JP5024795B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そして、発射装置の発射通路とは別に、遊技盤の遊技領域に達しなかった遊技球(ファール球)を回収するファール球回収口を設け、ファール球が発射装置に流入しないように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
請求項1に記載の発明によれば、発射装置は、遊技球を発射準備球として1個配置可能な発射空間部と、該発射空間部内に下方から進退可能な発射杵と、上流部を発射空間部へ連通し、発射空間部から下り傾斜した状態で設けられた球排出樋と、を備え、発射杵を発射空間部内へ進入して発射準備球を上方へ発射可能とし、球排出樋の下流端を発射装置の外方へ向けて開放し、発射空間部の上方には、発射された遊技球と、逆流してきた遊技球と、を誘導する発射誘導路を備え、発射杵を発射空間部から後退させたときに、球排出樋の上流部底面を、発射空間部内の発射準備球の頂部よりも低い位置に設定することにより、発射誘導路を逆流してきた遊技球を球排出樋へ誘導するように構成し、発射杵は、発射空間部内に臨ませる突出端に、球排出樋側へ向けて下り傾斜した杵傾斜部を設け、発射杵を発射空間部へ進入させたときに、球排出樋の上流部底面を、発射空間部内の杵傾斜部よりも低い位置に設定することにより、発射誘導路を逆流してきた遊技球を球排出樋へ誘導するように構成したので、発射準備球が発射杵の上部にあるときに、発射装置にファール球が流入しても発射装置内のファール球を完全に排除し、常に安定した発射を行うことが可能となる。
また、発射ファール球を案内するための部材を別個に設ける必要がない。
したがって、発射ファール球を回収可能な発射装置の部品点数を少なく抑えることができる。
更に、発射準備球が発射杵の上部にあったときのみならず、発射杵が発射準備球を打ち終わったときでも、発射装置内のファール球を完全に排除し、常に安定した発射を行うことが可能となる。
図1はパチンコ遊技機の斜視図、図2は前面側を開放した状態のパチンコ遊技機の斜視図である。
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、外枠(機枠あるいは本体枠)2に前面枠3(内枠)3を開閉可能に軸着し、この前面枠3のベースとなる前面枠本体4の上部には、前面に遊技領域が区画形成された遊技盤(図示せず)を収納可能とし、遊技盤の下方には変動表示ユニット7を着脱可能な状態で配置している(図2参照)。
また、前面枠本体4の前面側には、一側(図1中、左側)が軸着された透明部材保持枠11を前後方向へ開閉(回動)可能に設け、該透明部材保持枠11に透視可能な透明部材12を保持し、透明部材保持枠11の下部には、遊技球を貯留可能な球貯留ユニット13を備えている。
さらに、前面枠本体4のうち閉状態の透明部材保持枠11の下部に隣接する箇所には棚部15を前面枠本体4の下部から前方へ突出した状態で配置している。
そして、棚部15の前面の一側(図1中、左側)には、遊技者が遊技中に操作可能な遊技演出用ボタン16を備え、他側(図1中、右側)には、遊技者が遊技球を発射するために操作する発射操作ユニット(発射操作ハンドル)17を備えている。
また、棚部15の中央には、球貯留ユニット13内の遊技球をパチンコ遊技機1の下方へ抜き出すための抜き出し口19を上下方向に貫通した状態で開設している(図2参照)。
また、変動表示ユニット7と棚部15との間には表示ユニット載置部24を棚部15よりも後方の位置に配置し、該表示ユニット載置部24を上段とし、棚部15を下段とした所謂ひな壇形状を形成している。
そして、前面枠本体4のうち変動表示ユニット7の後方に位置する箇所には、球排出装置25から排出された遊技球を流下可能な球排出流路26を備えている。
さらに、該球排出流路26の下流端を変動表示ユニット7と表示ユニット載置部24との間から前方へ臨ませ、透明部材保持枠11を閉じると球排出流路26の下流端と球貯留ユニット13とが前後に並んで連通し、遊技球を球排出流路26から球貯留ユニット13へ供給できるように構成されている。
さらに、発射装置30の上方には縦長な発射案内流路32を配置し、該発射案内流路32の上端を遊技領域へ連通し、発射装置30から発射された遊技球が発射案内流路32を通って遊技領域へ飛入できるように構成されている。
なお、発射装置30については、後で詳細に説明する。
さらに、球貯留皿34の後側には、球貯留空間部35から下り傾斜した球整列路37を設け、該球整列路37の下流端には、後方へ下り傾斜する球導出路38を連通している。
そして、透明部材保持枠11を閉じると、球導出路38の後端部と発射装置30とを前後に重ねる状態で連通し、球導出路38を介して球貯留皿34内の遊技球を発射装置30へ供給することができるように構成されている。
また、球導出路38の下方には球抜き流路39を備え、透明部材保持枠11を閉じた状態で後述する発射装置30と棚部15の抜き出し口19とを連通するように構成されている。
発射装置30は、図3〜図5に示すように、当該発射装置30の基部となる発射ケース44と、該発射ケース44内に受け入れた遊技球を発射する発射杵45と、該発射杵45を移動させる移動操作機構46とを備えて構成されている。
発射ケース44は、後方が開放された略箱形状のケース本体44aと、該ケース本体44aの開放部分を閉塞するケース蓋部44bとを前後に重ねて構成されている。
また、ケース本体44aの上部には、横長な凹部47を前方が開放された状態で形成し、該凹部47の開放部分を前方から供給樋カバー48で覆って球供給樋49を構成し、該球供給樋49をケース本体44aの一側となる球貯留皿34側(図4中、右側)から他側(図4中、左側)へ向けて下り傾斜した状態に設定している。
さらに、供給樋カバー48のうち球供給樋49の上流側に位置する箇所(図4中、供給樋カバー48の右端部)には球導入路51を供給樋カバー48の前方へ向けて延設するとともに、球導入路51の後端を球供給樋49の上流端に連通している。
そして、透明部材保持枠11を閉じると、球導入路51が球貯留ユニット13の球導出路38へ接続(連通)し、球貯留ユニット13内に貯留された遊技球が球導出路38、球導入路51を通って球供給樋49内へ流下するように構成されている。
また、球供給樋49内へ流下してきた遊技球を横に並べた列状態で停留できるように構成されている。
そして、球供給樋49の下流端には、遊技球を発射準備球として1個配置可能な発射空間部53を設定し、該発射空間部53の下方には縦長な発射収納空間部54を形成し、該発射収納空間部54に後述の発射杵45を上下動可能な状態で収納し、発射収納空間部54のうち発射空間部53側(図5(c)中、上側)には、発射杵45に係合可能な発射ストッパー55を備えている。
さらに、第2流路区画部57の下部から球導入路51の下方へ向けて前方が開放された樋部材59を延設して球供給樋49の前方に配置し、樋部材59の開放部分をケース蓋部44bの上部で前方から覆って球排出樋60を構成している。
また、球排出樋60をケース本体44aの他側(図5(a)中、左側)から一側(図5(a)中、右側)へ向けて下り傾斜した状態、言い換えると、発射空間部53のから下り傾斜した状態で設定し、球排出樋60の上流端を発射空間部53の前側へ連通し、球排出樋60の下流端を発射装置30の前方(外方)へ向けて開放して球排出口61を設定している。
そして、該発射ファール球通過空間部63の上流部となる後端を発射誘導路58の下部へ向けて開放(連通)し、下流部となる下端を球排出樋60の上流部および発射空間部53の上部へ向けて開放し、遊技領域や発射案内流路32まで到達せずに発射誘導路58を逆流してきた遊技球(発射ファール球)が発射空間部53を迂回して発射ファール球通過空間部63を通り、球排出樋60へ流下できるように構成されている。
なお、後述のシャッター傾斜部98と、発射ファール球通過空間部63と、球排出樋60とにより本発明にかかる球排出樋は構成され、シャッター傾斜部98により本発明にかかる球排出樋の上流部底面は構成される。
また、発射空間部53内に臨ませる上端(突出端)には、前方の球排出樋60へ向けて下り傾斜した杵傾斜部65を設け、杵傾斜部65の中央部には、遊技球の一部、具体的には発射空間部53内に配置された発射準備球の下部が嵌合可能な嵌合凹部66を形成し、該嵌合凹部66のうち杵傾斜部65の傾斜下端側を球排出樋60へ向けて開放している。
そして、下死点まで移動すると、突出端を発射空間部53内から後退させ、杵傾斜部65を球供給樋49の底部(詳しくは、発射空間部53よりも上流側に位置する球供給樋49の底部)よりも下方、且つ球排出樋60の底部(詳しくは、球排出樋60の上流部の底部)よりも上方に位置させて供給許容状態へ変換し(図6参照)、発射空間部53内に遊技球(発射準備球)を球供給樋49の上流側から供給することを許容する。
また、下死点から上昇移動すると、突出端を発射空間部53内へ進入させ、杵傾斜部65を発射空間部53の上下方向の中央部分まで到達させて供給規制状態へ変換し、発射準備球を球供給樋49内の遊技球列から離すとともに、球供給樋49内の遊技球列が発射空間部53内へ供給されることを規制する(図7参照)。
さらに、上死点まで移動すると、発射空間部53内へ十分に嵌入し、杵傾斜部65を発射空間部53の上部の近傍に位置させて発射空間嵌入状態へ変換する(図8参照)。
なお、この発射空間嵌入状態においても、球供給樋49内の遊技球列が発射空間部53内へ供給されることを規制する。
さらに、発射杵45の中央部分には、縦長な付勢空間部69を前後に貫通する状態で開設し、該付勢空間部69にコイルばね等の付勢部材70を縦向きに収納している。
そして、付勢部材70の上端(一端)を発射収納空間部54から付勢空間部69内へ延設された係止ボス71に係止し、下端(他端)を付勢空間部69の下縁部に係止して、付勢部材70の付勢力により発射杵45を引き上げる方向、すなわち発射杵45が発射空間部53内へ進入する方向へ常時付勢している。
なお、係止ボス71と付勢空間部69の下縁部との間に係止された付勢部材70は、嵌合凹部66に嵌合した状態の遊技球(発射準備球)の中心を通り、発射杵45の移動方向に沿って設定される軸線(発射中心軸)L上に配置されている。
また、図5(d)に示すように、カム74を正面から見て略勾玉状に形成し、カム面75(カム74の外周面)と出力軸73aとの距離が時計回りに沿って次第に増大する状態に設定している。
さらに、カム面75のうち出力軸73aとの距離が最大となる箇所(最大半径設定点)P1と、最小となる箇所(最小半径設定点)P2との間には段差部75aを形成し、該段差部75aの最大半径設定点P1側の隅部を丸めた形状、言い換えると、カム面75と出力軸73aとの距離が時計方向に沿って次第に減少する形状に形成して発射進入操作部75bを設定している。
そして、図6に示すように、カム面75上を摺動するカムフォロワ67が最大半径設定点P1に到達すると、発射杵45が下死点に位置して供給許容状態へ変換する。
この供給許容状態から引き続きカム74を反時計方向に回転すると、図7に示すように、カムフォロワ67が発射進入操作部75b上を摺動し、発射杵45が下死点から少しずつ上昇して供給規制状態へ変換する。
さらにカム74を反時計方向に回転すると、図8に示すように、カムフォロワ67がカム面75から外れ、発射杵45が付勢部材70の付勢力により勢いよく上昇し、上死点に到達して発射空間嵌入状態へ変換する。
なお、発射空間嵌入状態の発射杵45は、その側部を発射ストッパー55に係合して上死点よりも上方へ移動(すなわち発射誘導路58側への移動)することを阻止される。
また、発射空間嵌入状態における発射杵45のカムフォロワ67は、出力軸73a(カム74の回転中心)から最小半径設定点P2よりも離れた箇所に位置する。
そして、引き続きカム74を反時計方向に回転すると、最小半径設定点P2から時計方向へ位相がずれた位置においてカム面75がカムフォロワ67に再び係合し、カム74の回転に伴ってカムフォロワ67および発射杵45を下方へ再度移動する。
このようにして、移動操作機構46は、カム74をカムフォロワ67に係合して発射杵45を上下方向へ進退操作することができる。
検出機構80は、図5(a)に示すように、カム74の前面に係合する横長な係合片81と、ケース本体44aに設けられ、係合片81の状態変換を検出可能な検出センサ82とを備えて構成されている。
係合片81は、ケース本体44aのうち発射モータ73を挟んで発射杵45と反対側(図5(a)中、右側)に設けられた検出揺動軸83を介して揺動自在な状態で軸着されており、当該係合片81の先端(図5(a)中、左端)をカム74の前方に配置している。
そして、係合片81の先端には係合突起84を後方のカム74の前面へ向けて突設し、該係合突起84をカム74の前面に形成された環状の係合溝部85、詳しくは係合溝部85のうち出力軸73aの下方に位置する部分へ摺動可能な状態で係合している。
さらに、係合片81の基部(軸着部)から係合突起84とは反対側(図5(a)中、右側)には検出アーム86を延設し、該検出アーム86の先端には、検出センサ82が検出可能な検出突起87をケース本体44aの後側へ向けて突設し、該検出突起87の下部にカウンターウェイト部88を設けている。
そして、検出センサ82は、ケース本体44aのうち検出アーム86の後方に位置する箇所にセンサ基板89を配置し、該センサ基板89上に検出アーム86側へ突出する状態で実装されている。
また、カムフォロワ67が最大半径設定点P1に当接している場合(すなわち発射杵45が供給許容状態である場合)には、検出突起87をカウンターウェイト部88とともに上方へ移動して検出センサ82に検出させて、検出センサ82をON状態にする(図6参照)。
そして、球貯留ユニット13の上部に設けられた球抜き操作ボタン96(図1参照)を操作してソレノイド94を駆動することで、シャッター部材95が球排出樋60と発射空間部53との間へ側方から進退できるように構成されている。
具体的には、シャッター部材95は、球排出樋60と発射空間部53との間から後退して発射準備球の球排出樋60への流下を許容する開放状態(図5(a)参照)と、球排出樋60と発射空間部53との間に進入して発射準備球の球排出樋60への流下を規制する閉成状態(図5(c)参照)とに変換可能であり、球抜き操作ボタン96を押すと開放状態へ変換し、球抜き操作ボタン96の押し込み操作を止めると閉成状態へ変換する。
また、シャッター部材95の上縁部には、球排出樋60側へ向けて下り傾斜したシャッター傾斜部98(本発明にかかる球排出樋の上流部底面に相当)を形成し、シャッター部材95を閉成状態へ変換すると、発射ファール球通過空間部63の下部にシャッター傾斜部98を臨ませ、該シャッター傾斜部98を発射空間部53内に停留する発射準備球の頂部よりも低い位置に設定するように構成されている(図5(b)参照)。
なお、発射装置30の球供給樋49には遊技球が予め配置(停留)されており、発射杵45が発射空間嵌入状態に変換(すなわち上死点に位置)しているものとする。
また、シャッター部材95を閉成状態(すなわち球抜き操作ボタン96を操作しない状態)にしておくものとする。
このとき、検出機構80は、検出センサ82のOFF状態を維持する。
このとき、嵌合凹部66を前方の球排出樋60へ向けて下り傾斜させているが、発射準備球は、閉成状態のシャッター部材95に当接して発射空間部53内に停留し、球排出樋60への流下を阻止される(図5(b)参照)。
また、検出機構80は、検出センサ82をON状態に変換して、カム74が発射杵45を供給許容状態に設定する姿勢になったことを検出する。
すなわち、カム74の姿勢を検出することで発射杵45の進退状態(詳しくは供給許容状態)を検出する。
すると、発射装置30は、発射杵45が供給許容状態となったことに基づき、発射モータ73への通電を遮断してカム74の回転動作を一時停止し、発射杵45を供給許容状態に維持する。
そして、例えば前回発射した遊技球が遊技領域へ到達するのに十分な待機時間が経過するまで発射準備球の発射動作を保留する。
さらに、図7に示すように、係合突起84が第2溝部92の復路92cへ進入し、カウンターウェイト部88により係合片81が第2揺動状態から第1揺動状態へ変換して係合突起84を検出センサ82から外し、検出センサ82をON状態からOFF状態へ変換する。
すると、カムフォロワ67が付勢部材70の付勢力により発射進入操作部75bを押圧しながら上昇し、発射杵45が供給規制状態へ変換する。
そして、発射杵45は、発射空間部53内の発射準備球を発射杵45の進入方向に沿って移動して球供給樋49内の遊技球列から離す。
そして、付勢部材70の付勢力により上昇した発射杵45は、上死点に到達して発射空間嵌入状態へ変換し、発射空間部53を塞いで球供給樋49内の遊技球列が流下すること、ひいては発射空間部53に次の発射準備球が供給されることを阻止する。
このようにして、発射装置30は、発射準備球を球供給樋49内の遊技球列から外して1個ずつ発射することができる。
したがって、発射装置30の発射動作時に発射準備球が球供給樋49内の遊技球列から押圧される不都合を阻止することができる。
このことから、発射杵45とは別個に球送り部材を設けずに遊技球の発射動作を支障なく行うことができ、発射方向や飛距離が安定し易い発射装置30の小型化を図ることができる。
また、発射された発射準備球の軌道が発射動作毎にブレてしまう不都合を抑えることができる。
このとき、閉成状態へ変換しているシャッター部材95は、図5(b)に示すように、発射ファール球通過空間部63の下部にシャッター傾斜部98を臨ませるとともに、発射空間部53内の発射準備球の頂部よりも低い位置に設定している。
なお、シャッター傾斜部98と、発射ファール球通過空間部63と、球排出樋60とにより本発明にかかる球排出樋は構成され、シャッター傾斜部98により本発明にかかる球排出樋の上流部底面は構成される。
したがって、シャッター傾斜部98により発射ファール球を球排出樋60へスムーズに案内することができ常に安定した発射動作を行うことができる。
また、発射ファール球を球排出樋60へ案内するための部材を別個に設ける必要がなく、発射装置30の構成部品点数の削減、ひいては発射装置30の製造コストの低減を図ることができる。
このとき、閉成状態へ変換しているシャッター部材95は、図8に示すように、発射ファール球通過空間部63の下部にシャッター傾斜部98を臨ませるとともに、発射空間部53内の発射杵45の杵傾斜部65よりも低い位置に設定している。
したがって、杵傾斜部65およびシャッター傾斜部98により発射ファール球を球排出樋60へスムーズに案内することができ、発射杵45が上死点に位置している場合においても常に安定した発射動作を行うことができる。
したがって、発射準備球が発射杵45の上部にある場合には、発射準備球の位置が安定し、発射誘導路58を逆流した発射ファール球が衝突しても位置がぶれないのでより一層安定した発射ファール球の排除を行うことが可能となる。
また、発射杵45が発射空間嵌入状態に変換(すなわち上死点に位置)している場合、発射誘導路58を逆流した発射ファール球は、嵌合凹部66により位置が安定し、この場合においても安定した発射ファール球の排除を行うことが可能となる。
要は、発射杵45の上下死点において発射ファール球を球排出樋60へ流下できれば、どのような構成の発射杵でもよい。
たとえば、ソレノイドにより発射杵を直接駆動させてもよい。
例えば、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
Claims (1)
- 遊技球を発射する発射装置を備えた遊技機において、
前記発射装置は、遊技球を発射準備球として1個配置可能な発射空間部と、該発射空間部内に下方から進退可能な発射杵と、上流部を発射空間部へ連通し、発射空間部から下り傾斜した状態で設けられた球排出樋と、を備え、発射杵を発射空間部内へ進入して発射準備球を上方へ発射可能とし、球排出樋の下流端を発射装置の外方へ向けて開放し、
前記発射空間部の上方には、発射された遊技球と、逆流してきた遊技球と、を誘導する発射誘導路を備え、
前記発射杵を発射空間部から後退させたときに、球排出樋の上流部底面を、発射空間部内の発射準備球の頂部よりも低い位置に設定することにより、発射誘導路を逆流してきた遊技球を球排出樋へ誘導するように構成し、
前記発射杵は、発射空間部内に臨ませる突出端に、球排出樋側へ向けて下り傾斜した杵傾斜部を設け、
前記発射杵を発射空間部へ進入させたときに、球排出樋の上流部底面を、発射空間部内の杵傾斜部よりも低い位置に設定することにより、発射誘導路を逆流してきた遊技球を球排出樋へ誘導するように構成したことを特徴とする遊技機。
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