JP2010089917A - エレベータ用マシンビーム - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータが設置される場所に余裕がなくとも設置機器の据え付け、調整を容易に行うことができるとともに、乗りかごの乗り心地性能も向上させることの可能なエレベータ用マシンビームを提供する。
【解決手段】巻上機Mを載置、固定し、その回転軸と平行かつ近接した位置に設けられる一対のマシンベッドビーム1と、マシンベッドビーム1の下で巻上機Mの振動を防止する防振部材2と、メインシーブM1側にて防振部材2を介してマシンベッドビーム1を固定するメインシーブ側マシンビーム3と、メインシーブ側マシンビーム3とマシンベッドビーム1との間でマシンベッドビーム1を支持する第1の支持ビーム4と、制動装置M2側にて防振部材2を介してマシンベッドビーム1を固定する制動装置側マシンビーム6と、制動装置側マシンビーム6とマシンベッドビーム1との間にてマシンベッドビーム1を支持する第2の支持ビーム5とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータの駆動に利用される巻上機を固定するエレベータ用マシンビームに関する。
近年、エレベータが設置される建物には様々な大きさ、形状をしたものがある。そのため、設置される建物ごとにエレベータの設置についての困難さが異なる。この困難さの一例を挙げると、巻上機が設置される機械室に保守点検を行うために必要な作業スペースを一定面積以上確保しなければならないというものがある。
以下の特許文献1において開示されている発明は、この課題についての解決を見たものであり、機械室後側内壁面の近傍にメインシーブが配置されることによって、このメインシーブを回転駆動する駆動装置もまた機械室の後側内壁面近傍に設置される。従って、機械室の内部において駆動装置等の保守点検に必要な作業スペースを十分に確保することができるとされる。
特開2006−240777号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明によれば、必要な作業スペースが確保できるものの、その図2にも示されているように、釣り合い重り側のロープヒッチは機械室後側内壁面と駆動装置との間に位置することになる。このような位置に釣り合い重り側ロープヒッチが設けられていると、釣り合い重り側ロープヒッチの据え付け、調整が著しく不便になる。そのため、作業スペースを確保しつつ釣り合い重り側ロープヒッチに対する作業性の向上を図るようにすると、マシンビームの構成が機械室に配置される他の機器との関係で複雑化するおそれがある。
また、この不具合を高さ方向で回避しようとすると、機械室の高さが高くなってしまうという新たな問題を招来する。これらの問題は機械室を大きくすることができない場合や機械室を設けない、いわゆるマシンルームレスのエレベ−タの場合に一層顕著となる。
さらに、特許文献1に開示された発明におけるマシンビーム構成では、乗りかごのサイズが大きくなり奥行き寸法(乗りかごの外部寸法であり、エレベータドアの面からこのエレベータドアと対向する面までの寸法)が長くなった場合に問題が生ずる。すなわち、乗りかご上のかご上シーブ梁の角度が大きくなり、乗りかごの中心からかご上シーブまでの距離が大きくなることでかご上シーブ梁の剛性が弱くなる。従って、巻上機のメインシーブの回転周波数の影響を受け易く、その結果乗りかごの昇降時に乗りかごの乗り心地が悪くなる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、エレベータが設置される場所に余裕がなくとも設置機器の据え付け、調整を容易に行うことができるとともに、乗りかごの乗り心地性能も向上させることの可能なエレベータ用マシンビームを提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、エレベータ用マシンビームにおいて、巻上機を載置、固定し、巻上機の回転軸と平行に、かつ、互いが近接した位置に設けられる一対のマシンベッドビームと、マシンベッドビームの下に位置し巻上機の振動を防止する防振部材と、巻上機のメインシーブ側において複数の防振部材を介してマシンベッドビームを固定するメインシーブ側マシンビームと、メインシーブ側マシンビームとマシンベッドビームとの間においてマシンベッドビームを支持する第1の支持ビームと、巻上機の制動装置側において単数の防振部材を介してマシンベッドビームを固定する制動装置側マシンビームと、制動装置側マシンビームとマシンベッドビームとの間においてマシンベッドビームを支持する第2の支持ビームとを備える。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、エレベータ用マシンビームにおいて、巻上機を載置、固定し、巻上機の回転軸と平行に、かつ、互いの間に間隔を空けて設けられる一対のマシンベッドビームと、マシンベッドビームとは別に、巻上機を載置、固定するために釣り合い重り側のマシンベッドビームと平行、近接させて設けられる補強マシンベッドビームと、マシンベッドビームの下に位置し巻上機の振動を防止する防振部材と、巻上機のメインシーブ側において複数の防振部材を介してマシンベッドビームを固定するメインシーブ側マシンビームと、メインシーブ側マシンビームとマシンベッドビームとの間においてマシンベッドビームを支持する第1の支持ビームと、巻上機の制動装置側において複数の防振部材を介してマシンベッドビームを固定する制動装置側マシンビームと、制動装置側マシンビームとマシンベッドビームとの間においてマシンベッドビームを支持する第2の支持ビームとを備える。
本発明の実施の形態に係る第3の特徴は、エレベータ用マシンビームにおいて、巻上機を載置、固定し、巻上機の回転軸と平行に、かつ、互いの間に間隔を空けて設けられる一対のマシンベッドビームと、マシンベッドビームの下に位置し巻上機の振動を防止する防振部材と、巻上機のメインシーブ側において複数の防振部材を介してマシンベッドビームを固定するメインシーブ側マシンビームと、メインシーブ側マシンビームとマシンベッドビームとの間においてマシンベッドビームを支持する第1のL型支持金具と、巻上機の制動装置側において複数の防振部材を介してマシンベッドビームを固定する制動装置側マシンビームと、制動装置側マシンビームとマシンベッドビームとの間においてマシンベッドビームを支持する第2のL型支持金具と、マシンベッドビームの上に固定される釣り合い重り側ロープヒッチとを備える。
本発明の実施の形態に係る第4の特徴は、エレベータ用マシンビームにおいて、巻上機を載置、固定し、巻上機の回転軸と平行に、かつ、互いの間に間隔を空けて設けられる一対のマシンベッドビームと、マシンベッドビームの下に位置し巻上機の振動を防止する防振部材と、巻上機のメインシーブ側において複数の防振部材を介してマシンベッドビームを固定するメインシーブ側マシンビームと、メインシーブ側マシンビームとマシンベッドビームとの間においてマシンベッドビームを支持する第1のL型支持金具と、巻上機の制動装置側において複数の防振部材を介してマシンベッドビームを固定する制動装置側マシンビームと、制動装置側マシンビームとマシンベッドビームとの間においてマシンベッドビームを支持する第2のL型支持金具と、制動装置側マシンビームにおいて、マシンベッドビームと制動装置側マシンビームを固定する梁とに挟まれる領域に設けられるロープヒッチ台と、ロープヒッチ台に固定される釣り合い重り側ロープヒッチとを備える。
本発明によれば、エレベータが設置される場所に余裕がなくとも設置機器の据え付け、調整を容易に行うことができるとともに、乗りかごの乗り心地性能も向上させることの可能なエレベータ用マシンビームを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係るエレベータ用マシンビームの構成について、図1ないし図3を利用して説明する。
図1は、第1の実施の形態におけるエレベータ用マシンビームを昇降路Sを最上階から下階へと見た状態を表わす平面図である。なお、以下に説明する他の実施の形態も含めて図面では、巻上機Mを設置するエレベータ用マシンビームの構成を明確に表わすため、マシンビームの他は巻上機Mと乗りかご側ロープヒッチCと釣り合い重り側ロープヒッチWのみを表わし、例えば、乗りかごといった他の構成機器については図示を省略している。また、機械室を設けないマシンルームレスのエレベ−タを例に挙げて以下説明するが、機械室を備える一般的なエレベータの場合にも本発明は適用することが可能である。
巻上機Mの一端側には、その両端に乗りかごや釣り合い重りが連結された図示しないロープが巻き掛けられるメインシーブM1を備えており、メインシーブM1が回転することによって、乗りかごや釣り合い重りが昇降路S内を上下に昇降する。巻上機Mの他端側には、メインシーブM1の回転を止める制動装置(ブレーキ)M2が設けられている。巻上機Mは、巻上機Mの回転軸と平行に、かつ、互いが近接した位置に設けられる一対のマシンベッドビーム1,1上に載置、固定されている。
図2は、図1に示す平面図をメインシーブM1側からみた状態を示す説明図であり、図3は、図1に示す平面図を制動装置M2側からみた状態を示す説明図である。但し、図2及び図3では巻上機Mを簡略化して表わしている。図2或いは図3にも明らかなように、実際には巻上機Mはマシンベッドビーム1,1上に直接載置、固定されているわけではなく、プレートPを介してマシンベッドビーム1,1に固定されている。なお、図1では、巻上機Mとマシンベッドビーム1,1との位置関係を表わすために、プレートPの図示を省略している。
本発明の実施の形態におけるマシンベッドビーム1,1は、巻上機Mの回転軸と平行となるように、かつ、互いに接するような近接した位置に配置されている。また、マシンベッドビーム1,1は、いわゆるH型鋼を使用し、2面ある平面のうち1面がプレートPを介して巻上機Mを支持している。
マシンベッドビーム1,1の下には、巻上機Mの振動が後述する各マシンビームや梁を介してエレベータが設置されている建物に伝わることを防止する防振部材2が設けられている。この防振部材2は、例えば、防振ゴムが好適に用いられる。
ところで、本発明の実施の形態においては、巻上機MはプレートPを介してマシンベッドビーム1,1上に載置固定されている点は同様であるが、マシンベッドビーム1,1から下のマシンベッドの構成がメインシーブM1側と制動装置M2側とで相違する。
巻上機MのメインシーブM1側においては、図2に示されているようにマシンベッドビーム1,1は直接このマシンベッドビーム1,1を支持する第1の支持ビーム4に連結されている。さらに、この第1の支持ビーム4は、防振部材2を介して図示しない梁に固定されているメインシーブ側マシンビーム3に連結されている。すなわち、第1の支持ビーム4は、メインシーブ側マシンビーム3とマシンベッドビーム1,1との間において連結されマシンベッドビーム1,1を支持している。従って、図2に示すように、メインシーブM1側では、図示しない梁の上にメインシーブ側マシンビーム3、防振部材2、第1の支持ビーム4、マシンベッドビーム1,1、プレートP、の順に連結され、この構成によって巻上機Mが支持、固定されている。
一方、巻上機Mの制動装置M2側においては、図3に示されているようにマシンベッドビーム1,1は防振部材2を介して第2の支持ビーム5に連結され、この第2の支持ビーム5は、制動装置側マシンビーム6,6に連結されている。すなわち、第2の支持ビーム5は、制動装置側マシンビーム6,6とマシンベッドビーム1,1との間において連結されマシンベッドビーム1,1を支持している。従って、図3に示すように、制動装置M2側では、図示しない梁の上に制動装置側マシンビーム6,6、第2の支持ビーム5、防振部材2、マシンベッドビーム1,1、プレートP、の順に連結され、この構成によって巻上機Mが支持、固定されている。
このように巻上機のメインシーブM1側と制動装置M2側とでマシンビームの構成を変えているのは、以下の理由からである。つまり、乗りかごや釣り合い重りがその両端に連結されたロープを巻き取り離したり、或いは、各階床に乗りかごを止めるために制動装置M2を使ってメインシーブM1を回転させたり止めたりすると、巻上機Mの特にメインシーブM1側に大きな力が掛かる。従って、メインシーブM1側ではこの力によって巻上機Mがマシンベッドビーム1,1上においてずれたりすることがないよう、マシンベッドビーム1,1を直接第1の支持ビーム4で固定し、この第1の支持ビーム4を防振部材2を介してメインシーブ側マシンビーム3に固定している。
制動装置M2側は、メインシーブM1側ほど上述した力が掛からないことから特にマシンベッドビーム1,1を直接第2の支持ビーム5に連結することはしていない。すなわち、この第2の支持ビーム5とマシンベッドビーム1,1との間に防振部材2を咬ませ、この第2の支持ビーム5を制動装置側マシンビーム6,6に連結している。その意味で、第2の支持ビーム5は、巻上機Mをマシンベッドビーム1,1上において水平に支持、固定するための嵩上げ用の部材であるといえる。
さらに、メインシーブ側マシンビーム3は、1本の例えばH型鋼材から構成されている。一方の制動装置側マシンビーム6,6は、図1にも示されているように、2本のH型鋼材から構成されている。これは、この制動装置側マシンビーム6,6が乗りかご側ロープヒッチCと釣り合い重り側ロープヒッチWを固定するためのヒッチビームの役割を果たしているからである。
従来のマシンビームの構成では、巻上機Mを直接支持、固定するマシンベッドを支持するためのマシンビームとは別に、乗りかご側ロープヒッチを固定するヒッチビームと釣り合い重り側ロープヒッチを固定するヒッチビームとが設けられていた。但し、このような構成を採用すると、巻上機周辺に設置される構成部材、機器が増えることになってしまい、作業スペースを確保することが困難になってしまう。
そこで、本発明の実施の形態におけるマシンビームでは、巻上機Mを支持、固定するための制動装置側マシンビーム6,6にヒッチビームとしての役割も持たせることによって、ロープヒッチに合わせて別途ヒッチビームを設けなくて済む。従って、巻上機周辺の部材を減らすことが可能となり、作業スペースの確保に大いに貢献する。
さらに、本発明の実施の形態においては、釣り合い重り側ロープヒッチWを巻上機Mと例えば昇降路の壁との間に配置せず壁とマシンベッドビーム1,1との間に配置して制動装置側マシンビーム6,6に固定させる構成を採用している。このような構成を採用することによって、巻上機Mと壁との間に挟まれてしまうことによる釣り合い重り側ロープヒッチWの据え付け、調整の不便さを解消し、据え付け、調整を容易に行うことが可能となるとともに、作業スペースの確保にも資する。
なお、釣り合い重り側ロープヒッチWを壁とマシンベッドビーム1,1との間に配置したことによって、第2の支持ビーム5を制動装置側マシンビーム6,6に対して平行に連結することができない。そこで、第2の支持ビーム5は制動装置側マシンビーム6,6の間に橋渡すような状態で連結される。そのため、メインシーブ側マシンビーム3と第1の支持ビーム4との間に配置されている防振部材2のように複数の防振部材2を配置することはできず、第2の支持ビーム5とマシンベッドビーム1,1との間に配置される防振部材2は単数(1個)となる。
以上説明した構成を採用することによって、エレベータが設置される場所に余裕がなくとも設置機器の据え付け、調整を容易に行うことができるとともに、乗りかごの乗り心地性能も向上させることの可能なエレベータ用マシンビームを提供することができる。
特に、制動装置側マシンビーム6,6は乗りかご側ロープヒッチCと釣り合い重り側ロープヒッチWとを固定するヒッチビームの役割を兼ねることから、巻上機Mの周辺に必要とされる構成部材を減らすことができる。
なお、図4に示すマシンビームの構成は、上述した第1の実施の形態におけるマシンビームの変形例である。マシンビームを構成する部材に変化はないが、マシンベッドビーム1,1の配置を図4に示すようにすることも可能である。すなわち、第1の実施の形態においては、マシンベッドビーム1,1を巻上機Mの回転軸と平行に、かつ、互いが近接した位置に設けていたが、この変形例においては、メインシーブM1側において、マシンベッドビーム1,1の間を広げて第1の支持ビーム4と連結している。
図4に示すように、マシンベッドビーム1,1のうち制動装置M2側を支点としてメインシーブM1側を巻上機Mの回転軸を中心として等距離となるように広げ、略三角形状を形成するようにマシンベッドビーム1,1を配置している。
このようにマシンベッドビーム1,1を配置することによって、制動装置M2側よりも力の掛かるメインシーブM1側におけるねじれに対応することができる。従って、巻上機Mをより確実に支持、固定することが可能となる。また、上述した効果を備えていることはもちろんである。
(第2の実施の形態)
次に本発明における第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態において、上述の第1の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
図5に示すように、第2の実施の形態において第1の実施の形態と相違する点として、巻上機Mを支持、固定するマシンベッドビーム1,1が互いの間に間隔を空けて配置されている点を挙げることができる。
なお、図5は、本発明の第2の実施の形態におけるエレベータ用マシンビームを昇降路を最上階から下階へと見た状態を表わす平面図である。また図6は、図5に示す平面図をメインシーブ側からみた状態を示す説明図であり、図7は、図5に示す平面図を制動装置側からみた状態を示す説明図である。
すなわち、一対のマシンベッドビーム1,1はいずれも巻上機Mの回転軸と平行に配置されているが、乗りかご側ロープヒッチCに近いマシンベッドビーム1は、その回転軸から離れて配置されている。換言するならば、巻上機Mの回転軸からマシンベッドビーム1,1の中心までの水平距離は、乗りかご側ロープヒッチCに近いマシンベッドビーム1の方が、釣り合い重り側ロープヒッチWに近いマシンベッドビーム1よりも遠くなるように配置されている。
そして、この位置に配置された乗りかご側ロープヒッチCに近いマシンベッドビーム1を支持、固定するために、乗りかご側ロープヒッチCに近いマシンベッドビーム1を支持、固定する第2の支持ビーム5bがマシンビーム6,6に連結されている。従って、図7に示されているように、制動装置M2側では、図示しない梁の上に制動装置側マシンビーム6,6、第2の支持ビーム5a,5b、防振部材2、マシンベッドビーム1,1、プレートP2、の順に連結され、この構成によって巻上機Mが支持、固定される。この構成は第2の支持ビームの数が増えているものの、略第1の実施の形態におけるマシンビームの構成と同一である。
一方、釣り合い重り側ロープヒッチWに近いマシンベッドビーム1は、マシンベッドビーム1を支持、固定する第2の支持ビーム5aが釣り合い重り側ロープヒッチWに隣接して制動装置側マシンビーム6,6に連結されていることから、巻上機Mの回転軸から離れる方向に移動させることができない。従って、釣り合い重り側ロープヒッチWに近いマシンベッドビーム1の位置は、第1の実施の形態におけるその位置から変化していない。
マシンベッドビーム1,1が制動装置側マシンビーム6,6に第2の支持ビーム5a,5bを介して連結される際に、それぞれのマシンベッドビーム1,1の振動を防ぐために防振部材2を複数配置する。これは、マシンベッドビーム1,1の間隔が広がることによって防振部材2を複数配置することが可能となったためである。このため、防振部材2が増えることによって、巻上機Mからの振動が建物に伝わることをより効果的に防止することができる。
次に、釣り合い重り側ロープヒッチWに近いマシンベッドビーム1に平行、かつ近接して補強マシンベッドビーム7が設けられている点が、第1の実施の形態におけるマシンビームと相違する第2の点である。
補強マシンベッドビーム7は、図5及び図6に示すように、防振部材2を挟んでメインシーブ側マシンビーム3に固定される第1の支持ビーム4に固定されている。またメインシーブM1側においてその端部が揃えられているが、その長さは、釣り合い重り側ロープヒッチWに近いマシンベッドビーム1よりも短く、釣り合い重り側ロープヒッチWに到達しない。補強マシンベッドビーム7の制動装置M2側の端部は、釣り合い重り側ロープヒッチWに近いマシンベッドビーム1に連結具8を用いて連結されている。
このように、巻上機Mを一対のマシンベッドビーム1,1及び補強マシンベッドビーム7によって支持、固定するとともに、マシンベッドビーム1,1の間も広げることによって、巻上機Mが駆動した際に掛かる例えば、ねじれの力を分散してメインシーブ側マシンビーム3や制動装置側マシンビーム6,6において受け止めることができる。そのため、巻上機Mをより安定して支持、固定することが可能となる。また、マシンベッドビームの数を増やしたことに伴って防振部材2の数を増やすことが可能となるため、巻上機Mからの振動が建物に伝わることを効果的に防止することができる。
以上の効果を奏するとともに、併せてエレベータが設置される場所に余裕がなくとも設置機器の据え付け、調整を容易に行うことができるとともに、乗りかごの乗り心地性能も向上させることの可能なエレベータ用マシンビームを提供することができる。
(第3の実施の形態)
次に本発明における第3の実施の形態について説明する。なお、第3の実施の形態において、上述の第1或いは第2の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
第3の実施の形態におけるマシンビームは、上述した第1、第2の実施の形態におけるマシンビームの構成と異なり、マシンベッドビーム1,1をメインシーブ側マシンビーム3、或いは、制動装置側マシンビーム6,6との間で支持する第1の支持ビーム4及び第2の支持ビーム5を使用しない。また、釣り合い重り側ロープヒッチWの位置も上述した実施の形態とは異なる。
まず、第1の支持ビーム4及び第2の支持ビーム5を使用せずL型支持金具9を使用してマシンベッドビーム1,1を支持する点について、メインシーブM1側を例に挙げて、図8及び図9を参照して説明する。
すなわち、この第1のL型支持金具9aは、メインシーブ側マシンビーム3と防振部材2を介して連結される部分と、図9に示すように、メインシーブM1側から巻上機Mを見た際に正面となる部分とに平面部が現われるように配置される。
このような状態で配置される第1のL型支持金具9aにマシンベッドビーム1,1を直接連結、固定する。図9に示されているように、第1のL型支持金具9a越しにマシンベッドビーム1,1の一部が見えている。図9では巻上機Mを表わしていないが、プレートPを挟んでマシンベッドビーム1,1上に巻上機Mが支持、固定される。また、制動装置M2側においても同様の構成を採用している。
このような構成を採用することによって、マシンベッドビーム1,1が固定される対象がH型鋼材で構成される第1の支持ビーム4、或いは第2の支持ビーム5ではなく、L型支持金具9となる。そのため、第1の支持ビーム4及び第2の支持ビーム5とL型支持金具9の高さの差分だけマシンベッドビーム1,1の固定位置を低く抑えることが可能となる。H型鋼材で構成される第1の支持ビーム4、或いは第2の支持ビーム5に固定するよりもマシンベッドビーム1,1の高さを低く抑えることが可能となる。
マシンベッドビーム1,1が固定される位置を低く抑えることができるということは、マシンベッドビーム1,1上に支持、固定される巻上機Mも低い位置で固定することが可能となり、巻上機Mを支持、固定する際の重心を下げることができる。従って、巻上機Mが横揺れした際のモーメントを小さくすることができるので、巻上機Mをより安定して支持、固定することができる。
次に釣り合い重り側ロープヒッチWの位置を変更している点について説明する。図10は、図8に平面図で表される巻上機Mとマシンビームの構成を制動装置M2側から見た図である。また図11は、図8に平面図で表わされる巻上機Mとマシンビームの構成を壁側から見た図であり、左側がメインシーブM1側、右側が制動装置M2側である。
図10に示すように、制動装置M2側マシンビーム6には、乗りかご側ロープヒッチCが連結、固定されている、さらに、上述したように防振部材2を介して第2のL型支持金具9bが連結されている。この第2のL型支持金具9b越しにマシンベッドビーム1,1が見えている。第3の実施の形態においては、図8或いは図10にも表わされているように、このマシンベッドビーム1,1上に釣り合い重り側ロープヒッチWが固定されている。さらにこの釣り合い重り側ロープヒッチWは、第2のL型支持金具9bに固定されている釣り合い重り側ロープヒッチ支持金具10にも固定されている。
図11に示すように、制動装置側マシンビーム6,6は梁Aに固定されている。そして釣り合い重り側ロープヒッチ支持金具10は、制動装置M2側のマシンビーム6上に固定されるとともに、第2のL型支持金具9b及び第3のL型支持金具9c上に固定される。この第3のL型支持金具9cは、第2のL型支持金具9bと高さを合わせるために設けられている部材であり、第2のL型支持金具9bと第3のL型支持金具9cとは釣り合い重り側ロープヒッチWを挟んで互いに対向する位置に設けられる。釣り合い重り側ロープヒッチWはさらに、釣り合い重り側ロープヒッチ支持金具10上に固定される。また、図11には、マシンベッドビーム1,1が第1のL型支持金具9a及び第2のL型支持金具9bにおいて固定されている様子が明らかにされている。
図12は、図8に平面図で表される巻上機Mとマシンビームの構成のうち、破線Bで囲んだ部分を拡大して示した図である。図12に示すように、釣り合い重り側ロープヒッチ支持金具10は略凹形状とされており、マシンベッドビーム1,1に固定されている釣り合い重り側ロープヒッチWが釣り合い重り側ロープヒッチ支持金具10上においてさらに固定されている。また、図12においては説明の便宜のため釣り合い重り側のロープRを示している。
また、第2のL型支持金具9bと対向する位置に設けられている第3のL型支持金具9cは、第2のL型支持金具9bと異なり昇降路Sから昇降路S側マシンベッドビーム1の間においてのみ連結されるように、その長さが第2のL型支持金具9bよりも短く構成されている。これはマシンベッドビーム1,1が第1のL型支持金具9a及び第2のL型支持金具9bに固定されることを邪魔しないようにするためである。
釣り合い重り側のロープRは、例えば、図12において示すような位置において固定されるので、釣り合い重り側ロープヒッチ支持金具10は、いわば釣り合い重り側ロープヒッチビームとしての役割を果たすことになる。マシンベッドビーム1,1だけではなく、釣り合い重り側ロープヒッチ支持金具10にて釣り合い重り側ロープを固定することができれば、それだけ釣り合い重り側ロープRに掛かる荷重を受け止めることができる。
さらに、釣り合い重り側ロープヒッチWが上述した位置に設けられていることから、これまで以上に据え付け、調整等の作業を容易に行うことができるとともに、マシンベッドビーム1,1を互いに離して配置することが可能となるため、巻上機Mをより安定して支持、固定させることができる。
従って、エレベータが設置される場所に余裕がなくとも設置機器の据え付け、調整を容易に行うことができるとともに、乗りかごの乗り心地性能も向上させることの可能なエレベータ用マシンビームを提供することができる。
(第4の実施の形態)
次に本発明における第4の実施の形態について説明する。なお、第4の実施の形態において、上述の第1ないし第3の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
第4の実施の形態では、本発明の第4の実施の形態におけるエレベータ用マシンビームを昇降路を最上階から下階へと見た状態を表わす平面図である図13に示すように、釣り合い重り側ロープヒッチWの位置を第3の実施の形態における位置とはまた異なる位置に配置したことを特徴とする。また、巻上機Mの設置、及び、巻上機Mを支持、固定するマシンベッドビーム1,1等の設置がより壁に近い位置になされていることから、釣り合い重り側ロープヒッチWの位置をより壁際に配置することが可能となる。
なお、マシンベッドビーム1,1のメインシーブM1側及び制動装置M2側のいずれについても、第1のL型支持金具9aまたは第2のL型支持金具9bによって、防振部材2を介してメインシーブ側マシンビーム3または制動装置側マシンビーム6,6と連結されるのは、第3の実施の形態におけるマシンビームの構成と同様である。
図14は、図13に平面図で表される巻上機Mとマシンビームの構成を壁側から見た図であり、左側がメインシーブM1側、右側が制動装置M2側である。第4の実施の形態における釣り合い重り側ロープヒッチWは、図14に示されているように、制動装置側マシンビーム6,6の間に設けられたロープヒッチ台11,11に固定されている。
すなわち、制動装置側マシンビーム6,6はH型鋼材で構成されているので、梁Aによって支持される面と第2のL型支持金具9bを支持する面との間は、図14にも明らかなようにえぐられており、いわばデッドスペースとなっている。そこで、この部分にロープヒッチ台11,11を固定し、さらにこのロープヒッチ台11,11に釣り合い重り側ロープヒッチWを固定する。
釣り合い重り側ロープヒッチWをこの位置に配置することによって、釣り合い重り側ロープヒッチW側のマシンベッドビーム1と釣り合い重り側ロープヒッチWに固定される釣り合い重り側のロープの端部とが干渉することがなくなる。すなわち、上述した第3の実施の形態における釣り合い重り側ロープヒッチWと釣り合い重り側ロープヒッチW側のマシンベッドビーム1との位置関係を見てみると、図8、或いは図12に示されているように、釣り合い重り側ロープヒッチWに固定される釣り合い重り側のロープの端部は釣り合い重り側ロープヒッチW側のマシンベッドビーム1の設置位置を超える高さにおいて固定される。釣り合い重り側のロープの端部がこのような位置において固定されると、釣り合い重り側ロープヒッチW側のマシンベッドビーム1はそれ以上壁側に寄ることができなくなり、巻上機Mの設置位置も限定されてしまうことになる。
第4の実施の形態で説明したような位置に釣り合い重り側ロープヒッチWを固定することによって、釣り合い重り側のロープの端部が釣り合い重り側ロープヒッチW側のマシンベッドビーム1に干渉しなくなるので、マシンベッドビーム1,1を含む巻上機Mをこれまで以上に壁際に寄せることが可能となる。
このような構成を採用することによって、巻上機Mの設置場所においてこれまでよりも広い作業スペースを確保することができるため、エレベータが設置される場所に余裕がなくとも設置機器の据え付け、調整を容易に行うことができるとともに、乗りかごの乗り心地性能も向上させることの可能なエレベータ用マシンビームを提供することができる。
また、第1のL型支持金具9a、第2のL型支持金具9bを採用することによって、巻上機Mを低い位置で固定することが可能となり、巻上機Mを支持、固定する際の重心を下げることができるため、巻上機Mが横揺れした際のモーメントを小さくすることができるので、巻上機Mをより安定して支持、固定することができる。
なお、この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、各部材を固定する際の方法については特に限定していないが、例えば、ボルトとナットを使用する、或いは、溶接、接着等、いずれの固定方法を採用して固定しても良い。
また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施の形態におけるエレベータ用マシンビームを昇降路を最上階から下階へと見た状態を表わす平面図である。 図1に示す平面図をメインシーブ側からみた状態を示す説明図である。 図1に示す平面図を制動装置側からみた状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例におけるエレベータ用マシンビームを昇降路を最上階から下階へと見た状態を表わす平面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるエレベータ用マシンビームを昇降路を最上階から下階へと見た状態を表わす平面図である。 図5に示す平面図をメインシーブ側からみた状態を示す説明図である。 図5に示す平面図を制動装置側からみた状態を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態におけるエレベータ用マシンビームを昇降路を最上階から下階へと見た状態を表わす平面図である。 図8に示す平面図をメインシーブ側からみた状態を示す説明図である。 図8に示す平面図を制動装置側からみた状態を示す説明図である。 図8に平面図で表される巻上機とマシンビームの構成を壁側から見た図である。 図8に平面図で表される巻上機とマシンビームの構成のうち、破線で囲んだ部分を拡大して示した図である。 本発明の第4の実施の形態におけるエレベータ用マシンビームを昇降路を最上階から下階へと見た状態を表わす平面図である。 図13に平面図で表される巻上機とマシンビームの構成を壁側から見た図である。
符号の説明
1 マシンベッドビーム
2 防振部材
3 メインシーブ側マシンビーム
4 第1の支持ビーム
5 第2の支持ビーム
6 制動装置側マシンビーム
7 補強マシンベッドビーム
8 連結具
9a 第1のL型支持金具
9b 第2のL型支持金具
9c 第3のL型支持金具
10 釣り合い重り側ロープヒッチ支持金具
11 ロープヒッチ台
A 梁
B 破線
C 乗りかご側ロープヒッチ
M 巻上機
M1 メインシーブ
M2 制動装置
P プレート
S 昇降路
W 釣り合い重り側ロープヒッチ

Claims (5)

  1. 巻上機を載置、固定し、前記巻上機の回転軸と平行に、かつ、互いが近接した位置に設けられる一対のマシンベッドビームと、
    前記マシンベッドビームの下に位置し前記巻上機の振動を防止する防振部材と、
    前記巻上機のメインシーブ側において複数の前記防振部材を介して前記マシンベッドビームを固定するメインシーブ側マシンビームと、
    前記メインシーブ側マシンビームと前記マシンベッドビームとの間において前記マシンベッドビームを支持する第1の支持ビームと、
    前記巻上機の制動装置側において単数の前記防振部材を介して前記マシンベッドビームを固定する制動装置側マシンビームと、
    前記制動装置側マシンビームと前記マシンベッドビームとの間において前記マシンベッドビームを支持する第2の支持ビームと、
    を備えることを特徴とするエレベータ用マシンビーム。
  2. 巻上機を載置、固定するとともに、互いの間隔がメインシーブ側の方が制動装置側よりも大きく空いて設けられる一対のマシンベッドビームと、
    前記マシンベッドビームの下に位置し前記巻上機の振動を防止する防振部材と、
    前記巻上機のメインシーブ側において複数の前記防振部材を介して前記マシンベッドビームを固定するメインシーブ側マシンビームと、
    前記メインシーブ側マシンビームと前記マシンベッドビームとの間において前記マシンベッドビームを支持する第1の支持ビームと、
    前記巻上機の制動装置側において単数の前記防振部材を介して前記マシンベッドビームを固定する制動装置側マシンビームと、
    前記制動装置側マシンビームと前記マシンベッドビームとの間において前記マシンベッドビームを支持する第2の支持ビームと、
    を備えることを特徴とするエレベータ用マシンビーム。
  3. 巻上機を載置、固定し、前記巻上機の回転軸と平行に、かつ、互いの間に間隔を空けて設けられる一対のマシンベッドビームと、
    前記マシンベッドビームとは別に、前記巻上機を載置、固定するために釣り合い重り側の前記マシンベッドビームと平行、近接させて設けられる補強マシンベッドビームと、
    前記マシンベッドビームの下に位置し前記巻上機の振動を防止する防振部材と、
    前記巻上機のメインシーブ側において複数の前記防振部材を介して前記マシンベッドビームを固定するメインシーブ側マシンビームと、
    前記メインシーブ側マシンビームと前記マシンベッドビームとの間において前記マシンベッドビームを支持する第1の支持ビームと、
    前記巻上機の制動装置側において複数の前記防振部材を介して前記マシンベッドビームを固定する制動装置側マシンビームと、
    前記制動装置側マシンビームと前記マシンベッドビームとの間において前記マシンベッドビームを支持する第2の支持ビームと、
    を備えることを特徴とするエレベータ用マシンビーム。
  4. 巻上機を載置、固定し、前記巻上機の回転軸と平行に、かつ、互いの間に間隔を空けて設けられる一対のマシンベッドビームと、
    前記マシンベッドビームの下に位置し前記巻上機の振動を防止する防振部材と、
    前記巻上機のメインシーブ側において複数の前記防振部材を介して前記マシンベッドビームを固定するメインシーブ側マシンビームと、
    前記メインシーブ側マシンビームと前記マシンベッドビームとの間において前記マシンベッドビームを支持する第1のL型支持金具と、
    前記巻上機の制動装置側において複数の前記防振部材を介して前記マシンベッドビームを固定する制動装置側マシンビームと、
    前記制動装置側マシンビームと前記マシンベッドビームとの間において前記マシンベッドビームを支持する第2のL型支持金具と、
    前記マシンベッドビームの上に固定される釣り合い重り側ロープヒッチと、
    を備えることを特徴とするエレベータ用マシンビーム。
  5. 巻上機を載置、固定し、前記巻上機の回転軸と平行に、かつ、互いの間に間隔を空けて設けられる一対のマシンベッドビームと、
    前記マシンベッドビームの下に位置し前記巻上機の振動を防止する防振部材と、
    前記巻上機のメインシーブ側において複数の前記防振部材を介して前記マシンベッドビームを固定するメインシーブ側マシンビームと、
    前記メインシーブ側マシンビームと前記マシンベッドビームとの間において前記マシンベッドビームを支持する第1のL型支持金具と、
    前記巻上機の制動装置側において複数の前記防振部材を介して前記マシンベッドビームを固定する制動装置側マシンビームと、
    前記制動装置側マシンビームと前記マシンベッドビームとの間において前記マシンベッドビームを支持する第2のL型支持金具と、
    前記制動装置側マシンビームにおいて、前記マシンベッドビームと前記制動装置側マシンビームを固定する梁とに挟まれる領域に設けられるロープヒッチ台と、
    前記ロープヒッチ台に固定される釣り合い重り側ロープヒッチと、
    を備えることを特徴とするエレベータ用マシンビーム。
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