JP2010100413A - 印刷機の排紙装置及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷機の排紙装置及びその運転方法に関し、不良紙の発生しやすい状況下で押し付け部材付近での紙詰まりの発生を抑制できるようにすると共に、万一紙詰まりが生じても容易にこれを解消することができるようにする。
【解決手段】第1搬送コンベア31と、その下流の第2搬送コンベア34と、第1搬送コンベア31から排出された折帖1bを減速して第2搬送コンベア34のベルト35に押し付ける押し付け部材36と、折帖1bに不良紙が混在する特定運転時には、第2搬送コンベア34の搬送速度V2と第1搬送コンベア31の搬送速度V1との速度比RV(V2/V1)を、基準速度比RV0よりも大きい第1の速度比RV1にし、折帖1bに不良紙が混在しない通常運転時には、折帖1bを鱗状に並べて搬送すべく速度比RVを前記基準速度比RV0にする制御装置40と、をそなえるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷機において、通常運転時にシート搬送経路の上流側から下流側へ向けて順次搬送されてくる折帖を鱗状に並べて排紙する印刷機の排紙装置及びその運転方法に関するものである。
例えば、商業用オフセット輪転機などの輪転印刷機では、ウェブ(連続紙)に印刷した後、折機でウェブを折ったり縦方向切断したりしてから断裁し更に折りを加えるなどして、折帖とした上で、排紙装置によって排紙する。
特に、排紙装置では、印刷速度に応じた搬送速度よりも低速で折帖を受けるとことにより、連続して送られてくる折帖(断裁されただけで折られないシートも含む)を、各折帖の一部が重なった鱗状或いは瓦状に並べて排紙する(特許文献1,2参照)。
例えば、図4は特許文献1に記載された輪転印刷機の折機下流の排紙装置を示す側面図であり、図4に示すように、裁断胴対(図示略)で断裁されたシート100は、ローラ205等でガイドされる上搬送ベルト200aとローラ207等でガイドされる下搬送ベルト200bとからなる第1搬送コンベア200の搬送ベルト200a,200b間に挟持されて搬送され、第2搬送コンベア300に受け渡される。第2搬送コンベア300は、第1搬送コンベア200の下搬送ベルト200bの下流に位置し第1搬送コンベア200の上搬送ベルト200aの下に入り込むよう設けられた搬送ベルト301をそなえ、搬送ベルト301上にシート100を載せて搬送する。
第2搬送コンベア300の搬送ベルト301は、ローラ302と駆動ローラ304とテンションローラ309とに、軸方向に間隔をおいて複数巻き掛けられた平ベルトにより構成され、第1搬送コンベア200の搬送速度より遅い速度で、第1搬送コンベア200との搬送速度比が一定になるように図示しない駆動源によって駆動される。ローラ302と駆動ローラ304との間の平ベルト301の下側には、シート100を所定の搬送経路に案内するガイドプレート307が設けられている。
ガイドプレート307の上方には、ガイドプレート307上を走行する平ベルト301の各ベルト上面に接触可能なプーリ402を有する紙押え部材400が設けられている。
紙押え部材400の上流で第2搬送コンベア300の上流端近傍の上方には、押下げ部材(押し付け部材)500が設けられている。この押下げ部材500は、従動軸501に、軸方向に間隔をおいた複数の箇所にそれぞれ2本設けられたアーム502の先端にコロ503a,503bが回転可能に取り付けられている。
そして、第1搬送コンベア200で搬送されるシート100は、第1搬送コンベア200から第2搬送コンベア300に乗り移り、シート100の先端部は、紙押え部材400のプーリ402により平ベルト301上に押さえられて、平ベルト301の移動と共に搬送される。また、シート100が第1搬送コンベア200から第2搬送コンベア300に乗り移る際、このシート100毎に押下げ部材500が作用するように、押下げ部材500の従動軸501は、図示しない裁断胴対と同じ回転数で回転駆動され、第2搬送コンベア300に乗り移るシート100毎に、従動軸501は半回転する。
したがって、シート100の後端部上面の適宜の位置にコロ503a(又は503b)の周面が接触するように回転位相が合わせられたアーム502のコロ503a(又は503b)は、ローラ302より適宜下流側でシート100の後端部の上面をたたくようにして、シート100の後端部を段差がある第2搬送コンベア300上の搬送面に押し下げる。先行のシート100の後端部がコロ503aで押し下げられた際、後続のシート100aの先端部は第1搬送コンベア200の下搬送ベルト200bのローラ207上にある。
後続のシート100aは、第1搬送コンベア200により第2搬送コンベア300へと搬送されるが、第2搬送コンベア300の走行速度は、第1搬送コンベア200の走行速度に対し所定比で遅いので、第1搬送コンベア200で送られる後続のシート100aの先端部は、第2搬送コンベア300上の搬送面に押し下げられて送られる先行のシート100bの後端部の上方に重なる状態になる。この際、先行のシート100bの後端部は、すでに押下げ部材500のコロ503aによって第2搬送コンベア300の搬送面上に押し下げられているので、後続のシート100aの先端部が先行のシート100bの後端部に接触したり、その下に入り込んだりすることはない。
特開第3786263号公報 特開第3429215号公報
しかしながら、例えば、図4において、第1搬送コンベア200から第2搬送コンベア300へ受け渡されるシート100等の折帖が、適正な状態、つまり、規定通りに断裁されて規定通りに折られて、第1搬送コンベア200のベルト間の規定の位置に規定の姿勢で搬送されてきた場合には、折帖(シートを含む)は、第2搬送コンベア300のベルト上に整然と鱗状或いは瓦状に並べられて排紙される。
しかし、例えば、マシン立ち上げ時には、シワだらけになった折帖や、幅方向に大きく位置ズレした状態の折帖や、中途半端な切端などの、いわゆる不良紙が送られてくることがあり、この場合、図5に示すように、高い確立で押下げ部材(押し付け部材)500のところで折帖(シート)100が詰まってしまう。この紙詰まりは、その下流の第2搬送コンベア300上に多くの折帖100が鱗状或いは瓦状に詰まって並んでいることにも起因しているものと考えられる。
このように紙詰まりが発生すると、通常運転はできなくなるので、オペレータが手作業で除去しなくては詰まりを解消することができない。しかし、運転中には、立ち上げ時の調整段階の運転のため運転速度がごく低い場合であっても、次々に後続の折帖が送られて来る上、低速運転であっても、第2搬送コンベア300の走行速度は第1搬送コンベア200の走行速度に対し所定比で遅いので、第2搬送コンベア300上に多くの折帖が鱗状或いは瓦状に並べは鱗状或いは瓦状に詰まって並んでいるため、除去作業も容易ではない。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、不良紙の発生しやすい状況下で押し付け部材付近での紙詰まりの発生を抑制することができるようにすると共に、万一紙詰まりが生じても容易にこれを解消することができるようにした、印刷機の排紙装置及びその運転方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の印刷機の排紙装置(請求項1)は、折帖を挟持して搬送する一対の搬送ベルトからなる第1搬送コンベアと、前記第1搬送コンベアから排出された前記折帖を受け渡されて前記折帖を並べて搬送する平ベルトからなる第2搬送コンベアと、前記第1搬送コンベアから排出された前記折帖を減速して前記第2搬送コンベアの平ベルトに押し付ける押し付け部材と、前記第1搬送コンベア及び前記第2搬送コンベアの作動を制御する制御装置と、をそなえた、印刷機の排紙装置であって、前記制御装置は、折帖に不良紙が混在する特定運転時には、前記第2搬送コンベアの搬送速度V2と前記第1搬送コンベアの搬送速度V1との速度比RV(=V2/V1)を、基準速度比RV0よりも大きい第1の速度比RV1にして運転し、前記折帖に不良紙が混在しない通常運転時には、前記折帖を鱗状に並べて搬送すべく前記速度比RVを前記基準速度比RV0にして運転することを特徴としている。
前記特定運転時は、前記通常運転時前の立ち上げ時の調整運転時であることが好ましい(請求項2)。
前記第1搬送コンベアを駆動する第1の駆動モータと、前記第2搬送コンベアを駆動する第2の駆動モータとが、それぞれ備えられ、前記制御装置は、前記第1の駆動モータ及び前記第2の駆動モータをそれぞれ個別に制御することが好ましい(請求項3)。
前記第1搬送コンベア及び前記第2搬送コンベアを駆動する駆動モータと、駆動モータと前記第2搬送コンベアとの間に介装された変速機とをそなえ、前記制御装置は、前記駆動モータ及び前記変速機をそれぞれ制御することが好ましい(請求項4)。
前記基準速度比RV0は略0.2以下であって、前記第1の速度比RV1は略0.5以上であることが好ましい(請求項5)。
前記第2搬送コンベア上を搬送される前記折帖を前記第2搬送コンベアの平ベルトに押し付ける紙押さえ部材をそなえ、前記制御装置は、前記特定運転時には、前記紙押さえ部材を前記折帖から離隔させ、前通常運転時には、前記紙押さえ部材を前記第2搬送コンベアの平ベルト上の前記折帖に押し付けることが好ましい(請求項6)。
また、本発明の印刷機の排紙装置の運転方法(請求項7)は、折帖を挟持して搬送する一対の搬送ベルトからなる第1搬送コンベアと、前記第1搬送コンベアから排出された前記折帖を受け渡されて前記折帖を並べて搬送する平ベルトからなる第2搬送コンベアと、前記第1搬送コンベアから排出された前記折帖を減速して前記第2搬送コンベアに押し付ける押し付け部材と、をそなえた印刷機の排紙装置の運転方法であって、前記折帖に不良紙が混在する特定運転時には、前記第2搬送コンベアの搬送速度V2と前記第1搬送コンベアの搬送速度V1との速度比RV(=V2/V1)を、基準速度比RV0よりも大きい第1の速度比RV1にして運転し、前記折帖に不良紙が混在しない通常運転時には、前記速度比RVを前記基準速度比RV0にして運転して、前記折帖を鱗状に並べて搬送することを特徴としている。
前記特定運転時は、前記通常運転時前の立ち上げ時の調整運転時であることが好ましい(請求項8)。
また、運転開始後、前記速度比RVを前記第1の速度比RV1に保持して調整運転を行ない、前記調整運転が完了したら前記速度比RVを前記第1の速度比RV1から基準速度比RV0まで低下させ、前記基準速度比RV0に保持して通常運転を行なうことが好ましい(請求項9)。
あるいは、運転開始後、前記第1搬送コンベアの搬送速度V1を調整基準速度V11にすると共に、前記第2搬送コンベアの搬送速度V2を前記速度比RVが前記第1の速度比RV1になる調整基準速度V21(=RV1・V11)にして、調整運転を行ない、前記調整運転が完了したら、前記第1搬送コンベアの搬送速度V1を通常基準速度V12に向けて即座に加速すると共に、前記第1搬送コンベアの前記加速開始から所定時間だけ遅れて、前記第2搬送コンベアの搬送速度V2を前記速度比RVが基準速度比RV0となる通常基準速度V22(=RV0・V12)にして、通常運転を行なうことが好ましい(請求項10)。
この場合も、前記基準速度比RV0は略0.2以下であって、前記第1の速度比RV1は略0.5以上であることが好ましい(請求項11)。
本発明の印刷機の排紙装置(請求項1)及びその運転方法(請求項7)によれば、折帖に不良紙が混在しない通常運転時には、第2搬送コンベアの搬送速度V2と第1搬送コンベアの搬送速度V1との速度比RV(=V2/V1)を基準速度比RV0にして運転することにより、折帖を鱗状に並べて搬送することができる。この一方で、折帖に不良紙が混在する特定運転時には、速度比RVを、基準速度比RV0よりも大きい第1の速度比RV1にして運転するので、第2搬送コンベアの平ベルト上では折帖間の距離が大きくなって折帖の密度が低下する。このため、押し付け部材の付近に不良紙が進入しても下流側の折帖密度が低いことから、不良紙が押し付け部材の付近に詰まり難くなる。また、万一、不良紙が押し付け部材の付近に詰まってしまっても、その下流側の折帖密度が低いため、紙の除去作業を容易に行なうことができる。
特に、通常運転時前の立ち上げ時の調整運転時には、折帖に不良紙が混在し易いので、この時に、速度比RVを基準速度比RV0よりも大きい第1の速度比RV1にして運転することで、生じ易い紙詰まりの発生を抑え、万一、紙詰まりが生じても、紙の除去作業を容易に行なうことができる(請求項2,8)。
第1搬送コンベアを駆動する第1の駆動モータと、第2搬送コンベアを駆動する第2の駆動モータとをそれぞれ備え、これらの駆動モータをそれぞれ個別に制御することによって、上記の速度比RVの変更制御を容易に行なうことができ(請求項3)、第1搬送コンベア及び第2搬送コンベアを同一の駆動モータで駆動しながらも、駆動モータと記第2搬送コンベアとの間に変速機を介装し、この変速機を制御することによっても、上記の速度比RVの変更制御を行なうことができる(請求項4)。
また、基準速度比RV0を略0.2以下とすれば、折帖を適度な重なり状態の鱗状に並べて搬送することができ、第1の速度比RV1を略0.5以上とすれば、不良紙が押し付け部材の付近に詰まり難くなり、万一不良紙が詰まっても除去作業を行ない易くなる(請求項5,11)。
折帖を第2搬送コンベアの平ベルトに押し付ける紙押さえ部材をそなえると、第2搬送コンベアで折帖を安定させて搬送することができるが、紙詰まりが生じると、この紙押さえ部材も折帖の下流側への動きを阻止するので、不良紙の除去作業の妨げになる。しかし、折帖に不良紙が混在する特定運転時には、紙押さえ部材を折帖から離隔させることにより、不良紙の除去作業の妨げにならないようにすることができる(請求項6)。
また、運転開始後、速度比RVを前記第1の速度比RV1に保持して調整運転を行ない、この調整運転が完了したら速度比RVを第1の速度比RV1から基準速度比RV0まで低下させ、基準速度比RV0に保持して通常運転を行なうことにより、運転開始後の調整運転時に発生し易い不良紙による紙詰まりを抑制しながら、その後の通常運転時には、折帖を鱗状に並べて搬送し排紙する状態に滑らかに移行することができるようになる(請求項9)。
あるいは、運転開始後、第1搬送コンベアの搬送速度V1を調整基準速度V11にすると共に、第2搬送コンベアの搬送速度V2を前記速度比RVが前記第1の速度比RV1になる調整基準速度V21(=RV1・V11)にして、調整運転を行ない、調整運転が完了したら、第1搬送コンベアの搬送速度V1を通常基準速度V12に向けて即座に加速すると共に、第1搬送コンベアの加速開始から所定時間だけ遅れて、第2搬送コンベアの搬送速度V2を前記速度比RVが基準速度比RV0となる通常基準速度V22(=RV0・V12)にして、通常運転を行なうことによっても、運転開始後の調整運転時に発生し易い不良紙による紙詰まりを抑制しながら、その後の通常運転時には、折帖を鱗状に並べて搬送し排紙する状態に滑らかに移行することができるようになる(請求項10)。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3は本発明の一実施形態に係る印刷機の排紙装置を示すもので、図1はその装置構成を示す側面図、図2はその動作を説明する側面図、図3はその搬送コンベアの搬送速度を説明するグラフである。
(装置構成)
本排紙装置は、輪転印刷機の折機の下流に装備される。折機については全体を図示しないが、この折機は、図1に示すように、最上流部にウェブ1aを搬送方向に縦折りする図示しないフォーマ(三角板)を備えると共に、フォーマを通過したウェブ1aを案内する経路変更ローラ(図示略)、ウェブパスローラ11,ニッピングローラ12と、これらにより案内され搬送されたウェブ1aを幅方向に断裁し幅方向に折て折帖1bに加工する断裁装置20とを備えている。そして、断裁装置20の下流に、排紙装置(折帖搬送装置)30が装備されている。
ウェブ1aの搬送経路は、ウェブパスローラ11により、鉛直方向から水平方向に方向転換されるようになっている。
一対のニッピングローラ12は、それぞれ円柱状に形成されており、その軸方向が、ウェブ搬送経路の幅方向と同方向となっている。一対のニッピングローラ12は、ウェブ搬送経路を挟んで、鉛直方向の上方側と下方側とにそれぞれ対接して配設されると共に、図示しない駆動装置に連結されて回転可能となっている。これにより、一対のニッピングローラ12は、上流側に配設されたフォーマを通過したウェブ1aを挟持すると共に、ウェブ1aを断裁装置20に導入する。
断裁装置20は、2つの鋸刃23を有する鋸胴21と、2つの鋸刃受24を有する受胴22とを有しており、鋸胴21及び受胴22は、ウェブ搬送経路を挟んで対向して配設され、鉛直方向の上方側に鋸胴21が配設され、下方側に受胴22が配設されている。
鋸胴21は、図示しない駆動装置に連結されて回転可能となっており、2つの鋸刃23は、鋸胴21の回転軸21aを挟んで180度対向した外周面にそれぞれ配設されている。また、各鋸刃23は、その先端部を鋸胴21の外周面から突出させた状態で、鋸胴21の軸方向に亘って配設されている。
受胴22は、図示しない駆動装置に連結されて回転可能となっており、2つの鋸刃受124は、受胴22の回転軸22aを挟んで180度対向した外周面にそれぞれ配設されている。また、各鋸刃受24は、ゴム等の弾性材で構成されており、その先端部を外周面から僅かに突出させた状態で、受胴22の軸方向に亘って配設されている。
さらに、受胴22は、鋸胴21と同期回転が可能な構成となっており、鋸胴21及び受胴22は、鋸刃23と鋸刃受24とが互いに対向するように回転位相を一致させている。これにより、鋸胴21及び受胴22は、一定周期でウェブ1aを断裁することができる。
ここで、鋸胴21及び受胴2によるウェブ1aの断裁動作について説明する。一方の鋸刃23と一方の鋸刃受24とが合致した状態において、鋸胴21及び受胴22を同期回転させると、一方の鋸刃23と一方の鋸刃受24とが各胴21,22を周回して徐々に離間すると共に、鋸胴21及び受胴22の回転に同期して一対のニッピングローラ12が回転する。
一対のニッピングローラ12が回転すると、断裁装置20により断裁された後続のウェブ1aの先端部は、排紙装置30へ向けて搬送される。ウェブ1aの先端部が折帖搬送装置30に導入されると、排紙装置30はウェブ1aの先端部を挟持する。これにより、同期回転している鋸胴21及び受胴22は、他方の鋸刃23及び他方の鋸刃受24が各胴21,22を周回し対向して合致し、これにより、ウェブ1aは、ウェブ搬送経路の幅方向に断裁され、所定の寸法の折帖1bが作成される。
排紙装置30について説明すると、排紙装置30は、上流側の第1の搬送コンベア31と、下流側の第2の搬送コンベア34とをそなえている。
第1の搬送コンベア31は、ウェブ搬送経路を挟んで鋸胴21側であって鋸胴21の下流側に配設された上高速搬送ベルト(押付搬送ベルト)32と、ウェブ搬送経路を挟んで受胴22側であって受胴22の下流側に配置されると共に上高速搬送ベルト32に対向して配設されたた下高速搬送ベルト33とから構成される。
上高速搬送ベルト32は、複数(例えば4つ)のプーリ32a〜32dと、これらの複数のプーリ32a〜32dに掛け渡された複数(例えば5本)の無端ベルト32Aにより構成されており、複数の無端ベルト32Aは、各プーリ32a〜32dの軸方向に等間隔で設けられている。
下高速搬送ベルト33も、複数(例えば4つ)のプーリ33a〜33dと、これらの複数のプーリ33a〜33dに掛け渡された複数(例えば5本)の無端ベルト33Aにより構成されており、複数の無端ベルト33Aは、各プーリ33a〜33dの軸方向に等間隔で設けられている。
そして、上高速搬送ベルト32の各複数無端ベルト32Aと下高速搬送ベルト33の各複数無端ベルト33Aとは対接するように設けられている。また、上高速搬送ベルト32と下高速搬送ベルト33は、同速で駆動される。な:お、上高速搬送ベルト32及び下高速搬送ベルト33は、断裁装置20の近傍に位置するそれぞれのプーリ32a,33aが離間して配置されており、一対のニッピングローラ12から断裁装置20を介して搬送されてきたウェブ1aの先端部を、円滑に導入することができるようになっている。
第2の搬送コンベア34は、複数(例えば3つ)のプーリ35a〜35cと、複数のプーリ35a〜35cに掛け渡された複数(例えば6本)の無端の平ベルト35Aとから構成されており、複数の無端の平ベルト35Aは、各プーリ35a〜35cの軸方向に等間隔で設けられている。第2の搬送コンベア34の各無端の平ベルト35Aは、上高速搬送ベルト32の各無端ベルト32A間に設けられている。つまり、第2の搬送コンベア34の各無端の平ベルト35Aと上高速搬送ベルト32の各無端ベルト32Aとは、それぞれ互い違いとなるように千烏状に配設されている。
また、第2の搬送コンベア34は、通常運転時には、第1の搬送コンベア31に比して低速で駆動される。つまり、第2の搬送コンベア34はを第1の搬送コンベア31に比して低速で駆動することによって、隣接する折帖1b同士が互いに一部を重ねた鱗状或いは瓦状に並んだ状態で、第2の搬送コンベア34の各平ベルト35A上に載って移動され排紙されるようになっている。
ところで、第2の搬送コンベア34の各無端の平ベルト35Aは、第1の搬送コンベア31の下高速搬送ベルト33の各無端ベルト33Aと搬送方向に離間すると共に、下高速搬送ベルト33の各無端ベルト33Aの高さよりも低い高さに配置されている。このため、第2の搬送コンベア34の上流部の上方には、第1の搬送コンベア31によって搬送され排出される折帖1bを、第2の搬送コンベア34の各平ベルト35A上に押し付け落し込む押し付け部材として、幅方向に並んで複数(例えば、6つ)のブラシローラ36が設けられている。
この複数のブラシローラ36は、同軸上に等間隔で設けられ一体となっている。各ブラシローラ36は、その先端側をブラシローラ36の外周面から突出させた2つの押付ブラシ37a,37bを有しており、各押付ブラシ37a,37bの先端側を第2の搬送コンベア34の各無端の平ベルト35Aに押し付け可能なように、第2の搬送コンベア34の各無端の平ベルト35Aに対向して設けられている。
また、複数のブラシローラ36は、図示しない駆動装置に連結されて回転可能となっており、各ブラシローラ36には、その先端側をブラシローラ36の外周面から突出させるようにして2つの押付ブラシ37a,37bは、各ブラシローラ36の回転軸36aを挟んで180度対向した外周面にそれぞれ配設されている。各押付ブラシ37a,37bが、その先端側を、第2の搬送コンベア34の各無端の平ベルト35A上の所定の押付領域において、折帖1bを押付可能となっている。
さらに、ブラシロール36よりも下流には、第2の搬送コンベア34の各平ベルト35A上に載って走行する折帖1bに接触可能なプーリ(ローラ)38aを有する紙押え部材38が設けられている。この紙押え部材38はプーリ38aが従動回転自在に支持されており、第2の搬送コンベア34の各平ベルト35A上の折帖1bに対して滑らかに押え付けることができるようになっている。また、プーリ38aを支持するアーム38bは揺動可能であって、図示しない駆動装置によって、図1に実線で示す紙押え位置(作動位置)と図1に一点鎖線で示す離隔位置(退避位置)とに移動可能になっている。
ところで、この実施形態では、第1の搬送コンベア31は駆動モータ39aによって、駆動プーリ33d及び32cを駆動され、第2の搬送コンベア34は駆動モータ39bによって、駆動プーリ35bを駆動されるようになっている。つまり、第1の搬送コンベア31とは第2の搬送コンベア34とは個別の駆動手段である駆動モータ39a,39bによって別々の速度で作動できるようになっている。
このような駆動モータ39a,39bを通じた第1の搬送コンベア31及び第2の搬送コンベア34の作動速度を制御するために、制御装置40が備えられている。
制御装置40は、マシン(印刷機)の始動を指令する始動信号と、マシンの始動後に行なう調整運転の完了を示す調整完了信号とに応じて、駆動モータ39a,39bの作動及び紙押え部材38のアーム38bの揺動を制御するようになっている。
(制御内容)
ここで、制御装置40による制御の詳細を説明する。
印刷機では、始動後は、まず、微速運転(例えば、10rpm)により通紙を行なうが、本発明の調整運転とは、この通紙時の微速運転(通紙用微速運転)のことを言う。通紙が完了したら、印刷段階に入るが、本発明の通常運転とは、この印刷段階の運転のことを言う。この通常運転は、比較的低速(例えば、300rpm)で運転を行ないながら見当調整やインキ供給調整(色合い調整)といった各種調整を行なう運転と、この調整が完了したら、OKスイッチ等によって本刷り指令信号が入力され、マシン速度を高速(例えば、800rpm)に上げて本刷りを行なう運転とが含まれる。
制御装置40には、始動信号や調整運転(紙通し)完了信号が入力されるが、まず、始動信号が入力されると、調整完了信号が入力されるまでは、折帖に不良紙が混在する可能性が高い特定運転時であるとして、第1搬送コンベア31の搬送速度V1を調整基準速度(紙通し速度)V11にすると共に、第2搬送コンベアの搬送速度V2を調整基準速度(紙通し速度)V21にして、紙押え部材38のアーム38bをプーリ38aが折帖1bから離隔する退避位置にする。
第1搬送コンベア31の調整基準速度V11は、マシン速度に応じたもので、調整作業を容易に行なえるように、通常運転速度(例えば、300rpm或いは800rpm)に対して、大幅に低速(例えば、10rpm)とする。一方、第2搬送コンベアの調整基準速度V21は、第2搬送コンベア34の搬送速度V2と第1搬送コンベア31のの搬送速度V1との速度比RV(=V2/V1)が、通常運転時の速度である基準速度比RV0よりも大きい第1の速度比RV1となるように、比較的大きな値とする。
ここで、制御装置40に調整完了信号が入力されると、折帖に不良紙が混在する可能性がほとんどない通常運転時に移行するものとして、第1搬送コンベア31の搬送速度V1を通常基準速度V12に向けて即座に加速すると共に、第1搬送コンベア31の加速開始から所定時間だけ遅れて、第2搬送コンベア34の搬送速度V2を通常基準速度V22にして、紙押え部材38のアーム38bをプーリ38aが折帖1bを押える作動位置にして、通常運転を行なう。
第1搬送コンベア31の通常運転速度V12は、前述のように比較的高速(例えば、300rpm或いは800rpm)であるのに対して、第2搬送コンベアの通常基準速度V22は、速度比RV(=V2/V1)は、通常運転時の速度である基準速度比RV0となるように、比較的小さな値となる。
なお、基準速度比RV0は、略0.2以下であることが好ましく、第1の速度比RV1は略0.5以上であることが好ましい。基準速度比RV0が略0.2よりも大きいと、鱗状に並ぶ折帖1bの並びが粗くなり、第1の速度比RV1が略0.5よりも小さいと、紙詰まりが生じ易くなるためである。
(作用・効果)
本発明の一実施形態にかかる印刷機の排紙装置は上述のように構成されているので、次のように排紙処理が行なわれる。
図3に示すように、まず、時点tで印刷機の運転を開始すると、運転開始後は、調整完了信号(紙通し完了信号)が入力される時点tまでは、折帖1bに不良紙が混在する可能性が高い特定運転時であるとして、第1搬送コンベア31の搬送速度V1を調整基準速度V11にすると共に、第2搬送コンベア34の搬送速度V2を調整基準速度V21にして、第2搬送コンベア34の搬送速度V2と第1搬送コンベア31の搬送速度V1との速度比RV(=V2/V1)を比較的高い第1の速度比RV1(略0.5以上)として、紙押え部材38のアーム38bをプーリ38aが折帖1bから離隔する退避位置にする。
これにより、運転開始後の調整運転時に発生し易い不良紙による紙詰まりを抑制することができる。つまり、この調整運転時に、速度比RVを比較的高い第1の速度比RV1とすると、図2(a)に示すように、第2搬送コンベア34上で各折帖1bが離間又は重なり量が少なくなり、折帖1bの密度が低下するので、押し付け部材36の付近に不良紙が進入しても下流側の折帖密度が低いことから、不良紙が押し付け部材36の付近に詰まり難くなる。また、万一、不良紙が押し付け部材36の付近に詰まってしまっても、その下流側の折帖密度が低いため、紙の除去作業を容易に行なうことができる。
ただし、第1搬送コンベア31は印刷機の運転速度に応じた速度で運転されるので、第1搬送コンベア31が調整基準速度V11に達する時点tまでに時間がかかり、見当調整やインキ供給調整(色合い調整)といった各種調整は時点tから、調整完了が判断されて調整完了信号が入力される時点tまで行なわれることになる。
そして、制御装置40に調整完了信号が入力されると、折帖1bに不良紙が混在する可能性がほとんどない通常運転時に移行して、第1搬送コンベア31の搬送速度V1を通常基準速度V12に向けて即座に(時点tで)加速すると共に、第1搬送コンベア31の加速開始から所定時間だけ遅れて(時点tで)、第2搬送コンベア34の搬送速度V2を通常基準速度V22に向けて即座に加速する。これに応じて、紙押え部材38のアーム38bをプーリ38aが折帖1bを押える作動位置にして、通常運転を行なう。この場合、図2(b)に示すように、速度比RVが比較的小さい基準速度比RV0(略0.2以下)となるよので、折帖1bが適当な重なり具合で鱗状に並んで搬送されることになる。
なお、上記の通常基準速度V12は、見当調整やインキ供給調整といった印刷状態の調整を行なうための比較的低速な通常基準速度(例えば、300rpm)と、本刷り印刷を行なうための比較的低速な通常基準速度(例えば、800rpm)とがある。
また、図3(a)に示すように、第1搬送コンベア31の搬送速度V1はマシン速度に応じるので、急激な上昇をさせることができないが、第2搬送コンベア34の搬送速度V2は急激な上昇をさせることができ、しかも、速度の上昇幅が少ないので、調整完了信号が入力された場合に、第2搬送コンベア34の搬送速度V2の上昇開始を遅らせて、第1搬送コンベア31の搬送速度V1が通常基準速度V12に到達した時点で第2搬送コンベア34の搬送速度V2が通常基準速度V22に到達する(時点t)ように設定することで、エネルギロスを抑え、且つ、過渡状態で発生した不良紙に対しても、紙つまりの抑制をすることにもなる。
(その他)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した各実施形態のものに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、上記実施形態では、折帖を第2の搬送コンベアの各平ベルト上に押し付け落し込む押し付け部材としてブラシローラ36が設けられているが、押し付け部材として、ブラシローラ36に替えて、図4,図5に示すようなアーム502の先端にコロ503a,503bを備えた押下げ部材500を適用してもよい。
本発明は、第2搬送コンベアの搬送速度V2と第1搬送コンベアの搬送速度V1との速度比RV(=V2/V1)を変更して、折帖に不良紙が混在し易い特定運転時には、第2搬送コンベア34上で各折帖1aを離間させるか或いは重なり量を少なくすることで、不良紙が押し付け部材の付近に詰まり難くなるようにし(この場合、万一、不良紙が押し付け部材の付近に詰まってしまっても、紙の除去作業を容易に行なうことができるようになる)、一方、折帖に不良紙が混在しない通常運転時には、第2搬送コンベア34上で各折帖1a十分な重なり量で鱗状に並ぶようにすることが特徴であり、基準速度比RV0は略0.2以下であり、第1の速度比RV1は略0.5以上であることが好ましいが、この限りではない。
本発明の一実施形態にかかる印刷機の排紙装置の構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷機の排紙装置の動作を説明する側面図であり、(a)は特定運転時(運転立上時の調整運転時)の状態を示し、(b)は通常運転時の状態を示す。 本発明の一実施形態にかかる印刷機の排紙装置の第1,第2搬送コンベアの搬送速度を説明するグラフであり、(a)は各搬送速度を示し、(b)は搬送速度の速度比を示す。 背景技術にかかる印刷機の排紙装置の構成を示す側面図である。 背景技術にかかる印刷機の排紙装置の課題を説明する側面図である。
符号の説明
1a ウェブ
1b 折帖
11 ウェブパスローラ
12 ニッピングローラ
20 断裁装置
21 鋸胴
22 受胴
23 鋸刃
24 鋸刃受
30 排紙装置
31 第1の搬送コンベア
32 上高速搬送ベルト(押付搬送ベルト)
32a〜32d プーリ
32A 無端ベルト
33 下高速搬送ベルト
33a〜33d プーリ
33A 無端ベルト
34 第2の搬送コンベア
35a〜35c プーリ
35A 無端の平ベルト
36 ブラシローラ
37a,37b 押付ブラシ
38 紙押え部材
38a プーリ
38b アーム
39a,39b 駆動モータ
40 制御装置

Claims (11)

  1. 折帖を挟持して搬送する一対の搬送ベルトからなる第1搬送コンベアと、
    前記第1搬送コンベアから排出された前記折帖を受け渡されて前記折帖を並べて搬送する平ベルトからなる第2搬送コンベアと、
    前記第1搬送コンベアから排出された前記折帖を減速して前記第2搬送コンベアの平ベルトに押し付ける押し付け部材と、
    前記第1搬送コンベア及び前記第2搬送コンベアの作動を制御する制御装置と、をそなえた、印刷機の排紙装置であって、
    前記制御装置は、折帖に不良紙が混在する特定運転時には、前記第2搬送コンベアの搬送速度V2と前記第1搬送コンベアの搬送速度V1との速度比RV(=V2/V1)を、基準速度比RV0よりも大きい第1の速度比RV1にして運転し、前記折帖に不良紙が混在しない通常運転時には、前記折帖を鱗状に並べて搬送すべく前記速度比RVを前記基準速度比RV0にして運転する
    ことを特徴とする、印刷機の排紙装置。
  2. 前記特定運転時は、前記通常運転時前の立ち上げ時の調整運転時である
    ことを特徴とする、請求項1記載の印刷機の排紙装置。
  3. 前記第1搬送コンベアを駆動する第1の駆動モータと、前記第2搬送コンベアを駆動する第2の駆動モータとが、それぞれ備えられ、
    前記制御装置は、前記第1の駆動モータ及び前記第2の駆動モータをそれぞれ個別に制御する
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の印刷機の排紙装置。
  4. 前記第1搬送コンベア及び前記第2搬送コンベアを駆動する駆動モータと、駆動モータと前記第2搬送コンベアとの間に介装された変速機とをそなえ、
    前記制御装置は、前記駆動モータ及び前記変速機をそれぞれ制御する
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の印刷機の排紙装置。
  5. 前記基準速度比RV0は略0.2以下であって、前記第1の速度比RV1は略0.5以上である
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の印刷機の排紙装置。
  6. 前記第2搬送コンベア上を搬送される前記折帖を前記第2搬送コンベアの平ベルトに押し付ける紙押さえ部材をそなえ、
    前記制御装置は、前記特定運転時には、前記紙押さえ部材を前記折帖から離隔させ、前通常運転時には、前記紙押さえ部材を前記第2搬送コンベアの平ベルト上の前記折帖に押し付ける
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の印刷機の排紙装置。
  7. 折帖を挟持して搬送する一対の搬送ベルトからなる第1搬送コンベアと、前記第1搬送コンベアから排出された前記折帖を受け渡されて前記折帖を並べて搬送する平ベルトからなる第2搬送コンベアと、前記第1搬送コンベアから排出された前記折帖を減速して前記第2搬送コンベアに押し付ける押し付け部材と、をそなえた印刷機の排紙装置の運転方法であって、
    前記折帖に不良紙が混在する特定運転時には、前記第2搬送コンベアの搬送速度V2と前記第1搬送コンベアの搬送速度V1との速度比RV(=V2/V1)を、基準速度比RV0よりも大きい第1の速度比RV1にして運転し、
    前記折帖に不良紙が混在しない通常運転時には、前記速度比RVを前記基準速度比RV0にして運転して、前記折帖を鱗状に並べて搬送する
    ことを特徴とする、印刷機の排紙装置の運転方法。
  8. 前記特定運転時は、前記通常運転時前の立ち上げ時の調整運転時である
    ことを特徴とする、請求項7記載の印刷機の排紙装置の運転方法。
  9. 運転開始後、前記速度比RVを前記第1の速度比RV1に保持して調整運転を行ない、
    前記調整運転が完了したら前記速度比RVを前記第1の速度比RV1から基準速度比RV0まで低下させ、前記基準速度比RV0に保持して通常運転を行なう
    ことを特徴とする、請求項8記載の印刷機の排紙装置の運転方法。
  10. 運転開始後、前記第1搬送コンベアの搬送速度V1を調整基準速度V11にすると共に、前記第2搬送コンベアの搬送速度V2を前記速度比RVが前記第1の速度比RV1になる調整基準速度V21(=RV1・V11)にして、調整運転を行ない、
    前記調整運転が完了したら、前記第1搬送コンベアの搬送速度V1を通常基準速度V12に向けて即座に加速すると共に、前記第1搬送コンベアの前記加速開始から所定時間だけ遅れて、前記第2搬送コンベアの搬送速度V2を前記速度比RVが基準速度比RV0となる通常基準速度V22(=RV0・V12)にして、通常運転を行なう
    ことを特徴とする、請求項8記載の印刷機の排紙装置の運転方法。
  11. 前記基準速度比RV0は略0.2以下であって、前記第1の速度比RV1は略0.5以上である
    ことを特徴とする、請求項7〜10の何れか1項に記載の印刷機の排紙装置の運転方法。
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