JP2010091371A - 車輪・車軸重量測定システム - Google Patents

車輪・車軸重量測定システム Download PDF

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Abstract

【課題】 ノイズの影響を低減して高精度に車輪または車軸重量を測定する。
【解決手段】 車両の進行方向に、タイヤ接地面長さよりも長い寸法の第1の計量台6を第1の計量器4が持ち、タイヤ接地面が道路面と非接触状態において車輪または車軸重量を測定して第1の重量測定値を出力する。車両の進行方向に、タイヤ接地面よりも短い寸法の第2の計量台24を第2の計量器16、18が持ち、タイヤ接地面が道路面と接触状態において車輪または車軸重量を測定して第2の重量測定値を出力する。第1及び第2の計量台6、24が車両の進行方向に沿って配置されている。零よりも大きい第1の重み係数を第1の重量測定値に乗算した値と、零以上の第2の重み係数を第2の重量測定値に乗算した値とを、組み合わせて、演算回路14が車両の車輪または車軸重量を算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の車輪重量や車軸重量を測定する車輪・車軸重量測定システムに関する。
従来、車輪の重量測定システムには、荷重センサを設けた計量台を道路面に埋め込み、計量台上にタイヤが載るタイミングで車輪重量を測定するものがあり、具体的には、特許文献1や2に開示されたものがある。特許文献1の技術は、計量台の長さを車輪進行方向にタイヤの接地面長さよりも充分に長く設定し、計量台を複数個のロードセルで支持し、道路面にタイヤが接触していない状態で車輪の重量を測定するものである。特許文献2の技術は、タイヤの進行方向に計量台の長さをタイヤの接地面長さよりも短く設定し、タイヤ接地面が常に道路面に接触しながら車輪の重量を測定するものである。
特公昭53−23099号公報 特開昭63−286724号公報
特許文献1の技術によれば、計量台の長さをタイヤの接地面長さよりも長く設定しているので、複数個のロードセルで計量台を支持しなければならず、1つの計量台に対して多くのロードセルを使用しなければならない。そのため、製品コストが高く、道路面に1台だけ設置することが多い。そのため、低周期ノイズを除去できない。即ち、通常、走行車両の車輪重量信号には道路面の凹凸やサスペンションのバネに起因する長い周期のノイズ信号が重畳されている。車両の速度が少し大きい場合には、重量測定データの取得期間がノイズ信号の1周期未満となることがあり、この場合、荷重信号をサンプリングした重量測定値として取得する区間において平均しても、効果的にノイズを除去することができない。
特許文献2の技術によって重量測定値を得るには、車両の速度を検出する必要があり、計量台を車両が通過する際に速度が変化すると、測定精度が大きく低下する。車輪の重量測定システムは、料金徴収ゲート近くに設けられることが多く、車両が減速中であったり、渋滞したりすることがある。このように車両が計量台上で停止したり、速度が計量台付近で大きく変化したりすると、計量台上での通過速度が正しく得られず、重量測定値を正確に求めることができない。
また、特許文献2の技術では、計量時にタイヤの接地面が道路面にも接触しており、荷重が計量台の他に道路面にも分割されるので、計量台近傍の道路面の高低の影響を受けやすく、測定精度が低い。
本発明は、ノイズの影響を低減して高精度な車輪・車軸重量測定システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の車輪・車軸重量測定システムは、第1の計量器と少なくとも1台の第2の計量器とを具備している。第1の計量器は、車両の進行方向に、前記車両のタイヤの接地面の長さよりも長い寸法の第1の計量台を有している。更に、第1の計量器は、前記タイヤの接地面が道路面と非接触状態において前記車両の車輪または車軸重量を測定する。第2の計量器は、前記車両の進行方向に、前記タイヤの接地面の長さよりも短い寸法の第2の計量台を有している。第2の計量器は、前記タイヤの接地面が前記道路面と接触状態において前記車両の車輪または車軸重量を測定する。前記第1及び第2の計量台は、前記車両の進行方向に沿って配列されている。前記車両の車輪または車軸重量を車輪・車軸重量算出手段が算出するが、その算出には、第1及び第2の計量台の重量測定値のばらつきの大きさに基づく重み係数を定め、零よりも大きい第1の重み係数を第1の重量測定値に乗算した値と、零以上の第2の重み係数を第2の重量測定値に乗算した値とを組み合わせたものが使用される。
このように構成された車輪・車軸重量測定システムでは、第1の計量器は、車両のタイヤの接地面の長さよりも長い寸法の第1の計量台を有しているので、車両が停止状態や低速状態では高精度で重量測定が可能である。しかし、車両が高速走行状態では車両自身が持つ振動ノイズや主に車両の計量台への載り込み時に発生するランダムノイズの影響を受け、第1の計量器は高精度に重量測定できない。これらノイズを減衰させるには、第1の計量器を複数台設置し、第1の計量器での重量測定値を演算処理することが考えられる。しかし、第1の計量器は、車両のタイヤの接地面の長さよりも長い寸法の第1の計量台を有している関係上、複数の荷重検出手段を設置しなければならない上に、道路面を幅広く掘る工事が必要となり高コストとなる。この欠点を補うために、少なくとも1台の第2の計量器を設置している。第2の計量器は、タイヤの接地面の長さよりも短い寸法の第2の計量台を有しているので、荷重検出手段の数が少なくてすみ、道路面を掘る幅が狭くてよく、低コストである。また、第1及び第2の計量器の第1及び第2の重量測定値を組み合わせることで、車両が高速走行している場合でも、振動ノイズやランダムノイズの影響を低減することができる。第1及び第2の重量測定値を組み合わせるために、零よりも大きい第1の重み係数を第1の重量測定値に乗算した値と、零以上の第2の重み係数を第2の重量測定値に乗算した値とを組み合わせたものを使用して、前記車両の車輪または車軸重量を算出する。従って、車の速度と計量台の重量測定値のノイズ特性に基づいて第1及び第2の重み係数を適切に選択することによって、車両の速度が速いときや遅いときにも、ノイズの影響を低減して高精度に車輪・車軸の重量を測定することができる。例えば車両速度が遅い場合には、第1の計量器のノイズは極めて小さく、第2の計量器のノイズはある程度以上に大きいので第2の重み係数を零として、第2の計量器への測定値の影響を無くして第1の計量器の第1の重量測定値のみで車輪・車軸重量を測定することができ、車両速度が速い場合には、第1、第2の計量器共にノイズの影響が大きくなるので、第2の重み係数を零以外の値として、第1の重量測定値と第2の計量器の第2の重量測定値とを組合わせることによっていずれかの計量器のみで測定する場合よりノイズの影響を少なくして、車両速度に応じて高精度に車輪・車軸の重量を測定することができる。
前記車輪・車軸重量算出手段は、第1の重量測定値のばらつきの大きさと、第2の重量測定値のばらつきの大きさに基づいて第1及び第2の重み係数を決定することができる。例えば第1の重量測定値のばらつきが大きい場合には、第1の重み係数を小さくし、第2の重量測定値のばらつきが大きい場合には、第2の重み係数を小さくする。このように第1及び第2の重量測定値のばらつきの大きさに従って第1及び第2の重み係数を異ならせることによって、そして、第1、第2の重み係数をそれぞれ第1、第2の重量測定値に乗算させた上で組合わせることによって、第1、第2の計量台の重量測定値を単純に組合わせるよりは高精度に車輪・車軸の重量を測定することができる。
さらに、車輪・車軸重量算出手段は、第1及び第2の重み係数で重み付けされた第1及び第2の重量測定値の組合わせによる車輪・車軸重量の算出法として平均値法を適用することができる。
これに加えて、第1及び第2の重量測定値のばらつきの大きさは、前記車両の速度に応じて変化するものとすることができる。
第1及び第2の係数の複数の組合せが、前記車両の異なる速度に応じて予め設定されたものとすることができる。この場合、前記車両の速度を検出する速度検出手段が設けられている。前記速度検出手段が検出した速度に応じて前記第1及び第2の重み係数の組合せが選択される。
このように構成すると、車両の速度に応じた第1及び第2の重み係数が選択され、車速に応じて高精度に車輪・車軸の重量を測定することができる。
更に、前記車両を異なる速度でそれぞれテスト走行させ、各テスト走行速度と、これらテスト走行速度における第1及び第2の重量測定値のばらつきの大きさとに基づいて、予め定めた複数の車両の速度範囲における第1及び第2の重み係数を決定して、記憶させる設定手段を備えることもできる。
このように構成すると、実際の車両のテスト走行時の異なる速度における第1及び第2の重量測定値のばらつきを求め、これらばらつきに基づいて様々な速度範囲における第1及び第2の重み係数を決定しているので、車速に応じて高精度に車輪・車軸の重量を測定することができる。
実際に前記車両が走行する際に、前記速度検出手段が測定した車速が対応する前記車両の速度範囲の第1及び第2の重み係数を選択して、前記車輪・重量算出手段が前記車両の車輪または車軸重量を算出することもできる。
以上のように、本発明によれば、高精度に車輪や車軸の重量を測定することができる。
本発明の1実施形態の車輪・車軸重量測定システムでは、図1に示すように、道路面2上を図示していない車両が矢印方向に走行することを前提とする。この道路面2に、第1の計量器4が設置されている。この計量器4は、図2(a)に示すように計量台6を有し、この計量台6の下面の車両の乗り込み側を複数台、例えば2台の第1の重量値測定手段、例えばロードセル8aが支持し、計量台6の下面の車両の降り口側を、例えば2台の第1の重量値測定手段、例えばロードセル8bが支持している。この計量台6は、車両の同一の軸に取り付けられている2つの車輪の重量をそれぞれ個別に測定するために、道路面2の幅方向に2台設けられている。なお、第1の計量器4によって車両の1軸に取り付けられている2つの車輪の重量を同時に測定する場合には、道路面2の幅方向の2つの車輪が同時に載る幅寸法を持つ1台の計量台6を使用する。これら計量台6は、図2(a)に示すように車両のタイヤ9の道路面2へ接地面における車両進行方向の長さL’よりも大きな長さ寸法Lを車両の進行方向に有している。
ロードセル8a、8bの出力信号は、増幅器10によって増幅され、A/D変換部12によってデジタル変換され、車輪・車軸重量算出手段、例えば演算回路14に供給される。演算回路14は、例えばCPU、メモリ、入出力回路等から構成されている。
第1の計量器4から車両の進行方向に離れた道路面2には、複数、例えば2台の第2の計量器16、18が間隔をおいて設けられている。第2の計量器16、18は、同一構造のものであり、第2の計量器16についてのみ説明する。第2の計量器16は、図3(a)乃至(c)に示すように、車両の進行方向の長さがL2以下で、道路面2の幅方向の長さがL2’の起歪体20からなる第2の重量値測定手段、例えばロードセル22a、22b、22c、22dを道路面2の幅方向に4台並べ、これらロードセル22a乃至22d上に、車両の進行方向に沿う長さがL2の計量台24を配置したものである。L2は、タイヤ9の接地面の車両進行方向の長さL’よりも短く設定されている。そのため、タイヤ9の接地面が計量台24上に乗り込んだ状態であっても、タイヤ9の全荷重は、或る比率で道路面2と計量台24とに分割して負荷される。
なお、第1の計量器4と第2の計量器16とに跨ってタイヤ9が存在しないように、両者の間隔は設定されているし、第2の計量器16、18間に跨ってタイヤ9が存在しないように、両者の間隔が設定されている。
車両の1つの軸に設けられている2つの車輪の重量を個別に測定する場合には、1つの車輪用にロードセル22a、22bの出力を合成し、他の1つの車輪用にロードセル22c、22dの出力を合成する。これらロードセル22a乃至22dの出力信号は、増幅器10によって増幅され、A/D変換部12によってデジタル変換され、演算回路14に供給される。
演算回路14において行う第1の計量器4の出力信号の処理について図2(a)、(b)を参照して説明する。なお、以下の説明は、1つの車輪の重量を測定する場合であるが、以下の説明を基に、1つの軸に設けられている2つの車輪の重量(軸重)を測定することは、当業者には自明である。第1の計量器4では、動的重量測定モードと、静的重量測定モードとの2つのモードで測定可能である。
これら両モードで測定するために、計量台6上にタイヤ9が完全に乗り込み、タイヤ9の接地面と道路面2との接触が無くなった直後の位置p1と、計量台6上に乗り込んだタイヤ9が計量台6上を前進して、これよりも進行すると道路面2に接触する位置p2とを、ロードセル8a、8bの出力信号上で定める。位置p1、p2間の距離をL11とすると、タイヤ9が計量台6上のL11区間に滞在する時間が長く継続でき、次に計量台6に進んでくるタイヤの接地面が計量台6に触れる前に、L11からタイヤ9が離れるように計量台6の長さL1と、位置p1、p2が設定されている。
位置p1、p2はロードセル8a、8bの出力信号の比率が予め定めた一定値との間に定めた条件が成立する位置として定義されている。すなわち、ロードセル22aの出力信号をw1、ロードセル8bの出力信号をw2とし、これらは時間間隔Tで同じタイミングでサンプリングされ、サンプリング重量測定値としてw1(k)、w2(k)を得るものとすると、上記比率Rwはw1(k)/w2(k)によって求められる。そして、位置p1にあるときのw1(k)をw11(k)、同w2(k)をw21(k)として、予め定めた値をw11(k)/w21(k)=f1として定め、比率Rwがf1より大きくなり、次にf1より減少したとき、位置p1に到達したと決定する。
同様に、位置p2におけるw1(k)をw12(k)、w2(k)をw22(k)とし、w22(k)/w12(k)=f2と定め、位置p1が決定された後、Rwがf2より大きくなった時点を位置p2に到達した時点とする。
このようにw1(k)、w2(k)の比率によって位置p1、p2を定義しているので、これらの位置は、車輪重量の大きさに影響を受けない。
位置p1乃至p2間におけるw1(k)、w2(k)を求めることによって、タイヤ9のサンプリング重量値wiは、
wi=w1(k)+w2(k)
によって求められ、位置p1乃至p2間のサンプリング重量値の個数をNとすると、タイヤ9の重量測定値W1dは
W1d=Σwi/N
によって求められる。このようにしてW1dを求めることを動的重力測定モードという。
また、上記の動的重量測定モードは、車両が円滑に計量台6上を通過することを前提としている。しかし、タイヤ9が計量台6上にある状態で車両が停止したり、極めて低速でタイヤ9が計量台6上を通過するように車両が走行することがある。また、サンプリング時間間隔Tは、w1(k)、w2(k)に重畳されたノイズを減衰させたり、比率Rwを感度よく正確に測定するために、数m秒の短い時間間隔で設定することが多い。そのため、上述したような場合、ΣWiは極めて大きい値になる。そこで、位置p1が検出された時点から計時するために、カウンタ動作を開始させ、サンプリング時間間隔TごとにインクリメントするタイマT1を設け、このタイマのカウント値Tsが予め定めたNm以上になったとき、wiの累算を中止し、重量測定値W1sとして、
W1s=ΣWi/Nm
によって求める。このようにしてW1sを求めることを静的重量測定モードという。
なお、Nmは、w1(k)、w2(k)に低周波ノイズ信号が重畳されていても、上述したように平均化することによって充分に減衰させることができる値に設定してある。
上記の説明から明らかなように、第1の計量器4での重量測定モードは、車両の走行速度状態に応じて、自動的に切り換えられる。
演算回路14において行う第2の計量器16、18の出力信号の処理について説明する。以下の説明は、1つの車輪の重量を測定する場合であるが、以下の説明を基に1つの軸に設けられている2つの車輪の重量(軸重)を測定することは、当業者には自明である。図4(a)は、タイヤ9の接地面を表しており、タイヤ9の接地幅をAi、タイヤ9がサンプリング時間間隔Tごとに移動する距離をDi、タイヤ9の単位面積当たりの荷重をP、接地面積をSとすると、タイヤ9の接地面の全荷重Wは、
W=P*S=P*Σ(Ai*Di)
である。サンプリング時間間隔Tごとにタイヤ9が移動する距離Diは、車両速度がVであるとすると、図4(a)において
Di=V*T
である。タイヤ9の接地長さL’は、第2の計量器16、18の計量台の長さL2よりも長いので、上述したように、タイヤ接地面全体の荷重はL2部と道路面2とに分割負荷され、タイヤ9の接地面全体の荷重Wに対して、第2の計量器16、18の計量台の長さL2の部分が荷重を受けるとすると、第2の計量器16、18がタイヤ9から受ける荷重の測定値、すなわち第2の計量器16、18の出力信号をサンプリングした重量測定値Wiは、図4(b)より、
Wi=P*Ai*L2
で表される。これを変形すると、
P*Ai=Wi/L2
となり、上記タイヤ接地面の全荷重Wの式、移動距離Diの式、P*Aiの式から、タイヤ9の重量であるタイヤ接地面の全荷重W2dは、
W2d=P*S=P*Σ(Ai*Di)=Σ(P*Ai*Di)=Σ(P*Ai*V*T)=Σ[(Wi*V*T)/L2]=(V*T/L2)ΣWi
の式で求められる。第2の計量器16、18の出力信号をw3とし、この出力信号を時間間隔Tごとにサンプリングした重量測定値をw3(k)とすると、
W2d=(V*T/L2)Σw3(k)
と表される。この測定は、車両が一定の速度Vで進行しているときのみタイヤ9の重量を正確に測定可能であり、このようにしてW2dを求めることを第2の計量器における動的重量測定モードという。
上記のようにして、W2dを演算するには、ΣW3(k)の開始タイミング(図2(b)に示す位置p3、p4)を決定する必要がある。p3、p4は、第2の計量器16、18の出力信号w3(k)に対して荷重負荷の方向に予め境界重量wfを定め、位置p2を決定後に、w3(k)がwfを超えた時点をp3とし、位置p3を決定後であって、w3(k)が零点に戻った後、初めてw3(k)がwfを超えた時点をp4とする。
第2の計量器16、18での動的重量測定には、第2の計量器16、18を通過する車両の速度が必要である。また、後述するように、後述する算出法のいずれを使用するかに第1の計量器4を車両が通過する速度を使用することがある。そのために、演算回路14では、これらの速度測定が行われている。
まず、第1の計量器4上を通過する速度V1の検出について述べる。第1の計量器4において、ロードセル8a、8bが計量台6を支持している点を、図2(a)に示すようにqa、qb点とし、点qa、qb間の距離をAとすると、ロードセル8aの出力信号上の位置p1に対応する位置q1とqa点との距離A1は、上述したf1を利用して、近似的に
A1≒(1/f1)*A
によって求められる。同様にしてロードセル8bの出力信号上の位置p2に対応する位置q2とqb点との距離もf2とAとによって求められる。従って、ロードセル8a、8b間の距離Aと、f1、f2を演算回路14に設定することによって、図2(b)に示すL11(位置p1、p2の距離)を自動的に算出する。そして、位置p1からタイマカウンタT1でのカウントを開始し、位置p2でカウントを停止して、カウント値C1が得られると、車速V1は、
V1=L11/C1
によって算出される。
第2の計量器16上を通過する速度V3の検出について述べる。速度V3として、第1の計量器4の計量台6の中央q0から第2の計量器16の入力端q3までを車両が通過する速度を使用する。第2の計量器16の計量台上にタイヤ9が載る直前に速度が急速に変化する可能性は少ないからである。q0点にタイヤ9が到達したとき、ロードセル8a、8bの出力信号w1(k)とw2(k)とは等しくなる。そこで、w1(k)≦w2(k)が始めて成立した時点をq0点とする。また、第2の計量器16の入力端q3にタイヤ9が到達した時点は、位置p3とほぼ一致する。そこで、位置p0からタイマカウンタT3でカウントを開始し、上述した位置p3に到達したときのカウント値C3と、予め設定しておいたq0、q3間の距離L31とを用いて、V3を
V3=L31/(C3*T)
として検出する。Tは上述したサンプリング時間間隔である。
第2の計量器16上を通過する速度V4の検出について述べる。タイマカウンタT3において、位置P4が検出されるまでカウントを継続する。そして、予め設定しておいたq3、q4間の距離L41とし、位置P4でのカウント値をC4とすると、V4は、
V4=L41/[(C4−C3)*T]
によって検出できる。
第1の計量器4及び第2の計量器16、18に対して車両は様々な速度をとることがある。
第1の計量器4に対して車両が停止またはそれに近い状態では、車両が第1の計量台4上に滞在する時間を検出するようにし、滞在時間が上述したNm*Tを超える場合には、上述した静的重量測定モードによる重量測定値W1sを車輪重量測定値とする。静的重量測定モードでの重量測定値W1sは、車両がほぼ停止状態であって、基本的に第1及び第2のロードセル8a、8bの出力信号に含まれる各種ノイズ信号の振幅は小さい上に、ノイズ信号があっても、充分に長いサンプリング測定時間(Nm*T)によってノイズ信号を平滑することができるので、第2の計量器16、18による重量測定値を使用する必要がない。
図5(a)に第1の計量器4、第2の計量器16、18に対して車両が低速走行する場合において、車両が計量台に乗り込んだときの衝撃荷重、道路面2の状態によって生じるランダムノイズ、車両のバネによって生じる低周波振動ノイズが含まれた荷重信号を示す。同図(b)に第1の計量器4、第2の計量器16、18に対して車両が高速走行する場合において、車両が計量台に乗り込んだときの衝撃荷重、道路面2の状態によって生じるランダムノイズ、車両のバネによって生じる低周波振動ノイズが含まれた荷重信号を示す。
図5(a)に示すよう、車両が低速の場合、第1の計量器4では、道路面2からのノイズを直接に受けず、衝撃荷重によるランダムノイズ振幅も小さい。従って、低周波振動ノイズの周期前後の荷重信号のサンプリング値を得て、それらの平均を取ることによって低周波振動ノイズの影響を除去できる。
第2の計量器16、18は、タイヤ9が常に道路面2に接触した状態で車輪の重量等を測定するので、低速でも図5(b)に示すように次々とタイヤ接地面が新たに計量台上に乗り込んでくるので、一定以上に測定精度、ばらつきは小さくならず、荷重信号をサンプリングしている時間が短いので、平均してもランダムノイズに対する減衰効果は小さくなり、図6に示すように重量測定値のばらつきは或る程度以上に大きくなる。
しかし、車速が速くなると、図5(b)に示すように 第1〜第3の計量器の荷重信号共にノイズ信号の振幅が大きくなる上に、第1の計量器4の荷重信号をサンプリングしている時間も、低周波振動ノイズの1周期に満たなくなり、図6に示すように、次第に第1の計量器4と第2の計量器16、18の重量測定値のばらつきの大きさは接近する。
図6に示すような関係から、第1及び第2の計量器4、16、18では、車両の速度が小さい場合には、低速領域でばらつきが小さい第1の計量器4の重量測定値のみによって車輪重量値を算出する。これは、第1の計量器4の重量測定値の車輪重量値に占める重みを表す第1の重み係数を1とし、第2の計量器16、18の重量測定値の車輪重量値に占める重みを表す第2の重み係数を0とすることを意味する。
第1及び第2の計量器4、16、18の重量測定値に、相互に独立なランダムノイズが含まれる場合には、同じ車輪をN回ずつ第1及び第2の計量器4、16、18によって測定した場合のばらつきの標準偏差がそれぞれσ1、σ2、σ3とし、車輪重量測定値を第1及び第2の計量器4、16、18の重量測定値の単純平均値で表すと、その車輪重量測定値のばらつきσは、
σ=(σ1+σ2+σ31/2/3
で表され、もしσ1=σ2=σ3=σ1であれば、σは
σ=σ1/31/2
となる。従って、図6において車速が速くなって、σ1、σ2、σ3の値が接近すると、車輪重量測定値の算出法としては、第1及び第2の重み係数を全て1として、第1及び第2の計量器4、16、18の重量測定値の単純平均値を算出するのが適切である。
σ1、σ2、σ3は、ランダムノイズの中に車両のバネによる低周波振動ノイズ成分が含まれたものとしているが、第1及び第2の計量器4、16、18の重量測定タイミングによっては、低周波振動ノイズの正負振幅をうまく相殺することがあり、多くの計量器を使用するほど、振幅誤差が相殺される確率も高くなる。そこで、単純平均した車輪重量測定値のばらつきσ’は、
σ’<σ
になることが期待される。しかし、前記振幅誤差の相殺効果を得る以上に第2の計量器のランダムノイズが第1の計量器のランダムノイズに比べて大きい場合は、単純平均による算出法で最もばらつきが小さくなる速度になるまでの第2の計量器16、18の標準誤差σ2、σ3に比べて第1の計量器4の標準偏差σ1が小さい間には、車輪重量測定値に占める第1の計量器の重力測定値の重みを、第2の計量器16、18の重量測定値の重みよりも大きくすることが適切である。
そこで、同じ車輪に対する第1及び第2の計量器4、16、18の重量測定値をそれぞれW1、W2、W3とすると、車両の速度範囲に応じてW1への重み係数を増減し、車輪重量Wを、車両速度が0から速くなるにつれて、例えば
W=W1
W=(4W1+W2+W3)/6
W=(3W1+W2+W3)/5
W=(2W1+W2+W3)/4
W=(W1+W2+W3)/3
によって算出するように設定する。
従って、車両の速度を速度検出器によって検出し、上記の各算出式の内、検出された速度に対応する算出式を選択して、車輪重量Wを算出する。
第1及び第2の計量器4、16、18の重量測定値のばらつきの差が大きい場合には、ばらつきに応じた重み係数r、s、uを設定し、
W=(rW1+sW2+uW3)/(r+s+u)
に基づいて算出し、r、s、uを車両の速度に応じて変化させることもできる。
第2の計量器16、18は同じ構成であるので、重量測定値のばらつきはほぼ同じであると考えられるので、σ3=σ2とおいて、上記の算出法のうちI:W=W1、II:W=(2W1+W2+W3)/4、III:W=(W1+W2+W3)/3の3方式について考える。
上記I、II、IIIの算出法における車輪重量測定値の理論上のばらつきの標準偏差σは、Iでσ=σ1、IIでσ=(4σ1+σ2+σ31/2/4、IIIでσ=(σ1+σ2+σ31/2/3である。上述したようにσ3=σ2とみなして、IIでの標準偏差をσa、IIIでの標準偏差をσ3aとすると、
I:σ=σ1、
II:σ2a=(4σ1+2σ21/2/4、
III:σ3a=(σ1+2σ21/2/3
となる。IとIIとを比較すると、σ1<σ2aが成立するには、
σ1−σ2=(12σ1−2σ2)/16<0
でなければならず、従って、
σ1<(1/6)*2σ2=0.1667*σ2
σ1<0.4028σ2
を満足する速度であれば、Iの算出法を適用し、σ1≧0.4028σ2を満足する速度であれば、IIの算出法を適用すればよい。
IIとIIIの算出法を比較すると、σ2a<σ3aが成立するには、
σ2a−σ3a=(4σ1+2σ2)/16−(σ1+2σ2)/9
=(20σ1−14σ2)/144<0
でなければならず、従って、
σ1<(14/20)σ2=0.7σ2
σ1≦0.8367σ2
を満足する速度であれば、IIIの算出法を適用し、σ1≧0.4028σ2を満足する速度であれば、IIの算出法を適用すればよい。
IとIIIの算出法を比較すると、σ1<σ3aが成立するには、
σ1−σ3a=σ1−(σ1+2σ2)/9
=(8σ1−2σ2)/9<0
でなければならず、従って、
σ1<(1/4)σ2=0.25σ2
σ1<0.5σ2
を満足する速度であれば、Iの算出法を適用し、それ以上の速度であればIIIの算出法を適用すればよい。なお、基本的にはI〜IIIの算出法は同じであり、第1、第2の計量器の重量測定値に乗算される重み係数によって分類されていると考える。
実際には、I、II、IIIの算出法のいずれを使用するかは、例えば次のようにして決定する。テスト車両に分銅または荷物などを搭載して、テスト車両のテータ取得対象の車輪重量を正確な基準計量器または第1の計量器4を静的測定モードにして測定する。テスト車両を異なる速度、例えばv1=10km/h、v2=30km/h、v3=50km/h、v4=70km/hで、それぞれ複数回、例えばN回に渡り、第1及び第2の計量器4、16、18上を走行させる。第1及び第2の計量器4、16、18の重量測定値の標準偏差からI、II、IIIの方式による車輪重量測定値の標準偏差を理論計算してもよいが、低周波振動ノイズの減衰効果も加えるために、各計量器の重量測定値からI、II、IIIの算出法によって演算した実際の車輪重量測定値の標準偏差を求める。このようにして求めた第1及び第2の計量器4、16、18の重量測定値の標準偏差σ11乃至σ34を図7に示す。これら標準偏差σ11乃至σ34を基に算出法をI、II、IIIに切り換える手順を図8乃至図11に示す。なお、車両の速度がv1よりも遅い場合には、第1の計量器4における静的測定モードでの重量測定値を車輪重量測定値とする。
図8において、まずv1における各標準偏差σ11、σ21、σ31のうち最小のものを決定する(ステップS2)。もしσ31が最小であれば(但しσ11=σ31の場合またはσ21=σ31の場合であってσ31が最小の場合も含む)、車両速度Vがv1よりも小さい場合にはIの算出法を使用し、車両速度Vがv1以上の場合には算出法IIIを使用すると決定する(ステップS4)。これは、最も速度が速い場合にばらつきが小さくなる算出法IIIでの標準偏差が、最も速度が遅いv1において最も小さいのであれば、速度が速くなるほどばらつきが大きくなる算出法I、IIでの標準偏差が、v1よりも速い速度v2乃至v4においても算出法IIIでの標準偏差よりも小さくなることは無いことが明らかであるからである。
ステップS2においてσ21が最小であれば(但しσ21=σ31の場合であってσ31が最小の場合も含む))、車両速度Vがv1よりも小さい場合にはIの算出法を採用すると決定し、Vがv1以上の場合、少なくともIIの算出法を採用すると決定する(ステップS6)。但し、IIの算出法をv1より速いどの速度まで採用するかは、ステップS6では決定されていない。そこで、車両速度Vがv2の場合にどの算出法を使用するかについてステップS8において決定する。
ステップS8では、既に速度が最も遅い車両速度v1において、速度が最も遅い場合にばらつきが少ない算出法Iよりも算出法IIによる重量測定値の標準偏差が小さいことが判明しているので、算出法Iでの標準偏差σ21を考慮せずに、算出法IIとIIIでの標準偏差σ22、σ32のうち最小のものを検索する。
車両速度Vがv2で算出法IIIによる標準偏差σ32が最小の場合(σ23=σ32の場合も含む)、これ以上の速度v3以降においても算出法IIIが採用されるとみなされるので、これ以上の速度については検索しない。速度v2で算出法IIIを採用すると決定してもよいが、実際には車両速度v1からv2の間で算出法IIよりも算出法IIIの方がばらつきが少なくなる速度、即ち標準偏差が小さくなる速度があると考えられるので、この速度をステップS10において推定する。即ち、図12に示すように、車両速度v1からv2の間で算出法II、IIIの標準偏差は近似的に線形に変化するものとして、σ21とσ22とを結ぶ直線L2とσ31とσ32とを結ぶ直線L3との交点v1aを求める。この車両速度がv1a以上の場合には算出法IIIを採用し、車両速度Vがv1以上であってv1aよりも小さい場合、算出法IIを採用する(ステップS12)。
ステップS8において算出法IIによる標準偏差σ22が最小であると判定されると、速度v2よりも速い速度で算出法IIから算出法IIIに切り換える速度が存在すると考えられるので、図9に示すように、v3における標準偏差σ23、σ33のうち最小のものを検索する(ステップS14)。
標準偏差σ33が最小であれば(σ23=σ33の場合も含む)、これ以上の速度v4においても算出法IIIが採用されるとみなされるので、これ以上の速度については検索しない。車両速度Vがv2からv3に変化する過程で、算出法IIよりも算出法IIIの方がばらつきが少なくなる速度、即ち標準偏差が小さくなる速度があると考えられるので、この速度v2aをステップS16においてステップS12と同様に推定する。そして車両の速度Vがv2a以上では算出法IIIを採用し、車両の速度Vが後述するv1b以上であって、v2aよりも小さい場合、またはv1以上であってv2aよりも小さい場合には、算出法IIを採用する(ステップS18)。
ステップS14においてσ23が最小であると判定されると、速度v3よりも速い速度で算出法IIから算出法IIIに切り換える速度が存在するとみなせるので、速度v4における標準偏差σ24、σ34のうち最小のものを検索する(ステップS20)。
ステップS20においてσ34が最小であると判定されると(σ24=σ34の場合も含む)、車両速度がv3からv4に変化する過程で、算出法IIよりも算出法IIIの方がばらつきが少なくなる速度、即ち標準偏差が小さくなる速度があると考えられるので、この速度v3aをステップS22においてステップS12と同様に推定する。そして車両の速度Vがv3a以上では算出法IIIを採用し、車両の速度Vが後述するv2b以上であって、v3aよりも小さい場合、またはv1以上であってv3aよりも小さい場合には、算出法IIを採用する(ステップS24)。また、ステップS20においてσ24が最小であると判断されると、速度が速くなっても、算出法IIが最もばらつきが少ないこととなるので、処理を終了する。即ち、ステップS6で決定された速度v1以上で算出法IIを採用する。
ステップS2において、σ11が最小であると選択されると、或る速度までは算出法Iを採用することを決定できるが、その或る速度がどの速度であって、或る速度以上でどの算出法を採用すべきはまだ決定されていない。そこで、図10に示すように、速度v2におけるσ12、σ22、σ32のうち最小のものを検索する(ステップS26)。
ステップS26において算出法IIIによる標準偏差σ32が最小と判定されると(σ23=σ32の場合も含む)、これ以上の速度v3以降においても算出法IIIが採用されるとみなされるので、これ以上の速度については検索しない。上記或る速度は、v1とv2との間にあることは明らかである。そこで、ステップS10と同様にして、或る速度v1cを決定し(ステップS28)、車両速度Vがv1cより遅い場合には算出法Iを採用し、Vがv1c以上のときには算出法IIIを採用すると決定する(ステップS30)。
ステップS26においてσ22が最小であると判定されると、v2までのある或る速度までは算出法Iを採用し、それ以降の或る速度までは算出法IIを採用すればよいことが判明する。そこで、ステップS10と同様にして、或る速度v1bを決定し(ステップS31)、車両速度Vがv1bより遅い場合には算出法Iを採用し、Vがv1b以上のときには算出法IIを採用すると決定する(ステップS32)。それ以上の速度における算出法を決定するため、ステップS14以降を実行する。
ステップS26においてσ12が最小であると判定されると、v2までは算出法Iを採用できることが明らかであるので、算出法Iの限界を定めるために、速度v3における標準偏差σ13、σ23、σ33のうち最小のものを検索する(ステップS34)。
ステップS34において、σ33が最小であると判断されると、算出法Iの次に採用する算出法は算出法IIIであることと、これ以上の速度v4においても算出法IIIが採用されるとみなされることと、v3とv2との間に算出法IとIIIとを切り換える或る速度が存在することが判明する。この或る速度を決定するために、ステップS10と同様にして、或る速度v2cを決定し(ステップS36)、車両速度Vがv1cより遅い場合には算出法Iを採用し、Vがv2c以上のときには算出法IIIを採用すると決定する(ステップS38)。
ステップS34において、σ23が最小であると判定されると、v2までのある或る速度までは算出法Iを採用し、それ以降の或る速度までは算出法IIを採用すればよいことが判明する。そこで、ステップS10と同様にして、或る速度v2bを決定し(ステップS40)、車両速度Vがv2bより遅い場合には算出法Iを採用し、Vがv2b以上のときには算出法IIを採用すると決定する(ステップS42)。それ以上の速度における算出法を決定するため、ステップS20以降を実行する。
ステップS34においてσ13が最小であると判定されると、v3までは算出法Iを採用できることが明らかであるので、算出法Iの限界を定めるために、図11に示すように、速度v4における標準偏差σ14、σ24、σ34のうち最小のものを検索する(ステップS44)。
ステップS44において、σ34が最小であると判断されると、算出法Iの次に採用する算出法は算出法IIIであることと、v4以上の速度vにおいても算出法IIIが採用されるとみなされることと、v4とv3との間に算出法IとIIIとを切り換える或る速度が存在することが判明する。この或る速度を決定するために、ステップS10と同様にして、或る速度v3cを決定し(ステップS46)、車両速度Vがv3cより遅い場合には算出法Iを採用し、Vがv3c以上のときには算出法IIIを採用すると決定する(ステップS48)。
ステップS44において、σ24が最小であると判定されると、v4までのある或る速度までは算出法Iを採用し、或る速度以降には算出法IIを採用すればよいことが判明する。そこで、ステップS10と同様にして、或る速度v3bを決定し(ステップS50)、車両速度Vがv3bより遅い場合には算出法Iを採用し、Vがv3b以上のときには算出法IIを採用すると決定する(ステップS42)。
ステップS44において、σ14が最小であると判断されると、v4までの速度すべてにおいて算出法Iでの標準偏差が最も小さいので、全域で算出法Iを採用すると決定し(ステップS54)、処理を終了する。
上述したような処理によって、つぎの15通りの速度と算出法との関係のいずれかが、演算回路14のメモリに設定記憶される。
1 σ31が最小の場合には、速度Vが設定速度v1より遅いとき算出法I、速度Vが設定速度v1以上であるとき算出法III。
2 σ21、σ32が最小の場合には、速度Vが設定速度v1より遅いとき算出法I、速度Vが設定速度v1以上でv1aより遅いとき算出法II、速度Vがv1a以上のとき算出法III。
3 σ21、σ33が最小の場合には、速度Vが設定速度v1より遅いとき算出法I、速度Vが設定速度v1以上でv2aより遅いとき算出法II、速度Vがv2a以上のとき算出法III。
4 σ21、σ22、σ23、σ24が最小の場合、速度Vが設定速度v1より遅いとき算出法I、速度Vが設定速度v1以上のとき算出法II。
5 σ21、σ22、σ23、σ34が最小の場合、速度Vが設定速度v1より遅いとき算出法I、速度Vが設定速度v1以上でv3aより遅いとき算出法II、速度Vがv3a以上のとき算出法III。
6 σ11、σ32が最小の場合には、速度Vが設定速度v1cより遅いとき算出法I、速度Vが設定速度v1c以上であるとき算出法III。
7 σ11、σ22、σ23、σ24が最小の場合には、速度Vが設定速度v1bより遅いとき算出法I、速度Vが設定速度v1b以上であるとき算出法III。
8 σ11、σ22、σ23、σ34が最小の場合には、速度Vが設定速度v1bより遅いとき算出法I、速度Vが設定速度v1b以上でv3aより小さいとき算出法II、速度Vが設定速度v3a以上であるとき算出法III。
9 σ11、σ22、σ33が最小の場合には、速度Vが設定速度v1bより遅いとき算出法I、速度Vが設定速度v1b以上でv2aより小さいとき算出法II、速度Vが設定速度v2a以上であるとき算出法III。
10 σ11、σ12、σ33が最小の場合には、速度Vが設定速度v2cより遅いとき算出法I、速度Vが設定速度v2c以上であるとき算出法III。
11 σ11、σ12、σ23が最小の場合には、速度Vが設定速度v2bより遅いとき算出法I、速度Vが設定速度v2b以上であるとき算出法II。
12 σ11、σ12、σ23、σ34が最小の場合、速度Vが設定速度v2bより遅いとき算出法I、速度Vが設定速度v2b以上でv3aより小さいとき算出法II、速度Vが設定速度v3a以上であるとき算出法III。
13 σ11、σ12、σ13、σ14が最小の場合、速度Vがいずれの速度でも算出法II。
14 σ11、σ13、σ24が最小の場合、速度Vが設定速度v3bより遅いとき算出法I、速度Vが設定速度v3b以上であるとき算出法II。
15 σ11、σ12、σ13、 σ34が最小の場合、速度Vが設定速度v3cより遅いとき算出法I、速度Vが設定速度v3c以上であるとき算出法II。
上記のようにして、15通りのうち1つの速度と算出法との関係を採用するかが決定されると、車両の速度におうじて第1及び第2の計量器4、16、18の重量測定値から車輪重量の測定値が決定される。
図13乃至図15に、演算回路14が行う処理のフローチャートを示す。なお、以下の説明で使用する各種カウンタは当初リセットされている。まず、図13に示すように、ロードセル8a、8bの出力信号をデジタル化したw1(k)、w2(k)を基に位置p1にタイヤ9が到達したか判断する(ステップS102)。位置p1の求め方については上述したので説明を省略する。このステップS2の判断の答えがイエスになるまで、ステップS2を繰り返す。この判断の答えがイエスになると、タイマカウンタT1とサンプリング数カウンタNとをそれぞれインクリメントする(ステップS104)。次に、w1(k)、w2(k)を加算してWiを求め(ステップS106)、これを累積カウンタΣWiで累積する(ステップS108)。
次に、位置p0をタイヤが通過したか上述したようにw1(k)、w2(k)を用いて判定する(ステップS110)。この答えがイエスの場合、V3測定用のタイマカウンタT3をインクリメントする(ステップS112)。
ステップS112に続いて、或いはステップS110の判断の答えがノーの場合、w1(k)、w2(k)を基に位置p2にタイヤ9が到達したか判断する(ステップS114)。位置p2の求め方は上述したので説明は省略する。この判断の答えがノーの場合、タイマカウンタT1のカウント値が予め定めたNm以上であるか判断する(ステップS116)。この判断の答えがノーの場合、ステップS104から再び実行する。
ステップS116の答えがイエスの場合、位置p2にタイヤ9が到達する前に、タイマカウンタT1の値がNm以上となっているので、車両は停止しているかそれに近い状態であるので、静的重量測定モードとして累積カウンタΣWiの累積値をNmで除算して測定値W1sを得て、1つの車輪の重量が得られ、この処理を終了する(ステップS118)。
ステップS114の判断の答えがイエスになると、車両の速度V1を、そのときのタイマカウンタT1のカウント値T1と、サンプリング間隔Tと、上述したように予め設定してあるL11とを用いて算出する(ステップS120)。次に、ステップS114の判断の答えがイエスであることにより、第1の計量器4は動的重量測定モードであるので、累積カウンタΣWiの累積値を、サンプリング数カウンタNのカウント値で除算して動的重量W1dを算出し(ステップS122)、W1dを記憶する(ステップS126)。
図14に示すように、ステップS126に続いて、タイヤ9が位置p3に到達したか判断する(ステップS128)。この到達したか否かの判断手法は上述したので、説明は省略する。この判断の答えがイエスになるまでステップS128を繰り返し、答えがイエスになると、上述したように予め設定したL31とそのときのタイマカウンタT3のカウント値C3と、サンプリング間隔Tとを用いて、第2の計量器16に向かう車両の速度V2を測定する(ステップS130)。
次に、第2の計量器16での重量測定を終了させるためのカウンタT4をインクリメントし(ステップS132)、ロードセル24a、24bの出力をデジタル化したw3(k)を累積カウンタΣW3で累積する(ステップS134)。そして、タイマカウンタT4のカウント値が予め定めた値Nm1以上であるか判断し(ステップS136)。この判断の答えがノーの場合、ステップS132から繰り返す。
ステップS136の判断の答えがイエスになると、第2の計量器16での動的重量W2dを、ステップS130で算出したV3、サンプリング間隔T、予め設定したL3、累積カウンタΣW3の累積値を用いて算出する(ステップS138)。ステップS138に示す式によってW2dが算出できることについては上述したので、説明は省略する。
次に、タイヤ9が位置p4に到達しか判断する(ステップS140)。この判断手法は上述したので、説明は省略する。ステップS140の判断の答えがイエスになるまでステップS140を繰り返す。ステップS140の判断の答えがイエスになると、上述したようにカウントを継続していたタイマT1のそのときのカウント値C4と、先のカウント値C3と、サンプリング間隔Tと、予め設定したL41とを用いて、第2の計量器18に向かう車両の速度V4を算出する(ステップS142)。
次に、第2の計量器18での重量測定を終了させるためのカウンタT5をインクリメントし(ステップS144)、第2の計量器18のロードセルの出力をデジタル化したw4(k)を累積カウンタΣW4で累積する(ステップS146)。そして、タイマカウンタT5のカウント値が予め定めた値Nm2以上であるか判断し(ステップS148)。この判断の答えがノーの場合、ステップS144から繰り返す。
ステップS148の判断の答えがイエスになると、第2の計量器18での動的重量W3dを、ステップS142で算出したV4、サンプリング間隔T、予め設定したL2、累積カウンタΣW4の累積値を用いて算出する(ステップS150)。ステップS50に示す式によってW3dが算出できることについては上述したので、説明は省略する。
次に、図15に示すように、W2dを記憶し(ステップS152)、W3dを記憶する(ステップS158)。このようにして、W1d、W2d、W3dが得られたので、車両速度V1、V3またはV4のうちいずれか予め定めたものが、演算回路14のメモリに記憶されている速度と算出法との関係に従って決定された算出法I、IIまたはIIIに従って、車輪重量を測定する。例えば、上記の10番目の速度と算出法との関係が演算回路14のメモリに記憶されていると、車両速度が設定速度v2cより遅いとき、算出法Iで車輪重量が測定され、車両速度Vが設定速度v2c以上であるとき算出法IIIに従って車輪重量が測定される。このようにして測定された車輪の重量等は、図1に示す表示器40に表示される。また、上述したL1等のデータは操作部42をユーザが操作することによって演算回路14に設定される。
上記の実施形態では、2台の第2の計量器16、18を使用したが、3台以上の第2の計量器を使用することもできる。第2の計量器の台数を増加させれば増加させるほど、ランダムノイズの影響を軽減することができる。
本発明の1実施形態の車輪・車軸重量測定システムのブロック図である。 図1の車輪・車軸重量測定システムの計量器上をタイヤが通過するに連れての各計量器の出力信号の変化を示す図である。 図1の車輪・車軸重量測定システムの第2の計量器の構成を示す正面図、平面図及び側面図である。 図1の車輪・車軸重量測定システムの第2の計量器での計量原理の説明図である。 図1の車輪・車軸重量測定システムの第1及び第2の計量器の測定値が車両速度に応じて変化する状態を示す図である。 第1及び第2の計量器の測定値のばらつきと速度との関係を示す図である。 図1の車輪・車軸重量測定システムを通過する車両の速度と算出法I乃至IIIにおける測定値の標準偏差との関係を示す図である。 図1の車輪・車軸重量測定システムにおいて速度に応じた算出法を決定する手法の一部を示すフローチャートである。 図8のフローチャートに続く算出法を決定する手法のフローチャートである。 図9に続く算出法を決定する手法のフローチャートである。 図10に続く算出法を決定する手法のフローチャートである。 算出法を決定する手法において算出法を切り換える速度の決定法の説明図である。 図1の車輪・車軸重量測定システムの重量測定フローチャートの一部を示す図である。 図13のフローチャートに続くフローチャートを示す図である。 図14のフローチャートに続くフローチャートを示す図である。
符号の説明
2 道路面
4 第1の計量器
14 演算回路(車輪・車軸重量算出手段)
16 18 第2の計量器

Claims (7)

  1. 車両の進行方向に、タイヤ接地面長さよりも長い寸法の第1の計量台を持ち、前記タイヤ接地面が道路面と非接触状態において車輪または車軸重量を測定して第1の重量測定値を出力する第1の計量器と、
    前記車両の進行方向に、前記タイヤ接地面よりも短い寸法の第2の計量台を持ち、前記タイヤ接地面が前記道路面と接触状態において前記車輪または車軸重量を測定して第2の重量測定値を出力する少なくとも1台の第2の計量器とを、
    具備し、第1及び第2の計量台が前記車両の進行方向に沿って配置され、
    零よりも大きい第1の重み係数を第1の重量測定値に乗算した値と、零以上の第2の重み係数を第2の重量測定値に乗算した値とを、組み合わせて前記車両の車輪または車軸重量を算出する車輪・車軸重量算出手段を、
    備える車輪・車軸重量測定システム。
  2. 請求項1記載の車輪・車軸重量測定システムにおいて、
    前記車輪・車軸重量算出手段は、第1の重量測定値のばらつきの大きさと、第2の重量測定値のばらつきの大きさに基づいて第1及び第2の重み係数を決定している車輪・車軸重量測定システム。
  3. 請求項2記載の車輪・車軸重量測定システムにおいて、
    前記車輪・車軸重量算出手段は、第1及び第2の重み係数で重み付けされた第1及び第2の重量測定値の平均値を算出する車輪・車軸重量測定システム。
  4. 請求項3記載の車輪・車軸重量測定システムにおいて、
    前記第1及び第2の重量測定値のばらつきの大きさは、前記車両の速度に応じて変化する車輪・車軸重量測定システム。
  5. 請求項1記載の車輪・車軸重量測定システムにおいて、
    第1及び第2の重み係数の複数の組合せが、前記車両の異なる速度に応じて予め設定され、前記車両の速度を検出する速度検出手段が設けられ、前記速度検出手段が検出した速度に応じて前記第1及び第2の重み係数の組合せが選択される車輪・車軸重量測定システム。
  6. 請求項5記載の車輪・車軸重量測定システムにおいて、
    前記車両を異なる速度でそれぞれテスト走行させ、各テスト走行速度と、これらテスト走行速度における第1及び第2の重量測定値のばらつきの大きさとに基づいて、予め定めた複数の車両の速度範囲における第1及び第2の重み係数を決定して、記憶させる設定手段を備える
    車輪・車軸重量測定システム。
  7. 請求項6記載の車輪・車軸重量測定システムにおいて、
    実際に前記車両が走行する際に、前記速度検出手段が測定した車速が対応する前記車両の速度範囲の第1及び第2の重み係数を選択して、前記車輪・車軸重量算出手段が前記車両の車輪または車軸重量を算出する車輪・車軸重量測定システム。
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