JP4273974B2 - Dna分析デバイス - Google Patents
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Description
また本発明は、DNAの分析手段と識別手段とが同一構造であるDNA分析デバイスを提供することを目的とする。
固体撮像デバイスと、
既知の塩基配列を有したプローブDNA断片からなり、前記固体撮像デバイスの受光面のうちの分析領域内に点在した複数種のスポットと、
前記固体撮像デバイスの受光面のうちの情報担持領域内に所定情報に応じて所定の位置に配置された複数の光透過性変調部と、を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記所定情報は、識別するための識別情報、製造時期情報、製造場所情報、DNAの抽出元の動植物の種類情報、その動植物の個体の特定情報、分析目的情報、分析有効期限情報の少なくともいずれかである。
遮光性を有するボトムゲート電極、光に感度を示す半導体膜、光を透過するトップゲート電極の順に透明基板の表面上に積層してなる複数の光電変換素子が前記透明基板の表面上に互いに離間して配列され、光を透過する保護層によって前記複数の光電変換素子をまとめて被覆してなる固体撮像デバイスと、
既知の塩基配列を有したプローブDNA断片からなり、前記保護層の表面のうち一部の領域内に点在した複数種のスポットと、
前記保護層の表面のうち別の領域内に点在した複数の光反射部と、を備え、
前記光反射部が前記固体撮像デバイスの各光電変換素子ごとに被覆しているか否かによって所定情報がビット化した状態で前記別の領域内に担持されていることを特徴とする。
既知の塩基配列を有したプローブDNA断片からなり、分析領域内に点在した複数種のスポットと、
情報担持領域内に所定情報に応じて所定の位置に配置された複数の光透過性変調部と、
前記分析領域内に配置された第一固体撮像デバイスと、
前記情報担持領域内に配置され、前記第一固体撮像デバイスと同一構造の第二固体撮像デバイスと、
を備えることを特徴とする。
第一固体撮像デバイス及び第二固体撮像デバイスが同一構造なので同一プロセスで製造できる。
また本発明によれば、分析手段と識別手段を同一プロセスで製造できるのでコストを抑制することができる。
その他の固定方法として、アミノ基、アルデヒド基、エポキシ基等を有するシランカップリング剤を用いる方法も利用されている。この場合には、アミノ基、アルデヒド基等は、共有結合によりオーバーコート層33に導入されるため、ポリ陽イオンによる場合と比較して安定にオーバーコート層33に存在する。
その他の固定方法として、反応活性基を導入したオリゴヌクレオチドを合成し、表面処理したオーバーコート層33に該オリゴヌクレオチドを点着し、共有結合させる方法もある。
なお、スポット60,60,…を導電体層32に固定する際に、導電体層32に正電界を発生すると、プローブDNA断片61の負極性の末端基が誘引されてオーバーコート層33に静電結合することができるので、スポット60,60,…の固定が容易になる。
まず、作業者が検体からDNAを採取して、採取したDNAを一本鎖DNA断片に変性し、DNA断片に蛍光物質又は光共鳴散乱物質を結合させ、DNA断片を蛍光物質又は光共鳴散乱物質で標識する。蛍光物質又は光共鳴散乱物質は、DNA読取装置の励起光照射機構73から出射される励起光で励起されるものを選択するが、蛍光物質としては、例えばCyDyeのCy2(アマシャム社製)がある。得られたDNA断片は、溶液中に含まれている。以下では、このDNA断片をサンプルDNA断片という。
即ち、駆動回路77がトップゲートドライバ74に制御信号Tcntを出力し、トップゲートドライバ74が1行目のトップゲートライン44から6行目のトップゲートライン44へと順次リセットパルスを出力する。また、駆動回路77がボトムゲートドライバ75に制御信号Bcntを出力し、ボトムゲートドライバ75がボトムゲートライン41,41,41,…に順次リードパルスを出力する。また、駆動回路77が制御信号Dcntをドレインドライバ76に出力し、ドレインドライバ76が各行でリセットパルスが出力されているリセット期間と各行でリードパルスが出力されている期間との間に、プリチャージパルスを全てのドレインライン43,43,…に出力する。
このためバーコードでDNA分析前に情報を読み取る場合では、作業者の思い違い等によって誤ったバーコード付きDNAチップをDNA分析装置にセットしてもDNA分析時に誤っていることを認識することはできないが、本実施形態ではDNA分析と最終的に誤認していないかの情報の読み取りを同時に行えるので、効率的且つ正確にDNA分析を行うことができる。また、DNA分析デバイス1では、分析領域50の固体撮像デバイス3と情報読み取り用の情報担持領域51の固体撮像デバイス3を同時に作り込むことができるので製造工程をあまり変える必要がなく、さらにDNA読取装置にバーコードリーダ等のような読取機器を別途設ける必要がないので、DNA読取装置のコストを抑えることができる。
なお、図7に示すように、励起光照射機構73が固体撮像デバイス3の受光面の上から受光面に向けて励起光を照射するように設けられているが、図9に示すように励起光照射機構173が固体撮像デバイス3の裏面の下から裏面に向けて励起光を照射するように設けられても良い。この場合のDNA分析デバイス101においては、光透過性変調部65,65,…に代えて光反射部165,165,…が情報担持領域51内に点在している。情報担持領域51内においては、光反射部165が各ダブルゲートトランジスタ20ごとに被覆しているか否かによって所定情報がビット化した状態で担持されている。光反射部165,165,…は、励起光照射機構173から発する励起光を反射する性質を有し、更には可視光を反射する性質を有しても良い。このDNA分析デバイス101は、励起光透過性変調層34が形成されていないことが、DNA分析デバイス1と異なる。その他については、DNA分析デバイス101の各部はDNA分析デバイス1の各部と同じであり、DNA分析デバイス101において、DNA分析デバイス1のいずれかの部分と同一の部分に対しては同一の符号を付し、同一の部分についての説明は省略する。
3 … 固体撮像デバイス
17 … 透明基板
20 … ダブルゲートトランジスタ(光電変換素子、画素)
21 … ボトムゲート電極
23 … 半導体膜
30 … トップゲート電極
31 … 保護絶縁層(保護層)
34 … 励起光透過性変調層
60 … スポット
61 … プローブDNA断片
65 … 光透過性変調部
165 … 光反射部
Claims (5)
- 固体撮像デバイスと、
既知の塩基配列を有したプローブDNA断片からなり、前記固体撮像デバイスの受光面のうちの分析領域内に点在した複数種のスポットと、
前記固体撮像デバイスの受光面のうちの情報担持領域内に所定情報に応じて所定の位置に配置された複数の光透過性変調部と、を備えることを特徴とするDNA分析デバイス。 - 前記固体撮像デバイスの受光面のうちの分析領域内に励起光透過性変調層が形成され、前記複数種のスポットが前記励起光透過性変調層上に点在していることを特徴とする請求項1に記載のDNA分析デバイス。
- 前記所定情報は、識別するための識別情報、製造時期情報、製造場所情報、DNAの抽出元の動植物の種類情報、その動植物の個体の特定情報、分析目的情報、分析有効期限情報の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のDNA分析デバイス。
- 既知の塩基配列を有したプローブDNA断片からなり、分析領域内に点在した複数種のスポットと、
情報担持領域内に所定情報に応じて所定の位置に配置された複数の光透過性変調部と、
前記分析領域内に配置された第一固体撮像デバイスと、
前記情報担持領域内に配置され、前記第一固体撮像デバイスと同一構造の第二固体撮像デバイスと、
を備えることを特徴とするDNA分析デバイス。 - 遮光性を有するボトムゲート電極、光に感度を示す半導体膜、光を透過するトップゲート電極の順に透明基板の表面上に積層してなる複数の光電変換素子が前記透明基板の表面上に互いに離間して配列され、光を透過する保護層によって前記複数の光電変換素子をまとめて被覆してなる固体撮像デバイスと、
既知の塩基配列を有したプローブDNA断片からなり、前記保護層の表面のうち一部の領域内に点在した複数種のスポットと、
前記保護層の表面のうち別の領域内に点在した複数の光反射部と、を備え、
前記光反射部が前記固体撮像デバイスの各光電変換素子ごとに被覆しているか否かによって所定情報がビット化した状態で前記別の領域内に担持されていることを特徴とするDNA分析デバイス。
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