JP2010083615A - 振動搬送装置及びそれを用いた組合せ秤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 物品が供給されるトラフ1と、トラフ1を支持し、電磁石6に間欠的な通電が行われることによりトラフ1を振動させる振動動作を行うように構成されるとともに、振動動作を行っていないときにトラフ1上の物品の重量の大小に応じて電磁石6の自己インダクタンスが変化するように構成された振動発生手段と、電磁石6の自己インダクタンスを測定するインダクタンス測定手段15と、トラフ1に物品が供給された後で電磁石6の自己インダクタンスを測定するようにインダクタンス測定手段15を制御するとともに、電磁石6の自己インダクタンスを測定した後で振動動作を行うように振動発生手段を制御し、かつインダクタンス測定手段15によって測定された電磁石6の自己インダクタンスに基づいてトラフ1上の物品の重量を算出する制御部16とを備えている。
【選択図】 図1
Description
予め記憶されている、前記電磁石の自己インダクタンスと前記物品搬送部材上の物品の重量との関係を示す情報に基づいて、前記インダクタンス測定手段によって測定された前記電磁石の自己インダクタンスから前記物品搬送部材上の物品の重量を算出するように構成されている。
図1は、本発明の第1の実施の形態の振動搬送装置の概略構成を示すブロック図であり、図2は、同振動搬送装置の外観を示す側面図である。図2において、鎖線で示す供給ホッパ22及びセンター基体25は、振動搬送装置を後述の図6に示す組合せ秤に用いた場合の組合せ秤の構成要素である。
L≒μoAN2/2x
ここで、μoは4π×10−7[H/m]、Aは磁極面積[m2]、Nはコイル巻回数である。
図6は、本発明の第2の実施の形態における組合せ秤の構成を示す概略模式図である。
そして、ステップS15において、搬送重量Wを算出する際、W=k(P−Q)として算出するようにすればよい。この場合、組合せ秤の運転開始時における補正係数kの初期値は1にしておけばよい。このように直進フィーダ21において算出される搬送重量(P−Q)の値に、上記補正係数kを乗じることで、直進フィーダ21の電磁石の温度変化等による誤差が生じた場合においても正確な搬送重量を求めることができ、直進フィーダ21のより正確な搬送時間Tの調整が可能になる。この場合、例えば、各直進フィーダ21の制御部16から各搬送重量(P−Q)が秤制御部30へ入力されており、秤制御部30が、各直進フィーダ21について上記補正係数kを求めて各直進フィーダ21の制御部16へ出力するように構成すればよい。あるいは、秤制御部30が重量センサ24によって計測された計測値Zを、対応する直進フィーダ21の制御部16へ出力し、制御部16が上記補正係数kを求めるように構成してもよい。
4a 下部支持板
4b 上部可動板
5a、5b 板ばね
6 電磁石
7 アーマチュア
10 駆動回路部
11 駆動電源
12 スイッチ部
13 切替え回路部
14 インダクタンス計測部
15 インダクタンス測定手段
16 制御部
20 分散フィーダ
21 直進フィーダ
22 供給ホッパ
23 計量ホッパ
24 重量センサ
25 センター基体
26 集合シュート
30 秤制御部
Claims (11)
- 物品が供給され、振動させられることにより物品を一方向へ搬送させるための物品搬送部材と、
前記物品搬送部材を支持し、電磁石に間欠的な通電が行われることにより前記物品搬送部材を振動させる振動動作を行うように構成されるとともに、前記振動動作を行っていないときに前記物品搬送部材上の物品の重量の大小に応じて前記電磁石の自己インダクタンスが変化するように構成された振動発生手段と、
前記電磁石の自己インダクタンスを測定するインダクタンス測定手段と、
前記インダクタンス測定手段によって測定された前記電磁石の自己インダクタンスに基づいて前記物品搬送部材上の物品の重量を算出する演算手段と、
前記物品搬送部材に物品が供給された後で前記電磁石の自己インダクタンスを測定するように前記インダクタンス測定手段を制御するとともに、前記インダクタンス測定手段により前記電磁石の自己インダクタンスを測定した後で前記振動動作を行うように前記振動発生手段を制御する制御手段とを備えた、振動搬送装置。 - 前記演算手段は、
予め記憶されている、前記電磁石の自己インダクタンスと前記物品搬送部材上の物品の重量との関係を示す情報に基づいて、前記インダクタンス測定手段によって測定された前記電磁石の自己インダクタンスから前記物品搬送部材上の物品の重量を算出するように構成された、請求項1に記載の振動搬送装置。 - 前記制御手段は、
物品の供給が繰り返し行われる前記物品搬送部材に対し物品が供給されるたびに、前記電磁石の自己インダクタンスを測定するように前記インダクタンス測定手段を制御するとともに前記インダクタンス測定手段により前記電磁石の自己インダクタンスを測定した後で前記振動動作を行うように前記振動発生手段を制御し、
さらに、前記制御手段は、
前記振動発生手段によるN回目(Nは1以上の整数)の前記振動動作の後で、かつ次に前記物品搬送部材に物品が供給される前に、前記電磁石の自己インダクタンスを測定するように前記インダクタンス測定手段を制御し、
前記振動発生手段によるN回目の前記振動動作の直前に前記インダクタンス測定手段によって測定された前記電磁石の自己インダクタンスに基づいて前記演算手段が算出した前記物品の重量から、前記振動発生手段によるN回目の前記振動動作の直後に前記インダクタンス測定手段によって測定された前記電磁石の自己インダクタンスに基づいて前記演算手段が算出した前記物品の重量を減算し、この減算結果を前記N回目の前記振動動作によって前記物品搬送部材から排出された物品の重量である搬送重量として求めるように構成された、請求項1に記載の振動搬送装置。 - 前記制御手段は、
前記搬送重量を所定重量と比較し、前記搬送重量が前記所定重量より大きい場合には前記振動発生手段が振動動作を行う期間である振動動作期間を所定時間短くし、前記搬送重量が前記所定重量より小さい場合には前記振動動作期間を所定時間長くするように構成された、請求項3に記載の振動搬送装置。 - 前記制御手段は、
前記搬送重量が所定重量範囲の最大値より大きい場合には前記振動発生手段が振動動作を行う期間である振動動作期間を所定時間短くし、前記搬送重量が前記所定重量範囲の最小値より小さい場合には前記振動動作期間を所定時間長くするように構成された、請求項3に記載の振動搬送装置。 - 前記制御手段は、前記インダクタンス測定手段によって測定された前記電磁石の自己インダクタンスが予め定められた許容範囲内か否かを判定し、許容範囲内でない場合には、前記振動発生手段に前記振動動作を行わせないように構成され、
前記制御手段により前記電磁石の自己インダクタンスが予め定められた許容範囲内でないと判定されたときに、前記電磁石の自己インダクタンスが異常であることを報知する報知手段が設けられた、請求項1または3に記載の振動搬送装置。 - 請求項3に記載の振動搬送装置を複数備えるとともに、
各々の前記振動搬送装置に対応して設けられ、前記振動搬送装置の物品搬送部材から排出された物品が供給され、供給された物品の重量を計量する重量センサが取り付けられた複数の計量ホッパと、
前記重量センサにより計量された物品の重量に基づいて組合せ演算を行い、物品の重量の合計値が組合せ目標重量値に対する許容範囲内の値になる組合せを求める組合せ演算手段とを備え、
各々の前記振動搬送装置の制御手段は、求めた搬送重量を、前記計量ホッパに供給されるべき予定重量である供給目標重量と比較し、前記搬送重量が前記供給目標重量より大きい場合には前記振動搬送装置における振動発生手段が振動動作を行う期間である振動動作期間を所定時間短くし、前記搬送重量が前記供給目標重量より小さい場合には前記振動動作期間を所定時間長くする振動時間調整処理を行うように構成された、組合せ秤。 - 請求項3に記載の振動搬送装置を複数備えるとともに、
各々の前記振動搬送装置に対応して設けられ、前記振動搬送装置の物品搬送部材から排出された物品が供給され、供給された物品の重量を計量する重量センサが取り付けられた複数の計量ホッパと、
前記重量センサにより計量された物品の重量に基づいて組合せ演算を行い、物品の重量の合計値が組合せ目標重量値に対する許容範囲内の値になる組合せを求める組合せ演算手段とを備え、
各々の前記振動搬送装置の制御手段は、求めた搬送重量を、前記計量ホッパに供給されるべき予定重量である供給目標重量に対して予め定められた目標範囲の最大値及び最小値と比較し、前記搬送重量が前記目標範囲の最大値より大きい場合には前記振動搬送装置における振動発生手段が振動動作を行う期間である振動動作期間を所定時間短くし、前記搬送重量が前記目標範囲の最小値より小さい場合には前記振動動作期間を所定時間長くする振動時間調整処理を行うように構成された、組合せ秤。 - 前記振動搬送装置の前記制御手段により求められた搬送重量に対する、前記振動搬送装置に対応する前記計量ホッパに取り付けられた重量センサにより計量された物品の重量の比率を求める比率算出手段が設けられ、
前記振動搬送装置の前記制御手段は、前記比率算出手段により前記比率が求められた後に求める搬送重量を前記比率を用いて補正し、補正した搬送重量を用いて前記振動時間調整処理を行うように構成された、請求項7または8に記載の組合せ秤。 - 前記振動搬送装置の前記制御手段は、求めた搬送重量に対する、前記振動搬送装置に対応する前記計量ホッパに取り付けられた重量センサにより計量された物品の重量の比率を求め、この比率を求めた後に求める搬送重量を前記比率を用いて補正し、補正した搬送重量を用いて前記振動時間調整処理を行うように構成された、請求項7または8に記載の組合せ秤。
- 前記振動搬送装置の前記制御手段は、前記インダクタンス測定手段によって測定された前記電磁石の自己インダクタンスが予め定められた許容範囲内か否かを判定し、許容範囲内でない場合には、前記振動発生手段に前記振動動作を行わせないように構成され、
前記制御手段により前記電磁石の自己インダクタンスが予め定められた許容範囲内でないと判定されたときに、前記電磁石の自己インダクタンスが異常であることを報知する報知手段が設けられた、請求項7または8に記載の組合せ秤。
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