JP2010094195A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】球抜操作を行うための機構の損傷を未然に防ぐことができ、遊技球の球抜操作を支障なく実行することができる遊技機を提供する。
【解決手段】開閉リンク機構は、開閉部材とともにスライドするスライド部材と、操作レバーの操作に伴って回動するカム部材44とを備え、カム部材44の外周縁にカム面60を形成し、カム面60によりスライド部材のカムフォロワ51をスライド開方向へ向けて押圧可能とし、カム面60のうち、開閉部材を閉じたときにカムフォロワ51が当接する箇所を閉成当接部60aとし、開閉部材を開いたときにカムフォロワ51が当接する箇所を開放当接部60bとし、カム面60のうち開放当接部60b側に位置する部分のカム径Rを閉成当接部60a側から開放当接部60b側へ向けて次第に増大させ、且つ閉成当接部60a側から開放当接部60b側への単位回動角度あたりのカム径Rの増大量を次第に減少させるように設定した。
【選択図】図6

Description

本発明は、遊技球を球発射位置へ案内可能な球案内流路と、該球案内流路に連通口を介して連通し、球案内流路内の遊技球を抜き出し可能な球抜流路と、連通口を開放する開状態と連通口を閉成する閉状態とにスライドして変換可能な開閉部材と、該開閉部材を変換操作するための操作レバーと、を備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、球貯留皿に貯留された遊技球を発射装置(球発射位置)へ案内し、さらに発射装置から遊技領域へ発射して遊技を行う。また、球貯留皿から発射装置へ案内する球案内流路には、球抜流路を含む球抜機構(球抜装置)を接続し、遊技終了時には、球抜流路と球案内流路とを連通して球抜操作を行い、球貯留皿内や球案内流路内に残っている遊技球を球抜流路へ通して球貯留皿の外方へ抜き出せるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−231988号公報
ところで、上記特許文献1に開示された球抜機構は、球案内流路と球抜流路とを連通する連通口を、球抜シャッターをスライド操作して開閉するように構成されている。また、球抜シャッターの端部をストッパ部となる溝縁部へ衝突して、球抜シャッターを閉状態位置に位置決め可能としている。しかしながら、球抜シャッターのスライド速度、特にストッパ部へ衝突する直前のスライド速度については何ら配慮されておらず、球抜操作を繰り返し行い続けると、球抜シャッターとストッパ部との衝突により発生する衝撃で、球抜シャッターやストッパ部が損傷する虞があり、好ましくない。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、球抜操作を行うための機構の損傷を未然に防ぐことができ、遊技球の球抜操作を支障なく実行することができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技球を球発射位置へ案内可能な球案内流路と、該球案内流路に連通口を介して連通し、球案内流路内の遊技球を抜き出し可能な球抜流路と、連通口を開放する開状態と連通口を閉成する閉状態とにスライドして変換可能な開閉部材と、該開閉部材を変換操作するための操作レバーと、を備えた遊技機において、
前記開閉部材が閉状態から開状態へ変換する際にスライドする方向をスライド開方向とし、
前記開閉部材と操作レバーとを連動させる開閉リンク機構を備え、
該開閉リンク機構は、開閉部材とともにスライド開方向へスライドするスライド部材と、該スライド部材を係合して開閉部材を開状態に維持可能なストッパ部と、操作レバーの操作に伴って回動するカム部材と、を備え、
前記スライド部材にはカムフォロワを設け、
前記カム部材の外周縁には、カムフォロワを摺動可能な状態で当接するカム面を形成し、該カム面によりカムフォロワをスライド開方向へ向けて押圧可能とし、
前記カム面のうち、開閉部材を閉状態としたときにカムフォロワが当接する箇所を閉成当接部とし、開閉部材を開状態としたときにカムフォロワが当接する箇所を開放当接部とし、
前記カム面とカム部材の回動中心との距離をカム径とし、カム面のうち開放当接部側に位置する部分のカム径を閉成当接部側から開放当接部側へ向けて次第に増大させ、且つ閉成当接部側から開放当接部側への単位回動角度あたりのカム径の増大量を次第に減少させるように設定したことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記カム面のうち閉成当接部側に位置する部分のカム径を閉成当接部側から開放当接部側へ向けて次第に増大させ、且つ閉成当接部側から開放当接部側への単位回動角度あたりのカム径の増大量を次第に増大させるように設定したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記カム面の閉成当接部を法線がスライド開方向に沿って延在する姿勢に設定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記球案内流路の下方に前記球抜流路を縦向きに備え、
前記開閉部材は、横方向へスライドして連通口を開閉可能とし、
前記開閉部材の上面には、球案内流路内の遊技球の底部が接触可能な球接触面を形成し、開閉部材を閉状態へ変換すると、球接触面を球案内流路内へ臨ませ、開閉部材を開状態へ変換すると、球接触面を球案内流路の側方へ外し、
前記球接触面のうちスライド開方向の後側に位置する縁部には、スライド開方向とは反対方向へ向けて下り傾斜した傾斜部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機である。
請求項5に記載のものは、前記球案内流路のうち前記スライド開方向の後側に位置する側部には、遊技球の側部を当接可能な当接側壁を備え、
前記開閉部材を閉状態へ変換した状態で、前記傾斜部の傾斜上端と当接側壁との距離を遊技球の半径よりも狭く設定したことを特徴とする請求項4に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、開閉部材が閉状態から開状態へ変換する際にスライドする方向をスライド開方向とし、開閉部材と操作レバーとを連動させる開閉リンク機構を備え、該開閉リンク機構は、開閉部材とともにスライド開方向へスライドするスライド部材と、該スライド部材を係合して開閉部材を開状態に維持可能なストッパ部と、操作レバーの操作に伴って回動するカム部材とを備え、スライド部材にはカムフォロワを設け、カム部材の外周縁には、カムフォロワを摺動可能な状態で当接するカム面を形成し、該カム面によりカムフォロワをスライド開方向へ向けて押圧可能とし、カム面のうち、開閉部材を閉状態としたときにカムフォロワが当接する箇所を閉成当接部とし、開閉部材を開状態としたときにカムフォロワが当接する箇所を開放当接部とし、カム面とカム部材の回動中心との距離をカム径とし、カム面のうち開放当接部側に位置する部分のカム径を閉成当接部側から開放当接部側へ向けて次第に増大させ、且つ閉成当接部側から開放当接部側への単位回動角度あたりのカム径の増大量を次第に減少させるように設定したので、開閉部材が開状態への変換を完了する直前に減速するように設定することができる。したがって、ストッパ部がスライド部材から受ける衝撃を抑制することができ、ストッパ部の損傷、ひいては球抜操作を行うための機構の損傷を未然に防ぐことができる。これにより、遊技球の球抜操作を支障なく実行することができる。
請求項2に記載の発明によれば、カム面のうち閉成当接部側に位置する部分のカム径を閉成当接部側から開放当接部側へ向けて次第に増大させ、且つ閉成当接部側から開放当接部側への単位回動角度あたりのカム径の増大量を次第に増大させるように設定したので、開閉部材が閉状態から開状態への変換を開始した直後に加速するように設定することができる。したがって、遊技球の球抜操作を迅速に開始することができる。
請求項3に記載の発明によれば、カム面の閉成当接部を法線がスライド開方向に沿って延在する姿勢に設定したので、開閉部材が閉状態から開状態への変換を開始するときに、カム部材の回動力を効率よくスライド部材および開閉部材へ伝達することができ、スライド部材および開閉部材を円滑にスライドさせ始めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、球案内流路の下方に前記球抜流路を縦向きに備え、開閉部材は、横方向へスライドして連通口を開閉可能とし、開閉部材の上面には、球案内流路内の遊技球の底部が接触可能な球接触面を形成し、開閉部材を閉状態へ変換すると、球接触面を球案内流路内へ臨ませ、開閉部材を開状態へ変換すると、球接触面を球案内流路の側方へ外し、球接触面のうちスライド開方向の後側に位置する縁部には、スライド開方向とは反対方向へ向けて下り傾斜した傾斜部を備えたので、遊技球を傾斜部に載置すれば、遊技球が傾斜部へ与える押圧力により開閉部材をスライド開方向へ押圧することができる。したがって、開閉部材を開状態へ変換する操作の負担を軽減することができる。
請求項5に記載の発明によれば、球案内流路のうち前記スライド開方向の後側に位置する側部には、遊技球の側部を当接可能な当接側壁を備え、開閉部材を閉状態へ変換した状態で、前記傾斜部の傾斜上端と当接側壁との距離を遊技球の半径よりも狭く設定したので、開閉部材が閉状態であるときに遊技球の底部が傾斜部に載ることを阻止して、遊技球が開閉部材をスライド開方向へ押圧することを避けることができる。したがって、開閉部材が不用意に開状態へ変換する不都合、ひいては球抜きが不用意に実行される不都合を阻止することができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の斜視図である。
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、機枠(外枠)2に前面枠(内枠)3を開閉可能に軸着し、該前面枠3のベースとなる前面枠本体4に矩形状の遊技盤(図示せず)を収納可能とし、前面枠本体4の前面側には、一側(図1中、左側)が軸着された透明部材保持枠9を開閉(回動)可能に設け、該透明部材保持枠9に透視可能な透明部材10を保持している。そして、透明部材保持枠9を閉じると、遊技盤が透明部材保持枠9により覆われるとともに、透明部材10が遊技盤の前方に配置され、透明部材10を通して遊技盤の表面をパチンコ遊技機1の前方から視認できるように構成している。さらに、透明部材保持枠9の下部には上皿ユニット11を設け、該上皿ユニット11の下方には下皿ユニット12を配置し、下皿ユニット12の左右方向の中央部には下皿13を設け、該下皿13の一側方(図1中、左側方)には灰皿14を配置し、他側方(図1中、右側方)には発射操作ユニット(発射操作ハンドル)15を備え、該発射操作ユニット15を操作して前面枠本体4内に設けられた発射装置(図示せず)から遊技球を発射できるように構成されている。
次に、上皿ユニット11について説明する。
上皿ユニット11は、遊技球を貯留するとともに、この貯留した遊技球を排出可能なユニットであり、図1に示すように、透明部材保持枠9の下部に止着されて透明部材保持枠9とともに回動可能な横長のベースパネル20と、該ベースパネル20の前面側に設けられ、遊技球を貯留可能な球貯留皿(上皿)21と、該球貯留皿21の前方および下方を覆う上皿カバー部材22と、該上皿カバー部材22の上面に設けられ、遊技者が遊技中に操作可能な遊技演出用ボタン23とを備えて構成されている。また、球貯留皿21の底面を透明部材保持枠9の軸着端側から自由端側へ(図1中、左側から右側へ)向けて下り傾斜した姿勢に設定し、ベースパネル20のうち透明部材保持枠9の軸着端寄り(図1中、左寄り)には、前後に貫通した上皿球流入口24を開設して球貯留皿21の一側(図1中、左側)に後方から連通している。さらに、図2(b)および図4(b)に示すように、ベースパネル20の裏面のうち透明部材保持枠9の自由端寄り(図1中、右寄り)には流路カバー26を重合し、該流路カバー26とベースパネル20との間には、上皿ユニット11の前後方向に沿って屈曲した球案内流路27を備え、該球案内流路27の下流端27aを流路カバー26に開設して上皿ユニット11の後方へ向けて開放し、球案内流路27の上流端を球貯留皿21の他側(図1中、右側)へ後方から連通している。
そして、上皿ユニット11が備えられた透明部材保持枠9を前面枠3に対して閉じた状態では、前面枠本体4内に設けられた球排出装置(図示せず)と上皿球流入口24とを連通するとともに、発射装置と球案内流路27の下流端27aとを連通する。したがって、球排出装置から排出された遊技球は、上皿球流入口24、球貯留皿21、球案内流路27を通り、発射装置内に設定された球発射位置(図示せず)へ案内される。なお、図2(b)に示すように、流路カバー26には、透明部材保持枠9の開閉動作に連動して回動する球止め部材29を設け、透明部材保持枠9を開くと、球止め部材29が球案内流路27の下流端27aを閉成して遊技球が球案内流路27から落下することを阻止し、透明部材保持枠9を閉じると、球止め部材29が球案内流路27の下流端27aを開放して遊技球が球案内流路27から発射装置へ流入することを許容するように構成されている。
さらに、上皿ユニット11には、球案内流路27内の遊技球(詳しくは、球貯留皿21から球案内流路27内に流入した遊技球)を下皿13へ抜き出すための球抜機構31を備えている。球抜機構31は、図2から図5に示すように、球案内流路27に連通して球案内流路27内の遊技球を上皿ユニット11の下方へ抜き出し可能な球抜流路32と、該球抜流路32と球案内流路27との連通箇所を開閉する開閉部材33と、該開閉部材33を変換操作(開閉操作)するための操作レバー34と、該操作レバー34と開閉部材33とを連動させる開閉リンク機構35とを備えて構成されている。具体的に説明すると、図2(a),図4(b),図5(b)に示すように、球案内流路27の下方に縦向きクランク状の球抜流路32を備え、該球抜流路32の上流端を、球案内流路27の途中の底面に遊技球よりも十分に大きな広さで開設された連通口37へ接続し、該連通口37を介して球抜流路32と球案内流路27とを連通可能としている。さらに、球抜流路32の下流端を下皿13へ連通し、球案内流路27内の遊技球を連通口37および球抜流路32へ通して下皿13へ抜き出し可能としている。また、ベースパネル20のうち連通口37の前方に位置する箇所には横長な開閉挿通口38を開設し、該開閉挿通口38に舌片状の開閉部材33をベースパネル20の長手方向(上皿ユニット11の長手方向)に沿ってスライド可能な状態で遊嵌し、該開閉部材33の上面を球案内流路27の上流側から下流側へ向けて下り傾斜した姿勢で設定して球接触面33aとしている。そして、開閉部材33を透明部材保持枠9の軸着端側(図2(a)中、右側)へスライドすると、連通口37の側方に設定された連通口開放位置P1へ到達して連通口37を開放する開状態へ変換し、球接触面33aを球案内流路27から側方へ外すように構成されている。一方、透明部材保持枠9の自由端側(図2(a)中、左側)にスライドすると、連通口37内に設定された連通口閉成位置P2へ到達して連通口37を閉成する閉状態へ変換し、球接触面33aを球案内流路27内へ臨ませて、球案内流路27内の遊技球の底部が球接触面33aに接触(載置)可能となる。なお、説明の便宜上、開閉部材33が閉状態から開状態へ変換する際にスライドする方向(図2(a)中、矢印Aで示すスライド方向)をスライド開方向とし、開状態から閉状態へ変換する際にスライドする方向(図2(a)中、矢印Bで示すスライド方向)をスライド閉方向とする。さらに、球案内流路27のうち連通口37に臨ませた部分の側部(詳しくはスライド開方向Aの前後両側に位置する側部(図2(a)中、左右両側部))には当接側壁39を備え、該当接側壁39に球案内流路27内の遊技球の側部を当接可能としている。
また、図1および図3(a)に示すように、上皿カバー部材22の上面のうち遊技演出用ボタン23とベースパネル20との間の位置には、操作レバー34をベースパネル20の長手方向(上皿ユニット11の長手方向)に沿ってスライド可能な状態で備え、透明部材保持枠9の軸着端寄り(図3(a)中、左寄り)に設定されたレバー常態位置と、透明部材保持枠9の自由端寄り(図3(a)中、右寄り)に設定されたレバー操作位置との間を移動できるように構成されている。そして、操作レバー34の下方且つ開閉部材33の前方には開閉リンク機構35を配置し(図4(b)参照)、該開閉リンク機構35の上部を操作レバー34へ接続するとともに、後部を開閉部材33へ接続し、操作レバー34をスライド操作すると、操作レバー34に加えられたスライド力を開閉リンク機構35により開閉部材33へ伝達して、開閉部材33をスライドするように構成されている。
次に、開閉リンク機構35について説明する。
開閉リンク機構35は、図3から図5に示すように、当該開閉リンク機構35のベースとなるリンクベース42と、スライド開方向Aおよびスライド閉方向Bへスライド可能なスライド部材43と、操作レバー34の操作に伴って回動してスライド部材43を押圧可能なカム部材44と、該カム部材44と操作レバー34とを係合するリンクアーム45とを備えて構成されている。
リンクベース42は、図3(a)および図4(a)に示すように、ベースパネル20の前面側へ止着される横長な板状部材であり、当該リンクベース42とベースパネル20との間には、スライド部材43を収納する空間部を形成し、当該リンクベース42の前面側のうち操作レバー34の下方に位置する部分にはカバープレート47をリンクベース42から前方へ離間した状態で止着して、リンクベース42に軸着されているカム部材44およびリンクアーム45を被覆している。また、リンクベース42のうち透明部材保持枠9の自由端寄り(図3(a)中、右寄り)には、スライド開方向Aおよびスライド閉方向Bに沿って延在する長穴形状のスライドガイド開口48を開設し、透明部材保持枠9の軸着端寄り(図3(a)中、左寄り)には長穴形状の係止貫通口49をスライドガイド開口48の延長線上に延在する状態で開設している。そして、スライドガイド開口48にスライド部材43の一部(後述するカムフォロワ51)を嵌合してスライド部材43の移動を案内できるように構成されている。
スライド部材43は、図3(b)に示すように、横向き短冊状の部材であり、リンクベース42とベースパネル20との間に横方向(スライド開方向Aおよびスライド閉方向B)へスライド可能な状態で配置されている。また、スライド部材43の後面(ベースパネル20に対向する面)の中央部の下側には開閉部材33の前端部を接続し、スライド部材43の前面(リンクベース42に対向する面)のうち、スライドガイド開口48に対向する箇所には円筒状のカムフォロワ51をスライド開方向Aとは直交する横向き方向(上皿ユニット11の前後方向)に沿って延設し、係止貫通口49に対向する箇所には爪状の係止部52を突設し、スライド部材43が開閉部材33、カムフォロワ51、係止部52とともにスライド開方向Aまたはスライド閉方向Bへスライドするように構成されている。さらに、開閉部材33を開閉挿通口38へ挿通してベースパネル20と流路カバー26との間へ臨ませ、カムフォロワ51をスライドガイド開口48へ挿通するとともに係止部52を係止貫通口49へ挿通し、カムフォロワ51および係止部52をリンクベース42の前面側へ突出している。
そして、図3(a)に示すように、係止部52にコイルばね等のスライド付勢部材53の一端を係止し、スライド付勢部材53の他端をリンクベース42の前面のうちスライドガイド開口48と係止貫通口49との間へ係止して、スライド付勢部材53の付勢力によりスライド部材43をスライド閉方向Bへ向けて常時付勢している。さらに、スライドガイド開口48のうち透明部材保持枠9の軸着端側(図3(a)中、左側)、言い換えるとスライド開方向Aの前側に位置する縁部をストッパ部55とし、該ストッパ部55にカムフォロワ51を係合すると、開閉部材33を連通口37から側方へ外して開状態へ変換し、この状態からスライド部材43がさらにスライド開方向Aへ移動することを規制して、開閉部材33を開状態に維持できるように構成されている(図5(a)参照)。
カム部材44は、図6に示すように、横向き円柱状のカム基部57と、該カム基部57の外周面からカム基部57の半径方向へ突出した角状のカム形成部58とを備えて構成されている。そして、カム基部57の円柱中心軸をカム部材44の回動中心CCとし、この回動中心CCをカムフォロワ51の中心軸に平行となる姿勢、言い換えるとスライド開方向Aと直交する横向き姿勢に設定し(図3(b)参照)、この姿勢でカム基部57をリンクベース42のうちスライドガイド開口48(カムフォロワ51)よりもスライド開方向Aの後側(図4(a)中、右側)に位置する箇所へ回動自在な状態で軸着している。さらに、カム基部57の前縁部のうち回動中心CCからカムフォロワ51とは反対側(図3(b)中、右側)に外れた位置には、リンクアーム45に係合する係合ピン59を突設している。また、カム形成部58をカムフォロワ51の側方、具体的にはカムフォロワ51よりもスライド開方向Aの後側に配置し、カム形成部58の外周縁のうちカムフォロワ51に臨ませた部分には、カムフォロワ51を摺動可能な状態で当接するカム面60を形成し、カム部材44を回動してカム面60によりカムフォロワ51をスライド開方向Aへ向けて押圧可能としている。
さらに、図6(a)および(b)に示すように、カム面60のうち、開閉部材33を閉状態としたときにカムフォロワ51が当接する箇所(具体的にはカム面60のうちカム基部57側に位置する部分)を閉成当接部60aとし、開閉部材33を開状態としたときにカムフォロワ51が当接する箇所(具体的には閉成当接部60aを挟んでカム基部57とは反対側に位置する先端部分)を開放当接部60bとしている。そして、カム面60とカム部材44の回動中心CCとの距離をカム径Rとし、カム面60のうち開放当接部60b側に位置する部分のカム径Rを閉成当接部60a側から開放当接部60b側へ向けて次第に増大させ、且つ閉成当接部60a側から開放当接部60b側への単位回動角度あたりのカム径Rの増大量を次第に減少させるように設定している(図6(b)参照)。また、カム面60のうち閉成当接部60a側に位置する部分のカム径Rを閉成当接部60a側から開放当接部60b側へ向けて次第に増大させ、且つ閉成当接部60a側から開放当接部60b側への単位回動角度あたりのカム径Rの増大量を次第に増大させるように設定している(図6(a)参照)。
リンクアーム45は、図3(b)に示すように、縦向き姿勢に設定された腕部材であり、当該リンクアーム45の上下中央部よりも上寄り(操作レバー34寄り)の部分にアーム回動軸CAをカム部材44の回動中心CCに平行な姿勢で設定し、このアーム回動軸CAを中心にして回動自在となる状態でリンクベース42の前面側へ軸着されている。また、リンクアーム45の上端部には操作レバー34に係合するレバー係合部62を設け、リンクアーム45の下部には縦長な係合溝63を形成し、該係合溝63にカム部材44の係合ピン59を摺動可能な状態で係合(遊嵌)している。
このような構成の球抜機構31を備えたパチンコ遊技機1において、図4(a)に示すように、遊技者(または作業者)が操作レバー34を操作していない常態(球抜操作を行っていない常態)では、スライド付勢部材53の付勢力によりスライド部材43がスライド閉方向Bへ向けて付勢され、開閉部材33が連通口閉成位置P2に位置して閉状態となり、且つ当接側壁39(詳しくはスライド開方向Aの後側に位置する閉状態側当接側壁39a)に当接して閉状態を維持する(図2(a)および図4(b)参照)。また、カムフォロワ51がカム部材44寄り(図4(a)中、右寄り)に位置し、カム部材44がカムフォロワ51によりカム面60を押圧されてカム形成部58をカム基部57の上方へ起立した常態姿勢となり、カムフォロワ51をカム面60の閉成当接部60aへ当接する。さらに、カム部材44の係合ピン59がリンクアーム45の係合溝63をリンクアーム45のアーム回動軸CAよりも透明部材保持枠9の自由端側(図4(a)中、右側)に維持してリンクアーム45の回動を規制し、該リンクアーム45のレバー係合部62に係合された操作レバー34がレバー常態位置に維持される。
この状態で遊技球が球貯留皿21から球案内流路27へ流入すると、この遊技球は、図4(b)に示すように、球案内流路27内を流下して連通口37の上方に到達し、開閉部材33の球接触面33aに当該遊技球の底部を接触(載置)させる。さらに、球接触面33aを転動して球案内流路27の下流端27aへ案内され、透明部材保持枠9を閉じている場合には発射装置内へ流入し、透明部材保持枠9を開いている場合には球止め部材29により下流端27aからの流出を阻止されて球案内流路27内に停留する。
そして、図5(a)に示すように、遊技者等が操作レバー34を操作してレバー常態位置からレバー操作位置へ移動すると、リンクアーム45のレバー係合部62が操作レバー34とともに移動してリンクアーム45が回動し、係合溝63および係合ピン59を操作レバー34の移動方向とは反対方向へ移動する。この移動に伴ってカム部材44が回動してカム形成部58をカムフォロワ51側へ倒し、カム面60によりカムフォロワ51を閉成当接部60aから開放当接部60bへ向けて摺動させながらスライド開方向Aへ向けて押圧する。カムフォロワ51がスライド開方向Aへ作用する押圧力を受けると、スライド部材43は、スライド付勢部材53の付勢力に抗してスライド開方向Aへスライドし、開閉部材33を連通口閉成位置P2から連通口開放位置P1へ移動して開状態へ変換させる。この結果、図5(b)に示すように、球案内流路27と球抜流路32とが連通口37を介して連通し、球案内流路27内の遊技球(具体的には、球案内流路27内のうち連通口37の上流側に位置する遊技球)を球抜流路32へ流下させて下皿13へ抜き出すことができる。
このとき、図6(a)に示すように、カム面60のうち閉成当接部60a側に位置する部分のカム径Rを閉成当接部60a側から開放当接部60b側へ向けて次第に増大させ、且つ閉成当接部60a側から開放当接部60b側への単位回動角度あたりのカム径Rの増大量を次第に増大させるように設定しているので、操作レバー34の操作開始直後においてカム面60により押圧されるカムフォロワ51とカム部材44の回動中心CCとの距離、言い換えるとカムフォロワ51の押し込み距離を変化させて、スライド部材43および開閉部材33が閉状態から開状態への変換を開始した直後に加速するように設定することができる。したがって、球案内流路27内の遊技球の球抜操作、ひいては球貯留皿21内の遊技球の球抜操作を迅速に開始することができる。
そして、操作レバー34がレバー操作位置へ到達すると、リンクアーム45が十分に回動して係合溝63および係合ピン59をカム部材44の回動中心CCよりもカムフォロワ51側(図5(a)中、左側)へ位置させてカム部材44をさらに回動する。リンクアーム45から回動力を受けて回動したカム部材44は、カム形成部58をさらに倒してカム面60によりカムフォロワ51を十分に押し込み、さらには、カムフォロワ51をストッパ部55へ当接してカム面60(カム部材44)とストッパ部55との間に挟持し、スライド部材43および開閉部材33のスライド開方向Aおよびスライド閉方向Bへの移動を規制する。この結果、開閉部材33が連通口開放位置P1に停止して開状態を維持する。
このとき、図6(b)に示すように、カム面60のうち開放当接部60b側に位置する部分のカム径Rを閉成当接部60a側から開放当接部60b側へ向けて次第に増大させ、且つ閉成当接部60a側から開放当接部60b側への単位回動角度あたりのカム径Rの増大量を次第に減少させるように設定しているので、開閉部材33が連通口開放位置P1に到達する直前においてカム面60により押圧されるカムフォロワ51とカム部材44の回動中心CCとの距離、言い換えるとカムフォロワ51の押し込み距離を変化させて、開閉部材33が開状態への変換を完了する直前に減速するように設定することができる。したがって、ストッパ部55がスライド部材43から受ける衝撃を抑制することができ、ストッパ部55の損傷、ひいては球抜操作を行うための機構の損傷を未然に防ぐことができる。これにより、遊技球の球抜操作を支障なく実行することができる。
このようにして、操作レバー34をレバー操作位置へ移動すれば、開閉部材33が開状態となって遊技球を下皿13へ抜き出すことができ、操作レバー34をレバー操作位置に維持し続ければ、遊技球を上皿ユニット11から抜き出す球抜き作業を継続することができる。そして、上皿ユニット11内の遊技球の抜き出しが完了したならば、操作レバー34から手を離してレバー操作位置に維持する動作を止める。すると、操作レバー34のレバー常態位置への移動が許容され、これにより、リンクアーム45の常態姿勢(図4(a)参照)へ戻る回動、カム部材44の常態姿勢(図4(a)参照)へ戻る回動、さらにはカムフォロワ51、スライド部材43、開閉部材33のスライド閉方向Bへの移動が許容される。この結果、図4(a)に示すように、スライド付勢部材53の付勢力によりスライド部材43がスライド閉方向Bへ移動し、開閉部材33が閉状態へ変換する。さらに、カムフォロワ51がカム面60(カム形成部58)を押し上げてカム部材44を常態姿勢へ戻し、これに伴ってリンクアーム45が常態姿勢へ戻って操作レバー34をレバー常態位置へ戻す。
なお、図7に示すように、カム面60の閉成当接部60aを法線VLがスライド開方向Aに沿って延在する姿勢に設定すれば、閉成当接部60aがカムフォロワ51を押圧する方向をスライド開方向Aと平行に設定することができる。したがって、開閉部材33が閉状態から開状態への変換を開始するときに、カム部材44の回動力を効率よくスライド部材43および開閉部材33へ伝達することができ、スライド部材43および開閉部材33を円滑にスライドさせ始めることができる。
ところで、上記実施形態では、開閉部材33の球接触面33aを球案内流路27の上流側から下流側へ向けてのみ下り傾斜した姿勢に設定したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8に示す第2実施形態においては、基本的には第1実施形態の構成と同じであるが、球接触面33aの構造が異なる。具体的には、球接触面33aのうちスライド開方向Aの後側に位置する縁部(図8(a)中、左縁部)には、スライド開方向Aとは反対方向(図8(a)中、左方向)へ向けて下り傾斜した傾斜部33bを備えている。また、図8(b)に示すように、開閉部材33を閉状態へ変換した状態、すなわち開閉部材33をスライド開方向Aの後側(図8(b)中、左側)に位置する閉状態当接側壁39aに当接した状態で、傾斜部33bの傾斜上端と閉状態当接側壁39aとの距離Dを遊技球の半径よりも狭く設定している。
このような構成の球接触面33aを備えて開閉部材33を開状態へ変換すると、図8(c)に示すように、開閉部材33が移動している最中に遊技球が傾斜部33bに載り、遊技球が傾斜部33bへ与える押圧力(詳しくは押圧力の分力)により開閉部材33をスライド開方向Aへ押圧することができる。したがって、開閉部材33を開状態へ変換する操作の負担を軽減することができる。また、開閉部材33を閉状態とした場合には、図8(b)に示すように、遊技球の底部が傾斜部33bに載ることを阻止して、遊技球が開閉部材33をスライド開方向Aへ押圧することを避けることができる。したがって、開閉部材33が不用意に開状態へ変換する不都合、ひいては球抜きが不用意に実行される不都合を阻止することができる。
ところで、上記実施形態では、開閉リンク機構35にリンクアーム45を備えたが、本発明はこれに限定されない。例えば、リンクアームを設けずに操作レバーとカム部材とを直接係合し、操作レバーを操作するとカム部材が回動するように構成してもよい。さらに、カム部材44をカム基部57とカム形成部58とから構成したが、本発明はこれに限定されない。要は、カム部材の外周縁にカム面を形成し、該カム面によりカムフォロワを押圧できれば、どのような構成のカム部材を採用してもよい。そして、上記実施形態では、上皿ユニット11を透明部材保持枠9の下部に装着して上皿ユニット11と透明部材保持枠9とが一体になって開閉するように構成したが、本発明はこれに限定されず、上皿ユニットを透明部材保持枠とは別個にして前面枠に軸着してもよい。
さらに、上記実施形態では、パチンコ遊技機1に遊技球を貯留可能なユニットを複数(具体的には、上皿ユニット11および下皿ユニット12の2つ)備え、上皿ユニット12に球抜機構31を備えたが、本発明はこれに限定されない。例えば、パチンコ遊技機1に遊技球を貯留可能な球貯留皿ユニットを1つだけ備えるとともに、該球貯留皿ユニットに球抜機構を設け、該球抜機構により球貯留皿ユニット内の遊技球を球貯留皿ユニットの外方、例えば、球貯留皿ユニットの下方に配置された球箱へ抜き出すように構成してもよい。
また、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技球を球発射位置へ案内可能な球案内流路と、該球案内流路に連通口を介して連通し、球案内流路内の遊技球を抜き出し可能な球抜流路と、連通口を開放する開状態と連通口を閉成する閉状態とにスライドして変換可能な開閉部材と、該開閉部材を変換操作するための操作レバーとを備えた遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の斜視図である。 上皿カバー部材を外した上皿ユニットの裏側部分拡大図であり、(a)は流路カバーを取り外した状態の説明図、(b)は流路カバーを取り付けた状態の説明図である。 (a)は開閉リンク機構および操作レバーの説明図、(b)は開閉リンク機構の要部および開閉部材の説明図である。 常態における球抜機構の説明図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のX−X断面図である。 操作レバーを操作した状態における球抜機構の説明図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のY−Y断面図である。 カム部材の説明図であり、(a)は常態姿勢の説明図、(b)は操作レバーを操作した状態における姿勢の説明図である。 カム部材の変形例を示す説明図である。 傾斜部を設けた開閉部材の説明図であり、(a)は上皿カバー部材および流路カバーを外した上皿ユニットの裏側部分拡大図、(b)は開閉部材を閉状態とした場合の説明図、(c)は開閉部材を閉状態から開状態へ変換している途中の説明図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 前面枠
9 透明部材保持枠
11 上皿ユニット
12 下皿ユニット
20 ベースパネル
21 球貯留皿
26 流路カバー
27 球案内流路
27a 下流端
31 球抜機構
32 球抜流路
33 開閉部材
33a 球接触面
33b 傾斜部
34 操作レバー
35 開閉リンク機構
37 連通口
39 当接側壁
39a 閉状態当接側壁
42 リンクベース
43 スライド部材
44 カム部材
45 リンクアーム
48 スライドガイド開口
49 係止貫通口
51 カムフォロワ
53 スライド付勢部材
55 ストッパ部
57 カム基部
58 カム形成部
60 カム面
60a 閉成当接部
60b 開放当接部

Claims (5)

  1. 遊技球を球発射位置へ案内可能な球案内流路と、該球案内流路に連通口を介して連通し、球案内流路内の遊技球を抜き出し可能な球抜流路と、連通口を開放する開状態と連通口を閉成する閉状態とにスライドして変換可能な開閉部材と、該開閉部材を変換操作するための操作レバーと、を備えた遊技機において、
    前記開閉部材が閉状態から開状態へ変換する際にスライドする方向をスライド開方向とし、
    前記開閉部材と操作レバーとを連動させる開閉リンク機構を備え、
    該開閉リンク機構は、開閉部材とともにスライド開方向へスライドするスライド部材と、該スライド部材を係合して開閉部材を開状態に維持可能なストッパ部と、操作レバーの操作に伴って回動するカム部材と、を備え、
    前記スライド部材にはカムフォロワを設け、
    前記カム部材の外周縁には、カムフォロワを摺動可能な状態で当接するカム面を形成し、該カム面によりカムフォロワをスライド開方向へ向けて押圧可能とし、
    前記カム面のうち、開閉部材を閉状態としたときにカムフォロワが当接する箇所を閉成当接部とし、開閉部材を開状態としたときにカムフォロワが当接する箇所を開放当接部とし、
    前記カム面とカム部材の回動中心との距離をカム径とし、カム面のうち開放当接部側に位置する部分のカム径を閉成当接部側から開放当接部側へ向けて次第に増大させ、且つ閉成当接部側から開放当接部側への単位回動角度あたりのカム径の増大量を次第に減少させるように設定したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記カム面のうち閉成当接部側に位置する部分のカム径を閉成当接部側から開放当接部側へ向けて次第に増大させ、且つ閉成当接部側から開放当接部側への単位回動角度あたりのカム径の増大量を次第に増大させるように設定したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記カム面の閉成当接部を法線がスライド開方向に沿って延在する姿勢に設定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記球案内流路の下方に前記球抜流路を縦向きに備え、
    前記開閉部材は、横方向へスライドして連通口を開閉可能とし、
    前記開閉部材の上面には、球案内流路内の遊技球の底部が接触可能な球接触面を形成し、開閉部材を閉状態へ変換すると、球接触面を球案内流路内へ臨ませ、開閉部材を開状態へ変換すると、球接触面を球案内流路の側方へ外し、
    前記球接触面のうちスライド開方向の後側に位置する縁部には、スライド開方向とは反対方向へ向けて下り傾斜した傾斜部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記球案内流路のうち前記スライド開方向の後側に位置する側部には、遊技球の側部を当接可能な当接側壁を備え、
    前記開閉部材を閉状態へ変換した状態で、前記傾斜部の傾斜上端と当接側壁との距離を遊技球の半径よりも狭く設定したことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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