JP2007295425A - 音場設定装置および音場設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが面倒な操作を行なうことなく、マルチビューディスプレイを利用したシステムにおいて再生される音声が不快に聞こえてしまう不都合を抑制できるような「音場設定装置および音場設定方法」を提供する。
【解決手段】デュアルビューディスプレイ60の何れの観察方向に対する表示画面に対してどのAVソースが選択されているかの使用状況を検出する使用状況検出部400aと、その検出結果に応じて音場の定位位置を変化させる音場制御部400bとを備え、例えば助手席側でDVD映像等の動画ソースが選択されたことが使用状況検出部400aにて検知されたときに、音場制御部400bが助手席側に音場を定位するように制御することにより、ユーザが手動で音場の設定をすることなく、DVD映像を視聴する助手席のユーザにとって快適な音を得ることができるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音場設定装置および音場設定方法に関し、特に、いわゆるマルチビューディスプレイを備えたオーディオ・ビジュアルシステムにおいて音場の設定を制御する装置および方法に用いて好適なものである。
従来、1つの表示装置において観察する方向により異なる映像を見ることができるように成されたデュアルビューディスプレイが提供されている(例えば、特許文献1参照)。例えば、デュアルビューディスプレイをカーナビゲーションシステムの車載用表示装置として用いた場合、運転席側にはナビゲーション映像を表示し、助手席側にはテレビ映像やDVD(Digital Versatile Disk)映像などを表示することが可能となる。
特開2005−71286号公報
デュアルビューディスプレイを実現する技術として、視差バリアを用いたものや、レンチキュラーレンズを用いたものが存在する。図3は、視差バリアを用いたデュアルビューディスプレイの原理を説明するための図である。図3に示すように、デュアルビューディスプレイは、スイッチ液晶101とTFT(Thin Film Transistor)液晶102との組み合わせにより構成されている。
スイッチ液晶101には、光学的な視差バリア103が等しい間隔を空けて複数設けられている。視差バリア103は、光(液晶のバックライト)の進行方向を制御し、左右の観察位置106,107に異なる光が届くように光を分離している。また、TFT液晶102では、交互に配置された左用画素群104と右用画素群105とにそれぞれ左用画像と右用画像とを交互に表示している。
視差バリア103を通過して左用画素群104を通った光は左の観察位置106に届き、視差バリア103を通過して右用画素群105を通った光は右の観察位置107に届く。これにより、1つのTFT液晶102の表示画面上において、観察する方向により異なる映像を見ることができるようになる。
ところで、液晶表示パネルを用いた機器にあっては、リモートコントローラの操作に限らず、液晶表示パネルに表示される映像をタッチパネルの操作によって操作することができるものがある。タッチパネルは、液晶表示パネルの前面に重ね合わされるものであり、液晶表示パネルに表示される動作選択の指示に応じたバーやキースイッチ等にタッチすることで、タッチ操作コントロールを行なうことができる。
上述のデュアルビューディスプレイにもタッチパネルを適用することが可能である。ただし、この場合は、デュアルビューディスプレイの特徴である“左右独立表示”と合わせて、運転者と助手席の同乗者とがそれぞれ用に表示された映像に対する操作を独立して行なえるようにする必要がある。また、タッチパネルにタッチした者が運転者であるか同乗者であるかを識別し、そのタッチパネルの操作を運転者または同乗者が視聴している映像に対応させる必要もある。
上記特許文献1に記載の発明では、タッチ操作が何れの映像に対して有効であるかの判断を容易かつ確実に行なうための工夫が成されている。すなわち、タッチパネルに視聴者Aタッチ専用エリアおよび視聴者Bタッチ専用エリアを設けておき、どちらのエリアがタッチされたのかを判断して、タッチされた側のエリアに対応する映像の操作メニューを表示するようにしている。
しかしながら、上記特許文献1を含む従来の技術では、デュアルビューの表示映像とタッチパネルにタッチした操作者とを連動させる仕組みは考えられているものの、デュアルビューの表示映像と音声とを連動させる仕組みに関しては考慮されていない。そのため、デュアルビューの使用状況に合わせた音場の設定が適切に行われず、音が不快に聞こえてしまうことがあるという問題があった。
例えば、最初は表示画面にナビゲーション映像を表示するとともに、運転者がCD(Compact Disc)等の音楽を良好に聴くことができるようにするために運転席に音場が最適化されていたとする。この状況において、デュアルビュー表示に切り替えて、助手席側でDVDを再生したとする。この場合、助手席側の表示画面にはDVD映像が表示されるものの(運転席側の表示画面にはナビゲーション映像が表示されている)、音場は運転席に最適化されたままであり、DVDを見る助手席側ではDVDの音声が不快に聞こえてしまう。
このような場合、音場の設定を手動で切り替えることはできるが、手間が生じて面倒であるという問題があった。なお、音場の設定を自動で行なう方法も提供されている(例えば、特許文献2参照)。この方法によれば、表示される映像画面の大きさおよび配置に応じて、それぞれの映像画面の音量および音声定位を調整することができる。
特開2000−69391号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術は、1つの表示画面の中に複数の子画面を表示するマルチ画面表示に関するものであり、子画面の表示位置や大きさの設定が可変で、その設定状況に応じて音場を自動的に設定している。したがって、子画面の概念がなく、表示位置も表示サイズも常に固定のデュアルビューディスプレイにこの特許文献2の技術を適用したとしても、音場の設定を自動的に切り替えることはできない。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ユーザが面倒な操作を行なうことなく、マルチビューディスプレイを利用したシステムにおいて再生される音声が不快に聞こえてしまう不都合を抑制できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、シングルビュー表示およびマルチビュー表示が可能な表示部を備えたオーディオ・ビジュアルシステムに適用される音場設定装置において、表示部の何れの観察方向に対する表示画面に対してどのオーディオ・ビジュアルソースが選択されているかの使用状況によって音場の設定を切り替えるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、表示部の使用状況に合わせて適切な音場が自動的に設定されるため、ユーザは音場の設定を手動で切り替えるための操作をする必要がなく、ユーザの手間を省くことができるとともに、快適な音を得ることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明による音場設定装置を実施したAV(Audio Visual)システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態のAVシステム10は、ナビゲーションコントロールユニット20、AVコントロールユニット30、映像選択部40、表示制御部50、表示装置(デュアルビューディスプレイ)60、音声選択部70、音声制御部80、スピーカ90、モーションセンサ200、着座検出センサ300およびコントローラ400を備えて構成されている。コントローラ400は、本発明の音場設定装置を構成するものであり、その機能構成として、使用状況検出部400aおよび音場制御部400bを備えている。
ナビゲーションコントロールユニット20は、自立航法センサやGPS受信機などを用いて車両の現在位置を検出し、自車位置近傍の地図データを記録媒体から読み出して画面上に表示したり、音声によって経路をアナウンスしたりすることによって走行案内を行なうものである。このナビゲーションコントロールユニット20からは地図画像データおよびナビ音声データが出力される。地図画像データは映像選択部40に供給され、ナビ音声データは音声選択部70に供給される。
AVコントロールユニット30は、DVDに記憶されているDVD画像データやDVD音声データを再生して出力したり、テレビ放送の電波を受信して処理することによりTV画像データやTV音声データを出力したり、CDに記録されている音楽データをもとに曲を再生してCD音声データを出力したりするものである。DVD画像データおよびTV画像データは映像選択部40に供給され、DVD音声データ、TV音声データおよびCD音声データは音声選択部70に供給される。
映像選択部40は、ナビゲーションコントロールユニット20から出力される地図画像データ、AVコントロールユニット30から出力されるDVD画像データ、TV画像データを入力し、これらの中から何れか1つまたは2つを選択的に出力する。表示制御部50は、映像選択部40から出力された画像データに基づいて、デュアルビューディスプレイ60に対して表示に必要な画像データを出力することにより、デュアルビューディスプレイ60に地図やDVD映像、TV映像を表示させる。
デュアルビューディスプレイ60は、表示パネル60aおよびタッチパネル60bを備えている。表示パネル60aは、表示制御部50から出力された画像データに基づき映像を表示するものであり、図3のように構成されていて、観察する方向によらず同じ映像を見ることができるように成されたシングルビュー表示、および観察する方向により異なる映像を見ることができるように成されたデュアルビュー表示を行なうことが可能となっている。
例えば、右座席が運転席の場合、映像選択部40にて地図画像データとDVD画像データとを選択し、左用画素群104にDVD画像データを出力するとともに、右用画素群105に地図画像データを出力することにより、助手席側にはDVD映像を表示し、運転席側にはナビゲーション映像を表示することが可能となる(デュアルビュー表示)。
一方、シングルビュー表示は、例えば特許文献1に記載されているような手段によって実現することが可能である。すなわち、液晶層に印加される電界の強さに応じて視差バリアの形成の有無を制御できるようにし、視差バリアを消すことによってシングルビュー表示とする。なお、運転席側と助手席側とで同じ画像データを選択し、それを左用画素群104にも右用画素群105にも出力することにより、運転席と助手席の両方から同じ映像を見ることができるようにすることも可能であるが、本実施形態ではこれをデュアルビュー表示として扱うものとする。
タッチパネル60bは、表示パネル60aの前面に重ね合わされ、ユーザによるタッチ操作を検出する。ここで、タッチパネル60aをユーザが触れたか否かを検出するためには、例えば抵抗膜方式や赤外線方式等が使用される。また、タッチパネル60bは、当該パネルへのユーザのタッチ位置を検出してその座標データを出力する。
音声選択部70は、ナビゲーションコントロールユニット20から出力されるナビ音声データ、AVコントロールユニット30から出力されるDVD音声データ、TV音声データ、CD音声データを入力し、これらの中から何れか1つを選択的に出力する。音声制御部80は、音声選択部70から出力された音声を増幅し、増幅された音声をスピーカ90から出力する。
スピーカ90は、例えば運転席側の右スピーカ90a、助手席側の左スピーカ90b、後部座席側の後部スピーカ90cから成っている。音声制御部80は、コントローラ400の音場制御部400bからの指示に従って、3つのスピーカ90a,90b,90cに出力する音声の音量や出力タイミング等を変えることにより、所定の位置に音場を形成する。音場の定位位置の制御に関する詳細な内容は後述する。
モーションセンサ200は、タッチパネル60bに対するタッチ操作の操作者が運転者であるか同乗者であるかを検出するものである。モーションセンサ200は、操作者の3次元的な動きを検出するものであり、様々な手段により実現することが可能である。例えば、タッチパネル60bの付近に赤外線を照射して、その赤外線照射エリア内で操作者の手が動く際に起こる赤外線の変化を検出することにより、運転席側と助手席側とのどちらの方から操作者の手が赤外線照射エリアに入ったかをみて、操作者が運転者であるか同乗者であるかを検出することが可能である。
なお、ここでは赤外線を用いる例について説明したが、可視光線や超音波などを用いても良い。また、カメラを設置してタッチパネル60bの付近を撮影し、撮影された画像データを認識処理することによって操作者の判別を行なうようにすることも可能である。また、運転席用のメニューと助手席用のメニューとを画面内の異なる位置に表示し、どちらのメニューに対する操作かをタッチ位置の座標データに基づいて判定するようにしても良い。このようにすれば、モーションセンサ200を用いることなく、タッチパネル60bにタッチした者が運転者であるか同乗者であるかを識別することが可能である。
着座検出センサ300は、助手席に同乗者が着座しているか否かを検出するものであり、本発明のユーザ検出部に相当する。着座検出センサ300としては、例えば、助手席に設置した圧力センサや重量センサ、人体温度を検出する熱感知センサ等により構成することが可能である。また、カメラを設置して助手席付近を撮影し、撮影された画像データを認識処理することによって同乗者の有無を判別するようにすることも可能である。また、助手席付近に赤外線を照射して、助手席付近における赤外線の反射波の変化を検出することによって同乗者の有無を判定するようにしても良い。なお、同乗者が着座しているか否かを検出できるものであれば、以上に述べた各手段に限らず、どのようなものであってもよい。
コントローラ400は、AVシステム10の全体を制御する。このコントローラ400は、例えば、CPU、ROMおよびRAMから成るマイクロコンピュータにより構成されている。ROMには、音場設定装置10を制御するための各種プログラムが記憶されている。CPUは、ROMに記憶されている各種プログラムに従って、RAMをワークメモリとして使用しながら各種の制御を実行する。
例えば、コントローラ400は、タッチパネル60bの操作を通じてユーザにより選択されたAVソースを再生するように、ナビゲーションコントロールユニット20およびAVコントロールユニット30の動作を制御する。また、コントローラ400は、再生されたAVソースの画像データを表示パネル60aにシングルビュー表示またはデュアルビュー表示するように、映像選択部40および表示制御部50の動作を制御する。シングルビュー表示とするかデュアルビュー表示とするかも、タッチパネル60bの操作を通じてユーザにより選択される。また、コントローラ400は、再生されたAVソースの音声データをスピーカ90から出力するように、音声選択部70および音声制御部80の動作を制御する。
また、コントローラ400は、使用状況検出部400aおよび音場制御部400bを有し、以下に述べるような本実施形態に特有の制御も実行する。使用状況検出部400aは、デュアルビューディスプレイ60の何れの観察方向に対する表示画面に対してどのAVソースが選択されているかの使用状況を検出するものである。すなわち、デュアルビューディスプレイ60においてデュアルビュー表示およびシングルビュー表示のどちらが行われているのか、デュアルビュー表示の場合はどちらの表示画面でどのAVソースが選択されているのか、シングルビュー表示の場合はどのAVソースが選択されているのかを検出する。
どのAVソースが選択されているのかということに関しては、具体的には、選択されているAVソースが動画ソースであるか、音声ソースであるかを検出する。ここで言う動画ソースとは、DVDやTVのように動画の出力を伴うAVソースのことである。また、音声ソースとは、CDのように動画の出力はなく、音声のみ、または音声と静止画(曲名、アーティスト名等)を出力するAVソースのことである。なお、カーナビゲーションの場合は地図画像が表示されるが、これは動画ではない。よって、カーナビゲーションは案内音声を出力する音声ソースとして扱うものとする。
上述のように、コントローラ400は、デュアルビュー表示かシングルビュー表示かの選択、AVソースの選択を自身で制御している。例えば、この制御状態を表すステータス情報を内部のレジスタ(図示せず)などに保持しておき、このステータス情報を参照することにより、デュアルビューディスプレイ60の使用状況を検出することが可能である。
音場制御部400bは、使用状況検出部400aおよび着座検出センサ300の検出結果に応じて、音声制御部80からスピーカ90に出力される音声の音量や出力タイミング等を制御することにより、音場の定位位置を変化させる。具体的には、デュアルビュー表示が行われていて、例えば助手席(本発明による一の観察方向に相当する)の表示画面に対して動画ソースが選択されていることが使用状況検出部400aにより検出されたときに、音場制御部400bは、助手席に音場の定位位置を設定するように音声制御部80を制御する。例えば、運転席側の表示画面にナビゲーション映像が表示され、助手席側の表示画面にDVD映像が表示されているときなどがこれに該当する。
ただし、助手席に同乗者が着座していないことが着座検出センサ300により検出されたときに、音場制御部400bは、助手席の表示画面に対して動画ソースが選択されていることが使用状況検出部400aにより検出されていても、助手席とは異なる方向(例えば運転席、または運転席および助手席の略中心)に音場の定位位置を設定する。例えば、デュアルビュー表示にて助手席の表示画面にDVD映像を表示していたところ、助手席の同乗者が車両から下車したようなときがこれに該当する。この場合にコントローラ400は、DVDの再生を自動的に停止してシングルビュー表示に切り替えるようにしても良い。
なお、車両の停車中であれば、運転席の表示画面に対して動画ソースを選択することも可能である。そこで、例えばデュアルビュー表示が行われていて、運転席の表示画面に対してのみ動画ソースが選択されていることが使用状況検出部400aにより検出されたときは、音場制御部400bは、運転席に音場の定位位置を設定するように音声制御部80を制御する。
また、シングルビュー表示にて音声ソースが選択されていること、または、マルチビュー表示が行われていて、運転席および助手席の双方で音声ソースが選択されていることが使用状況検出部400aにより検出されたときに、音場制御部400bは、運転席および助手席(本発明による複数の観察方向に相当する)の略中心に音場の定位位置を設定するように音声制御部80を制御する。例えば、ナビゲーション映像のシングルビュー表示が行われていてCDが再生されているとき、デュアルビュー表示で運転席側と助手席側の双方にナビゲーション映像が表示されていてCDが再生されているときなどがこれに該当する。
なお、シングルビュー表示にて動画ソースが選択されているときも、運転席および助手席の略中心に音場の定位位置を設定するように制御する。また、シングルビュー表示にて動画ソースが選択されていて、かつ、助手席に同乗者が着座しているときには、助手席に音場の定位位置を設定するようにしても良い。
次に、上記のように構成した本実施形態によるコントローラ400(音場設定装置)の動作を説明する。図2は、本実施形態による音場設定装置の動作例を示すフローチャートである。図2において、音場制御部400bは、現在デュアルビューディスプレイ60でデュアルビュー表示が行なわれているか否かを使用状況検出部400aの検出結果によって判定する(ステップS1)。ここで、デュアルビュー表示が行なわれていると判定した場合には、音場制御部400bは、動画ソースが選択されているか否かを使用状況検出部400aの検出結果によって判定する(ステップS2)。
ここで、動画ソースが選択されていると判断した場合には、音場制御部400bは、その動画ソースが助手席側で選択されているか否かを使用状況検出部400aの検出結果によって判定する(ステップS3)。動画ソースが助手席側で選択されていると判断した場合、音場制御部400bは、助手席に同乗者が着座しているか否かを着座検出センサ300の検出結果によって判定する(ステップS4)。
そして、助手席に同乗者が着座していると判断した場合、音場制御部400bは、助手席に音場を設定する(ステップS5)。一方、助手席に同乗者が着座していないと判断した場合、音場制御部400bは、運転席と助手席との略中心の位置に音場を設定する(ステップS6)。なお、このときにコントローラ400は、助手席側で選択されている動画ソースの再生を自動的に停止してシングルビュー表示に切り替えるようにしても良い。
また、ステップS1でデュアルビュー表示が行なわれていない(つまり、シングルビュー表示が行なわれている)と判断された場合、およびステップS2で動画ソースが選択されていない(つまり、音声ソースが選択されている)と判断された場合には、音場制御部400bは、助手席に同乗者が着座しているか否かを着座検出センサ300の検出結果によって判定する(ステップS7)。
ここで、助手席に同乗者が着座していると判断した場合、音場制御部400bは、運転席と助手席との略中心の位置に音場を設定する(ステップS6)。一方、助手席に同乗者が着座していないと判断した場合、音場制御部400bは、運転席に音場を設定する(ステップS8)。また、ステップS3で動画ソースが助手席側で選択されていないと判断された場合も、音場制御部400bは、運転席に音場を設定する(ステップS8)。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、デュアルビューディスプレイ60のどの観察方向に対する表示画面に対してどのAVソースが選択されているかの使用状況によって音場の設定を切り替えるようにしている。これにより、デュアルビューディスプレイ60の使用状況に合わせて適切な位置に音場が自動的に定位するようになるため、ユーザは音声を快適に聴くことができる。また、ユーザが手動で音場の設定を操作しなければならないという手間を回避することができる。
例えば、助手席側でDVD映像等の動画ソースが選択されたことが使用状況検出部400aにて検知されると、音場制御部400bによって、助手席側に音場が設定される。これにより、助手席のユーザが手動で音場を設定するといった面倒な操作を行なうことなく、DVD映像を視聴する助手席のユーザにとって快適な音を得ることができるようになる。
また、本実施形態では、助手席の同乗者が着座しているか否かを検出し、着座していない場合には、助手席とは異なる位置に音場の定位位置を設定するようにしている。これにより、助手席で動画ソースが選択されていても、助手席に同乗者が座っていないような場合(同乗者が途中で降りたような場合)には、助手席以外の適切な位置に音場が定位するようになる。着座検出センサ300を設けることは必須ではないが、これを設けることにより、デュアルビューディスプレイ60の使用状況に加えて、同乗者の存否に合わせて音場が設定されるようになるため、より適切な位置に音場を自動的に設定することができる。
なお、上記実施形態では、着座検出センサ300を助手席側にのみ設ける例について説明したが、これに限定されない。同乗者を残して運転者が一時的に車両を降りるような場合も存在するので、運転席側と助手席側との両方に着座検出センサ300を設けるようにしても良い。この場合、運転者が着座していないことが使用状況検出部400aにより検出されたときに、音場制御部400bは、運転席以外の位置に音場を設定する。
また、上記実施形態では、運転席と助手席との略中心の位置に音場を設定する例について説明したが、これに限定されない。例えば、運転席と助手席と後部座席との略中心の位置に音場を設定するようにしても良い。
また、上記実施形態では、デュアルビュー表示とシングルビュー表示との切り替えやAVソースの選択をタッチパネル60bの操作によって行なう例について説明したが、これに限定されない。例えば、タッチパネル60bの代わりに、タクトスイッチ等のメカニカルスイッチや、リモートコントローラを用いることも可能である。
また、上記実施形態では、1つの表示パネル60aにおいて観察する方向により異なる2つの映像を見ることができるように成されたデュアルビューディスプレイ60の例について説明したが、異なる3つ以上の映像を見ることができるように成されたマルチビューディスプレイにも適用が可能である。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の音場設定装置および音場設定方法は、観察する方向により異なる映像を見ることができるように成されたマルチビュー表示が可能なマルチビューディスプレイを備えたオーディオ・ビジュアルシステムにおいて有用である。
本発明による音場設定装置を実施したAVシステムの構成例を示す図である。 本実施形態によるコントローラ(音場設定装置)の動作例を示すフローチャートである。 デュアルビューディスプレイの原理を示す図である。
符号の説明
10 AVシステム
20 ナビゲーションコントロールユニット
30 オーディオコントロールユニット
40 映像選択部
50 表示制御部
60 表示装置
60a 表示パネル
60b タッチパネル
70 音声選択部
80 音声制御部
90 スピーカ
200 モーションセンサ
300 着座検出センサ
400 コントローラ
400a 使用状況検出部
400b 音場制御部

Claims (7)

  1. 観察する方向によらず同じ映像を見ることができるように成されたシングルビュー表示、および観察する方向により異なる映像を見ることができるように成されたマルチビュー表示が可能な表示部を備えたオーディオ・ビジュアルシステムに適用される音場設定装置であって、
    上記表示部の何れの観察方向に対する表示画面に対してどのオーディオ・ビジュアルソースが選択されているかの使用状況を検出する使用状況検出部と、
    上記使用状況検出部による検出の結果に応じて、音場の定位位置を変化させる音場制御部とを備えたことを特徴とする音場設定装置。
  2. 上記表示部において上記マルチビュー表示が行われていて、一の観察方向に対する表示画面に対して動画ソースが選択されていることが上記使用状況検出部により検出されたときに、上記音場制御部は、上記一の観察方向に音場の定位位置を設定することを特徴とする請求項1に記載の音場設定装置。
  3. 上記表示部において上記マルチビュー表示が行われていて、どの観察方向に対する表示画面でも音声ソースが選択されていることが上記使用状況検出部により検出されたときに、上記音場制御部は、複数の観察方向の略中心に音場の定位位置を設定することを特徴とする請求項1に記載の音場設定装置。
  4. 上記表示部において上記シングルビュー表示が行われていることが上記使用状況検出部により検出されたときに、上記音場制御部は、複数の観察方向の略中心に音場の定位位置を設定することを特徴とする請求項1に記載の音場設定装置。
  5. 複数の観察方向におけるユーザの存否を検出するユーザ検出部を備え、
    上記音場制御部は、上記使用状況検出部による検出の結果および上記ユーザ検出部による検出の結果に応じて、音場の定位位置を変化させることを特徴とする請求項1に記載の音場設定装置。
  6. 一の観察方向にユーザが存在していないことが上記ユーザ検出部により検出されたときに、上記音場制御部は、上記一の観察方向とは異なる方向に音場の定位位置を設定することを特徴とする請求項5に記載の音場設定装置。
  7. 観察する方向によらず同じ映像を見ることができるように成されたシングルビュー表示、および観察する方向により異なる映像を見ることができるように成されたマルチビュー表示が可能な表示部の何れの観察方向に対する表示画面に対してどのオーディオ・ビジュアルソースが選択されているかの使用状況を検出する第1のステップと、
    上記第1のステップでの検出の結果に応じて、音場の定位位置を変化させる第2のステップとを有することを特徴とする音場設定方法。
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