JP2010094416A - 自動製パン器 - Google Patents

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Masao Hayase
正雄 早勢
Yoshinari Shirai
吉成 白井
Michio Yoshida
道夫 吉田
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Abstract

【課題】製パン原料に投入する具材の種類に応じ具材容器を使い分けられるようにする。
【解決手段】自動製パン器1は本体10と蓋20を備え、本体10の内部には焼成室11が設けられている。焼成室11には製パン原料を入れたパン容器30が入れられる。蓋20の下には具材容器50Aまたは50Bが配置される。具材容器50A、50Bは大きさが異なり、焼成室11の上縁部11cには具材容器50Aを設置する具材容器設置部52Aと具材容器50Bを設置する具材容器設置部52Bが設けられている。具材容器50A、50Bの底板55はロック装置60で閉鎖状態に維持されるが、ロック装置60の構造と位置は具材容器50Aでも具材容器50Bでも変わらず、いずれのロック装置60も焼成室11の上縁部11cに設けたロック解除装置70でロック解除される。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として一般家庭で使用される自動製パン器に関する。
市販の家庭用自動製パン器は、製パン原料を入れたパン容器を本体内の焼成室に入れ、パン容器内の製パン原料を回転羽根で混練して捏ね上げ、発酵工程を経た後、パン容器をそのままパン焼き型としてパンを焼き上げる仕組みのものが一般的である。加えて最近では、製パン原料にレーズンやナッツ等の具材を自動的に投入する仕組みを備えたものも多くなっている。そのような自動製パン器の例を特許文献1〜3に見ることができる。
特許文献1あるいは特許文献2記載の自動製パン器では、焼成室を開閉する蓋体に内蔵される形で、レーズン、ナッツ類、チーズ等の製パン副材料を投入する副材料投入手段が設けられている。
特許文献3記載の自動製パン器では、上蓋部の下面とパン型容器との間に収まるように具材容器を設ける。具材容器は、オーブン室に対して着脱される側枠と、この側枠に回動自在に軸支され、少なくとも底壁部を設けた開閉板とから構成される。
特許第3191645号公報 特許第3666452号公報 特開2006−255071号公報
製パン原料に投入される具材の種類は様々である。そして具材の種類によって具材容器を使い分けたいときがある。本発明はこのような要請に応え得る自動製パン器を提供することを目的とする。
本発明は、製パン原料を入れたパン容器を本体内の焼成室に受け入れ、前記製パン原料の混練工程、発酵工程、及び焼成工程を順次遂行する自動製パン器において、前記焼成室の上面を覆う蓋と、前記蓋の下に配置される具材容器を備え、前記具材容器は前記焼成室の上縁部に形成された具材容器設置部に設置されるものであり、その底面には、前記パン容器に具材を落下させる開口部と、この開口部を閉鎖して具材容器を密閉状態とする底板と、この底板を閉鎖状態に維持するロック装置が設けられ、前記本体または蓋には、前記ロック装置に作用して前記底板を開放状態にするロック解除装置が設けられると共に、前記焼成室の上縁部には、大きさの異なる具材容器に対応する複数種類の具材容器設置部が設けられることを特徴としている。
この構成によると、大きさの異なる複数種類の具材容器を用意しておき、具材の種類によってそれらを使い分けることができる。
また本発明は、上記構成の自動製パン器において、前記具材容器は、大きさが変わっても前記ロック装置の構造と位置は変わらないことを特徴としている。
この構成によると、本体または蓋には1種類のロック解除装置さえ設けておけば良いから、本体または蓋の構造を徒に複雑化しないで済む。
また本発明は、上記構成の自動製パン器において、前記具材容器の内部は複数の区画に仕切られ、各区画に対し前記開口部、底板、及びロック装置が設けられることを特徴としている。
この構成によると、複数種類の具材を互いに混じらないように保持することができる。
また本発明は、上記構成の自動製パン器において、前記各ロック装置に対し個別に前記ロック解除装置が設けられ、前記ロック解除装置は個別に動作制御されることを特徴としている。
この構成によると、複数種類の具材を異なるタイミングで投入することが可能となる。
本発明によると、具材の種類によって具材容器を使い分けるということが、大きさの異なる具材容器への交換で簡単に実現できる。
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図10に基づき説明する。図1は自動製パン器の垂直断面図、図2は図1と直角の方向から見た自動製パン器の垂直断面図、図3は具材容器の底面図で底板が閉鎖状態にロックされた状態を示すもの、図4は具材容器の底面図で底板のロックが解除された状態を示すもの、図5は自動製パン器の垂直断面図で具材容器を取り付ける状況を示すもの、図6は自動製パン器の垂直断面図で具材をパン容器に投入する状況を示すもの、図7は図6の状況を図6と直角の方向から見た自動製パン器の垂直断面図、図8は図1と同様の垂直断面図であって、大きさの異なる具材容器を取り付けた状態を示すもの、図9は自動製パン器の垂直断面図で図8の具材容器から具材をパン容器に投入する状況を示すもの、図10は焼成室上縁部の上面図である。なお、図1において左側が自動製パン器の正面(前面)側、右側が自動製パン器の背面(後面)側である。
自動製パン器1は本体10と本体の蓋20を備える。本体10の内部には上面が開口した焼成室11が設けられ、この上面開口を蓋20が閉ざす。焼成室11にはパン容器30が入れられる。
焼成室11は水平断面矩形の周側壁11aと底壁11bを備え、底壁11bの焼成室中央にあたる箇所にパン容器支持部12が固定されている。パン容器支持部12の内部は、底壁11bに形成された開口部を通じ、焼成室11側に露出する。パン容器支持部12は、パン容器30の底面に固定された筒状の台座31をバヨネット結合で連結してパン容器30を支える役割と、パン容器30内の回転羽根32に動力を伝える回転軸13を支持する役割の両方を担う。パン容器支持部12の下面から突き出した回転軸13の下端にはプーリ14が固定される。プーリ14は底壁11bの下面に固定されたモータ15の出力軸プーリ16にベルト17で連結されている。
焼成室11の周側壁11aの前面と本体10の正面側外殻との間の空間には制御部18が配置される。制御部18は、焼成室11の内側に配置した温度センサ19からの信号と、後述する操作パネルから入力される指令を受けて、自動製パン器1の制御を行う。
蓋20は自動製パン器1の背面側において本体10に蝶番軸21で連結され、蝶番軸21を中心として垂直面内で回動する。蓋20には、前端より少し後方に寄った位置に、透明合成樹脂のレンズをはめ込んだ覗き窓20aが設けられている。蓋20の下には本体10からも蓋20からも独立したトレイ状型の具材容器が配置されるが、それについては後で詳細に説明する。
本体10の前部上方の角部には操作パネル22が配置される。操作パネル22には、図示は省略するが、パンの種類(小麦粉パン、米粉パン、具材入りパンなど)の選択キー、調理内容の選択キー、タイマーキー、スタートキー、取り消しキーなどといった操作キー群と、設定された調理内容やタイマー予約時刻などを表示する表示部が設けられている。
パン容器30はバケツのような形状をしており、口縁部には手提げ用のハンドル(図示せず)が取り付けられている。パン容器30の水平断面形状は、四隅を丸めた矩形であり、その中心で回転羽根32が回転する。回転羽根32は、台座31の中心に軸支された回転軸33の上端の非円形断面部に単なるはめ込みで取り付けられており、工具を用いることなく着脱することができる。このため、異なる種類の回転羽根32に容易に交換可能である。
回転軸33は回転軸13に連結され、回転軸13より動力を伝達されるものであるが、その動力伝達手段としては台座31に囲い込まれるカップリング34が用いられる。すなわち、カップリング34を構成する2部材のうち、一方は回転軸33の下端に固定され、他方は回転軸13の上端に固定される。
台座31の外周面には、パン容器支持部12の内周面に形成された突起35aと共に周知のバヨネット結合部を構成する突起35bが形成されている。パン容器30を、突起35aと35bが干渉しない角度に保ちつつ、台座31をパン容器支持部12の中に落とし込み、パン容器30をひねって突起35aの下に突起35bを係合させれば、パン容器30は上方に抜けなくなり、同時にカップリング34の連結も達成される。パン容器30のひねり方向は回転羽根32の回転方向に一致させてあるので、回転羽根32が回転してもパン容器30が外れることはない。ここでは、パン容器30のひねり方向と回転羽根32の回転方向は、共に上から見て時計方向に設定されている。
焼成室11の内部に配置された加熱装置40がパン容器30を包囲し、製パン原料を加熱する。加熱装置40はシーズヒータ41により構成される。シーズヒータ41には耐熱ケーブル42を通じて電流が供給される。
自動製パン器1における製パン作業の概要は次の通りである。小麦粉、水、バターなどの製パン原料を入れたパン容器30を焼成室11に入れてパン容器支持部12に取り付け、回転軸33を回転軸13に連結した後、蓋20を閉じる。操作パネル22よりパンの種類や調理内容の入力を行い、スタートキーを押すと、製パン作業が開始される。
製パン作業の最初は混練工程である。制御部18はモータ15を駆動して回転羽根32を回転させ、また加熱装置40に通電して焼成室11の温度を上げる。回転羽根32が回転するに従い製パン原料は混練され、粘度の高いパン生地(dough)に転じて行く。回転羽根32がパン生地を振り回してパン容器30の内壁にたたきつけることにより、混練に「捏ね」の要素が加わることになる。なお具材入りパンの場合は、制御部18が具材容器の底板を所定のタイミングで開き、具材がパン生地に投入されることになるのであるが、これについては後で説明する。
混練工程を終えたら発酵工程に移る。制御部18は加熱装置40の通電を制御して焼成室11を所定の温度に維持し、製パン原料を発酵させる。
発酵工程後、制御部18は所定の通電パターンで加熱装置40に通電し、パン生地をパンに焼き上げる。操作パネル22の表示部に製パン完了のサインが出るか、あるいは製パン完了の報知音があった後、使用者は蓋20を開けてパン容器30を取り出す。
次に、具材容器の構造と具材投入の仕組みにつき説明する。大きさの異なる複数の具材容器を用意するが、ここではその種類を2種類とし、小さい方の具材容器には符号50Aを付し、大きい方の具材容器には符号50Bを付す。図1から図7には小さい方の具材容器50Aが描かれ、図8と図9には大きい方の具材容器50Bが描かれている。
具材容器50Aは、本体10からも蓋20からも独立したトレイ状の容器であって、前後方向の奥行きに比べ、正面から見たときの横幅が広い。その横幅は、パン容器30の横幅より少し狭い程度となっている。
具材容器50Aは平面形状が矩形であり、その四隅から4本の脚部51が横方向に張り出している。具材容器50Aは4本の脚部51の先端を焼成室11の上縁部11cに載せて支持されるものであり、上縁部11cには具材容器50Aを設置するための具材容器設置部52A(図10参照)が設けられる。具材容器設置部52Aを構成するのは、脚部51の先端から下向きに突き出す突起51a(図2参照)を受け入れる、計4個の穴53aである。4本の脚部51の突起51aを4個の穴53aに差し込むと、具材容器50Aは、パン容器30の真上に位置する形で、水平方向にずれを生じることなく焼成室11の上縁部11cに支持されることになる。
具材容器設置部50Aの構成は、上記のような構成に限定されない。焼成室11の上縁部11cに突起、脚部51に穴という構成も可能であるし、脚部51がはまり込む凹部を上縁部11cに形成するといった構成も可能である。
具材容器50Aの底面には開口部54(図6参照)が形成される。開口部54には、それを閉鎖して具材容器50を有底状態とする底板55が組み合わせられる。底板55は連結部51に近い側に設けられた蝶番56で具材容器50Aに連結される。蝶番56には図示しないばねが組み合わせられており、底板55を常時開放方向(図1では反時計方向)に付勢する。開口部54は後方寄りに偏倚して設けられているので、具材容器50Aの前方寄りの具材が滞りなく落ちるよう、具材容器50Aの内部前方には傾斜した底壁50aが形成されている。
具材容器50Aには、底板55を閉鎖状態に維持するロック装置60が設けられる。ロック装置60の主部をなすのは具材容器50Aの底面を左右に横切る形で配置されたロック板61である。ロック板61は底板55よりも前方に配置され、その中央部には底板55の自由端中央に形成された突起55a(図4に最も良く形状が表れている)に係合して底板55が開かないようにするフック62(図2に最も良く形状が表れている)が形成されている。
ロック板61の左右両端は具材容器50の左右外面に固定されたソケット63とソケット64に入り込み、これによりロック板61は左右にスライド可能に支持される。ソケット63の内部には圧縮コイルばね65が挿入されており、圧縮コイルばね65はロック板61を正面から見て右方へ、すなわちフック62が底板55の突起55aに係合する方向へと付勢する。図2に示す位置がロック板61のストローク限界で、ロック板61はそれ以上右方にはスライドしない。この時ロック板61の右端は、ソケット64の端と面一をなすか、あるいはそれよりもややソケット64の内部に引っ込んだ位置に来ている。
本体10には、ロック装置60に作用して底板55を開放状態にするロック解除装置70が設けられている。ロック解除装置70を構成するのは焼成室11の上縁部11cに設けられたハウジング71の中に設置されたソレノイド72である。ソレノイド72のプランジャ73はロック板61の右端に向き合っている。
具材入りパンを焼くときは、蓋20を開いて焼成室11にパン容器30をセットした後、焼成室11の上縁部11cに具材容器50Aを設置する。ロック片61はその右端がソレノイド72のプランジャ73に向かい合う位置に来る。具材容器50Aを設置する前に底板55を閉じておく。フック62の先端は斜面になっており、蝶番56のばねに抗して底板55を閉じて行くと、突起55aが斜面に当たってロック板61をスライドさせる。最終的には突起55aがフック62に抱え込まれ、ロック装置60は底板55を閉鎖状態にロックする。底板55が閉じた状態の具材容器50Aに具材Bを入れ、蓋20を閉じると、図1及び図2に示す状態になる。すなわち自動製パン器1で具材入りパンを焼く準備が整ったことになる。
混練工程の途中、制御部18は所定のタイミングでロック解除装置70のソレノイド72に通電する。すると図7に示すようにプランジャ73が突き出し、ロック板61を圧縮コイルばね65に抗して左方にスライドさせる。これにより底板55の突起55aからフック62が外れ、ロック解除状態となった底板55は蝶番56のばねの力で回動し、図6に示すように今まで上を向いていた面を下に向けて止まる。開口部54が開いたため具材容器50の中の具材Bは落下し、パン生地Aに投入される。パン生地Aに投入された具材Bは、混練が進行するにつれパン生地A内に練り込まれ、パン生地Aの中に分散して行く。
その後、発酵工程から焼成工程を経てパンが完成したら、蓋20を開け、具材容器50Aを取り除いて、パン容器30を引き上げる。
具材容器50Aを引き続いて使用することはないということがわかっていれば、具材容器50Aを具材容器設置部52Aから取り外した後に清掃することができる。本体10や蓋20に一体となっている訳ではないので、具材容器50の清掃は容易である。
図8、9に示す具材容器50Bは、開口部54、底板55、蝶番56、ロック装置60といった構成要素は具材容器50Aと共通であるが、本体部分の奥行きが深くなっており、そのため、4本の脚部51の中で後方に位置する2本の脚部51の位置が具材容器50Aのものよりも後方にずれている。後方にずれた脚部51の突起51aを受け入れる2個の穴53bが焼成室11の上縁部11cに形成されている。4個の穴53aの中で、前方に位置する2個は具材容器50Aにも具材容器50Bにも共通して使用されるものであり、この2個の共通の穴53aと2個の穴53bが具材容器50Bを設置するための具材容器設置部52Bを構成する。
本体部分の奥行きが深くなった分だけ具材容器50Bの容量は大きい。一方開口部54の位置と大きさは具材容器50Aと変わらないので、具材容器50Bの後方寄りの具材が滞りなく落ちるよう、具材容器50Bの内部後方には傾斜した底壁50bが形成されている。
具材容器50Bのロック装置60の構造と位置は具材容器50Aと変わらない。従って具材容器50Bを具材容器設置部52Bに設置しさえすれば、具材容器50Aに対するのと同じロック解除装置70で底板55を開くことができる。
また第1実施例ではロック解除装置70を本体10に配置したが、蓋20の方にロック解除装置70を配置する構成も可能である。
続いて本発明の第2実施形態を図11〜図14に基づき説明する。図11は図2と同じ方向から見た自動製パン器の垂直断面図、図12は具材容器の底面図で底板が閉鎖状態にロックされた状態を示すもの、図13は具材容器の底面図で底板のロックが解除された状態を示すもの、図14は自動製パン器の垂直断面図で具材をパン容器に投入する状況を示すものである。なお、第1実施形態と共通する構成要素には第1実施形態の説明で使用したのと同じ符号を付し、説明は省略する。
第2実施形態が第1実施形態と異なるのは具材容器50Aと具材容器50Bの内部構造である。具材容器50Aにも具材容器50Bにも同じ変更が施されるが、ここでは具材容器50Aを例にとり説明する。すなわち具材容器50Aの内部は、中央部を前後方向に延びる隔壁57により、二つの区画に仕切られている。正面から見て左側の区画を58Lとし、右側の区画を58Rとする。以後同様に、正面から見て左側に配置される構成要素には「L」の文字を付し、右側に配置される構成要素には「R」の文字を付すこととする。
区画58Lと区画58Rには、それぞれ別個に開口部、底板、及びロック装置が設けられる。すなわち区画58Lには開口部54L及びこれを閉鎖する底板55Lが設けられ、区画58Rには開口部54R及びこれを閉鎖する底板55Rが設けられる。底板55L、55Rは連結部51に近い側に設けられた蝶番56L、56Rで具材容器50に連結される。
底板55L、55Rを閉鎖状態に維持するため、ロック装置60L、60Rが設けられるが、これらは互いに対称をなすように配置される。すなわちロック装置60Lは具材容器50の左側面に固定されたソケット64Lと、具材容器50の底面の中央やや左寄りに固定されたソケット63Lによりロック板61Lを支持し、ロック装置60Rは具材容器50の右側面に固定されたソケット64Rと、具材容器50の底面の中央やや右寄りに固定されたソケット63Rによりロック板61Rを支持する。正確に言えば、ロック板61Lから分岐したアーム66Lがソケット63Lに入り込み、ロック板61Rから分岐したアーム66Rがソケット63Rに入り込んで、ロック板61L、61Rの支えとなっている。ソケット63Lの中の圧縮コイルばね65Lはアーム66L及びロック板61Lを左方へ、すなわちフック62Lが底板55Lの突起55aLに係合する方向へと付勢する。ソケット63Rの中の圧縮コイルばね65Rはアーム66R及びロック板61Rを右方へ、すなわちフック62Rが底板55Rの突起55aRに係合する方向へと付勢する。
本体10には、ロック装置60Lに作用して底板55Lを開放状態にするロック解除装置70Lと、ロック装置60Rに作用して底板55Rを開放状態にするロック解除装置70Rを設ける。ロック解除装置70Lを構成するのは焼成室11の左側の上縁部11cに設けられたハウジング71Lの中に設置されたソレノイド72Lである。ソレノイド72Lのプランジャ73Lはロック板61Lの左端に向き合っている。ロック解除装置70Rを構成するのは焼成室11の右側の上縁部11cに設けられたハウジング71Rの中に設置されたソレノイド72Rである。ソレノイド72Rのプランジャ73Rはロック板61Rの右端に向き合っている。ロック解除装置70L、70Rは制御部18によって個別に動作制御される。
区画58L、50Rにはそれぞれ別の具材を入れることができる。図では区画58Lに具材B1が入れられ、区画58Rに具材B2が入れられている。具材B1、B2は、混練工程中の所定タイミングでロック解除装置70L、70Rを動作させることにより、図14に示すようにパン容器30に投入される。ロック解除装置70L、70Rは個別に動作制御されるので、具材B1、B2を異なるタイミングで投入することができる。このため、形崩れしにくい具材を先に投入してパン生地Aに均一に練り込み、形崩れしやすい具材は後で投入してパン生地Aの一部だけに練り込む、といった使い方が可能になる。また区画58L、50Rの一方にドライイーストを入れておき、所定タイミングで製パン原料にドライイーストを投入するといった使い方もできる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、主として一般家庭で使用される自動製パン器に広く利用可能である。
自動製パン器の垂直断面図 図1と直角の方向から見た自動製パン器の垂直断面図 具材容器の底面図で底板が閉鎖状態にロックされた状態を示すもの 具材容器の底面図で底板のロックが解除された状態を示すもの 自動製パン器の垂直断面図で具材容器を取り付ける状況を示すもの 自動製パン器の垂直断面図で具材をパン容器に投入する状況を示すもの 図6の状況を図6と直角の方向から見た自動製パン器の垂直断面図 図1と同様の垂直断面図であって、大きさの異なる具材容器を取り付けた状態を示すもの 自動製パン器の垂直断面図で図8の具材容器から具材をパン容器に投入する状況を示すもの 焼成室上縁部の上面図 第2実施形態に係る自動製パン器の垂直断面図で、図2と同じ方向から見たもの 第2実施形態に係る自動製パン器の具材容器の底面図で底板が閉鎖状態にロックされた状態を示すもの 第2実施形態に係る自動製パン器の具材容器の底面図で底板のロックが解除された状態を示すもの 第2実施形態に係る自動製パン器の垂直断面図で具材をパン容器に投入する状況を示すもの
符号の説明
1 自動製パン器
10 本体
11 焼成室
18 制御部
20 蓋
30 パン容器
40 加熱装置
50A、50B 具材容器
51 脚部
52A、52B 具材容器設置部
54 開口部
55 底板
60 ロック装置
70 ロック解除装置

Claims (4)

  1. 製パン原料を入れたパン容器を本体内の焼成室に受け入れ、前記製パン原料の混練工程、発酵工程、及び焼成工程を順次遂行する自動製パン器において、
    前記焼成室の上面を覆う蓋と、前記蓋の下に配置される具材容器を備え、前記具材容器は前記焼成室の上縁部に形成された具材容器設置部に設置されるものであり、その底面には、前記パン容器に具材を落下させる開口部と、この開口部を閉鎖して具材容器を密閉状態とする底板と、この底板を閉鎖状態に維持するロック装置が設けられ、前記本体または蓋には、前記ロック装置に作用して前記底板を開放状態にするロック解除装置が設けられると共に、前記焼成室の上縁部には、大きさの異なる具材容器に対応する複数種類の具材容器設置部が設けられることを特徴とする自動製パン器。
  2. 前記具材容器は、大きさが変わっても前記ロック装置の構造と位置は変わらないことを特徴とする請求項1に記載の自動製パン器。
  3. 前記具材容器の内部は複数の区画に仕切られ、各区画に対し前記開口部、底板、及びロック装置が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の自動製パン器。
  4. 前記各ロック装置に対し個別に前記ロック解除装置が設けられ、前記ロック解除装置は個別に動作制御されることを特徴とする請求項3に記載の自動製パン器。
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