JP4895377B2 - 個人情報保護用フィルムシート - Google Patents

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本発明は、はがきや封書などの郵便物などの書面にトナーやインクで記載された住所、氏名、会社名などの情報、その他の文字や図面などの情報部分の上に透明な保護用フィルムシートを貼り付け、そのフィルムシートの下部の情報をフィルムシート貼り付け状態で判読可能とするが、このフィルムシートの剥離によってそれらの情報を読み取り不能な状態としうる簡易な個人情報保護用フィルムシートに関する。
従来より、はがきや封書などの郵便物などの配送物を廃棄する際には、個人情報などの特定を可及的に避けるべく、当該配送物の配送先すなわち受取人の宛て名である氏名もしくは名称、並びに、その住所、あるいは差出人名およびその住所などが記載された箇所を一つ一つ塗りつぶしたり、宛て名ラベルを手で剥がし取ったり、あるいは宛て名を印字された箇所や宛て名ラベルの部分をハサミや裁断機で細かく裁断するといった措置が講じられている。しかしながら、塗りつぶす、切断する、削りとる、焼却する、溶かす、といった手段は、手作業で行うにはいずれも時間と手間を強いるものである。また、一見すると判読不能に塗りつぶしたとしても、インクの濃淡や反射率、赤外線による透過などによって容易に判読しうることから、この塗りつぶしは不完全な消去手段であった。そもそも人が配送する郵便物などの宛て名や宛て名ラベルの記載は、郵便物などの配送時に可読できなければ配送の用を果たさない。このように郵便物の宛て名や住所は、本来的に差し出し時の当初には、判読できなければならず、受取後の廃棄時には、個人情報の保護の観点から逆に判読できないことが望まれる。
ところで、郵便物の配送先の記載、例えば住所の記載、があれば、その住所からいわば自明のうちに個人が特定できる場合が多い。したがって、このような住所を記載したものと同梱され表示される氏名などの情報は、その情報が廃棄物とされる情報であっても、あるいは、それ自体がたとえ断片的なものに裁断されたとしても、裁断されないで廃棄された住所などの情報を手に入れることができれば、その住所などの情報から裁断された個人の氏名などの情報も特定されることとなる。したがって、それが、その個人にまつわる情報として認識されれば、結果として悪用可能な有意な情報へと容易に転換されかねない危険性をはらんでいる。そこで、個人情報の秘匿のためには、廃棄物中から本人が特定されないように、本人の特定に直結する宛て名の住所などの廃棄方法に特に留意することが必要となっている。
従来、剥離後にラベルを簡単に手で破いて裁断できるように、ミシン目やアンカット部を有するスリットを備えた再剥離可能なラベルが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、貼り付けるラベルではなく、郵便物などの用紙そのものに工夫したものとして、大枠を切り取る荒いミシン目と細部に分断する目の細かいミシン目を備えた用紙がある。すなわち、書面中の個人を特定する記載箇所の周辺を切り離し可能に分離線で形成し、切り離し後に細断線から切り離して方形小片に裁断するものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、住所や氏名といった印字部分にスクラッチ可能な機能をもたせ、コインなどで印字部分をこするだけで簡単に消し去ることで剥離および除去可能な個人情報保護シートが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。これはその用紙の基材の上に、剥離層、受像層を有し、受像層に個人情報の表示部の一部あるいは全部を形成するものである。
特開2001−175175号公報 特開2004−317875号公報 国際公開WO2006/095832号公報
しかしながら、特許文献1および2に記載の方法にて判読不能となるまで細部に分断するには、実際には手間も労力もかかる。とりわけ、小片になっていくに連れて人の手で小さく分断するときの煩雑さが増していく。したがって、個人情報記載部分を剥離あるいは切離した後にミシン目に沿って分断するといった手法を、受取人が全部予定どおりにこなすことは必ずしも容易とはいえない。また、特許文献2に記載のように、書面の一部分をミシン目に沿って分離させるといった手順では、該当個所をハサミでくり抜いたり、シュレッダーで書面全体を裁断するのと同かそれ以上の手間がかかり、煩わしさから十分に開放されたとはいえない。
また、特許文献3に記載の方法で個人情報の印字部分をスクラッチして剥離するためには、コインなどの固いもので受像層を擦りとる作業が必要となる。このようなコインなどのスクラッチは一挙に大面積を処理できず、したがって、瞬時に処理できず、簡易性および即時実行性の点で十分とはいえない。またスクラッチした削りカスがボロボロ発生するので、スクラッチ後の清掃という手間が別途発生する。さらに、受像層をあらかじめ特に設けておき、その上に印字するといった手順を踏まなければならず、事前の下処理を要する点で煩雑である。したがって、前処理あるいは予備処理が不要で、廃棄時には簡易に文字情報などを物理的に認識不能とする手段として十分なものでなかった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、特殊加工を施していない通常のはがきや封書などの書面上に印字された文字情報、とりわけ住所や氏名などの個人情報や会社の住所や名称などの企業情報などに関わる情報を、差し出し時には可読的として、受け取り後、これらの書面を廃棄する際に簡易・迅速にこれらの情報を判読不能にし、再現不可能とし得る手段を提供することである。
上記の課題を解決するための本発明の手段として、請求項1の発明の手段は、光透過性の樹脂フィルムシートの一面に光透過性の幾何学模様の接着剤層を形成する。このフィルムシートの一面に形成した接着剤層の強度は、このフィルムシートの接着剤層の部分を書類の印字された文字や図形部分に貼付して剥がすとき、書類の印字文字や図形がフィルムシートに転写され、書類面から取り去られてしまう強さとする。しかも、このフィルムシートに形成の接着剤層を幾何学模様状とするとき、このフィルムシートを貼着したはがきや封書の住所や宛て名の部分の印字紙面から、このフィルムシートを剥離することにより、この接着剤層の当接した印字された文字や図形の部分を幾何学模様状に転写するものとする。その結果、それ以外の印字文字や図形の部分が幾何学模様状に欠落して判読不能な印字文字や図形として元の書類面に残ることとなる。さらに、この接着剤層側のフィルムシート面を剥離紙で保護し、使用時に剥離紙を剥離してフィルムシートの接着剤層面を目的とする書面の印字された文字や図形の面側に貼付するものとしていることを特徴とする貼付用の個人情報保護用フィルムシートである。上記の保護する情報は文字情報の他に図形情報や記号情報も含まれるものである。
請求項2の発明の手段の貼付用の個人情報保護用フィルムシートは、上記請求項1の手段における光透過性のフィルムシートは、透明なフィルムシートからなるものであり、好ましくは無色の透明なフィルムシートからなることを特徴とする。
請求項3の発明の手段の貼付用の個人情報保護用フィルムシートは、光透過性のフィルムシートが半透明なフィルムシートからなり、好ましくは無色の半透明なフィルムシートからなることを特徴とする。
請求項4の発明の手段の貼付用の個人情報保護用フィルムシートは、上記請求項1〜3のいずれか1項の手段において、幾何学模様が文字や図形を細分する大きさのストライプ状の模様からなるもので、好ましくはそのストライプ状の模様のストライプの幅が文字情報の一文字の書体の大きさよりも小さく、その部分では元の文字が判読不能な幅からなることを特徴とする。
請求項5の発明の手段の貼着用の個人情報保護用フィルムシートは、上記請求項1〜3のいずれか1項の手段において、幾何学模様が文字や図形を細分する大きさのチェック状の模様からなり、好ましくはそのチェック状の模様の大きさは文字情報の一文字の書体の大きさよりも小さく、その部分では元の文字が判読不能な大きさからなることを特徴とする。
請求項6の発明の手段は、上記請求項1〜3のいずれか1項の手段において、幾何学模様が文字や図形を細分する大きさの斑点模様であり、好ましくはその斑点の模様の大きさは文字情報の一文字の書体の大きさよりも小さく、その部分では元の文字が判読不能な大きさからなることを特徴とする。
本発明の個人情報保護用フィルムシートは、光透過性のフィルムの片面上に設けた接着剤層の面を被着材であるはがきや封書、あるいは書類などの表面に対面させて貼着して使用するものである。
本発明の個人情報保護用フィルムシートにおける光透過性とは、フィルムシートの表面から裏面までの厚み方向に対して、被着材上にトナーやインクで印刷された文字などを判読可能な程度に光を透過する性質を指している。これらのフィルムは有色あるいは無色を問わず、また透明あるいは半透明のいずれでもよい。被着材に貼付けた際にフィルムシートを通して被着材表面の文字や図形の記載事項が読み取れる程度の透過性を有するものであればよい。
このフィルムシートの材質は、たとえばポリエステル、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネートなどのプラスチック樹脂からなる光透過性のフィルムシートである。
本発明にいう個人情報とは、自然人である個人に係る情報のみならず企業や団体あるいは法人などに関する情報をいうものとする。
個人情報保護用フィルムシートの片面上に形成する接着剤層すなわち粘着層は、塗布、吹き付け、印刷、転写などにより形成すればよく、このフィルムシートは既存の粘着フィルム製造機や印刷機などを用いて加工したものである。上記の接着剤層すなわち粘着層の成分は、アクリル系、エマルジョン系、ソルベント系、ゴム系などの成分からなり、得られた接着剤層すなわち粘着層が光透過性のものであればよい。これらの接着剤層の接着強度は、被着材表面の文字や図形のトナーやインク部分を破壊する程度の強度とし、貼着した接着剤層を有するフィルムシートを被着材表面から剥離しようとすると、被着材表面の文字や図形のトナーやインク部分をその接着剤層側に接着して引き剥がすことができる強度のものとする。
これらの接着剤層は、フィルムシート片面上に部分的に形成する。たとえば、方形のフィルムシートの片面に、接着剤層を有する部分と有しない部分を縦長のストライプ状に交互に配した幾何学模様として形成する。この幾何学模様は文字や図形を細分する大きさのストライプ状の模様の幅は、接着剤層を有するストライブの部分をたとえば印字された一文字の大きさの幅と同じとする。この場合は一文字の幅に一条の接着剤を有するストライプの幅が重なり、その文字に隣接する文字の部分には接着剤層有しないフィルムシートが対面するものとし、被着材の書面に貼り付ける際には、文字と接着剤層のストライプの位置を重ね合わせるものとする。また、上記の接着剤層を文字幅にあわせて縦長のストライプ状に形成する以外に、横長のストライプ状としたり、あるいは市松模様状とすることで、縦横交互に接着剤層を有する部分と接着剤層を有しない部分とをフィルムシート面に形成することもできる。
この個人情報保護用フィルムシートをはがきや封書の宛て名などの文字情報の部分の面に貼付し、用済み後にこのはがきや封書を廃棄する際に、予めこれらの文字情報が漏洩することを防止するために、個人情報保護用フィルムシートを剥離するものとする。この個人情報保護用フィルムシートはがきや封書の部分に印字された文字を一文字毎に空けて飛び飛びに転写する。すなわち、はがきや封書の部分には印字された文字を一文字毎に空けて飛び飛びに残し、剥離した個人情報保護用フィルムシートには、上記の一文字毎に空けた飛び飛びの文字が転写されている。従って、これらの宛て名などの文字情報は残されたはがきや封書の部分にも、また個人情報保護用フィルムシートの部分にも、それぞれ不完全な情報となっており、それらの個別のものだけでは判読できないものとなっている。従って、はがきや封書と、個人情報保護用フィルムシートを別々に廃棄すると、これらの文字情報を判読することはできず、秘密は保護できる。
なお、フィルムシート上への接着剤層の形成は、縦長ストライプ状の接着剤層を文字幅に合わせて形成した上で、さらに横方向に上記のストライブよりも細い細線状の接着剤層を適宜間隔をあけて形成してもよい。このように横方向の細い接着剤層を間隔をあけて設けることにより、より一層に文字情報が細分化され、剥離後に判読不能となる。さらにフィルムシートの周囲に接着剤層を設けることで、貼付後に個人情報保護用フィルムシートが不用意にめくれあがったり、端部が折れ曲がってめくれたりすることを抑制して安全をはかることができる。
以上説明したとおり、被着材であるはがきや封書、あるいは書類などの文字情報などは、その上に個人情報保護用フィルムシートを貼付した状態でも、このフィルムシートを通して文字情報を認識することができる。このように個人情報保護用フィルムシートを被着材のはがきや封書、あるいは書類などの文字や図形などの上に貼り付けた状態で使用し、この被着材を用済みで廃棄する時には、このフィルムシートを被着材のはがきや封書、あるいは書類などの上から剥がすことで、剥がされた後のはがきや封書、あるいは書類などの文字や図形などの文字情報を判読不能とすることができ、かつ、この剥がしたフィルムシート側に付着された部分の文字や図形も判読不能となる。すなわち、はがきや封書、あるいは書類などの被着材表面の文字や図形などの一部すなわちトナーもしくはインクで記載の情報は、このフィルムシートを剥離することで、フィルムシートの片面の接着剤層側に付着して被着材から剥がしとられる。このことにより、はがきや封書、あるいは書類などを廃棄する際に文字や図形の文字情報がいわば歯抜け状態になり、被着材および引き剥がされたフィルム面に付着の文字や図形のいずれの文字情報も、それぞれ単独で判読不能な状態となっている。
文字情報の部分に本発明の手段の個人情報保護用フィルムシートを適用しうるはがきや封書、あるいは書類などの被着材の材質は、紙、プラスチックなどであれば特に材質を問わない。従来の例えば印字した文字や図形を非透光性の塗膜で隠蔽し、この塗膜をスクラッチすることで剥ぎとり、その下部の文字を現出するスクラッチ手段のものがあるが、このスクラッチ手段のものは文字情報の被着材側の部分に事前の下処理を施す必要がある。しかし、本発明の手段では、このような事前の下処理を必要とせず、文字情報の部分に個人情報保護用フィルムシートを貼付するのみでよい。しかしながら、文字情報のインクやトナーを被着材の表面から容易に剥離可能するために、事前に被着材表面にアンカーコートとしてニスや樹脂を施すことで、インクが被着材表面上から接着剤層側へとより引き剥がし易くすることも可能である。
本発明の手段の個人情報保護用フィルムシートは、フィルムシートの素材である樹脂を適宜選択することで、リサイクル用の分別回収ルートに容易に組み込むことができる。
本発明は上記の手段としたことで、被着材であるはがきや封書、あるいは書類などの文字情報などは、その上に個人情報保護用フィルムシートを貼付した状態でも、このフィルムシートを通して文字情報を認識することができ、例えば、郵便配達時の便は保たれた状態で使用でき、用済みで廃棄する際には、個人情報保護用フィルムシートを被着材のはがきや封書、あるいは書類などの上から剥がすことで、剥がされた後のはがきや封書、あるいは書類などの文字や図形などの文字情報を判読不能とすることができ、かつ、この剥がしたフィルムシート側に付着された部分の文字や図形も判読不能とでき、はがきや封書、あるいは書類などを廃棄する際に文字や図形の文字情報がいわば歯抜け状態で、被着材の面および引き剥がされたフィルム面のいずれの文字情報も、それぞれ単独で判読不能な状態となって、個人情報が保護できるなど、本発明の手段は、従来にない優れた効果を奏するものである。
本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の個人情報保護用フィルムシート1を、例えば、切手3を貼った封筒面2の宛て名4の部分に貼付した例を示す。図1に示すように、封筒面2の宛て名4の記載部分の大きさを縦横共にそれぞれ一定の大きさである定型とし、宛て名4の文字の大きさおよび行数を一定に定めるとき、本発明の個人情報保護用フィルムシート1の大きさは、定型の大きさとすることができる。この場合、個人情報保護用フィルムシート1の大きさを宛て名4の記載部分の大きさよりも一回り大きなものとし、個人情報保護用フィルムシート1の一定幅の周辺部5を設け、この部分の封筒面の側に、図2に示すように、接着剤層を設けて周辺密着部に形成している。このように周辺部5を接着剤層を有する周辺密着部とすることで、使用時にフィルムシートが封筒面2から誤ってめくれて剥離することがない。
図2は、図1の封筒面2の宛て名4の部分に個人情報保護用フィルムシート(以下「フィルムシート」と記載する。)1を貼付した部分を拡大して見せた図である。図2でハッチの斜線で示す部分はフィルムシート1に透明な接着剤層を有する部分を示している。従って、現実にはハッチの斜線は見えることはない。この図2の例では、横書きの宛て名4の部分に縦向きの接着剤層を有する接着剤部8が対面して被着されて文字密着部6となっている。さらに、これらの隣接の文字の部分には接着剤非塗布部9のフィルムシートの部分で、図2の文字非着部7となっている。
本発明のフィルムシート1を貼付した封筒面2から用済みとなり、フィルムシート1を封筒面2宛て名4の部分から剥離した状態の封筒面2とフィルムシート1の裏面側を図3に示す。この結果、封筒面2には宛て名4の文字が1字置きに欠けた情報が残り、めくったフィルムシート1には上記の欠けた文字が転写されて1字置きに情報が移されている。それぞれの文字の欠けた情報の内容は、それら単独では判読できないものとなっており、従って、この封筒面4を有する封筒とフィルムシート1を別個に廃棄処分するときはこの宛て名の情報は秘密に保持される。
図4に本発明のフィルムシート1を示し、このフィルムシート1は、縦状に交互に文字幅の接着剤部8と非接着剤部9を有する例である。この場合は、封筒面2に記載する文字情報の部分の大きさ、文字の大きさ、文字間の間隔などを一定とした定型のものとする。この図4の(a)は平面図を示している。ハッチで示す部分は接着剤部8であり、ハッチ間の部分は非接着部9である。図4の(b)は(a)のA−A切断面図で、(c)は(a)のB−B切断面図である。これらのフィルムシート1は未使用の状態では、塗布された接着剤の面が保管中に乾燥しないように剥離紙をその上に貼り付けている。使用時にこの剥離紙を剥離してフィルムシート1の接着剤層のある側を宛て名4の文字情報の上に接着する。
図5は、封筒面2に記載する文字情報の部分の文字の大きさ毎に接着剤部8と非接着剤部9が一字毎に互い違いになるように鹿の子状に設けたフィルムシート1を示す。この図5の(a)は平面図を示している。ハッチで示す部分は接着剤部8であり、ハッチ間の部分は非接着部9であり隣接部分と鹿の子状に接着剤層が形成されている。図5の(b)は(a)のA−A切断面図で、(c)は(a)のB−B切断面図である。
これらのフィルムシートは、光透過性の透明なフィルムシートであることを基本とするが、宛て名4などの文字情報が判読できるならば半透明や有色透明なフィルムシートであってもよいことはいうまでもない。
本発明のフィルムシート1の接着剤部8あるいは非接着剤部9の形状は、判読不能な幾何学模様であり、文字や図形を細分する大きさのストライプ状の模様からなるものであり、上記のように一文字毎にストライブ状に文字を抜いたり、図示しないが糸文字の中に数条のストライブ状に文字を細分化して抜くものとする。いずれにしても、フィルムシート1を剥離した後の封筒面2の文字情報あるいはフィルムシート1面に転写された文字情報がそれだけでは判読不能な程度とするものである。
従って、上記に示したように鹿の子状の、すなわちチェック状の模様にフィルムシート1の接着剤部8あるいは非接着剤部9の形状を形成することもできる。さらに、他の例では、判読不能な幾何学模様は文字や図形を細分する大きさの斑点模様からなるものとすることもできる。
フィルムシート1の接着剤層側を裏面とするとき、このフィルムシート1の外周部分の肉厚をフィルムシート1の表面側を薄くした形状とすることにより、フィルムシート1が不用意に郵送中に剥がれないものとすることができる。このようにすることで、はがきや封書の被着材上に本発明のフィルムシート1を貼付した状態で、配送中に剥がれてしまい、宛て先が判読できなくなるような事態を可及的に低減することができる。
封筒面の宛て名部に本発明の個人情報保護フィルムシートを添付した状態を示す図である。 図1の宛て名部分を拡大して示す図である。 封筒面から個人情報保護フィルムシートを剥離した状態を示す図である。 本発明の個人情報保護フィルムシートの縦状に交互に文字幅の接着剤部と非接着剤部を有する例で、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A切断面図で、(c)は(a)のB−B切断面図である。 本発明の個人情報保護フィルムシートの鹿の子状に接着剤部と非接着剤部を有する他の例で、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A切断面図で、(c)は(a)のB−B切断面図である。
符号の説明
1 個人情報保護フィルムシート
2 封筒面
3 切手
4 宛て名
5 周辺部
6 文字密着部
7 文字非着部
8 接着剤部
9 非接着剤部

Claims (6)

  1. 光透過性の幾何学模様からなる接着剤層を光透過性のフィルムシートの一面に有しかつ該接着剤層の接着強度を書面の文字面や図形面に貼付した該フィルムシートの剥離時に書面の文字や図形を形成するトナーやインクの部分を判読不能な幾何学模様状に接着除去する強度とし、該接着剤層の表面を剥離紙で保護しており、該接着剤層の幾何学模様は書面の文字面や図形面に貼付した該フィルムシートの剥離時に書面の文字や図形を判読不能とする模様であることを特徴とする貼付用の個人情報保護用フィルムシート。
  2. 光透過性のフィルムシートは透明なフィルムシートからなることを特徴とする請求項1に記載の貼付用の個人情報保護用フィルムシート。
  3. 光透過性のフィルムシートは半透明なフィルムシートからなることを特徴とする請求項1に記載の貼付用の個人情報保護用フィルムシート。
  4. 幾何学模様は文字や図形を細分する大きさのストライプ状の模様からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の貼付用の個人情報保護用フィルムシート。
  5. 幾何学模様は文字や図形を細分する大きさのチェック状の模様からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の貼着用の個人情報保護用フィルムシート。
  6. 幾何学模様は文字や図形を細分する大きさの斑点模様であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の貼着用の個人情報保護用フィルムシート。
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