JP2008285315A - エレベーターのシーブ支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】かご枠の梁と乗りかごの天井面との間のスペースを拡張することなく、シーブを強固に支えることができるエレベーターのシーブ支持装置を得ることにある。
【解決手段】エレベーターのシーブ支持装置は、乗りかご(1)を支持するとともに、水平方向に延びる梁(4)を有するかご枠(3)と、かご枠(3)の梁(4)に対し交差した状態で水平方向に延びるように取り付けられ、ロープ(8)が巻き掛けられる一対のシーブ(7a,7b)を回転自在に支持するシーブ支持部材(9)とを備えている。シーブ支持部材(9)は、かご枠(3)の梁(4)を上下方向から挟んだ状態で梁(4)に固定される第1および第2の支持梁(11,12)を含み、これら第1の支持梁(11)の端部と第2の支持梁(12)の端部との間でシーブ(7a,7b)を支持する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、昇降路に沿って昇降動する乗りかごに、牽引用のロープが巻き掛けられるシーブを設けたエレベーターに係り、特に乗りかごを支えるかご枠にシーブを強固に固定するための構造に関する。
マシンルームレスエレベーターでは、乗りかごを支持するかご枠に一対のシーブが設けられている。シーブは、乗りかごを牽引するロープが巻き掛けられるものであって、例えば特許文献1に開示されているように、シーブ支持梁を介してかご枠の上梁に支持されている。
シーブ支持梁は、上梁に対してX字状に交差するような姿勢で上梁の下面に固定されている。シーブ支持梁の長手方向に沿う一端および他端に夫々ブラケットが取り付けられている。ブラケットは、シーブ支持梁から上向きに突出しており、これらブラケットにシーブが回転自在に支持されている。
この構成によれば、シーブの回転軸線をシーブ支持梁の高さ寸法の範囲内に位置させて、かご枠の上梁を乗りかごの天井面に極力近づけることができる。これにより、乗りかごが昇降路の最上位まで上昇した時に、昇降路の最上部と乗りかごの天井面との間のオーバヘッド寸法を小さくできる利点がある。
特開2004−189346号公報
上記公開特許公報に開示されたシーブの支持構造によると、シーブを支えるブラケットは、シーブ支持梁から上向きに突出しているので、シーブ支持梁に片持ちの状態で支持されている。このため、乗りかごの昇降動に伴ってシーブが回転した時に、シーブをブラケットで強固に支えるには限界がある。すなわち、シーブ支持梁に対するシーブの姿勢が不安定となり易く、シーブがスラスト方向に振動してしまう。
乗りかごが昇降動する時にシーブが振動してしまうと、ロープからシーブを通じて乗りかごに伝わる振動が助長されたり、騒音が発生するといった不具合が生じてくる。
本発明の目的は、かご枠の梁と乗りかごの天井面との間のスペースを拡張することなく、ロープが巻き掛けられるシーブを強固に支えることができるエレベーターのシーブ支持装置を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るエレベーターのシーブ支持装置は、
乗りかごを支持するとともに、水平方向に延びる梁を有するかご枠と、
上記かご枠の梁に対し交差した状態で水平方向に延びるように取り付けられ、ロープが巻き掛けられる一対のシーブを回転自在に支持するシーブ支持部材と、を備えている。
上記シーブ支持部材は、上記かご枠の梁を上下方向から挟んだ状態で上記梁に固定される第1および第2の支持梁を含み、上記第1の支持梁の端部と上記第2の支持梁の端部との間で上記シーブを支持してなることを特徴としている。
本発明によれば、ロープからシーブを通じて乗りかごに伝わる振動や騒音を抑制することができる。
以下本発明の第1の実施の形態を、図1および図2に基づいて説明する。
図1および図2において、符号1は例えばマシンルームレスエレベーターの乗りかごを示している。乗りかご1は、天井面1aを有する四角い箱状をなしている。乗りかご1は、図示しない建物の昇降路内に位置するとともに、この昇降路内に設置した一対のガイドレール2a,2bに沿って昇降路内を昇降するようになっている。
図1に示すように、乗りかご1を支持するかご枠3は、上梁4を有している。上梁4は、一対の側板4a,4bおよび底板4cを有する四角い筒状をなしている。上梁4の側板4a,4bの上縁には、フランジ状に曲げられた補強部4dが形成されている。上梁4は、乗りかご1の真上に位置するとともに、ガイドレール2a,2bの間に跨るように乗りかご1の左右方向に沿って水平に延びている。上梁4の左端部および右端部には、ガイドレール2a,2bに摺動可能に嵌合するガイドシュー5a,5bが取り付けられている。
図1に示すように、乗りかご1の上部に一対のシーブ7a,7bが配置されている。シーブ7a,7bは、乗りかご1を牽引する複数本のロープ8が巻き掛けられるものであり、上梁4を間に挟んで乗りかご1の前後方向に振り分けて配置されている。
シーブ7a,7bは、シーブ支持部材9を介してかご枠3の上梁4に支持されている。シーブ支持部材9は、一対の軸受部10a,10b、第1の支持梁11および第2の支持梁12を備えている。
軸受部10a,10bは、夫々一対のブラケット13a,13bを有している。ブラケット13a,13bは平板状をなすとともに、互いに間隔を存して向かい合っている。シーブ7a,7bは、ブラケット13a,13bの間に介在されるとともに、夫々支持軸14を介してブラケット13a,13bに回転自在に支持されている。
第1の支持梁11は、乗りかご1の天井面1aと上梁4との間で水平方向に延びるように配置されているとともに、上梁4に対しX字状に交差している。第1の支持梁11は、一対の梁構成部材11a,11bを有している。梁構成部材11a,11bは、例えば上縁および下縁にフランジ状に曲げられた補強部16を有する溝形の形材により形成され、上梁4と交差する方向に真っ直ぐに延びている。梁構成部材11a,11bは、夫々一方のシーブ7aに対応する第1の端部17と、他方のシーブ7bに対応する第2の端部18と、第1の端部17と第2の端部18との間に位置する中間部19とを有している。
梁構成部材11a,11bの第1の端部17は、軸受部10aを構成するブラケット13a,13bの下端部の外側面にボルト締めあるいは溶接等の手段により固定されている。同様に、梁構成部材11a,11bの第2の端部18は、軸受部10bを構成するブラケット13a,13bの下端部の外側面にボルト締めあるいは溶接等の手段により固定されている。そのため、梁構成部材11a,11bは、互いに間隔を存して平行に配置されている。
梁構成部材11a,11bの第1の端部17とブラケット13a,13bとの固定部、および梁構成部材11a,11bの第2の端部18とブラケット13a,13bとの固定部は、夫々シーブ7a,7bの回転中心となる支持軸14よりも下方に位置している。
梁構成部材11a,11bの中間部19は、平板状の連結板20を介して互いに連結されている。連結板20は、梁構成部材11a,11bの中間部19にボルト締めあるいは溶接等の手段により固定されている。
第2の支持梁12は、上梁4に対しX字状に交差するように上梁4の上を横切っている。第2の支持梁12は、一対の梁構成部材12a,12bを有している。梁構成部材12a,12bは、例えば上縁および下縁にフランジ状に曲げられた補強部22を有する溝形の形材により形成され、上梁4と交差する方向に真っ直ぐに延びている。梁構成部材12a,12bは、夫々一方のシーブ7aに対応する第1の端部23と、他方のシーブ7bに対応する第2の端部24と、第1の端部23と第2の端部24との間に位置する中間部25とを有している。
梁構成部材12a,12bの第1の端部23は、軸受部10aを構成するブラケット13a,13bの上端部の外側面にボルト締めあるいは溶接等の手段により固定されている。同様に、梁構成部材12a,12bの第2の端部24は、軸受部10bを構成するブラケット13a,13bの上端部の外側面にボルト締めあるいは溶接等の手段により固定されている。そのため、梁構成部材12a,12bは、互いに間隔を存して平行に配置されている。
梁構成部材12a,12bの第1の端部23とブラケット13a,13bとの固定部、および梁構成部材11a,11bの第2の端部24とブラケット13a,13bとの固定部は、夫々シーブ7a,7bの回転中心となる支持軸14よりも上方に位置している。
梁構成部材12a,12bの中間部25は、平板状の連結板26を介して互いに連結されている。連結板26は、梁構成部材12a,12bの中間部25にボルト締めあるいは溶接等の手段により固定されている。
このことから、一方のシーブ7aを支持するブラケット13a,13bは、梁構成部材11a,11bの第1の端部17と梁構成部材12a,12bの第1の端部23との間で支持されている。同様に、他方のシーブ7bを支持するブラケット13a,13bは、梁構成部材11a,11bの第2の端部18と梁構成部材12a,12bの第2の端部24との間で支持されている。よって、シーブ7a,7bを支持する軸受部10a,10bは、夫々四本の梁構成部材11a,11b,12a,12bにより支えられている。
図1に示すように、第1の支持梁11の連結板20と第2の支持梁12の連結板26との間に空間28が形成されている。空間28は、シーブ7a,7bの間に位置している。第1の支持梁11の連結板20は、空間28の下端を規定するとともに、第2の支持梁12の連結板26は、空間28の上端を規定している。
第1の支持梁11の連結板20は、上梁4の底板4cに重ねられて、例えばボルト締めあるいは溶接等の手段により底板4cに固定されている。第2の支持梁12の連結板26は、上梁4の上縁に位置するフランジ状の補強部4dに重ねられて、例えばボルト締めあるいは溶接等の手段により補強部4dに固定されている。
したがって、第1の支持梁11および第2の支持梁12は、上梁4を上下方向から挟み込んだ状態で上梁4に強固に固定されている。この固定により、上梁4が空間28に敷設されて、上梁4とシーブ支持部材9とが一体構造物となるとともに、シーブ7a,7bの回転中心が上梁4の高さ寸法の範囲内に位置している。
このような第1の実施の形態によると、シーブ7a,7bは、軸受部10a,10bの下端部間に跨る第1の支持枠11と、軸受部10a,10bの上端部間に跨る第2の支持枠12とで支持されている。それとともに、第1および第2の支持梁11,12は、シーブ7a,7bの間において上梁4を上下方向から挟み込んだ状態で上梁4に固定されている。
そのため、シーブ7a,7bがかご枠3の上梁4の脇に位置し、シーブ7a,7bが上梁4よりも乗りかご1の天井面1aに向けて大きく張り出すことはない。よって、上梁4を乗りかご1の天井面1aに近づけて、上梁4と乗りかご1との間から無駄なスペースを排除できる。この結果、乗りかご1が昇降路の最上位まで上昇した時に、昇降路の天井と乗りかご1の天井面1aとの間に生じるオーバヘッド寸法を減らすことができる。
しかも、第1の支持梁11は、シーブ7a,7bを支える軸受部10a,10bの下端部に固定されているとともに、第2の支持梁12は、シーブ7a,7bを支える軸受部10a,10bの上端部に固定されている。この結果、軸受部10a,10bは、支持軸14を間に挟んだ上端と下端との二箇所で支えられることになり、シーブ7a,7bを第1および第2の支持梁11,12の間で強固に支持することができる。
したがって、シーブ7a,7bのスラスト方向への振動が制限されて、ロープ8からシーブ7a,7bを通じて乗りかご1に伝わる振動や騒音を確実に抑制することができる。
加えて、上記構成によると、第1および第2の支持梁11,12は、夫々溝形の形材からなる一対の梁構成部材11a,11b,12a,12bにより形成されているので、四本の梁構成部材11a,11b,12a,12bでシーブ7a,7bを支えていると見なすことができる。この結果、個々の梁構成部材11a,11b,12a,12bの断面係数を低くすることが可能となり、各梁構成部材11a,11b,12a,12bの高さ寸法を小さくできる。
よって、シーブ7a,7bの支持を強固として、シーブ7a,7bの振動を抑制しつつ、シーブ支持部材9の高さ寸法を低く抑えることができる。
本発明は、上記第1の実施の形態に特定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲ないで種々変形して実施可能である。
図3は、本発明の第2の実施の形態を開示している。第2の実施の形態は、シーブ支持部材30の構成が上記第1の実施の形態と相違しており、それ以外の構成は第1の実施の形態と同様である。そのため、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成部分には、同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図3に示すように、シーブ支持部材30は、一対の軸受部31a,31b、第1の支持梁32および第2の支持梁33を備えている。
軸受部31a,31bは、夫々一対のブラケット34a,34bを有している。ブラケット34a,34bは、例えば下縁にフランジ状に曲げられた第1の補強部35aを有するとともに、上縁にフランジ状に曲げられた第2の補強部35bを有する溝形の形材により形成されている。ブラケット34a,34bは、シーブ7a,7bを間に挟んで互いに向かい合っている。シーブ7a,7bは、支持軸36を介してブラケット34a,34bに回転自在に支持されている。
第1および第2の支持梁32,33は、互いに同一の形状を有するため、上梁4の上を横切る第2の支持梁33を代表して説明する。図3に示すように、第2の支持梁33は、ブラケット34a,34bの間に跨る幅寸法を有する平板状をなしており、上梁4と交差する方向に沿って真っ直ぐに延びている。第2の支持梁33の両側縁には、夫々直角に折り曲げられたフランジ状の補強部37が形成されている。
第2の支持梁33は、一方のシーブ7aに隣接する第1の端部39と、他方のシーブ7bに隣接する第2の端部40と、第1の端部39と第2の端部40との間に位置する中間部41とを有している。
第2の支持梁33の第1の端部39は、ブラケット34a,34bの上縁に位置する第2の補強部35bの上面にボルト締めあるいは溶接等の手段により固定されている。同様に、第2の支持梁33の第2の端部40は、ブラケット34a,34bの上縁に位置する第2の補強部35bの上面にボルト締めあるいは溶接等の手段により固定されている。
したがって、第2の支持梁33は、軸受部31a,31bの間に跨って、これら軸受部31a,31bの上端を互いに連結している。
第1の支持梁32は、上梁4の底板4cと乗りかご1の天井面1aとの間に配置されているとともに、上梁4に対しX字状に交差している。第1の支持梁32は、第2の支持梁33と同様の手段でブラケット34a,34bの第1の補強部35aの下面に固定されて、軸受部31a,31bの下端を互いに連結している。
図3に示すように、第1の支持梁32の中間部41と第2の支持梁33の中間部41との間に、空間42が形成されている。空間42は、シーブ7a,7bの間に位置している。第1の支持梁32の中間部41は、空間42の下端を規定し、第2の支持梁33の中間部41は、空間42の上端を規定している。
第1の支持梁32の中間部41は、上梁4の底板4cに重ねられて、例えばボルト締めあるいは溶接等の手段により底板4cに固定されている。第2の支持梁33の中間部41は、上梁4の上縁に位置するフランジ状の補強部4dに重ねられて、例えばボルト締めあるいは溶接等の手段により補強部4dに固定されている。
したがって、第1の支持梁32および第2の支持梁33は、上梁4を上下方向から挟み込んだ状態で上梁4に強固に固定されている。この固定により、上梁4が空間42に敷設されて、上梁4とシーブ支持部材30とが一体構造物となるとともに、シーブ7a,7bの回転中心が上梁4の高さ寸法の範囲内に位置している。
第2の実施の形態によると、シーブ7a,7bを支持するブラケット34a,34bがフランジ状の第1および第2の補強部35a,35bを有し、それ自体の強度が十分に確保されている。このため、ブラケット34a,34bの上端と下端が第1および第2の支持梁32,33によって結合されることと合わせて、シーブ7a,7bをより強固に支持することができる。よって、シーブ7a,7bの振動を確実に抑制することができる。
図4は、本発明の第3の実施の形態を開示している。
この第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態を発展させたものであって、上梁4およびシーブ支持部材9の基本的な構成は、第1の実施の形態と同様である。図4は、かご枠3の上梁4とシーブ支持部材9との位置関係を平面的に示している。このため、第2の支持梁12の下方に位置する第1の支持梁11は、第2の支持梁12によって上から覆い隠されており、図4では図示されない状態となっている。
図4に示す第3の実施の形態では、第1および第2の支持梁11,12の第1の端部17,23と上梁4の一方の側板4aとの間に第1の結合部材51が架け渡されている。同様に、第1および第2の支持梁11,12の第2の端部18,24と上梁4の他方の側板4bとの間に第2の結合部材52が架け渡されている。
第1の結合部材51の一端は、例えばボルト締めあるいは溶接等の手段により第1および第2の支持梁11,12に結合されている。第1の結合部材51の他端は、一端と同様の手段により上梁4の一方の側板4aに結合されている。本実施の形態では、第1の結合部材51と上梁4とは、互いに直交し合うような位置関係を保っている。
第2の結合部材52の一端は、例えばボルト締めあるいは溶接等の手段により第1および第2の支持梁11,12に結合されている。第2の結合部材52の他端は、一端と同様の手段により上梁4の他方の側板4bに結合されている。本実施の形態では、第2の結合部材52と上梁4とは、互いに直交し合うような位置関係を保っている。
このような第3の実施の形態によると、上梁4の側方に張り出すシーブ支持部材9の軸受部10a,10bを第1および第2の結合部材51,52によって支えることができる。そのため、シーブ支持部材9の軸受部10a,10bが自由端となるのを回避でき、シーブ7a,7bより一層強固に支持することができる。
図5は、本発明の第4の実施の形態を開示している。
この第4の実施の形態は、上記第3の実施の形態をさらに発展させたものであり、上梁4、シーブ支持部材9、第1および第2の結合部材51,52の基本的な構成は、第3の実施の形態と同様である。図5は、かご枠3の上梁4とシーブ支持部材9との位置関係を平面的に示している。第2の支持梁12の下方に位置する第1の支持梁11は、第2の支持梁12によって上から覆い隠されており、図5では図示されない状態となっている。
第4の実施の形態によると、第1の結合部材51と第1および第2の支持梁11,12の第1の端部17,23とは互いに直交するような位置関係を保っている。同様に、第2の結合部材52と第1および第2の支持梁11,12の第2の端部18,24とは互いに直交するような位置関係を保っている。
このため、図5に示すように,上梁4およびシーブ支持部材9を平面的に見た場合に、第1および第2の結合部材51,52は、シーブ7a,7bの回転軸線A,Bに沿って真っ直ぐに延びており、シーブ支持部材9の軸受部10a,10bをシーブ7a,7bの軸方向から支えている。
このような第4の実施の形態によると、シーブ支持部材9の軸受部10a,10bが自由端となるのを回避できる。加えて、第1および第2の結合部材51,52がシーブ7a,7bの回転軸線A,Bに沿うようにして上梁4とシーブ支持部材9との間に介在されているので、スラスト方向へのシーブ7a,7bの振動を第1および第2の結合部材51,52によって確実に抑え込むことができる。よって、シーブ7a,7bをより一層強固に支持することができる。
なお、本発明を実施するに当っては、例えば図4に示す第1および第2の結合部材51,52と、図5に示す第1および第2の結合部材51,52の双方を併用してもよい。このようにすれば、シーブ7a,7bをより一層強固に支持することができる。
上記実施の形態では、シーブを乗りかごの上部に配置したが、本発明はこれに限らず、乗りかごの底部にシーブを配置したエレベーターでも同様に実施可能である。
さらに、本発明に係るシーブ支持装置は、マシンルームレスエレベーター用に特定されず、昇降路の上端に機械室を設置した型式のエレベーターでも適用が可能である。
本発明の第1の実施の形態において、シーブ、シーブ支持部材およびかご枠の上梁との位置関係を示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態において、シーブ、シーブ支持部材およびかご枠の上梁との位置関係を示す平面図。 本発明の第2の実施の形態において、シーブ、シーブ支持部材およびかご枠の上梁との位置関係を示す斜視図。 本発明の第3の実施の形態において、シーブ支持部材、かご枠の上梁および結合部材の位置関係を示す平面図。 本発明の第4の実施の形態において、シーブ支持部材、かご枠の上梁、第1および第2の結合部材の位置関係を示す平面図。
符号の説明
1…乗りかご、3…かご枠、4…梁(上梁)、7a,7b…シーブ、8…ロープ、9,30…シーブ支持部材、11,32…第1の支持梁、12,33…第2の支持梁、11a,11b…梁構成部材、13a,13b…ブラケット。

Claims (10)

  1. 乗りかごを支持するとともに、水平方向に延びる梁を有するかご枠と、
    上記かご枠の梁に対し交差した状態で水平方向に延びるように取り付けられ、ロープが巻き掛けられる一対のシーブを回転自在に支持するシーブ支持部材と、を具備し、
    上記シーブ支持部材は、上記かご枠の梁を上下方向から挟んだ状態で上記梁に固定される第1および第2の支持梁を含み、上記第1の支持梁の端部と上記第2の支持梁の端部との間で上記シーブを支持してなることを特徴とするエレベーターのシーブ支持装置。
  2. 請求項1の記載において、上記シーブは、平板状をなす一対のブラケットの間に支持軸を介して回転自在に支持され、上記第1の支持梁の端部および上記第2の支持梁の端部は、上記ブラケットに結合されていることを特徴とするエレベーターのシーブ支持装置。
  3. 請求項2の記載において、上記第1および第2の支持梁は、夫々上記シーブを間に挟んで互いに平行に配置された一対の梁構成部材を有し、第1の支持梁の梁構成部材は、上記シーブの回転中心よりも下方で上記ブラケットに結合されているとともに、第2の支持梁の梁構成部材は、上記シーブの回転中心よりも上方で上記ブラケットに結合されていることを特徴とするエレベーターのシーブ支持装置。
  4. 請求項1の記載において、上記シーブは、外周縁に補強部を有する一対のブラケットの間に支持軸を介して回転自在に支持され、上記第1の支持梁の端部および上記第2の支持梁の端部は、上記ブラケットに結合されていることを特徴とするエレベーターのシーブ支持装置。
  5. 請求項2又は請求項4の記載において、上記支持軸は、上記ブラケットと上記第1の支持梁との結合部と上記ブラケットと上記第2の支持梁との結合部との間に位置することを特徴とするエレベーターのシーブ支持装置。
  6. 請求項1の記載において、上記シーブ支持部材は、一方のシーブが位置する第1の端部と他方のシーブが位置する第2の端部とを有し、上記シーブ支持部材の第1の端部と上記かご枠の梁との間を第1の結合部材を介して連結するとともに、上記シーブ支持部材の第2の端部と上記かご枠の梁との間を第2の結合部材を介して連結したことを特徴とするエレベーターのシーブ支持装置。
  7. 請求項6の記載において、上記第1の結合部材と上記かご枠の梁とは、互いに直交する位置関係を保って結合されているとともに、上記第2の結合部材と上記かご枠の梁とは、互いに直交する位置関係を保って結合されていることを特徴とするエレベーターのシーブ支持装置。
  8. 請求項6の記載において、上記第1および第2の結合部材は、上記シーブの回転軸線に沿うように上記シーブ支持部材と上記かご枠の梁との間に介在されていることを特徴とするエレベーターのシーブ支持装置。
  9. 乗りかごを支持するとともに、水平方向に延びる梁を有するかご枠と、
    上記かご枠の梁に対し交差した状態で取り付けられ、ロープが巻き掛けられる一対のシーブを回転自在に支持するシーブ支持部材と、を具備し、
    上記シーブ支持部材は、上記一対のシーブの間に上記かご枠の梁が敷設される空間を有することを特徴とするエレベーターのシーブ支持装置。
  10. 請求項9の記載において、上記シーブ支持部材は、一方のシーブが位置する第1の端部と他方のシーブが位置する第2の端部とを有し、上記シーブ支持部材の第1の端部と上記かご枠の梁との間を第1の結合部材を介して連結するとともに、上記シーブ支持部材の第2の端部と上記かご枠の梁との間を第2の結合部材を介して連結したことを特徴とするエレベーターのシーブ支持装置。
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