JP2008045892A - 電子機器およびナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の方向に第1の画像を、第2の方向に前記第1の画像とは異なる第2の画像を同一画面上に表示可能な表示手段を有する表示装置において、第1の画像に対応する音声が突然出力されることにより、第2の画像の視聴者が驚いたり、視聴している画像の音声を聞き逃したりする。
【解決手段】
第1の方向に第1の画像を、第2の方向に前記第1の画像とは異なる第2の画像を同一画面上に表示可能な表示手段と、前記第1の画像に対応する第1の音声の出力、及び前記第2の画像に対応する第2の音声の出力をさせる音声出力制御手段と、前記第1の音声が出力される前に、前記第1の音声が出力されることを前記第2の画像の観察者に告知させる告知手段とを備えることを特徴とする電子機器を提供する。以上の構成により、第2の画像の視聴者は、事前に第2の画像に第1の画像に対応する音声が出力されることを表示で知らせることで、驚きや音声の聞き逃しを抑えることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、第1の方向に第1の画像を、第2の方向に前記第1の画像とは異なる第2の画像を同一画面上に表示可能な電子機器およびナビゲーション装置に関する。
車両に取り付けられたナビゲーション装置は、テレビやDVDの再生機能を有し、ナビゲーション画像表示や音声案内の他、テレビやDVDの映像表示や音声出力等を行うことができる。しかしながら、車両が走行中の場合、運転者が画面を注視する恐れのあるテレビやDVD等の動画像を表示させないよう視聴制限を設けている。このため、画面を注視しても問題がない同乗者までもがテレビやDVD画像を見ることができない。
この問題に対し、異なる方向に対して、異なる画像を表示させることが可能な表示部を備えたナビゲーション装置が提案されている。この装置では、車両が走行中であっても、運転者への画像には、ナビゲーション表示以外のテレビやDVDの動画に視聴制限を施し、助手席の同乗者へは、テレビやDVDの画像を提供することが可能となり、助手席等の同乗者は、テレビやDVDを視聴することが可能となった。このような装置は、例えば特許文献1や特許文献2などに開示されている。
特開2003−137005号 特開平10−123461号
ところで、上述のナビゲーションの装置において、助手席同乗者が視聴可能な画像(以後P席画像と言う)として、テレビやDVD画像が表示されているとき、車両内に備え付けられたスピーカからは、P席画像に対応したテレビやDVDの音声が出力される。一方、運転者が視聴可能な画像(以後D席画像と言う)として、ナビゲーション画像が表示されているとき、右左折等を行う予め定められた音声案内の地点に車両が到達すると、車両内の一部のスピーカからその音声案内が出力される。つまり、このとき異なる2つの音声が同時に発せられてしまう。このため、例えばDVDの音声を聞いていた同乗者は、運転席側の状況を知らないため、予期せぬナビゲーションの音声により驚くことで、DVDの音声を聞きづらくなったり、DVDの音声か他の音声か分からなくなったりする問題がある。本発明は、視聴中のものとは別の音声の発生を、音声又は表示によって告知し、例えばテレビやDVD等の動画像を視聴中の同乗者が、視聴していないナビゲーション音声の突然の割り込みが生じるようなときに驚かないようにすることを目的としてなされたものである。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、第1の方向に第1の画像を、第2の方向に前記第1の画像とは異なる第2の画像を同一画面上に表示可能な表示手段と、前記第1の画像に対応する第1の音声の出力、及び前記第2の画像に対応する第2の音声の出力をさせる音声出力制御手段と、前記第1の音声が出力される前に、前記第1の音声が出力されることを前記第2の画像の観察者に告知させる告知手段とを備えることを特徴としているものである。
また上記目的を達成するために、本発明のナビゲーション装置は、運転席方向に、位置検出手段により検出された現在位置に応じたナビゲーション画像を、助手席方向に助手席用画像を同一画面上に表示可能な表示手段と、前記ナビゲーション画像に対応する第1の音声の出力、及び前記助手席用画像に対応する第2の音声の出力をさせる音声出力制御手段と、前記第1の音声が出力される前に、前記第1の音声が出力されることを、音声又は、前記助手席用画像への表示により、前記助手席用画像の観察者に告知させる告知手段とを備えることを特徴としているものである。
さらに本発明の電子機器またはナビゲーション装置では、前記告知手段は、前記第2の音声が出力されているときに、前記告知をさせることを特徴としている。さらに本発明の電子機器またはナビゲーション装置では、前記告知手段は、位置検出手段により検出された現在位置に応じて、前記第2の画像、又は前記助手席用画像上に表示をさせることを特徴としている。
さらに本発明の電子機器またはナビゲーション装置では、前記告知手段による表示が複数種類あり、前記複数種類の表示から選択することができる選択手段を備えることを特徴としている。
さらに本発明の電子機器またはナビゲーション装置では、前記音声出力制御手段は、前記第1の音声の音量、及び前記第2音声の音量をそれぞれ調整可能であり、前記第1の音声の出力が行われていないときの前記第の2音声の音量よりも、前記第1の音声の出力が行われているときの前記第2の音量を大きくさせることを特徴としている。
本発明によれば、第2の画像を視聴時において、第1の画像に対応する音声の出力を第2の画像の視聴者に知らせることができるため、視聴していない画像の音声出力によって、第2の画像の視聴者が驚かないようにすることができる。
以下、発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る電子機器の表示手段の概念図である。表示部7に対する視野角に応じて、観察者10は第1の表示画像(テレビ・DVD画像)8を、観察者11は第2の表示画像(ナビゲーション画像)を実質的に同時に見ることができ、しかも各々の表示画像8、9は、表示部7の表示面全体に渡ってみることができることを概念的に示している。なお、第1の表示画像8に画像データを供給する第1の画像ソース1は、例えばテレビの受信映像やDVD(Digital Versatile Disc)の映画画像であり、第2の表示画像9に画像データを供給する第2の画像ソース2は、カーナビゲーション装置の地図やルート案内画像等である。これら画像ソース1、2から画像データ3、4が供給され、表示部7に表示されるように、表示制御部5が表示データ6を送り、制御を行っている。なお、画像ソースが同じであれば、左右の利用者が同じ画像を見ることになる。
図2(a)は、本発明に係る電子機器を車載機器に適用したナビゲーション装置の車両への搭載例を示す斜視図である。本発明に係るナビゲーション装置17は、運転席13と助手席12とのほぼ中央のダッシュボード部分に配置される。このナビゲーション装置に対する各種操作は、表示部7の表面に一体的に形成したタッチパネルや操作部15または、無線リモートコントローラの操作によって行われる。車両の各ドアにはスピーカ16が配置され、表示画面に連動した音声や警告音等が出力される。なお、図1の観察者10、11は、それぞれ助手席12、運転席13に座り、助手席同乗者10、運転者11となる。図2(b)は、車両内におけるナビゲーション装置17及びスピーカ16の配置を示す。ナビゲーション装置17は、運転席13と助手席12の間の前方に配置され、第1の表示画像(助手席画像)8及び第2の表示画像(運転席画像)9は、それぞれ視聴範囲(視聴方向)18および19内において視聴することができる。後部座席14からは、着座位置により所望の画像が見られる。なおスピーカは、運転席側16FR、助手席側16FL、後部座席右側16RR、後部座席16RLに配置されている。
図3(a)及び(b)は、本発明に係る本発明に係るナビゲーション装置の外観図である。図3(a)のように、ナビゲーション装置17は、液晶パネル19及び操作部15を有する表示部7と本体部18からなる。表示部7のスイッチ21または、タッチパネル20を操作することにより、表示部7をチルト(斜動)させることができ、さらに、チルトさせると(オープン状態)、本体部18の前面よりDVD等の記憶媒体を出し入れすることができる構造となっている(図3(b))。
図4は、表示部7の断面構造である。液晶パネル19は、TFT基板31とそれに対向して配置されるカラーフィルタ基板32の間に液晶層33を挟持した一対の基板と、その発光方向側の前面に配置された視差バリア34とガラス基板35とを、2枚の偏光板36・37の間に挟んだ構成となっており、バックライト38からやや離隔して配設される。また、液晶パネル19は、RGB色(三原色)で構成される画素を有する。液晶パネル19の各画素は、左側(助手席側)表示用と、右側(運転席側)表示用に分けられて表示制御される。そして、左側(助手席側)表示用画素は、視差バリア34により右側(運転席側)への表示は遮断され、左側(助手席側)からは見えるようになっている。また、右側(運転席側)表示用画素は、視差バリア34により左側(助手席側)への表示が遮断され、右側(運転席側)からは見えるようになっている。
図5は、本発明に係るナビゲーション装置の構成例を示すブロック図であり、いわゆるAudio Visual Navigation複合機への適用例である。画像・音声ソースとして、HDD(Hard Disk Drive)41、ナビゲーション部(描画、音声案内)42、DVD43、ATV(アナログテレビ)44、DTV(デジタルテレビ)45などがある。HDD41には、音楽データや画像データなどの各種コンテンツデータ、及び地図データや音声案内データを含むナビゲーションプログラムなどが含まれており、HDD41からの信号RDTは、描画回路を含むナビゲーション部42を介して、A/D変換部46及び画像制御部47に送られる。ナビゲーション部42では、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)62から現在地を検出することができ、現在位置または目的地に応じて地図表示による経路案内をし、さらに音声案内を行う。またナビゲーション部42は、音声出力のタイミングに応じて、助手席側画像に警告等の通知を表示させるように画像制御部47を制御することができる表示制御手段(告知手段)58を備えている。次に、DVD部43及びATV部44からの信号NDTは、スイッチ(SW)部48により選択され、ナビゲーション部42、及びA/D変換部49に送られる。そして、DTV部45からの画像信号DDTは外部入力として、A/D変換部50に送られる。なお、各ソースからの信号は、例えば、HDD部41からはRGB信号であり、DVD部43及びATV部44からはNTSC(Natinal Television System Comitee)形式もしくは、PAL(Phase Alternating Line)形式の信号であり、またDTV部はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式で変調された信号の復調信号である。また、HDD41からの音声信号はナビゲーション部42を、DVD43およびATV44の音声信号はSW48をそれぞれ介して、DTVは直接に、DSP部(Digital Signal Processor)61に送られる。なおDSP部61では、音声出力に関して出力スピーカの選択や各スピーカの音量調整、音響設定などの制御を行っている音声出力制御手段である。A/D変換部49からの信号NDTは、Y/C分離部51で輝度信号(Y信号)と色信号(C信号)が分離され、RGBデコーダ部52でRGB信号に復調され、ガンマ補正部53でガンマ補正が行われる。画像制御部47では、補正後の画像信号NDT、またはA/D変換部50からの信号DDTが入力され、画素補間部54に出力する。また、画素補間部54には、A/D変換部46からの画像信号RDTも入力され、表示画面に適合するように、各画像の画素の間引きや調整など両画像の補正を行う。補正された画像は、RGB画素並び替え部55にて、画素の並び替えが行われ、ガンマ補正部56にて、ガンマ補正が行われる。なお、表示制御手段(告知手段)58からの画像を、助手席側画像の一部に表示させる場合、表示制御手段(告知手段)58は、画像制御部47にその画像信号を送り、画像制御手段47で、ガンマ補正部53又はA/D変換部50からの信号と合わされ、画素補間部54へ送られ、画素補間部54で画像が合成された後、RBG画素並び替え部55で助手席画像に表示されるように並び替えられる。そして、補正後の画像信号はTFTコントローラ部57を介して、表示部7に表示される。なお、CPU59は、画面制御部47や画素補間部54、RGB画素並び替え部55等の表示装置内の各部と接続されており、操作部15又はリモコン63からの操作を受け付けて、表示モードやソース選択、画素補正等のASIC(Application Specific Integrated Circuit)の設定ができる。また、メモリ60には、画像処理用プログラムなど各種プログラムが記憶され、VRAM(Video−RAM)としても使用されている。
図6は、RGB画素並び替え部55を説明する図である。助手席用画像(例えばDVD画像)71と運転席用画像(例えばナビゲーション画像)72は、それぞれRGB信号(71R、71G、71B、72R、72G、72B)を有しており、図6のように、液晶パネル19の各画素73に対して画素補間部54で調整された画像制御部47からの信号とA/D変換部46からの信号を交互に入力し、助手席用画像8と運転席用画像9を表示する。このようにして、第1の方向に第1の画像を、第2の方向に第2の画像を、同一画面上にそれぞれ表示させることができる。なお、視差バリア34の隣り合う間隔74及び視差バリア34と画素73の間隔75を調整することで、助手席用画像の可視範囲18及び運転席用画像の可視範囲19を調整することができる。つまり、最適な可視範囲に調整することで、運転者と同乗者に異なった表示を提供することが可能となる。
これより以降、本発明に係るナビゲーション装置の助手席画像へのナビ音声出力表示について説明する。ナビ音声出力表示とは、例えば、図7のように、運転者がナビゲーション画像を見て、同乗者がテレビ画像を見ている場合に、現在位置が右左折する交差点へ近づくと、ナビゲーションの音声案内が出力される。これに先立ち、または同時に運転席側の音声が出力されることをナビ音声出力表示81として、助手席画像に表示することで、視聴していない音声の出力により同乗者が驚くことを抑えることができる。つまり、同乗者が視聴していない画像の音声が突然出力されると、同乗者は驚き、同乗者が視聴している画像の音声を聞き逃してしまう可能性さえあるが、助手席画像上で音声案内が出力されることを知らせることにより、同乗者の驚きを抑えるようにするものである。さらに、驚くことにより同乗者が見ている画像の音声を聞き逃すことの無いように注意を喚起する機能もある。また、見ているものとは異なる音声が出力中であることを知ることができるので、混乱することがない。
ナビ音声出力表示を適用したナビゲーション装置の動作を、図8を用いて説明する。図8は、車両が経路を走行する場合の音声案内とナビ音声出力表示のタイミングを説明する図である。図中の82は建物、83は道路、84は信号、85は自車両(現在地)、86は現在地から目的地までのルートである。なお、ナビゲーション装置では、使用者が目的地87を設定すると、ナビゲーション部42により、現在位置85から目的地87までの、最適なルートが検索される。現在位置の進行に応じて、進行方向を変更すべき交差点付近では「まもなく右折です。」と出力され、その交差点手前300mでは「300m先を右折です。」などと音声案内が出力される。
ここで、ナビゲーション装置の表示制御手段(告知手段)58は、図9に示すフローチャートのように表示制御を行う。ナビ音声出力表示を行うように設定されると(ステップST1)、車両の現在位置が、ナビゲーションの案内開始地点の50m手前地点を通過したかを確認する(ステップST2)。ステップST2で、ナビゲーションの案内開始地点の50m手前地点に到着(もしくは通過)したと判断されると、助手席画像に図11(a)に示す表示例のようにテレビ画像の一部にナビ音声出力表示92を表示させる(ステップST3)。そのまま車両が進行し、ナビゲーションの音声案内が開始されると(ステップST4)、助手席画像に表示していたナビ音声出力表示を解除する(ステップST5)。つまり、テレビ画像のみの表示となる。このとき、次の音声案内開始点まで50m以内である場合(ステップST6)、助手席画像に残りの距離に応じたナビ音声出力表示を行う(ステップST3)。一方、次の音声案内開始点まで50m以内でない場合には(ステップST6)、次の音声案内開始点まで50mになるかどうかを判断する(ステップST2)。
図8における自車位置と上述のように表示制御されるナビ音声出力表示とナビ音声案内出力の関係を、図10のタイミングチャートとあわせて説明する。自車85が、音声案内開始地点まで50m手前である(a)地点に到達すると、助手席画像にナビ音声出力表示81を表示する(ステップST3、図10(a))。そして車両81が進行し、音声案内開始地点である(b)地点に到着し、音声案内b「300m先を左折です。」が開始されると(ステップST4)、ナビ音声出力表示81が解除される(ステップST5、図10(b))。同様に、自車両が(c)地点に到着すると、音声出力表示81が助手席画像に表示される(図10(c))。そして(d)地点に到着すると音声案内が開始される(図10(d))。ただし、(d)地点は、次の音声案内開始地点(e)まで40mであり、50m以内であるため(ステップST6)、ナビ音声出力表示81は音声開始後、一旦消え、すぐに残り40mを示した表示を行う(図10(d))。なお、図10の(d)地点において、ナビ音声出力表示81は一旦消えてすぐに表示させるが、消さずにそのまま表示され続けるようにしても良い。そして、(e)地点に到着すると、音声案内が開始され、ナビ音声出力表示81が消去される(図10(e))。(f)地点及び(h)地点では、(a)地点の場合と同様に、ナビ音声出力表示81が表示され(図10(f)、(h))、車両が(g)地点、(i)地点に到着すると、音声案内が出力され、ナビ音声出力表示81が解除される(図10(g)、(i))。このように、音声案内の出力前に音声案内のタイミングを同乗者に知らせることにより、同乗者は音声案内のタイミングを知ることができ、突然出力されていた音声案内による驚きを抑えることができる。
この他のナビ音声出力表示について説明する。図11は、ナビ音声出力表示された助手席画像の例である。助手席画像には、テレビ画像91が表示されており、例えば図11(a)のように、画像の左上に現在位置85から音声案内地点までの距離を示すインジケータ92が表示される。車両が経路86に沿って走行することにより、インジケータ92の表示が減っていき、音声案内地点に到着すると、残りは0となり音声案内が開始される。このようにして、同乗者は視覚的に音声案内開始のタイミングを把握することができる。
なお、インジケータ表示92が解除されるタイミングについて、上述の例では、音声案内開始地点に到着あるいは通過もしくは音声案内が開始されると、インジケータ表示92は消えることとしている。これにより、助手席画面に必要以上にインジケータ92を表示させることを防ぐことができるが、音声案内が終了するまでインジケータ92を表示し、音声案内が終了すると同時にインジケータ表示92も終了するようにしてもよい。また、インジケータの枠を常時表示するようにしても良い。これにより使用者の最適な表示方法を提供できる。
上述の実施例では、インジケータ92の表示タイミングの判断や表示のメモリを、距離を基準としていたが、その他の例を図11(b)〜(e)に示す。図11(b)は、時間を基準にした円グラフ表示93である。車両の現在位置85から音声案内地点まで距離を、現在走行している速度で割ることにより、残り時間を予測し表示する。音声案内開始のタイミングを時間で知りたい場合に効果的である。図11(c)は、交差点もしくは信号の個数に基づいて判断した文字表示94である。音声案内の対象となる交差点や信号までの残りの個数を文字で表示するため、距離感がわかりにくい距離表示や、値が変動しやすい時間表示ではなく、実際の道路状況で知りたい場合に効果的である。図11(d)は、変化する表示ではなく、音声案内がまもなく出力されることを知らせるマーク表示95である。このマーク表示95は、これまでの距離もしくは時間、個数などに基づいて表示のタイミングを判断するが、インジケータ表示等のように値の変動は表示しない。これにより、値変動によるインジケータ表示が変化しないため、同乗者が助手席画像を見やすくすることができる。また音量を表示するようにしても良い。なお、インジケータ表示等の変化する表示を用いずに、タイミングに応じて強調したい場合など、マーク表示95を点滅などさせると効果的である。図11(e)は、音声案内タイミングの簡易地図表示96である。この地図は、運転席画像に表示されているナビゲーション画像と同じでもよいし、同じ地図データから簡易版として作成してもよいし、専用に作成された地図でもよい。この地図に、車両の現在位置及び音声案内開始ポイントを表示させる。これにより同乗者は、より適確にさらに視覚的に音声案内タイミングを知ることができる。さらに自車両の位置も知ることができる。ただし、これらの表示タイミングは、図9のナビ音声出力表示の表示制御と同様の制御で行われる。なお、音声案内中にナビ音声出力表示を表示させることにより、見ているものとは異なる音声が出力中であることを知ることができるので、混乱することがない。
図12は、第1ナビ音声出力表示設定画面である。上述のナビ音声出力表示は、図12に示すナビ音声出力表示の設定を変更できる設定画面により、変更することができる。図12の第1ナビ音声出力設定画面では、上述したナビ音声出力表示の表示方法101、ナビ音声出力表示の算出方法102、ナビ音声出力表示の開始時間103が設定できる。まずナビ音声出力表示の表示方法101では、例えば棒グラフ(インジケータ)104、円グラフ105、数値表示106、マーク表示107、簡易地図108などが選択でき、これらはそれぞれ図11(a)〜(e)の表示例92〜96に相当する。次に、ナビ音声出力表示の算出方法102では、何を基準にして表示させるかを決めることができ、例えば距離109、時間110、信号機111、交差点112などがある。なお、図12中の距離109は図11中の表示92に、同様に時間110は表示93に、信号機111および交差点112表示94にそれぞれ相当している。なお、これらのうち選択されたカテゴリは背景色を変更し分かりやすくしている。さらに、図12のナビ音声出力表示の開始時間103は、音声案内開始のどれだけ前から表示するかを決めることができる。この値は、表示の最大値にも用いられ、プラスボタン113もしくはマイナスボタン114により例えば10m〜300mの範囲で調整でき、インジケータの算出方法102で選択されているカテゴリによって値115の単位も設定される。図12の場合、音声案内開始地点の50m手前から棒グラフ(インジケータ)による残り距離の表示がされる設定となっており、図11(a)に相当する。こうすることによって、使用者は、表示の方法、算出方法、開始時間を自由に選択することができ、使用者の好みにあった表示が可能となる。
上述の第1ナビ音声出力表示設定画面の他に、図13に示す第2ナビ音声出力表示設定画面により、ナビ音声出力表示の表示条件121、助手席画像制御122、各画面の音量123を設定することができる。ここで、ナビ音声出力表示の表示条件とは、ナビゲーションが行う音声案内のうち、どの種類の音声案内に対して、ナビ音声出力表示を行うかの条件設定を行うことができる。音声案内の種類としては、例えば交差点等での進路変更指示を行う第1の音声案内、走行ルートの先に渋滞等の注意を促す第2の音声案内、進路に変更に関係無く走行中に踏み切り等の通行に注意を要する地点で行う第3の音声案内などがある。ただし、第1および第2の音声案内は目的地設定を行うと出力され、第3の音声案内は目的地設定を行わなくても出力される。ナビ音声出力表示の表示条件121中の「全ての音声案内時」124が選択されると、これら第1〜3の音声案内に対して、ナビ音声出力表示を行い、使用者は全ての音声案内に対して音声案内のタイミングを事前に知ることができる。また、「目的地設定時」125が選択されると、目的地設定を行ったときには、第1〜3型の音声案内に対して、ナビ音声出力表示を行うが、目的地設定を行っていないときには、第3の音声案内時にナビ音声出力表示が表示される。さらに、「進路変更指示の音声案内時」126を選択すると、目的地設定を行い、第1の音声案内が出力されるときにナビ音声出力表示を行い、それ以外では行わない。こうすることで、使用者の好みに合った条件で、ナビ音声出力表示を行うことができる。
図13中の、助手席画像制御122では、ナビゲーションの音声案内中に、助手席画像と音声をどのように扱うかを決めることができる。例えば、「停止無し」127を選択すると、助手席画像及び音声は、そのまま出力され、音声案内中でも助手席画像及び音声を楽しむことができる。また、「音声をミュート」128を選択すると、助手席画像はそのまま出力され、音声がミュートされる。これにより音声案内が聞き取りやすくなる。さらに、「音声・画像を一時停止」129を選択すると、例えば図11(a)〜(e)に示したテレビ(DVD)画像91の背景が静止画となり、ナビ音声出力表示92〜95が静止画の上に表示される。そして、ナビ音声の出力が終了すると、一時停止を解除し、動画像が表示される。こうすることで、同乗者がテレビ/DVDを視聴していても、ナビの音声案内に視聴を妨げられる部分をつくることなく、全ての画像及び音声を楽しむことができる。音声案内時の音量増加量設定123では、ナビゲーションの音声案内時における、助手席画像に対応する音声の音量の増加量130または運転席(ナビゲーション)の音量の増加量131を設定できる。図2(b)中のスピーカ16FRから音声案内が出力されると、残りのスピーカ16FL、RL、RRで助手席画像の音声を出力することになり、音量が下がるため、助手席画像の音声を聞き取りづらくなる場合がある。このような場合に、音声案内時の音量増加量設定123で、助手席用画面の音量130をプラスの値に設定することで、ナビ音声案内出力時における助手席用画像の音声を、音声案内が出力されていないときよりも大きくすることができる。これにより、ナビ音声が出力されても、助手席画像を聞き取りやすくなる。なお、運転席画像の音量をマイナスに下げるようにして、助手席画像の音声を聞き取りやすくするようにしてもよい。また、音声案内が聞き取りにくいと感じた場合は、助手席画像の音量130を下げるか音声案内の音量131を上げるかを行う。音量操作は、ナビ音声出力表示の開始時間103と同様にプラスボタン132・134、マイナスボタン133・135で操作できる。こうすることで、全体のバランスを調整しながら、各音声の音量を調整することができる。なお、「ナビ音声出力表示なし」136を選択すると、ナビ音声出力表示機能を解除することができる。
以上、第1および第2ナビ音声出力表示設定画面について説明したが、これら設定画面は、助手席画面に表示されても、運転席画面に表示されても、または両画面に表示されても良い。表示される画面により操作者は異なるが、操作方法としては、表示部と一体的に形成されているタッチパネル20へのタッチ操作、もしくは操作ボタン15やリモコン62などの選択操作などがある。また、第1の画像の視聴者又は助手席同乗者への告知をナビ音声出力表示で行っているが、このほか「ピピピッ」というような音声や座席が揺れるように告知(予告)しても良い。
以上のように、第1の方向に第1の画像を、第2の方向に第2の画像を同一画面上に表示できる電子機器において、つまりナビゲーション画像とテレビ(DVD)画像を表示できるナビゲーション装置等において、助手席側に関係の無い運転席側の音声が出力された場合、助手席同乗者は突然聞くことになるため、驚き、さらにテレビの音声を聞き逃す恐れがあるが、事前に助手席画像にナビゲーション音声が出力されることを表示で知らせることにより、驚きや音声の聞き逃しを抑えることができる。また、見ているものとは異なる音声が出力中であることを知ることができるので、混乱することがない。
本発明に係る電子機器の表示手段の概念図である。 本発明に係る電子機器を車載機器に適用したナビゲーション装置の車両への搭載例を示す斜視図(a)及び車両内におけるナビゲーション装置17及びスピーカ16の配置図(b)である。 本発明に係る本発明に係るナビゲーション装置の外観図である。 本発明に係る本発明に係るナビゲーション装置の表示部7の断面構造である。 本発明に係るナビゲーション装置の構成例を示すブロック図である。 画素列の並び替え(RGB画素並び替え55)を説明する図である。 ナビ音声出力表示が表示された表示手段の概念図である。 車両が経路を走行する場合の音声案内とナビ音声出力表示のタイミングを説明する図である。 ナビゲーション部のナビ音声出力表示のフローチャートである。 距離とナビ音声出力表示とナビ音声案内出力のタイミングチャートである。 ナビ音声出力表示された助手席画像の例である。 第1ナビ音声出力表示設定画面である。 第2ナビ音声出力表示設定画面である。
符号の説明
7 表示部
8 第1の表示画像
9 第2の表示画像
15 操作部
16 スピーカ
17 ナビゲーション装置(電子機器)
19 液晶パネル
38 バックライト
41 HDD
42 ナビゲーション部
43 DVD
44 ATV(アナログテレビ)
45 DTV(デジタルテレビ
61 DSP

Claims (6)

  1. 第1の方向に第1の画像を、第2の方向に前記第1の画像とは異なる第2の画像を同一画面上に表示可能な表示手段と、
    前記第1の画像に対応する第1の音声の出力、及び前記第2の画像に対応する第2の音声の出力をさせる音声出力制御手段と、
    前記第1の音声が出力される前に、前記第1の音声が出力されることを前記第2の画像の観察者に告知させる告知手段とを備えることを特徴とする電子機器。
  2. 運転席方向に、位置検出手段により検出された現在位置に応じたナビゲーション画像を、助手席方向に助手席用画像を同一画面上に表示可能な表示手段と、
    前記ナビゲーション画像に対応する第1の音声の出力、及び前記助手席用画像に対応する第2の音声の出力をさせる音声出力制御手段と、
    前記第1の音声が出力される前に、前記第1の音声が出力されることを、音声又は、前記助手席用画像への表示により、前記助手席用画像の観察者に告知させる告知手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 前記告知手段は、前記第2の音声が出力されているときに、前記告知をさせることを特徴とする請求項1に記載の電子機器、又は請求項2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記告知手段は、位置検出手段により検出された現在位置に応じて、前記第2の画像、又は前記助手席用画像上に表示をさせることを特徴とする請求項1に記載の電子機器、又は請求項2に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記告知手段による表示が複数種類あり、前記複数種類の表示から選択することができる選択手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器、又は請求項2に記載のナビゲーション装置。
  6. 前記音声出力制御手段は、前記第1の音声の音量、及び前記第2音声の音量をそれぞれ調整可能であり、前記第1の音声の出力が行われていないときの前記第の2音声の音量よりも、前記第1の音声の出力が行われているときの前記第2の音量を大きくさせることを特徴とする請求項1若しくは請求項3乃至5に記載の電子機器、又は請求項2乃至5に記載のナビゲーション装置。


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