JP2010085635A - 個人情報保護シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
本個人情報保護シート10は、各々特性の異なる三枚のシート(シート1、シート2、台紙3)から構成されており、シート1、シート2及び台紙3を、この順番で互いに接着して貼り合わせることで、本個人情報保護シートが1枚形成される。シート1及びシート2は、インクを透過しない材質と、インクを透過する材質とから形成されており、個人情報保護シート10には、それぞれのシートのインクを透過しない材質Aで構成されている部分に「あ」が分割されて印字されて、シート2をシート1から、シート1を台紙3からそれぞれ剥離すると、図示のように、「あ」を分割して判読不能にすることができる。
【選択図】図2
Description
シュレッダーを用いる場合は、裁断処理が十分に施されない可能性は低いが、シュレッダーを購入するための費用がかかるという問題がある。
特に、ラベルが小片になるにつれ、人の手で分断するときの煩雑さが増加するため、ラベルの個人情報印字部分をミシン目に沿って分断する手順を、封書等の受取人が予定通りに実行することは必ずしも容易ではない。
また、スクラッチした受像層の削りカスが発生するため、スクラッチ後に清掃を行う手間が発生する。
さらに、受像層を予め形成しておき、その上に印字するといった手順を踏む必要があるため、事前の下処理を要する点で煩雑である。
また、本願の発明は、1又は互いに張り合わせた複数枚の第1のシートと、前記第1のシートと貼り合わせる1枚の第2のシートと、から構成された印刷可能な個人情報保護シートであって、前記第1のシートは、インクを透過させる透明な透過部と、インクを透過させない不透明な不透過部とを備え、前記第2のシートは、インクを透過させない不透過部から成り、貼り合わせた前記各々のシートを互いに剥離自在に構成したことを特徴とする。
図1は、個人情報保護シートの構成を示す図である。
図示のように、本個人情報保護シート10は、各々特性の異なる三枚のシート(シート1、シート2、台紙3)から構成されており、シート2、シート1及び台紙3を、この順番で互いに接着して貼り合わせることで、本個人情報保護シートが1枚形成される。
また、シート1及びシート2は、不透過部であるインクを透過しない材質Aと、透過部であるインクを透過する材質Bとから形成されており、図中シート2上に吐出等されたインクは、その一部がインクを透過しない材質A上に載ってシート2上に付着し、インクを透過する材質B上に載ったインクは、小さな孔又はインク透過性の合成樹脂材料を通過して、シート1上に達する。
なお、台紙3は全面がインクを透過しない材質Aで構成されている。
即ち、本個人情報保護シート10上に吐出したインクは、それぞれシート1、シート2及び台紙3上に付着し、それぞれに付着したインクにより所定の画像や文字を形成する。
図示の例では、本個人情報保護シート10に平仮名の「あ」が印字されている。
この個人情報保護シート10には、それぞれのシートのインクを透過しない材質Aで構成されている部分に「あ」が分割されて印字されており、シート2をシート1から、シート1を台紙3からそれぞれ剥離すると、図示のように、「あ」を分割して判読不能にすることができる。
図3は、1枚のシートと台紙3で構成した個人情報保護シート10の平面図であり、図3Aは印字された個人情報保護シート10の平面図、図3Bは、個人情報保護シート10を構成するシートの材質の境界を破線で示した図である。
図3Aに示すように、この個人情報保護シート10は、図1に示した個人情報保護シート10と同様、平仮名の「あ」が印字されている。
このシート4は、図3Bに示すように、インクを透過しない材質Aとインクを透過する材質Bとが、図中の破線を境界に、シートの縦方向に交互に配置されて一枚のシートを形成している。
従って、この個人情報保護シートのシート4上に吐出等したインクは、その一部がインクを透過しない材質A上に載ってシート4上に付着し、インクを透過する材質B上に載ったインクは、シート4を通過して台紙3上に付着する。
この個人情報保護シート10は、台紙3と、この台紙3に貼り付けられた複数の孔が形成された樹脂フィルム等のシート5とから構成されている。
シート5と台紙3との接着面には、互いに剥離可能な粘着剤が塗布されている。
この個人情報保護シート10のシート5上に吐出等したインクは、その一部が上記シート5に形成された孔を通過して台紙3上に付着し、シート5及び台紙3上に所望の画像又は文字を形成する。即ち、シート5に形成された孔は、既に説明した実施形態に係る個人情報保護シート10のインクを透過する材質Bで形成された部分と同様の効果、即ちインクを透過する効果を有する。
なお、台紙3は全面がインクを透過しない材質で構成されている。
また、台紙3上のシート5の孔が形成されていない部分に対応する部分(シート5を台紙3に貼り付けたときに隠れる部分)に、予め規則的又はランダムな模様を印刷しておくことで、シート5を台紙3から剥離したときに、台紙3の印字箇所を隠蔽することができ、印字内容を推測、或いは特定することを困難にすることができる。
しかしながら、剥離した各シート及び台紙3を再度貼り合わせて、剥離前の状態に戻すことで、個人情報保護シート10に印字した内容が認識できる虞がある。
そこで、本実施形態では、台紙3に貼り合わせるシートに予め分割部であるミシン目を形成しておき、上記シートを台紙3から剥離した後に、ミシン目に沿って容易に裁断(分割)することができるようにする。
図5及び図6に示すように、印字された個人情報保護シート10から剥離したシート6,7には、印字内容が判読できないように、インクが透過しない材質Aで形成されている部分にのみインクが付着しており、インクが透過する材質Bで形成されている部分に吐出等されたインクは、シートを通過して図示しない台紙3上に付着する。
例えば、本個人情報保護シート10を用いた封書等を受け取った受取人は、台紙3からシート6を剥離した後、剥離したシート6をミシン目に沿って例えば手で破いて同一サイズに裁断することで、印字内容の判読を不能にするとともに、剥離したシート6を台紙3に貼り直す位置を他人に分かりづらくさせ、印字内容を推測、或いは特定することを防止することができる。
例えば、本個人情報保護シート10を用いた封書等を受け取った受取人は、図中(1)側の隅部と、図中(2)側の隅部とからシートを剥離して、シート7を2片のくし形の切片に分割する。また、剥離した一対のくし形のシート7は、手で破く等して容易に短冊状に形成することができ、剥離したシート7を台紙3に貼り直す位置を他人に分かりづらくさせ、印字内容を推測、或いは特定することを防止することができる。
また、上記個人情報保護シート10では、剥離したシート6,7を容易に裁断(分割)できるようにミシン目を形成しているが、これに限らず、シート6,7の強度が弱化するものであればよく、例えば切れ目や折り目を入れたり、裁断する部分の強度を弱く形成しておく等してもよい。
そのため、台紙3に貼り合わせるシートとして、厚さ方向に収縮率が異なる材質で形成されたシート、例えば2層構造のシートを用いることで、シートを受取人が剥がすと、厚さ方向の収縮率の違いにより、自然にカールしてシートの粘着面同士が貼り付き合うことを促すことができる。
なお、台紙3も、上記シートと同様に厚さ方向に収縮率が異なる材質で形成しておくことで、台紙3を封書等から剥離したときに、自然にカールさせて、台紙3の粘着面同士が貼り付き合うことを促進することができる。
また、剥離したシートを容易に裁断することができるとともに、剥離後のシートと台紙のそれぞれの粘着面同士が貼り付き合うことを促進することができるから、剥離したシートを台紙3と再度貼り合わせて印字内容を復元することを防止し、個人情報等の漏洩を防止することができる。
なお、本個人情報保護シート10の各シートの上記インクを透過する部分は、インクに限らず、例えば粘着剤等も透過する。
上述したように本実施形態に係る個人情報保護シート10への印刷(印字)は、個人情報保護シート10上にインク等を吐出することで行うが、本実施形態に係る印刷方法では、台紙上にインク等を付着させて行う。
なお、台紙は、酸化後のインクと同一色のものを用いる。
なお、上記文字等を形成するインクとして、有色であって酸化後に台紙と同一色に変色する粘着剤を用いてもよい。
Claims (8)
- 透明な1又は互いに貼り合わせた複数枚の第1のシートと、
前記第1のシートと貼り合わせる1枚の第2のシートと、から構成された印刷可能な個人情報保護シートであって、
前記第1のシートは、インクを透過させる透過部と、インクを透過させない不透過部とを備え、
前記第2のシートは、インクを透過させない不透過部から成り、
貼り合わせた前記各々のシートを互いに剥離自在に構成したことを特徴とする個人情報保護シート。 - 1又は互いに張り合わせた複数枚の第1のシートと、
前記第1のシートと貼り合わせる1枚の第2のシートと、から構成された印刷可能な個人情報保護シートであって、
前記第1のシートは、インクを透過させる透明な透過部と、インクを透過させない不透明な不透過部とを備え、
前記第2のシートは、インクを透過させない不透過部から成り、
貼り合わせた前記各々のシートを互いに剥離自在に構成したことを特徴とする個人情報保護シート。 - 請求項2に記載された個人情報保護シートにおいて、
前記第2のシートは、前記第1のシートの前記不透過部に対応する部分に、所定の模様を有することを特徴とする個人情報保護シート。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載された個人情報保護シートにおいて、
前記透過部は、前記第1のシートに形成された孔又はインク透過性を有する合成樹脂材料で構成されていることを特徴とする個人情報保護シート。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載された個人情報保護シートにおいて、
前記第1のシートは、剥離時に複数に分割するための弱化された分割部を有することを特徴とする個人情報保護シート。 - 請求項5に記載された個人情報保護シートにおいて、
前記第1のシートの前記分割部はミシン目であることを特徴とする個人情報保護シート。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載された個人情報保護シートにおいて、
前記第1のシートと第2のシートは、部分的に粘着力が異なるように互いに粘着剤によって貼り合わされていることを特徴とする個人情報保護シート。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載された個人情報保護シートにおいて、
前記第1及び/又は第2のシートは、その厚さ方向に収縮率が異なって形成されていることを特徴とする個人情報保護シート。
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