JPH08297736A - 車両用撮影システム - Google Patents

車両用撮影システム

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JPH08297736A
JPH08297736A JP7125903A JP12590395A JPH08297736A JP H08297736 A JPH08297736 A JP H08297736A JP 7125903 A JP7125903 A JP 7125903A JP 12590395 A JP12590395 A JP 12590395A JP H08297736 A JPH08297736 A JP H08297736A
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vehicle
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camera
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Noriyuki Shinozuka
典之 篠塚
Takaaki Nagai
孝明 永井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行中であっても安全に撮影を行うことがで
きるとともに、予め撮影対象物の位置が判明している場
合には、搭乗者が操作しなくても自動的に撮影を行うこ
とができる車両用撮影システムを得る。 【構成】 ナビゲーションシステム本体11によって車
両位置を検出し、地図CD12に記録された地図情報上
における建築物、観光地等の記録対象物の所定情報をM
Oディスク13に記録するとともに、撮影条件入力装置
33によってMOディスク13に記録された記録対象物
の特定を行う。そして、算出手段51により、地図CD
12に記録された地図情報上においてナビゲーションシ
ステム本体11によって検出された車両位置から撮影条
件入力装置33によって特定された記録対象物までの距
離および方位を算出し、この算出された距離および方位
が予め定められた距離もしくは方位に達したときにカメ
ラ21による撮影を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に設けられたカメ
ラ等の画像情報入力手段を用いて撮影を行う車両用撮影
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】車両に配設されたカメラによって車両の
周囲の撮影を行う撮影システムの一例としては、特開平
6−203289号公報に開示されているものがある。
この撮影システムにおいては、テレビカメラによる車両
からの撮影方向は特定の方向を向いて固定され、テレビ
カメラによる撮影は、常時行われるように構成されてい
る。
【0003】また、撮影の目的によっては車両自体の向
きを変えずに撮影方向を変更する必要を生じる場合があ
ったり、常時撮影を行う必要がなかったりする。このた
め、車両に搭乗した搭乗者が、テレビカメラによって撮
影された映像のモニタ画面を見ながらテレビカメラの操
作を行って所望の方向にレンズを向けて撮影したり、テ
レビカメラを固定しておいてタイマを用いて撮影した
り、搭乗者が必要なときにタイミングを見計らって撮影
操作を行って撮影を行ったりすることができるように撮
影システムを構成することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな撮影システムにおいては、搭乗者が運転者一人であ
る場合、運転者がテレビカメラの操作を行わなければな
らない。ここで、この車両が走行中である場合には、撮
影操作まで運転者に行わせるのは、走行時の安全を確保
する上で好ましくない。なお、車両を停止させて撮影を
行えば問題ないが、道路状況によっては車両を停止させ
ることができない場合も多い。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、走行中であっても安全に撮影を行うことが
できるとともに、予め撮影対象物の位置が判明している
場合には、より簡単に撮影を行うことができる車両用撮
影システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的達
成のため、本発明における車両用撮影システムにおいて
は、車両位置検出手段によって車両位置を検出し、地図
情報記録手段に記録された地図情報上における建築物、
観光地等の記録対象物の所定情報を対象物情報記録手段
に記録するとともに、対象物特定手段によって対象物情
報記録手段に記録された記録対象物の特定を行う。そし
て、算出手段により、地図情報記録手段に記録された地
図情報上において車両位置検出手段によって検出された
車両位置から対象物特定手段によって特定された記録対
象物までの距離および方位角度を算出し、この算出され
た距離および方位角度が予め定められた距離および所定
方位角度範囲に達したときに、撮影許容手段によって画
像情報入力手段による撮影作動を許容することとしてい
る。
【0007】このように構成された車両用撮影システム
によれば、自車両の位置が特定した記録対象物に対して
予め定められた距離もしくは所定方位角度範囲に達した
ときは、車両内の搭乗者によって画像情報入力手段によ
る対象物の撮影を行うことが可能となる。なお、所定方
位角度範囲は、画像情報入力手段の有する撮影視野角内
で設定することが好ましい。
【0008】また、上記のように構成された車両用撮影
システムにおいて、画像情報入力手段による撮影方向の
変更が可能な撮影方向変更手段を設け、算出手段によっ
て算出された方位角度にもとづいて方向選択手段による
撮影方向変更手段の作動制御を行わせることにより、画
像情報入力手段の撮影方向を常時特定対象物の方向に向
かせる作動制御を行うように構成してもよい。
【0009】このように構成された車両用撮影システム
によれば、搭乗者が何等操作を行うことなく、画像情報
入力手段によって入力される画像情報の視野角内に特定
対象物の画像を位置させることができる。
【0010】また、撮影許容手段によって撮影作動が許
容されたときに、画像情報入力手段による撮影を自動的
に行うように構成してもよい。このように構成した場合
には、搭乗者が何等画像情報入力手段の操作を行う必要
なく、特定対象物を所望の条件で撮影することができ
る。
【0011】さらに、撮影許容手段によって撮影作動が
許容され、且つ、画像情報入力手段の撮影視野角内で特
定対象物が見通せる位置に車両が移動したときに、画像
情報入力手段が自動的に撮影を行うように構成してもよ
い。このように構成した場合には、車両と特定対象物と
の間に他の建築物等が位置して特定対象物の撮影を行う
ことができないときには、画像情報入力手段による撮影
は行われない。
【0012】また、撮影許容手段によって撮影作動が許
容されたときに、通知手段によって撮影許容通知信号を
発信するように構成してもよい。このように構成した場
合には、搭乗者が通知信号が発信されたことを把握した
ときに、搭乗者が任意に画像情報入力手段による画像情
報入力を行えば、必要な条件で無駄なく画像情報入力を
行うことができる。
【0013】なお、画像情報入力手段を、ビデオカメラ
もしくは電子カメラによって構成し、これらのカメラに
よって撮影された画像情報とこの撮影が行われた車両位
置等の情報内容を情報記録手段に記録させるように構成
してもよい。このように構成された車両用撮影システム
によれば、画像情報が入力された位置(場所)毎に記録
を行うことができるため、記録された情報の整理を容易
に行うことができる。ここで、情報記録手段に画像情報
と併せて記録される情報内容は、前記の車両位置に限ら
れるものではなく、画像情報を記録した時の日付、時間
の他、搭乗者の任意の情報を記録させてもよい。
【0014】さらに、上記の各カメラによって記録され
た画像情報と情報記録手段に記録された各種情報を情報
表示手段上に重ねて表示することができるように構成す
るとともに、情報記録手段に記録された情報内容を任意
に取り出すことができるように構成してもよい。このよ
うに構成された車両用撮影システムにおいては、必要な
情報のみを簡単に取り出すことができ、これらの情報が
表示された情報表示手段を見ることにより、情報内容の
詳細を簡単に把握することができる。
【0015】また、もう一つの本発明に係る車両用撮影
システムは、対象物の撮影が可能な画像情報入力手段を
少なくとも一台車両に配設し、撮影方向変更手段によっ
て画像情報入力手段による撮影方向を変更させるように
構成している。そして、車両に搭乗した搭乗者が操作可
能な位置に方向選択手段を設け、この方向選択手段を操
作することにより撮影方向変更手段の作動制御を行わせ
る。また、車両に搭乗した搭乗者が操作可能な位置には
撮影作動手段も設けられ、この撮影作動手段は、画像情
報入力手段による撮影作動を行わせる。
【0016】このように構成された車両用撮影システム
によれば、搭乗者が車両に搭乗した状態で方向選択手段
を操作することにより撮影方向の選択を行うことがで
き、撮影方向の選択を行った後に撮影作動手段の操作を
行えば、車両を停止させることなく搭乗者の所望の方向
の撮影を行える。
【0017】また、上記の目的達成のため、画像情報入
力手段を車両に対して水平旋回させる旋回機構を有して
撮影方向変更手段を構成してもよく、このように構成し
た場合には、一台の画像情報入力手段を用いるだけで、
搭乗者の所望の方向の撮影を行える。なお、この撮影方
向変更手段においては、画像情報入力手段を少なくとも
水平旋回させる旋回機構を有していればよいが、画像情
報入力手段の他方向への旋回を行わせる旋回機構(例え
ば、画像情報入力手段を垂直方向に揺動させる揺動機構
等)を併せて設けてもよい。
【0018】さらに、画像情報入力手段を異なる方向の
撮影を可能に複数配設し、撮影方向変更手段を、いずれ
かの画像情報入力手段を選択して撮影を行わせる画像情
報入力手段切換機構として車両用撮影システムを構成し
てもよい。このように構成した場合には、簡単な機構
で、搭乗者のほぼ所望の方向の撮影を行うことができ
る。
【0019】ここで、方向選択手段および撮影作動手段
を複数の押しボタンスイッチによって構成し、これらの
押しボタンスイッチの押作動の組合せによって撮影方向
変更手段もしくは画像情報入力手段の作動制御を行うよ
うに構成してもよい。このように構成された車両用撮影
システムにおいては、方向選択手段および撮影作動手段
の構成を簡単にすることができるため、搭乗者が操作を
容易に行え、特に運転者が操作を行う場合には運転に支
障をきたすことがない。
【0020】さらに、方向選択手段および撮影作動手段
を車両のステアリングホイールに配設するように構成す
るのが好ましく、このように構成すれば、運転者が運転
中であってもステアリングホイールから手を離すことな
く、所望の方向の撮影を行える。
【0021】また、方向選択手段もしくは撮影作動手段
を音声認識システムによって構成してもよく、このよう
に構成した場合にも、運転者がステアリングホイールか
ら手を離すことなく、所望の方向の撮影を行える。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の好ましい実
施例について説明する。まず、図1を参照しながら本発
明に係る車両用撮影システム1について説明する。この
車両用撮影システム1は、車両に配設されたナビゲーシ
ョンシステム10と、車外の景色が撮影可能に配設され
たカメラシステム20と、このカメラシステム20等の
作動を行うためのスイッチシステム30と、このスイッ
チシステム30からの制御信号に基づいて、ナビゲーシ
ョンシステム10、カメラシステム20等の作動制御、
信号の処理等を行うとともにディスプレイ40への表示
を行うコントローラ50とから構成されている。
【0023】ナビゲーションシステム10は、自車両の
位置を検出するナビゲーションシステム本体(車両位置
検出手段)11と、このナビゲーションシステム本体1
1に地図情報を提供するための地図情報を記憶した地図
CD(地図情報記録手段)12と、この地図情報上にお
ける建築物、観光地等の記録対象物の所定情報が記録さ
れたMOディスク(対象物情報記録手段)13と、音声
誘導用スピーカ14とから構成されている。
【0024】上記のナビゲーションシステム10におい
ては、検出した自車位置をディスプレイ(情報表示手
段)40上に表示するとともに、設定された目的地まで
の誘導を音声誘導用スピーカ14から発せられる音声に
よって行うことができるよう構成されている。
【0025】なお、ナビゲーションシステム本体11と
しては、高精度ガスレートセンサー型ナビゲーションシ
ステム、GPS型ナビゲーションシステム、地磁気セン
サ型ナビゲーションシステム、慣性航法型ナビゲーショ
ンシステム等があり、これらのいずれを用いても、ま
た、これらを組み合わせて用いても良い。
【0026】図2には、一般的なナビゲーションシステ
ムとして使用している状態でのディスプレイ40におけ
る表示内容を示している。ここで、ディスプレイ40の
画面41上に表示された地図は地図CD12に記憶され
た内容であり、画面41上に表示された丸印42aは自
車両の位置を示すものであり、矢印42bは車両の進行
方向を表している。また、建築物AはMOディスク13
内に記録された情報であり、これらの各情報がディスプ
レイ40上に重ね合わせて表示されている。そして、到
着目的地を建築物Aとして設定した場合には、矢印G
1,G2で示す方向に車両が走行できるように音声誘導
用スピーカ14から誘導用の音声を発するようになって
いる。
【0027】なお、その他一般的なナビゲーションシス
テムとしての使用時における構成および作動は公知であ
るため、ここでは具体的な説明は省略する。
【0028】カメラシステム20は、いわゆる電子カメ
ラ(画像情報入力手段)21と、この電子カメラ21の
水平旋回および上下方向の揺動作動を行うカメラ作動機
構(撮影方向変更手段)22と、このカメラ作動機構2
2の作動制御を行う作動機構制御装置23とから構成さ
れ、図3に示すように車両2の屋根における外側上面に
配設されている。
【0029】電子カメラ21は、図4(A)に示すよう
に、本体部21aの先端にレンズ21bが設けられて構
成されている。本体部21aはカメラ作動機構22に取
り付けられており、このカメラ作動機構22は、車両に
固着される基台22aと、この基台22aに対して電子
カメラ21の水平旋回させる水平旋回機構22bと、基
台22aに対して電子カメラ21を起伏させる上下方向
揺動機構22cとから構成されている。そして、(B)
に示すように、各機構は、カバー22dによって覆われ
ている。
【0030】スイッチシステム30は、車両のステアリ
ングホイール(ハンドル)3に設けられたハンドルスイ
ッチ31a,31bと、電子カメラ21の撮影モードの
切り換えを行うモード入力スイッチ32と、電子カメラ
21による撮影条件の設定を行う撮影条件入力装置33
とから構成されている。
【0031】コントローラ50は、ナビゲーションシス
テム10の各種情報をディスプレイ40上に表示させる
ための制御を行ったり、スイッチシステム30からの制
御信号を受信してカメラシステム20の作動制御を行っ
たりする。
【0032】次に、このように構成された車両用撮影シ
ステム1によって特定の建築物の撮影を行う場合につい
て説明する。撮影を行うためには、まず建築物の特定を
行う必要があるため、ナビゲーションシステム10にお
ける地図CD12から地図情報の呼び出しを行い、ディ
スプレイ40上に地図を表示させるとともに、MOディ
スク13から建築物の情報を重ねて表示させる。なお、
建築物の情報(属性)等の対象物情報は、予め地図CD
12(地図情報上)に併せて記録させておいてもよい。
【0033】ディスプレイ40において特定する建築物
Aを表示させた後は、撮影条件入力装置33の操作を行
って、撮影を行う建築物Aの特定を行う。この特定は、
例えば、ディスプレイ40における画面41上に表示さ
れたカーソル(図示せず)を建築物A上に移動させ、撮
影条件入力装置33におけるスイッチのクリック操作を
行うことによって特定したり、予め建築物Aに付与され
ているコード番号を入力することによって特定したりす
る。
【0034】建築物Aの特定がされた後は、モード入力
スイッチ32の操作を行って、カメラシステム20によ
り撮影を行うモードの入力(選択)を行う。撮影を行う
モードには、自動撮影モードと、半自動モードと、手動
入力モードとからなる三種類のモードがある。
【0035】自動撮影モードは、特定建築物Aに対し
て、撮影条件入力装置33によって設定された一定の条
件を満たしたときに建築物Aの撮影を行うものである。
なお、この一定の条件の設定も撮影条件入力装置33に
よって行われる。一定の条件は、任意に設定可能であ
り、自車位置から建築物Aまでの距離、自車の進行方向
並びに電子カメラ21のレンズの方向と建築物Aに対す
る角度(方位角度)等を条件とすることができる。
【0036】例えば、図5に示すように、電子カメラ2
1のレンズを常時建築物Aに向けるように(所定方位角
度範囲である電子カメラ21の撮影可能視野角α内に特
定対象物Aが位置するように(本実施例においては視野
角αの中心に特定対象物Aが位置するように))し、自
車位置から建築物Aまでの距離Lを100m(実際には
所定範囲の幅(誤差)を有する)と設定したとする。
【0037】この場合、地図情報上においてナビゲーシ
ョンシステム本体11によって検出された自車位置42
aと、地図情報と併せて表示された対象物情報における
建築物Aの位置から、コントローラ50内に設けられた
算出手段51によって車両の進行方向に対する建築物A
までの方位角度が算出される。
【0038】例えば、図6に示すように、車両の進行方
向に対して角度θの位置に建築物Aが位置していること
が算出された場合、この算出された角度θは、作動機構
制御装置23に送信され、信号を受信した作動機構制御
装置23はカメラ作動機構22の水平旋回機構22bの
作動制御を行って、電子カメラ21を角度θだけ右旋回
させ、レンズ21bが建築物Aの方向を向くようにす
る。なお、この作動制御は連続して行われるため、車両
2が走行している場合には、車両2の進行方向に拘らず
常時レンズ21bが建築物Aの方向を向いていることと
なる。
【0039】このようにして方位角度が定められた後
は、車両2を建築物Aに向かって走行させる。そして、
地図情報上において車両2から建築物Aまでの距離Lが
100mとなったときには、撮影許容手段52によって
電子カメラ21による撮影が可能な状態とさせ、同じく
コントローラ50内に設けられた撮影作動手段53を作
動させる。撮影作動手段53は、電子カメラ21のシャ
ッターを作動させ、建築物Aの撮影を行い、コントロー
ラ50を介してMOディスク13内に撮影した建築物A
の画像情報を取り込む。
【0040】これにより、特定された対象物である建築
物Aが、視野角αの中心に特定対象物Aが位置したと
き、すなわち、所定方位角度範囲(本実施例において
は、範囲はほとんど無いが)に達するとともに、車両2
が建築物Aに対して所定の距離に近づいたときに撮影が
行われることとなる。なお、所定方位角度範囲は上記の
ように、必ずしも撮影可能視野角αの中心に設定する必
要はなく、ある程度の範囲内に建築物Aが位置していて
ば撮影を行わせるようにしてももちろんよい。但し、建
築物A全体の撮影を行うためには、電子カメラ21の撮
影可能視野角内で撮影を行わせるようにする必要があ
る。
【0041】また、撮影作動手段53によるシャッター
の作動は、必ずしも一回に限られることなく、複数回撮
影を行うように構成してもよい。この撮影回数の設定
は、撮影条件入力装置33によって行う。また、一つの
建築物Aに対して撮影を行う距離は、上記のように10
0mの距離になったときに撮影を行うのみならず、さら
に80mになったときと50mになった時等、複数の距
離を設定するようにしてもよい。
【0042】さらに、上記の実施例においては、建築物
Aに対する電子カメラのレンズ21bの向きを水平方向
に移動させた場合について説明したが、本発明はこれに
限られるものではなく、水平旋回機構22bの作動制御
を行うのみならず、上下方向揺動機構22cの作動制御
も行って特定対象物の撮影を行うようにしてもよい。
【0043】このように構成されたカメラシステム20
においては、建築物Aが高層建築物である場合、特定建
築物に近づくにつれて上下方向揺動機構22cによって
電子カメラ21を起仰させることにより、建築物Aの全
体を撮影することができる。
【0044】なお、上記の実施例においては、記録対象
物の所定情報を記録するとともに、撮影した画像の記録
を行うためにMOディスク13を用いることとしている
が、本発明はこれに限られるものではなく、HDDやメ
モリーカード等の他の記憶装置を用いたり、画像情報記
録用にMOディスク等を別個設けたりしてもよい。
【0045】また、上記の実施例においては、画像情報
入力手段として電子カメラを用いているが、いわゆる普
通のカメラや、デジタルカメラを用いて写真として記録
しておくように構成してもよい。
【0046】次に、半自動モードについて説明する。こ
の半自動モードは、上記の自動モードにおける作動制御
と同様のカメラ作動機構22の作動制御を行うことによ
り、特定建築物の方向に常時電子カメラ21のレンズ2
1bを向けるようにしている。そして、このモードにお
いては、図7に示すように、運転者がハンドル3の右側
に取り付けられたシャッタースイッチ31bの操作を行
って特定対象物(建築物A)の撮影を行うものである。
【0047】シャッタースイッチ31bは、押しボタン
スイッチによって形成されており、押動することにより
電子カメラ21の撮影を行わせるものである。なお、電
子カメラ21による撮影が行われた時には、音声誘導用
スピーカ14から撮影された旨の音声を発したり、ディ
スプレイ40上に表示させたりすることによって運転者
に伝えられる。
【0048】なお、この半自動モードにおいても、撮影
条件入力装置33によって距離の入力を行い、この距離
に基づいてコントローラ50の作動制御を行わせること
が可能である。半自動モードにおいて自車位置から建築
物Aまでの距離の設定を行った場合には、地図情報上に
おいて自車位置から建築物Aまでの距離が、所定距離に
達したときに、撮影許容手段52によって電子カメラ2
1による撮影が可能な状態とさせるとともに、撮影可能
表示器34(通知手段)に作動信号を送信する。
【0049】撮影可能表示器34は、表示ランプ、ブザ
ー等によって構成され、コントローラ50からの作動信
号を受けてランプを点灯させたり、ブザーを鳴らしたり
して運転者に所定距離に達したことを知らせるものであ
る。なお、ブザーを鳴らすことによって知らせる場合に
は、別途ブザーを設けるように構成してもよいが、音声
誘導用スピーカ14を用いてブザーを鳴らしたり、撮影
可能である旨の音声を発するように構成してもよい。
【0050】そして、ランプの点灯等を確認した運転者
は、ハンドル3のシャッタースイッチ31bの押作動を
行うことにより、所望の距離で建築物Aの撮影を行うこ
とができる。なお、自動モードに設定されている場合に
おいて、距離Lが設定した距離以外である場合にも、上
記と同様にシャッタースイッチ31bの押作動を行うこ
とにより、建築物Aの撮影を行うことが可能である。
【0051】次に、手動モードについて説明する。手動
モードは、運転者がハンドルスイッチ31の操作を行う
ことによりカメラシステム20を作動させて撮影を行う
モードである。すなわち、この手動入力モードにおいて
は、撮影条件入力装置33による建築物の特定や一定条
件の特定は関係がなくなり、ハンドル3の左側に配設さ
れた撮影方向変更スイッチ(方向選択手段)31aの操
作を行うことにより作動機構制御装置23に作動信号を
送信し、カメラ作動機構22の作動制御を行って、所望
の方向に電子カメラ21のレンズを向けることができる
とともに、ハンドル3の右側に配設されたシャッタース
イッチ31bの押操作を行って撮影を行うことができ
る。
【0052】撮影方向変更スイッチ31aは、いわゆる
十字キーによって形成されており、キーの左端を押動す
ることによりカメラ作動機構21を左旋回させ、右端を
押動することによりカメラ作動機構21を右旋回させ
る。また、キーの上端を押動することによりカメラ作動
機構21を起仰させ、キーの下端を押動することにより
カメラ作動機構21を倒伏させる。
【0053】なお、上記の各モードにおいて、ディスプ
レイ40の画面41上には、ナビゲーションシステム1
0による地図情報や自車位置を表示させることができる
他、電子カメラ21による撮影が可能な範囲の画像(電
子カメラ21のファインダーを覗いたときと同じ画像)
を表示させるようにすることもでき、撮影する画像の設
定確認を容易に行うことができる。
【0054】上記の実施例においては、車両2の屋根に
おける外側上面に配設されたカメラシステム20につい
て説明したが、本発明に係る車両用撮影システムに用い
るカメラシステムとしては、図8にも示すように、ルー
ムミラー125の外側に面した方に電子カメラ121を
取り付け、図示しないカメラ作動機構によって電子カメ
ラ121の上下左右の作動が可能なように構成してもよ
い。
【0055】また、図9に示すように、既存のカメラ2
21をカメラ作動機構222を介して車両2における屋
根の内側(室内側)に配設するようにしてもよい。この
カメラ作動機構222は、車両2に取り付けられる車両
側取付部材222aと、カメラ221側に取り付けられ
るカメラ側取付部材222cと、車両側取付部材222
aとカメラ側取付部材222cとの間に設けられて、車
両側取付部材222aに対してカメラ側取付部材222
cを水平旋回させる水平旋回機構222bとから構成さ
れている。
【0056】カメラ側取付部材222cには、カメラ取
付治具223を介してカメラ221が取り付けられてい
るため、水平旋回機構222bの作動制御を行うことに
よりカメラ221による撮影方向の変更が可能である。
なお、カメラ取付治具223をカメラ221に対して上
下に揺動自在な構成とすることにより、このカメラシス
テム220においてもカメラ221の上下左右の揺動が
可能な構成としてももちろんよい。
【0057】さらに、図3に示すように、少なくとも左
右方向の旋回が自在に構成されたカメラシステム320
をダッシュボードの前方に配設するようにしてもよい。
【0058】次に、本発明に係る他の実施例について、
図10を加えて説明する。この車両用撮影システムは、
前記の各実施例におけるカメラシステムとは異なり、電
子カメラの水平旋回および上下方向の揺動作動を行う撮
影方向変更手段や、方向選択手段は設けられていない。
この車両用撮影システムに用いられる電子カメラは、所
定角αの範囲が撮影可能な撮影視野角を有し、車両の直
進方向を向いて固定されている。
【0059】ここで、この車両用撮影システムにおける
自動モードおよび半自動モードについて説明する。この
車両用撮影システムにおいて自動モードおよび半自動モ
ードによって撮影を行う場合には、まず撮影条件入力装
置33によって、電子カメラの撮影可能視野角と等しい
かもしくは撮影可能視野角以下の範囲の角度を指定す
る。そして、前記と同様に自車位置から特定建築物まで
の距離を設定する。
【0060】ここで、特定建築物をBとすると。車両の
走行によって撮影可能視野角α内に建築物Bが位置する
とともに、設定した距離Lに近づいた場合、コントロー
ラ50内に設けられた算出手段51が作動信号を送信す
る。
【0061】これにより、自動モードに設定されている
場合には、この作動信号が撮影作動手段52に送信され
て電子カメラによる撮影を行い、半自動モードに設定さ
れている場合には、撮影可能表示器34による表示作動
を行わせる。
【0062】このように構成された車両用撮影システム
によれば、特定建築物の撮影条件は限定されるものの、
簡単なシステム構成で特定建築物の撮影を行うことがで
きる。なお、このシステムの場合には、ハンドルに配設
されるスイッチはシャッタースイッチのみとなる。
【0063】次に、図11および図12を加えて本発明
に係る車両用撮影システムに用いられる、異なるカメラ
システム420およびハンドルスイッチ31′について
説明する。このカメラシステム420は、前記カメラシ
ステム20と同様に車両2の屋根部外側に配設され、屋
根に固定される基台421dと、この基台421d上に
配設された3台の電子カメラ421a,421b,42
1cとから構成されている。
【0064】ここで、中央部電子カメラ421aはレン
ズが車両2の前方に位置して配設され、左側電子カメラ
421bは車両2の左方を向いて配設されるとともに、
右側電子カメラ421cは車両2の右方を向いて配設さ
れている。各電子カメラ421a,421b,421c
は、カメラ切換機構(撮影方向変更手段)によっていず
れか一台の電子カメラによる撮影が可能なように構成さ
れている。
【0065】ハンドルスイッチ431は、同一の構成で
ハンドル3′の左右に各々一個づつ配設された押しボタ
ンスイッチ431a,431bであり、これら押しボタ
ンスイッチ431a,431bの押作動の組合せによっ
て、カメラ切換機構の切換作動制御を行ったり、各電子
カメラ421a等のシャッター作動を行ったりさせる。
【0066】いずれの押しボタンスイッチ431a,4
31bも押動していない状態においては、中央部電子カ
メラ421aによる撮影が可能な状態にカメラ切換機構
の切換作動制御がなされている。そして、左側の押しボ
タンスイッチ431aの押作動を行うと、カメラ切換機
構は、撮影可能なカメラを中央部電子カメラ421aか
ら左側電子カメラ421bへ切り換える切換制御を行
う。また、右側押しボタンスイッチ431bの押作動を
行うと右側電子カメラ421cによる撮影が可能な状態
となる。
【0067】そして、左右の押しボタンスイッチ431
a,431bを同時に押動すると、選択された電子カメ
ラのシャッターを作動させて撮影を行う。これにより、
上記のように押しボタンスイッチ431a,431bの
押作動制御を行って撮影を行わせる電子カメラの選択
(撮影方向の選択)を行った後この両方の押しボタンス
イッチ431a,431bを同時に押すことにより、運
転者の所望の撮影方向の撮影を行うことができる。
【0068】このように構成された車両用撮影システム
においては、特定建築物を運転者が所望する通りの撮影
条件で撮影することは難しい場合もあるが、簡略された
システムにより、所望する条件に近い条件での撮影を行
うことができる。
【0069】なお、上記の各実施例においては、方向選
択手段および撮影作動手段の作動制御をハンドルに取り
付けられたスイッチによって行うこととしているが、本
発明はこれに限られるものではなく、車両内に搭乗した
搭乗者(特に運転者)が両手を離したり、よそ見をする
必要が無い位置に配設されていれば必ずしもハンドルに
設ける必要はない。また、撮影方向変更スイッチも、必
ずしも十字キーである必要はなく、ジョイスティックの
ようなスイッチであってもよい。
【0070】さらに、本発明においては、方向選択手段
および撮影作動手段の作動制御を行う各スイッチを、搭
乗者の手(指)を使って作動させるスイッチのみなら
ず、搭乗者の音声を認識することによって撮影方向変更
手段もしくは撮影手段への作動制御信号の送信を行う音
声認識システムによって行うように構成してもよい。
【0071】このように構成した車両用撮影システムに
おいては、時方位や、上下左右等の方位を指定する単語
を使用することで細かくカメラの撮影方位の制御を行う
ことができる。
【0072】次に、前記の各実施例において自動モード
および半自動モードにおける異なる撮影条件が設定され
た場合について図13および図14を参照しながら説明
する。まず、画像情報入力手段としてのカメラシステム
としては前記カメラシステム20を用いることとし、車
両から建築物Aまでの距離がLとなったときに撮影を行
うように設定したとする。
【0073】図13において自車両が点Pに位置してい
る場合、撮影対象の建築物Aは電子カメラの撮影可能視
野角α内にあるとともに、所定距離Lとなっているため
前記と同様の条件設定では撮影が行われることとなる。
しかしながら、図13に示すような状況においては、車
両と建築物Aとの間に他の建築物Cが位置しており、こ
のまま撮影を行ったのでは建築物Cが邪魔になって建築
物Aが撮影されない。
【0074】このため、本実施例においては、電子カメ
ラの撮影可能視野角内であって、且つ、電子カメラから
建築物Aが見通せる場合にのみ撮影を行うようにしてい
る。すなわち、算出手段51によって建築物Aまでの角
度や距離の算出を行うに伴い、MOディスク13内に記
録された他の対象物の情報も考慮して、撮影作動手段5
2への作動信号の送信を行う。
【0075】これにより、図13に示すような状態にお
いては電子カメラによる撮影は行わず、そのまま建築物
Aの方向に車両の誘導を行い、図14に示すように車両
がP′で示す位置まで移動して建築物Aとの間に障害物
が無くなった状態で撮影を行うため、所望の建築物Aだ
けを撮影することができる。
【0076】次に、上記の各車両撮影システムにおい
て、画像情報入力手段によって入力された各画像情報の
記録および、その記録した画像情報の取り出しを行うこ
とが可能に構成されたシステムについて説明する。この
車両用撮影システムには、情報記録手段が設けられてお
り、撮影された画像情報を、この画像情報が撮影された
ときのナビゲーションシステム本体11によって検出さ
れた車両位置、時間等の情報内容とともにMOディスク
13内に併せて記録するものである。
【0077】このように構成された車両用撮影システム
においては、ディスプレイ40上に撮影された画像情報
と、地図情報と、対象物情報とを重ね合わせて表示させ
ることができる。また、MOディスク13等に記録され
た情報は、撮影された日時、場所等にもとづいて、搭乗
者は任意に取り出し、ディスプレイ40上に重ね合わせ
て表示させることができる。
【0078】なお、画像情報が入力された場合には、画
像情報が入力された時点における車両の位置も情報記録
手段に記録され、ディスプレイ40上にアイコンとして
表示される。そして、MOディスク13に記録された情
報の取り出しを行う場合には、図示しない情報取出手段
の操作を行って、取り出したい情報が記録されたアイコ
ンの指定を行い、所望の情報の取り出しを行う。
【0079】さらに、上記各実施例においては、画像情
報入力手段として電子カメラを用いた場合について説明
したが、本発明はこれに限られるものではなく、ビデオ
カメラ(テレビカメラ)を用いて、動画を記録させるよ
うに構成してもよい。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る車両用撮影
システムによれば、撮影方向の変更が可能なカメラ等の
画像情報入力手段を車両に配設し、車両内の運転者等の
遠隔操作により撮影を可能に構成するとともに、ナビゲ
ーションシステム等の車両位置検出手段も有して構成
し、予め設定された撮影対象物に対して自車両の位置が
所定の距離もしくは方向に位置したときに、自動的に撮
影を行ったり、運転者の任意で撮影を行ったりさせてい
る。これにより、運転者は、対象物の撮影作業を全く意
識する必要がなかったり、シャッター操作のみを意識す
れば良いだけとなり、走行時の対象物の撮影をより簡
単、且つ、安全に行うことができる。
【0081】そして、このようにして記録された画像情
報を、撮影した車両の位置毎に記録、呼び出し、表示が
可能な構成としているため、撮影した情報の有効利用を
図ることができる。
【0082】また、もう一つの本発明においては、撮影
方向の変更が可能なカメラ等の画像情報入力手段を車両
に配設し、車両内の運転者等の遠隔操作により撮影が可
能に構成している。これにより、車両を停止させること
なく、車両内から簡単に所望の方向の撮影を行うことが
できる。
【0083】ここで、撮影方向の変更を行う撮影方向変
更手段を水平線界自在な旋回機構を有して構成すれば、
より細かい撮影方向の設定ができる。また、複数のカメ
ラを切り換えることにより撮影方向の変更を行うことと
すれば、簡単な構成、操作で所望の方向の撮影を行うこ
とができる。
【0084】なお、撮影を行ったり撮影方向の変更を行
ったりすることのできるスイッチを押しボタンスイッチ
にすればスイッチの構成、操作を簡単にすることがで
き、これらのスイッチをハンドルに設ければ、運転操作
を妨げることなく、安全、且つ、簡単に運転者による撮
影を行うことができる。さらに、これらのスイッチ作動
を音声認識システムによって行えば、より安全性を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用撮影システムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】上記車両用撮影システムにおけるディスプレイ
の表示例を示す正面図である。
【図3】上記車両用撮影システムを設けた車両の斜視図
である。
【図4】上記車両用撮影システムに用いられるカメラシ
ステムの一例を示す斜視図である。
【図5】上記車両用撮影システムにおけるディスプレイ
の表示例を示す正面図である。
【図6】上記ディスプレイにおける自車位置と特定対象
物との位置関係の例を示す正面図である。
【図7】上記車両用撮影システムに用いられるハンドル
を示す正面図である。
【図8】上記車両用撮影システムに用いられるカメラシ
ステムの他例を示す斜視図である。
【図9】上記車両用撮影システムに用いられるカメラシ
ステムの他例を示す斜視図である。
【図10】上記車両用撮影システムにおけるディスプレ
イの表示例を示す正面図である。
【図11】上記車両用撮影システムに用いられるカメラ
システムの他例を示す斜視図である。
【図12】上記車両用撮影システムに用いられるハンド
ルの他の例を示す正面図である。
【図13】上記車両用撮影システムにおけるディスプレ
イの表示例を示す正面図である。
【図14】上記車両用撮影システムにおけるディスプレ
イの表示例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 車両用撮影システム 2 車両 3,3′ ハンドル(ステアリングホイール) 12 地図CD(地図情報記録手段) 13 MOディスク(対象物情報記録手段) 14 音声誘導用スピーカ 31 ハンドルスイッチ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両位置を検出する車両位置検出手段
    と、 地図情報が記録された地図情報記録手段と、 前記地図情報上における建築物、観光地等の記録対象物
    の所定情報が記録された対象物情報記録手段と、 この対象物情報記録手段に記録された記録対象物を特定
    する対象物特定手段と、 前記地図情報記録手段に記録された地図情報上におい
    て、前記車両位置検出手段によって検出された車両位置
    から前記対象物特定手段によって特定された前記記録対
    象物までの距離および方位角度を算出する算出手段と、 対象物を撮影可能な画像情報入力手段と、 前記算出手段によって算出された距離および方位角度が
    予め定められた距離および所定方位角度範囲に達したと
    きに、前記画像情報入力手段による撮影作動を許容する
    撮影許容手段とから構成されていることを特徴とする車
    両用撮影システム。
  2. 【請求項2】 前記画像情報入力手段による撮影方向を
    変更させる撮影方向変更手段と、 この撮影方向変更手段の作動制御を行って前記画像情報
    入力手段の撮影方向を選択する方向選択手段とを有し、 この方向選択手段が、前記算出手段によって算出された
    方位角度にもとづいて前記画像情報入力手段を常時前記
    特定対象物の方向に向かせる作動制御を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の車両用撮影システム。
  3. 【請求項3】 前記撮影許容手段により前記画像情報入
    力手段による撮影作動が許容されたときに、前記画像情
    報入力手段が自動的に撮影を行うことを特徴とする請求
    項1に記載の車両用撮影システム。
  4. 【請求項4】 前記撮影許容手段により前記画像情報入
    力手段による撮影作動が許容され、且つ、前記画像情報
    入力手段の撮影視野角内で前記特定対象物が見通せる位
    置であるときに、前記画像情報入力手段が自動的に撮影
    を行うことを特徴とする請求項3に記載の車両用撮影シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記撮影許容手段により前記画像情報入
    力手段による撮影作動が許容されたときに、前記車両に
    搭乗した搭乗者に対して撮影許容通知信号を発信する通
    知手段を有していることを特徴とする請求項1に記載の
    車両用撮影システム。
  6. 【請求項6】 前記画像情報入力手段が、ビデオカメラ
    もしくは電子カメラであり、 少なくとも、前記ビデオカメラもしくは前記電子カメラ
    によって撮影された画像情報および前記車両位置検出手
    段によって検出されて前記画像情報入力手段による撮影
    が行われた前記車両位置等の情報内容を記録可能な情報
    記録手段を有していることを特徴とする請求項1に記載
    の車両用撮影システム。
  7. 【請求項7】 前記情報記憶手段によって記憶された前
    記情報内容と、前記ビデオカメラもしくは電子カメラに
    よって撮影された画像情報とを重ね合わせて表示するこ
    とができる情報表示手段と、 前記情報記憶手段に記憶された前記情報内容を、任意に
    取り出し可能な情報取出手段とからなることを特徴とす
    る請求項6に記載の車両用撮影システム。
  8. 【請求項8】 車両に配設され、対象物を撮影可能な少
    なくとも一台の画像情報入力手段と、 この画像情報入力手段の撮影方向を変更させる撮影方向
    変更手段と、 前記車両に搭乗した搭乗者が操作可能な位置に配設さ
    れ、前記撮影方向変更手段の作動制御を行って前記画像
    情報入力手段の撮影方向を選択する方向選択手段と、 前記車両に搭乗した搭乗者が操作可能な位置に配設さ
    れ、前記画像情報入力手段の撮影作動を行わせる撮影作
    動手段とからなることを特徴とする車両用撮影システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記撮影方向変更手段が、前記画像情報
    入力手段を前記車両に対して少なくとも水平旋回させる
    旋回機構を有していることを特徴とする請求項8に記載
    の車両用撮影システム。
  10. 【請求項10】 前記画像情報入力手段が、異なる方向
    の撮影が可能に複数配設され、 前記撮影方向変更手段が、前記複数の画像情報入力手段
    のうちいずれか一台を選択して撮影を行わせる画像情報
    入力手段切換機構であることを特徴とする請求項8に記
    載の車両用撮影システム。
  11. 【請求項11】 前記方向選択手段および前記撮影作動
    手段が、複数の押しボタンスイッチによって構成され、
    前記押しボタンスイッチの押作動の組合せによって、前
    記撮影方向変更手段もしくは前記画像情報入力手段の作
    動制御を行うことを特徴とする請求項8に記載の車両用
    撮影システム。
  12. 【請求項12】 前記方向選択手段および前記撮影作動
    手段が、前記車両のステアリングホイールに配設されて
    いることを特徴とする請求項8に記載の車両用撮影シス
    テム。
  13. 【請求項13】 前記方向選択手段および前記撮影作動
    手段の少なくとも一方が、前記搭乗者の音声を認識する
    ことによって前記撮影方向変更手段もしくは前記撮影手
    段への作動制御信号の送信を行う音声認識システムであ
    ることを特徴とする請求項8に記載の車両用撮影システ
    ム。
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