JP2000259986A - 緊急車両管制システム - Google Patents

緊急車両管制システム

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JP2000259986A
JP2000259986A JP11062065A JP6206599A JP2000259986A JP 2000259986 A JP2000259986 A JP 2000259986A JP 11062065 A JP11062065 A JP 11062065A JP 6206599 A JP6206599 A JP 6206599A JP 2000259986 A JP2000259986 A JP 2000259986A
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emergency vehicle
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Takeshi Momii
健 籾井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央管制装置の負担を増加なしで緊急車両を
円滑に走行させる。 【解決手段】 緊急車両2の車載装置3は、現在位置と
目的地とを管制要求データとして中央管制装置6へ無線
送信し、中央管制装置から返信された目的地までの経路
及び所要時間を表示出力する。中央管制装置6は、管制
要求データを受信して目的地までの経路19及び所要時
間を求めて緊急車両へ返信し、目的地までの経路に存在
する各信号装置5を目的地までの通過順序と共に求め、
目的地までの経路とこの経路に存在する通過順序を付し
た各信号装置とを制御指令データとして経路の先頭の信
号装置へ送信する。各信号装置5は、制御指令データを
受信すると、制御指令データが示す経路の信号機を青に
強制点灯し、緊急車両が通過したことを検知すると強制
点灯を停止させ、強制点灯の停止後、制御指令データを
自己信号装置の次の通過順序の信号装置へ転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消防自動車や救急自
動車等の緊急車両を火事現場や病院等の目的地まで短時
間で効率的に誘導する緊急車両管制システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般道路上を走行する緊急車両を短時間
で効率的に目的地まで誘導する技術は現在まで種々提案
されている(特開平1−228100号公報、特開平7
−306994号公報)。
【0003】特開平1−228100号公報の記載技術
においては、緊急車両の交差点通過時に、信号機を優先
的に緊急車両の進行を妨げない方向に制御する。具体的
には緊急車両の進行方向を青に強制点灯する。しかしな
がら、この信号機の制御方式においては、緊急車両が交
差点に近づいてから該当交差点の信号機を緊急車両の進
行方向に対して、該当緊急車両の進行に対する優先通行
制御を実施する。このために、この信号機以降の経路に
交通渋滞が発生していた場合は、たとえ該当信号機を青
に制御したとしても緊急車両は短時間で目的地にたどり
着かない問題が生じる。
【0004】このような不都合を解消するために特開平
7−306994号公報の記載技術においては、緊急車
両の発信地と目的地が決定した時点で、緊急車両の取り
うる目的地までの全経路の中から、信号機の優先制御に
より緊急車両通過時点までの解消・緩和の可能性を加味
した上で、最短時間で目的地に到着できる経路を検索、
決定する。そして、決定した経路について信号機を優先
的に制御し、混雑を解消・緩和するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た緊急車両誘導方法においても、まだ解消すべき次のよ
うな課題があった。すなわち、各緊急車両は発信地と目
的地が決定した時点で、発信地と目的地とを中央処理装
置の演算処理装置へ送信する。そして、この演算処理装
置で目的地までの経路を決定して、この経路に存在する
各信号機に対して制御指令を送出して各信号機を制御す
る。
【0006】しかしながら、緊急車両が発信地から目的
地まで走行するのに一定の所要時間が必要である。した
がって、中央処理装置が目的地までの経路に存在する各
信号機に対して一斉に制御指令を送出すると、経路の後
方に位置する信号機は長期間に亘って青状態を維持し
て、緊急車両の到来を待つ必要がある。その結果、経路
の後方に位置する信号機が設置された交差点における円
滑な交通の運行に支障が発生する懸念がある。
【0007】さらに、このような事態を回避するために
は、中央処理装置は、目的地までの経路を複数のブロッ
クに分割して、緊急車両が各ブロックに進入する毎に、
該当ブロック内の経路に存在する各信号機を一斉に制御
する必要がある。
【0008】この場合、中央処理装置は、緊急車両が目
的地に到達するまでに、複数回に亘って信号機を制御す
るので、中央処理装置の処理負担が大幅に増加する。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、制御指令データを信号装置間で転送するこ
とにより、中央管制装置の処理負担を増大することな
く、緊急車両の直前の信号機のみを青色に強制点灯で
き、緊急車両が通行することに起因して発生する交通運
行支障を最小限に抑制できる緊急車両管制システムを提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、緊急車両に搭
載された車載装置と、道路の交通状況を管制する中央管
制装置と、道路の各交差点に配設され信号機が組込まれ
た複数の信号装置とからなる緊急車両管制システムに適
用される。
【0011】そして、上記課題を解消するために、本発
明の緊急車両管制システムにおいては、緊急車両に搭載
された車載装置に対して、少なくとも自己車両の現在位
置と目的地とを管制要求データとして中央管制装置へ無
線送信する手段と、中央管制装置から返信された目的地
までの経路及び所要時間を表示出力する手段とをを付加
している。
【0012】また、中央管制装置に対して、管制要求デ
ータを受信して目的地までの経路及び所要時間を求めて
緊急車両へ返信する手段と、目的地までの経路に存在す
る各信号装置を目的地までの通過順序と共に求める手段
と、目的地までの経路とこの経路に存在する通過順序を
付した各信号装置とを制御指令データとして経路の先頭
の信号装置へ送信する手段とを付加している。
【0013】さらに、各信号装置に対して、制御指令デ
ータを受信すると、この制御指令データが示す経路の信
号機を青に強制点灯する手段と、緊急車両が通過したこ
とを検知すると青の強制点灯を停止させる手段と、強制
点灯の停止後、制御指令データを自己信号装置の次の通
過順序の信号装置へ転送する手段とを付加している。
【0014】このように構成された緊急車両管制システ
ムにおいては、中央管制装置は、緊急車両の目的地まで
の経路とこの経路に存在する通過順序を付した各信号装
置とを制御指令データとして経路の先頭の信号装置へ送
信するのみである。したがって、この中央管制装置は1
台の緊急車両に対して1回の制御指令データを経路の先
頭に位置する1台の信号装置に送信するのみでよいの
で、中央管制装置の処理負担を軽減できる。
【0015】また、各信号装置は、緊急車両の経路にお
ける該当緊急車両の到来方向側に隣接する信号装置から
制御指令データを受信した時点で信号機を青に強制点灯
し、緊急車両が通過した時点で青の強制点灯を停止させ
ている。よって、緊急車両が通行することに起因して発
生する交通運行支障を最小限に抑制できる。
【0016】また、別の発明の緊急車両管制システムに
おいては、中央管制装置が送信する制御指令データ内
に、各信号装置毎に該当信号装置から次の通過順序の信
号装置までの所要時間に基づいて定められた遅延時間を
組込んでいる。また、各信号装置は、強制点灯を停止し
た時刻から遅延時間経過後に制御指令データを自己信号
装置の次の通過順序の信号装置へ転送するようにしてい
る。
【0017】緊急車両の現在位置から目的地までの経路
内に存在する各信号装置は等間隔に設置されていること
はなく、信号機相互間の距離はまちまちである。その結
果、緊急車両が一つの信号装置の位置を通過してから次
の信号装置に接近するまでの所要時間が大きく変動す
る。
【0018】そこで、本発明において、各信号装置は強
制点灯を停止した時刻から遅延時間経過後に制御指令デ
ータを次の信号装置へ転送するようにすることによっ
て、緊急車両が接近したタイミングで信号機を青に強制
点灯が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1は実施形態に係る緊急車両管制
システムの概略構成を示す模式図である。
【0020】道路1上を緊急車両2が走行しており、こ
の緊急車両2内にナビゲーション装置を兼用する車載装
置3が搭載されている。道路1には多数の交差点4があ
り、各交差点4には、信号装置5が配設されている。さ
らに、緊急車両2から管制要求データを無線で受信して
誘導データを該当緊急車両2へ返信すると共に、経路の
先頭の信号装置5へ制御指令データを送信する中央管制
装置6が設けられている。また、緊急車両2の車載装置
3はGPS衛星7からのGPS信号を受信して、自己の
現在位置を算出する。
【0021】図2は、緊急車両2に搭載されたナビゲー
ション装置を兼用する車載装置3の概略構成を示すブロ
ック図である。GPS衛星7からのGPS信号はアンテ
ナ8aを介してGPS信号受信部8で受信されて現在位
置算出部9へ入力される。現在位置算出部9はGPS信
号から緊急車両2の現在位置P0を算出して、表示部1
0の表示画面10a上に表示された地図17内に表示出
力する。さらに、現在位置算出部9は算出した緊急車両
2の現在位置P0を送信データ編集部11へ送出する。
【0022】緊急車両2の乗務員は、緊急に目的地18
へ走行する必要が発生すると、例えばキーボード等で構
成された入力操作部12を用いて、目的地18の住所、
及び緊急レベル(重、中、軽)を入力する。すると、送
信データ編集部11が起動して、 車両IDメモリ13から読取った自己の車両ID(車両
番号) 現在位置算出部9から入力された緊急車両2の現在位置
0(現在位置住所) 目的地18の住所 緊急レベル(重、中、軽) 図示しない時計回路から読取った現在時刻 を管制要求データに組込んで無線機14へ転送する。無
線機14は入力された管制要求データをアンテナ14a
を介して、中央管制装置6へ無線送信する。
【0023】一方、中央管制装置6からアンテナ14a
を介して無線機14が受信した誘導データは受信データ
編集部15で分析されて、図3に示すように、表示部1
0の表示画面10a上に表示出力する。すなわち、誘導
データ内には、図3に示すように、 目的地18までの経路19が表記された地図データ20
b 目的地18までの所要時間 目的地18への到着予定時刻 通過する交差点4の名称 が含まれる。また、この誘導データをプリンタで印字出
力することも可能である。
【0024】したがって、この緊急車両2の運転者はこ
の表示部10の表示画面10aに表示された経路19に
従って目的地18まで走行すればよい。また、目的地1
8までの所要時間や目的地18への到着予定時刻も把握
できる。
【0025】さらに、この車載装置3には、車両IDメ
モリ13に記憶された車両IDをアンテナ16aを介し
て、この緊急車両2の極く近傍へ電波放出する車両ID
発信部16が設けられている。この車両IDの電波は、
この緊急車両2が交差点4を通過した時転に、この交差
点4に設置された信号装置5で検出される程度の弱い電
波である。
【0026】図4は中央管制装置6の概略構成を示すブ
ロック図である。
【0027】緊急車両2の車載装置3からアンテナ20
aを介して無線機20で受信した管制要求データは受信
データ抽出部21で抽出され、前述した車両ID、現在
位置、目的地、緊急レベル、現在時刻に分解して経路読
出部22へ送出する。
【0028】経路読出部22は、管制要求データに含ま
れる現在位置P0と目的地18とで地図データファイル
23内を検索して、現在位置P0から目的地18への全
ての経路19を読出して渋滞度読出部25及び所要時間
算出部26へ送出する。なお、経路19を読出す場合
に、この経路19に含まれる各信号装置5も同時に読出
す。
【0029】交通状況監視センタ24は、道路1上の各
地点に配設された交通量検出センサで検出された通行量
や平均速度等から各位置の渋滞度を実時間(リアルタイ
ム)で監視している。また、自然渋滞や事故状態のみな
らず、通行止め等の状況も監視している。渋滞度読出部
25は、経路読出部22から入力された各経路19に含
まれる各位置の渋滞度を交通状況監視センタ24から読
出して所要時間算部26へ送出する。さらに、渋滞度読
出部25は、経路読出部22から入力された各経路19
を走行するための所要時間を距離や渋滞度を用いて算出
する。渋滞度読出部25は算出した各経路19の各所要
時間を次の最適経路決定部27へ送出する。
【0030】最適経路決定部27は、それぞれ所要時間
が付された各経路19のうちから、一つの最適の経路1
9を決定する。この決定手法は、基本的に所要時間が最
短である経路19を選択する。しかし、他の緊急車両2
の経路19と競合した場合、両者の緊急レベル(重、
中、軽)の大小で判断して、緊急レベルの重い方の緊急
車両2に対して最短時間の経路19を割付ける。最適経
路決定部27は、決定した各信号装置5を含む経路19
を到着時刻算出部28、返信データ編集部29及び先頭
信号装置抽出部30へ送出する。
【0031】到着時刻算出部28は、管制要求データに
含まれる現在時刻に最適経路決定部27で決定された経
路19の所要時間を加算して、緊急車両2の目的地18
への到達時刻を求めて、返信データ編集部29へ送出す
る。
【0032】返信データ編集部29は、最適経路決定部
27から入力された各信号装置5を含む経路19、到着
時刻算出部28から入力された所要時間及び目的地18
への到達時刻、さらに、地図データファイル23から読
出した決定した経路19と現在地と目的地18を含む地
図データを誘導データに組込んで、無線機20へ送出す
る。無線機20はこの誘導データをアンテナ20aを介
して、管制要求データの送信元の緊急車両2へ送信す
る。
【0033】先頭信号装置抽出部30は、決定した経路
19に含まれる複数の信号装置5のうち、緊急車両2が
最初に通過する現在位置P0に最も近い信号装置5を先
頭の信号装置5として超出して次の信号機制御順(タイ
ミング)設定部31へ送出する。
【0034】信号機制御順(タイミング)設定部31
は、決定した経路19に含まれる各信号装置5(S)の
現在位置P0から目的地18までの緊急車両2が通過す
る通行方向Dと、緊急車両2が自己の信号装置5位置を
通過してから次の信号装置5位置に接近するまでの遅延
時間ΔTとを求めて、図6に示すように配列して、制御
指令データ編集部32へ送出する。
【0035】S1(D1,ΔT1)→S2(D2,Δ
2)→S3(D3,ΔT3)→… なお、各遅延時間ΔTは、信号装置5相互間で渋滞が発
生していないと仮定して、短めに設定されている。
【0036】、制御指令データ編集部32は先に配列し
た信号装置(信号機)5の順序(制御順序)と管制要求
データに含まれる車両ID、緊急レベルを、図6に示す
制御指令データ33に組込んで無線機20へ送出する。
無線機20は入力した制御指令データを経路19の先頭
の信号装置5(S1)へ無線送信する。
【0037】図5は道路1の各交差点4に設置された信
号装置5の概略構成を示すブロック図である。
【0038】アンテナ34aを介して無線機34で受信
された図6に示す制御指令データ33は、制御指令デー
タ解析部35で解析されて、制御指令データ転送部36
及び信号機制御部37へ入力される。信号機制御部37
は、制御指令データ33が入力すると信号機38を青に
強制制御すると共に、車両ID受信部39がアンテナ3
9aから車両IDを検知すると信号機38に対する青の
強制制御を停止する。
【0039】図7は信号機制御部37の具体的処理動作
を示す流れ図である。
【0040】無線機34及び制御指令データ解析部35
を介して制御指令データ33が受信されていない期間に
おいては(S1)、信号機38を通常の点灯モードで作
動させる(S2)。無線機34及び制御指令データ解析
部35を介して制御指令データ33が受信されると、緊
急車両5が接近していると判断して、信号機38におけ
る制御指令データ33内の自己の信号装置5の制御順序
を示す情報(S、D、ΔT)のうちの緊急車両2の走行
方向Dを青に強制点灯する(S3)。
【0041】なお、既に、他の方向からこの交差点4に
接近する他の緊急車両2に対する信号機38の制御を実
施期間中においては、緊急レベルの高い方を優先して信
号制御を実施する。緊急レベルが等しい場合、所要時間
の長い方を優先して信号制御を実施する。
【0042】車両ID受信部39が制御指令データ33
に含まれる車両IDと同一の車両IDを受信すると(S
4)、この信号装置5が設置された交差点4を緊急車両
2が通過したと判断して、自己の信号機38の青の強制
点灯を停止して、通常の点灯モードに移行する(S
5)。
【0043】なお、大事故や大火災のように、複数の緊
急車両2が前後に連なって走行する場合は、最後尾の緊
急車両2のみが車両IDを電波放射する。このようにす
ることによって、一連の緊急車両2が交差点4を通過し
た後に、青の強制点灯を停止させることができる。
【0044】そして、制御指令データ33内の制御順序
を示す情報(S、D、ΔT)において、自己の信号装置
5の制御順序Sが最後の場合(S6)、自己の信号装置
5と目的地18との間には信号装置5は存在しないの
で、S1へ戻る。
【0045】自己の信号装置5の制御順序が最後でない
場合(S5)、制御指令データ33内の自己の制御順序
を示す情報(S、D、ΔT)のなかの遅延時間ΔTを読
取る(S7)。そして、この遅延時間ΔTが経過するの
を待って(S8)、制御指令データ転送部36を起動し
て、自己の制御順序の次の制御順序の信号装置5へ同一
の制御指令データ33を無線送信する(S9)。
【0046】このように構成された緊急車両管制システ
ムにおいては、中央管制装置6は、緊急車両2からの制
御要求データを受信すると、緊急車両2の目的地18ま
での経路19とこの経路19に存在する通過順序(D、
ΔT)を付した各信号装置Sと、車両IDと、緊急レベ
ルとを、図6に示す制御指令データ33として経路19
の現在位置P0に最も近い先頭の信号装置5へ送信する
のみである。
【0047】したがって、中央管制装置は1台の緊急車
両2に対して1回の制御指令データ33を先頭の信号装
置5に送信するのみでよいので、中央管制装置6の処理
負担を軽減できる。
【0048】また、各信号装置5は、緊急車両2の経路
19における該当緊急車両の到来方向側に隣接する信号
装置5から制御指令データ33を受信した時点で信号機
38を青に強制点灯し、緊急車両2がこの信号装置5が
設置された交差点4を通過した時点で青の強制点灯を停
止させている。
【0049】したがって、緊急車両2が接近している1
台の信号機38のみが青に強制点灯されるので、緊急車
両2が通行することに起因して発生する交通運行支障を
最小限に抑制できる。
【0050】さらに、各信号装置5は強制点灯を停止し
た時刻から遅延時間ΔT経過後に制御指令データ33を
次の信号装置5へ転送する。よって、各信号機38の青
の急性点灯時間を必要最小限に抑制でき、緊急車両2が
通行することに起因して発生する交通運行支障をより小
さくできる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の緊急車両
管制システムにおいては、中央管制装置中央管制装置
は、緊急車両から現在位置と目的地とを含む管制要求デ
ータを受信して、この管制要求データから目的地までの
経路に含まれる信号装置の制御順序を制御指令データに
組込んでを先頭の信号装置へ送信して、その後は、信号
装置相互間で順番に制御指令データを転送させている。
【0052】したがって、中央管制装置の処理負担を増
大することなく、緊急車両の直前の信号機のみを青色に
強制点灯でき、緊急車両が通行することに起因して発生
する交通運行支障を最小限に抑制できる。
【0053】また、制御指令データを次の信号装置へ送
信するタイミングを次の信号装置までの所要時間に応じ
て遅延させている。よって、各信号機の青の急性点灯時
間を必要最小限に抑制でき、緊急車両が通行することに
起因して発生する交通運行支障をより小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の緊急車両管制システムの
概略構成を示す模式図
【図2】同緊急車両管制システムに組込まれた車載装置
の概略構成を示すブロック図
【図3】同緊急車両管制システムに組込まれた車載装置
における表示部の表示内容を示す図
【図4】同緊急車両管制システムに組込まれた中央監視
装置の概略構成を示すブロック図
【図5】同緊急車両管制システムに組込まれた各交差点
に設置された信号装置の概略構成を示すブロック図
【図6】同緊急車両管制システムにおける中央監視装置
から先頭の信号装置へ送信される制御指令データを示す
【図7】同緊急車両管制システムに組込まれた各交差点
に設置された信号装置の動作を示す流れ図
【符号の説明】
1…道路 2…緊急車両 3…車載装置 4…交差点 5…信号装置 6…中央管制装置 7…GPS衛星 10…表示部 11…送信データ編集部 12…入力操作部 13…車両IDメモリ 16…車両ID発信部 17…地図 18…目的地 19…経路 22…経路読出部 23…地図データファイル 24…交通状況監視センタ 26…所要時間算出部 27…最適経路決定部 28…到着時刻算出部 33…制御指令データ 37…信号機制御部 38…信号機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緊急車両に搭載された車載装置と、道路
    の交通状況を管制する中央管制装置と、道路の各交差点
    に配設され信号機が組込まれた複数の信号装置とからな
    る緊急車両管制システムにおいて、 前記緊急車両に搭載された車載装置は、少なくとも自己
    車両の現在位置と目的地とを管制要求データとして前記
    中央管制装置へ無線送信する手段と、前記中央管制装置
    から返信された目的地までの経路及び所要時間を表示出
    力する手段とを有し、 前記中央管制装置は、前記管制要求データを受信して目
    的地までの経路及び所要時間を求めて前記緊急車両へ返
    信する手段と、前記目的地までの経路に存在する各信号
    装置を前記目的地までの通過順序と共に求める手段と、
    前記目的地までの経路とこの経路に存在する通過順序を
    付した各信号装置とを制御指令データとして前記経路の
    先頭の信号装置へ送信する手段とを有し、 前記各信号装置は、前記制御指令データを受信すると、
    この制御指令データが示す経路の信号機を青に強制点灯
    する手段と、前記緊急車両が通過したことを検知すると
    前記青の強制点灯を停止させる手段と、強制点灯の停止
    後、前記制御指令データを自己信号装置の次の通過順序
    の信号装置へ転送する手段とを有することを特徴とする
    緊急車両管制システム。
  2. 【請求項2】 前記中央管制装置が送信する制御指令デ
    ータ内には、各信号装置毎に該当信号装置から次の通過
    順序の信号装置までの所要時間に基づいて定められた遅
    延時間が組込まれ、 前記各信号装置は、前記強制点灯を停止した時刻から前
    記遅延時間経過後に前記制御指令データを自己信号装置
    の次の通過順序の信号装置へ転送することを特徴とする
    請求項1記載の緊急車両管制システム。
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