JP2010088603A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】投光方向が変更可能、且つ指向性を有する光とは別個の方向に光を放射することができ、光による遊技演出の向上を図ることができる遊技機を提供する。
【解決手段】照明装置25は、光源33と、光源33からの光が当該照明装置25の側方へ透過することを規制する筒状のカバー部材39と、該カバー部材39を回動可能な回動機構36とを備え、カバー部材39の回動中心軸Cを、カバー部材39の中央部分を通り前面枠3の前後方向に沿って延在する姿勢に設定し、カバー部材39の前端部には第1光透過部41を備え、該第1光透過部41の中心部を回動中心軸C上から外れた位置に設定し、カバー部材39の外周壁のうち回動中心軸Cを挟んで第1光透過部41の中心部とは反対側に位置する部分には、光源33からの光が照明装置25の側方へ透過することを許容する第2光透過部47を第1光透過部41よりも小さく設定して備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、前面枠の前面側に、投光方向を変更可能な照明装置を備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機やスロットマシンにおいては、前面枠の前面側に照明装置を備え、遊技の進行中や客待ち状態中に光による装飾演出を行って、遊技の興趣の向上を図ったり、周囲の遊技者へアピール(客寄せ)したりできるように構成されているものが一般的である。このような構成を備えた遊技機の中には、ムービングライトのような演出効果の高い照明装置を採用しているものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2008−132058号公報
ところで、上記特許文献に記載のムービングライトは、指向性を有する光を特定の一方向にのみ投光する構成になっているため、例えば、投光方向を遊技者に向けている場合には、当該遊技者側とは異なる方向へ投光することができず、遊技機の周囲へ投光してアピールを行うことができない。さらに、可動するライト本体に光源が内蔵されているため、光源に接続される配線がライト本体の可動により負荷を受けてしまい断線する虞がある。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、投光方向が変更可能、且つ指向性を有する光とは別個の方向に光を放射することができ、光による遊技演出の向上を図ることができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、前面枠の前面側に、投光方向を変更可能な照明装置を備えた遊技機において、
前記照明装置は、当該照明装置を前面枠に取り付けるためのベース部材と、該ベース部材の前面側に配置された光源と、光源の側方を包囲して、光源からの光が当該照明装置の側方へ透過することを規制する筒状のカバー部材と、該カバー部材を回動可能な回動機構と、を備え、
前記カバー部材の回動中心軸を、カバー部材の中央部分を通り前面枠の前後方向に沿って延在する姿勢に設定し、
前記カバー部材の前端部には、光源からの光が照明装置の前方へ透過することを許容する第1光透過部を備え、該第1光透過部の中心部を回動中心軸上から外れた位置に設定し、
前記カバー部材の外周壁のうち回動中心軸を挟んで第1光透過部の中心部とは反対側に位置する部分には、光源からの光が照明装置の側方へ透過することを許容する第2光透過部を第1光透過部よりも小さく設定して備えたことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記光源の中心部と第1光透過部の中心部とを結ぶ直線を投光軸線とし、
前記カバー部材の内部のうち第1光透過部と光源との間には、光源からの光を投光軸線に沿う方向へ屈曲させる屈曲レンズ部をカバー部材と共回りする状態で備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記第1光透過部は、屈曲レンズ部により屈曲された光を収束させて透過させる収束レンズ体であることを特徴とする請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記カバー部材の内部のうち第2光透過部を挟んで光源とは反対側には、反射面を光源および第2光透過部へ臨ませた反射部材を備え、光源からの光を反射部材の反射面で反射させて第2光透過部へ透過させるように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、前面枠の前面側に、投光方向を変更可能な照明装置を備えた遊技機において、照明装置は、当該照明装置を前面枠に取り付けるためのベース部材と、該ベース部材の前面側に配置された光源と、光源の側方を包囲して、光源からの光が当該照明装置の側方へ透過することを規制する筒状のカバー部材と、該カバー部材を回動可能な回動機構とを備え、カバー部材の回動中心軸を、カバー部材の中央部分を通り前面枠の前後方向に沿って延在する姿勢に設定し、カバー部材の前端部には、光源からの光が照明装置の前方へ透過することを許容する第1光透過部を備え、該第1光透過部の中心部を回動中心軸上から外れた位置に設定し、カバー部材の外周壁のうち回動中心軸を挟んで第1光透過部の中心部とは反対側に位置する部分には、光源からの光が照明装置の側方へ透過することを許容する第2光透過部を第1光透過部よりも小さく設定して備えたので、投光方向が変更可能、且つ指向性を有する光とは別個の方向に光を照明装置から放射することができ、光による遊技演出の向上を図ることができる。また、光源を移動せずに投光方向を変更することができ、光源へ電源を供給する配線に負荷が掛かって断線する不都合がない。
請求項2に記載の発明によれば、光源の中心部と第1光透過部の中心部とを結ぶ直線を投光軸線とし、カバー部材の内部のうち第1光透過部と光源との間には、光源からの光を投光軸線に沿う方向へ屈曲させる屈曲レンズ部をカバー部材と共回りする状態で備えたので、簡単な構造で第1光透過部から投光される光に指向性を付与することができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1光透過部を、屈曲レンズ部により屈曲された光を収束させて透過させる収束レンズ体としたので、指向性を有した第1光透過部からの光を強めることができ、遊技演出の効果の向上を一層図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、カバー部材の内部のうち第2光透過部を挟んで光源とは反対側には、反射面を光源および第2光透過部へ臨ませた反射部材を備え、光源からの光を反射部材の反射面で反射させて第2光透過部へ透過させるように構成したので、光源からの光を確実に第2光透過部へ通して照明装置の側方へ向けて放射することができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の斜視図である。
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、機枠(外枠)2に前面枠(内枠)3を開閉可能に軸着し、該前面枠3のベースとなる前面枠本体4に矩形状の遊技盤(図示せず)を収納可能とし、前面枠3の前面側には、一側(図1中、左側)が軸着された透明部材保持枠9を開閉(回動)可能に設け、該透明部材保持枠9に透視可能な透明部材10を保持している。そして、透明部材保持枠9を閉じると、遊技盤が透明部材保持枠9により覆われるとともに、透明部材10が遊技盤の前方に配置され、透明部材10を通して遊技盤の表面をパチンコ遊技機1の前方から視認できるように構成している。さらに、透明部材保持枠9の下部には上皿ユニット11を設け、透明部材保持枠9の上部の左右両側には装飾ユニット12を備え(図2参照)、両装飾ユニット12の間には装飾ブロック13を配置し、装飾ユニット12および装飾ブロック13を透明樹脂製の横長な装飾カバー14で被覆している。また、上皿ユニット11の下方には下皿ユニット17を配置し、下皿ユニット17の左右方向の中央部には下皿18を設け、該下皿18の一側方(図1中、左側方)には灰皿19を配置し、他側方(図1中、右側方)には、遊技球を発射するために操作される発射操作ユニット(発射操作ハンドル)20を備えている。
次に、装飾ユニット12について説明する。
装飾ユニット12は、図3および図4に示すように、当該装飾ユニット12の基部となるユニットベース23を備え、該ユニットベース23の左右方向の中央部には、大きな円形状の照明装着開口24を当該装飾ユニット12の前後方向に貫通して開設し、照明装着開口24には、投光方向を変更可能な照明装置25を前側部がユニットベース23の前面よりも前方へ突出する状態で嵌合している。また、ユニットベース23の装飾ブロック13側(図4中、右側)、言い換えると、ユニットベース23のうち前面枠3の左右方向の中央寄りに位置する箇所には、照明装着開口24よりも小さい円形状のランプ装着開口26を当該装飾ユニット12の前後方向に貫通して開設し、ランプ装着開口26には、透明部材保持枠9の開状態、または前面枠3の開状態を発光により報知する報知ランプ27を前側部がユニットベース23の前面よりも前方へ突出する状態で嵌合している。さらに、ユニットベース23の前面のうち照明装着開口24を挟んでランプ装着開口26とは反対側(図4中、左側)には金属製の補強プレート28を止着し、該補強プレート28の前面にはブロック形状の装飾部材29を止着している。
照明装置25は、図5および図6に示すように、当該照明装置25をユニットベース23(乃至は前面枠3)に取り付けるためのベース部材31を縦向き円形状に設定して備え、該ベース部材31の中心部には軸受部32を軸受孔が照明装置25の前後方向に沿って延在する状態で備えている。また、ベース部材31の前面側(言い換えるとユニットベース23を挟んで前面枠本体4とは反対側)には、発光基板33aにランプやLEDなどの発光体33bを実装した光源33を配置し、該光源33の中央には軸受部32の前端部を基板開口33cから前方へ突出している。そして、ベース部材31の前方には円筒状のカバーユニット35を設けるとともに、ベース部材31の後方(ベース部材31よりも前面枠本体4側の位置)には回動機構36を設け、回動機構36から前方へ延出された回動軸37を軸受部32へ回動自在な状態で挿通し、回動軸37のうち軸受部32から前方へ突出した前端部をカバーユニット35へ止着して、回動機構36によりカバーユニット35を回動できるように構成されている。なお、ベース部材31の外縁部には、照明装置25をユニットベース23へ止着するための止着片31aを外方へ向けて突設している。
カバーユニット35は、当該カバーユニット35の外周部を形成する筒状(詳しくは円筒状)のカバー部材39と、該カバー部材39の内部に収容された屈曲レンズ部40と、該屈曲レンズ部40の前方、言い換えると屈曲レンズ部40を挟んで光源33とは反対側となるカバー部材39の前端部に配置された第1光透過部41とを備えて構成されている。また、図5(b)に示すように、当該カバーユニット35の後側(ベース部材31側)の中央部分に回動軸37の先端部(前端部)を止着して、当該カバーユニット35(カバー部材39、屈曲レンズ部40、第1光透過部41)の回動中心軸Cを回動軸37の中心線と同一直線上に設定するとともに、回動中心軸Cをカバー部材39の中央部分を通り前面枠3の前後方向に沿って延在する姿勢に設定し、カバー部材39、屈曲レンズ部40、第1光透過部41を回動中心軸Cが中心となって共回りするように構成されている。さらに、光源33の中心部と第1光透過部41の中心部とを結ぶ直線を投光軸線Lとし、この投光軸線Lを回動中心軸Cに対して傾斜した姿勢、詳しくは、投光軸線Lがカバーユニット35の前側に向かうにつれて回動中心軸Cから外方に離れる姿勢に設定している。
カバー部材39は、図6に示すように、開放口39a,39bを前後両端に位置する姿勢で設定された不透明の円筒状部材であり、当該カバー部材39の後側開放口39a内に光源33を配置して光源33の側方を包囲し、光源33からの光が照明装置25の側方へ透過することを規制するとともに、前側開放口39bから照明装置25の前方へ向けて透過することを許容している。また、図5(b)に示すように、前側開放口39bを中心が回動中心軸C上から外れた円形状に設定し、カバー部材39の円筒中心軸(前側開放口39bの中心と後側開放口39aの中心とを通る中心軸)Sと、回動中心軸Cとの離間距離が後側開放口39a側から前側開放口39b側へ向けて次第に広くなるように構成されている。そして、前側開放口39bの中心部に第1光透過部41の中心部を重合するとともに、後側開放口39aの中心部に光源33の中心部を重合して、円筒中心軸Sと投光軸線Lとが同一直線上に位置する状態に設定し、第1光透過部41の中心部を回動中心軸C上から外れた位置に設定している。
屈曲レンズ部40は、図5(b)に示すように、カバー部材39の前側開放口39bと後側開放口39aとの間、言い換えると、カバー部材39の内部のうち第1光透過部41と光源33との間に配置された透明な円板状のレンズ部材であり、投光軸線Lに直交する姿勢に設定されている。詳しくは、投光軸線Lが当該屈曲レンズ部40の中心部を通り、且つ当該屈曲レンズ部40の円形面(表面および裏面)に対して直交する姿勢に設定されている。そして、後方の光源33から放射された光を当該屈曲レンズ部40の裏面側から入射させ、投光軸線Lに沿う方向に屈曲して当該屈曲レンズ部40の前方、詳しくは第1光透過部41の裏面側へ向けて出射させるように構成されている。さらに、屈曲レンズ部40の外周縁には透明な円環状の屈曲側スリーブ43を後方の光源33側へ向けて延設し、屈曲側スリーブ43の後部の内側に光源33の発光体33bの先端部を収容し、屈曲側スリーブ43の外周面をカバー部材39の内周面に係止して当該屈曲レンズ部40とカバー部材39とを共回り可能としている。また、屈曲レンズ部40の裏面側(光源33側)の中央部には接続ボス44を光源33側へ向けて突設し、該接続ボス44に後述する回動機構36の回動軸37の先端部を止着している。
第1光透過部41は、図5(a),(b)に示すように、カバー部材39の前側開放口39bを閉塞可能な円形状の収束レンズ体で構成されており、投光軸線Lに直交する姿勢に設定されている。詳しくは、投光軸線Lが当該第1光透過部41の中心部を通り、且つ当該第1光透過部41の円形面(表面および裏面)に対して直交する姿勢に設定されている。また、第1光透過部41のうち光源33側を向いた裏面を凸状に形成し、カバーユニット35を挟んで光源33とは反対側を向いた前面には、3つの凸レンズ部41aを第1光透過部41の中心部の周りに120度ずつ位相がずれた状態で形成している。そして、光源33から放射された光(詳しくは屈曲レンズ部40を透過して投光軸線Lに沿う方向へ屈曲された光)を当該第1光透過部41の裏面に受けて収束させ、この収束した光を凸レンズ部41aからカバーユニット35の前方へ投光可能とし、光源33からの光が照明装置25の前方へ透過することを許容している。さらに、第1光透過部41の外周縁には円環状の透過側スリーブ45を光源33側へ向けて延設し、該透過側スリーブ45をカバー部材39の内周面に係止して第1光透過部41をカバー部材39と共回りする状態に設定している。また、透過側スリーブ45の後端(屈曲レンズ部40側の端部)を屈曲レンズ部40の前面に当接し、第1光透過部41と屈曲レンズ部40とが間隔を開けて位置決めされるように構成されている。
さらに、カバーユニット35は、カバー部材39の外周壁のうち回動中心軸Cを挟んで第1光透過部41の中心部とは反対側に位置する部分に、カバー部材39の円周方向に沿って長尺な光透過開口部39cを前側開放口39bよりも小さい大きさで開設し(図6参照)、該光透過開口部39cには、第1光透過部41よりも小さい透明レンズ体からなる第2光透過部47を嵌合している。そして、光源33から放射された光が第2光透過部47を通ってカバーユニット35の側方(照明装置25の側方)へ透過することを許容し、前記投光軸線Lとは異なる方向、詳しくは投光軸線Lとは直交する方向に沿って放射されるように構成されている(図7参照)。さらに、図5(b)および図6に示すように、第2光透過部47(光透過開口部39c)を屈曲レンズ部40よりも光源33寄り(屈曲レンズ部40を挟んで第1光透過部41とは反対側)に配置し、屈曲側スリーブ43のうち第2光透過部47に対向する箇所には連通開口43aを開設して、光源33からの光が連通開口43aを通して直接第2光透過部47へ照射できるように構成されている。
次に、回動機構36について説明する。
回動機構36は、図6に示すように、当該回動機構36のベースとなるモータブラケット50をベース部材31の裏面に止着して備え、該モータブラケット50の裏面(モータブラケット50を挟んでカバーユニット35とは反対面)に回動駆動源としての回動モータ51を出力軸51aがカバーユニット35の回動中心軸Cと平行になる姿勢、且つモータブラケット50の前方へ向けて突出する状態で止着し、出力軸51aの突出端には駆動ギア52を共回り可能な状態で軸着している。また、駆動ギア52の側方(図6中、右側方)には、駆動ギア52と噛合する回動ギア53を回動中心が回動中心軸C上に位置する姿勢で備え、回動ギア53の回動中心には、軸受部32に支持される回動軸37の回動モータ51側の端部(後端部)を止着して回動ギア53と回動軸37とを共回り可能としている。そして、回動軸37を軸受部32へ回動自在な状態で挿通し、回動軸37のカバーユニット35側の端部(前端部)を軸受部32から前方へ突出するとともに屈曲レンズ部40の接続ボス44へ共回り可能な状態で止着している。また、モータブラケット50には回動位置センサ54を設け、該回動位置センサ54により回動ギア53に設けられた検出片53aを検出して回動軸37の回動位置、ひいてはカバーユニット35の姿勢(回動位置)を検出できるように構成されている。
このような構成を備えた照明装置25において光源33の発光体33bを発光させると、照明装置25は、光源33の光を屈曲レンズ部40の裏面や屈曲側スリーブ43の内周面へ向けて照射する。そして、屈曲レンズ部40へ照射された光を投光軸線Lの方向へ屈曲させて指向性を付与し、さらには第1光透過部41へ通して収束させ、投光軸線Lの延長線上に沿って照明装置25の前方へ照射する。また、屈曲側スリーブ43の内周面へ向けて照射された光のうち連通開口43aおよびその周辺に到達した光を第2光透過部47へ透過させて、照明装置25の側方、詳しくは照明装置25の側方のうちカバーユニット35の回動中心軸Cを挟んで第1光透過部41の中心部とは反対側へ向けて照射する。さらに、第1光透過部41および第2光透過部47から光を透過させた状態で、回動機構36の回動モータ51を駆動し、カバーユニット35を回動すると、第1光透過部41から透過する光の投光方向と第2光透過部47から透過する光の投光方向とを、両投光方向の相対関係(2つの投光方向がなす角)を維持しながら変化させる。
例えば、図7(a)に示すように、カバーユニット35を回動して第1光透過部41を照明装置25の前側下方へ臨ませる姿勢、且つ第2光透過部47をカバーユニット35の上部に位置する姿勢へ変換すると、第1光透過部41からの光をパチンコ遊技機1の前方下側、詳しくはパチンコ遊技機1の前方に着席する遊技者側へ向けて照射する。そして、第2光透過部47からの光を第1光透過部41からの光の投光方向とは異なる方向、具体的には、パチンコ遊技機1の上方(遊技店の天井)へ向けて照射する。また、図7(b)に示すように、カバーユニット35を回動して第1光透過部41を照明装置25の前側上方へ臨ませる姿勢、且つ第2光透過部47をカバーユニット35の下部に位置する姿勢へ変換すると、第1光透過部41からの光をパチンコ遊技機1の前方上側、詳しくはパチンコ遊技機1の前方に着席する遊技者の頭上へ向けて照射する。そして、第2光透過部47からの光を第1光透過部41からの投光方向とは異なる方向、具体的には照明装置25の下方へ向けて照射して、パチンコ遊技機1と遊技者との間の空間や、発射操作ユニット20を把持する遊技者の手元を照らす。したがって、投光方向が変更可能、且つ指向性を有する光(第1光透過部41からの光)とは別個の方向に光(第2光透過部47からの光)を照明装置25から放射することができ、光による遊技演出の向上を図ることができる。また、光源33を移動せずに投光方向を変更することができ、光源33へ電源を供給する配線に負荷が掛かって断線する不都合がない。
そして、照明装置25は、カバー部材39の内部のうち第1光透過部41と光源33との間に、光源33からの光を投光軸線Lに沿う方向へ屈曲させる屈曲レンズ部40をカバー部材39と共回りする状態で備えたので、簡単な構造で第1光透過部41から投光される光に指向性を付与することができる。また、第1光透過部41を収束レンズ体で構成し、屈曲レンズ部40により屈曲された光を収束させるようにしたので、指向性を有した第1光透過部41からの光を強めることができ、遊技演出の効果の向上を一層図ることができる。
ところで、上記実施形態では、第2光透過部47を屈曲レンズ部40よりも光源33側に配置したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8に示す第2実施形態では、基本的には第1実施形態と同じであるが、第2光透過部47を屈曲レンズ部40よりも第1光透過部41側に配置している。また、カバー部材39の内部、詳しくはカバー部材39の前側開放口39bのうち第2光透過部47側の開口縁(図8中、上側の開口縁)には、前側開放口39bの開口縁から屈曲レンズ部40の中心部側へ向けて延出した反射部材57をカバー部材39と共回りする状態で備え、該反射部材57のうち屈曲レンズ部40の光出射面(前面)および第2光透過部47に臨ませた表面に鏡面処理等を施して反射面57aとし、該反射面57aを光源33の発光体33bへ透明な屈曲レンズ部40を介して臨ませている。
このような構成の反射部材57を照明装置25に備え、光源33の発光体33bを発光させると、照明装置25は、光源33の光を屈曲レンズ部40の裏面等へ向けて照射し、屈曲レンズ部40へ照射された光を投光軸線Lの方向へ屈曲させて指向性を付与し、この状態で第1光透過部41の裏面および反射部材57へ照射する。そして、第1光透過部41の裏面(光入射面)に照射された光を第1光透過部41内へ通して収束させ、第1光透過部41の前面(光出射面)から投光軸線Lの延長線上に沿って照明装置25の前方へ照射する。また、反射部材57に照射された光を反射面57aで第2光透過部47側へ反射し、さらには第2光透過部47へ透過させて照明装置25の側方、詳しくは照明装置25の側方のうちカバーユニット35の回動中心軸Cを挟んで第1光透過部41の中心部とは反対側へ向けて照射する。したがって、第2光透過部47が光源33から屈曲レンズ部40よりも離れて第1光透過部41寄りに配置されたとしても、光源33からの光を反射部材57により確実に第2光透過部47へ通して照明装置25の側方へ向けて放射することができる。
なお、本発明における反射部材57は、第2光透過部47の位置に拘らず、光源33の光を第2光透過部47へ反射できればどのような構成であってもよい。例えば、第1実施形態、詳しくは第2光透過部47を屈曲レンズ部40よりも光源33側に配置した場合であっても、第2光透過部47を挟んで光源33とは反対側(第1光透過部41側)に反射部材57を配置し、光源33からの光を反射部材57の反射面57aで第2光透過部47へ照射してもよい。
ところで、上記実施形態では、カバー部材39を円筒状に形成したが、本発明はこれに限定されない。要は、光源33の側方を包囲して、光源33からの光が照明装置25の側方へ透過することを規制できればどのような構成のカバー部材であってもよい。例えば、カバー部材を断面が多角形(例えば、三角形や四角形)となる筒状に設定してもよい。また、上記実施形態では、第1光透過部41および第2光透過部47を透明レンズ体で構成したが、本発明はこれに限定されない。要は、第1光透過部および第2光透過部から光源の光を透過できればよい。例えば、第1光透過部および第2光透過部を常時開放される開口窓で構成してもよい。さらに、照明装置25は、透明部材保持枠9の上部に設けられることに限定されず、前面枠3の前面側であればどの位置に配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、前面枠の前面側に、投光方向を変更可能な照明装置を備えた遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、スロットマシン、封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の斜視図である。 装飾カバーを外した状態の透明部材保持枠の部分拡大斜視図である。 装飾ユニットの斜視図である。 装飾ユニットの分解斜視図である。 照明装置の説明図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 照明装置の分解斜視図である。 光源を発光させた照明装置の説明図であり、(a)は第2光透過部を第1光透過部よりも上方に配置した姿勢における側面図、(b)は第2光透過部を第1光透過部よりも下方に配置した姿勢における側面図である。 カバーユニット内に反射部材を備えた照明装置の断面図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 前面枠
12 装飾ユニット
13 装飾ブロック
14 装飾カバー
17 下皿ユニット
20 発射操作ユニット
23 ユニットベース
24 照明装着開口
25 照明装置
26 ランプ装着開口
27 報知ランプ
28 補強プレート
29 装飾部材
31 ベース部材
32 軸受部
33 光源
33a 発光基板
33b 発光体
33c 開口部
35 カバーユニット
36 回動機構
37 回動軸
39 カバー部材
39a 後側開放口
39b 前側開放口
39c 光透過開口部
40 屈曲レンズ部
41 第1光透過部
43 屈曲側スリーブ
45 透過側スリーブ
47 第2光透過部
50 モータブラケット
51 回動モータ
52 駆動ギア
53 回動ギア
57 反射部材
57a 反射面

Claims (4)

  1. 前面枠の前面側に、投光方向を変更可能な照明装置を備えた遊技機において、
    前記照明装置は、当該照明装置を前面枠に取り付けるためのベース部材と、該ベース部材の前面側に配置された光源と、光源の側方を包囲して、光源からの光が当該照明装置の側方へ透過することを規制する筒状のカバー部材と、該カバー部材を回動可能な回動機構と、を備え、
    前記カバー部材の回動中心軸を、カバー部材の中央部分を通り前面枠の前後方向に沿って延在する姿勢に設定し、
    前記カバー部材の前端部には、光源からの光が照明装置の前方へ透過することを許容する第1光透過部を備え、該第1光透過部の中心部を回動中心軸上から外れた位置に設定し、
    前記カバー部材の外周壁のうち回動中心軸を挟んで第1光透過部の中心部とは反対側に位置する部分には、光源からの光が照明装置の側方へ透過することを許容する第2光透過部を第1光透過部よりも小さく設定して備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記光源の中心部と第1光透過部の中心部とを結ぶ直線を投光軸線とし、
    前記カバー部材の内部のうち第1光透過部と光源との間には、光源からの光を投光軸線に沿う方向へ屈曲させる屈曲レンズ部をカバー部材と共回りする状態で備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第1光透過部は、屈曲レンズ部により屈曲された光を収束させて透過させる収束レンズ体であることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記カバー部材の内部のうち第2光透過部を挟んで光源とは反対側には、反射面を光源および第2光透過部へ臨ませた反射部材を備え、光源からの光を反射部材の反射面で反射させて第2光透過部へ透過させるように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。
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