JP2010092377A - 交通信号制御システム、信号制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 緊急車両の接近に伴ってFAST制御を実行する場合に、さらなる緊急車両の走行支援を行う交通信号制御システムを提供する。
【解決手段】 光ビーコン2Aにおいて緊急車両Pが緊急走行中である旨のアップリンク情報を受信したら、交差点Aの交通信号制御機1AにおいてFAST制御を行い、FAST制御実行中に、光ビーコン2Bにおいて緊急車両Pからアップリンク情報を受信したら、交差点AにおけるFAST制御を停止する。この場合、交差点AにおいてFAST制御の実行を開始すると同時に、緊急車両Pの予想進行方向である交差点B乃至Dの交通信号制御機1B乃至1Dにおいて、緊急車両Pの予想進行方向の青信号を所定時間分だけ増加させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、緊急車両の走行を支援する交通信号制御システムに関する。
従来の交通信号制御システムでは、緊急車両の走行を支援する目的で、交差点に接続する道路の上流側に光ビーコンを設置して緊急車両との間で路車間通信を行えるようにしておき、当該光ビーコンが緊急車両からアップリンク情報を受信したら、緊急車両が前記交差点に接近してきたと認識して、当該緊急車両の通行する方向の信号灯器を制御する(現在の表示が青信号なら緊急車両が通過し終えるまでその青信号をずっと延長し続け、赤信号ならできるだけ速やかに赤信号を青信号に切り替えて当該青信号を延長し続ける交通信号制御方法であり、以下「FAST制御」という。)という方法が用いられてきた。
これにより、緊急車両が交差点で信号待ちをしなくても済むようにすることができる、あるいは、信号待ちする時間を短縮することができるため、緊急車両の走行をスムーズなものにすることができる。
このFAST制御は、緊急車両が通過できるまで青信号を表示し続けるという通常とは異なる動作をするため、緊急車両の通行する方向と交差する側の交通流において渋滞が発生する確率が高くなってしまうが、交差側の交通流をある程度犠牲にしてでも、緊急車両の社会的使命に配慮して、その走行を優先することを狙った交通信号制御方法である(特許文献1参照)。
特開2008−158837号公報
この緊急車両の走行を支援する交通信号制御システムでは、緊急車両が幹線道路上を走行している場合、当該幹線上において互いに隣接する複数の交差点では、緊急車両が近づいた交差点から順次FAST制御を実行していく。ある交差点に近づいたらその交差点でFAST制御を行い、その交差点を通過後に、隣接する次の交差点に近づいたら、今度は当該次の交差点でFAST制御を実行する、といった順序で行われる。この場合、接近してきた交差点よりも遠方にある下流側の交差点では、原則として、緊急車両が近くまで来ないとFAST制御を始めることはない。
前述のように、FAST制御を実行すると交差点の交差側道路で渋滞が発生しやすくなるというデメリットがあるため、周辺の交通流に対する影響に配慮して、緊急車両が通過するかどうか不確定な交差点(緊急車両が接近した交差点よりも以遠の交差点)では、FAST制御を実行しないのが一般的である。このように、FAST制御の実行対象を緊急車両が接近した交差点のみとすることで、緊急車両走行エリアにおける交通流全体への影響を限定的なものにすることができるのである。
しかし、もし緊急車両の走行する幹線道路の進行方向前方において渋滞が発生していた場合には、たとえ緊急車両の接近してきた交差点の信号機を青信号にし続けたとしても、先詰まりの状態になっているため、緊急車両が前に進めないケースがある。
すなわち、単に緊急車両が接近してきた交差点でFAST制御を行うだけでは、緊急車両がスムーズに走行できないケースがありうる、という問題がある。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであり、緊急車両がより一層スムーズに走行できるように支援する交通信号制御システムを提供することを目的とする。
本発明にかかる交通信号制御システムは、第一の交差点において交通信号制御を行う第一の交通信号制御機と、当該第一の交通信号制御機に対する指示である第一の指令情報を送信する信号制御装置と、前記第一の交差点に接続される道路上に設置された第一の路上通信装置とを備え、前記第一の路上通信装置が緊急車両からアップリンク情報を受信したことに応じて送信される前記第一の指令情報には、当該緊急車両の進行方向の青信号をその緊急車両が前記第一の交差点を通過し終えたと認識するまで延長し続ける制御方法であるFAST制御を実行するように指示する情報が含まれるシステムであり、前記信号制御装置は、さらに、前記緊急車両が前記第一の交差点通過後に通過すると予想される第二の交差点に設置された第二の交通信号制御機に対して第二の指令情報を送信可能であり、前記アップリンク情報の受信に応じて送信される前記第二の指令情報には、前記緊急車両が進行すると予想される方向の青信号の表示期間を所定時間分増加させるように指示する情報が含まれている(請求項1)。
この発明によれば、緊急車両が接近してきた交差点でのFAST制御に加えて、緊急車両の進行先と予想される他の交差点において緊急車両の進行方向の青信号の表示期間(スプリット)を増加させるため、緊急車両の進行する先で渋滞が発生しにくくなり、FAST制御を行っているにも関わらず緊急車両が先詰まりにより進行を阻まれる、というケースを少なくすることができる。これにより、FAST制御の実行効果をより一層高くし、緊急車両の走行を強力に支援することが可能になる。
なお、前記信号制御装置が、制御の対象である複数の交通信号制御機が複数のサブエリアにグループ化されており、一のサブエリアに属する交通信号制御機が複数の場合にこれらの交通信号制御機の所定の方向の青信号の開始時刻に適切なオフセットを与えて系統的に動作するように指示するものである場合は、前記アップリンク情報の受信に応じて前記第二の交通信号制御機と同一のサブエリアに属する第三の交通信号制御機に対して送信される第三の指令情報には、前記第二の交通信号制御機において青信号の表示時間が増加する方路に対応した方路の青信号時間を前記所定時間分増加させるように指示する情報が含まれていることが望ましい(請求項2)。
第二の交通信号制御機において青信号時間を増加させると、その分だけ各サイクルの第二の交通信号制御機の青信号の開始時刻が遅れることになる。第二の交通信号制御機の属するサブエリアにおいて適切なオフセットを与えて系統制御を実施していたのであれば、第二の交通信号制御機の青信号時間の増加に応じて、当該サブエリアに属する他の交通信号制御機の青信号時間も増加させてオフセットの値が適切に保たれるようにした方が良い。そうすることで、サブエリア内の系統制御が維持され、サブエリア内の交通流の円滑が担保される。
ここにいう「前記第二の交通信号制御機において青信号の表示時間が増加する方路に対応した方路」とは、緊急車両が通過すると予想される交差点においては緊急車両の進行方向の方路を指し、緊急車両が通過しないと予想される交差点においては、通常は、緊急車両の進行方向と同一の方角の方路を指す。というのも、同一サブエリア内の複数の交通信号制御機に適切なオフセットを与える場合、一の交通信号制御機のある方路の青信号時間を増加させた場合には、他の交通信号制御機についても、その方路と同じ方角の方路の青信号を増加させなければサブエリア内のオフセットが適切に保たれないためである。
なお、ここで第三の交通信号制御機において増加させる青信号時間は、第二の交通信号制御機において増加させる前記所定時間と全く同一の時間でなくてもよい。例えば第二の交通信号制御機において増加させる時間が20秒なら、第三の交通信号制御機において増加させる時間は16秒(あるいは22秒)等という風に多少相違していても良く、動作するサイクル長等に応じて道路R2に与えるオフセット値が適切なものであれば良い。
なお、本発明の交通信号制御システムに用いられる信号制御装置も大変有用である(請求項3)。
以上のように、本発明の交通信号制御システムや信号制御装置によれば、FAST制御の実行効果をより一層高くし、緊急車両の走行を強力に支援することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る交通信号制御システムにおけるシステム構成の概要を示す模式図である。
〔システムの全体構成〕
図1のように、道路R1上には連続して4つの交差点A乃至Dが配置されている。
そして、この4つの交差点には、道路R1上を下り方向(交差点Aから交差点Dに向かう方向を下り方向という。)に進行する車両に対して通行権を表示する信号灯器が設置されており、さらにその信号灯器を制御する交通信号制御機1A乃至1Dが設置されている。
また、下り方向の車線には、下り方向に進行する車両との間で路車間通信を行うために、光ビーコン2A乃至2Dが設置されており、それぞれ交差点A乃至Dに流入する車線の上流側に配置されている。
これら交通信号制御機1A乃至1Dや光ビーコン2A乃至2Dは、通信回線等を通じて交通管制センターに設置された信号制御装置5との間で情報をやりとりすることができるようになっており、交通信号制御機1A乃至1Dは、信号制御装置5に対して制御履歴に関する情報等を送信する機能を備えている。また、光ビーコン2A乃至2Dは、路車間通信により車両から受信したアップリンク情報を信号制御装置5宛に送信する機能を備える。このアップリンク情報には車両の車両IDが含まれており、この車両IDによって当該車両の車種等を判別することが可能である。
なお、光ビーコン2A乃至2Dからアップリンク情報を受信するのは、信号制御装置5でなくてもよく、信号制御装置5と同一のネットワークに接続されている情報提供装置等(図示せず)であっても良い。この場合、アップリンク情報を受信した前記情報提供装置等が信号制御装置5に当該アップリンク情報を転送等すれば良い。
信号制御装置5は、各交通信号制御機に対して、信号灯器の制御についての信号制御指令情報を送信しており、その信号制御指令情報を受信した交通信号制御機は、当該信号制御指令情報に基づいて青信号の時間配分等を決定し、信号灯器の各信号灯色を点灯等する。
通常、この信号制御指令情報には1サイクル分の信号表示についての指示が含まれており、具体的には、1サイクルのサイクル長、各方路に割り当てる青信号の時間であるスプリット、1サイクルの開始時刻と基準時刻とのズレであるオフセット、右折感応制御やジレンマ感応制御等の地点感応制御実行可否についての指示等が含まれている。この信号制御指令情報を受信した交通信号制御機は、1サイクルの開始直前の時点で到着している最新の信号制御指令情報に基づいて、当該1サイクルにおける信号制御プランを決定し、当該信号制御プランに含まれる各信号灯色の表示時間に従って各信号灯器を制御する。
このサイクルやスプリット等は、通常、各交差点付近の交通状況に応じて決定される。交通状況は、道路R1等に設置される複数の車両感知器(図示せず)で計測され、信号制御装置5が収集する感知器情報(交通量や占有時間等を含む情報)に基づいて判断される。
例えば、所定期間における交通量(例えば5分間の交通量)や平均走行速度によって各道路における飽和度等の交通需要を把握し、その交通需要に応じて互いに交差する各道路に割り当てる青時間の長さ等を決定する。
なお、1サイクルとは、信号機の表示が一巡する期間のことを指し、通常は主道路側に対して青信号の表示を開始した時から、再び主道路側に対して青信号の表示を開始する直前までの期間をいう。
ここで、信号制御装置5は、各交通信号制御機に対してFAST制御を実行するように命じる実行指示情報(緊急車両の接近を通知する情報)を作成して送信することができる。このFAST制御を実行するように指示された交通信号制御機は、前記実行指示情報を受信したら、直ちにFAST制御モードに移行する。
すなわち、道路R1の車両に対して青信号を表示しているのであれば、その青信号を表示することが許される最大延長秒数(通常は100秒程度)一杯まで延長可能なように制御する。また、道路R1の車両に対して赤信号を表示しているのであれば、その赤信号を最低でも表示しなければいけない最低保証秒数(通常は10秒程度)で早急に打ち切って(既に最低保証秒数以上赤信号を表示していたのであれば直ちに打ち切って)、青信号に切り替えると共に、当該青信号を最大延長秒数一杯まで延長可能なように制御する。
なお、信号制御装置5は、緊急車両Pが交差点を通過し終えたと判断した場合には、FAST制御を実行するように命じた交通信号制御機に対して、FAST制御を停止するように指示する停止指示情報(緊急車両の通過を通知する情報)を送信する。この停止指示情報を受信した交通信号制御機は、FAST制御モードを終了し、通常の制御状態に移行する。
例えば、前記実行指示情報を受信する前に予定していた青信号の表示予定時間が30秒であったのに対し、FAST制御モードに移行したために30秒を超えて青信号を表示し続けていたのであれば、直ちに青信号の表示を打ち切る。また、青信号を表示し始めてから30秒未満の状態で前記停止指示情報を受信したのであれば、FAST制御を実行する前の予定に従って、青信号を表示し始めてから30秒間は青信号を継続するように制御すれば良い。
〔FAST制御の実行手順〕
図1の交通信号制御機1Aでは、その交差点の上流側に位置する光ビーコン2Aからのアップリンク情報に基づいて、FAST制御が実行される。そして、交差点Aを通過した後、光ビーコン2Bからのアップリンク情報に基づいてFAST制御を停止する。これらの手順を以下に説明する。
まず、光ビーコン2Aは、路車間通信によってアップリンク情報を受信するとただちに信号制御装置5に送信する。
信号制御装置5は図4に示すような構成であり、通信インタフェース521を通じて常時これらのアップリンク情報を受信できるようになっており、受信したアップリンク情報は受信時刻と共に、メモリ511やハードディスク512等の記憶部に蓄積していく。
この場合、信号制御装置5のCPU501等の演算部は、受信したアップリンク情報の車両ID情報を参照し、当該車両ID情報の車種に関する情報を取得する。なお、車両IDは数値や文字列によって構成されており、その車両IDに含まれる数値等に基づいてその車両の車種を識別することが可能となっている。
前記取得した車両の車種が緊急車両を示すものである場合には、前記アップリンク情報に含まれている、緊急走行中かどうかを示すデータ、を参照し、当該緊急車両Pが緊急走行中であるか否かを取得する。
もし、緊急走行中であれば、信号制御装置5は交差点AにおいてFAST制御を実行すべき状況であると判断する。なお、ここで述べた以外の条件(例えば時間帯や交通状況等)を考慮するとFAST制御を実行すべきではないと判断される場合には、FAST制御を実行しない場合があっても良い。例えば、信号制御装置5の記憶部に予めFAST制御を実行すべき時間帯が設定されている場合には、当該時間帯以外の時間帯であればFAST制御を実行しないことがあっても良い。
このようにして、光ビーコン2Aにおいて、緊急走行中の緊急車両Pからアップリンク情報を受信し、交通信号制御機1Aに対してFAST制御の実行を命じるべきと判断した場合、信号制御装置5は、FAST制御の実行を命じる実行指示情報を作成して、交通信号制御機1Aに対して送信する。
この情報を受信した交通信号制御機1Aは、前述の通り、実行指示情報受信時に道路R1の車両に対して青信号を表示していたのであれば、当該青信号を最大延長秒数一杯まで延長可能なように制御し、一方、赤信号を表示しているのであれば、その赤信号を最低保証秒数で打ち切って青信号に切り替えた後、当該青信号を最大延長秒数一杯まで延長可能なように制御する。そして、FAST制御の実行を開始した旨の通知情報を信号制御装置5に対して送信する。
緊急走行中の緊急車両Pは、交差点Aを通過すると、今度は光ビーコン2Bとの間で光ビーコン2Aと同様に路車間通信を行い、アップリンク情報を送信する。そして、光ビーコン2Bは、緊急車両Pから得たアップリンク情報を直ちに信号制御装置5に送信する。
交通信号制御機1AがFAST制御を実行している間に、光ビーコン2Bから緊急車両Pのアップリンク情報を受信したら、信号制御装置5は、緊急車両Pが交差点Aを通過し終えたと判断し、交通信号制御機1Aに対してFAST制御を停止するよう指示する停止指示情報を送信する。
交通信号制御機1Aは、前述の通り、停止指示情報を受信するとFAST制御を中止し、通常通りの制御を再開する。
また、光ビーコン2Bからのアップリンク情報の受信により、緊急走行中の緊急車両Pが交差点Bに接近したと判断できるため、信号制御装置5は、今度は、交通信号制御機1Bに対してFAST制御を実行するように指示する実行指示情報を送信する。
このようにして、緊急車両Pが道路R1を下り方向に進行する間に、交差点A乃至Dにおいて順次FAST制御が実行される。
〔FAST制御実行交差点以遠の交差点における交通信号制御方法〕
前述の通り、緊急走行中の緊急車両Pが交差点Aに接近した場合、信号制御装置5は交通信号制御機1Aに対して実行指示情報を送信してFAST制御を実行させるが、本発明の交通信号制御システムでは、交差点B乃至交差点Dに設置された交通信号制御機1B乃至1Dに対しても別途交通信号制御に関する指示を与える。
具体的には、緊急車両Pの進行方向である道路R1の下り方向の青信号を通常時よりも予め設定されている所定時間(例えば10秒)分だけ長くするように指示する信号制御指令情報を作成し、交通信号制御機1B乃至1Dに対して送信する。
例えば、交差点B等付近に設置される車両感知器(図示せず)から収集される感知器情報から把握される交通需要に応じて、一旦、交差点B乃至Dにおいて道路R1方向の青時間が40秒、道路R1と交差する方向の青時間が30秒と決定された場合、信号制御装置5は、交差点AでFAST制御を実行しているのであれば、道路R1方向の青時間を50秒、道路R1と交差する方向の青時間を20秒と変更して、信号制御指令情報を作成し、交通信号制御機1B乃至1Dに対して送信する。なお、この場合、道路R1方向の青時間のみを50秒に増加させ、道路R1と交差する方向の青時間を30秒のままとしても良い。この場合のサイクル長は、通常の場合に比べて10秒分長く設定される。
このように、FAST制御を実行する交差点Aよりも以遠の交差点であって、緊急車両Pが通過する可能性の高い交差点B乃至Dにおける道路R1の下り方向(緊急車両Pが進行すると予想される方向)の青信号を通常よりも長くするように指示することで、緊急車両Pが通過すると予想される方向の道路上での渋滞が発生しにくくなる。あるいは、既に渋滞が発生している場合には、その渋滞を解消するように制御することができる。
この場合、交差点Aと同時に交差点B等でもFAST制御を実行する方法が考えられるが、交差点B乃至Dでは緊急車両Pが通過し終えるまでに時間がかかるため、交差点B乃至Dにおいて道路R1と交差する道路に対して長時間赤信号を表示し続けることになり、当該交差側道路が渋滞する可能性が高くなってしまう。
しかし、本発明の交通信号制御システムであれば、道路R1方向の青時間を通常よりも長めに設定するだけであるので、緊急車両Pの進行方向の交通流を円滑なものにして緊急車両Pが先詰まりによって進行を阻まれる確率を低減しつつ、緊急車両Pの予定進路と交差する側の道路の交通流に対する影響を必要限度にとどめることが可能となる。
また、緊急車両Pが交差点Aで左折等してしまった場合、交差点B等の信号制御方法を、緊急車両Pを優先的に通過させるために変更することは無益となってしまうが、本発明の場合には交差点B等における交差側道路の交通流に対する影響を必要限度にとどめることができるという点においても有利である。
なお、緊急車両Pの予想進路は、予め信号制御装置5の記憶部に記憶しておく方法でも良いし、最近通過した複数の緊急車両の進路を基に学習する方法でも良い。
例えば、緊急車両の道路R1方向に進行する緊急車両からのアップリンク情報を、光ビーコン2Aで受信したのであれば、FAST制御を実行すべき交差点が交差点Aであり、青信号を増加させる交差点が交差点B乃至Dである、ということを示すパターンテーブルを予め信号制御装置5に記憶させておいても良い。この場合、光ビーコン2Aで緊急車両からアップリンク情報を受信したら、FAST制御を実行する交差点が交差点A(交通信号制御機1A)であり、青信号を増加させる交差点は交差点B、CおよびD(交通信号制御機1B、1Cおよび1D)であることをこのパターンテーブルから読み出して、各種指示情報等を作成するようにすれば良い。
また、例えば最近の1週間に、光ビーコン2Aに対してアップリンク情報を送信してきた緊急車両の進路実績を記憶しておき、当該進路実績を活用しても良い。
例えば、ある緊急車両が、光ビーコン2A通過後に、光ビーコン2B、2Cおよび2Dの順番にアップリンク情報を受信したのであれば、当該緊急車両の進路は交差点A乃至Dを順番に通過する経路であったとして進路実績テーブルに記憶する。
同様にして複数台の緊急車両の進路実績を進路実績テーブルに格納していき、進路として頻度の高かったものを緊急車両の予想進路として決定する方法でも良い。
この場合、1つではなく2つ以上の進路を予想しておき、各予想進路上に存在する全ての交差点において青信号を増加させるように制御しても良い。
例えば、交差点Cで左折して道路R2上を交差点Eに向かって進行する緊急車両の割合が交差点Cを直進して交差点Dに向かう割合と比較して少なくないのであれば、交差点B乃至Dの道路R1方向の青時間と同時に、交差点Eの道路R2方向(緊急車両Pが交差点Eを通過するとした場合の予想進行方向)の青時間を増加させるようにすることが望ましい。
〔サブエリアを考慮した交通信号制御方法〕
交通信号制御システムでは、信号制御装置5が制御の対象とする複数の交通信号制御機をいくつかのグループ(当該グループのことをサブエリアという。)に分けて、各サブエリアに属する交通信号制御機に対しては、同一のサイクル長で動作するように指示する信号制御指令情報を送信するという交通信号制御方法が用いられることがある。
同一のサイクル長で動作させることで、当該サブエリア内の交通信号制御機が青信号を表示している時間帯にこれらの交通信号制御機の設置された全ての交差点を、できるだけ多くの車両が通過できるように、交通信号制御機間の信号表示開始時刻に適切なオフセットを持たせる系統制御を行うことが可能になる。図2は系統制御の概念を示す図である。
本発明においては、このサブエリアの構成に配慮して制御することが好ましい。
図1において、例えば緊急車両Pが交差点Aに接近したことに応じて交通信号制御機1Aに対してFAST制御を指示すると共に、交差点B乃至Dの交通信号制御機1B乃至1Dに対して道路R1方向の青信号時間(例えば10秒)の増加を指示した場合を考える。
交差点Cに隣接する交差点Eの交通信号制御機1Eとさらにその隣の交差点Fに設置された交通信号制御機1F(図示せず)が交通信号制御機1Cと同一のサブエリアであり、道路R2方向の青信号の表示時間に適切なオフセットを与えているとする(図2(a)参照)。この場合、青信号の開始時刻に与えたオフセットにより、道路R2のスルーバンドが確保されるように交通信号制御が行われている。
本発明により交通信号制御機1Cの青信号時間を増加させると、図2(b)に示すように、その分だけ交通信号制御機1Cの道路R2側に表示する赤信号の表示時間が長くなってしまう。そのため、交差点1C、1Eおよび1Fの青信号開始時刻が、道路R2側において当初与えていたオフセットとは異なってしまい、道路R2のスルーバンドが狭くなってしまうという問題が起こりうる。スルーバンドが狭くなると、サブエリアに分割して系統制御を行うことによる交通流円滑化の効果が小さくなる。
そこで、本発明では、FAST制御に伴って緊急車両の予想進路上の交差点において青信号時間を所定時間分だけ増加させることと同時に、その予想進路上の交差点に設置される交通信号制御機と同一のサブエリアに属する交通信号制御機についても前記所定時間分だけ青信号を増加させ、系統制御において付与されるオフセットが当初の意図と同じ値になるように制御すると良い。
具体的には、例えば図3のように、交通信号制御機1Eと1Fの道路R2方向の赤信号時間(道路R2に交差する側の青信号時間)を、交通信号制御機1Cの道路R2方向と同様に増加させることができる。こうすることで道路R2方向のオフセットが適切な値となり、道路R2方向のスルーバンドが狭くなるのを防ぐことができるようになる。
なお、本発明における信号制御装置5や交通信号制御機1等は、1の筐体によって実現されていても良いし、複数の筐体の組み合わせによって実現されても良い。また、これらは、それぞれ1つのコンピュータによって実現されていても良いし、複数のコンピュータを組み合わせて実現されていても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る交通信号制御システムの機器配置の概要を示す模式図である。 (a)および(b)は、道路R2における系統制御の概要と課題について説明する図である。 本発明に係る交通信号制御システムの道路R2における系統制御の様子を示す図である。 信号制御装置5の構成の一例を示す図である。
符号の説明
1A乃至1D 交通信号制御機
2A乃至2D 光ビーコン
5 信号制御装置

Claims (3)

  1. 第一の交差点において交通信号制御を行う第一の交通信号制御機と、
    当該第一の交通信号制御機に対する指示である第一の指令情報を送信する信号制御装置と、
    前記第一の交差点に接続される道路上に設置された第一の路上通信装置とを備え、
    前記第一の路上通信装置が緊急車両からアップリンク情報を受信したことに応じて送信される前記第一の指令情報には、当該緊急車両の進行方向の青信号をその緊急車両が前記第一の交差点を通過し終えたと認識するまで延長し続ける制御方法であるFAST制御を実行するように指示する情報が含まれている交通信号制御システムにおいて、
    前記信号制御装置は、さらに、
    前記緊急車両が前記第一の交差点通過後に通過すると予想される第二の交差点に設置された第二の交通信号制御機に対して第二の指令情報を送信可能であり、
    前記アップリンク情報の受信に応じて送信される前記第二の指令情報には、前記緊急車両が進行すると予想される方向の青信号の表示期間を所定時間分増加させるように指示する情報が含まれること
    を特徴とする交通信号制御システム。
  2. 前記信号制御装置は、
    制御の対象である複数の交通信号制御機が複数のサブエリアにグループ化されている場合に、一のサブエリアに属する交通信号制御機が複数の場合にこれらの交通信号制御機の所定の方向の青信号の開始時刻に適切なオフセットを与えて系統的に動作するように指示するものであり、
    前記アップリンク情報の受信に応じて前記第二の交通信号制御機と同一のサブエリアに属する第三の交通信号制御機に対して送信される第三の指令情報には、前記第二の交通信号制御機において青信号の表示時間が増加する方路に対応した方路の青信号時間を前記所定時間分増加させるように指示する情報が含まれること
    を特徴とする請求項1に記載の交通信号制御システム。
  3. 請求項1又は2のいずれか1つに記載の交通信号制御システムに用いられる信号制御装置。
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