JP2010095988A - 車両用ストライカ機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】トランクリッド開閉のためのストライカの位置変換が簡単な回路構成によって容易に行われる車両用ストライカ機構を提供する。
【解決手段】本発明は、トランクリッドのラッチアセンブリにロックまたはアンロックされる車両用ストライカ機構であって、車体の後部に取り付けられるハウジングと、前記ラッチアセンブリに対応するストライカが備えられ、前記ハウジングに回動可能に連結されるストライカ片と、回転シャフトが備えられて前記ハウジングに取り付けられる駆動モータと、前記回転シャフトの回転運動を前記ストライカ片の往復運動として伝達する動力伝達手段と、前記駆動モータに作動信号を印加するコントローラと、を含んでなることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、トランクリッドのラッチアセンブリにロックまたはアンロックされる車両用ストライカ機構であって、車体の後部に取り付けられるハウジングと、前記ラッチアセンブリに対応するストライカが備えられ、前記ハウジングに回動可能に連結されるストライカ片と、回転シャフトが備えられて前記ハウジングに取り付けられる駆動モータと、前記回転シャフトの回転運動を前記ストライカ片の往復運動として伝達する動力伝達手段と、前記駆動モータに作動信号を印加するコントローラと、を含んでなることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は車両用ストライカ機構に係り、より詳しくは、トランクリッドの開閉のためにストライカの位置が変換される車両用ストライカ機構に関する。
一般に、トランクリッドの開放は、運転席でトランク開放スイッチを作動させ、或いはトランクリッドの外側に露出しているキーボックスにキーを挿して回し、或いはトランク内部の作動ノブを作動させることにより行われる。
図5に示すように、従来のトランクリッドのラッチアセンブリの場合、ベースプレート10に、ストライカ(図示せず)を拘束または拘束解除するフォークレバー20と、フォークレバー20を拘束または拘束解除するポールレバー30と、フォークレバー20とポールレバー30との間を連結するスプリング40と、ポールレバー30を回転させるためのアクチュエータ50と、ポールレバー30を回転させてフォークレバー20の拘束を解除するシフトレバー60と、シフトレバー60を作動させるための作動ノブ70とを含んで構成される。
図5に示すように、従来のトランクリッドのラッチアセンブリの場合、ベースプレート10に、ストライカ(図示せず)を拘束または拘束解除するフォークレバー20と、フォークレバー20を拘束または拘束解除するポールレバー30と、フォークレバー20とポールレバー30との間を連結するスプリング40と、ポールレバー30を回転させるためのアクチュエータ50と、ポールレバー30を回転させてフォークレバー20の拘束を解除するシフトレバー60と、シフトレバー60を作動させるための作動ノブ70とを含んで構成される。
すなわち、作動ノブ70をトランクリッドの開放方向に引くと、作動ノブ70の作動によってシフトレバー60が回動することにより、シフトレバー60に連動するポールレバー30がベースプレート10上で回転する。この際、ポールレバー30に結合しているスプリング40が引っ張られる。ポールレバー30の回転によって引っ張られたスプリング40は、フォークレバー20を引いて回転させることにより、ストライカに対するフォークレバー20の拘束を解除する。
しかし、このような従来の技術は、ストライカが車体の後部に固着される構造によって、トランクリッドの開閉の際にストライカとラッチアセンブリ間の作動が円滑ではないという問題点があった。
しかし、このような従来の技術は、ストライカが車体の後部に固着される構造によって、トランクリッドの開閉の際にストライカとラッチアセンブリ間の作動が円滑ではないという問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、トランクリッド開閉のためのストライカの位置変換が簡単な回路構成によって容易に行われる車両用ストライカ機構を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、トランクリッドのラッチアセンブリにロックまたはアンロックされる車両用ストライカ機構であって、車体の後部に取り付けられるハウジングと、前記ラッチアセンブリに対応するストライカが備えられ、前記ハウジングに回動可能に連結されるストライカ片と、回転シャフトが備えられて前記ハウジングに取り付けられる駆動モータと、前記回転シャフトの回転運動を前記ストライカ片の往復運動として伝達する動力伝達手段と、前記駆動モータに作動信号を印加するコントローラと、を含んでなることを特徴とする。
前記動力伝達手段は、前記回転シャフトに設けられるウォームギアと、ガイド突起が突設され、前記ウォームギアに噛み合って前記ハウジングに回転可能に取り付けられるスパーギアと、前記ガイド突起によってガイドされるように前記ストライカ片に設けられるガイド溝部と、を含むことを特徴とする。
前記ストライカ片は、前記回転シャフトの回転運動の際に、前記トランクリッドのロック位置とアンロック位置との間で往復移動することを特徴とする。
前記コントローラは、前記駆動モータが一方向に作動するように、同一極性の電流を一定に供給するスイッチ部を有し、前記回転シャフトは、前記コントローラの作動信号印加の際に一方向に回転することを特徴とする。
前記ガイド溝部には、逆「へ」字状に湾曲したカム構造が設けられることを特徴とする。
前記ストライカ片の一側部には前記ストライカの往復運動を一定に制限する位置制限溝が設けられ、前記ハウジングには前記位置制限溝に位置する制限突起が突設されることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成によって駆動モータの一方向の回転運動をストライカ片の往復運動に変換することにより、トランクリッドの開閉のためのストライカの位置変換が容易になされ得るという利点がある。
また、本発明によれば、ストライカ片の作動がコントローラの簡単な回路構成によって行われることにより、コストダウンできるうえ、電気的なエラーによる潜在的な故障要素を排除して顧客の信頼性を確保することができる利点がある。
また、本発明によれば、ストライカ片の作動がコントローラの簡単な回路構成によって行われることにより、コストダウンできるうえ、電気的なエラーによる潜在的な故障要素を排除して顧客の信頼性を確保することができる利点がある。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、本発明に係る車両用ストライカ機構は、簡単な回路構成を持つコントローラ500を介して駆動モータ300の一方向の回転運動がストライカ片200の往復運動に変換されることにより、トランクリッドの開閉が円滑に行われるという点に最も大きい特徴がある。
これを実現するためにストライカ機構は、ハウジング100と、ハウジング100に回動可能に連結されるストライカ片200と、ハウジング100に取り付けられる駆動モータ300と、駆動モータ300の作動力をストライカ片200の往復変動に変換する動力伝達手段400と、駆動モータに作動信号を印加するコントローラ500とを含んでなる。
図1〜図3に示すように、本発明に係る車両用ストライカ機構は、簡単な回路構成を持つコントローラ500を介して駆動モータ300の一方向の回転運動がストライカ片200の往復運動に変換されることにより、トランクリッドの開閉が円滑に行われるという点に最も大きい特徴がある。
これを実現するためにストライカ機構は、ハウジング100と、ハウジング100に回動可能に連結されるストライカ片200と、ハウジング100に取り付けられる駆動モータ300と、駆動モータ300の作動力をストライカ片200の往復変動に変換する動力伝達手段400と、駆動モータに作動信号を印加するコントローラ500とを含んでなる。
ハウジング100は、トランクリッドのラッチアセンブリに対応する位置である車体の後部に取り付けられ、駆動モータ300、ストライカ片200および動力伝達手段400などが設置される。ストライカ片200には「コ」字状のストライカ210が設けられる。このストライカ210は、トランクリッドの開閉の際にラッチアセンブリにロックまたはアンロックされることによりトランクリッドを断続する。
特に、ストライカ片200の一側部は、ハウジング100に回動可能にヒンジ連結される。したがって、ストライカ片200の他側部は、ヒンジ軸230を中心として所定の角度で回動可能であり、ストライカ210は、ストライカ片200の回動の際にヒンジ軸230を中心として回転しながら位置変換できる。
特に、ストライカ片200の一側部は、ハウジング100に回動可能にヒンジ連結される。したがって、ストライカ片200の他側部は、ヒンジ軸230を中心として所定の角度で回動可能であり、ストライカ210は、ストライカ片200の回動の際にヒンジ軸230を中心として回転しながら位置変換できる。
ストライカ片200の一側部には、ストライカ片200の回動角度を制限する位置制限溝220が設けられ、ハウジング100には、位置制限溝220に位置する制限突起110が突設される。すなわち、ストライカ片200の回動の際に、位置制限溝220は制限突起110によってストライカ片200の移動経路が制限されるので、ストライカ片200はトランクリッドのロックのための位置とアンロックのための位置との間で往復移動できる。
ストライカ片200の他側部には、スパーギア420の回転運動をストライカ片200の往復運動に変換するためのガイド溝部430が設けられる。このガイド溝部430には逆「へ」字状に湾曲したカム構造431が設けられる。このカム構造431は、スパーギア420の回転の際にスパーギア420のガイド突起421の移動をガイドするので、スパーギア420の回転運動がストライカ片200の回動運動として円滑に伝達される。
ストライカ片200の他側部には、スパーギア420の回転運動をストライカ片200の往復運動に変換するためのガイド溝部430が設けられる。このガイド溝部430には逆「へ」字状に湾曲したカム構造431が設けられる。このカム構造431は、スパーギア420の回転の際にスパーギア420のガイド突起421の移動をガイドするので、スパーギア420の回転運動がストライカ片200の回動運動として円滑に伝達される。
ハウジング100には、ストライカ片200の回動のために作動力を提供する駆動モータ300が設置される。駆動モータ300には、ウォームギア410が設けられた回転シャフト310が備えられ、この回転シャフト310が一方向に回転するように制御するコントローラ500が電気的に連結される。すなわち、コントローラ500から作動信号が印加されると、駆動モータ300は、該当作動信号に基づいて回転シャフト310を回転させることにより、ストライカ片200に作動片を提供する。
コントローラ500は、回転シャフト310の一方向作動のためのスイッチ部510を有する。このスイッチ部510は、駆動モータ300に同一極性の電流を一定供給するように、駆動モータ300に電気的に連結される。したがって、コントローラ500が駆動モータ300に作動信号を印加すると、駆動モータ300の回転シャフト310は一方向に回転し、回転シャフト310の回転力は動力伝達手段400を介してストライカ片200を回動させることができる。
動力伝達手段400は、駆動モータ300の回転運動をストライカ片200の回動運動に変換する。このために、動力伝達手段400は、回転シャフト310に設けられるウォームギア410と、ウォームギア410に噛み合い、ハウジング100に回転可能に取り付けられるスパーギア420と、ストライカ片200の一側部に設けられるガイド溝部430とを含んでなる。この際、スパーギア420には、ガイド溝部430に位置するガイド突起421が突設される。これにより、スパーギア420が回転すると、ガイド溝部430は、ストライカ片200が回動するようにガイド突起421によってガイドできる。
すなわち、回転シャフト310が回転すると、回転シャフト310のウォームギア410に噛み合っているスパーギア420が回転し、このスパーギア420の回転によってガイド突起421が回転すると、このガイド突起421がストライカ片200のガイド溝部430に沿って往復移動することにより、ストライカ片200はヒンジ軸230を中心として回動できる。
すなわち、回転シャフト310が回転すると、回転シャフト310のウォームギア410に噛み合っているスパーギア420が回転し、このスパーギア420の回転によってガイド突起421が回転すると、このガイド突起421がストライカ片200のガイド溝部430に沿って往復移動することにより、ストライカ片200はヒンジ軸230を中心として回動できる。
次に、このような構成を有する本発明の作動過程について説明する。
図4(a)、(b)に示すように、トランクリッドの開放作動の際に、ストライカ210は、トランクリッドのロックのための位置P1からトランクリッドのアンロックのための位置P2に移動しながら、トランクリッドのラッチアセンブリ600のトラガー(図示せず)を押し上げる。この際、ラッチ620のロック状態が解除されることにより、トランクリッドは開かれる。
これに対し、トランクリッドの閉鎖動作の際には、ストライカ210がロック位置に移動した後、ストライカ210が開放状態のラッチ620を押し上げ、ラッチ620がロック状態に復帰することにより、トランクリッドは閉じられる。
図4(a)、(b)に示すように、トランクリッドの開放作動の際に、ストライカ210は、トランクリッドのロックのための位置P1からトランクリッドのアンロックのための位置P2に移動しながら、トランクリッドのラッチアセンブリ600のトラガー(図示せず)を押し上げる。この際、ラッチ620のロック状態が解除されることにより、トランクリッドは開かれる。
これに対し、トランクリッドの閉鎖動作の際には、ストライカ210がロック位置に移動した後、ストライカ210が開放状態のラッチ620を押し上げ、ラッチ620がロック状態に復帰することにより、トランクリッドは閉じられる。
100 ハウジング
200 ストライカ片
300 駆動モータ
400 動力伝達手段
500 コントローラ
200 ストライカ片
300 駆動モータ
400 動力伝達手段
500 コントローラ
Claims (6)
- トランクリッドのラッチアセンブリにロックまたはアンロックされる車両用ストライカ機構であって、
車体の後部に取り付けられるハウジングと、
前記ラッチアセンブリに対応するストライカが備えられ、前記ハウジングに回動可能に連結されるストライカ片と、
回転シャフトが備えられて前記ハウジングに取り付けられる駆動モータと、
前記回転シャフトの回転運動を前記ストライカ片の往復運動として伝達する動力伝達手段と、
前記駆動モータに作動信号を印加するコントローラと、
を含んでなることを特徴とする車両用ストライカ機構。 - 前記動力伝達手段は、
前記回転シャフトに設けられるウォームギアと、
ガイド突起が突設され、前記ウォームギアに噛み合って前記ハウジングに回転可能に取り付けられるスパーギアと、
前記ガイド突起によってガイドされるように前記ストライカ片に設けられるガイド溝部と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両用ストライカ機構。 - 前記ストライカ片は、前記回転シャフトの回転運動の際に、前記トランクリッドのロック位置とアンロック位置との間で往復移動することを特徴とする請求項2に記載の車両用ストライカ機構。
- 前記コントローラは、前記駆動モータが一方向に作動するように、同一極性の電流を一定に供給するスイッチ部を有し、前記回転シャフトは、前記コントローラの作動信号印加の際に一方向に回転することを特徴とする請求項2に記載の車両用ストライカ機構。
- 前記ガイド溝部には、逆「へ」字状に湾曲したカム構造が設けられることを特徴とする請求項4に記載の車両用ストライカ機構。
- 前記ストライカ片の一側部には前記ストライカの往復運動を一定に制限する位置制限溝が設けられ、前記ハウジングには前記位置制限溝に位置する制限突起が突設されることを特徴とする請求項5に記載の車両用ストライカ機構。
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