JP2007150890A - 映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画面に表示された複数の映像に対応する音声が混声することなく、それぞれの映像の視聴者に視聴させることが可能な映像表示装置を提供する。
【解決手段】制御部1は、各映像信号の番組情報及び表示モードに基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する。そして、音声信号処理部17は、各音像の定位位置に基づいて、第1DSP171a,第2DSP171bの処理内容を決定するDSPパラメータを適宜設定し、各音声信号の波形及び位相を変更する。第1混合器172aは、第1DSP171aによって生成された左音声信号S1Lと、第2DSP171bによって生成された左音声信号S2Lとを混合してスピーカ(左)18aへ出力する。第2混合器172bは、第1DSP171aによって生成された右音声信号S1Rと、第2DSP171bによって生成された右音声信号S2Rとを混合してスピーカ(右)18bへ出力する。
【選択図】図1
【解決手段】制御部1は、各映像信号の番組情報及び表示モードに基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する。そして、音声信号処理部17は、各音像の定位位置に基づいて、第1DSP171a,第2DSP171bの処理内容を決定するDSPパラメータを適宜設定し、各音声信号の波形及び位相を変更する。第1混合器172aは、第1DSP171aによって生成された左音声信号S1Lと、第2DSP171bによって生成された左音声信号S2Lとを混合してスピーカ(左)18aへ出力する。第2混合器172bは、第1DSP171aによって生成された右音声信号S1Rと、第2DSP171bによって生成された右音声信号S2Rとを混合してスピーカ(右)18bへ出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ピクチャー・アンド・ピクチャー表示、ピクチャー・イン・ピクチャー表示のように、複数の映像信号に基づく映像を表示する映像表示装置に関し、より具体的には、表示された複数の映像に対応する音声が混声することなく、それぞれの映像の視聴者に視聴されることができる映像表示装置に関する。
近年、複数のチューナを内蔵することにより、1画面上にピクチャー・アンド・ピクチャー表示、ピクチャー・イン・ピクチャー表示を行なうことができる映像表示装置が実用化されている。このような映像表示装置においては、表示される映像については視聴者が選択して一方の画面にのみ集中して見ることができるが、音声については、2つの音声が混声することから、音声を聞き分けることが極めて困難である。
そこで、特許文献1には、多画面表示時にOSD(オンスクリーンディスプレイ)のクロック周波数を切り換えるようにし、主画面側のみに字幕表示がかかるようにした表示装置が開示されている。さらに第2の字幕切り取り手段を有することで、主画面、副画面いずれにも字幕が表示でき、音声ではなく字幕を利用して表示されている映像の音声を代用するようにした表示装置が開示されている。
また、特許文献2には、複数の映像ソースからの映像信号のうち、対応する音声信号を出力する映像信号を選択する選択手段と、この選択された映像の音声を出力するようにする音声処理回路と、選択されていない映像信号に付随した字幕信号を処理して、選択されていない複数の映像とともに字幕を表示する字幕処理手段とから構成されたテレビジョン受像機が開示されている。このテレビジョン受像機においても、特許文献1と同様に、一方の映像に対しては音声を出力し、他方の映像に対しては字幕を表示することで、両映像の内容をそれぞれの視聴者に把握させることができる。
特開2002−314896号公報
特開平10−243315号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示されている技術は、字幕を音声の代用とすることから、臨場感が欠けるとともに、字幕を目で追う必要があることから、視聴者が肝心な映像を注視することができなくなる虞があった。また、字幕での情報伝達量は音声の情報伝達量より少ないことから、番組制作者及び番組出演者が伝えたい内容が十分に視聴者に伝わらない虞があった。例えば、字幕制作の担当者によって番組から受ける影響に相違が生じる虞がある。さらに、現在、一部の放送しか字幕に対応していないので、特許文献1及び特許文献2に開示されている技術は、字幕に対応した放送番組にしか適用することができないという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、複数の音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定し、決定した定位位置に基づいて各音声信号の波形及び/又は位相を変更する構成とすることにより、同一画面に表示された複数の映像に対応する音声が混声することなく、それぞれの映像の視聴者に視聴させることが可能な映像表示装置の提供を目的とする。
また本発明は、各映像の表示寸法及び表示位置を選択し、選択された各映像の表示寸法及び表示位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する構成とすることにより、各映像の表示寸法及び表示位置によって各音像の画面からの距離に相違を持たせて、各映像に対応する音声が混声することなく、それぞれの映像の視聴者に、映像と音声とを視聴させることが可能な映像表示装置の提供を目的とする。
さらに本発明は、各映像信号を識別する番組情報を取得し、取得した番組情報に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する構成することにより、映像の番組情報に応じて画面からの音像の定位位置が変更されるので、各映像に対応する音声が混声することなく、それぞれの映像の視聴者に、映像と音声とを視聴させることが可能な映像表示装置の提供を目的とする。
さらにまた本発明は、番組情報並びに選択された各映像の表示寸法及び表示位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する構成とすることにより、各映像の表示寸法が等しい場合であっても、一方の映像が他方より、音声に対する重要性が低いと考えられるときは、一方の映像に対応する音像を、他方の音像より後方側に定位させるなど、より様々な状況に対応することができる映像表示装置の提供を目的とする。
さらにまた本発明は、番組情報が番組のカテゴリーを含んでいる場合に、カテゴリーに対して音声の出力優先順位を規定した音声優先度情報を記憶しておき、各映像信号の番組情報からカテゴリーを抽出し、抽出したカテゴリーに対応する音声優先度情報を抽出して、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する構成することにより、視聴者が音声優先度情報を適宜更新することで、使用用途に応じて各音像の定位位置を設定することができる映像表示装置の提供を目的とする。
さらにまた本発明は、番組情報が番組のカテゴリーを含んでいる場合に、カテゴリーに対して基準の定位位置を規定した基準位置情報を記憶しておき、各映像信号の番組情報からカテゴリーを抽出し、抽出したカテゴリーに対応する基準位置情報を抽出して、各音声信号によって形成される各音像の定位位置とする構成とすることにより、視聴者が基準位置情報を適宜更新することで、使用用途に応じて各音像の定位位置を設定することができる映像表示装置の提供を目的とする。
さらにまた本発明は、各映像を視聴する視聴者の位置を推定し、推定した位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する構成とすることにより、各映像の視聴者が存在していると推定された位置に、各映像の音声信号によって形成される音像の定位位置を設定することができる映像表示装置の提供を目的とする。
さらにまた本発明は、視聴者までの距離を計測し、計測した距離の位置に視聴者が存在していると推定する構成とすることにより、定位させるべき音像の表示画面からの距離の設定精度が向上する映像表示装置の提供を目的とする。
さらにまた本発明は、視聴者の画面に対する方位を計測し、計測した方位に視聴者が存在していると推定する構成とすることにより、定位させるべき音像の位置の推定精度が向上する映像表示装置の提供を目的とする。
本発明に係る映像表示装置は、複数の映像信号に基づく映像を画面に表示し、各映像信号に対応する複数の音声信号に基づく音声を出力する映像表示装置において、前記複数の音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する定位位置決定手段と、決定した定位位置に基づいて各音声信号の波形及び/又は位相を変更する手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、複数の映像信号に基づく映像を画面に表示し、各映像信号に対応する複数の音声信号に基づく音声を出力する場合に、複数の音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定し、決定した定位位置に基づいて各音声信号の波形及び/又は位相を変更する。これにより、たとえ同一画面に複数の映像が表示された場合であっても、各映像に対応する音声が混声することなく、それぞれの映像の視聴者に、映像と音声とを視聴させることができる。
本発明に係る映像表示装置は、各映像の表示寸法及び表示位置を選択するための手段をさらに備え、前記定位位置決定手段は、選択された各映像の表示寸法及び表示位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、画面に表示される各映像の表示寸法及び表示位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する。例えば、ピクチャー・アンド・ピクチャー表示のように各映像の表示寸法が等しい場合には、両映像に対する音声出力の優先度が等しいと判断し、各映像に対応する音声信号によって形成される音像の定位位置の画面からの距離を等しくする。2画面の場合には、左画面の映像に対応する音声を左側に定位させ、右画面の映像に対応する音声を右側に定位させる。これにより、各映像に対応する音声が混声することなく、それぞれの映像の視聴者に、映像と音声とを視聴させることができる。また、例えば、ピクチャー・イン・ピクチャー表示のように各映像の表示寸法が異なる場合には、表示寸法の大きい映像に対する音声出力の優先度が、表示寸法の小さい映像に対する音声出力の優先度より高いと判断し、表示寸法の大きい映像に対応する音像の定位位置を、表示寸法の小さい映像に対応する音像の定位位置より、画面に近づける。これにより、各映像に対応する音声が混声することなく、それぞれの映像の視聴者に、映像と音声とを視聴させることができる。
本発明に係る映像表示装置は、各映像信号を識別する番組情報を取得する手段をさらに備え、前記定位位置決定手段は、取得した番組情報に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、各映像信号を識別するEPG情報などの番組情報を取得し、取得した番組情報に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する。例えば、野球やサッカーのようなスポーツの映像は音声に対する重要性が一般的に低いと考えられるので、スポーツの映像に対応する音像を、映画やニュースような映像に対応する音像より後方側に定位させる。これにより、映像の番組情報に応じて画面からの音像の定位位置が変更されるので、各映像に対応する音声が混声することなく、それぞれの映像の視聴者に、映像と音声とを視聴させることができる。
本発明に係る映像表示装置は、各映像信号を識別する番組情報を取得する手段と、各映像の表示寸法及び表示位置を選択するための手段とをさらに備え、前記定位位置決定手段は、取得した番組情報並びに選択された各映像の表示寸法及び表示位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、各映像信号を識別するEPG情報などの番組情報、並びに、画面に表示される各映像の表示寸法及び表示位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する。例えば、ピクチャー・アンド・ピクチャー表示のように各映像の表示寸法が等しい場合であっても、一方の映像が他方より、音声に対する重要性が低いと考えられるときは、一方の映像に対応する音像を、他方の音像より後方側に定位させる。これにより、各映像に対応する音声が混声することなく、それぞれの映像の視聴者に、映像と音声とを視聴させることができる。
本発明に係る映像表示装置は、前記番組情報が番組のカテゴリーを含み、前記カテゴリーに対して音声の出力優先順位を規定した音声優先度情報を記憶する記憶部と、取得した各映像信号の番組情報から前記カテゴリーを抽出する手段とをさらに備え、抽出したカテゴリーに対応する音声優先度情報を前記記憶部から抽出して、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、番組情報が番組のカテゴリーを含んでいる場合に、カテゴリーに対して音声の出力優先順位を規定した音声優先度情報を記憶しておく。そして、各映像信号の番組情報からカテゴリーを抽出し、抽出したカテゴリーに対応する音声優先度情報を抽出して、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する。音声優先度情報によって各音像の定位位置が決定されることから、視聴者が音声優先度情報を適宜更新することで、使用用途に応じて各音像の定位位置を設定することができる。
本発明に係る映像表示装置は、前記番組情報が番組のカテゴリーを含み、前記カテゴリーに対して基準の定位位置を規定した基準位置情報を記憶する記憶部と、取得した各映像信号の番組情報から前記カテゴリーを抽出する手段とをさらに備え、抽出したカテゴリーに対応する基準位置情報を前記記憶部から抽出して、各音声信号によって形成される各音像の定位位置とするようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、番組情報が番組のカテゴリーを含んでいる場合に、カテゴリーに対して基準の定位位置を規定した基準位置情報を記憶しておく。そして、各映像信号の番組情報からカテゴリーを抽出し、抽出したカテゴリーに対応する基準位置情報を抽出して、各音声信号によって形成される各音像の定位位置とする。基準位置情報によって各音像の定位位置が決定されることから、視聴者が基準位置情報を適宜更新することで、使用用途に応じて各音像の定位位置を設定することができる。
本発明に係る映像表示装置は、各映像を視聴する視聴者の位置を推定する推定手段をさらに備え、前記定位位置決定手段は、推定した位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、各映像を視聴する視聴者の位置を推定し、推定した位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する。これにより、各映像の視聴者が存在していると推定された位置に、各映像の音声信号によって形成される音像の定位位置を設定することができる。
本発明に係る映像表示装置は、前記視聴者までの距離を計測する手段をさらに備え、前記推定手段は、計測した距離の位置に視聴者が存在していると推定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、視聴者までの距離を計測し、計測した距離の位置に視聴者が存在していると推定する。視聴者までの距離を計測によって推定することができるので、定位させるべき音像の表示画面からの距離の設定精度が向上する。
本発明に係る映像表示装置は、前記視聴者の前記画面に対する方位を計測する手段をさらに備え、前記推定手段は、計測した方位に視聴者が存在していると推定するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、視聴者の画面に対する方位を計測し、計測した方位に視聴者が存在していると推定する。視聴者の画面に対する方位を計測によって推定することができるので、定位させるべき音像の位置の推定精度が向上する。
本発明によれば、複数の音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定し、決定した定位位置に基づいて各音声信号の波形及び/又は位相を変更する構成としたので、たとえ同一画面に複数の映像が表示された場合であっても、各映像に対応する音声が混声することなく、それぞれの映像の視聴者に、映像と音声とを視聴させることができる。
本発明によれば、各映像の表示寸法及び表示位置を選択し、選択された各映像の表示寸法及び表示位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する構成としたので、各映像の表示寸法及び表示位置によって各音像の画面からの距離に相違を持たせて、各映像に対応する音声が混声することなく、それぞれの映像の視聴者に、映像と音声とを視聴させることができる。
本発明によれば、各映像信号を識別する番組情報を取得し、取得した番組情報に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する構成としたので、映像の番組情報に応じて画面からの音像の定位位置が変更されるので、各映像に対応する音声が混声することなく、それぞれの映像の視聴者に、映像と音声とを視聴させることができる。
本発明によれば、番組情報並びに選択された各映像の表示寸法及び表示位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する構成としたので、各映像の表示寸法が等しい場合であっても、一方の映像が他方より、音声に対する重要性が低いと考えられるときは、一方の映像に対応する音像を、他方の音像より後方側に定位させるなど、より様々な状況に対応することができる。
本発明によれば、番組情報が番組のカテゴリーを含んでいる場合に、カテゴリーに対して音声の出力優先順位を規定した音声優先度情報を記憶しておき、各映像信号の番組情報からカテゴリーを抽出し、抽出したカテゴリーに対応する音声優先度情報を抽出して、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する構成としたので、視聴者が音声優先度情報を適宜更新することで、使用用途に応じて各音像の定位位置を設定することができる。
本発明によれば、番組情報が番組のカテゴリーを含んでいる場合に、カテゴリーに対して基準の定位位置を規定した基準位置情報を記憶しておき、各映像信号の番組情報からカテゴリーを抽出し、抽出したカテゴリーに対応する基準位置情報を抽出して、各音声信号によって形成される各音像の定位位置とする構成としたので、視聴者が基準位置情報を適宜更新することで、使用用途に応じて各音像の定位位置を設定することができる。
本発明によれば、各映像を視聴する視聴者の位置を推定し、推定した位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する構成としたので、各映像の視聴者が存在していると推定された位置に、各映像の音声信号によって形成される音像の定位位置を設定することができる。
本発明によれば、視聴者までの距離を計測し、計測した距離の位置に視聴者が存在していると推定する構成としたので、定位させるべき音像の表示画面からの距離の設定精度が向上する。
本発明によれば、視聴者の画面に対する方位を計測し、計測した方位に視聴者が存在していると推定する構成としたので、定位させるべき音像の位置の推定精度が向上する等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る映像表示装置の構成を示すブロック図である。なお、同図において、映像信号・音声信号の流れを破線で示す。
本発明の実施の形態1に係る映像表示装置は、制御部1、記憶部10、第1チューナ部11a、第2チューナ部11b、セレクタ部12、操作信号受信部13、番組情報取得部14、映像信号処理部15、表示部16、音声信号処理部17、スピーカ18などを備えている。制御部1は、上述した各部を直接的又は間接的に制御し、内蔵するROMに格納された制御プログラムに従って種々の機能を果たす。
図1は本発明の実施の形態1に係る映像表示装置の構成を示すブロック図である。なお、同図において、映像信号・音声信号の流れを破線で示す。
本発明の実施の形態1に係る映像表示装置は、制御部1、記憶部10、第1チューナ部11a、第2チューナ部11b、セレクタ部12、操作信号受信部13、番組情報取得部14、映像信号処理部15、表示部16、音声信号処理部17、スピーカ18などを備えている。制御部1は、上述した各部を直接的又は間接的に制御し、内蔵するROMに格納された制御プログラムに従って種々の機能を果たす。
第1チューナ部11a及び第2チューナ部11bは、例えば放送中継基地の方向に向けて配置された図示しないアンテナに接続されている。第1チューナ部11a及び第2チューナ部11bは、それぞれ、信号復調部111a及び111bと、信号分離部112a及び112bとから構成されている。放送中継基地からは、映像信号と音声信号とが重畳された放送波(映像音声信号)が送信されており、信号復調部部111a、111bは、送信された映像音声信号のうちの特定周波数帯域の映像音声信号を選択して復調し、信号分離部112a、112bは、復調された映像音声信号を映像信号と音声信号とに分離する。
セレクタ部12は、第1チューナ部11a及び第2チューナ部11bから出力される2セットの映像信号及び音声信号のうち、一方の映像信号及び音声信号をメイン信号に、他方の映像信号及び音声信号をサブ信号に、それぞれ設定するものである。
操作信号受信部13は、リモコン3から送信された操作信号を受信するためのものであり、この操作信号によって映像表示装置の動作が操作される。本発明の映像表示装置に対応したリモコン3は、図2に示すように、ピクチャー・アンド・ピクチャーモードを指示するためのP&P表示キー3aと、ピクチャー・イン・ピクチャーモードを指示するためのPinP表示キー3bとを備えている。
視聴者がP&P表示キー3aを押下することによって、図3(a)に示すように、表示部16の画面の左(左画面161)に一方のチューナ部の映像を、画面の右(右画面162)に他方のチューナ部の映像を表示する旨の操作信号が生成され、リモコン3から映像表示装置(操作信号受信部13)に向けて操作信号が送信される。
一方、視聴者がPinP表示キー3bを押下することによって、図3(b)に示すように、表示画面(親画面163)に一方のチューナ部の映像を、親画面163の中に設定した子画面164に他方のチューナ部の映像を表示する旨の操作信号が生成され、リモコン3から映像表示装置(操作信号受信部13)に向けて操作信号が送信される。本例では、映像表示装置とは別体のリモコン3を用いて映像表示装置を遠隔操作するものとするが、映像表示装置の本体には図示しない操作部が設けられてあり、映像表示装置を本体側で操作することも可能である。
また、番組の放送時刻、内容(カテゴリーを含む)などの番組情報(EPG情報)が放送波に重畳されており、番組情報取得部14は、放送波に重畳された番組情報を取得する。これにより、取得した番組情報から、第1チューナ部11a及び第2チューナ部11bにて受信した映像音声信号の内容を把握することができる。
記憶部10には、音声優先度データベース10aが格納されている。音声優先度データベース10aは、図4に示すように、番組カテゴリーと音声出力優先順位とが関連付けられて記憶されたものであり、番組カテゴリーが、「映画」、「ドラマ」、「音楽」、「バラエティ」、「ニュース」、「スポーツ」のそれぞれに対して、音声出力優先順位が、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」のように設定されている。もちろん、音声優先度データベース10aは、視聴者によって適宜変更を加えられてもよく、視聴者が音声優先度データベース10aを適宜更新することで、使用用途に応じて各音像の定位位置を設定することができる。音声出力優先順位は、映像に加えて音声が出力されることが望ましいと想定されるコンテンツを優先度の上位に設定する。
映像信号処理部15は、合成処理部15aを内蔵しており、第1チューナ部11a及び第2チューナ部11bにて復調・分離された映像信号に対して適宜の信号処理を行なう。合成処理部15aは、リモコン3からの指示により、ピクチャー・アンド・ピクチャーモード(図3(a))、又はピクチャー・イン・ピクチャーモード(図3(b))のうちの一方の2画面表示となるように2つの映像信号を合成する。そして、映像信号処理部15にて適宜の信号処理が行なわれた映像信号は表示部16へ出力され、映像が表示部16に表示される。
音声信号処理部17は、第1DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)171a,第2DSP171b及び第1混合器172a,172bを内蔵しており、第1チューナ部11a及び第2チューナ部11bにて復調・分離された各音声信号に対して適宜の信号処理を行なった後にスピーカ18へ出力して音声を出力する。スピーカ18は複数から構成され、2つのスピーカ(左)18a,スピーカ(右)18bから構成されている場合についてさらに説明する。
制御部1は、各映像信号の番組情報及び表示モードに基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する(詳細は後述する)。音声信号処理部17は、制御部1によって決定した各音像の定位位置に基づいて、第1DSP171a,第2DSP171bの処理内容を決定するDSPパラメータを適宜設定し、各音声信号の波形及び位相を変更する。本例では、第1DSP171aにて、セレクタ部12にて設定されたメインの音声信号S1の波形及び位相を変更し、左音声信号S1L及び右音声信号S1Rを生成する。一方、第2DSP171bにて、セレクタ部12にて設定されたサブの音声信号S2の波形及び位相を変更し、左音声信号S2L及び右音声信号S2Rを生成する。なお、音声信号の波形の変更とは、単なる波形の振幅変更のみならず、音声信号を構成する各周波数成分の振幅変更を含み、また、位相の変更とは、単なる波形の位相変更のみならず、音声信号を構成する各周波数成分の位相変更を含む。
第1混合器172aは、第1DSP171aによって生成された左音声信号S1Lと、第2DSP171bによって生成された左音声信号S2Lとを混合してスピーカ(左)18aへ出力する。一方、第2混合器172bは、第1DSP171aによって生成された右音声信号S1Rと、第2DSP171bによって生成された右音声信号S2Rとを混合してスピーカ(右)18bへ出力する。
次に、セレクタ部12の機能についてさらに詳述する。図5はセレクタ部の機能を説明するための図である。
第1チューナ部11aの映像をメインとする場合、セレクタ部12は、第1チューナ部11aによって復調・分離された映像信号V1を合成処理部15aの第1入力部へ、音声信号S1を第1DSP171aへ出力するとともに、第2チューナ部11bによって復調・分離された映像信号V2を合成処理部15aの第2入力部へ、音声信号S2を第2DSP171bへ出力する(図5(a))。
第1チューナ部11aの映像をメインとする場合、セレクタ部12は、第1チューナ部11aによって復調・分離された映像信号V1を合成処理部15aの第1入力部へ、音声信号S1を第1DSP171aへ出力するとともに、第2チューナ部11bによって復調・分離された映像信号V2を合成処理部15aの第2入力部へ、音声信号S2を第2DSP171bへ出力する(図5(a))。
第2チューナ部11bの映像をメインとする場合、セレクタ部12は、第2チューナ部11bによって復調・分離された映像信号V2を合成処理部15aの第1入力部へ、音声信号S2を第1DSP171aへ出力するとともに、第1チューナ部11aによって復調・分離された映像信号V1を合成処理部15aの第2入力部へ、音声信号S1を第2DSP171bへ出力する(図5(b))。このようにして、セレクタ部12は、第1チューナ部11a及び第2チューナ部11bから出力される2セットの映像信号及び音声信号のうち、一方の映像信号及び音声信号をメイン信号に、他方の映像信号及び音声信号をサブ信号に、それぞれ設定する。
図6は本発明の実施の形態1に係る映像表示装置が行なう処理手順を示すフローチャートである。なお、処理手順は一例であり、これに限るものではない。また、このような処理手順は、制御部1に内蔵したROMへ予め制御プログラムを組み込んでおくことにより行なうことができる。
本例では、2画面表示モードとして、ピクチャー・アンド・ピクチャーモード、又はピクチャー・イン・ピクチャーモードの一方の表示モードが選択されるようになっており、先ず、制御部1は現在の表示モードの情報を取得する(ステップS1)。
次いで、番組情報取得部14は、第1チューナ部11aの映像に係る番組情報(第1番組情報)を取得し(ステップS2)、また、第2チューナ部11bの映像に係る番組情報(第2番組情報)を取得する(ステップS3)。ここでは、番組情報が番組のカテゴリー(映画、ドラマ、音楽、バラエティ、ニュース、スポーツなどのコンテンツの種類)を含み、第1チューナ部11a及び第2チューナ部11bの映像のカテゴリーを抽出する。
そして、制御部1は、現在の表示モードの情報、並びに第1番組情報及び第2番組情報に基づいて、各映像に対応する音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する(ステップS4:音像定位位置決定処理)。そして、音声信号処理部17は、制御部1によって決定した各音像の定位位置に基づいて、各音声信号の波形及び位相を変更する(ステップS5)。
例えば、左右に配置されたスピーカ(左)18a,スピーカ(右)18bから出力される音声信号の振幅によって音像の左右方向の定位位置が決定され、スピーカ(左)18a,スピーカ(右)18bから出力される音声信号の位相によって音像の前後方向の定位位置が決定される。第1DSP171a,第2DSP171bは、各音声信号の振幅及び位相の変更のための各種計算を行なうための専用LSIであって、各音像の定位位置をパラメータとして入力することによって各音声信号の振幅及び位相を適宜変更し、音像を目的の位置に定位させる。
上述のような処理を行なうことにより、表示部16に表示されている2つの映像に対応する各音声信号によって形成される音像の定位位置を相違させ、各音声をそれぞれの定位位置で聞き取りやすくさせることができる。
次に、S4の音像定位位置決定処理の具体例について説明する。図7は音像定位位置決定処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。先ず、制御部1は、第1番組情報と第2番組情報とが同一カテゴリーであるか否かを判定する(ステップS11)。
S11において、第1番組情報と第2番組情報とが同一カテゴリーであると判定された場合(S11:YES)、2画面表示モードがピクチャー・アンド・ピクチャーモードであるか否かを判定する(ステップS12)。S12において、2画面表示モードがピクチャー・アンド・ピクチャーモードであると判定された場合(S12:YES)、2つの映像の表示寸法及びカテゴリーが等しいことから音声出力の優先度が等しいと判断し、各映像に対応する音声信号によって形成される音像の定位位置の画面からの距離を等距離にし、かつ左画面の映像に対応する音像を左側に定位させ、右画面の映像に対応する音像を右側に定位させるものと決定する(ステップS13)。
これにより、音声信号処理部17が各音声信号の波形及び位相を変更し、図8(図8(a):正面図,図8(b):上面図)に示すように、左画面161の映像に対応する音声信号によって形成される音像31が左側に定位され、右画面162の映像に対応する音声信号によって形成される音像32が右側に定位される。
一方、S12において、2画面表示モードがピクチャー・アンド・ピクチャーモードでない、すなわちピクチャー・イン・ピクチャーモードであると判定された場合(S12:NO)、子画面の映像の優先度が親画面の映像より低いと判断し、親画面の映像に対応する音像を前方側に定位させ、子画面の映像に対応する音像を後方側に定位させるものと決定する(ステップS14)。
これにより、音声信号処理部17が各音声信号の波形及び位相を変更し、図9(図9(a):正面図,図9(b):上面図)に示すように、親画面163の映像に対応する音声信号によって形成される音像33を前方側に定位され、子画面164の映像に対応する音声信号によって形成される音像34を後方側に定位される。
また、S11において、第1番組情報と第2番組情報とが同一カテゴリーでないと判定された場合(S11:NO)、それぞれのカテゴリーの音声優先度を把握すべく、制御部1は、音声優先度データベース10aにアクセスし(ステップS15)、各映像のカテゴリーの音声優先度を抽出する(ステップS16)。そして、抽出した音声優先度に基づいて、各映像に対応する音声信号によって形成される音像の定位位置を決定する(ステップS17)。
例えば、優先度が高い方の映像に対応する音声を、優先度が低い方の映像の音声よりも前方側に定位させるものと決定することにより、音声信号処理部17が各音声信号の波形及び位相を変更し、図10(図10(a):正面図,図10(b):上面図)に示すように、優先度が高い方の映像(ここでは左画面161の映像)に対応する音声信号によって形成される音像35を前方側に定位され、優先度が低い方の映像(ここでは右画面162の映像)に対応する音声信号によって形成される音像36が後方側に定位される。
なお、番組カテゴリーと該番組カテゴリーに対する基準の定位位置とが関連付けられた基準定位位置データベースを記憶部10に記憶しておき、制御部1が各映像の番組情報から番組カテゴリーを抽出し、抽出した番組カテゴリーに対応する基準の定位位置を基準定位位置データベースから抽出し、抽出した基準の定位位置を各映像に対応する音声信号によって形成される音像の定位位置とするようにしてもよい。基準定位位置データベースは、図11に示すように、番組カテゴリーと基準の定位位置とが関連付けられて記憶されたものであり、番組カテゴリーが、「映画」、「ドラマ」、「音楽」、「バラエティ」、「ニュース」、「スポーツ」のそれぞれに対して、基準の定位位置(画面からの距離)が、「距離A」、「距離B」、「距離C」、「距離D」、「距離E」、「距離F」のように設定されている。設定距離については、距離A<距離B<距離C<距離D<距離E<距離Fの関係を有しており、「映画」の音像が最も前方に定位され、「スポーツ」の音像が最も後方に定位される。もちろん、基準定位位置データベースは、視聴者によって適宜変更を加えられてもよく、視聴者が基準定位位置データベースを適宜更新することで、使用用途に応じて各音像の定位位置を設定することができる。
(実施の形態2)
図12は本発明の実施の形態2に係る映像表示装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態2に係る映像表示装置は、制御部2、第1チューナ部11a、第2チューナ部11b、セレクタ部12、操作信号受信部13、位置センサ24、映像信号処理部15、表示部16、音声信号処理部17、スピーカ18などを備えている。制御部2は、上述した各部を直接的又は間接的に制御し、内蔵するROMに格納された制御プログラムに従って種々の機能を果たす。
図12は本発明の実施の形態2に係る映像表示装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態2に係る映像表示装置は、制御部2、第1チューナ部11a、第2チューナ部11b、セレクタ部12、操作信号受信部13、位置センサ24、映像信号処理部15、表示部16、音声信号処理部17、スピーカ18などを備えている。制御部2は、上述した各部を直接的又は間接的に制御し、内蔵するROMに格納された制御プログラムに従って種々の機能を果たす。
位置センサ24は、例えば超音波センサであって、視聴者に対して超音波を出射するとともに、視聴者によって反射された反射波を検出し、その時間差を算出することによって視聴者までの距離を計測するものである。本例では、図13に示すように、左右に設けたスピーカ(左)18a,スピーカ(右)18bの各下辺側に位置センサ24a,24bを配置することによって、位置センサ24aが左側の視聴者までの距離を、位置センサ24bが右側の視聴者までの距離を計測する。
制御部2は、位置センサ24a,24bを用いることによって計測した距離に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置に決定する。そして、音声信号処理部17は、制御部2によって決定した定位位置に基づいて、DSPパラメータを適宜設定することによって各音声信号の波形及び位相を変更する。その他の構成は図1と同様であるので、対応する部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図14は本発明の実施の形態2に係る映像表示装置が行なう処理手順を示すフローチャートである。なお、本例では、2画面表示モードがピクチャー・アンド・ピクチャーモードの場合を想定する。
先ず、位置センサ24aが左映像の視聴者までの距離X1を計測し(ステップS21)、位置センサ24bが右映像の視聴者までの距離X2を計測する(ステップS22)。計測された距離X1、X2は、各音声信号によって形成される各音像を定位させるべきスピーカ(左)18a,スピーカ(右)18bからの距離に相当し、制御部2は、計測された距離X1、X2に基づいて、各映像に対応する各音像の定位位置を決定する(ステップS23)。
そして、音声信号処理部17は、制御部2によって決定された各音像の定位位置に基づいて、各音声信号の波形及び位相を変更する(ステップS24)。例えば、制御部2は、図15(図15(a):正面図,図15(b):上面図)に示すように、距離X1がスピーカ(左)18aから左側の視聴者までの距離であると推定し、スピーカ(左)18aから表示画面の法線方向に距離X1の位置を、左画面161の映像に対応する音声信号によって形成される音像37の定位位置に設定する。また、距離X2がスピーカ(右)18bから右側の視聴者までの距離であると推定し、スピーカ(右)18bから表示画面の法線方向に距離X2の位置を、右画面162の映像に対応する音声信号によって形成される音像38の定位位置に設定する。
このようにすれば、各映像の視聴者が存在していると推定された位置に、各映像の音声信号によって形成される音像の定位位置を設定することができる。
なお、実施の形態2では、位置センサ24aが左映像の視聴者までの距離X1を計測し、位置センサ24bが右映像の視聴者までの距離X2を計測することとし、画面に対する各視聴者の方位を考慮しなかったが、各視聴者の方位を計測して、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定するようにしてもよい。
例えば、図16に示すように、左映像の視聴者用に、適長離隔した2つの位置センサ24a,24cを映像表示装置の表示面側に設け、位置センサ24a,24cによって左映像の視聴者までの距離X11、X12を計測する。そして、位置センサ24a,24cの各位置を中心とする半径がX11、X12の2つの円の交点39を算出することによって、左映像の視聴者までの距離及び方位角φ1を推定することができる。
同様に、右映像の視聴者用に、適長離隔した2つの位置センサ24b,24dを映像表示装置の表示面側に設け、位置センサ24b,24dによって右映像の視聴者までの距離X21、X22を計測する。そして、位置センサ24b,24dの各位置を中心とする半径がX21、X22の2つの円の交点40を算出することによって、右映像の視聴者までの距離及び方位角φ2を推定することができる。そして、推定した各映像の視聴者の位置を、各音像の定位位置に設定することによって、より精度良く目的の位置に各映像に対応する音声を定位させることができる。
1,2 制御部
3 リモコン
11a 第1チューナ部
11b 第2チューナ部
12 セレクタ部
13 操作信号受信部
14 番組情報取得部
15 映像信号処理部
16 表示部
17 音声信号処理部
18(18a,17b) スピーカ
24(24a,24b,24c,24d) 位置センサ
3 リモコン
11a 第1チューナ部
11b 第2チューナ部
12 セレクタ部
13 操作信号受信部
14 番組情報取得部
15 映像信号処理部
16 表示部
17 音声信号処理部
18(18a,17b) スピーカ
24(24a,24b,24c,24d) 位置センサ
Claims (9)
- 複数の映像信号に基づく映像を画面に表示し、各映像信号に対応する複数の音声信号に基づく音声を出力する映像表示装置において、
前記複数の音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定する定位位置決定手段と、
決定した定位位置に基づいて各音声信号の波形及び/又は位相を変更する手段と
を備えることを特徴とする映像表示装置。 - 各映像の表示寸法及び表示位置を選択するための手段をさらに備え、
前記定位位置決定手段は、
選択された各映像の表示寸法及び表示位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定するようにしてあること
を特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。 - 各映像信号を識別する番組情報を取得する手段をさらに備え、
前記定位位置決定手段は、
取得した番組情報に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定するようにしてあること
を特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。 - 各映像信号を識別する番組情報を取得する手段と、
各映像の表示寸法及び表示位置を選択するための手段と
をさらに備え、
前記定位位置決定手段は、
取得した番組情報並びに選択された各映像の表示寸法及び表示位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定するようにしてあること
を特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。 - 前記番組情報は、番組のカテゴリーを含み、
前記カテゴリーに対して音声の出力優先順位を規定した音声優先度情報を記憶する記憶部と、
取得した各映像信号の番組情報から前記カテゴリーを抽出する手段と
をさらに備え、
抽出したカテゴリーに対応する音声優先度情報を前記記憶部から抽出して、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定するようにしてあること
を特徴とする請求項3又は請求項4に記載の映像表示装置。 - 前記番組情報は、番組のカテゴリーを含み、
前記カテゴリーに対して基準の定位位置を規定した基準位置情報を記憶する記憶部と、
取得した各映像信号の番組情報から前記カテゴリーを抽出する手段と
をさらに備え、
抽出したカテゴリーに対応する基準位置情報を前記記憶部から抽出して、各音声信号によって形成される各音像の定位位置とするようにしてあること
を特徴とする請求項3又は請求項4に記載の映像表示装置。 - 各映像を視聴する視聴者の位置を推定する推定手段をさらに備え、
前記定位位置決定手段は、
推定した位置に基づいて、各音声信号によって形成される各音像の定位位置を決定するようにしてあること
を特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。 - 前記視聴者までの距離を計測する手段をさらに備え、
前記推定手段は、
計測した距離の位置に視聴者が存在していると推定するようにしてあること
を特徴とする請求項7に記載の映像表示装置。 - 前記視聴者の前記画面に対する方位を計測する手段をさらに備え、
前記推定手段は、
計測した方位に視聴者が存在していると推定するようにしてあること
を特徴とする請求項8に記載の映像表示装置。
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