JP2006082551A - 熱転写印刷剥離シート、熱転写印刷粘着ラベルおよび熱転写印刷粘着ラベルの製造方法 - Google Patents
熱転写印刷剥離シート、熱転写印刷粘着ラベルおよび熱転写印刷粘着ラベルの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006082551A JP2006082551A JP2005262792A JP2005262792A JP2006082551A JP 2006082551 A JP2006082551 A JP 2006082551A JP 2005262792 A JP2005262792 A JP 2005262792A JP 2005262792 A JP2005262792 A JP 2005262792A JP 2006082551 A JP2006082551 A JP 2006082551A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- thermal transfer
- release
- transfer printing
- adhesive label
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の熱転写剥離シートは、剥離シート基材と剥離層とで構成された剥離シートと、前記剥離層上に熱転写により設けられた定型および/または可変情報を示す印刷層とを有し、前記剥離層は、オレフィン系熱可塑性エラストマーとポリエチレンとの両方を含有している剥離剤で構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
しかし、この方法では、印刷ヘッドに粘着剤が付着してしまう場合がある。
しかし、この場合、粘着ラベル製造の途中段階で印刷工程が必要なため、粘着ラベルの製造設備が大型化し、小ロットでの製造が困難である。
(1) 剥離シート基材と剥離層とで構成された剥離シートと、
前記剥離層上に熱転写により設けられた定型および/または可変情報を示す印刷層とを有し、
前記剥離層は、オレフィン系熱可塑性エラストマーとポリエチレンとの両方を含有している剥離剤で構成されていることを特徴とする熱転写印刷剥離シート。
前記熱転写リボンは、熱溶融性樹脂としてエポキシ樹脂を含むものである上記(1)に記載の熱転写印刷剥離シート。
ラベル基材と粘着層からなる粘着ラベルの前記粘着層を、前記印刷層を設けた前記剥離層に貼着して、前記印刷層を前記粘着層の表面に転写させる工程とを有し、
前記剥離層は、オレフィン系熱可塑性エラストマーとポリエチレンとの両方を含有している剥離剤で構成されていることを特徴とする熱転写印刷粘着ラベルの製造方法。
前記熱転写リボンは、熱溶融性樹脂としてエポキシ樹脂を含むものである上記(4)に記載の熱転写印刷粘着ラベルの製造方法。
図1(a)、(b)及び(c)は、本発明の第1の好適実施形態を示すもので、これらの図に示すように、本発明の熱転写印刷剥離シート1は、剥離シート基材11と、剥離シート基材11上に形成された剥離層12から成る剥離シート10と、該剥離シート10の剥離層12上に熱転写により形成された印刷層3とを有している。
剥離シート基材11の厚さは、特に限定されないが、通常20〜200μm、好ましくは25〜100μmである。
なお、剥離層12は、他の樹脂成分や、可塑剤、安定剤等の各種添加剤を含んでいてもよい。
本発明の熱転写印刷剥離シート1の剥離層12の表面には、熱転写による定型および/または可変情報を表示する印刷層3が設けられている。ここで、可変情報とは、すべての粘着ラベルに共通の情報を意味し、例えば、枠や会社名や製品名が含まれる。また、可変情報とは、ラベルの所定数のセットや個々のラベル毎に異なる情報を意味し、例えばまたはロット番号や連続番号(シリアルナンバー)や製造日付などが含まれる。
このようなラベル基材21の厚さは、特に限定されないが、20〜200μm程度であるのが好ましく、25〜100μm程度であるのがより好ましい。
粘着剤としては、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、エポキシ系粘着剤、ゴム系粘着剤そしてシリコーン系粘着剤など公知の粘着剤が使用できる。
(実施例1)
剥離シート基材として無塵紙(リンテック社製:商品名「クリーンペーパー」、93μm)の片面に剥離剤としてオレフィン系熱可塑性エラストマー(三井石油化学工業(株)社製:商品名「タフマーP−0280G」)50重量部とポリエチレン樹脂(住友化学工業(株)社製:商品名「HI−αCW2004」)50重量部からなる剥離剤を使用し押出ラミネート法により厚さ22μmの剥離層を設けた剥離シートを用意した。次に熱溶融性樹脂としてエポキシ系樹脂に着色剤を含有した転写層を有する熱転写リボン(オートニクス(株)社製:商品名「オートニクスHD」)を熱転写プリンター(Zebra Technologies Corporation社製:商品名「140Xi」)で「封印2000年5月」の文字からなる情報を前記剥離シートAの剥離層上に印刷し、熱転写印刷剥離シートを作成した。
転写層が熱溶融性樹脂の脂肪酸エステル系樹脂層とアルミニウム蒸着層を有する熱転写リボン((株)村田金箔社製:商品名「MGR金」)を使用したこと以外は実施例1と同様にして熱転写印刷剥離シートを作成した。
(実施例3、実施例4)
ラベル基材としての厚さ50μmの透明ポリエチレンフィルムの片面に、厚さ22μmのアクリル系粘着剤(リンテック(株)製:商品名「PA−T1」)の粘着層を設けた粘着ラベルを実施例1、実施例2の熱転写印刷剥離シートに貼着し、熱転写印刷粘着ラベルを作成し、それぞれ、実施例3、実施例4とした。
ラベル基材としての厚さ50μmの不透明な白色ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に厚さ24μmの蛍光染料を含んだアクリル系粘着剤の粘着層を設けた粘着ラベル(リンテック(株)製:商品名「PETWH50(A)P7006」)を実施例2の熱転写印刷剥離シートに貼着し、熱転写印刷粘着ラベルを作成し、実施例5とした。
剥離シートから熱転写印刷粘着ラベルを手で剥がし、その作業性について下記の基準で評価した。
○:熱転写印刷粘着ラベルの印刷層の部分と、印刷層のない部分で違和感なく剥離シートから剥離できる。
×:熱転写印刷粘着ラベルの印刷層の部分で剥離が重く、剥離作業が困難であった。
剥離シートから熱転写印刷粘着ラベルを剥離し、剥離シートの剥離層の面と熱転写印刷粘着ラベルの粘着層の表面に転写された印刷層の状態を肉眼で観察し、下記の基準で評価した。
◎:剥離層上に印刷層は残存せず、熱転写印刷粘着ラベルの粘着層の表面に、印刷層が完全に転写された。
○:剥離層上に印刷層はほとんど残存せず、熱転写印刷粘着ラベルの粘着層の表面に、印刷層がほぼ完全に転写された。
△:剥離層上に印刷層がある程度残存し、熱転写印刷粘着ラベルの粘着層の表面に、印刷層が十分に転写されなかった。
×:剥離層上に印刷層がほとんど残存し、熱転写印刷粘着ラベルの粘着層の表面に、印刷層がほとんど転写されなかった。
次に、剥離シートから剥離した熱転写印刷粘着ラベルを、透明ガラス板の被着体に貼着した。次に、ラベル基材が透明な実施例4〜6の場合はラベル基材越しに、ラベル基材が不透明な実施例7、8の場合は被着体越しに、印刷層により構成された情報を観察した。そして、印刷層により構成された情報の表示を下記の基準で評価した。
◎:表示された情報に欠け、欠落等の形崩れが全く確認されなかった。
○:表示された情報に欠け、欠落等の形崩れがほとんど確認されなかった。
△:表示された情報に大きな欠落、形崩れが見られた。
×:情報がほとんど表示されなかった。
剥離シートから熱転写印刷粘着ラベルを剥離し、厚さ2mmのポリプロピレン板(PP板)に貼着し、2kgのゴムローラーで5往復させた。室温で24時間放置した後PP板から粘着ラベルを剥がし、そのPP板にブラックライトを当てた。PP板に移行した蛍光染料による発光部の情報状態を肉眼で観察し、下記の基準で評価した。
◎:「封印2000年5月」の文字情報が容易に認識できた。
×:PP板の発光部が一様に発光し、情報が確認できない。
2 熱転写印刷粘着ラベル
3 (熱転写)印刷層
3A 金属層が含まれている(熱転写)印刷層
10 剥離シート
11 剥離シート基材
12 剥離層
20 粘着ラベル
21 ラベル基材
22 粘着層
50 熱転写印刷リボン
51 リボン基材
53 着色層
55 金属層
57 粘着層
Claims (5)
- 剥離シート基材と剥離層とで構成された剥離シートと、
前記剥離層上に熱転写により設けられた定型および/または可変情報を示す印刷層とを有し、
前記剥離層は、オレフィン系熱可塑性エラストマーとポリエチレンとの両方を含有している剥離剤で構成されていることを特徴とする熱転写印刷剥離シート。 - 前記印刷層は、熱転写リボンを用いて前記剥離層上に設けられるものであり、
前記熱転写リボンは、熱溶融性樹脂としてエポキシ樹脂を含むものである請求項1に記載の熱転写印刷剥離シート。 - ラベル基材と粘着層とで構成された粘着ラベルの粘着層に、請求項1または2に記載の熱転写印刷剥離シートの前記印刷層を設けた剥離層を貼着したことを特徴とする熱転写印刷粘着ラベル。
- 剥離シート基材と剥離層とで構成された剥離シートの前記剥離層に熱転写で定型および/または可変情報を示す印刷層を設ける工程と、
ラベル基材と粘着層からなる粘着ラベルの前記粘着層を、前記印刷層を設けた前記剥離層に貼着して、前記印刷層を前記粘着層の表面に転写させる工程とを有し、
前記剥離層は、オレフィン系熱可塑性エラストマーとポリエチレンとの両方を含有している剥離剤で構成されていることを特徴とする熱転写印刷粘着ラベルの製造方法。 - 前記印刷層は、熱転写リボンを用いて前記剥離層上に設けられ、
前記熱転写リボンは、熱溶融性樹脂としてエポキシ樹脂を含むものである請求項4に記載の熱転写印刷粘着ラベルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005262792A JP2006082551A (ja) | 2000-10-24 | 2005-09-09 | 熱転写印刷剥離シート、熱転写印刷粘着ラベルおよび熱転写印刷粘着ラベルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000324604 | 2000-10-24 | ||
JP2005262792A JP2006082551A (ja) | 2000-10-24 | 2005-09-09 | 熱転写印刷剥離シート、熱転写印刷粘着ラベルおよび熱転写印刷粘着ラベルの製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001326804A Division JP2002205465A (ja) | 2000-10-24 | 2001-10-24 | 熱転写印刷剥離シート、熱転写印刷粘着ラベルおよび熱転写印刷粘着ラベルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006082551A true JP2006082551A (ja) | 2006-03-30 |
Family
ID=36161420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005262792A Pending JP2006082551A (ja) | 2000-10-24 | 2005-09-09 | 熱転写印刷剥離シート、熱転写印刷粘着ラベルおよび熱転写印刷粘着ラベルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006082551A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008095057A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Yoshihiro Suzuki | 機能性粘着フイルム、及び、印刷離型紙。 |
JP2009220383A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Dainippon Printing Co Ltd | カード |
JP2014054767A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 偽造防止用媒体の製造方法 |
JP2021066788A (ja) * | 2019-10-21 | 2021-04-30 | リンテック株式会社 | 貼付材、および貼り付け方法 |
-
2005
- 2005-09-09 JP JP2005262792A patent/JP2006082551A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008095057A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Yoshihiro Suzuki | 機能性粘着フイルム、及び、印刷離型紙。 |
JP2009220383A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Dainippon Printing Co Ltd | カード |
JP2014054767A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 偽造防止用媒体の製造方法 |
JP2021066788A (ja) * | 2019-10-21 | 2021-04-30 | リンテック株式会社 | 貼付材、および貼り付け方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DK0612426T3 (da) | Etiketter og fremstilling heraf | |
JP2009008792A (ja) | 宛名ラベル | |
JP2006082551A (ja) | 熱転写印刷剥離シート、熱転写印刷粘着ラベルおよび熱転写印刷粘着ラベルの製造方法 | |
JP4689180B2 (ja) | 粘着ラベル | |
JP2007304359A (ja) | 隠蔽用ラベル | |
JP2002323856A (ja) | ラベル積層体 | |
US20020090482A1 (en) | Release sheet with printed layer, pressure sensitive adhesive label having the printed layer, and method of manufacturing the pressure sensitive adhesive label using thermal transfer printing | |
JP2004177927A (ja) | 剥がし検知表示機能付き粘着シート | |
JP4895377B2 (ja) | 個人情報保護用フィルムシート | |
JPH11227390A (ja) | 積層体 | |
JP2002205465A (ja) | 熱転写印刷剥離シート、熱転写印刷粘着ラベルおよび熱転写印刷粘着ラベルの製造方法 | |
KR20060017893A (ko) | 감열방식용 바코드 라벨지의 구조 | |
WO2013096622A1 (en) | Label assembly and method of use | |
CN210667489U (zh) | 多层膜组合物、物流标签和贴有标签的包装 | |
KR100431070B1 (ko) | 복층 라벨시트. | |
JP3137001U (ja) | 貼替え防止ラベル | |
US20040239101A1 (en) | Self-adhesive management tag with opening mark indicating function and mehod of using the same | |
JP5467355B2 (ja) | ラベル及びラベルの製造方法 | |
JP4358956B2 (ja) | 積層型剥離ラベル及びその製造方法 | |
JP2001265222A (ja) | 積層型剥離ラベル | |
JP4326308B2 (ja) | ラベル | |
JPH11338354A (ja) | 隠蔽ラベルシート | |
JP3112890U (ja) | シート状表示媒体 | |
JP2012118275A (ja) | プリンター用脆質ラベル | |
JP2593316B2 (ja) | 脆質ラベル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071127 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080417 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080527 |