JP2010098407A - ストリップラインフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】誘電体基板の下面電極パターンの配置制約を満足しながら、要求されるフィルタ特性の実現と小型化とが容易なストリップラインフィルタを提供する。
【解決手段】ストリップラインフィルタ1は、接地電極25、入出力電極26A,26B、上面線路20A〜20C、および、側面線路11A,11B,12A,12B,13,14を備える。側面線路11A,11B,12A,12Bは誘電体基板の側面に設けられ、下面に到達する下面側端部で接地電極25に接続され、上面に到達する上面側端部で上面線路20A,20Cに接続される。ここで、側面1A,1B内での基板上下面に平行な方向に側面線路11A,11B,12A,12Bの下面側端部と上面側端部とがずれる。
【選択図】図2

Description

この発明は、誘電体基板にストリップラインを設けたストリップラインフィルタに関する。
ストリップライン型の共振器を誘電体基板に設けたマイクロストリップラインフィルタが様々な分野で利用されている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで従来のマイクロストリップラインフィルタの構成例を説明する。図1(A)は特許文献1を参考にした従来のマイクロストリップラインフィルタの底面図である。また、同図(B)は同マイクロストリップラインフィルタの分解上面斜視図である。
このマイクロストリップラインフィルタ100は、誘電体基板101に、図示していない誘電体基板を積層してなる。誘電体基板101の下面101Aには接地電極104Aと入出力電極102A,102B,103A,103Bとが形成されている。誘電体基板101の上面101Bには、上面線路106A〜106Cと引出電極105A,105Bとが形成されている。誘電体基板101の側面101Cには側面接地電極104Bが形成されている。誘電体基板101の側面101Dには側面線路107が形成されている。
特許第3018214号公報
上面の電極パターンを高精度に形成する必要が有る場合には、その形成にフォトリソグラフィプロセスなどが採用されることがある。その場合であっても、製造コストの要求から、側面や下面の電極パターンの形成には低精度な塗布プロセスを採用することが一般的である。
近年のチップサイズの小型化に伴って電極パターンの縮小が必要になっているが、側面や下面の電極精度は低いため、入出力電極−接地電極間のギャップ幅の狭幅化や入出力電極の小型化は難しく、側面や下面の電極パターンの配置制約は大きい。そのため、上面電極パターンにも制約が及び、要求されるフィルタ特性を満足することが困難な場合がある。
そこで本発明は、誘電体基板下面の電極パターンの配置制約を満足しながら、要求されるフィルタ特性の実現と小型化とが容易なストリップラインフィルタの提供を目的とする。
この発明のストリップラインフィルタは、接地電極、入出力電極、上面線路、および、側面線路を備える。接地電極は矩形平板状の誘電体基板の下面に設けられる。入出力電極は誘電体基板の下面に接地電極から離間して設けられる。上面線路は誘電体基板の上面に設けられる。側面線路は誘電体基板の側面に設けられ、下面に到達する下面側端部で接地電極または入出力電極のいずれか一方に接続され、上面に到達する上面側端部で上面線路に接続される。ここで、側面内での誘電体基板の上下面に平行な方向に下面側端部と上面側端部とがずれた構成の側面線路を設ける。
この構成では、側面線路の上面側端部と下面側端部とをずらすことで、この側面線路に接続する上面線路のレイアウトの自由度が高まり、要求されるフィルタ特性を実現するように上面線路を配置しながら、下面において要求される接地電極−入出力電極間のギャップ幅と入出力電極のサイズを確保することが容易になる。
副側面線路を備え、側面線路および副側面線路が設けられた側面の電極パターンが側面中央に対して点対称であると好適である。副側面線路は側面線路に交差して前記側面に設けられ、上面に到達する上面側端部が上面線路から離間する。副側面線路を設けることで側面線路と副側面線路とで点対称な電極パターンを構成することが可能になり、側面線路の上面側端部と下面側端部とがずれる構成であっても、この側面の電極形成プロセスで、誘電体基板の上下面の区別をする必要がなくなる。
側面線路は、側面内で誘電体基板の上下面に垂直な方向から、主線路方向が傾斜すると好適である。仮に側面線路が角や隅のある形状であれば、その部位に電流集中が生じて導体損の要因となる。しかしながら、側面線路が傾斜する形状であれば、側面線路に電極の角や隅となる部分を無くすことができ、導体損を抑えてQ値の良好なフィルタを実現できる。
側面線路は、下面側端部が接地電極に接続されると好適である。この構成では、下面側端部と上面側端部とがずれることで側面線路の線路長が伸張し、共振器長を従来よりも伸張して共振周波数を低くすることが可能になる。換言すれば、同じ周波数であってもフィルタを小型化できる。また、側面電極の傾き具合により、フィルタ特性をコントロールすることが可能になる。
対向する側面に設けられる電極パターンが合同な形状であると好適である。これにより、側面線路の形成時に、誘電体基板の対向する側面との区別をする必要がなくなる。
この発明によれば側面線路の上面側端部と下面側端部とをずらすことで、この側面線路に接続される上面線路のレイアウトの自由度が高まり、要求されるフィルタ特性を実現するように上面線路を配置しても、入出力電極と接地電極とのギャップ幅や入出力電極のサイズを確保できる。したがって、誘電体基板の下面電極パターンの配置制約を満足しながら、要求されるフィルタ特性の実現と小型化とが容易になる。
まず、本発明の第1実施形態のストリップラインフィルタを説明する。
本実施形態のストリップラインフィルタは、UWB(Ultra Wide Band)通信のHighBand用帯域通過フィルタである。図2は、本実施形態のストリップラインフィルタ1の展開図である。
ストリップラインフィルタ1の正面1Aには側面線路11A,11Bを備える。背面1Bには側面線路12A,12Bを備える。左側面1Cには側面線路13を備える。右側面1Dには側面線路14を備える。実装面となる下面には接地電極25と入出力電極26A,26Bとを備える。接地電極25と入出力電極26A,26Bとは離間して形成していて、ストリップラインフィルタ1を実装基板に実装する際には、入出力電極26A,26Bに高周波信号入出力端子が接続され、共振器のグランド面である接地電極25に実装基板の接地電極が接続される。接地電極25、入出力電極26A,26B、および、側面線路11A,11B,12A,12B,13,14は、それぞれ厚み約12μmの銀電極であり、スクリーンマスク又はメタルマスクを用いて非感光性の銀ペーストを塗布し、焼成してなる。
図3は、ストリップラインフィルタ1の上面側分解斜視図である。
ストリップラインフィルタ1は、下面から順に誘電体基板2、ガラス層3、ガラス層4を積層している。
誘電体基板2は酸化チタン等からなる比誘電率が約111の矩形平板状のセラミック焼結基板である。基板2は、上面に3段の共振器を構成する上面線路20A〜20Cを備える。上面線路20A〜20Cは厚み約4μmの銀電極であり、基板2に感光性銀ペーストを塗布し、フォトリソグラフィプロセスによりパターン形成し、焼成してなる。これらの電極を感光性銀電極とすることによって、電極の形状精度を高めてUWB通信に利用可能なストリップラインフィルタとしている。また、側面や下面の電極厚みを上面線路20A〜20Cの電極厚みより厚いものにすることで、一般に電流集中が生じる共振器の接地端側の部位での電流を分散させ、導体損を低減している。
この基板2の下面には接地電極25と入出力電極26A,26Bとを備える。基板2の正面には側面線路11A,11Bを構成する側面線路21A,21Bを備える。この側面線路21A,21Bは上面側端部で上面線路20A,20Cに接続し、下面側端部で接地電極25に接続している。背面には側面線路12A,12Bを構成する側面線路22A,22Bを備える。この側面線路22A,22Bは下面側端部で接地電極25に接続している。左側面には側面線路13を構成する側面線路23を備える。この側面線路23は下面側端部で入出力電極26Aに接続している。右側面には側面線路14を構成する側面線路24を備える。この側面線路24は下面側端部で入出力電極26Bに接続している。
ガラス層3は厚み約20μmで、誘電体基板2の上面に積層している。ガラス層3の上面には外部結合用線路30A,30Bを備える。正面には側面線路11A,11Bを構成する側面線路31A,31Bを備える。背面には側面線路12A,12Bを構成する側面線路32A,32Bを備える。左側面には側面線路13を構成する側面線路33を備える。この側面線路33は上面側端部で外部結合用線路30Aに接続している。右側面には側面線路14を構成する側面線路34を備える。この側面線路34は上面側端部で外部結合用線路30Bに接続している。
ガラス層4は遮光性を有し、厚み約20μmでガラス層3の上面に積層している。ガラス層4の正面には側面線路11A,11Bを構成する側面線路41A,41Bを備える。背面には側面線路12A,12Bを構成する側面線路42A,42Bを備える。左側面には側面線路13を構成する側面線路43を備える。右側面には側面線路14を構成する側面線路44を備える。
ガラス層3,4を誘電体基板2に積層することで、誘電体基板2上面の電極パターン、および、ガラス層3上面の電極パターンの機械的保護、耐環境性を確保している。
ここで、基板2の上面に設けた上面線路20Aは、側面線路21Aとの接続位置から左側面と背面に沿って延設し、L字形状に構成している。上面線路20Bは、正面側が開いたC字形状に構成している。上面線路20Cは、側面線路21Bとの接続位置から右側面と背面に沿って延設し、L字形状に構成している。
ガラス層3の上面に設けた外部結合用線路30Aは、側面線路33との接続位置から上面線路20Aの開放端に対向する位置まで延設し、ガラス層3の層内に形成したビアホール35Aを介して上面線路20Aに接続している。
外部結合用線路30Bは、側面線路34との接続位置から上面線路20Cの開放端に対向する位置まで延設し、ガラス層3の層内に形成したビアホール35Bを介して上面線路20Cに接続している。
したがって、側面線路21Aと上面線路20Aとが、入力段(出力段)の1/4波長共振線路を構成する。また、側面線路21Bと上面線路20Cとが、出力段(入力段)の1/4波長共振線路を構成する。入力段の共振線路と出力段の共振線路とは、上面線路20Bが構成する中間段の1/2波長共振線路にインターディジタル結合して、3段の共振器からなるフィルタを構成する。上面線路20Aの構成する共振線路と入出力電極26Aとの外部結合が、外部結合用線路30Aを介したタップ接続により実現され、上面線路20Cの構成する共振線路と入出力電極26Bとの外部結合が、外部結合用線路30Bを介したタップ接続により実現される。
ここで、側面線路11Aおよび側面線路11Bは、互いの下面側端部の間隔が狭く、互いの上面側端部の間隔が広くなるように構成している。これにより、正面1A内で基板上下面に平行な方向に、側面線路11Aの下面側端部と上面側端部とがずれ、側面線路11Bの下面側端部と上面側端部とがずれる。したがって側面線路11A,11Bの下面側端部を接地電極25に対して確実に接続したまま、上面線路20A,20Cのレイアウトの自由度を高められる。
さらには、側面線路11Aおよび側面線路11Bを傾斜した直線状の線路としているので、側面線路11A,11Bの線路長は、従来の側面線路が垂直方向に延設される構成よりも伸張し、共振器長を伸張して共振周波数を低くすることが可能になる。換言すれば、同じ周波数であってもフィルタを小型化できる。また、側面電極の傾き具合により、フィルタ特性をコントロールすることが可能になる。また、電極に角や隅が無いので、導体損を抑えたQ値の良好なフィルタを構成できる。
また、側面線路12A,12Bは、電気的には必須の構成ではなく、上面線路20A〜20Cから離間して形成して、フィルタ特性に対して影響を殆ど与えないようにしている。しかしながら、ここでは背面電極パターンを、正面電極パターンに対して合同な形状で形成して、製造プロセスの簡易化を図っている。具体的には、正面1Aと背面1Bの電極パターン形成時に、正面1Aと背面1Bの配置区別を行うことなくパターン形成を行えるようにし、且つ、同じメタルマスクやスクリーンマスクを用いることができるようにしている。
さらには、側面線路23,33,43の構成する側面線路13による左側面電極パターンと、側面線路24,34,44の構成する側面線路14による右側面電極パターンとを合同、且つ点対称に形成している。これにより、左側面1Cと右側面1Dの配置区別や上下面の配置区別を行うことなくパターン形成を行えるようにし、且つ、同じメタルマスクやスクリーンマスクを用いることができるようにしている。
以上の構成のストリップラインフィルタ1によれば、側面線路11A,11Bの上面側端部と下面側端部とをずらすことで、要求されるフィルタ特性を実現するように上面線路20A〜20Cを配置しても、入出力電極26A,26Bと接地電極25とのギャップ幅や入出力電極26A,26Bのサイズを確保することができる。また、ストリップラインフィルタ1の姿勢制御を行う工程数を抑制して各側面の電極パターンを形成できるようにして、簡易な工程でストリップラインフィルタを製造できる。
次に、本発明の第2実施形態のストリップラインフィルタを説明する。
図4は、本実施形態のストリップラインフィルタ50の展開図である。ストリップラインフィルタ50は、正面1Aおよび背面1Bの電極パターンが、第1の実施形態と相違する。ここで、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省く。
ストリップラインフィルタ50の正面1Aと背面1Bには、各面それぞれに2つの側面電極51を備える。各側面電極51はX字形状に形成されていて、4つの脚部52A,52B,52C,52Dを備える。
脚部52Aは基板2の下面側、且つ、左側面−右側面間外側のものである。脚部52Bは基板2の下面側、且つ、左側面−右側面間内側のものである。脚部52Cは基板2の上面側、且つ、左側面−右側面間外側のものである。脚部52Dは基板2の上面側、且つ、左側面−右側面間内側のものである。脚部52A,52B,52C,52Dは互いの一端が接続されている。
ここで、脚部52Bは接地電極25に接続している。脚部52Cは上面線路20Aに接続している。したがって、脚部52Bと脚部52Cが本発明の側面線路を構成する。一方、脚部52Aは接地電極25や入出力電極26A,26Bから離間している。脚部52Dは上面線路20A〜20Cから離間している。したがって、脚部52Aと脚部52Dが本発明の副側面線路を構成する。
これらの側面電極51は、形成面が点対称、且つ、互いに合同になるようにそれぞれ形成・配置されている。これにより、正面1Aと背面1Bの配置区別や上下面の配置区別を行うことなくパターン形成を行えるようにし、且つ、正面1Aでのパターン形成と背面1Bでのパターン形成とで同じメタルマスクやスクリーンマスクを用いることができるようにしている。
次に、本発明の第3実施形態のストリップラインフィルタを説明する。
図5は、本実施形態のストリップラインフィルタ60の展開図である。ストリップラインフィルタ60は、正面1Aおよび背面1Bの電極パターンが、第1・第2の実施形態と相違する。ここで、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省く。
ストリップラインフィルタ60の正面1Aと背面1Bには、各面それぞれに2つの側面電極61を備える。各側面電極61はH字形状に形成されていて、4つの脚部62A,62B,62C,62Dと連結部63とを備える。脚部62Aは基板2の下面側、且つ、左側面−右側面間外側のものである。脚部62Bは基板2の下面側、且つ、左側面−右側面間内側のものである。脚部62Cは基板2の上面側、且つ、左側面−右側面間外側のものである。脚部62Dは基板2の上面側、且つ、左側面−右側面間内側のものである。連結部63により、脚部62A〜62Dは接続されている。
ここで、脚部62Bは接地電極25に接続している。脚部62Cは上面線路20Aに接続している。したがって、脚部62Bと脚部62Cと連結部63とが本発明の側面線路を構成する。一方、脚部62Aは接地電極25や入出力電極26A,26Bから離間している。脚部62Dは上面線路20A〜20Cから離間している。したがって、脚部62Aと脚部62Dと連結部63とが本発明の副側面線路を構成する。
これらの側面電極61は、形成面が点対称、且つ、互いに合同になるようにそれぞれ形成・配置されている。これにより、正面1Aと背面1Bの配置区別や上下面の配置区別を行うことなくパターン形成を行えるようにし、且つ、正面1Aでのパターン形成と背面1Bでのパターン形成とで同じメタルマスクやスクリーンマスクを用いることができるようにしている。
次に、本発明の第4実施形態のストリップラインフィルタについて説明する。
図6は、本実施形態のストリップラインフィルタ70の展開図である。ストリップラインフィルタ70は、各側面線路の形状が第1〜第3の実施形態と相違し、また、ガラス層3や外部結合用線路30A,30Bを省いた点でも第1〜第3の実施形態と相違する。ここで、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省く。
ストリップラインフィルタ70の正面1Aおよび背面1Bには基板上下面に垂直な方向に延設された側面線路71A,71B,72A,72Bを備える。一方、左側面1Cおよび右側面1Dには、基板上下面に垂直な方向から傾斜する側面線路73,74を備える。実装面となる下面には接地電極75と入出力電極26A,26Bを備える。基板2の上面には上面線路20A〜20C、および上面引出線路76A,76Bを備える。
側面線路73は、上面引出線路76Aと入出力電極26Aとに接続されていて、上面引出線路76Aは上面線路20Aの開放端側の側端に直接接続されている。また、側面線路74は、上面引出線路76Bと入出力電極26Bとに接続されていて、上面引出線路76Bは上面線路20Cの開放端側の側端に接続されている。
ここで、側面線路73および側面線路74は、それぞれの下面側端部が基板中央に位置し、それぞれの上面側端部が基板背面側に傾斜する直線状の線路で構成している。これにより、左側面1C内や右側面1D内で、基板上下面に平行な方向に、側面線路73の下面側端部と上面側端部とがずれるとともに、側面線路74の下面側端部と上面側端部とがずれる。これにより、側面線路73,74の下面側端部を入出力電極26A,26Bに対して確実に接続したまま、上面線路20A,20C,76A,76Bのレイアウトの自由度を高められる。
次に、本発明の第5実施形態のストリップラインフィルタについて説明する。
図7は、本実施形態のストリップラインフィルタ80の展開図である。ストリップラインフィルタ80は、右側面1Dの側面線路の形状と、上面線路の形状とが第4の実施形態と相違する。ここで、第4の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省く。
ストリップラインフィルタ80の右側面1Dには側面線路84を備え、左側面1Cには側面線路83を備える。基板上面には上面線路80A〜80D、上面引出線路86A,86Bを備える。上面線路80A〜80Dは、それぞれ1/4波長共振器を構成し、それぞれの共振器はインターディジタル結合する。側面線路71Aは上面線路80Aと接地電極75とに接続される。側面線路71Bは上面線路80Cと接地電極75とに接続される。側面線路72Aは上面線路80Bと接地電極75とに接続される。側面線路72Bは上面線路80Dと接地電極75とに接続される。側面線路83は、上面引出線路86Aに直接接続され、上面引出線路86Aは上面線路80Aの開放端に直接接続される。側面線路84は上面引出線路86Bに直接接続され、上面引出線路86Bは上面線路80Dの開放端に直接接続される。
ここで、側面線路84は、下面側端部が基板中央に位置し、上面側端部が基板正面側に傾斜する直線状の線路で構成している。これにより、右側面1D内で、基板上下面に平行な方向に、側面線路84の下面側端部と上面側端部とがずれ、側面線路84の下面側端部を入出力電極26Bに対して確実に接続しながら、上面線路80D,86Bのレイアウトの自由度を高められる。
また、側面線路83と側面線路84とを合同な形状で形成している。このような構成により、左側面1Cと右側面1Dの配置区別を行うことなくパターン形成を行えるようにし、且つ、左側面1Cでのパターン形成と右側面1Dでのパターン形成とで同じメタルマスクやスクリーンマスクを用いることができるようにしている。
以上に上述した実施形態での上面共振線路や引出電極の配置位置や形状は製品仕様に応じたものであり、製品仕様に応じたどのような配置位置や形状であっても良い。本発明は上記構成以外であっても適用でき、多様なフィルタのパターン形状に採用できる。また、このフィルタに、他の構成(高周波回路)をさらに配しても良い。
従来のストリップラインフィルタの構成例を示す図である。 第1の実施形態に係るストリップラインフィルタの展開図である。 図2に示すストリップラインフィルタの上面側分解斜視図である。 第2の実施形態に係るストリップラインフィルタの展開図である。 第3の実施形態に係るストリップラインフィルタの展開図である。 第4の実施形態に係るストリップラインフィルタの展開図である。 第5の実施形態に係るストリップラインフィルタの展開図である。
符号の説明
1…ストリップラインフィルタ
2…誘電体基板
3,4…ガラス層
11A,11B,12A,12B,13,14…側面線路
20A〜20C…上面線路
25…接地電極
26A,26B…入出力電極
30A,30B…外部結合用線路
35A,35B…ビアホール

Claims (5)

  1. 矩形平板状の誘電体基板の下面に設けられる接地電極、
    前記下面に前記接地電極から離間して設けられる入出力電極、
    前記誘電体基板の上面に設けられる上面線路、および、
    前記誘電体基板の側面に設けられ、前記下面に到達する下面側端部で前記接地電極または前記入出力電極のいずれか一方に接続され、前記上面に到達する上面側端部で前記上面線路に接続され、前記側面内で前記誘電体基板の上下面に平行な方向に前記下面側端部と前記上面側端部とがずれた側面線路、を備えるストリップラインフィルタ。
  2. 前記側面線路に交差して前記側面に設けられ、前記上面に到達する上面側端部が前記上面線路から離間する副側面線路を備え、前記側面線路および前記副側面線路が設けられた側面の電極パターンが側面中央に対して点対称な形状である、請求項1に記載のストリップラインフィルタ。
  3. 前記側面線路は、前記側面内で前記誘電体基板の上下面に垂直な方向から、主線路方向が傾斜する、請求項1または2に記載のストリップラインフィルタ。
  4. 前記側面線路は、前記下面側端部が前記接地電極に接続される、請求項1〜3のいずれかに記載のストリップラインフィルタ。
  5. 対向する側面に設けられる電極パターンが合同な形状である、請求項1〜4のいずれかに記載のストリップラインフィルタ。
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