JP2010094078A - 発酵飼料の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】大量に排出される使用済み菌床培地を再利用することができ、かつ、廃菌床培地に多く含まれている菌糸は上記高速高温発酵処理及び好気性発酵、嫌気性発酵の一次、二次の発酵処理の複合発酵作用により発酵分解され食い付きが格段に良化した飼料を得ることができる。
【解決手段】基材1としてコーンコブミールを含む使用済み菌床培地である廃菌床培地Wと他の素材との混合物に発酵菌を添加してなる処理物Fを所定時間撹拌混合することにより高速高温発酵させる撹拌混合工程2と、処理物を発酵槽Hにおいて所定時間好気性発酵させる好気性発酵工程3と、処理物を袋体Gを用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵させる嫌気性発酵工程4とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は例えば豚、鶏等の家畜飼料や養殖魚類等の養餌飼料に用いられる発酵飼料の製造方法に関するものである。
従来この種の発酵飼料の製造方法として、トウモロコシなどの穀類、糠、ふすま、しょうゆかす等の素材を混合した基材を用い、基材の含水率を調整し、発酵菌を添加して発酵させる発酵飼料が知られている。
特開平10−243774号公報
一方、近年、山間部における榎茸栽培の増産化に伴い、使用済み菌床培地である廃菌床培地が大量に排出され、廃棄処理が困難になっている。これら廃菌床培地の中には、表1の如く、トウモロコシの芯を粉砕して得られるコーンコブミールを主とする菌床培地を用いるものがあることに着目した。
Figure 2010094078
しかしながら上記廃菌床培地には栽培後の菌糸が多く含まれており、家畜は菌糸を嫌がって食べない習性があり、食べさせたとすると下痢を起こすことが分かっている。しかも、コーンコブミールを主とする使用済み廃菌床培地の含水率は60%〜65%と高く、含水率が高いと腐敗が早まって使用の取り扱いが困難であるため、乾燥処理する必要があり、この乾燥処理は、燃油の高騰もあって処理コストが高くなると共に大量処理生産が難しく、したがって、廃菌床培地を飼料として再利用することができないという不都合を有している。
本発明はこのような不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明にあっては、基材に発酵菌を添加して発酵させる発酵飼料の製造方法において、上記基材としてコーンコブミールを含む使用済み菌床培地である廃菌床培地と他の素材との混合物を用い、該混合物に好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌を添加し、該混合物に発酵菌を添加してなる処理物を所定時間撹拌混合することにより高速高温発酵させる撹拌混合工程と、該高速高温発酵処理後、該処理物を発酵槽において所定時間好気性発酵させる好気性発酵工程と、該好気性発酵後、該処理物を袋体を用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵させる嫌気性発酵工程とからなることを特徴とする発酵飼料の製造方法にある。
又、請求項2記載の発明は、上記処理物の素材配合割合は、処理物100重量%に対して、廃菌床培地が70〜90重量%であることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記処理物の素材配合割合は、処理物100重量%に対して、廃菌床培地が70〜90重量%、米糠が5〜15重量%、発酵菌5〜15重量%であることを特徴とするものであり、又、請求項4記載の発明は、上記撹拌混合工程において、上記処理物を6時間〜7時間程度撹拌混合して50℃程度の発酵終了温度で高速高温発酵させることを特徴とするものであり、又、請求項5記載の発明は、上記好気性発酵工程において、上記処理物を一日一回程度の切り返しをしつつ、7日間〜10日間程度、50℃〜60℃程度の発酵温度で好気性発酵させることを特徴とするものであり、又、請求項6記載の発明は、上記嫌気性発酵工程において、上記袋体内に脱気密閉された処理物を夏期18日〜22日間又は冬期28日〜32日間程度、室温20℃〜25℃程度の保管庫にて嫌気性発酵させることを特徴とするものである。
又、請求項7記載の発明は、上記請求項1〜6のいずれか1項に記載の発酵飼料の製造方法により製造された発酵飼料と素材との飼料混合物を用い、該飼料混合物に好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌を添加し、該飼料混合物に発酵菌を添加してなる飼料処理物を所定時間撹拌混合することにより高速高温発酵させる撹拌混合工程と、該高速高温発酵処理後、該飼料処理物を発酵槽において所定時間好気性発酵させる好気性発酵工程と、該好気性発酵後、該飼料処理物を袋体を用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵させる嫌気性発酵工程とからなることを特徴とする発酵飼料の製造方法にある。
又、請求項8記載の発明は、上記飼料混合物の素材配合割合は、飼料混合物100重量%に対して、発酵飼料が40〜60重量%であることを特徴とするものであり、又、請求項9記載の発明は、上記飼料混合物の素材配合割合は、飼料混合物100重量%に対して、発酵飼料が40〜60重量%、食品残渣が25〜35重量%、米糠が5〜15重量%、米粉が0.5〜1.5重量%、菓子残渣が6〜10重量%であることを特徴とするものであり、又、請求項10記載の発明は、上記発酵菌の配合割合は、上記飼料処理物100重量%に対して、0.2〜1.5重量%であることを特徴とするものであり、又、請求項11記載の発明は、上記撹拌混合工程において、上記飼料処理物を6時間〜7時間程度撹拌混合して50℃程度の発酵終了温度で高速高温発酵させることを特徴とするものであり、又、請求項12記載の発明は、上記好気性発酵工程において、上記飼料処理物を一日一回程度の切り返しをしつつ、7日間〜10日間程度、50℃〜60℃程度の発酵温度で好気性発酵させることを特徴とするものであり、又、請求項13記載の発明は、上記嫌気性発酵工程において、上記袋体内に脱気密閉された飼料処理物を夏期18日〜22日間又は冬期28日〜32日間程度、室温20℃〜25℃程度の保管庫にて嫌気性発酵させることを特徴とするものである。
又、請求項14記載の発明は、上記好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌は、乳酸菌及び酵母菌を主とする菌群構成であることを特徴とするものであり、又、請求項15記載の発明は、上記嫌気性発酵工程において、嫌気性発酵完了後の含水率は25〜30%であることを特徴とするものである。
本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、基材としてコーンコブミールを含む使用済み菌床培地である廃菌床培地と他の素材との混合物を用いるから、大量に排出される使用済み菌床培地を再利用することができ、かつ、廃菌床培地と他の素材との混合物に好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌を添加し、この混合物に発酵菌を添加してなる処理物を所定時間撹拌混合することにより高速高温発酵させ、次に、この高速高温発酵処理後、発酵槽において一次発酵として所定時間好気性発酵させ、次に、この好気性発酵後、二次発酵として袋体を用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵させることにより発酵飼料を製造するようにしているから、廃菌床培地に多く含まれている菌糸は上記高速高温発酵処理及び好気性発酵、嫌気性発酵の一次、二次の発酵処理の複合発酵作用により発酵分解され、この発酵分解による改質作用により餌の食い付きが格段に良化した飼料を得ることができると共に従来のような含水率を低減するための乾燥処理をする必要がなくなり、作業工程の省力化を図ることができ、しかも、基材の乾燥処理が不要となって別途の燃料が不要となり、製造コストを低減することができ、大量生産も可能となり、低価格の使い易い発酵飼料を得ることができ、更に、嫌気性発酵工程において、好気性発酵後の処理物を袋体を用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵処理するので、雑菌やカビ菌の繁殖を防ぐことができ、長時間に亘り鮮度及び品質が安定した保管状態の飼料を得ることができる。
又、請求項2記載の発明にあっては、上記処理物の配合割合は、上記処理物100重量%に対して、上記廃菌床培地が70〜90重量%であるから、廃菌床培地の再利用効率を高めると共に発酵分解作用を良好に行うことができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記処理物の素材配合割合は、処理物100重量%に対して、廃菌床培地が70〜90重量%、米糠が5〜15重量%、発酵菌5〜15重量%であるから、基材の発酵分解作用を良好に行うことができる。
又、請求項4記載の発明にあっては、上記撹拌混合工程において、上記処理物を6時間〜7時間程度撹拌混合して50℃程度の発酵終了温度で高速高温発酵させることにしているから、処理物の高速高温発酵を良好に行うことができ、又、請求項5記載の発明にあっては、上記好気性発酵工程において、上記処理物を一日一回程度の切り返しをしつつ、7日間〜10日間程度、50℃〜60℃程度の発酵温度で好気性発酵させることにしているから、処理物の好気性発酵を良好に行うことができ、又、請求項6記載の発明にあっては、上記嫌気性発酵工程において、上記袋体内に脱気密閉された処理物を夏期18日〜22日間又は冬期28日〜32日間程度、室温20℃〜25℃程度の保管庫にて嫌気性発酵させることにしているから、処理物の嫌気性発酵を良好に行うことができる。
又、請求項7の発明にあっては、上記請求項1〜6のいずれか1項に記載の発酵飼料の製造方法により製造された発酵飼料と他の素材との飼料混合物を用いるから、大量に排出される使用済み菌床培地を再利用することができ、かつ、先ず、該発酵飼料と他の素材との飼料混合物に好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌を添加し、この飼料混合物に発酵菌を添加してなる飼料処理物を所定時間撹拌混合することにより高速高温発酵させ、次に、この高速高温発酵処理後、発酵槽において一次発酵として所定時間好気性発酵させ、次に、この好気性発酵後、二次発酵として袋体を用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵させることにより発酵飼料を製造するようにしているから、飼料処理物は高速高温発酵処理及び好気性発酵、嫌気性発酵の一次、二次の発酵処理の複合発酵作用により発酵分解され、この発酵分解による改質作用により餌の食い付きが格段に良化した飼料を得ることができると共に従来のような含水率を低減するための乾燥処理をする必要がなくなり、作業工程の省力化を図ることができ、しかも、乾燥処理が不要となって別途の燃料が不要となり、製造コストを低減することができ、大量生産も可能となり、低価格の使い易い発酵飼料を得ることができ、更に、嫌気性発酵工程において、好気性発酵後の飼料処理物を袋体を用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵処理するので、雑菌やカビ菌の繁殖を防ぐことができ、長時間に亘り鮮度及び品質が安定した保管状態の飼料を得ることができる。
又、請求項8記載の発明にあっては、上記飼料混合物の素材配合割合は、飼料混合物100重量%に対して、発酵飼料が40〜60重量%であるから、廃菌床培地の再利用効率を高めると共に発酵分解作用を良好に行うことができ、又、請求項9記載の発明にあっては、上記飼料混合物の素材配合割合は、飼料混合物100重量%に対して、発酵飼料が40〜60重量%、食品残渣が25〜35重量%、米糠が5〜15重量%、米粉が0.5〜1.5重量%、菓子残渣が6〜10重量%であるから、廃菌床培地の再利用効率を高めると共に発酵分解作用を良好に行うことができ基材の発酵分解作用を良好に行うことができ、又、請求項10記載の発明にあっては、上記発酵菌の配合割合は、上記飼料処理物100重量%に対して、0.2〜1.5重量%であるから、発酵分解作用を良好に行うことができる。
又、請求項11記載の発明にあっては、上記撹拌混合工程において、上記飼料処理物を6時間〜7時間程度撹拌混合して50℃程度の発酵終了温度で高速高温発酵させることにしているから、飼料処理物の高速高温発酵を良好に行うことができ、又、請求項12記載の発明にあっては、上記好気性発酵工程において、上記飼料処理物を一日一回程度の切り返しをしつつ、7日間〜10日間程度、50℃〜60℃程度の発酵温度で好気性発酵させることにしているから、飼料処理物の好気性発酵を良好に行うことができ、又、請求項13記載の発明にあっては、上記嫌気性発酵工程において、上記袋体内に脱気密閉された処理物を夏期18日〜22日間又は冬期28日〜32日間程度、室温20℃〜25℃程度の保管庫にて嫌気性発酵させることにしているから、飼料処理物の嫌気性発酵を良好に行うことができる。
又、請求項14記載の発明にあっては、上記好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌は、乳酸菌及び酵母菌を主とする菌群構成であるから、例えば家畜飼料としての嗜好性及び消化吸収性を高めることができ、又、請求項15記載の発明にあっては、嫌気性発酵工程において、嫌気性発酵完了後の含水率は25〜30%であるから、長期間安定して保管可能な発酵飼料を得ることができる。
図1、図2は本発明の実施の形態例を示し、図1は請求項1記載の発明に対応する実施の第一形態例の製造工程図であり、図2は請求項7記載の発明に対応する実施の第二形態例の製造工程図である。
図1の実施の第一形態例において、図1の如く、1は基材であって、例えば、表2に示すような、コーンコブミールを含む使用済み菌床培地である廃菌床培地Wと他の素材との混合物が用いられ、この混合物に好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌Kを添加してなる処理物Fを用いている。
2は撹拌混合工程であって、上記混合物に好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌Kを添加し、この混合物に発酵菌Kを添加してなる処理物Fを所定時間撹拌混合することにより高速高温発酵させる工程である。
上記好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌Kは、乳酸菌及び酵母菌を主とする菌群構成のものが用いられる。
又、この場合、上記処理物Fの配合割合は、上記混合物100重量%に対して、上記廃菌床培地Wが70〜90重量%であることが望ましく、廃菌床培地Wが70重量%以下になると、廃菌床培地Wの再利用効率が低くなると共に廃菌床培地Wに含まれている穀類成分が不足して栄養バランスが低下することがあり、廃菌床培地Wが90重量%以上になると、穀類成分が多すぎて発酵飼料全体の栄養バランスが低下する傾向となり、具体的には、上記混合物の素材配合割合は、混合物100重量%に対して、上記廃菌床培地Wが70〜90重量%、米糠が5〜15重量%、発酵菌が5〜15重量%であることが望ましい。すなわち、米糠が5重量%以下であると、米糠成分が低下して栄養分が不足することがあり、15重量%以上であると、米糠成分が多すぎて栄養バランスが低下する傾向となると共にコスト高となり、又、発酵菌が5重量%以下であると、発酵能力の低下を招くことがあり、15重量%以上になると、コスト高となるからである。
この場合、上記撹拌混合工程2において、上記処理物Fを撹拌混合槽Qを用いて6時間〜7時間程度撹拌混合して50℃程度の発酵終了温度で高速高温発酵させるようにしている。このように、撹拌混合時間を6時間〜7時間としているのは、この6時間〜7時間程度で所期の50℃程度の発酵終了温度で高速高温発酵が可能となるからである。
3は好気性発酵工程であって、上記撹拌混合工程2において高速高温発酵処理した後、この処理物Fを発酵槽Hに移し、発酵槽Hにおいて所定時間好気性発酵させる工程である。
この場合、上記好気性発酵工程3において、上記処理物Fを一日一回程度の切り返しをしつつ、7日間〜10日間程度、50℃〜60℃程度の発酵温度で好気性発酵させるようにしている。この上記一日一回程度の切り返しは処理物Fに空気を良好に接触させて好気性発酵を促進するためであり、この7日間〜10日間程度の好気性発酵により50℃〜60℃程度の発酵温度が得られて良好な好気性発酵が行われるからである。
4は嫌気性発酵工程であって、上記好気性発酵工程3において好気性発酵させた後、処理物Fを例えばフレキシブルコンテナバッグ(通称フレコンバッグ)などの袋体Gを用いて小分けして脱気密閉状態で所定時間嫌気性発酵させる工程である。
この場合、上記嫌気性発酵工程4において、上記袋体G内に脱気密閉された処理物Fを夏期18日〜22日間又は冬期28日〜32日間程度、室温20℃〜25℃程度の保管庫にて嫌気性発酵させることにしている。
上記嫌気性発酵工程4において、嫌気性発酵完了後の含水率は25〜30%であることが望ましい。
しかして、使用済み菌床培地である廃菌床培地Wと他の素材との混合物に発酵菌Kを添加してなる処理物Fは、撹拌混合工程2、好気性発酵工程3及び嫌気性発酵工程4を経て、発酵飼料S1が製造されることになる。
この実施の第一形態例は上記のとおり、基材1としてコーンコブミールを含む使用済み菌床培地である廃菌床培地Wと他の素材との混合物を用い、上記撹拌混合工程2において、この廃菌床培地Wと他の素材との混合物に好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌Kを添加し、この混合物に発酵菌Kを添加してなる処理物Fを所定時間撹拌混合することにより高速高温発酵させ、次に、好気性発酵工程3において、高速高温発酵処理後の処理物Fを発酵槽において所定時間好気性発酵させ、次に、嫌気性発酵工程4において、好気性発酵後の処理物Fを袋体Gを用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵させ、これら各工程2・3・4により発酵飼料S1を得ることができる。
従って、大量に排出される使用済み菌床培地を再利用することができ、かつ、先ず、廃菌床培地Wと他の素材との混合物に好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌Kを添加し、この混合物に発酵菌Kを添加してなる処理物Fを所定時間撹拌混合することにより高速高温発酵させ、次に、この高速高温発酵処理後、発酵槽Hにおいて一次発酵として所定時間好気性発酵させ、次に、この好気性発酵後、二次発酵として袋体を用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵させることにより発酵飼料S1を製造するようにしているから、例えば、このようにして得られた発酵飼料を市販の配合飼料と混合して豚、鶏等の家畜飼料や養殖魚類等の養餌飼料として使用することができ、この際、廃菌床培地Wに多く含まれている菌糸は上記高速高温発酵処理及び好気性発酵、嫌気性発酵の一次、二次の発酵処理の複合発酵作用により発酵分解され、この発酵分解による改質作用により餌の食い付きが格段に良化した飼料を得ることができると共に従来のような含水率を低減するための乾燥処理をする必要がなくなり、作業工程の省力化を図ることができ、しかも、基材1の乾燥処理が不要となって別途の燃料が不要となり、製造コストを低減することができ、大量生産も可能となり、低価格の使い易い発酵飼料S1を得ることができ、更に、嫌気性発酵工程4において、好気性発酵後の処理物Fを袋体を用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵処理するので、雑菌やカビ菌の繁殖を防ぐことができ、長時間に亘り鮮度及び品質が安定した保管状態の飼料を得ることができる。
この場合、上記処理物Fの素材配合割合は、上記処理物100重量%に対して、上記廃菌床培地Wが70〜90重量%であるから、廃菌床培地Wの再利用効率を高めると共に発酵分解作用を良好に行うことができ、又、この場合、上記処理物Fの配合割合は、処理物100重量%に対して、上記廃菌床培地が70〜90重量%、米糠が5〜15重量%、発酵菌5〜15重量%であるから、基材1の発酵分解作用を良好に行うことができる。
又、この場合、上記撹拌混合工程2において、上記処理物Fを6時間〜7時間程度撹拌混合して50℃程度の発酵終了温度で高速高温発酵させることにしているから、処理物Fの高速高温発酵を良好に行うことができ、又、この場合、上記好気性発酵工程3において、上記処理物Fを一日一回程度の切り返しをしつつ、7日間〜10日間程度、50℃〜60℃程度の発酵温度で好気性発酵させることにしているから、処理物の好気性発酵を良好に行うことができ、又、この場合、上記嫌気性発酵工程4において、上記袋体G内に脱気密閉された処理物Fを夏期18日〜22日間又は冬期28日〜32日間程度、室温20℃〜25℃程度の保管庫にて嫌気性発酵させることにしているから、処理物Fの嫌気性発酵を良好に行うことができ、又、この場合、上記好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌Kは、乳酸菌及び酵母菌を主とする菌群構成であるから、例えば家畜飼料としての嗜好性及び消化吸収性を高めることができ、又、この場合、上記嫌気性発酵工程において、嫌気性発酵完了後の含水率は25〜30%であるから、長期間安定して保管可能な発酵飼料を得ることができる。
下記の表2で示す配合割合の処理物Fで試験した。
Figure 2010094078
そして、この処理物Fを撹拌混合工程2において6時間程度撹拌混合することにより50℃程度の発酵終了温度で高速高温発酵させ、高速高温発酵処理後、好気性発酵工程3において、処理物Fを発酵槽Hにおいて一日一回程度の切り返しをしつつ、8日間程度、50℃〜60℃程度の発酵温度で好気性発酵させ、好気性発酵後、嫌気性発酵工程において、処理物Fをフレコンバッグからなる袋体Gを用いて脱気密閉して夏期において20日間程度、室温20℃〜25℃程度の保管庫にて嫌気性発酵させた結果、含水率が25%の発酵飼料S1を得た。
この発酵飼料S1を養豚飼料として使用したところ、廃菌床培地に多く含まれている菌糸は上記複合発酵作用により発酵分解され、この発酵分解による改質作用により従来の一般配合飼料に比べて豚の食い付きが非常に良好であった。
図2の実施の第一形態例において、図1の如く、11は基材であって、例えば、表3に示すように、上記発酵飼料S1と各種の他の素材との飼料混合物が用いられている。
12は撹拌混合工程であって、上記飼料混合物に好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌Kを添加し、この混合物に発酵菌Kを添加してなる飼料処理物Eを所定時間撹拌混合することにより高速高温発酵させる工程である。
上記好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌Kは、乳酸菌及び酵母菌を主とする菌群構成のものが用いられる。
又、この場合、上記飼料混合物の素材配合割合は、飼料混合物100重量%に対して、発酵飼料が40〜60重量%であることが望ましく、発酵飼料S1が40重量%以下になると、廃菌床培地Wの再利用効率が低くなると共に穀類成分が不足して栄養バランスが低下することがあり、発酵飼料が60重量%以上になると、穀類成分が多すぎて発酵飼料全体の栄養バランスが低下する傾向となり、具体的には、上記飼料混合物の素材配合割合は、飼料混合物100重量%に対して、発酵飼料が40〜60重量%、食品残渣が25〜35重量%、米糠が5〜15重量%、米粉が0.5〜1.5重量%、菓子残渣が6〜10重量%であることが望ましく、又、上記発酵菌Kの配合割合は、上記飼料処理物100重量%に対して、0.2〜1.5重量%であることが望ましい。すなわち、食品残渣が25重量%以下であると、蛋白質や糖分、脂質が不足して栄養バランスが低下することがあり、35重量%以上になると、穀類成分が不足して、栄養バランスが低下することがあり、又、米糠が5重量%、米粉が0.5重量%、菓子残渣6重量%以下であると、飼料全体の栄養バランスが低下することがあり、米糠が15重量%、米粉が1.5重量%、菓子残渣が10重量%以上であると、飼料全体の栄養バランスが低下することがあり、又、発酵菌が0.2重量%以下であると、発酵能力の低下を招くことがあり、1.5重量%以上になると、コスト高となるからである。
この場合、上記撹拌混合工程12において、上記飼料処理物Eを撹拌混合槽Qを用いて6時間〜7時間程度撹拌混合して50℃程度の発酵終了温度で高速高温発酵させるようにしている。このように、撹拌混合時間を6時間〜7時間としているのは、この6時間〜7時間程度で所期の50℃程度の発酵終了温度で高速高温発酵が可能となるからである。
13は好気性発酵工程であって、上記撹拌混合工程12において高速高温発酵処理した後、この飼料処理物Eを発酵槽Hに移し、発酵槽Hにおいて所定時間好気性発酵させる工程である。
この場合、上記好気性発酵工程13において、上記飼料処理物Eを一日一回程度の切り返しをしつつ、7日間〜10日間程度、50℃〜60℃程度の発酵温度で好気性発酵させるようにしている。この上記一日一回程度の切り返しは飼料処理物Eに空気を良好に接触させて好気性発酵を促進するためであり、この7日間〜10日間程度の好気性発酵により50℃〜60℃程度の発酵温度が得られて良好な好気性発酵が行われるからである。
14は嫌気性発酵工程であって、上記好気性発酵工程13において好気性発酵させた後、飼料処理物Eを例えばフレキシブルコンテナバッグ(通称フレコンバッグ)などの袋体Gを用いて小分けして脱気密閉状態で所定時間嫌気性発酵させる工程である。
この場合、上記嫌気性発酵工程14において、上記袋体G内に脱気密閉された飼料処理物Eを夏期18日〜22日間又は冬期28日〜32日間程度、室温20℃〜25℃程度の保管庫にて嫌気性発酵させることにしている。
上記嫌気性発酵工程14において、嫌気性発酵完了後の含水率は25〜30%であることが望ましい。
しかして、上記発酵飼料S1と他の素材との混合物に発酵菌Kを添加してなる飼料処理物Eは、撹拌混合工程12、好気性発酵工程13及び嫌気性発酵工程14を経て、発酵飼料S2が製造されることになる。
この実施の第二形態例は上記のとおり、基材11として上記製造方法により製造された発酵飼料と素材との飼料混合物を用い、上記撹拌混合工程12において、この発酵飼料S1他の素材との飼料混合物に好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌Kを添加し、この飼料混合物に発酵菌Kを添加してなる飼料処理物Eを所定時間撹拌混合することにより高速高温発酵させ、次に、好気性発酵工程13において、高速高温発酵処理後の飼料処理物Eを発酵槽において所定時間好気性発酵させ、次に、嫌気性発酵工程14において、好気性発酵後の飼料処理物Eを袋体Gを用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵させ、これら各工程12・13・14により発酵飼料S2を得ることができる。
従って、大量に排出される使用済み菌床培地を再利用することができ、かつ、先ず、発酵飼料S1と他の素材との飼料混合物に好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌Kを添加し、この飼料混合物に発酵菌Kを添加してなる飼料処理物Eを所定時間撹拌混合することにより高速高温発酵させ、次に、この高速高温発酵処理後、発酵槽Hにおいて一次発酵として所定時間好気性発酵させ、次に、この好気性発酵後、二次発酵として袋体Gを用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵させることにより発酵飼料S2を製造するようにしているから、例えば、このようにして得られた発酵飼料S2をそのまま若しくは市販の配合飼料と混合して豚、鶏等の家畜飼料や養殖魚類等の養餌飼料として使用することができ、この際、発酵飼料中の廃菌床培地に含まれている菌糸は上記高速高温発酵処理及び好気性発酵、嫌気性発酵の一次、二次の発酵処理の複合発酵作用により発酵分解され、この発酵分解による改質作用により餌の食い付きが格段に良化した飼料を得ることができると共に従来のような含水率を低減するための乾燥処理をする必要がなくなり、作業工程の省力化を図ることができ、しかも、基材11の乾燥処理が不要となって別途の燃料が不要となり、製造コストを低減することができ、大量生産も可能となり、低価格の使い易い発酵飼料S2を得ることができ、さらには、嫌気性発酵工程14において、好気性発酵後の飼料処理物Eを袋体Gを用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵処理するので、雑菌やカビ菌の繁殖を防ぐことができ、長時間に亘り鮮度及び品質が安定した保管状態の飼料を得ることができる。
この場合、上記飼料混合物の素材配合割合は、飼料混合物100重量%に対して、発酵飼料S1が40〜60重量%であるから、廃菌床培地の再利用効率を高めると共に発酵分解作用を良好に行うことができ、又、この場合、飼料混合物の素材配合割合は、飼料混合物100重量%に対して、発酵飼料が40〜60重量%、食品残渣が25〜35重量%、米糠が5〜15重量%、米粉が0.5〜1.5重量%、菓子残渣が6〜10重量%であるから、廃菌床培地の再利用効率を高めると共に発酵分解作用を良好に行うことができ、基材の発酵分解作用を良好に行うことができ、又、この場合、上記発酵菌の配合割合は、上記飼料処理物100重量%に対して、0.2〜1.5重量%であるから、発酵分解作用を良好に行うことができる。
又、この場合、上記撹拌混合工程12において、上記飼料処理物Eを6時間〜7時間程度撹拌混合して50℃程度の発酵終了温度で高速高温発酵させることにしているから、飼料処理物Eの高速高温発酵を良好に行うことができ、又、この場合、上記好気性発酵工程13において、上記飼料処理物Eを一日一回程度の切り返しをしつつ、7日間〜10日間程度、50℃〜60℃程度の発酵温度で好気性発酵させることにしているから、飼料処理物Eの好気性発酵を良好に行うことができ、又、この場合、上記嫌気性発酵工程14において、上記袋体G内に脱気密閉された飼料処理物Eを夏期18日〜22日間又は冬期28日〜32日間程度、室温20℃〜25℃程度の保管庫にて嫌気性発酵させることにしているから、飼料処理物Eの嫌気性発酵を良好に行うことができ、又、この場合、上記好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌Kは、乳酸菌及び酵母菌を主とする菌群構成であるから、例えば家畜飼料としての嗜好性及び消化吸収性を高めることができ、又、この場合、上記嫌気性発酵工程において、嫌気性発酵完了後の含水率は25〜30%であるから、長期間安定して保管可能な発酵飼料を得ることができる。
下記の表3で示す素材配合割合の飼料混合物に、飼料処理物100重量%に対して、発酵菌を0.5重量%及び還元水を0.5重量%添加した飼料処理物Eで試験した。
Figure 2010094078
そして、この飼料処理物Eを撹拌混合工程12において6時間程度撹拌混合することにより50℃程度の発酵終了温度で高速高温発酵させ、高速高温発酵処理後、好気性発酵工程13において、飼料処理物Eを発酵槽Hにおいて一日一回程度の切り返しをしつつ、8日間程度、50℃〜60℃程度の発酵温度で好気性発酵させ、好気性発酵後、嫌気性発酵工程において、飼料処理物Eをフレコンバッグからなる袋体Gを用いて脱気密閉して夏期において20日間程度、室温20℃〜25℃程度の保管庫にて嫌気性発酵させた結果、含水率が25%の発酵飼料S2を得た。
この発酵飼料S2を養豚飼料として使用したところ、発酵飼料S1中の廃菌床培地に多く含まれている菌糸は上記複合発酵作用により発酵分解され、この発酵分解による改質作用により従来の一般配合飼料に比べて豚の食い付きが非常に良好であった。
尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、例えば、混合物及び飼料混合物の素材配合割合や撹拌混合工程2・12、好気性発酵工程3・13、嫌気性発酵工程4・14における時間や温度等は適宜変更して設計されるものである。
以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
本発明の実施の第一形態例の製造工程図である。 本発明の実施の第二形態例の製造工程図である。
符号の説明
W 廃菌床培地
K 発酵菌
F 処理物
E 飼料処理物
H 発酵槽
G 袋体
1 発酵飼料
2 発酵飼料
1 基材
2 撹拌混合工程
3 好気性発酵工程
4 嫌気性発酵工程
11 基材
12 撹拌混合工程
13 好気性発酵工程
14 嫌気性発酵工程

Claims (15)

  1. 基材に発酵菌を添加して発酵させる発酵飼料の製造方法において、上記基材としてコーンコブミールを含む使用済み菌床培地である廃菌床培地と他の素材との混合物を用い、該混合物に好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌を添加し、該混合物に発酵菌を添加してなる処理物を所定時間撹拌混合することにより高速高温発酵させる撹拌混合工程と、該高速高温発酵処理後、該処理物を発酵槽において所定時間好気性発酵させる好気性発酵工程と、該好気性発酵後、該処理物を袋体を用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵させる嫌気性発酵工程とからなることを特徴とする発酵飼料の製造方法。
  2. 上記処理物の素材配合割合は、処理物100重量%に対して、廃菌床培地が70〜90重量%であることを特徴とする請求項1記載の発酵飼料の製造方法。
  3. 上記処理物の素材配合割合は、処理物100重量%に対して、廃菌床培地が70〜90重量%、米糠が5〜15重量%、発酵菌5〜15重量%であることを特徴とする請求項1又は2記載の発酵飼料の製造方法。
  4. 上記撹拌混合工程において、上記処理物を6時間〜7時間程度撹拌混合して50℃程度の発酵終了温度で高速高温発酵させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の発酵飼料の製造方法。
  5. 上記好気性発酵工程において、上記処理物を一日一回程度の切り返しをしつつ、7日間〜10日間程度、50℃〜60℃程度の発酵温度で好気性発酵させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の発酵飼料の製造方法。
  6. 上記嫌気性発酵工程において、上記袋体内に脱気密閉された処理物を夏期18日〜22日間又は冬期28日〜32日間程度、室温20℃〜25℃程度の保管庫にて嫌気性発酵させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の発酵飼料の製造方法。
  7. 上記請求項1〜6のいずれか1項に記載の発酵飼料の製造方法により製造された発酵飼料と素材との飼料混合物を用い、該飼料混合物に好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌を添加し、該飼料混合物に発酵菌を添加してなる飼料処理物を所定時間撹拌混合することにより高速高温発酵させる撹拌混合工程と、該高速高温発酵処理後、該飼料処理物を発酵槽において所定時間好気性発酵させる好気性発酵工程と、該好気性発酵後、該飼料処理物を袋体を用いて脱気密閉して所定時間嫌気性発酵させる嫌気性発酵工程とからなることを特徴とする発酵飼料の製造方法。
  8. 上記飼料混合物の素材配合割合は、飼料混合物100重量%に対して、発酵飼料が40〜60重量%であることを特徴とする請求項7記載の発酵飼料の製造方法。
  9. 上記飼料混合物の素材配合割合は、飼料混合物100重量%に対して、発酵飼料が40〜60重量%、食品残渣が25〜35重量%、米糠が5〜15重量%、米粉が0.5〜1.5重量%、菓子残渣が6〜10重量%であることを特徴とする請求項7又は8記載の発酵飼料の製造方法。
  10. 上記発酵菌の配合割合は、上記飼料処理物100重量%に対して、0.2〜1.5重量%であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の発酵飼料の製造方法。
  11. 上記撹拌混合工程において、上記飼料処理物を6時間〜7時間程度撹拌混合して50℃程度の発酵終了温度で高速高温発酵させることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の発酵飼料の製造方法。
  12. 上記好気性発酵工程において、飼料処理物を一日一回程度の切り返しをしつつ、7日間〜10日間程度、50℃〜60℃程度の発酵温度で好気性発酵させることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の発酵飼料の製造方法。
  13. 上記嫌気性発酵工程において、上記袋体内に脱気密閉された飼料処理物を夏期18日〜22日間又は冬期28日〜32日間程度、室温20℃〜25℃程度の保管庫にて嫌気性発酵させることを特徴とする請求項7〜12のいずれか1項に記載の発酵飼料の製造方法。
  14. 上記好気性発酵菌及び嫌気性発酵菌からなる発酵菌は、乳酸菌及び酵母菌を主とする菌群構成であることを特徴とする請求項1又は7記載の発酵飼料の製造方法。
  15. 上記嫌気性発酵工程において、嫌気性発酵完了後の含水率は25〜30%であることを特徴とする請求項1又は7記載の発酵飼料の製造方法。
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