JP2010082976A - テープ印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のテキストデータをテープの長手方向、幅方向、又は、長手方向に対して斜めに配置したラベルを容易に作成することが可能となるテープ印刷装置を提供する。
【解決手段】CPU41は、ブロック単位で入力されたテキストデータを各テキストブロックとしてRAM45に記憶する。そして、CPU41は、レイアウト選択キー13Bを介して選択されたレイアウトに基づいて、各テキストブロックを印刷テープ22上に配置可能に設定する。また、CPU41は、この選択されたレイアウトに基づいて、各テキストブロックの配置位置を設定する。その後、CPU41は、各テキストブロックの配置位置に各テキストブロックを配置した印刷データを作成して、RAM45に記憶後、印刷キー3が押下された場合には、当該印刷データを印刷した印刷テープ22を作成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、長尺状のテープを搬送しつつ該テープに印刷するテープ印刷装置に関するものである。
従来より、長尺状のテープを搬送しつつ該テープに印刷するテープ印刷装置に関して種々提案されている。
例えば、テキスト作成手段を介して文字等の文書データからなるテキストが作成される。また、文字幅設定手段により作成されたテキストにおける文字等の幅が設定されるとともに、文字間隔設定手段により文字等の相互間における文字間隔が設定される。この後、テープ幅検出手段を介して使用するテープのテープ幅が検出され、その検出されたテープ幅に基づいて文字等の文字サイズが自動的に設定される。そして、印刷制御手段により印刷手段の制御が行なわれ、印刷手段は前記のように設定された文字サイズ、文字幅、及び、文字間隔に従って、テキストを長尺上のテープ上に印刷するように構成されたテープ印刷装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−199003号公報(段落(0011)〜(0053)、図1〜図13)
しかしながら、上述した特許文献1に記載されるテープ印刷装置の構成では、入力された複数のテキストデータをテープの長手方向に自動的に配置して印刷することは可能であるが、この複数のテキストデータをテープの幅方向に自動的に配置したり、テープの長手方向に対して斜めに自動的に配置して印刷することはできない。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、複数のテキストデータをテープの長手方向、幅方向、又は、長手方向に対して斜めに配置して印刷したラベルを容易に作成することが可能となるテープ印刷装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るテープ印刷装置は、長尺状のテープを搬送するためのテープ搬送手段と、前記テープに印刷データを印刷する印刷手段と、を備えたテープ印刷装置において、テキストデータをブロック単位で入力する入力手段と、前記ブロック単位で入力されたテキストデータを前記テープ上に配置する複数種類の配置パターンを記憶する配置パターン記憶手段と、前記複数種類の配置パターンから一の配置パターンを選択する配置パターン選択手段と、前記配置パターン選択手段を介して選択された配置パターンに基づいて前記ブロック単位で入力されたテキストデータから前記テープ上に配置可能なテキストブロックを作成するテキストブロック作成手段と、前記テキストブロック作成手段を介して作成された各テキストブロックの配置位置を前記配置パターンに従って設定する配置位置設定手段と、前記配置位置設定手段を介して設定された各テキストブロックの配置位置に該各テキストブロックを配置した印刷データを作成する印刷データ作成手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係るテープ印刷装置は、請求項1に記載のテープ印刷装置において、前記テキストブロックの周囲に該テキストブロックの領域を表す矩形状のブロックエリアを設定するブロックエリア設定手段を備え、前記配置位置設定手段は、前記各テキストブロックに設定されたブロックエリア毎の重心位置を取得する重心位置取得手段を有し、前記配置パターンは、前記テープの幅方向を縦軸とし、該テープの長手方向を横軸とする直交座標における直線上に前記テキストブロックを配置する複数種類の配置パターンを含み、該配置位置設定手段は、前記配置パターン選択手段を介して選択された配置パターンに対応する前記直線上に前記テキストブロック作成手段を介して作成された各テキストブロックのブロックエリアの重心位置が配置されるように前記各テキストブロックの配置位置を設定することを特徴とする。
更に、請求項3に係るテープ印刷装置は、請求項2に記載のテープ印刷装置において、前記テキストブロック作成手段は、前記直線の傾きと前記入力手段を介して入力されたテキストデータの個数とに基づいて前記テキストブロックの文字高さを設定することを特徴とする。
請求項1に係るテープ印刷装置では、ユーザが、入力手段を介してブロック単位でテキストデータを入力した後、配置パターン選択手段を介して各テキストデータを配置する配置パターンを選択することによって、この選択された配置パターに従って各テキストデータをブロック単位でテープ上に配置した印刷データを自動的に作成する。これにより、ユーザは、配置パターンを選択するだけで、複数のテキストデータをテープの長手方向や幅方向に配置したり、テープの長手方向に対して斜めに配置したラベルを容易に作成することが可能となる。
また、請求項2に係るテープ印刷装置では、配置パターン選択手段を介して選択された配置パターンに対応する直線上にテキストブロックの領域を表す矩形状のブロックエリアの重心位置が配置されるように各テキストブロックの配置位置を設定する。これにより、選択された配置パターンに対応する直線上に複数のテキストデータを配置する配置位置を迅速に設定することが可能となる。
更に、請求項3に係るテープ印刷装置では、テキストブロックの文字高さを、選択された配置パターンに対応する直線の傾きと、入力手段を介してブロック単位で入力されたテキストデータの個数とに基づいて自動的に設定することが可能となる。
以下、本発明に係るテープ印刷装置について具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るテープ印刷装置の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1は本実施形態に係るテープ印刷装置1の平面図である。図2はテープ印刷装置1の右側面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るテープ印刷装置1には、文書データからなるテキストを作成するための文字入力キー2、テキストの印刷を指令する印刷キー3、及び、改行指令や各種処理の実行、選択を指令するリターンキー4、文字等のキャラクタを複数行に渡って表示する液晶ディスプレイ(LCD)7上でカーソルを上下、左右に移動させるカーソルキー5、後述の各種機能を選択する際に押下する機能キー13A、後述のようにブロック単位で入力されたテキストを配置するレイアウトを選択する際に、機能キー13Aを押下後、押下するレイアウト選択キー13B、各テキストの文字サイズ(例えば、「ES」、「SS」、「S」、「M」、「L」、「LL」、「XL」、「自動」からセットされる。)をセットするための文字サイズセットキー13C、カーソルキー5に替えて回転させることによってカーソルを上下させるダイヤル13D等を設けたキーボード6、及び、後述のテープカセット21(図3参照)を収納するカセット収納部8が収納カバー8Aで覆われて配設されている。
また、このキーボード6の下側には、制御回路部が構成される制御基板12が配設されている。また、カセット収納部8の左側面部には、印刷されたテープが排出されるラベル排出口16が形成されている。また、該カセット収納部8の右側面部には、電源アダプタが取り付けられるアダプタ挿入口17、及び不図示のパーソナルコンピュータと接続するためのUSBケーブルが取り付けられるUSBコネクタ18が設けられている。
また、このカセット収納部8には、サーマルヘッド9と、このサーマルヘッド9に対向するプラテンローラ10と、このプラテンローラ10の下流側のテープサブローラ11と、このテープサブローラ11に対向するテープ駆動ローラ軸14とが配置されている他に、更に、テープカセット21内に収納されるインクリボンを送るリボン巻取軸15等が配置されている。
このサーマルヘッド9は、正面視略縦長四角形の平板状で、前面の左端縁部には、所定個数の各発熱素子R1〜Rn(nは、本実施形態では、256個である。)が、該左端縁部の辺に沿って一列に配列されて形成されている。また、該サーマルヘッド9は、メッキ鋼板やステンレス鋼板等により形成される正面視略四角形の放熱板9Aの前面の左端縁部に、各発熱素子R1〜Rn の配列方向が、該放熱板9Aの左端縁部の辺に平行になるように接着剤などによって固着されている。そして、該放熱板9Aは、各発熱素子R1〜Rn の配列方向が、テープカセット21の開口部32(図3参照)におけるフィルムテープ36(図3参照)の搬送方向に略直交するように、ビス止め等によってカセット収納部8の下側に取り付けられている。
また、リボン巻取軸15は、後述のステッピングモータ等により構成されるテープ送りモータ52(図4参照)から適宜の駆動機構を介して回転駆動される。また、テープ駆動ローラ軸14は、テープ送りモータ52から適宜の伝達機構を介して回転駆動され、後述するテープ送りローラ33(図3参照)を回転駆動する。
次に、テープ印刷装置1のカセット収納部8にテープカセット21を装着した場合の概略構成について図3に基づいて説明する。図3はテープ印刷装置1のカセット収納部8にテープカセット21を装着した状態でテープカセット21の上ケースを取り外した場合の要部拡大平面図である。
図3に示すように、テープカセット21は透明テープ等からなるフィルムテープ36、このフィルムテープ36に印刷を施すためのインクリボン30、更には、印刷がなされたフィルムテープ36に裏貼りされる両面粘着テープ31を各々、テープスプール36A、リール30A、テープスプール31Aに巻回して、テープカセットの底面に立設されるカセットボス36B、リールボス30B、カセットボス31Bに回転可能に嵌挿して収納したものであり、更に、使用済みのインクリボン30を巻き取るインクリボン巻取リール30Cを備えている。
そして、前記リール30Aに巻回され、このリール30Aから引き出された未使用インクリボン30Aは、フィルムテープ36と重ね合わされ、フィルムテープ36と共に開口部32に入り、サーマルヘッド9及びプラテンローラ10の間を通過する。その後、インクリボン30は、フィルムテープ36から引き離され、リボン巻取軸15により回転駆動されるインクリボン巻取リール30Cに至り、このインクリボン巻取リール30Cにより巻き取られる。
また、前記両面粘着テープ31は、片面に剥離紙を重ね合わされた状態で、剥離紙を外側にしてテープスプール31Aに巻回されて収納されている。そして、このテープスプール31Aから引き出された両面粘着テープ31は、テープ送りローラ33とテープサブローラ11との間を通過し、剥離紙が重ね合わされない側の粘着面がフィルムテープ36に貼着される。
これにより、前記テープスプール36Aに巻回され、このテープスプール36Aから引き出されたフィルムテープ36は、テープカセット21のサーマルヘッド9が挿入される開口部32を通過する。その後、両面粘着テープ31が貼り合わされるフィルムテープ36は、テープカセット21の片側下方部(図3中、左下側部)に回転自在に設けられ、テープ送りモータ52の駆動を受けて回転するテープ送りローラ33と、このテープ送りローラ33に対向配置されるテープサブローラ11との間を通過して、テープカセット21の外部に送り出されて、テープ印刷装置1のテープ排出口16から印刷テープ22が排出される。この場合、両面粘着テープ31は、フィルムテープ36に対してテープ送りローラ33及びテープサブローラ11によって圧着される。
次に、この両面粘着テープ31が圧着されたフィルムテープ36を自動的に切断する切断装置34について簡単に説明する。前記テープカセット21の左側に対応するテープ印刷装置1の本体フレームの直ぐ内側には、板状の補助フレーム35が立設され、この補助フレーム35に固定刃35Aが上向きに固着されている。補助フレーム35に固着された左右方向向きの枢支軸37には、前後方向に延びる操作レバー38の前端近傍部が回動可能に枢支され、その操作レバー38の枢支軸37より前側に対応する部位において、可動刃38Aが前記固定刃35Aと対向して取付けられている。また、操作レバー38の後端部は、切断用モータ54(図4参照)に連結された揺動駆動機構(図示略)により上下揺動可能に構成され、常には、可動刃38Aが固定刃35Aから離間した状態で保持されている。
そして、サーマルヘッド9により印刷されて両面粘着テープ31が圧着された印刷テープ22は、テープカセット21から固定刃35Aと可動刃38Aとの間を通ってテープ排出口16から外に延びているので、切断信号により駆動された切断用モータ54により、揺動駆動機構を介して操作レバー38の後端部が上下揺動され、可動刃38Aが固定刃35Aに接近して、これら両刃35A・38Aで印刷テープ22が切断される。
ところで、前記テープカセット21から繰出されるフィルムテープ36として、テープ幅を6mm、9mm、12mm、18mm、24mm、36mmとする6種類が準備されており、これらテープカセット21の底壁部には、これら6種類のテープ幅の何れかを検知する為に、4つの突出爪の有無を組合せた突出片39が設けられている。そして、このテープカセット21の下側を支持するカセット収納部8の底面部には、この突出片39の突出爪の組合せからテープ幅を検知するカセットセンサ49(図4参照)が取付けられている。即ち、このカセットセンサ49は、突出片39を構成する突出爪の組合せにより、例えば、テープ幅が9mmのときには「0100」のカセット信号を出力し、またテープ幅が18mmのときには「1100」のカセット信号を出力するとともに、テープカセット21が装着されていないときには、「0000」のカセット信号を出力する。
次に、テープ印刷装置1の回路構成について図4に基づき説明する。図4は本実施形態に係るテープ印刷装置1の制御構成を示すブロック図である。
図4に示すように、テープ印刷装置1の制御基板12上に形成される制御回路部40は、CPU41、CG(キャラクタジェネレータ)ROM42、ROM43、フラッシュROM(EEPROM)44、RAM45、入出力インターフェース(I/F)46、及び通信用インターフェース(I/F)47等を備えている。また、CPU41、CGROM42、ROM43、フラッシュROM44、RAM45、入出力インターフェース(I/F)46、及び通信用インターフェース(I/F)47は、バス線48により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
ここに、CGROM42には各キャラクタに対応するドットパターンデータが記憶されており、ドットパターンデータがCGROM42から読み出され、そのドットパターンデータに基づいて液晶ディスプレイ(LCD)7上にドットパターンが表示される。
また、ROM43は、各種のプログラムを記憶させておくものであり、印刷制御プログラムや、後述のブロック単位で入力されたテキストを選択されたレイアウトに配置した印刷データを作成する印刷データ作成処理プログラム等のテープ印刷装置1の制御上必要な各種のプログラムが記憶されている。
また、ROM43には、後述のブロック単位で入力されたテキストを印刷領域内に配置する4種類の配置パターン(例えば、横、縦、左下斜め、右下斜めに配置する配置パターンである。)(図8参照)が記憶されている。また、ROM43には、各配置パターンに対応する各テキストブロックの配置位置を算出するための4つの直線の式(以下、「重心式」という。)(図10参照)が記憶されている。
そして、CPU41はかかるROM43に記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算を行なうものである。また、ROM43には、アルファベット文字や記号等のキャラクタを印刷するための多数のキャラクタの各々に関して、印刷用ドットパターンデータが、書体(ゴシック系書体、明朝体書体等)毎に分類され、各書体毎に6種類(16、24、32、48、56、64のドットサイズ)の印刷文字サイズ分、コードデータに対応させて格納されている。
また、ROM43には、テープカセット21に収納されている各テープ幅に対して予め決定された文字サイズが記憶されている。例えば、テープ幅が6mmのテープにはA1の文字サイズ、9mmのテープにはA2の文字サイズ、12mmのテープにはA3の文字サイズ、18mmのテープにはA4の文字サイズ、24mmのテープにはA5の文字サイズ、36mmのテープにはA6の文字サイズが、ROM43に記憶されている。
また、ROM43には、階調表現を含むグラフィック画像を印刷するためのグラフィックパターンデータも記憶されている。また、このROM43には、キーボード6から入力された文字や数字等のキャラクタのコードデータに対応させて液晶ディスプレイコントローラ(LCDC)50を制御する表示駆動制御プログラム、印刷バッファ45Aのデータを読み出してサーマルヘッド9やテープ送りモータ52を駆動する印刷駆動制御プログラム等、その他テープ印刷装置1の制御上必要な各種のプログラムが格納されている。
また、フラッシュROM44には、USBコネクタ18を介して外部のコンピュータ装置から受信した印刷データや各種図柄データのドットパターンデータ等に登録番号を付して記憶するものであり、テープ印刷装置1の電源をオフしてもこれらの記憶内容を保持している。
また、RAM45は、CPU41により演算された各種の演算結果を一時的に記憶させておくためのものである。また、RAM45には、印刷バッファ45A、編集入力領域45B、表示画像バッファ45C、ワーク領域45D等の各種のメモリ領域が設けられている。この印刷バッファ45Aには、複数の文字や記号等の印刷用ドットパターンや各ドットの形成エネルギ量である印加パルス数等がドットパターンデータとして格納され、サーマルヘッド9はかかる印刷バッファ45Aに記憶されているドットパターンデータに従ってドット印刷を行う。
また、編集入力領域45Bには、キーボード6からブロック単位で入力されたテキストデータから作成した印刷テープ22上に配置可能なテキストブロックが格納される。また、表示画像バッファ45Cには、液晶ディスプレイ7に表示されるグラフィックデータや印刷イメージデータ等が格納される。
また、入出力I/F46には、キーボード6、カセットセンサ49と、液晶ディスプレイ(LCD)7に表示データを出力する為のビデオRAMを有するディスプレイコントローラ(LCDC)50と、サーマルヘッド9を駆動する為の駆動回路51と、テープ送りモータ52を駆動する為の駆動回路53と、切断用モータ54を駆動する為の駆動回路55とがそれぞれ接続されている。
また、通信用I/F47は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等から構成され、外部のコンピュータ装置とUSBケーブル等によって接続され、双方向データ通信が可能になっている。
よって、キーボード6の文字入力キー2等を介してブロック単位でテキストが入力された場合、そのテキスト(文書データ)から作成されたテキストブロックが編集入力領域45Bに順次記憶されていくとともに、ドットパターン発生制御プログラム及び表示駆動制御プログラムに基づいてキーボード6を介して入力された文字等に対応するドットパターンが液晶ディスプレイ(LCD)7上に表示される。
また、サーマルヘッド9は駆動回路51を介して駆動され、印刷バッファ領域45Aに記憶されたドットパターンデータの印刷を行い、これと同期してテープ送りモータ52が駆動回路53を介してテープの送り制御を行うものである。また、外部のコンピュータ装置から通信用I/F47を介して入力された印刷データを編集入力領域45Bが順次記憶し、ドットパターン発生制御プログラムに基づいて印刷バッファ領域45Aにドットパターンデータとして記憶されて、サーマルヘッド9を介してフィルムテープ36に印刷される。
次に、このように構成されたテープ印刷装置1のCPU41によって実行される処理であって、ブロック単位で入力されたテキストを選択されたレイアウトに配置して印刷する印刷処理について図5乃至図12に基づいて説明する。図5はテープ印刷装置1のCPU41によって実行される処理であって、ブロック単位で入力されたテキストを選択されたレイアウトに配置して印刷する印刷処理を示すフローチャートである。
図5に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)11において、CPU41は、液晶ディスプレイ7にブロック番号を表示すると共に、このブロック番号に続いて文字入力キー2を介して入力されたテキストデータを順次表示する。そして、CPU41は、リターンキー4が押下される毎に、この入力されたテキストデータを1ブロックとして当該ブロック番号が付与されたテキストブロックとしてRAM45に記憶する。
ここで、文字入力キー2を介してテキストデータが入力された一例を図6に基づいて説明する。図6は文字入力キー2を介してテキストデータが入力された一例を示す図である。
図6に示すように、CPU41は、先ず、液晶ディスプレイ7の左端に、ブロック番号「1」を先端が横向きの5角形で囲んで表示する。そして、「1年2組」が入力された後、リターンキー4が押下された場合には、CPU41は、第1ブロックのテキストブロック63(図9参照)として「1年2組」をRAM45に記憶する。
続いて、CPU41は、リターンキー4が押下された場合には、ブロック番号「2」を先端が横向きの5角形で囲んで表示する。そして、「たまだたろう」が入力された後、リターンキー4が押下された場合には、CPU41は、第2ブロックのテキストブロック64(図9参照)として「たまだたろう」をRAM45に記憶する。
また、CPU41は、リターンキー4が押下された場合には、ブロック番号「3」を先端が横向きの5角形で囲んで表示する。そして、「12番」が入力された後、リターンキー4が押下された場合には、CPU41は、第3ブロックのテキストブロック65(図9参照)として「12番」をRAM45に記憶する。
続いて、S12において、CPU41は、文字サイズセットキー13Cが押下されて、液晶ディスプレイ7に表示した文字サイズ候補から(例えば、「ES」、「SS」、「S」、「M」、「L」、「LL」、「XL」、「自動」)から、「自動」が選択されたか否かを判定する判定処理を実行する。ここに、「ES」から「XL」に行くに従って、文字サイズが順に大きく設定されており、「自動」は、カセットセンサ49を介して検出したテープ幅に基づいて文字サイズが自動的に設定されるモードを示すものである。
尚、文字サイズセットキー13C等が押下された場合には、CPU41は、テキストデータの取得を終了して、液晶ディスプレイ7に文字サイズを選択するための文字サイズ候補(例えば、「ES」、「SS」、「S」、「M」、「L」、「LL」、「XL」、「自動」)を表示する。
そして、文字サイズセットキー13Cが押下されて、液晶ディスプレイ7に表示した文字サイズ候補から「自動」が選択されなかった場合、つまり、「ES」から「XL」のいずれかの文字サイズが選択された場合には(S12:NO)、CPU41は、この選択された文字サイズを印刷文字サイズとしてRAM45に記憶後、S13の処理に移行する。
S13において、CPU41は、RAM45から入力された各テキストブロックと、設定された文字サイズとを読み出し、各テキストブロックをこの文字サイズで印刷する印刷データを作成して印刷バッファ45Aに格納する。
そして、S14において、CPU41は、サーマルヘッド9を介して印刷バッファ45Aに記憶されているドットパターンデータに従って、順次フィルムテープ36にドット印刷を行って、各テキストブロックが印刷された印刷テープ22を作成後、当該処理を終了する。
一方、文字サイズセットキー13Cが押下されて、液晶ディスプレイ7に表示した文字サイズ候補から「自動」が選択された場合には(S12:YES)、CPU41は、S15の処理に移行する。
S15において、CPU41は、カセットセンサ49を介してテープカセット21に収納されているフィルムテープ36のテープ幅を検出して、RAM45に記憶する。
そして、S16において、CPU41は、RAM45からテープ幅を読み出し、当該テープ幅に対応する文字サイズをROM43から読み出して、印刷文字サイズとしてRAM45に記憶する。例えば、テープ幅が24mmの場合には、CPU41は、テープ幅が24mmに対応する文字サイズA5をROM43から読み出して、印刷文字サイズとしてRAM45に記憶する。
続いて、S17において、CPU41は、機能キー13Aが押下されて、「自動レイアウト機能」が選択されたか否かを判定する判定処理を実行する。
ここで、機能キー13Aが押下された場合に、液晶ディスプレイ7に表示される印刷モード選択画面の一例について図7に基づいて説明する。図7は機能キー13Aが押下された場合に、液晶ディスプレイ7に表示される印刷モード選択画面の一例を示す図である。
図7に示すように、CPU41は、液晶ディスプレイ7の上下方向に、入力したテキストデータを設定した枚数だけ印刷する印刷モードを表す「コピー印刷」、入力したテキストデータの数字が、印刷毎に「1」ずつ加算されて設定した枚数だけ印刷される印刷モードを表す「連番印刷」、入力したテキストデータがミラー反転されて印刷される印刷モードを表す「ミラー印刷」、入力したテキストブロックが選択したレイアウトに従って印刷される印刷モードを表す「自動レイアウト」等を表示する。
そして、ユーザは、カーソルキー5又はダイヤル13Dを時計方向又は反時計方向に回転させることによって、液晶ディスプレイ7に表示された各印刷モードの背景が変化して選択されていることが表示され、リターンキー4を押下することによって、当該背景が変化している印刷モードに決定できる。つまり、CPU41は、リターンキー4が押下された際に、背景を変化させている印刷モードが選択されたと判定し、この選択された印刷モードをRAM45に記憶する。
そして、CPU41は、選択された印刷モードをRAM45から読み出し、この印刷モードが「自動レイアウト」でない場合、つまり、「自動レイアウト機能」が選択されていない場合には(S17:NO)、上記S13の処理に移行する。そして、S13において、CPU41は、RAM45から入力された各テキストブロックと、設定された文字サイズと、選択された印刷モードとを読み出し、この選択された印刷モードに従って、各テキストブロックをこの文字サイズで印刷する印刷データを作成して印刷バッファ45Aに格納後、S14の処理に移行する。
一方、CPU41は、選択された印刷モードをRAM45から読み出し、この印刷モードが「自動レイアウト」の場合、つまり、「自動レイアウト機能」が選択された場合には(S17:YES)、CPU41は、S18の処理に移行する。
S18において、CPU41は、テキストブロックの印刷領域内での配置パターンである4種類のレイアウト1乃至レイアウト4の各イメージパターンのうちのレイアウト1のイメージパターンを液晶ディスプレイ7に表示し、レイアウト選択キー13Bが押下される毎に、レイアウト1→レイアウト2→レイアウト3→レイアウト4→レイアウト1→・・・と順番に各イメージパターン繰り返し表示する。
そして、リターンキー4が押下された場合には、CPU41は、液晶ディスプレイ7に表示しているイメージパターンに対応するレイアウトが選択されたと判定し、当該レイアウトをテキストブロックの印刷領域内での配置パターンとしてRAM45に記憶する。
ここで、テキストブロックの印刷領域内での配置パターンを表す4種類のレイアウト1乃至レイアウト4を液晶ディスプレイ7に表示した一例を図8に基づいて説明する。図8はテキストブロックの印刷領域内での配置パターンを表す4種類のレイアウト1乃至レイアウト4を液晶ディスプレイ7に表示した一例と、それに対応するテキストブロックを配置した一例を示す図である。
図8の左側に示すように、CPU41は、先ず、テキストブロックをフィルムテープ36の長手方向に一列に配置する配置パターンのレイアウトを表す「レイアウト1」を液晶ディスプレイ7に表示すると共に、太い横線71を表示画面の上下方向における上下センターライン上に表示し、右下側に「よこ」と表示する。また、各テキストブロック63〜65の具体的な配置は、図8の右側に示すように、第1ブロックの「1年2組」→第2ブロックの「たまだたろう」→第3ブロックの「12番」が、印刷領域61の長手方向に順次配置される。
また、図8の左側に示すように、レイアウト選択キー13Bが押下された場合には、CPU41は、テキストブロックをフィルムテープ36の幅方向に一列に配置する配置パターンのレイアウトを表す「レイアウト2」を液晶ディスプレイ7に表示すると共に、太い縦線72を表示画面の左右方向における左右センターライン上に表示し、右下側に「たて」と表示する。また、各テキストブロック63〜65の具体的な配置は、図8の右側に示すように、第1ブロックの「1年2組」→第2ブロックの「たまだたろう」→第3ブロックの「12番」が、印刷領域61の幅方向中央位置に当該幅方向に順次配置される。
また、図8の左側に示すように、レイアウト選択キー13Bが、再度押下された場合には、CPU41は、テキストブロックをフィルムテープ36の左下斜め方向に一列に配置する配置パターンのレイアウトを表す「レイアウト3」を液晶ディスプレイ7に表示すると共に、太い左下斜め線73を表示画面に表示し、右下側に「ななめA」と表示する。また、各テキストブロック63〜65の具体的な配置は、図8の右側に示すように、第1ブロックの「1年2組」→第2ブロックの「たまだたろう」→第3ブロックの「12番」が、印刷領域61の左上斜め方向に順次配置される。
また、図8の左側に示すように、レイアウト選択キー13Bが、再度押下された場合には、CPU41は、次に、テキストブロックをフィルムテープ36の右下斜め方向に一列に配置する配置パターンのレイアウトを表す「レイアウト4」を液晶ディスプレイ7に表示すると共に、太い右下斜め線74を表示画面に表示し、右下側に「ななめB」と表示する。また、各テキストブロック63〜65の具体的な配置は、図8の右側に示すように、第1ブロックの「1年2組」→第2ブロックの「たまだたろう」→第3ブロックの「12番」が、印刷領域61の右下斜め方向に順次配置される。
そして、レイアウト選択キー13Bが、再度押下される毎に、CPU41は、上記レイアウト1〜レイアウト4の表示を順番に繰り返し表示する。そして、リターンキー4が押下された場合には、表示しているレイアウトをテキストブロックを印刷領域61内に配置する配置パターンとしてRAM45に記憶する。
続いて、図5に示すように、S19において、CPU41は、上記S18で選択されたレイアウトを読み出し、このレイアウトから各テキストブロックの文字高さを算出して、RAM45に記憶する。そして、CPU41は、各テキストブロックの文字高さをRAM45から読み出し、この文字高さを縦方向の一辺として、各テキストブロックの周囲に該各テキストブロックの領域を表す矩形状のブロックエリアを設定し、各テキストブロックに対応させてRAM45に記憶する。
ここで、各テキストブロックのブロックエリアを設定する一例を図8及び図9に基づいて説明する。図9は各テキストブロックのブロックエリアの一例を示す図である。
図8の右側に示すように、上記S18でレイアウト1が選択された場合には、CPU41は、各テキストブロック63〜65の文字高さH1を、印刷領域61の高さに設定し、各テキストブロック63〜65の文字高さとして、当該文字高さH1をRAM45に記憶する。
従って、図9に示すように、上記S18でレイアウト1が選択された場合には、CPU41は、第1ブロックの「1年2組」のテキストブロック63の文字高さH1を一辺として、このテキストブロック63の周囲を囲む矩形状のブロックエリア81を設定し、当該第1ブロックの「1年2組」のテキストブロック63に対応させてRAM45に記憶する。
また同様に、第2ブロックの「たまだたろう」、第3ブロックの「12番」の各テキストブロック64、65の文字高さH1を一辺として、各テキストブロック64、65の周囲を囲む矩形状の各ブロックエリア82、83を設定し、当該第2ブロックの「たまだたろう」、第3ブロックの「12番」の各テキストブロック64、65に対応させてRAM45に記憶する。
また、図8の右側に示すように、上記S18でレイアウト2、レイアウト3、レイアウト4のうちのいずれかが選択された場合には、CPU41は、各テキストブロック63〜65の文字高さH2を、印刷領域61の高さをテキストブロック数で除算した高さに設定し、各テキストブロック63〜65の文字高さとして、当該文字高さH2をRAM45に記憶する。つまり、テキストブロックが3個の場合には、文字高さH2は、印刷領域の高さの1/3である。
従って、図9に示すように、上記S18でレイアウト2、レイアウト3、レイアウト4のうちのいずれかが選択された場合には、CPU41は、第1ブロックの「1年2組」のテキストブロック63の文字高さH2を一辺として、このテキストブロック63の周囲を囲む矩形状のブロックエリア81を設定し、当該第1ブロックの「1年2組」のテキストブロック63に対応させてRAM45に記憶する。
また同様に、第2ブロックの「たまだたろう」、第3ブロックの「12番」の各テキストブロック64、65の文字高さH2を一辺として、各テキストブロック64、65の周囲を囲む矩形状の各ブロックエリア82、83を設定し、当該第2ブロックの「たまだたろう」、第3ブロックの「12番」の各テキストブロック64、65に対応させてRAM45に記憶する。
続いて、図5に示すように、S20において、CPU41は、上記S18で選択されたレイアウトを読み出し、このレイアウトに対応する重心式をROM43から読み出す。そして、CPU41は、上記S19で各テキストブロックに対応させて決定した各ブロックエリアの重心をこの重心式上に配置して、各テキストブロックの印刷領域61内での配置位置を設定し、RAM45に記憶する。また、CPU41は、印刷領域61の長さを設定し、RAM45に記憶する。
ここで、各ブロックエリアの重心位置を重心式上に配置して、各テキストブロックの印刷領域61内での配置位置及び印刷領域61の長さを設定する一例を図9及び図10に基づいて説明する。図10は印刷領域61内における各テキストブロックの配置位置の設定を説明する説明図である。
図9に示すように、CPU41は、矩形状の各ブロックエリア81〜83の対角線の交点を各重心81A、82A、83Aとして算出し、RAM45に記憶する。
そして、図10に示すように、上記S18で選択されたレイアウトが「レイアウト1」の場合には、CPU41は、ROM43から「レイアウト1」に対応する重心式「Y=0」を読み出す。そして、CPU41は、重心式「Y=0」から印刷領域61の幅方向をY軸方向とし、長手方向をX軸方向として、原点を印刷領域61の搬送方向先端縁の中央位置に設定した直交座標系を設定する。また、CPU41は、印刷領域61の長さを、各ブロックエリア81〜83の長さを合計した長さに設定して、RAM45に記憶する。
そして、CPU41は、この直交座標系のY=0の直線上、つまり、X軸上に、各ブロックエリア81〜83の各重心81A、82A、83Aが位置するように、各ブロックエリア81〜83を印刷領域61の搬送方向に順次配置する。その後、CPU41は、当該各重心位置81A〜83Aの座標位置を算出して、各ブロックエリア81〜83を印刷領域61内に配置する配置位置としてRAM45に記憶する。
また、図10に示すように、上記S18で選択されたレイアウトが「レイアウト2」の場合には、CPU41は、ROM43から「レイアウト2」に対応する重心式「X=0」を読み出す。そして、CPU41は、重心式「X=0」から印刷領域61の幅方向をY軸方向とし、長手方向をX軸方向として、原点を印刷領域61の搬送方向中央位置の上端位置に設定した直交座標系を設定する。また、CPU41は、印刷領域61の長さを、各ブロックエリア81〜83の長さ中で最も長いものを配置できる長さに設定して、RAM45に記憶する。
そして、CPU41は、この直交座標系のX=0の直線上、つまり、Y軸上に、各ブロックエリア81〜83の各重心81A、82A、83Aが、印刷領域61の上端から下端に向かって(図10中、下方向に向かって)位置するように、各ブロックエリア81〜83を印刷領域61の幅方向上端から下端に向かって順次配置する。その後、CPU41は、当該各重心位置81A〜83Aの座標位置を算出して、各ブロックエリア81〜83を印刷領域61内に配置する配置位置としてRAM45に記憶する。
また、図10に示すように、上記S18で選択されたレイアウトが「レイアウト3」の場合には、CPU41は、ROM43から「レイアウト3」に対応する重心式「Y=0.5X」を読み出す。また、CPU41は、印刷領域61の搬送方向先端の下角部にブロックエリア81を配置する。そして、CPU41は、重心式「Y=0.5X」から印刷領域61の幅方向をY軸方向とし、長手方向をX軸方向として、原点を印刷領域61の搬送方向先端の下角部に配置したブロックエリア81の重心81Aに設定した直交座標系を設定する。
そして、CPU41は、この直交座標系の「Y=0.5X」の直線上に、各ブロックエリア82、83の各重心82A、83Aが位置するように幅方向に順次配置する。その後、CPU41は、当該各重心81A〜83Aの座標位置を算出して、各ブロックエリア81〜83を印刷領域61内に配置する配置位置としてRAM45に記憶する。また、CPU41は、ブロックエリア81の左端からブロックエリア83の右端までの距離を印刷領域61の長さとしてRAM45に記憶する。
例えば、図10に示すように、CPU41は、ブロックエリア81の重心81Aの座標位置T1を(0,0)に設定した場合には、文字高さH2より、ブロックエリア82の重心82Aの座標位置T2は(2H2,H2)と設定し、ブロックエリア83の重心83Aの座標位置T3は(4H2,2H2)と設定して、RAM45に記憶する。
また、図10に示すように、上記S18で選択されたレイアウトが「レイアウト4」の場合には、CPU41は、ROM43から「レイアウト4」に対応する重心式「Y=−0.5X」を読み出す。また、CPU41は、印刷領域61の搬送方向先端の上角部にブロックエリア81を配置する。そして、CPU41は、重心式「Y=−0.5X」から印刷領域61の幅方向をY軸方向とし、長手方向をX軸方向として、原点を印刷領域61の搬送方向先端の上角部に配置したブロックエリア81の重心81Aに設定した直交座標系を設定する。
そして、CPU41は、この直交座標系の「Y=−0.5X」の直線上に、各ブロックエリア82、83の各重心82A、83Aが位置するように幅方向に順次配置する。その後、CPU41は、当該各重心81A〜83Aの座標位置を算出して、各ブロックエリア81〜83を印刷領域61内に配置する配置位置としてRAM45に記憶する。また、CPU41は、ブロックエリア81の左端からブロックエリア83の右端までの距離を印刷領域61の長さとしてRAM45に記憶する。
例えば、図10に示すように、CPU41は、ブロックエリア81の重心81Aの座標位置S1を(0,0)に設定した場合には、文字高さH2より、ブロックエリア82の重心82Aの座標位置S2は(2H2,−H2)と設定し、ブロックエリア83の重心83Aの座標位置T3は(4H2,−2H2)と設定して、RAM45に記憶する。
続いて、図5に示すように、S21において、CPU41は、RAM45から上記S20で設定した印刷領域61の長さを読み出して、各テキストブロックを配置する印刷領域61の長さを設定する。また、CPU41は、上記S20で設定した各テキストブロックのブロックエリアの重心の座標位置をRAM45から読み出す。
そして、CPU41は、上記S18で選択したレイアウトに対応する直交座標系の原点位置をこの印刷領域61に設定して、各テキストブロックのブロックエリアの重心の座標位置から、各ブロックエリアの印刷領域61内での配置位置を決定する。その後、CPU41は、RAM45から入力された各テキストブロックと、設定された文字サイズとを読み出し、各テキストブロックをこの文字サイズで対応するブロックエリアに配置した印刷データを作成して印刷バッファ45Aに格納する。また、CPU41は、この印刷データから印刷イメージを作成して表示画像バッファ45Cに記憶する。
そして、S22において、CPU41は、表示画像バッファ45Cに記憶されている印刷イメージを読み出し、液晶ディスプレイ7にプレビュー表示する。
例えば、図8の「レイアウト2」が選択された場合のプレビュー表示の一例を図11に基づいて説明する。図11は図8の「レイアウト2」が選択された場合のプレビュー表示の一例を示す図である。
図11に示すように、図8に示す「レイアウト2」が選択された場合には、第1ブロックの「1年2組」、第2ブロックの「たまだたろう」、第3ブロックの「12番」の各テキストブロックが、液晶ディスプレイ7の幅方向中央位置に当該幅方向の上側から順次配置されて表示される。また、カセット収納部8に装着されたテープカセット21に収納されているフィルムテープ36のテープ幅「24mm」が表示画面の下端部に表示されている。
続いて、図5に示すように、S23において、CPU41は、印刷イメージを液晶ディスプレイ7にプレビュー表示してから所定時間内に(例えば、約30秒以内である。)印刷キー3が押下されたか否か、つまり、印刷指示が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、印刷イメージを液晶ディスプレイ7にプレビュー表示してから所定時間内に印刷キー3が押下されなかった場合には(S23:NO)、CPU41は、再度S18以降の処理を実行する。
一方、印刷イメージを液晶ディスプレイ7にプレビュー表示してから所定時間内に印刷キー3が押下された場合には(S23:YES)、CPU41は、上記S14の処理に移行する。S14において、CPU41は、サーマルヘッド9を介して印刷バッファ45Aに記憶されているドットパターンデータに従って、順次フィルムテープ36にドット印刷を行って、上記S18で選択したレイアウトに従って各テキストブロックが印刷された印刷テープ22を作成する。
つまり、CPU41は、プレビュー表示された印刷データが印刷された印刷テープ22を作成後、当該処理を終了する。
例えば、図12に示すように、上記図11で液晶ディスプレイ7にプレビュー表示された印刷データが印刷された印刷テープ22が作成される。
ここで、フィルムテープ36は、長尺状テープの一例として機能する。また、テープ送りモータ52、駆動回路53及びテープ送り用ローラ11は、テープ搬送手段の一例を構成する。また、サーマルヘッド9、駆動回路51及びプラテンローラ10は、印刷手段の一例を構成する。また、キーボード6は、入力手段の一例を構成する。また、ROM43は、配置パターン記憶手段の一例として機能する。
また、機能キー13A、レイアウト選択キー13B及びリターンキー4は、配置パターン選択手段の一例を構成する。また、CPU41、ROM43及びRAM45は、テキストブロック作成手段、配置位置設定手段、印刷データ作成手段、ブロックエリア設定手段、重心位置取得手段の一例を構成する。
従って、本実施形態に係るテープ印刷装置1では、ユーザが、キーボード6の文字入力キー2等を介してブロック単位でテキストデータを入力した後、機能キー13A、レイアウト選択キー13B及びリターンキー4を介して各テキストデータを配置する配置パターンを表すレイアウトを選択することによって、CPU41は、この選択されたレイアウトに従って各テキストデータをブロック単位で印刷領域61内に配置した印刷データを自動的に作成する。
これにより、ユーザは、レイアウト選択キー13Bによってレイアウトを選択するだけで、複数のテキストデータを印刷テープ22の長手方向や幅方向に配置したり、印刷テープ22の長手方向に対して斜めに配置したラベルを容易に作成することが可能となる。
また、CPU41は、レイアウト選択キー13Bを介して選択されたレイアウトに対応する重心式で表された直線上に各テキストブロックの領域を表す矩形状のブロックエリアの重心位置が配置されるように各テキストブロックの配置位置を設定する。
これにより、CPU41は、レイアウト選択キー13Bを介して選択されたレイアウトに対応する重心式で表される直線上に複数のテキストデータを配置する配置位置を迅速に設定することが可能となる。
更に、CPU41は、各テキストブロックの文字高さを、レイアウト選択キー13Bを介して選択されたレイアウトに対応する重心式で表される直線の傾きと、ブロック単位で入力されたテキストデータの個数とに基づいて自動的に設定することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
(A)上記レイアウト選択キー13Bの押下によって順次表示されるレイアウトは、レイアウト1〜レイアウト4の4種類に限らず、5種類以上のレイアウトを表示するようにしてもよい。
(B)また、機能キー13Aで表示されるメニュー画面から「自動レイアウト」が選択された場合には、「横一列」、「縦一列」、「右斜め下」、「左斜め下」等のレイアウトを表すメニューが表示されて、カーソルキー5やダイヤル13Dによって選択してリターンキー4が押下された場合には、この選択されたレイアウトが選択されるようにしてもよい。
(C)また、レイアウト選択キー13Bの押下によって図8に示すレイアウト1の横線71が表示された後、ダイヤル13Dを時計方向又は反時計方向に回転させることによって、この横線71がダイヤル13Dの回転に伴って回転表示されるようにしてもよい。そして、任意の傾きの際にリターンキー4が押下された場合には、CPU41は、この傾きを重心式の傾きとして設定するようにしてもよい。これにより、任意の傾きのレイアウトを容易に設定することが可能となる。
本実施形態に係るテープ印刷装置の平面図である。 テープ印刷装置の右側面図である。 テープ印刷装置のカセット収納部にテープカセットを装着した状態でテープカセットの上ケースを取り外した場合の要部拡大平面図である。 テープ印刷装置の制御構成を示すブロック図である。 テープ印刷装置のCPUによって実行される処理であって、ブロック単位で入力されたテキストを選択されたレイアウトに配置して印刷する印刷処理を示すフローチャートである。 文字入力キーを介してテキストデータが入力された一例を示す図である。 機能キーが押下された場合に、液晶ディスプレイに表示される印刷モード選択画面の一例を示す図である。 テキストブロックの印刷領域内での配置パターンを表す4種類のレイアウト1乃至レイアウト4を液晶ディスプレイに表示した一例と、それに対応するテキストブロックの配置した一例を示す図である。 各テキストブロックのブロックエリアの一例を示す図である。 印刷領域内における各テキストブロックの配置位置の設定を説明する説明図である。 図8の「レイアウト2」が選択された場合のプレビュー表示の一例を示す図である。 図11で液晶ディスプレイにプレビュー表示された印刷データが印刷された印刷テープの一例を示す図である。
符号の説明
1 テープ印刷装置
2 文字入力キー
4 リターンキー
5 カーソルキー
6 キーボード
7 液晶ディスプレイ(LCD)
9 サーマルヘッド
10 プラテンローラ
13A 機能キー
13B レイアウト選択キー
13C 文字サイズセットキー
22 印刷テープ
36 フィルムテープ
41 CPU
43 ROM
45 RAM
61 印刷領域
71 太い横線
72 太い縦線
73 太い左下斜め線
74 太い右下斜め線
81〜83 ブロックエリア
81A〜83A 重心

Claims (3)

  1. 長尺状のテープを搬送するためのテープ搬送手段と、前記テープに印刷データを印刷する印刷手段と、を備えたテープ印刷装置において、
    テキストデータをブロック単位で入力する入力手段と、
    前記ブロック単位で入力されたテキストデータを前記テープ上に配置する複数種類の配置パターンを記憶する配置パターン記憶手段と、
    前記複数種類の配置パターンから一の配置パターンを選択する配置パターン選択手段と、
    前記配置パターン選択手段を介して選択された配置パターンに基づいて前記ブロック単位で入力されたテキストデータから前記テープ上に配置可能なテキストブロックを作成するテキストブロック作成手段と、
    前記テキストブロック作成手段を介して作成された各テキストブロックの配置位置を前記配置パターンに従って設定する配置位置設定手段と、
    前記配置位置設定手段を介して設定された各テキストブロックの配置位置に該各テキストブロックを配置した印刷データを作成する印刷データ作成手段と、
    を備えたことを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 前記テキストブロックの周囲に該テキストブロックの領域を表す矩形状のブロックエリアを設定するブロックエリア設定手段を備え、
    前記配置位置設定手段は、前記各テキストブロックに設定されたブロックエリア毎の重心位置を取得する重心位置取得手段を有し、
    前記配置パターンは、前記テープの幅方向を縦軸とし、該テープの長手方向を横軸とする直交座標における直線上に前記テキストブロックを配置する複数種類の配置パターンを含み、
    該配置位置設定手段は、前記配置パターン選択手段を介して選択された配置パターンに対応する前記直線上に前記テキストブロック作成手段を介して作成された各テキストブロックのブロックエリアの重心位置が配置されるように前記各テキストブロックの配置位置を設定することを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
  3. 前記テキストブロック作成手段は、前記直線の傾きと前記入力手段を介して入力されたテキストデータの個数とに基づいて前記テキストブロックの文字高さを設定することを特徴とする請求項2に記載のテープ印刷装置。
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