能では、地図データを用いて出発地から目的地
までを結ぶ最もコストが小さな経路を、幅優先探索(B
FS)法あるいはダイクストラ法等のシミュレーション
を行って自動探索し、その探索した経路を誘導経路とし
て記憶する。そして、車両の走行中に地図画面上で誘導
経路を他の道路とは色を変えて太く描画する。また、車
両が誘導経路上の案内交差点に一定距離内に近づいたと
きに、進行方向を音声で案内したり、交差点の案内画像
を拡大表示したりするなどの交差点案内を行うことによ
り、運転者を目的地まで案内する。
ョン放送を受信してその映像を画面上に表示するととも
に、音声をスピーカから出力する。3は表示部(ディス
プレイ)であり、画面上に動画(テレビ映像)およびそ
の他の情報(ナビゲーション情報等)を表示する。本実
施形態では、1つのディスプレイ3を用いて、ナビゲー
ション装置1から提供されるナビゲーション情報と、テ
レビチューナ装置2から提供されるテレビ映像とを切り
換えて表示する。
態を検出する。具体的には、車両が走行中であるか否か
を検出する。ここで、「走行中」の定義は任意に決める
ことが可能である。例えば、車両が実際に移動している
ことを「走行中」であると定義することが可能である。
この場合は、例えば所定距離毎に1個のパルスを出力す
る車速センサ(距離センサ)から車速パルスが出力され
ているか否かによって走行中であるか否かを検出するこ
とができる。
ーキが引かれていなければ「走行中」であると定義する
ことも可能である。このように定義した場合、例えば信
号待ちで車両が停止中であっても、単にフットブレーキ
を踏んでいるだけでサイドブレーキを引いていなけれ
ば、走行中であると判断される。また、サイドブレーキ
を引き、かつ、シフトレバーをパーキングに入れていな
ければ「走行中」であると定義することも可能である。
ラ5により撮像された画像を処理して運転者の視線の位
置を検出する。この視線検出部6は公知のものを用いる
ことが可能である。図2は、ディスプレイ3の外観構成
例を示す図である。図2に示すように、ディスプレイ3
の上部に2個のカメラ5を搭載し、当該カメラ5を運転
席の方向に向けて設置しておくことにより、運転者の顔
を撮像する。視線検出部6は、2個のカメラ5により撮
像された顔の画像を処理することによって顔の向きを検
出する。
って運転者の視線の位置を検出することが可能である
が、顔の向きはあまり変えずに視線だけをディスプレイ
3の方向に向ける場合もある。そこで、顔の中でも特に
目の部分をカメラ5により撮像し、目の中の虹彩の向き
を判断することによって運転者の視線を検出するように
しても良い。カメラ5はディスプレイ3に搭載されてい
るので、当該カメラ5により撮像された虹彩の向きが正
面を向いていれば、運転者の視線がディスプレイ3に向
けられていると判断することができる。
により検出された車両の走行状態、および視線検出部6
により検出された運転者の視線に応じて、ディスプレイ
3の画面表示を制御する。具体的には、走行状態検出部
4により車両が走行中であることが検出され、かつ、視
線検出部6により運転者の視線がディスプレイ3に向け
られていることが検出された場合は、ディスプレイ3に
動画(テレビ映像)以外の情報、例えばナビゲーション
情報を表示させるように制御する。
能として備えている。画面切換部7aは、車両の走行中
でディスプレイ3にテレビ映像を表示中の場合に、視線
検出部6により運転者の視線がディスプレイ3に向けら
れたことが検出されたとき、テレビ映像をナビゲーショ
ン情報に切り換えて表示させるように制御する。逆に、
このような切換によってディスプレイ3にナビゲーショ
ン情報を表示中の場合に、視線検出部6により運転者の
視線がディスプレイ3から離れたことが検出されたと
き、ナビゲーション情報を元のテレビ映像に切り換えて
表示させるように制御する。
よる視線を用いた画面制御装置の動作について説明す
る。図3は、当該画面制御装置の動作例を示すフローチ
ャートである。図3において、視線検出部6は、2つの
カメラ5により撮像された画像を処理して運転者の視線
を検出する(ステップS1)。表示制御部7は、視線検
出部6による視線検出の結果に基づいて、運転者の視線
がディスプレイ3に向けられているか否かを判断する
(ステップS2)。
ていると判断した場合、表示制御部7は、走行状態検出
部4による走行状態の検出結果に基づいて、車両が走行
中であるか否かを判断する(ステップS3)。車両が走
行中であると判断した場合、表示制御部7はさらに、現
在ディスプレイ3に表示している情報がテレビチューナ
装置2からのテレビ映像であるか否かを判断する(ステ
ップS4)。現在表示中の情報がテレビ映像でない場合
は、運転者がこれを走行中に見ても安全上特に問題とな
ることは少ないので、以降は何もせずにステップS1に
戻る。この場合ディスプレイ3には、それまで表示して
いた情報がそのまま表示され続ける。
った場合は、運転者が走行中にこれを見ると注意がその
テレビ映像に向いてしまい、前方不注意となる恐れがあ
る。そのため、走行中に運転者がテレビ映像を見れない
ように規制する必要がある。そこで、表示制御部7は、
ディスプレイ3に表示する情報をナビゲーション装置1
からのナビゲーション情報に切り換える(ステップS
5)。そして、テレビ映像からナビゲーション情報に表
示を切り換えたことを表す切換フラグをセットして(ス
テップS6)、ステップS1に戻る。
プレイ3に向けられていないと判断した場合、および上
記ステップS3で車両が走行中でないと判断した場合
は、表示制御部7は、切換フラグがセットされているか
否かを判断する(ステップS7)。切換フラグがセット
されていない場合は、テレビ映像からナビゲーション情
報への画面表示の切り換えが行われていないということ
なので、以降は何もせずにステップS1に戻る。この場
合ディスプレイ3には、それまで表示していた情報がそ
のまま表示され続ける。
ョン情報が表示されていた場合は、そのナビゲーション
情報がそのまま表示され続ける。また、ディスプレイ3
に元々テレビ映像が表示されていた場合であっても、運
転者の視線がディスプレイ3に向けられていないか、車
両が走行中でない場合は、そのテレビ映像がそのまま表
示され続ける。
ットされていると判断した場合は、テレビ映像からナビ
ゲーション情報への画面表示の切り換えが行われている
ということなので、表示制御部7は、ディスプレイ3に
表示する情報をテレビチューナ装置2からのテレビ映像
に戻す(ステップS8)。つまり、最初にステップS2
で運転者の視線がディスプレイ3に向けられていると判
断され、ステップS5でテレビ映像からナビゲーション
情報に画面表示が切り換えられた後、再びステップS2
の判断で運転者の視線がディスプレイ3から離れたこと
が検出されたときは、ナビゲーション情報から元のテレ
ビ映像に画面表示が戻される。そして、切換フラグをリ
セットして(ステップS9)、ステップS1に戻る。
よれば、車両が走行中で、かつ、運転者の視線がディス
プレイ3に向けられている間はテレビ映像を表示させな
いようにしたので、車両の走行中には運転者がテレビ映
像を見れないように規制する一方で、運転者がディスプ
レイ3を見ていない限りテレビ映像を表示させることが
できる。これにより、運転者が走行中にテレビ映像に注
視して前方不注意となる危険を回避することができると
ともに、走行中であっても同乗者がテレビ映像を楽しむ
ことができるようになる。
者がナビゲーション情報を見たいと思ったときには、運
転者がディスプレイ3に視線を向けるだけで自動的にナ
ビゲーション情報に切り換えて表示することができる。
これにより、リモコン等の操作を不要として運転者の利
便性を向上させることができるとともに、リモコン操作
のために運転者の注意力が散漫になって前方不注意とな
る危険を回避することができる。しかも、運転者が必要
としたときだけ(ディスプレイ3に視線を向けたときだ
け)ナビゲーション情報が表示されるので、同乗者は不
要なナビゲーション情報を見続けなくても済む。
運転者の視線がディスプレイ3に向けられている間に表
示する情報としてナビゲーション情報を例に挙げて説明
したが、これに限定されるものではない。例えば、走行
中には動画を見ることができないことを表した静止画に
よる注意メッセージ情報を表示するようにしても良い。
また、運転者の視線がディスプレイ3に向けられた瞬間
のテレビ映像の一コマを静止画として表示するようにし
たり、動画に当たらない程度でテレビ映像をコマ送り表
示するようにしても良い。また、画面表示をオフにして
何も表示しない常態としても良い。
テレビ映像を挙げて説明したが、これに限定されるもの
ではない。例えば、DVD、VTR、ビデオCD等によ
り再生される映像であっても良い。また、上記実施形態
では、カメラ5により撮像した画像を電子的に処理する
ことによって運転者の視線を検出する例について説明し
たが、これ以外の公知の方法を適用することも可能であ
る。
制御装置の他の動作例について説明する。図4は、当該
他の動作例を示すフローチャートである。図4におい
て、視線検出部6は、2つのカメラ5により撮像された
画像を処理して運転者の視線を検出する(ステップS1
1)。表示制御部7は、視線検出部6による視線検出の
結果に基づいて、運転者の視線がディスプレイ3に向け
られているか否かを判断する(ステップS12)。
ていると判断した場合、表示制御部7は、走行状態検出
部4による走行状態の検出結果に基づいて、車両が走行
中であるか否かを判断する(ステップS13)。走行中
であると判断した場合、表示制御部7は次に、現在ディ
スプレイ3に表示している情報がナビゲーション装置1
からのナビゲーション情報であるか否かを判断する(ス
テップS14)。
ない場合、表示制御部7はさらに、現在表示中の情報が
テレビチューナ装置2からのテレビ映像であるか否かを
判断する(ステップS15)。現在表示中の情報がテレ
ビ映像でない場合、運転者がこれを走行中に見ても安全
上特に問題となることは少ないので、以降は何もせずに
ステップS11に戻る。この場合ディスプレイ3には、
それまで表示していた情報がそのまま表示され続ける。
った場合は、運転者が走行中にこれを見ると注意がその
テレビ映像に向いてしまい、前方不注意となる恐れがあ
る。そのため、走行中に運転者がテレビ映像を見れない
ように規制する必要がある。そこで、表示制御部7は、
ディスプレイ3に表示する情報をナビゲーション装置1
からのナビゲーション情報に切り換える(ステップS1
6)。そして、テレビ映像から画面表示を切り換えたこ
とを表すテレビフラグをセットする(ステップS1
7)。
々表示されていた情報がナビゲーション情報であると判
断した場合、および上記ステップS16でディスプレイ
3の画面表示をナビゲーション情報に切り換えた場合
は、表示制御部7は、運転者がナビゲーション情報を見
ている時間を計時するためにカウント動作を開始する
(ステップS18)。そして、視線検出部6によりカメ
ラ5の撮像画像を処理して運転者の視線を検出し(ステ
ップS19)、表示制御部7により運転者の視線がディ
スプレイ3に向き続けているか否かを判断する(ステッ
プS20)。
られていると判断した場合、表示制御部7は、ステップ
S18でカウント動作を開始してからの時間が例えば3
秒を経過しているか否かを判断する(ステップS2
1)。まだ3秒を経過していない場合は、ステップS1
9に戻り、カウント動作を続けながら視線検出を行う。
運転者の視線がディスプレイ3に向き続けて3秒を経過
した場合は、表示制御部7は、ディスプレイ3に表示す
る情報を静止画の注意情報に切り換える(ステップS2
2)。そして、ナビゲーション情報から画面表示を切り
換えたことを表すナビゲーションフラグをセットして
(ステップS23)、ステップS11に戻る。
0で運転者の視線がディスプレイ3に向けられていない
と判断した場合、および上記ステップS13で車両が走
行中でないと判断した場合は、表示制御部7は、テレビ
フラグがセットされているか否かを判断する(ステップ
S24)。テレビフラグがセットされていると判断した
場合は、テレビ映像からナビゲーション情報、場合によ
っては更に注意情報へと画面表示の切り換えが行われて
いるということなので、表示制御部7は、ディスプレイ
3に表示する情報をテレビ映像に戻す(ステップS2
5)。
視線がディスプレイ3に向けられていると判断され、ス
テップS16でテレビ映像からナビゲーション情報に画
面表示が切り換えられた後、ステップS20の判断で運
転者の視線がディスプレイ3から離れたことが検出され
たときや、ステップS22でナビゲーション情報から一
旦注意情報に画面表示が切り換えられた後、再びステッ
プS12の判断で運転者の視線がディスプレイ3から離
れたことが検出されたときは、ナビゲーション情報や注
意情報から元のテレビ映像に画面表示が戻される。そし
て、テレビフラグやナビゲーションフラグをリセットし
て(ステップS28)、ステップS11に戻る。
トされていないと判断した場合、表示制御部7はさら
に、ナビゲーションフラグがセットされているか否かを
判断する(ステップS26)。テレビフラグがセットさ
れておらず、かつ、ナビゲーションフラグがセットされ
ている場合は、ディスプレイ3には元々ナビゲーション
情報が表示されており、そのナビゲーション情報から注
意情報へと画面表示の切り換えが行われているというこ
となので、表示制御部7は、ディスプレイ3に表示する
情報をナビゲーション情報に戻す(ステップS27)。
視線がディスプレイ3に向けられていると判断され、ス
テップS22でナビゲーション情報から注意情報に画面
表示が切り換えられた後、再びステップS12の判断で
運転者の視線がディスプレイ3から離れたことが検出さ
れたときは、注意情報から元のナビゲーション情報に画
面表示が戻される。そして、ナビゲーションフラグをリ
セットして(ステップS28)、ステップS11に戻
る。
ンフラグもセットされていないと判断した場合は、テレ
ビ映像やナビゲーション情報から画面表示の切り換えが
行われていないということなので、以降は何もせずにス
テップS11に戻る。この場合ディスプレイ3には、そ
れまで表示していた情報がそのまま表示され続ける。
作させた場合は、車両の走行中に運転者がテレビ映像を
見れないようにすることに加えて、走行中はナビゲーシ
ョン情報を連続して長い時間見続けることができないよ
うに規制することができる。また、ナビゲーション情報
を連続して長い時間見ていると画面が自動的に切り換わ
るので、運転者に注意を促すこともできる。これによ
り、運転者がナビゲーション情報に注視して前方不注意
となる危険を回避することができる。
にあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これ
によって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはな
らないものである。すなわち、本発明はその精神、また
はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実
施することができる。
車両の走行状態と運転者の視線とを検出し、車両が走行
中で、かつ、運転者の視線が表示画面に向けられている
間は動画を表示させないようにしたので、車両の走行中
には運転者が動画を見ることができなくなるように規制
するとともに、運転者が表示画面に視線を向けていない
限り動画を表示することができ、運転者による運転の安
全性を確保しつつ、走行中でも同乗者がテレビ映像を楽
しむことができる。また、運転者が表示画面に視線を向
けるだけで自動的に動画からナビゲーション情報に切り
換えられるので、リモコン等の操作を不要とすることが
でき、動画からナビゲーション情報への切り換えに関す
る操作性を向上させ、画面切換時における運転の安全性
を確保することもできる。
概略構成を示すブロック図である。
動作例を示すフローチャートである。
他の動作例を示すフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 車両の走行状態を検出する走行状態検出
手段と、 画面上に動画およびその他の情報を表示する表示手段
と、 運転者の視線の位置を検出する視線検出手段と、 上記走行状態検出手段により車両が走行中であることが
検出され、かつ、上記視線検出手段により検出された運
転者の視線が上記表示手段の画面に向けられている間
は、上記表示手段の画面に動画以外の情報を表示させる
ようにする表示制御手段とを備えたことを特徴とする視
線を用いた画面制御装置。 - 【請求項2】 上記表示制御手段は、上記表示手段の画
面に動画を表示中の場合に、上記走行状態検出手段によ
り車両が走行中であることが検出され、かつ、上記視線
検出手段により運転者の視線が上記表示手段の画面に向
けられたことが検出されたとき、上記動画をそれ以外の
情報に切り換えて上記表示手段の画面に表示させるよう
にする画面切換手段を含むことを特徴とする請求項1に
記載の視線を用いた画面制御装置。 - 【請求項3】 上記表示制御手段は、上記画面切換手段
の切換によって上記表示手段の画面に動画以外の情報を
表示中の場合に、上記視線検出手段により運転者の視線
が上記表示手段の画面から離れたことが検出されたと
き、上記画面切換手段によって上記動画以外の情報を元
の動画に切り換えて上記表示手段の画面に表示させるよ
うにすることを特徴とする請求項2に記載の視線を用い
た画面制御装置。 - 【請求項4】 車両の走行状態を検出する走行状態検出
手段と、 画面上に動画およびその他の情報を表示する表示手段
と、 運転者の視線の位置を検出する視線検出手段と、 上記表示手段の画面に動画を表示中の場合に、上記走行
状態検出手段により車両が走行中であることが検出さ
れ、かつ、上記視線検出手段により運転者の視線が上記
表示手段の画面に向けられたことが検出されたとき、上
記動画をナビゲーション情報に切り換えて上記表示手段
の画面に表示させるようにする表示制御手段とを備えた
ことを特徴とする視線を用いた画面制御装置。 - 【請求項5】 上記表示制御手段は、上記表示手段の画
面にナビゲーション情報を表示中の場合に、上記走行状
態検出手段により車両が走行中であることが検出され、
かつ、上記視線検出手段により上記表示手段の画面に運
転者の視線が所定時間連続して向けられたことが検出さ
れたとき、上記ナビゲーション情報を注意情報に切り換
えて上記表示手段の画面に表示させるようにすることを
特徴とする請求項4に記載の視線を用いた画面制御装
置。 - 【請求項6】 車両の走行状態を検出する走行状態検出
手段と、 画面上に動画およびその他の情報を表示する表示手段
と、 運転者の視線の位置を検出する視線検出手段と、 上記表示手段の画面にナビゲーション情報を表示中の場
合に、上記走行状態検出手段により車両が走行中である
ことが検出され、かつ、上記視線検出手段により上記表
示手段の画面に運転者の視線が所定時間連続して向けら
れたことが検出されたとき、上記ナビゲーション情報を
当該ナビゲーション情報および動画以外の情報に切り換
えて上記表示手段の画面に表示させるようにする表示制
御手段とを備えたことを特徴とする視線を用いた画面制
御装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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