JP2010085106A - 撮像装置及び撮像装置の動作方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の光電変換素子20と、各光電変換素子20の出力値が記録される一次記録部及び二次記録部87と、光電変換素子20を駆動して各光電変換素子20の出力値を一次記録部87に書き込むとともに、一次記録部87に記録された値が二次記録部87に記録された値よりも大きい場合に、二次記録部87に記録された値を一次記録部87に記録された値に書き換える制御部86と、を備える撮像装置80である。
【選択図】図1
Description
次に、標識DNAをDNAチップ上に添加すると、標識DNAが相補的なプローブDNAとハイブリダイズすることによりDNAチップ上に固定される。
好ましくは、前記光電変換素子の受光面側に設けられ、特定の生体高分子と結合するプローブを備える。
好ましくは、前記プローブが備えられた前記光電変換素子の受光面側のスポット固定層に密着して流路が設けられる。
好ましくは、前記プローブは既知の塩基配列を有する一本鎖DNAである。
あるいは、好ましくは、前記プローブは特定の抗原と結合する抗体である。
好ましくは、前記光電変換素子の受光面側に、特定の生体高分子と結合するプローブを設ける。
好ましくは、前記撮像装置は、前記光電変換素子の受光面に流路を備え、前記光電変換素子の出力値を記録する工程の前に、前記流路を通って試料溶液が供給される工程と、前記流路を通って化学発光基質含有溶液が供給される工程と、を更に備える。
〔1〕分析装置
図1は分析装置80の構成を示すブロック図である。図1に示すように、分析装置80は、生体高分子分析チップ1と、生体高分子分析チップ1に接続され、生体高分子分析チップ1を制御するコンピュータ81と、コンピュータ81から出力された信号により出力(表示又はプリント)を行う出力装置82と、コンピュータ81により制御される励起光照射装置83と、温度調整部84と、を備える。
温度制御回路85はCPU86により駆動され、温度調整部84を制御する。
バルブ制御回路83はCPU86により駆動され、流量制御バルブ54a,56aを制御する。
励起光照射装置83は、後述する蛍光体を励起する励起光を生体高分子分析チップ1に照射する。
生体高分子分析チップ1は、DNAを検出するDNAチップであり、固体撮像デバイス10と、固体撮像デバイス10を駆動するボトムゲートドライバ71、ドレインドライバ73、トップゲートドライバ74及びROM75と、固体撮像デバイス10の受光面上に点在した複数のスポット60,60,…と、固体撮像デバイス10の受光面側に設けられた流路構造体51と、を具備する。
なお、図1では8行×8列のマトリクス状の二次元アレイを示すが、さらに多くの行及び列を有していてもよい。
図2、図3に示すように、固体撮像デバイス10の受光面にはスポット60が形成されている。各スポット60は、プローブDNA61となる既知の塩基配列のcDNAや抗体等の溶液をスポット固定層35上に滴下し、乾燥して形成される。以下ではプローブとして既知の塩基配列のcDNAを用いた場合について説明する。
上記生体高分子分析チップ1で分析する試料としては、DNAを用いることができる。試料となるDNAとしては、任意の細胞検体内で発現しているmRNAを抽出し、逆転写酵素を用いて得られたcDNAを用いることができる。また、ゲノムDNAや、ゲノムDNAの一部を、酵素を用いて増幅したものも用いることができる。cDNAは例えばアルカリホスファターゼやペルオキシダーゼ等、後述する化学発光基質の反応の触媒として機能する酵素で標識する。ゲノムDNAは、例えばアルカリホスファターゼやペルオキシダーゼ等、後述する化学発光基質の反応の触媒として機能する酵素が標識できるプライマを用いる。
流路構造体51はスポット固定層35上に密着され、固体撮像デバイス10の受光面に流路52、53を形成する。各流路52、53の両端部は、それぞれ流路構造体51に設けられた開口52a,52b,53a,53bにより外部と通じている。
流路構造体51は不透明であり、外部から入射された光が流路構造体51を透過して進入することを防ぐ。
酵素標識DNAを検出するのに用いる化学発光基質について説明する。化学発光基質としては、酵素標識DNAの標識に用いられた酵素を触媒として利用した化学反応により励起状態の蛍光物質を生成するものを用いることができる。
具体的には、例えばアルカリホスファターゼの基質となるジオキセタン系の誘導体や、ペルオキシダーゼの基質となるルミノール系の化合物を用いることができる。
以下、酵素標識DNAをプローブDNA61とハイブリダイゼーションさせる方法について説明する。まず、図8に示すように、作業者が、酵素64で標識した酵素標識DNA62を含有した溶液(以下、酵素標識DNA溶液という)を流路52,53内に注入する。なお、酵素標識DNA溶液を流路52,53内のスポット60,60,…に順次又は同時に滴下してもよい。このとき、酵素標識DNA62及びプローブDNA61が一本鎖となるように酵素標識DNA溶液は加熱されている。
その後、流路52、53内の酵素標識DNA溶液を洗浄用バッファー溶液で洗い流し、酵素標識DNA62のうちプローブDNA61とハイブリダイズしなかったものを流路52内から除去する。
次に、酵素標識DNA62の検出方法について説明する。
上記処理を行った生体高分子分析チップ1を分析装置80にセッティングし、トップゲートドライバ74、ボトムゲートドライバ75及びドレインドライバ76をCPU71に接続し、CPU71を起動する。
この間、CPU86による撮像動作が行われる。
ここで、トップゲートドライバ74、ボトムゲートドライバ71及びドレインドライバ73による固体撮像デバイス10の通常の撮像動作について説明する。
トップゲートドライバ74が1行目のトップゲートライン44から最終行目(図2の場合は8行目)のトップゲートライン44へと順次リセットパルスを出力し、ボトムゲートドライバ71がボトムゲートライン41,41,41,…に順次リードパルスを出力する。その際、ドレインドライバ73が各行でリセットパルスが出力されているリセット期間と各行でリードパルスが出力されている期間との間に、プリチャージパルスを全てのドレインライン43,43,…に出力する。
また、図11に示すように、実際に計測される発光強度には揺らぎがあるため、発光量がピークとなる反応時間を正確に捉えることが困難である。
そこで、本実施形態においては、以下に示す方法により、発光量のピークとなる値を保存する。
次に、CPU86は、各リード用メモリーセルの値と、対応するピーク保存用メモリーセルの値とを比較する。ピーク保存用メモリーセルの値よりもリード用メモリーセルの値が大きいときは、ピーク保存用メモリーセルの値をリード用メモリーセルの値に置き換える(ステップS4)。
すなわち、最後にピーク値を記録した後、ステップS3〜S7にかかる時間にTpmを乗じた時間を経過したときに、記録動作を終了する。
その後、CPU86は、ピーク保存用メモリーセルに記録された値を光強度分布とする画像を出力装置82に出力する。得られる画像には、A1〜H8までの各ダブルゲートトランジスタ20,20,…の最大出力値が反映される。
次に、本実施の形態の変形例に係る生体高分子分析チップ101について説明する。この生体高分子分析チップ101は、抗原タンパクを検出する抗体チップである。
本実施の形態に係る生体高分子チップ101には、スポット160にプローブ抗体161が用いられている点を除き、固体撮像デバイス110、分析装置180等の構成については生体高分子分析チップ1と同様であり、同様の構成については下2桁に同符号を付して説明を割愛する。
具体的には、図14に示すように、固体撮像デバイス110の流路152,153にプローブ抗体161を含む溶液を滴下し、乾燥してスポット160を形成する。なお、流路52,53に滴下されるプローブ抗体161はそれぞれ異なるタンパク質を抗原とし、同じスポット160を形成するプローブ抗体161は同一の抗原決定基を認識する。プローブ抗体161となる抗体としては、モノクローナル抗体を用いることができる。
プローブ抗体161にサンプル溶液中の抗原162が結合するのに充分な時間が経過した後、流路152,153内のサンプル溶液をバッファー溶液で洗い流し、サンプル溶液とともに抗原162のうちプローブ抗体161と結合しなかったものを流路152,153内から除去する。
プローブ抗体161に結合した抗原162と酵素標識抗体163とが結合するのに充分な時間が経過した後、流路52内の蛍光標識抗体溶液をバッファー溶液で洗い流し、蛍光標識抗体溶液中の酵素標識抗体163のうち抗原162と結合しなかったものを流路152,153内から除去する。
以後、第1実施形態の〔8〕サンプルの検出、〔9〕撮像動作 と同様にして、分析装置180による固体撮像デバイス110の冷却及び光量データの計測動作を行う。
10,110 固体撮像デバイス(撮像装置)
20,120 ダブルゲートトランジスタ
60,160 スポット
61 プローブDNA
62 酵素標識DNA
64,164 酵素
165 抗原
Claims (10)
- 光電変換素子と、
前記光電変換素子の出力値が記録される一次記録部と、
前記光電変換素子の出力値が一定時間ごとに記録される二次記録部と、
記録前記一次記録部に記録された値が前記二次記録部に記録された値よりも小さい場合に、前記二次記録部に記録された値を前記一次記録部に記録する制御部と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記制御部は、前記一次記録部に記録された値が前記二次記録部に記録された値よりも大きい場合に、記録動作を終了することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記光電変換素子の受光面側に設けられ、特定の生体高分子と結合するプローブを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記プローブが備えられた前記光電変換素子の受光面側のスポット固定層に密着して流路が設けられることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 前記プローブは既知の塩基配列を有する一本鎖DNAであることを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像装置。
- 前記プローブは特定の抗原と結合する抗体であることを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像装置。
- 光電変換素子と、前記光電変換素子の出力値が記録される一次記録部及び二次記録部と、を備えた撮像装置の動作方法において、
前記光電変換素子の出力値を一定時間ごとに前記二次記録部に記録する工程と、
前記一次記録部に記録した値と、前記二次記録部に記録した値とを比較する工程と、
前記比較する工程の後、前記一次記録部に記録された値が前記二次記録部に記録された値よりも小さい場合に、前記二次記録部に記録された値を前記一次記録部に記録する工程と、
を含むことを特徴とする撮像装置の動作方法。 - 前記比較する工程の後、前記一次記録部に記録された値が前記二次記録部に記録された値よりも大きい場合に、記録動作を終了することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置の動作方法。
- 前記光電変換素子の受光面側に、特定の生体高分子と結合するプローブを設けることを特徴とする請求項7又は8に記載の撮像装置の動作方法。
- 前記撮像装置は、前記光電変換素子の受光面に流路を備え、
前記光電変換素子の出力値を記録する工程の前に、前記流路を通って試料溶液が供給される工程と、
前記流路を通って化学発光基質含有溶液が供給される工程と、
を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置の動作方法。
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JP2012177686A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-09-13 | Nokodai Tlo Kk | 細胞解析装置及び細胞解析方法 |
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2008
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