JP2010094977A - 液体供給装置、印刷装置及び液体供給装置の制御方法 - Google Patents

液体供給装置、印刷装置及び液体供給装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】良好なスループットを確保しつつ、液体の補給を良好に行うことができ、しかも、簡易な構造で小型化及び低コスト化を図ることができる液体供給装置、印刷装置及び液体供給装置の制御方法を提供する。
【解決手段】キャリッジに移動可能に設けられた係合部材が本体側に設けられた規制板に当接して移動することにより移動されるピストンでインク室を拡張させてインクカートリッジからインクを補給するインク補給動作を可能とする拡張機構を備えたインクジェットプリンター1であって、インクカートリッジ17のインク残量が所定値未満であるか否かを判定する比較手段113と、インクカートリッジのインク残量が所定値未満である場合にインク補給動作時間が長い長時間モードとするCPU115とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、メインタンクの液体を、サブタンクを介してヘッドに供給する液体供給装置、印刷装置及び液体供給装置の制御方法に関するものである。
上記液体供給装置の一例として、パソコン(パーソナルコンピューター)等に接続されるプリンターに組み込まれて、印刷ヘッドに液体としてのインクを供給する装置が挙げられる。
このような液体供給装置では、キャリッジに搭載されてインクカートリッジからインク供給チューブを介して貯蔵室にインクの補給を受け、印刷時にインク貯蔵室のインクを記録ヘッドに供給するサブタンクユニットと、インクカートリッジのインクをサブタンクユニットに補給するポンプ手段と、記録ヘッドへの駆動信号に対応してインク流量を制御するポンプ制御手段とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、上記のポンプ手段は構造が複雑であり、しかも大きな設置スペースが必要になるため、簡易化及び小型化のために、キャリッジの往復移動の駆動力を利用してインクを供給するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載のインク供給装置は、往復移動されるキャリッジと、このキャリッジに設けられたインクジェット記録ヘッドへ供給されるインクを貯留したインクカートリッジと、インクジェット記録ヘッドによる印刷で消費されるインクを保持しておくインク保持部とを備え、キャリッジの所定位置への移動によって圧縮されてインク保持部へインクを送り出すとともに、キャリッジの所定位置から外れた位置への移動によって復元してインクカートリッジからインクを引き込むインクポンプ部が設けられている。
特開2001−270133号公報 特開2007−160639号公報
ところで、前記のキャリッジの往復移動の駆動力によってインクポンプ部を圧縮する方式のインク供給装置は、インクポンプ部から送り出されるインクを保持しておくバッファーとしての別個のタンクであるインク保持部を備えた構造であり、装置の大型化及びコストアップを招いてしまう。
ここで、キャリッジの往復移動の駆動力によってインクポンプ部を膨張させてインクカートリッジからインクを吸引する構造も考えられ、この構造によれば、別個のバッファー用のタンクを不要として構造の簡略化が図れる。
この場合、インクカートリッジのインク残量が減少して負圧が大きくなると、インクポンプ部を膨張させる時間が長くなる。そして、このインク残量が少ない状態を基準としてインクの補給時間を設定すると、インクカートリッジのインク残量が十分な状態では必要以上に補給時間がかかり、スループットに影響を与えることとなる。
本発明は、上記課題の少なくとも一つを解決するように、以下の適用例または形態として実現され得る。
[適用例1]本適用例に記載の液体供給装置は、密封された容量可変の貯留部に液体が貯留されたメインタンクと、前記メインタンクから液体が補給される容量可変の液室を有するサブタンクと、前記サブタンクから供給される液体の吐出が可能なヘッドと、前記ヘッド及び前記サブタンクが搭載されて移動可能なキャリッジと、前記キャリッジに移動可能に設けられた係合部材が本体側に設けられた規制部に当接して移動することにより移動される可動部材により前記液室を拡張させて前記メインタンクから液体を補給する液体補給動作を可能とする拡張機構と、を有する液体供給装置であって、前記メインタンクの液体残量若しくは液体使用量を検出する液体量検出部と、前記液体量検出部により検出された液体量から前記メインタンクに貯留されている液体が所定値未満は残量少と判定し、前記所定量以上は残量十分と判定する判定部と、前記判定部が前記残量少と判定した場合、前記残量十分の場合よりも前記液体補給動作のための前記キャリッジの停止時間が長い長時間モードおよび前記液体補給動作時の前記キャリッジの移動速度が遅い低速モードの少なくともいずれか一方とする設定部とを備えていることを特徴とする。
この構成の液体供給装置によれば、メインタンクは密封された容量可変の貯留部に液体が貯留されたものであるため、メインタンクの液体の残量が減少することでメインタンクの負圧が大きくなり、液体補給動作に要する負荷及び時間は増加する。メインタンクが残量少の場合、残量十分の場合よりも液体補給動作のための前記キャリッジの停止時間が長い長時間モードおよび液体補給動作時の前記キャリッジの移動速度が遅い低速モードの少なくともいずれか一方とするので、液体残量が少ない状態であってもメインタンクからサブタンクへ確実に液体を補給させることができる。しかも、メインタンクの液体残量十分の場合での液体補給動作の時間を短くすることができ、また、液体補給動作の速度を速くすることができる。
つまり、スループットの効率を大幅に高めつつサブタンクへの液体の補給を確実に行うことができ、しかも、簡易な構造で小型化及び低コスト化を図ることができる。
[適用例2]上記適用例に記載の液体供給装置において、前記液体量検出部が前記液体残量を検出する場合、前記判定部は、前記液体残量が前記所定量未満になったときを前記残量少と判定し、前記液体量検出部が前記液体使用量を検出する場合、前記判定部は、前記メインタンクの液体が前記所定量となる所定使用量と比較し前記所定使用量以上に使用されたときを前記残量少と判定することが好ましい。
この構成の液体供給装置によれば、残量を、残量そのものを検出してもよいし、液体使用量から換算してもよいことから好ましい。
[適用例3]上記適用例に記載の液体供給装置において、前記所定量は所定値として、前記所定使用量は所定使用値として、前記メインタンクに設けられた記憶部に少なくともいずれか一方が記憶されていることが好ましい。
この構成の液体供給装置によれば、メインタンクの記憶部に記憶された所定値又は所定使用値に基づいて、液体補給動作のモード切り替えを円滑に行うことができる。
[適用例4]上記適用例に記載の液体供給装置において、前記所定量は所定値として、前記所定使用量は所定使用値として、本体側に設けられた記憶部に少なくともいずれか一方が記憶されていることが好ましい。
この構成の液体供給装置によれば、本体側の記憶部に記憶された所定値又は所定使用値に基づいて、液体補給動作のモード切り替えを円滑に行うことができる。
[適用例5]上記適用例に記載の液体供給装置において、前記液体量検出部は、前記ヘッドからの液体の吐出量から前記メインタンクの液体残量若しくは液体使用量を求め、前記判定部は、求めた前記メインタンクの液体残量と所定値若しくは液体使用量と所定使用値とを比較することが好ましい。
この構成の液体供給装置によれば、ヘッドからの液体の吐出量からメインタンクの液体残量若しくは液体使用量を算出し、所定値若しくは所定使用値との比較を円滑に行うことができる。
[適用例6]上記適用例に記載の液体供給装置において、前記液体量検出部は、前記メインタンクの液体残量若しくは液体使用量を検出する液体量を前記キャリッジの移動に要する電流値の変化率から求め、前記判定部は、前記変化率が所定変化率以上となった際に、前記メインタンクの液体残量が所定値未満若しくは液体使用量が所定使用値以上であると判定することが好ましい。
この構成の液体供給装置によれば、キャリッジの移動に要する電流値の変化率が所定変化率以上となった際に、メインタンクの液体残量が所定値未満若しくは液体使用量が所定使用値以上であると判定し、液体補給動作のモード切り替えを円滑に行うことができる。
[適用例7]上記適用例に記載の液体供給装置において、前記液体量検出部は、前記メインタンクの液体残量若しくは液体使用量を検出する液体量を前記キャリッジの移動に要する電流値から求め、
前記判定部は、前記電流値が閾値以上となった際に、前記メインタンクの液体残量が所定値未満若しくは液体使用量が所定値以上であると判定することが好ましい。
この構成の液体供給装置によれば、キャリッジの移動に要する電流値が閾値以上となった際に、メインタンクの液体残量が所定値未満若しくは液体使用量が所定使用値以上であると判定し、液体補給動作のモード切り替えを円滑に行うことができる。
[適用例8]本適用例に記載の印刷装置は、搬送される媒体に対してヘッドからインクを吐出して印刷処理を行う印刷装置であって、前記ヘッドへインクを供給する装置として、上記適用例に記載のいずれかの液体供給装置を備えていることを特徴とする。
この構成の印刷装置によれば、スループットの効率を向上させることができ、しかもサブタンクへのインクの補給を確実に行うことができ、効率良く媒体に印刷することができる。
[適用例9]本適用例に記載の液体供給装置の制御方法は、密封された容量可変の貯留部に液体が貯留されたメインタンクと、前記メインタンクから液体が補給される容量可変の液室を有するサブタンクと、前記サブタンクから供給される液体の吐出が可能なヘッドと、前記ヘッド及び前記サブタンクが搭載されて移動可能なキャリッジと、前記キャリッジに移動可能に設けられた係合部材が本体側に設けられた規制部に当接して移動することにより移動される可動部材により前記液室を拡張させて前記メインタンクから液体を補給する拡張機構と、を有する液体供給装置の制御方法であって、前記メインタンクの液体残量が所定値未満であるか所定値以上であるかを判定する判定工程と、前記メインタンクの液体残量が所定値未満である場合は、前記液体残量が前記所定値以上の場合に比べて前記液体補給動作のための前記キャリッジの停止時間が長い長時間モードおよび前記液体補給動作時の前記キャリッジの移動速度が遅い低速モードの少なくともいずれか一方とする設定工程とを含むことを特徴とする。
この液体供給装置の制御方法によれば、メインタンクの液体残量が所定値未満となりメインタンクの負圧が大きくなる場合に、前記液体残量が前記所定値以上の場合に比べて液体補給動作のための前記キャリッジの停止時間が長い長時間モードおよび液体補給動作時の前記キャリッジの移動速度が遅い低速モードの少なくともいずれか一方とするので、液体残量が少ない状態のメインタンクからサブタンクへ確実に液体を補給させることができる。しかも、メインタンクの液体残量が所定値以上における液体補給動作の時間を短くすることができ、また、液体補給動作の速度を速くすることができる。
つまり、スループットの効率を大幅に高めつつサブタンクへの液体の補給を確実に行うことができ、しかも、簡易な構造で小型化及び低コスト化を図ることができる。
[適用例10]上記適用例に記載の液体供給装置の制御方法において、前記判定工程では、前記ヘッドからの液体の吐出量から求めた前記メインタンクの液体残量と所定値若しくは液体使用量と所定値とを比較することが好ましい。
この液体供給装置の制御方法によれば、ヘッドからの液体の吐出量からメインタンクの液体残量若しくは液体使用量を算出し、それぞれの所定値との比較を円滑に行うことができる。
[適用例11]上記適用例に記載の液体供給装置の制御方法において、前記判定工程では、前記キャリッジの移動に要する電流値の変化率が所定変化率以上となった際に、前記メインタンクの液体残量が所定値未満若しくは液体使用量が所定値以上であると判定することが好ましい。
この液体供給装置の制御方法によれば、キャリッジの移動に要する電流値の変化率が所定変化率以上となった際に、メインタンクの液体残量が所定値未満若しくは液体使用量が所定値以上であると判定し、液体補給動作のモード切り替えを円滑に行うことができる。
[適用例12]上記適用例に記載の液体供給装置の液体供給装置の制御方法において、前記判定工程では、前記キャリッジの移動に要する電流値が閾値以上となった際に、前記メインタンクの液体残量が所定値未満若しくは液体使用量が所定値以上であると判定することが好ましい。
この液体供給装置の制御方法によれば、キャリッジの移動に要する電流値が閾値以上となった際に、メインタンクの液体残量が所定値未満若しくは液体使用量が所定値以上であると判定し、液体補給動作のモード切り替えを円滑に行うことができる。
本発明に係る印刷装置の実施形態の一例であるインクジェットプリンターを示す外観斜視図である。 図1のインクジェットプリンターのプリンターカバーを開いた状態の斜視図である。 図1のインクジェットプリンターからプリンターケースを取り外した状態の斜視図である。 図1のインクジェットプリンターのインクポンプ部および規制板を示す平面図である。 図1のインクジェットプリンターのインク供給機構の要部を示す断面図である。 図1のインクジェットプリンターの自己封止ユニットの構造を示す断面図である。 図1のインクジェットプリンターの制御系を説明するブロック図である。 図1のインクジェットプリンターにおけるインクカートリッジのインク残量と内圧との関係を示すグラフである。 図1のインクジェットプリンターの制御部によるインク補給動作制御を示すフローチャートである。 図1のインクジェットプリンターの制御部によるインク補給動作制御の他の制御例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る液体供給装置、印刷装置及び液体供給装置の制御方法の実施形態の例を、図面を参照しつつ説明する。
図1〜図9は本発明に係る第1実施形態の液体供給装置によってインク供給機構が構成されたインクジェットプリンターを説明するための図であり、図1はインクジェットプリンターの外観斜視図、図2はインクジェットプリンターのプリンターカバーを開いた状態の斜視図、図3はインクジェットプリンターからプリンターケースを取り外した状態の斜視図、図4はインクポンプ部および規制板を示す平面図、図5はインクジェットプリンターのインク供給機構の要部を示す断面図、図6は自己封止ユニットの構造を示す断面図、図7はインクジェットプリンターの制御系を説明するブロック図、図8はインクカートリッジのインク残量と内圧との関係を示すグラフ、図9は制御部によるインク補給動作制御を説明するフローチャートである。
まず、本実施形態の印刷装置であるインクジェットプリンターの構造について説明する。
図1に示すように、インクジェットプリンター1は、複数種のカラーインクを使用してロール紙の繰り出された一部にカラー印刷するものであり、プリンター本体を覆うプリンターケース2の前面には、ロール紙カバー5及びインクカートリッジカバー7が開閉自在に設けられている。更に、プリンターケース2の前面には、電源スイッチ3と共にフィードスイッチやインジケーター等も配置されている。
ロール紙カバー5を開くと、図2に示すように、印刷される媒体であるロール紙11を収容した用紙収容部13が開放状態になって、ロール紙11の交換が可能になる。
また、インクカートリッジカバー7を開くと、カートリッジ装着部15が開放状態になり、カートリッジ装着部15へのインクカートリッジ(メインタンク)17の着脱が可能になる。
この場合、インクカートリッジカバー7を開く動作に連動して、カートリッジ装着部15の前方にインクカートリッジ17が所定距離だけ引き出される構成になっている。
プリンターケース2内の用紙収容部13の上方には、図3に示すように、インクジェットヘッド(ヘッド)21を搭載したキャリッジ23が設けられている。キャリッジ23は、ロール紙11の幅方向に沿って延在するガイド部材25によって用紙幅方向に移動自在に支持されると共に、ロール紙11の幅方向に延在する無端ベルト26aと無端ベルト26aを駆動するキャリッジモーター26bとによって、プラテン28の上方をロール紙11の幅方向に往復移動可能になっている。インクジェットヘッド21は、ロール紙11の繰り出された一部に対してインクを吐出して印刷処理を行う。
図示のように、カートリッジ装着部15の上方が、往復移動するキャリッジ23の待機位置(ホームポジション)となっている。そして、この待機位置の下方には、キャリッジ23の下面に露出するインクジェットヘッド21のインクノズルを覆うキャップ27と、キャップ27を介してインクジェットヘッド21の各インクノズル内のインクを吸引廃棄するインク吸引機構29とが設けられている。
そして、インクジェットプリンター1では、所定のタイミングあるいはユーザーの操作時に、インクジェットヘッド21のインクノズル面にキャップ27を密着させてインク吸引機構29によって内部を吸引してインクノズルから増粘状態のインク及び気泡を吸引するクリーニング処理が行われる。
また、インクジェットヘッド21のインクノズルでのインクのメニスカスを形成するために、印刷処理前後あるいは定期的にインクジェットヘッド21のインクノズルから所定量のインク滴をキャップ27内に吐出するフラッシング処理を行う。
さらに、インクジェットプリンター1では、印刷休止後にホームポジションに配置させたインクジェットヘッド21のインクノズル面にキャップ27を密着させて保護し、インクノズルの詰まりを防止するキャッピングが行われる。
インクカートリッジ17は、カートリッジケース18内に複数個の図示略のカラーインクパックを収容したものである。インクカートリッジ17内の各インクパック(貯留部)は、可撓性材料からなり容量可変であって、内部にインクを貯留した状態で密封されるもので、インクカートリッジ17をカートリッジ装着部15に装着した際に、カートリッジ装着部15側に設けられた図示略のインク供給針がインクパックのインク供給口に差込接続される。カートリッジ装着部15のインク供給針には、プリンターケース2内に固定されたインク流路31が接続され、このインク流路31には、各色に分けられた可撓性のインク供給チューブ33の一端が接続されている。
インク供給チューブ33の他端は、キャリッジ23上に設けられた各色のインクポンプ部(補給機構)34に接続されている。各インクポンプ部34は、インクジェットヘッド21の上方に設けられており、インクジェットヘッド21に接続された自己封止ユニット36にそれぞれ接続されている。
キャリッジ23には、インクジェットヘッド21の他に、インクポンプ部34及び自己封止ユニット36が一体的に搭載された構成になっている。
これにより、インクカートリッジ17内の各インクパックのインクは、カートリッジ装着部15のインク供給針から、インク流路31、インク供給チューブ33、各色のインクポンプ部34及び各色の自己封止ユニット36を経て、インクジェットヘッド21の各インクノズルにそれぞれ供給されるようになっている。
インクポンプ部34は、プリンター1の本体に対して移動可能なキャリッジ23が移動することによりインクカートリッジ17からインクを引き込むもので、プリンター1の本体側には、キャリッジ23が移動することによりインクポンプ部34を動作させる図4にも示す規制板37が、キャリッジ23の待機位置への移動方向前方に配置されている。
そして、上記インクジェットプリンター1では、インクカートリッジ17、サブタンク45、インクジェットヘッド21、キャリッジ23及びインクポンプ部34からインク供給機構(液体供給機構)が構成されている。
次に、インク供給機構を構成するインクポンプ部34について、一色分の構造を例示して説明する。
図5に示すように、インク流路31のインクカートリッジ17側における端部には、逆止弁41が設けられ、インクカートリッジ17とインクポンプ部34との間において、逆止弁41によってインクカートリッジ17側からインクポンプ部34側へのみインクが流れるようになっている。
インクポンプ部34は、インクカートリッジ17からインク供給チューブ33を介してインクを引き込むサブタンク45を備えている。このサブタンク45は、上部分割体46と下部分割体47とで構成されており、これら上部分割体46と下部分割体47との間に、可撓性を有するダイヤフラムからなる可撓膜49によってその上部が覆われたインク室(液室)50を有している。この可撓膜49は、水分透過性及びガス透過性の低いブチルゴム等から形成されている。
このインク室50は、インク供給チューブ33に連通しかつ自己封止ユニット36側の流路42に連通しており、インクカートリッジ17からインクが供給されるとともに自己封止ユニット36側にインクを供給可能となっている。また、流路42の自己封止ユニット36側における端部には、逆止弁43が設けられ、インク室50と自己封止ユニット36側との間において、逆止弁43によってインク室50側から自己封止ユニット36側へのみインクが流れるようになっている。可撓膜49は、変形容易な可撓性材料からなっており、この可撓膜49の変形をともなってインク室50が容量可変となり、拡張、縮小される。インクポンプ部34には、この可撓膜49を変位させてインク室50を拡張する拡張機構52が設けられている。
拡張機構52は、上下方向に延在する筒状のシリンダー53と、このシリンダー53内で上下に摺動可能に嵌挿されるピストン(可動部材)54と、上部分割体46におけるシリンダー53の上方に配置された揺動軸55に揺動可能に支持された揺動アーム(係合部材)56と、揺動アーム56とピストン54との間に介装された引っ張りコイルバネ(弾性部)57とを有している。
シリンダー53は、水分透過性及びガス透過性の低いポリプロピレン等の樹脂材料からなっている。シリンダー53は、ピストン54の外径よりもわずかに大径の内径を有してピストン54の外周面を摺動可能に案内する小径内周面59が上部に形成され、下部にピストン54の外周面との間に隙間を形成する大径内周面60が形成された段差形状をなしている。
ピストン54は、水分透過性及びガス透過性の低いポリプロピレン等の樹脂材料から形成されている。ピストン54は、略有底筒状に形成されて、その揺動アーム56側は、揺動アーム56を配置させるため、上端から中間位置まで切り欠かれている。
また、ピストン54の底部より上方には、引っ張りコイルバネ57の下端を係止する係止部67が形成されている。
揺動アーム56は、揺動軸55からシリンダー53内に延出する腕部69と、揺動軸55から下方に延出する上下延出部70と、上下延出部70の腕部69とは反対側の端部から腕部69とは逆向きに延出する入力部71とを有している。腕部69の先端は鉤状とされており、この部分に引っ張りコイルバネ57の上端が係止されている。
可撓膜49は、上部分割体46の円環溝73に嵌合された状態で上部分割体46と下部分割体47とに挟持される円環状の厚肉のベース部74と、このベース部74の内周部から筒状をなして延出する薄肉の膜部75と、膜部75のベース部74とは反対側を閉塞させる厚肉の略円板状の固定部76とを有する一体成形品である。
固定部76の中央には、先細り形状の突起部77が一体成形され、この突起部77がピストン54に形成されたスリット65に圧入されて嵌合されている。この状態で固定部76がピストン54の底部に一体化され、よって可撓膜49は、ピストン54の移動により固定部76及び膜部75が変位する。
図6に示すように、自己封止ユニット36は、ユニット本体81に、供給路82、中間路83及び排出路84が形成されている。そして、供給路82に形成された供給口82aに、流路42の下流側端部が接続され、排出路84に形成された排出口84aに、インクジェットヘッド21が接続されている。
供給路82と中間路83とを区画する壁部85には、流入口85aが形成されており、この流入口85aで供給路82内のインクが中間路83内へ流入される。また、中間路83と排出路84とを区画する壁部86には、連通口86aが形成されており、この連通口86aで中間路83内のインクが排出路84内へ流入される。
中間路83内には、壁部86に支点部87が形成されており、この支点部87には、揺動棒91が揺動可能に支持されている。この揺動棒91には、その一端部に、壁部85側へ向かって屈曲する作動棒部92が一体に形成されており、この作動棒部92の先端には、壁部85に当接して流入口85aを閉鎖する閉鎖板93が形成されている。また、この閉鎖板93と壁部86との間には、圧縮バネ94が設けられ、この圧縮バネ94の付勢力によって閉鎖板93が壁部85側へ向かって付勢されている。また、揺動棒91の他端部には、壁部86側へ屈曲され、この壁部86の連通口86aに挿通された押圧棒部95が形成されている。
また、ユニット本体81の排出路84側の側壁81aには、開口部96が形成されている。この開口部96には、その開口縁部に、液密性及び可撓性を有するフィルム97が液密的に連結されている。このフィルム97の排出路84側における中央部分には、押圧板98が固定されている。そして、この押圧板98に、揺動棒91の押圧棒部95の先端部が当接されている。
また、押圧板98と壁部86との間には圧縮バネ99が取り付けられており、この圧縮バネ99の付勢力によって押圧板98が外側へ押し出されている。そして、この自己封止ユニット36では、閉鎖板93が、圧縮バネ94及び閉鎖板93に作用する圧力によって壁部85に押し付けられ、流入口85aが閉鎖される。
そして、自己封止ユニット36では、フィルム97によって覆われた部分の容積の減少にともない押圧板98によって揺動棒91の押圧棒部95が押圧されると、揺動棒91が支点部87による連結箇所を中心として揺動することにより、閉鎖板93が壁部85から離れる。これにより、供給路82から流入口85aを通って中間路83及び排出路84へインクが流れ込み、インクジェットヘッド21へ供給される。
そして、この自己封止ユニット36をインクジェットヘッド21の上流側に設けることにより、例えば、キャリッジ23の加減速などによって供給側におけるインクの圧力変動が発生したとしても、この圧力変動のインクジェットヘッド21への伝達が自己封止ユニット36で遮断される。
これにより、圧力変動が伝達されることによるインクジェットヘッド21での意図しないインクの吐出、インクだれまたは吐出不良によるドット抜けなどの不具合が防止される。
上記構造のプリンター1において、キャリッジ23が待機位置にあるとき、揺動アーム56の入力部71がキャリッジ23外の規制板37に当接し、上下延出部70が鉛直に沿い腕部69及び入力部71が水平をなす状態とされる。このとき、引っ張りコイルバネ57の付勢力でピストン54が引き上げられる。
また、キャリッジ23が待機位置から離れてインクジェットヘッド21を印刷可能領域に位置させ、その後、この印刷可能領域内でインクジェットヘッド21がインクを吐出させて印刷を行うことで、自己封止ユニット36からインクジェットヘッド21にインクが供給され、自己封止ユニット36内が負圧になると、インク室50から流路42を介して自己封止ユニット36にインクが供給される。
ここで、インク室50のインクが減少すると、このインクの減少により生じる負圧で、可撓膜49の膜部75を変形させながら固定部76と一体にピストン54が下降する。すると、ピストン54に引っ張りコイルバネ57を介して連結された揺動アーム56が腕部69の先端を下降させるように揺動することになり、その結果、揺動アーム56の入力部71の側方への突出量が拡大する。
この状態からキャリッジ23が待機位置に戻ると、キャリッジ23とともに移動する揺動アーム56が入力部71においてキャリッジ23外の規制板37に当接して、キャリッジ23が移動することにより揺動し、上下延出部70が鉛直に沿い腕部69及び入力部71が水平をなす。これにより、腕部69の先端部が上昇し、引っ張りコイルバネ57を介して連結されたピストン54がシリンダー53内を摺動して引き上げられる。
この引っ張りコイルバネ57を介して行われるピストン54の移動によって、インクポンプ部34の可撓膜49の固定部76がピストン54と一体に上昇し、サブタンク45のインク室50が拡張されて容量が増大される。このように、インク室50の容量が増大すると、逆止弁41を開きながら、且つ、逆止弁43を閉じながらインクカートリッジ17からインク流路31及びインク供給チューブ33を介してインクがインク室50に吸引されることになる。
そして、上記構造のインクジェットプリンター1では、制御部100が、所定のタイミングで、上記のインク補給動作を行う。なお、このインク補給動作は、最大にインクを消費する印刷が行われても、少なくともインクジェットヘッド21へインクを供給可能な程度の量のインクがインク室50内に残留した状態で行われる。
図7に示すように、インクジェットプリンター1の制御部100は、インクジェットヘッド21及びキャリッジモーター26bに制御信号を送信することにより、インクジェットヘッド21及びキャリッジモーター26bの駆動を制御し、ロール紙11への印刷処理等を実行するものである。また、制御部100には、キャリッジ23の位置情報を送信するエンコーダー103が接続されており、制御部100は、エンコーダー103からの信号によってキャリッジ23の位置を検出する。
この制御部100は、キャリッジモーター26bの電流値を検出する検知手段111、演算手段(液体量検出部)112、比較手段(判定部)113、記憶手段114及びCPU(設定部)115を備え、検知手段111、演算手段112及び比較手段113はCPU115によって制御される。
また、この制御部100には、リーダーライター101が接続されている。このリーダーライター101は、インクカートリッジ17に設けられたICチップ(記憶手段)102に対して、インク情報の読み書きを行う。ICチップ102に書き込まれるインク情報としては、例えば、インク消費量(インク使用量)、インク残量、廃インク量、使用開始日、使用装置情報などである。
制御部100は、カートリッジ装着部15に装着されているインクカートリッジ17のICチップ102に記憶されているインク情報をリーダーライター101によって読み取る。なお、装着されているインクカートリッジ17が新品であった場合は、ICチップ102に、使用開始日及び使用装置情報を書き込む。
また、印刷処理又はクリーニング処理が行われると、演算手段112は、印刷処理、フラッシング処理又はクリーニング処理によってインクジェットヘッド21から吐出されるインク滴のドットカウント値を求め、ドットカウント値としてICチップ102に既に記憶されているインク消費量に、求めたドットカウント値を加算してトータルのインク消費量を更新し、ICチップ102に書き込む。
ここで、図8に示すように、インクカートリッジ17内の圧力は、インク残量が減少するに従い緩やかに減少し、インクが空に近いニアエンド領域Xとなると急激に低下する。
したがって、インクカートリッジ17のインク残量がニアエンド領域Xにあり、キャリッジ23を待機位置へ移動させてインクカートリッジ17からのインクの補給動作を行った場合、インクポンプ部34のサブタンク45の揺動アーム56を規制板37に当接させてインク室50へインクを引き込むのにかかる時間が長くなり、負荷も大きくなる。
そして、このインクが少ないニアエンド領域Xを基準としてインク補給動作時間を設定すると、インクカートリッジ17のインク残量が十分な状態では必要以上にインク補給動作時間がかかり、スループットに影響を与えることとなる。
このため、制御部100は、上記のインクカートリッジ17におけるインク残量と負圧との関係に応じたインク補給動作の制御を行う。
なお、このインク残量と負圧との関係におけるニアエンド領域Xへの境界となるインク残量値Yが、所定値としてインクカートリッジ17のICチップ102に記憶されている。
次に、制御部100によるインク補給動作制御について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
インクジェットプリンター1に印刷データが送信されると、印刷前フラッシングが行われ、インクジェットヘッド21のインクノズルにおけるメニスカスが形成される(ステップS01)。
そして、キャリッジ23が印刷領域へ移動し、印刷データに基づくインクジェットヘッド21によるロール紙11への印刷処理が行われる(ステップS02)。
印刷処理が終了すると、再びフラッシングが行われ(ステップS03)、その後、印刷処理及びフラッシングによって消費されたインクをサブタンク45へ補給するインク補給動作が行われる。
このインク補給動作では、まず、ICチップ102のインク情報と、印刷処理及びフラッシングによって消費したインク量とに基づいて演算手段112がインクカートリッジ17のインク残量を求める。そして、比較手段113が、このインク残量がICチップ102に記憶されている所定値(Yg)と比較し所定値未満か否かを判断する(判定工程:ステップS04)。
その結果、インク残量が所定値未満の場合(ステップS04:Yes)「残量少」と判定し、CPU115が、インク補給動作時間を長時間モードとする(設定工程:ステップS05)。
ここで、長時間モードにおけるインク補給動作時間は、インクカートリッジ17におけるインク残量と負圧との関係におけるニアエンド領域Xでの最も負圧が大きい状態で、インクポンプ部34のインク室50内へインクを引き込むのに必要な時間であり、その時間がTとして設定されている。
これに対して、インク残量が所定値以上である場合(ステップS04:No)「残量十分」と判定し、CPU115が、インク補給動作時間を短時間モードとする(設定工程:ステップS06)。
ここで、短時間モードにおけるインク補給動作時間は、インクカートリッジ17におけるインク残量と負圧との関係におけるニアエンド領域X外のインク残量が十分な状態で、インクポンプ部34のインク室50内へインクを引き込むのに必要な時間であり、長時間モードでのインク補給動作時間Tよりも補正時間αだけ短い時間T−αとして設定されている。
長時間モードあるいは短時間モードのいずれかに設定されると、それぞれのインク補給動作時間でインク補給動作が開始される。具体的には、キャリッジ23が待機位置に戻り、長時間モードの場合はインク補給動作時間Tの間停止し、短時間モードの場合はインク補給動作時間T−αの間停止する(ステップS07)。
これにより、キャリッジ23とともに移動する揺動アーム56が入力部71においてキャリッジ23外の規制板37に当接して揺動し、これにより、腕部69の先端部が上昇し、引っ張りコイルバネ57を介して連結されたピストン54がシリンダー53内を摺動して引き上げられる。
この引っ張りコイルバネ57を介して行われるピストン54の移動によって、インクポンプ部34の可撓膜49の固定部76がピストン54と一体に上昇し、サブタンク45のインク室50が拡張されて容量が増大される。このように、インク室50の容量が増大すると、逆止弁41を開きながら、且つ、逆止弁43を閉じながらインクカートリッジ17からインク流路31及びインク供給チューブ33を介してインクがインク室50に吸引されることになる。
その後、さらに印刷データが送信された場合は(ステップS08:Yes)、ステップS01へ移行して印刷及びインク補給動作を行う。
インク補給動作後、印刷データが送信されない場合は(ステップS08:No)、待機位置に配置させたインクジェットヘッド21のインクノズル面にキャップ27を密着させて保護するキャッピングを行うキャリッジロック状態となり(ステップS09)、処理を終了する。
以上説明した実施形態によれば、拡張機構52がキャリッジ23の移動力によってインク室50を拡張することにより、インクカートリッジ17からインクを補給する構造において、インクカートリッジ17のインク残量が所定値未満の残量少となり、インクカートリッジ17の負圧が大きくなる場合には、インク補給動作時間が長い長時間モードとする。これにより、インク残量が少ない状態のインクカートリッジ17からサブタンク45へ確実にインクを補給させることができる。しかも、インクカートリッジ17のインク残量が所定値以上の残量十分でのインク補給動作の時間を短くすることができる。
つまり、スループットの効率を大幅に高めつつサブタンク45へのインクの補給を確実に行って効率良く印刷することができる。さらに、簡易な構造で装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、モードの切り替えの判定に用いる所定値がインクカートリッジ17のICチップ102に記憶されているので、このインクカートリッジ17のICチップ102から所定値を読み取り、この所定値に基づいて、インク補給動作のモード切り替えを円滑に行うことができる。
また、インクカートリッジ17のインク残量は、インクジェットヘッド21からのインクの吐出量から容易に算出し、所定値との比較を円滑に行うことができる。
なお、上記実施形態では、インクカートリッジ17のインク残量に応じてインク補給動作時のインク補給動作時間を変更したが、インクカートリッジ17のインク残量に応じてキャリッジ23の移動速度からなるインク補給動作の速度を変更しても良い。
図10は、キャリッジ23のインク補給動作速度を変更するインク補給動作制御を示すフローチャートであり、この制御では、前述のインク補給動作時間の変更処理(ステップS05,S06)が異なる。
次に、インク補給動作速度を変更するインク補給動作制御について説明する。
インクジェットプリンター1に印刷データが送信されると、印刷前フラッシングが行われ、インクジェットヘッド21のインクノズルにおけるメニスカスが形成される(ステップS11)。
そして、キャリッジ23が印刷領域へ移動し、印刷データに基づくインクジェットヘッド21によるロール紙11への印刷処理が行われる(ステップS12)。
印刷処理が終了すると、再びフラッシングが行われ(ステップS13)、その後、印刷処理及びフラッシングによって消費されたインクをサブタンク45へ補給するインク補給動作が行われる。
このインク補給動作では、まず、ICチップ102のインク情報と、印刷処理及びフラッシングによって消費したインク量とに基づいて、演算手段112がインクカートリッジ17のインク残量を求める。そして、比較手段113が、このインク残量がICチップ102に記憶されている所定値と比較し所定値未満か否かを判断する(判定工程:ステップS14)。
この結果、インク残量の判定工程で(ステップS14)「残量少」と判定し、インク残量が所定値未満の場合(ステップS14:Yes)、CPU115が、インク補給動作速度を低速モードとする(設定工程:ステップS15)。
ここで、低速モードにおけるインク補給動作速度は、インクカートリッジ17におけるインク残量と負圧との関係におけるニアエンド領域Xでの最も負圧が大きい状態で、インクポンプ部34のインク室50内へインクを引き込むのに適した速度であり、その速度がVとして設定されている。
これに対して、インク残量が所定値以上である場合(ステップS14:No)「残量十分」と判定し、CPU115が、インク補給動作速度を高速モードとする(設定工程:ステップS16)。
ここで、高速モードにおけるインク補給動作速度は、インクカートリッジ17におけるインク残量と負圧との関係におけるニアエンド領域X外のインク残量が十分な状態で、インクポンプ部34のインク室50内へインクを引き込むのに必要な速度であり、低速モードでのインク補給動作速度Vよりも補正速度βだけ速い速度V+βとして設定されている。
そして、低速モードあるいは高速モードのいずれかに設定されると、それぞれのインク補給動作速度でインク補給動作が開始される(ステップS17)。
具体的には、キャリッジ23が待機位置に戻る際に、低速モードの場合はインク補給動作速度Vで移動し、高速モードの場合はインク補給動作速度V+βで移動する。
これにより、キャリッジ23とともに移動する揺動アーム56が入力部71においてキャリッジ23外の規制板37に当接して揺動し、これにより、腕部69の先端部が上昇し、引っ張りコイルバネ57を介して連結されたピストン54がシリンダー53内を摺動して引き上げられる。
この引っ張りコイルバネ57を介して行われるピストン54の移動によって、インクポンプ部34の可撓膜49の固定部76がピストン54と一体に上昇し、サブタンク45のインク室50が拡張されて容量が増大される。このように、インク室50の容量が増大すると、逆止弁41を開きながら、且つ、逆止弁43を閉じながらインクカートリッジ17からインク流路31及びインク供給チューブ33を介してインクがインク室50に吸引されることになる。
その後、さらに印刷データが送信された場合は(ステップS18:Yes)、ステップS11へ移行して印刷及びインク補給動作を行う。
インク補給動作後、印刷データが送信されない場合は(ステップS18:No)、待機位置に配置させたインクジェットヘッド21のインクノズル面にキャップ27を密着させて保護するキャッピングを行うキャリッジロック状態となり(ステップS19)、処理を終了する。
このように、インク補給動作時におけるインク補給動作速度を変更する場合も、インクカートリッジ17のインク残量が所定値未満となり、インクカートリッジ17の負圧が大きくなる場合にインク補給動作速度が遅い低速モードとするので、インク残量が少ない状態のインクカートリッジ17からサブタンク45へ確実にインクを補給させることができる。しかも、インクカートリッジ17のインク残量が所定値以上でのインク補給動作速度を速くすることができ、スループットの向上を図ることができる。
なお、上記実施形態では、インクカートリッジ17のインク残量に応じてインク補給動作時間あるいはインク補給動作速度のいずれかを変更したが、インク補給動作時間及びインク補給動作速度の両方を変更しても良い。
例えば、インク残量と所定値との判定工程でインク残量が所定値未満の「残量少」の場合に、設定工程でインク補給動作のためのキャリッジの停止時間を所定値以上の「残量十分」のときの停止時間より長く、かつインク補給動作時のキャリッジの移動速度を所定値以上のときの移動速度より遅くしても良い。
このように、インクカートリッジ17のインク残量が所定値未満となり、インクカートリッジ17の負圧が大きくなる場合にインク補給動作時間を長くし、また、インク補給動作速度を遅くすることにより、インク残量が少ない状態のインクカートリッジ17からサブタンク45へさらに確実に液体を補給させることができる。
また、上述の実施形態ではインクカートリッジ17のインク残量を検出する例に基づいて説明したが、インク使用量を検出してインクカートリッジ17のインク残量を求めることができる。この場合は、前記キャリッジの停止時間を変える場合の図9の判定工程:ステップS04おける「比較手段113が、このインク残量がICチップ102に記憶されている所定値(Yg)と比較し所定値未満か否かを判断する」とあるを、「比較手段113が、このインク消費量がICチップ102に記憶されている残量Yに相当する消費量の所定使用値と比較し、使用量である消費量が所定使用値以上の場合「残量少」と判断する」とし、図9においてはステップS05のインク補給動作時間を長時間モードとする工程に進み、同様に、消費量が所定使用値未満であれば「残量十分」と判定し、図9において、ステップS06のインク補給動作時間を短時間モードとする工程に進む。それ以降のフローは同様とする。
同様に、液体補給動作時の前記キャリッジの移動速度を変える図10の判定工程:ステップS14おける「比較手段113が、このインク残量がICチップ102に記憶されている所定値と比較し所定値未満か否かを判断する(判定工程:ステップS14)」とあるを、「比較手段113が、このインク消費量がICチップ102に記憶されている残量Yに相当する消費量の所定使用値と比較し、使用量である消費量が所定使用値以上の場合「残量少」と判断する」し、図10においてはステップS15のキャリッジの移動時間を低速モードとする工程に進み、消費量が所定使用値未満であれば、「残量十分」として、図10において、ステップS16のキャリッジの移動速度を高速モードとする工程に進む。それ以降のフローは同様とする。
また、上記実施形態では、インクカートリッジ17のインクが「残量少」あるいは「残量十分」と判定するための所定値若しくは所定使用値をインクカートリッジ17に設けたICチップ102に記憶させたが、インクジェットプリンター1の記憶手段114に記憶させても良い。このようにすると、インクジェットプリンター1側の記憶手段114に記憶された所定値若しくは所定使用値に基づいて、インク補給動作のモード切り替えを円滑に行うことができる。
さらに、インクカートリッジ17のインク残量と負圧との関係のデータをマップとして記憶しておき、このマップに基づいて判定時に所定値や所定使用値を設定しても良い。
また、上記実施形態では、インクジェットヘッド21からのインクの吐出量からインクカートリッジ17のインク残量を算出し、このインク残量と所定値とを比較してモードの切り替えを判定したが、モード切り替えの判定は、上記の例に限定されない。
インクカートリッジ17のインク残量が減少すると、前述のように負圧が増加し、インク室50を拡張してインクを引き込む際に要する負荷が大きくなり、キャリッジモーター26bの電流値が大きく増加する。したがって、モード切り替えの判定の方法としては、検知手段111によって検出されるキャリッジモーター26bの電流値に基づき、演算手段112がキャリッジ23の移動に要する電流値の変化率を求める。そして、比較手段113が、電流値の変化率がICチップ102または記憶手段114に記憶されている所定変化率以上か否かを判断する。電流値の変化率が所定変化率以上となった際に、インクカートリッジ17のインク残量が所定値未満の「残量少」であると判定する。これにより、インク補給動作のモード切り替えを円滑に行うことができる。
また、電流値の閾値を予め設定しておき、検知手段111によって検出されるキャリッジモーター26bの電流値に基づき、キャリッジ23の移動に要する電流値が閾値以上となった際に、インクカートリッジ17のインク残量が所定値未満の「残量少」であると判定しても良い。これにより、インク補給動作のモード切り替えを円滑に行うことができる。この場合、検知手段111が液体量検出部として機能する。
また、本発明に係る液体供給装置は、上記実施形態で例示したインクジェット式のプリンターをはじめとして、液晶ディスプレー等のカラーフィルターの製造に用いられる色材吐出ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材吐出ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物吐出ヘッド等の液体を吐出する液体吐出ヘッドに液体を供給する液体供給装置、精密ピペットとしての試料吐出装置への液体供給装置等にも適用できる。
また、液体の概念にはジェル状のもの、粘性の高いもの、固形物を溶媒に混合させたもの、も含み、さらにインクの概念には水性インクも油性インクも含む。
1…インクジェットプリンター(印刷装置、液体供給装置)、17…インクカートリッジ(メインタンク)、21…インクジェットヘッド(ヘッド)、23…キャリッジ、37…規制板(規制部)、45…サブタンク、50…インク室(液室)、52…拡張機構、54…ピストン(可動部材)、102…ICチップ(記憶手段)、113…比較手段(判定部)、114…記憶手段、115…CPU(設定部)。

Claims (12)

  1. 密封された容量可変の貯留部に液体が貯留されたメインタンクと、
    前記メインタンクから液体が補給される容量可変の液室を有するサブタンクと、
    前記サブタンクから供給される液体の吐出が可能なヘッドと、
    前記ヘッド及び前記サブタンクが搭載されて移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジに移動可能に設けられた係合部材が本体側に設けられた規制部に当接して移動することにより移動される可動部材により前記液室を拡張させて前記メインタンクから液体を補給する液体補給動作を可能とする拡張機構と、を有する液体供給装置であって、
    前記メインタンクの液体残量若しくは液体使用量を検出する液体量検出部と、
    前記液体量検出部により検出された液体量から前記メインタンクに貯留されている液体が所定量未満は残量少と判定し、前記所定量以上は残量十分と判定する判定部と、
    前記判定部が前記残量少と判定した場合、前記残量十分の場合よりも前記液体補給動作のための前記キャリッジの停止時間が長い長時間モードおよび前記液体補給動作時の前記キャリッジの移動速度が遅い低速モードの少なくともいずれか一方とする設定部と
    を備えていることを特徴とする液体供給装置。
  2. 請求項1に記載の液体供給装置において、
    前記液体量検出部が前記液体残量を検出する場合、前記判定部は、前記液体残量が前記所定量未満になったときを前記残量少と判定し、
    前記液体量検出部が前記液体使用量を検出する場合、前記判定部は、前記メインタンクの液体が前記所定量となる所定使用量と比較し前記所定使用量以上に使用されたときを前記残量少と判定すること特徴とする液体供給装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液体供給装置において、
    前記所定量は所定値として、前記所定使用量は所定使用値として、前記メインタンクに設けられた記憶部に少なくともいずれか一方が記憶されていることを特徴とする液体供給装置。
  4. 請求項1又は2に記載の液体供給装置において、
    前記所定量は所定値として、前記所定使用量は所定使用値として、前記本体側に設けられた記憶部に少なくともいずれか一方が記憶されていることを特徴とする液体供給装置。
  5. 請求項3又は4に記載の液体供給装置において、
    前記液体量検出部は、前記ヘッドからの液体の吐出量から前記メインタンクの前記液体残量若しくは前記液体使用量を求め、
    前記判定部は、前記メインタンクの前記液体残量と前記所定値若しくは前記液体使用量と前記所定使用値を比較することを特徴とする液体供給装置。
  6. 請求項3から5のいずれか一項に記載の液体供給装置において、
    前記液体量検出部は、前記メインタンクの前記液体残量若しくは前記液体使用量を検出する前記液体量を前記キャリッジの移動に要する電流値の変化率から求め、
    前記判定部は、前記変化率が所定変化率以上となった際に、前記メインタンクの前記液体残量が前記所定値未満若しくは前記液体使用量が前記所定使用値以上であると判定することを特徴とする液体供給装置。
  7. 請求項3から5のいずれか一項に記載の液体供給装置において、
    前記液体量検出部は、前記メインタンクの前記液体残量若しくは前記液体使用量を検出する前記液体量を前記キャリッジの移動に要する電流値から求め、
    前記判定部は、前記電流値が閾値以上となった際に、前記メインタンクの前記液体残量が前記所定値未満若しくは前記液体使用量が前記所定使用値以上であると判定することを特徴とする液体供給装置。
  8. 搬送される媒体に対してヘッドからインクを吐出して印刷処理を行う印刷装置であって、
    前記ヘッドへインクを供給する装置として、請求項1から7のいずれか一項に記載の液体供給装置を備えていることを特徴とする印刷装置。
  9. 密封された容量可変の貯留部に液体が貯留されたメインタンクと、前記メインタンクから液体が補給される容量可変の液室を有するサブタンクと、前記サブタンクから供給される液体の吐出が可能なヘッドと、前記ヘッド及び前記サブタンクが搭載されて移動可能なキャリッジと、前記キャリッジに移動可能に設けられた係合部材が本体側に設けられた規制部に当接して移動することにより移動される可動部材により前記液室を拡張させて前記メインタンクから液体を補給する液体補給動作を可能とする拡張機構と、を有する液体供給装置の制御方法であって、
    前記メインタンクの液体残量が所定値未満であるか所定値以上かを判定する判定工程と、
    前記メインタンクの前記液体残量が前記所定値未満である場合は、前記液体残量が前記所定値以上の場合に比べて前記液体補給動作のための前記キャリッジの停止時間が長い長時間モードおよび前記液体補給動作時の前記キャリッジの移動速度が遅い低速モードの少なくともいずれか一方とする設定工程とを含むことを特徴とする液体供給装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載の液体供給装置の制御方法において、
    前記判定工程では、前記ヘッドからの液体の吐出量から求めた前記メインタンクの前記液体残量と前記所定値と、又は前記液体使用量と前記所定値まで使用可能な使用量の所定使用値とを比較することを特徴とする液体供給装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載の液体供給装置の制御方法において、
    前記判定工程では、前記キャリッジの移動に要する電流値の変化率が所定変化率以上となった際に、前記メインタンクの前記液体残量が前記所定値未満若しくは前記液体使用量が前記所定使用値以上であると判定することを特徴とする液体供給装置の制御方法。
  12. 請求項10に記載の液体供給装置の制御方法において、
    前記判定工程では、前記キャリッジの移動に要する前記電流値が閾値以上となった際に、前記メインタンクの前記液体残量が前記所定値未満若しくは前記液体使用量が前記所定使用値以上であると判定することを特徴とする液体供給装置の制御方法。
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