JP2010095085A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】車両後方からの衝突に際し、ヘッドレストを前方に移動させて乗員の頭部を支持するとともに、衝突後も頭部を継続的に支持することで頸椎の負荷を軽減することのできる車両用シートを提供すること。
【解決手段】サイドフレームに対するサブフレームの揺動を抑制するための揺動抑制機構を設け、揺動抑制機構を、サブフレームに取り付けられた揺動軸と、サイドフレームに回動自在に取り付けられ揺動軸に当接する第1の当接部と第2の当接部とを持つ揺動抑制部材と、揺動抑制部材を揺動軸に向かって付勢する弾性部材とで構成した。また、シートバックに負荷が加わらない初期状態では、揺動抑制部材の第1の当接部が揺動軸に当接し、前方より前記シートバックに所定値を超える荷重が入力された場合には、サブフレームを回転ヒンジを中心に揺動させてヘッドレストを前方に移動させるとともに、揺動抑制部材の第2の当接部が揺動軸に当接してヘッドレストを移動後の位置に保持するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両後方から衝突された場合の乗員のむち打ちを防止することが可能な車両用シートに関する。
車両用シートには、通常シートバックの上部にヘッドレストが設けられており、乗員が着座した状態では、乗員の頭部とヘッドレストとの間には所定の隙間があり、車両後方から衝突された場合、身体は後方に移動し、頭部はさらに後方に移動することで、頸部に負荷がかかりむち打ち症になることがある。
そこで、頭部とヘッドレスト間の隙間を小さくして、被害を最小限に抑えることは可能ではあるが、通常使用状態でも頭部がヘッドレストに触れたり、頭部を少し動かすとヘッドレストと干渉して不快に感じるという問題がある。
また、シートバックフレームを、回転ヒンジを介して連結された上部フレームと下部フレームとで構成し、ヘッドレストを上部フレームの上方に取り付けるとともに、乗員の背中と対向する部位に設けられた衝撃板を上部フレームの下方に取り付け、衝撃板を前方にヘッドレストを後方に付勢するコイルばねを設けた車両用シートのヘッドレスト取付構造も提案されている。
このヘッドレスト取付構造の場合、車両後部に衝撃が加わると、乗員の身体の後方移動により衝撃板は後方に移動し、衝撃板の後方移動によりヘッドレストが前方に移動することで乗員の頭部を支持している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−119619号公報
しかしながら、特許文献1に記載のヘッドレスト取付構造の場合、ヘッドレストの前方移動後、コイルばねの付勢力によりヘッドレスト及びシートバックが初期位置へ復帰しようとするため、乗員頭部の支持が不十分となり、頸椎の負担軽減効果を十分発揮できないという問題がある。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、車両後方からの衝突に際し、ヘッドレストを前方に移動させて乗員の頭部を支持するとともに、衝突後も頭部を継続的に支持することで頸椎の負荷を軽減することのできる車両用シートを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1に係る発明は、シートクッションと、該シートクッションに対し傾倒自在に取り付けられたシートバックと、該シートバックの上部に取り付けられたヘッドレストとを有する車両用シートであって、
シートクッションフレームと、該シートクッションフレームに傾倒自在に取り付けられた一対のサイドフレームと該サイドフレームに回転ヒンジを介して取り付けられた揺動自在のサブフレームとを有するシートバックフレームと、前記サブフレームの下部に取り付けられた受圧部材と、前記サイドフレームに対する前記サブフレームの揺動を抑制するための揺動抑制機構とを備え、該揺動抑制機構が、前記サブフレームに取り付けられ前方位置と後方位置との間で揺動自在の揺動軸と、該揺動軸を付勢する弾性部材とを有し、前記シートバックに負荷が加わらない初期状態では、前記弾性部材の付勢力により前記揺動軸を前方位置に保持し、乗員が着座して前記シートバックに所定値以下の負荷が加わる通常状態では、前記弾性部材の付勢力により前記揺動軸を揺動自在に保持する一方、前方より前記シートバックに所定値を超える荷重が入力された場合には、前記受圧部材を後方に移動させて前記弾性部材の付勢力に抗して前記揺動軸を後方に移動させ、前記サブフレームを前記回転ヒンジを中心に揺動させて前記ヘッドレストを前方に移動させ、前記弾性部材の付勢力により前記ヘッドレストを移動後の位置に保持するとともに、前記弾性部材の付勢力に抗して前記サブフレームに荷重を加えることにより前記シートバックを前記初期状態に復帰できるようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記揺動抑制機構が、前記サイドフレームに回動自在に取り付けられ前記揺動軸に当接する第1の当接部と第2の当接部とを持つ揺動抑制部材をさらに有し、前記弾性部材が前記揺動抑制部材を前記揺動軸に向かって付勢し、前記シートバックに負荷が加わらない初期状態では、前記揺動抑制部材の前記第1の当接部が前記揺動軸に当接し、前方より前記シートバックに所定値を超える荷重が入力された場合には、前記揺動抑制部材の前記第2の当接部が前記揺動軸に当接して前記ヘッドレストを移動後の位置に保持するようにしたことを特徴とする。
さらに、請求項3に係る発明は、前記揺動抑制部材の前記第1の当接部が円弧状の端面を持ち、前記第2の当接部が直線状あるいは曲線状の端面を持つことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記揺動抑制部材の前記第2の当接部が前記揺動軸に当接すると、前記揺動軸に加わる力の作用線が、前記回転ヒンジあるいはその近傍を通過するように設定したことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、前記弾性部材が、渦巻ばね、コイルばね、板ばね、線ばねのいずれかであることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、前記揺動抑制機構が、前記サイドフレームに回動自在に取り付けられた揺動抑制部材をさらに有し、前記弾性部材が前記揺動抑制部材を付勢することで前記揺動軸を付勢し、前記揺動軸は、前記揺動抑制部材の中間部に形成された長孔に遊挿され、前記弾性部材は、前記シートバックに負荷が加わらない初期状態では、前記揺動抑制部材を介して前記揺動軸に第1の方向の荷重を加える一方、前方より前記シートバックに所定値を超える荷重が入力された場合には、前記弾性部材は、前記揺動抑制部材を介して前記揺動軸に前記第1の方向とは異なる第2の方向の荷重を加えることにより前記ヘッドレストを移動後の位置に保持するようにしたことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、前記弾性部材をコイルばねで構成し、前記揺動抑制部材は、その一端が前記サイドフレームに回動自在に取り付けられ、その他端に前記コイルばねの一端が係止されるとともに、前記コイルばねの他端は前記揺動抑制部材の回転中心の上方の前記サイドフレームに係止されていることを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、前記弾性部材は、前記シートバックに負荷が加わらない初期状態では、前記揺動軸を介して前記サブフレームに第1の方向のモーメントを加える一方、前方より前記シートバックに所定値を超える荷重が入力された場合には、前記弾性部材は、前記揺動軸を介して前記サブフレームに前記第1の方向とは異なる第2の方向のモーメントを加えることにより前記ヘッドレストを移動後の位置に保持するようにしたことを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、前記揺動軸を、前記サイドフレームに形成された長孔に遊挿したことを特徴とする。
本発明によれば、着座時における乗員の通常動作では、シートバックにより乗員の上体を弾性的に支持することができ、ヘッドレストの前動機構は大きくは作動せず、乗員が離席するとシートバックは元の位置に復帰する。一方、衝突等により車両後方より所定値を超える荷重が入力された場合には、乗員の腰部により受圧部材を後方に移動させて、サブフレームを回転ヒンジを中心に揺動させ、ヘッドレストを前方に移動させるようにしたので、後突時、乗員の頭部をヘッドレストで素早く支持することができる。
また、後突後も、ヘッドレストを移動後の位置に保持するようにしたので、頭部を継続的に支持することができ、頸椎の負荷を軽減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る車両用シートのシートフレームFを示しており、シートの前後方向の位置を適宜調節するためのスライド装置Sに取り付けられるシートクッションフレーム2と、シートクッションフレーム2にリクライニング装置4を介して取り付けられる左右一対のサイドフレーム6と、サイドフレーム6に取り付けられるサブフレーム(ヘッドレストフレーム)8とにより構成されており、サイドフレーム6とサブフレーム8とでシートバックフレームを構成している。シートクッション及びシートバックはシートクッションフレーム2及びシートバックフレーム6,8にそれぞれ取り付けられ、ヘッドレスト10はサブフレーム8の上部に取り付けられる。
左右のリクライニング装置4は連結軸12を介して連結されており、一方のリクライニング装置4に取り付けられた操作レバー(図示せず)を操作することにより、サイドフレーム6は所望の角度に設定される。
リクライニング装置4は、シートクッションフレーム2に取り付けられるシートクッション側ブラケット(図示せず)と、シートクッション側ブラケットに対し揺動自在に取り付けられたシートバック側ブラケット(図示せず)とを備えており、シートバック側ブラケットにサイドフレーム6は取り付けられる。
<実施の形態1>
図2は、本発明に係る車両用シートの実施の形態1を示しており、図2に示されるように、サイドフレーム6の上部には回転ヒンジ挿入孔6aが形成されるとともに、サイドフレーム6の下部には、後述する揺動ボルトが遊挿される長孔6bが形成されている。この長孔6bは、回転ヒンジ挿入孔6aを中心とする円弧状の形状を呈している。
一方、サブフレーム8は逆U字状に折曲されており、サブフレーム8には、サイドフレーム6に形成された回転ヒンジ挿入孔6aと長孔6bに対向する部位に回転ヒンジ挿入孔8aと揺動ボルト挿入孔8bがそれぞれ形成され、揺動ボルト挿入孔8bの下方に位置するサブフレーム8には、乗員の腰部に対向する受圧板(受圧部材)14の両端が取り付けられている。
サブフレーム8は、その両側部が左右一対のサイドフレーム6の内側に配置された状態で、前者の回転ヒンジ挿入孔8aと後者の回転ヒンジ挿入孔6aに回転ヒンジ用ボルト16が内側から挿入されてナットが螺合され、前者の揺動ボルト挿入孔8bと後者の長孔6bに揺動ボルト18が外側から挿入されてナットが螺合される。また、揺動ボルト18の頭部とサイドフレーム6との間にはブッシュ19が介装され、サイドフレーム6に対する揺動ボルト18の摺動性を向上させている。
回転ヒンジ用ボルト16はサイドフレーム6に対するサブフレーム8の回転(揺動)中心となるため、回転ヒンジ用ボルト16とサイドフレーム6の回転ヒンジ挿入孔6aの周縁部との間には殆どクリアランスがないのに対し、揺動ボルト18はサイドフレーム6に対するサブフレーム8の揺動を円滑に行うため、揺動ボルト18とサイドフレーム6の長孔6bの周縁部との間には多少のクリアランスが設けられている。
また、サイドフレーム6の内面における長孔6bの上方には、サイドフレーム6に対するサブフレーム8の揺動を抑制するための揺動抑制部材20がピン22を介して回動自在に取り付けられている。揺動抑制部材20には、ピン挿入孔(ピン22が挿入される孔、回転中心)の近傍に設けられ円弧状の端面を持つ第1の当接部20aと、第1の当接部20aの後方に形成され直線状の端面を持つ第2の当接部20bと、第2の当接部20bの直線状端面に対し略直交する方向に離反するように延びる被押圧部20cとが形成されている。
また、揺動抑制部材20の後方には、渦巻ばね24が揺動ボルト18を付勢するための弾性部材として配設されており、渦巻ばね24の一端(内端)はピン26を介してサイドフレーム6に係止され、渦巻ばね24の他端(外端)が揺動抑制部材20の被押圧部20cと当接して押圧することで、揺動抑制部材20は矢印Aの方向に付勢されている。
上記構成の本発明に係る車両用シートの作用を図3及び図4を参照しながら以下説明する。
図3(a)は乗員着座時の初期状態を示しており、図3(b)は乗員が着座してシートバックに所定値以下の負荷(乗員の負荷のみ)がかかったときの臨界的な状態を示しており、図3の(a)〜(b)の状態では、着座時に想定される荷重を超えるが、前記所定値を超えない荷重が入力されている。また、図3(c)は、例えば車両後方から衝突(後突)されて後方から所定値を超える荷重が入力され、前方からシートバックに所定値を超える荷重(乗員の荷重)が入力された後のサブフレーム8の作動状態を示している。また、渦巻ばね24の弾性力は揺動抑制部材20を介して揺動ボルト18に作用するが、図4は揺動ボルト18に作用する力の大きさ及び方向を示しており、図中、実線は図3(a)に示される初期状態を、一点鎖線は図3(b)に示される臨界的な状態を、破線は作動後の状態をそれぞれ示している。
図3(a)に示される初期状態では、揺動ボルト18には、長孔6bの長手方向に沿って前方かつ多少斜め上方の力が作用し、揺動ボルト18は長孔6bの前端部に位置している。また、図3(b)に示される臨界状態では、揺動ボルト18は、図3(a)に示される位置から乗員の上体の負荷に応じて後方に移動し、揺動抑制部材20の第1の当接部20aと第2の当接部20bとの間の凸部で押圧されることで、略前方かつ斜め下方の力が作用する。このとき、揺動ボルト18は、渦巻ばね24の弾性力により長孔6bの前端部後方の微小な範囲で揺動自在に保持されており、揺動ボルト18を揺動自在に保持することで、着座感を向上させている。なお、揺動範囲は、乗員の上体の負荷と渦巻ばね24の弾性力に依存している。また、サブフレーム8の上部に取り付けられたヘッドレスト10は、乗員の頭部とは所定の間隔をおいて離隔している。
一方、車両後方から所定値を超える荷重が入力された後の図3(c)に示される作動状態では、人体は相対的にシートバックに押しつけられ、腰部がサブフレーム8の下部に設けられた受圧板14を後方に押すことになるので、渦巻ばね24の弾性力に抗してサブフレーム8がサイドフレーム6に対し回転ヒンジ用ボルト16を中心として矢印Bの方向に回転し、サブフレーム8の下端部が後方に移動する。その結果、揺動ボルト18は長孔6bの前端部から長孔6bに沿って後端部に向かって移動するので、ヘッドレスト10は乗員の頭部に向かって移動して乗員の頭部を支持することになる。
なお、図5に示されるように、サイドフレーム6の下端部には、車両幅方向に延びサブフレーム8の下端部8cと対向する受け部6cが形成されており、車両後方から所定値を超える荷重が入力された場合には、サブフレーム8の下端部がサイドフレーム6の受け部6cに当接することで、サブフレーム8の下端部の後方移動は停止する。
後突後は、揺動ボルト18は揺動抑制部材20の第2の当接部20bにより押圧されて、揺動ボルト18には略下方の力が作用し、揺動ボルト18はその位置に保持される。したがって、乗員の頭部はヘッドレスト10により支持された状態が維持されるので、頸椎が継続的に支持されることになり、頸椎の負荷が軽減される。
すなわち、揺動ボルト18は揺動軸として作用し、サイドフレーム6に形成された長孔6b、この長孔6bに遊挿された揺動ボルト18、揺動ボルト18に図4に示される力を付与する揺動抑制部材20、揺動抑制部材20を付勢する渦巻ばね24等は揺動抑制機構として作用する。
なお、入力される荷重等を考慮して、サブフレーム8が適切に作動するように、渦巻ばね24はその弾性力が設定されている。
図6は、サブフレーム8の作動荷重と受圧板14の変位との関係を示すグラフである。このグラフにおいて、荷重aは通常使用時にシートバックにかかると想定される最大の荷重を示しており、荷重0〜aの範囲はばね性があり、乗員の乗り心地が損なわれることはない。また、サブフレーム8の作動荷重がなくなると、受圧板14の変位は0になり、サブフレーム8が自動的に初期位置に復帰することを示している。
また、シートバックにかかる荷重が所定値(荷重b)を超えると、サブフレーム8はフルストロークまで、即ちサブフレーム8の下端部がサイドフレーム6の下端部の受け部6cに当接するまで作動する。このとき、サブフレーム8の作動荷重は0あるいはマイナス(初期位置に戻る方向とは逆方向)となり、サブフレーム8は自動的に初期位置に復帰できないが、サブフレーム8の上部に後方の荷重を加えることにより、あるいはサブフレーム8の下部に前方の荷重を加えることにより初期位置に復帰させることができる。なお、この荷重は手で押す程度の軽い荷重で十分である。
さらに、図4及び図6から分かるように、揺動ボルト18は、初期位置あるいは通常位置から臨界状態の位置までの範囲において、揺動抑制部材20の第1の当接部20aの円弧状の端面と当接することから、異なる大きさで異なる方向の力を受けるのに対し、作動位置では、揺動抑制部材20の第2の当接部20bの直線状の端面と当接することから、同じ大きさで同じ方向の力を受ける。
図7は、揺動ボルト18に作用する荷重を模式的に示したものであり、(a)は通常状態を、(b)は作動状態をそれぞれ示している。
図7(a)に示される通常状態では、荷重F1が揺動ボルト18に略前方に加わり、荷重F1に直交する方向における揺動ボルト18とヘッドレスト10の回転中心(回転ヒンジ用ボルト16)との離間距離をL1とすると、サブフレーム8にはM1=F1×L1の時計回りのモーメントが加わることになる。
一方、図7(b)に示される作動状態では、荷重F2が揺動ボルト18に略下方に加わり、荷重F2に直交する方向における揺動ボルト18とヘッドレスト10の回転中心(回転ヒンジ用ボルト16)との離間距離をL2とすると、サブフレーム8にはM2=F2×L2で表されるモーメントが加わることになる。
この状態では、力の作用線が、回転ヒンジ用ボルト16あるいはその近傍を通過するように設定されているので(L2≒0)、M2=F2×L2≒0となり、M1≫M2である。したがって、通常状態では乗員の負荷を十分支持することができるのに対し、作動後はサブフレーム8に軽い荷重を加えることで初期位置に復帰させることができる。
図8は上述した実施の形態の変形例を示しており、渦巻ばね24に代えてコイルばね(引張ばね)28を使用し、コイルばね28の一端を揺動抑制部材20の被押圧部20cに係止し、コイルばね28の他端をサイドフレーム6の一部に係止することで、揺動ボルト18に図4に示される力を加えるようにしたものである。
また、渦巻ばね24やコイルばね28に代えて、板ばねあるいは線ばね等の弾性部材を採用することもできる。
さらに、上記実施の形態においては、揺動抑制部材20をその第2の当接部20bが直線状の端面を持つように形状設定したが、第2の当接部20bが曲線状の端面を持つように形状設定することもできる。この場合、作動状態において、揺動ボルト18が揺動抑制部材20の第2の当接部20bと当接すると、略同じ大きさで異なる方向の力を受けることになるが、作動後、サブフレーム8に荷重を加えることにより初期位置に復帰できることに変わりはない。
<実施の形態2>
図9は、本発明に係る車両用シートの実施の形態2を模式的に示しており、上述した実施の形態1における揺動抑制部材20及び渦巻ばね24(あるいはコイルばね28)を、揺動抑制部材(揺動抑制板)20A及びコイルばね(引張ばね)30に置換したものである。
さらに詳述すると、揺動抑制板20Aの一端(上端)は、長孔6bの上方のサイドフレーム6にピン32を介して回動自在に取り付けられており、揺動抑制板20Aの他端(下端)にはコイルばね30の一端(下端)が係止されている。また、コイルばね30の他端(上端)は、ピン32の上方のサイドフレーム6に係止されており、揺動抑制板20Aに時計回りあるいは反時計回りのモーメントを加えている。なお、コイルばね30の他端の係止位置は、回転ヒンジ用ボルト16とピン32の間で、回転ヒンジ用ボルト16とピン32とを結ぶ線上あるいはその近傍に位置するのが好ましい。
揺動抑制板20Aの中間部には、揺動抑制板20Aの長手方向に沿って延びる長孔20dが形成されており、この長孔20dに揺動ボルト18が遊挿されている。
上記構成において、乗員が着座する前の初期状態では、揺動ボルト18は長孔6bの前端部に位置しており、図9(a)に示されるように、コイルばね30の弾性力により荷重F1が揺動ボルト18に略前方に加わり、サブフレーム8には時計回りのモーメント(F1×L1)が加わっている。
また、乗員が着座してシートバックに所定値以下の負荷がかかったときの通常状態では、揺動ボルト18は、初期位置から乗員の上体の負荷に応じて後方に移動するが、コイルばね30の弾性力は、通常使用時(乗員の着座時)に想定される最大の荷重がシートバックにかかった場合でも、コイルばね30の下端がコイルばね30の上端とピン32を結ぶ線の延長線上に位置する思案点から前方に位置するように設定されている。
一方、車両後方から所定値を超える荷重が入力されると、乗員の腰部がサブフレーム8の下部に設けられた受圧板14を後方に押すことになるので、図9(b)に示されるように、コイルばね30の弾性力に抗してサブフレーム8がサイドフレーム6に対し回転ヒンジ用ボルト16を中心として回転し、サブフレーム8の下端部が後方に移動する。その結果、揺動ボルト18は長孔6bの前端部から長孔6bに沿って後端部に向かって移動するので、ヘッドレスト10は乗員の頭部に向かって移動して乗員の頭部を支持することになる。
後突後は、コイルばね30の弾性力により後方荷重F2が揺動ボルト18に加わり、サブフレーム8には反時計回りのモーメント(F2×L2)が加わるので、揺動ボルト18はその位置に保持される。したがって、乗員の頭部はヘッドレスト10により支持された状態が維持されるので、頸椎が継続的に支持されることになり、頸椎の負荷が軽減される。
本実施の形態においては、揺動ボルト18は揺動軸として作用し、サイドフレーム6に形成された長孔6b、この長孔6bに遊挿された揺動ボルト18、揺動ボルト18が遊挿された揺動抑制板20A、揺動抑制板20Aを付勢するコイルばね30等は揺動抑制機構として作用する。
なお、本実施の形態においても、通常状態では乗員の負荷を十分支持することができ、作動後はサブフレーム8は自動的に初期位置に復帰できないが、サブフレーム8の上部に後方の荷重を加えることにより、あるいはサブフレーム8の下部に前方の荷重を加えることにより初期位置に復帰させることができる。
<実施の形態3>
図10は、本発明に係る車両用シートの実施の形態3を模式的に示しており、揺動抑制部材20,20Aを設けることなく、コイルばね(引張ばね)34の弾性力を揺動ボルト18に直接作用させたものである。
図10(a)は乗員が着座する前の初期状態を、図10(b)は乗員が着座してシートバックに所定値以下の負荷がかかったときの通常状態をそれぞれ示している。また、図10(c)は、例えば車両後方から衝突(後突)され、前方から所定値を超える荷重がシートバックに入力されたときのサブフレーム8の作動状態を示している。
さらに詳述すると、コイルばね34の一端(下端)は揺動ボルト18に係止され、コイルばね34の他端(上端)は回転ヒンジ用ボルト16の上方のサイドフレーム6に係止されている。コイルばね34の他端とサイドフレーム6との係止位置と、回転ヒンジ用ボルト16とを結ぶ線の下方延長線は、長孔6bの中間部を通過するように設定されている。
上記構成において、図10(a)に示されるように、乗員が着座する前の初期状態では、揺動ボルト18は長孔6bの前端部に位置しており、揺動ボルト18に作用するコイルばね34の弾性力によりサブフレーム8には時計回りのモーメントが加わっている。
また、図10(b)に示されるように、乗員が着座してシートバックに所定値以下の負荷がかかったときの通常状態では、揺動ボルト18は、初期位置から乗員の上体の負荷に応じて後方に移動するが、コイルばね34の弾性力は、通常使用時(乗員の着座時)に想定される最大の荷重がシートバックにかかった場合でも、揺動ボルト18がコイルばね34の上端と回転ヒンジ用ボルト16を結ぶ線の下方延長線上に位置する思案点から前方に位置するように設定されているので、この場合も初期状態と同様、揺動ボルト18に作用するコイルばね34の弾性力によりサブフレーム8には時計回りのモーメントが加わっている。したがって、乗員が離席してシートバックへの負荷がなくなると、サブフレーム8は初期位置まで自動復帰する。
一方、車両後方からの衝突等により前方より所定値を超える荷重がシートバックに入力されると、乗員の腰部がサブフレーム8の下部に設けられた受圧板14を後方に押すことになるので、図10(c)に示されるように、コイルばね34の弾性力に抗してサブフレーム8がサイドフレーム6に対し回転ヒンジ用ボルト16を中心として回転し、サブフレーム8の下端部が後方に移動する。その結果、揺動ボルト18は長孔6bの前端部から長孔6bに沿って後端部に向かって移動するので、ヘッドレスト10は乗員の頭部に向かって移動して乗員の頭部を支持することになる。
後突後は、コイルばね34の弾性力によりサブフレーム8には反時計回りのモーメントが加わるので、揺動ボルト18はその位置に保持される。したがって、乗員の頭部はヘッドレスト10により支持された状態が維持されるので、頸椎が継続的に支持されることになり、頸椎の負荷が軽減される。
本実施の形態においては、揺動ボルト18は揺動軸として作用し、サイドフレーム6に形成された長孔6b、この長孔6bに遊挿された揺動ボルト18、揺動ボルト18を付勢するコイルばね34等は揺動抑制機構として作用する。
なお、この場合も、サブフレーム8は自動的に初期位置に復帰できないが、サブフレーム8の上部に後方の荷重を加えることにより、あるいはサブフレーム8の下部に前方の荷重を加えることにより初期位置に復帰させることができる。
なお、図10は、本発明の実施の形態3を分かり易く説明するために極めて模式的に示したものであり、実際には、回転ヒンジ用ボルト16は図10に示される位置よりも上方に設定するのが好ましく、コイルばね34の上端のサイドフレーム6との係止位置は、回転ヒンジ用ボルト16のさらに上方に設定される。
上記実施の形態1〜3において、回転ヒンジ用ボルト16の位置を変更して揺動ボルト18との間隔を変えたり長孔6bの長さを変更することにより、ヘッドレスト10のストローク量を適宜調節することができる。
本発明に係る車両用シートは、後突時ヘッドレストを素早く前方に移動させて乗員の頭部を支持することができるので、簡素な構成で乗員のむち打ち症を防止することができる車両用シートとして有用である。
本発明に係る車両用シートを構成するシートフレームの斜視図である。 本発明に係る車両用シートの実施の形態1を示すシートバックフレームの部分分解斜視図である。 図2のシートバックフレームの側面図及び要部拡大図であり、(a)は乗員着座時の初期状態を、(b)は乗員が着座してシートバックに所定値以下の負荷(乗員の負荷のみ)がかかったときの臨界的な状態を、(c)は車両後方から所定値を超える荷重が入力されたときのサブフレームの作動状態をそれぞれ示している。 図2のシートバックフレームの要部拡大図であり、特に揺動範囲抑制用ボルトに作用する力の大きさ及び方向を示している。 図2のシートバックフレームの側面図である。 サブフレームの作動荷重と受圧板の変位との関係を示すグラフである。 揺動範囲抑制用ボルトに作用する荷重を模式的に示したものであり、(a)は通常状態を、(b)は作動状態をそれぞれ示している。 本発明に係る車両用シートの実施の形態1の変形例を示すシートバックフレームの側面図である。 本発明に係る車両用シートの実施の形態2を示すシートバックフレームの要部側面図であり、(a)は乗員が着座する前の初期状態を、(b)は車両後方から所定値を超える荷重が入力されたときのサブフレームの作動状態をそれぞれ示している。 本発明に係る車両用シートの実施の形態3を示すシートバックフレームの側面図であり、(a)は乗員が着座する前の初期状態を、(b)は乗員が着座してシートバックに所定値以下の負荷がかかったときの通常状態を、(c)は車両後方から所定値を超える荷重が入力されたときのサブフレームの作動状態をそれぞれ示している。
符号の説明
2 シートクッションフレーム、 4 リクライニング装置、 6 サイドフレーム、
6a 回転ヒンジ挿入孔、 6b 長孔、 6c サイドフレーム下端部の受け部、
8 サブフレーム、 8a 回転ヒンジ挿入孔、 8b 揺動ボルト挿入孔、
8c サブフレーム下端部、 10 ヘッドレスト、 12 連結軸、 14 受圧板、
16 回転ヒンジ用ボルト、 18 揺動ボルト、 19 ブッシュ、
20,20A 揺動抑制部材、 20a 第1の当接部、 20b 第2の当接部、
20c 被押圧部、 20d 長孔、 22 ピン、 24 渦巻ばね、 26 ピン、
28,30 コイルばね、 32 ピン、 34 コイルばね、 F シートフレーム、
S スライド装置。

Claims (9)

  1. シートクッションと、該シートクッションに対し傾倒自在に取り付けられたシートバックと、該シートバックの上部に取り付けられたヘッドレストとを有する車両用シートであって、
    シートクッションフレームと、該シートクッションフレームに傾倒自在に取り付けられた一対のサイドフレームと該サイドフレームに回転ヒンジを介して取り付けられた揺動自在のサブフレームとを有するシートバックフレームと、前記サブフレームの下部に取り付けられた受圧部材と、前記サイドフレームに対する前記サブフレームの揺動を抑制するための揺動抑制機構とを備え、
    該揺動抑制機構が、前記サブフレームに取り付けられ前方位置と後方位置との間で揺動自在の揺動軸と、該揺動軸を付勢する弾性部材とを有し、
    前記シートバックに負荷が加わらない初期状態では、前記弾性部材の付勢力により前記揺動軸を前方位置に保持し、乗員が着座して前記シートバックに所定値以下の負荷が加わる通常状態では、前記弾性部材の付勢力により前記揺動軸を揺動自在に保持する一方、前方より前記シートバックに所定値を超える荷重が入力された場合には、前記受圧部材を後方に移動させて前記弾性部材の付勢力に抗して前記揺動軸を後方に移動させ、前記サブフレームを前記回転ヒンジを中心に揺動させて前記ヘッドレストを前方に移動させ、前記弾性部材の付勢力により前記ヘッドレストを移動後の位置に保持するとともに、前記弾性部材の付勢力に抗して前記サブフレームに荷重を加えることにより前記シートバックを前記初期状態に復帰できるようにしたことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記揺動抑制機構が、前記サイドフレームに回動自在に取り付けられ前記揺動軸に当接する第1の当接部と第2の当接部とを持つ揺動抑制部材をさらに有し、前記弾性部材が前記揺動抑制部材を前記揺動軸に向かって付勢し、前記シートバックに負荷が加わらない初期状態では、前記揺動抑制部材の前記第1の当接部が前記揺動軸に当接し、前方より前記シートバックに所定値を超える荷重が入力された場合には、前記揺動抑制部材の前記第2の当接部が前記揺動軸に当接して前記ヘッドレストを移動後の位置に保持するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記揺動抑制部材の前記第1の当接部が円弧状の端面を持ち、前記第2の当接部が直線状あるいは曲線状の端面を持つことを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記揺動抑制部材の前記第2の当接部が前記揺動軸に当接すると、前記揺動軸に加わる力の作用線が、前記回転ヒンジあるいはその近傍を通過するように設定したことを特徴とする請求項2あるいは3に記載の車両用シート。
  5. 前記弾性部材が、渦巻ばね、コイルばね、板ばね、線ばねのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用シート。
  6. 前記揺動抑制機構が、前記サイドフレームに回動自在に取り付けられた揺動抑制部材をさらに有し、前記弾性部材が前記揺動抑制部材を付勢することで前記揺動軸を付勢し、前記揺動軸は、前記揺動抑制部材の中間部に形成された長孔に遊挿され、前記弾性部材は、前記シートバックに負荷が加わらない初期状態では、前記揺動抑制部材を介して前記揺動軸に第1の方向の荷重を加える一方、前方より前記シートバックに所定値を超える荷重が入力された場合には、前記弾性部材は、前記揺動抑制部材を介して前記揺動軸に前記第1の方向とは異なる第2の方向の荷重を加えることにより前記ヘッドレストを移動後の位置に保持するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  7. 前記弾性部材をコイルばねで構成し、前記揺動抑制部材は、その一端が前記サイドフレームに回動自在に取り付けられ、その他端に前記コイルばねの一端が係止されるとともに、前記コイルばねの他端は前記揺動抑制部材の回転中心の上方の前記サイドフレームに係止されていることを特徴とする請求項6に記載の車両用シート。
  8. 前記弾性部材は、前記シートバックに負荷が加わらない初期状態では、前記揺動軸を介して前記サブフレームに第1の方向のモーメントを加える一方、前方より前記シートバックに所定値を超える荷重が入力された場合には、前記弾性部材は、前記揺動軸を介して前記サブフレームに前記第1の方向とは異なる第2の方向のモーメントを加えることにより前記ヘッドレストを移動後の位置に保持するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  9. 前記揺動軸を、前記サイドフレームに形成された長孔に遊挿したことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の車両用シート。
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