JP2005119047A - 外字データ作成・編集システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 テープ印字装置への外字登録処理を容易に行うことができる外字データ作成・編集システムを提供する。
【解決手段】 S1において、コンピュータ装置2のCPU41は、イメージスキャナ8等から入力された元外字データと、テープ印字装置3から取得したフォント情報に基づいて補正外字データを生成する「最大サイズの生成処理」のサブ処理を実行する。そして、S2〜S8の処理を実行して、この補正外字データからサイズ1〜サイズ7の各外字データのドットパターンデータを作成して外字情報記憶エリア43Cに登録番号と共に格納する。また、S9〜S10の処理を実行して、このサイズ1〜サイズ7の各外字データのドットパターンデータと登録番号のデータとを通信データ用の所定フォーマットに変換して、USBケーブルS1を介してテープ印字装置3にインターラプト転送等により送信する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、長尺状のテープに印刷するための外字データを作成・編集する外字データ作成・編集装置と、この外字データ作成・編集装置に接続可能なテープ印字装置とから構成される外字データ作成・編集システムに関するものである。
従来より、長尺状のテープに印刷するための外字データを作成・編集する外字データ作成・編集装置と、この外字データ作成・編集装置に接続可能なテープ印字装置とから構成される外字データ作成・編集システムに関し種々提案されている。
例えば、従来の外字データ作成・編集システムでは、外字データ作成・編集装置から入力された多数のキャラクタデータからなる文書データを、印字又は表示用データに変換して出力するテープ印字装置から構成され、テープ印字装置は、当該テープ印字装置の動作モードを、外部から入力された多数のキャラクタデータからなる文書データを印字又は表示用データに変換するモードから外字登録モードに切換える切換え手段と、該切換え手段により外字登録モードに切換えられたときに、外部から入力された文書データを所定行列の文書データとして取り込み、該文書データにおける特定のキャラクタデータをドットとして認識することにより、当該所定行列上に配列されるドット群からなる印字又は表示用のパターンデータを作成するパターンデータ作成手段と、該パターンデータ作成手段により作成したパターンデータを外字登録データとして記憶する記憶手段とから構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、このような構成においては、外字データ作成・編集装置で作成した文書データを当該テープ印字装置に入力することにより、この文書データにおける特定のキャラクタデータを所定行列上のドットとした外字キャラクタを作成することができるようになるため、外字パターン作成用の所定行列を表示可能なディスプレイや、外字パターンを作成可能な操作キーを備えていないテープ印字装置であっても、外字キャラクタを作成して登録することができるようになる。
特開平6−124077号公報(段落(0009)〜(0054)、図1〜図9)
しかしながら、上述した従来の外字データ作成・編集システムにおいては、テープ印字装置は、入力された特定のキャラクタデータを所定行列上に配列されるドット群からなるパターンデータとし、これをそのまま外字登録データとして登録するため、印字時の外字サイズが所定の大きさ以上の場合には、外字が発生できず、エラーとなったり、文書データを印字した場合に他の文字と文字サイズが異なり、違和感のある印字テープが作成されるという問題がある。また、テープ印字装置の印字可能な全部の文字サイズについて外字登録をするためには、ユーザは外字データ作成・編集装置上で特定のキャラクタの全部の文字サイズに対応するパターンデータを作成する必要があり、外字登録処理が大変煩雑で長時間かかるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ユーザが外字データ作成・編集装置で1個の特定キャラクタのパターンデータを作成することにより、テープ印字装置に印字可能な特定キャラクタの全ての文字サイズに対応した外字登録処理を行うことができ、印字品質の向上を図ることができると共に、外字登録処理を容易に行うことができる外字データ作成・編集システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る外字データ作成・編集システムは、長尺状のテープに印刷するための外字データを作成・編集する外字データ作成・編集手段を備えた外字データ作成・編集装置と、長尺状のテープに印字データを印字する印字手段と、前記印字手段を駆動制御する印字制御手段とを備え、前記外字データ作成・編集装置に接続可能なテープ印字装置と、を具えた外字データ作成・編集システムにおいて、前記外字データ作成・編集手段は、キャラクタデータをドット群からなる第1ドットデータとして取得するキャラクタデータ取得手段と、前記テープ印字装置から所定行列上に配列されるドット群からなる印字可能な複数外字サイズの外字仕様情報を取得する仕様情報取得手段と、前記外字仕様情報に基づいて前記第1ドットデータから印字可能な複数サイズの外字データを作成する外字データ作成手段と、前記複数サイズの外字データを前記テープ印字装置に送出する出力手段と、を有し、前記テープ印字装置は、所定行列上に配列されるドット群からなる印字可能な複数外字サイズの外字仕様情報を記憶する仕様情報記憶手段と、前記外字データ作成・編集装置から要求があった場合には、該外字データ作成・編集装置に前記外字仕様情報を送出する出力手段と、該外字データ作成・編集装置から前記複数サイズの外字データが入力された場合には、該複数サイズの外字データを取得して記憶する外字データ取得手段と、を備え、前記印字制御手段は、前記外字データ作成・編集装置から取得した複数サイズの外字データに基づいて前記印字手段を駆動制御することを特徴とする。
このような特徴を有する請求項1に係る外字データ作成・編集システムによれば、この外字データ作成・編集システムを構成する外字データ作成・編集装置にキャラクタデータを入力することにより、該外字データ作成・編集装置は、キャラクタデータ取得手段によって該キャラクタデータをドット群からなる第1ドットデータとして取得する。そして、この外字データ作成・編集装置は、仕様情報取得手段を介してテープ印字装置から所定行列上に配列されるドット群からなる印字可能な複数外字サイズの外字仕様情報を取得し、該外字仕様情報に基づいて外字データ作成手段によって取得した第1ドットデータからテープ印字装置が印字可能な複数サイズの外字データを作成する。その後、外字データ作成・編集装置は、出力手段を介してこの作成した複数サイズの外字データをテープ印字装置に送出する。
一方、この外字データ作成・編集システムを構成するテープ印字装置は、仕様情報記憶手段に所定行列上に配列されるドット群からなる印字可能な複数外字サイズの外字仕様情報を記憶しており、外字データ作成・編集装置から要求があった場合には、該外字データ作成・編集装置に出力手段を介してこの外字仕様情報を送出する。また、このテープ印字装置は、外字データ作成・編集装置から複数サイズの外字データが入力された場合には、外字データ取得手段を介して該複数サイズの外字データを取得して記憶する。そして、このテープ印字装置の印字制御手段は、この外字データ作成・編集装置から取得した複数サイズの外字データに基づいて印字手段を駆動制御し、長尺状のテープに所定の外字データを印字する。
また、請求項2に係る外字データ作成・編集システムは、請求項1に記載の外字データ作成・編集システムにおいて、前記外字データ作成手段は、前記第1ドットデータの列方向のドット数が前記外字仕様情報の最大外字サイズの列方向のドット数と同一か否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段を介して同一でないと判定された場合には、該第1ドットデータの列方向のドット数が該最大外字サイズの列方向のドット数と同一になるように行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して第2ドットデータとし、前記第1判定手段を介して同一であると判定された場合には、該第1ドットデータを第2ドットデータとする第1サイズ変更手段と、前記第2ドットデータの行方向のドット数が前記外字仕様情報の最大外字サイズの行方向のドット数より大きいか否かを判定する第2判定手段と、前記第2判定手段を介して大きいと判定された場合には、該第2ドットデータの行方向のドット数が該最大外字サイズの行方向のドット数と同一になるように行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して第3ドットデータとし、前記第2判定手段を介して大きくないと判定された場合には、該第2ドットデータを第3ドットデータとする第2サイズ変更手段と、を有し、該外字データ作成手段は、前記第3ドットデータを最大サイズの外字データとすることを特徴とする。
このような特徴を有する請求項2に係る外字データ作成・編集システムでは、外字データ作成・編集装置は、キャラクタデータ取得手段を介して取得した第1ドットデータの列方向のドット数が、第1判定手段を介してテープ印字装置の印字可能な最大外字サイズの列方向のドット数と同一でないと判定した場合には、該第1ドットデータの列方向のドット数が該最大外字サイズの列方向のドット数と同一になるように行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して第2ドットデータとし、一方、第1判定手段を介して第1ドットデータの列方向のドット数が、テープ印字装置の印字可能な最大外字サイズの列方向のドット数と同一であると判定した場合には、該第1ドットデータを第2ドットデータとする。
続いて、外字データ作成・編集装置は、第2判定手段を介して該第2ドットデータの行方向のドット数が、テープ印字装置の印字可能な最大外字サイズの行方向のドット数より大きいと判定した場合には、該第2ドットデータの行方向のドット数が該最大外字サイズの行方向のドット数と同一になるように行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して第3ドットデータとし、一方、第2判定手段を介して該第2ドットデータの行方向のドット数が、テープ印字装置の印字可能な最大外字サイズの行方向のドット数より大きくないと判定した場合には、該第2ドットデータを第3ドットデータとする。
そして、外字データ作成・編集装置は、該第3ドットデータを入力されたキャラクタデータに対応する最大サイズの外字データとして、テープ印字装置に送出する。他方、テープ印字装置は、取得したこの第3ドットデータを最大サイズの外字データとして記憶すると共に、該第3ドットデータを最大サイズの外字としてテープ上に印字する。
また、請求項3に係る外字データ作成・編集システムは、請求項2に記載の外字データ作成・編集システムにおいて、前記外字データ作成手段は、前記外字仕様情報に基づいて前記第3ドットデータの行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して印字可能な複数サイズの外字データを作成することを特徴とする。
このような特徴を有する請求項3に係る外字データ作成・編集システムによれば、外字データ作成・編集装置は、第3ドットデータを最大サイズの外字データとし、テープ印字装置から取得した外字仕様情報に基づいて、この第3ドットデータの行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して印字可能な複数サイズの外字データを作成し、テープ印字装置に送出する。
また、請求項4に係る外字データ作成・編集システムは、請求項2または請求項3に記載の外字データ作成・編集システムにおいて、前記外字仕様情報は、印字可能な複数外字サイズのサイズ総数を表す総個数情報と、印字可能な各外字サイズのドット群の列方向の最大ドット数を表す各列方向総ドット数と、印字可能な最大サイズの外字サイズのドット群の行方向の最大ドット数を表す最大行方向総ドット数と、を含むことを特徴とする。
このような特徴を有する請求項4に係る外字データ作成・編集システムでは、テープ外字データ作成・編集装置がテープ印字装置から取得する外字仕様情報には、印字可能な複数外字サイズのサイズ総数を表す総個数情報と、印字可能な各外字サイズのドット群の列方向の最大ドット数を表す各列方向総ドット数と、印字可能な最大サイズの外字サイズのドット群の行方向の最大ドット数を表す最大行方向総ドット数と、が含まれている。
更に、請求項5に係る外字データ作成・編集システムは、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の外字データ作成・編集システムにおいて、前記外字データ作成手段は、作成した複数サイズの外字データに識別標識を付する識別標識付与手段を有し、前記テープ印字装置は、前記識別標識を指定する指定手段を有し、前記外字データ取得手段は、前記識別標識に対応させて入力された複数サイズの外字データを記憶し、前記印字制御手段は、前記指定手段を介して指定された識別標識に対応する複数サイズの外字データに基づいて前記印字手段を駆動制御することを特徴とする。
このような特徴を有する請求項5に係る外字データ作成・編集システムでは、外字データ作成・編集装置は、作成した複数サイズの外字データに識別標識を付して、該複数サイズの外字データをテープ印字装置に送出する。一方、テープ印字装置は、この識別標識に対応させて入力された複数サイズの外字データを記憶すると共に、指定手段を介して識別標識を指定することによって、該識別標識に対応する複数サイズの外字データに基づいて印字手段を駆動制御し、長尺状のテープに所定の外字データを印字する。
請求項1に係る外字データ作成・編集システムでは、ユーザは1個のキャラクタデータを外字データ作成・編集装置に入力するだけで、該外字データ作成・編集装置によってテープ印字装置から取得した外字仕様情報に基づいて該テープ印字装置が印字可能な複数サイズの外字データが作成されるため、テープ印字装置が印字可能な複数サイズの外字データを迅速に且つ容易に作成することができる。また、テープ印字装置の印字できない外字サイズのキャラクタデータであっても、テープ印字装置から取得した外字仕様情報に基づいて自動的にテープ印字装置の印字可能な複数サイズの外字データが作成されるため、テープ印字装置は、外字データ作成・編集装置から取得した外字データに基づいて所定サイズの外字を印字でき、印字エラー等の不具合の発生を確実に防止することができる。また、外字データ作成・編集装置は、キャラクタデータをテープ印字装置から取得した外字仕様情報に基づいて作成した複数サイズの外字データを該テープ印字装置に送出し、テープ印字装置は、入力されたこの複数サイズの外字データを取得して記憶すると共に、該複数サイズの外字データに基づいて印字手段を駆動制御して長尺状のテープに外字を印字できるため、外字と他の文字との印字サイズを確実に合わせてテープ上に印字することができ、印字品質の向上を図ることができる。
また、請求項2に係る外字データ作成・編集システムでは、外字データ作成・編集装置は、キャラクタデータ取得手段を介して取得した第1ドットデータの列方向のドット数が、テープ印字装置の印字可能な最大外字サイズの列方向のドット数と同一になるように行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して第2ドットデータとするため、この第1ドットデータからテープ印字装置に装着可能な最大テープ幅のテープに印字可能な最大高さの外字データを確実に作成することができる。また、外字データ作成・編集装置は、この第2ドットデータの行方向のドット数が、テープ印字装置の印字可能な最大外字サイズの行方向のドット数と同一になるように行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して第3ドットデータとするため、第3ドットデータの横方向サイズをテープ印字装置の印字可能な最大文字の横方向サイズに合わせることができ、テープ印字装置の印字可能な最大外字サイズの外字データを確実に作成することができる。更に、、テープ印字装置は、取得したこの第3ドットデータを最大サイズの外字データとして記憶すると共に、該第3ドットデータを最大サイズの外字としてテープ上に印字するため、この外字と他の文字との最大印字サイズを見栄え良く合わせることができ、印字品質の更なる向上を図ることができる。
また、請求項3に係る外字データ作成・編集システムでは、外字データ作成・編集装置は、第3ドットデータを最大サイズの外字データとし、テープ印字装置から取得した外字仕様情報に基づいて、この第3ドットデータの行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して印字可能な複数サイズの外字データを作成するため、この複数サイズの各外字データをテープ印字装置に装着可能な複数種類のテープの各テープ幅のそれぞれに印字可能な最大サイズの外字データを確実に作成して、テープ印字装置に送出することができる。また、テープ印字装置は、外字データ作成・編集装置から取得した複数サイズの外字データに基づいて、装着されたテープのテープ幅に対応した最大サイズの外字を印字することができ、この外字と他の文字との最大印字サイズを見栄え良く合わせることができ、印字品質の更なる向上を図ることができる。
また、請求項4に係る外字データ作成・編集システムでは、外字データ作成・編集装置は、先ず、テープ印字装置から取得した外字仕様情報に含まれる印字可能な最大外字サイズのドット群の列方向の最大ドット数を表す列方向総ドット数に基づいて、第1ドットデータから第2ドットデータを作成することができる。そして、印字可能な最大サイズの外字サイズのドット群の行方向の最大ドット数を表す最大行方向総ドット数に基づいて、この第2ドットデータから第3ドットデータを作成することができる。また、印字可能な最大外字サイズでない他の各外字サイズのドット群の列方向の最大ドット数を表す各列方向総ドット数に基づいて、この第3ドットデータの行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小する処理を総個数情報から1引いた回数繰り返すことによって、テープ印字装置の印字可能な複数サイズの外字データを確実に作成することができる。
更に、請求項5に係る外字データ作成・編集システムでは、外字データ作成・編集装置は、複数サイズの外字データに識別標識を付して、該複数サイズの外字データをテープ印字装置に送出し、一方、テープ印字装置は、この識別標識に対応させて入力された複数サイズの外字データを記憶するため、複数種類の外字について各複数サイズの外字データをテープ印字装置に登録することが可能となる。また、ユーザは、テープ印字装置の指定手段を介して各外字に付された識別標識を指定するだけで、該テープ印字装置に装着されたテープに最大サイズの所望の外字を印字することができ、操作性の向上を図ることができる。
以下、本発明に係る外字データ作成・編集システムについて、具体化した一実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係る外字データ作成・編集システムの概略構成について図1乃至図5に基づき説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る外字データ作成・編集システム1は、パーソナルコンピュータ等から構成されるコンピュータ装置2と、このコンピュータ装置2とUSBケーブルS1を介して接続されるテープ印字装置3とから構成されている。
また、コンピュータ装置2は、ホストコントローラ4、表示装置(例えば、CRT、LCD、PD等)5、キーボード6、マウス7、イメージスキャナ8、及びCDリード・ライター(CD−R/W)9から構成されている。尚、マウス7は、ジョイスティックやトラックボール等に置き換えてもよい。また、CD−R/W9は、MO装置、DVD装置等に置き換えてもよい。
また、図2に示すように、テープ印字装置3には、文書データからなるテキストを作成するための文字入力キー12、テキストの印字を指令する印字キー13、及び、改行指令や各種処理の実行、選択を指令するリターンキー14、文字等のキャラクタを複数行に渡って表示する液晶ディスプレイ(LCD)17上でカーソルを上下、左右に移動させるカーソルキー15、後述の登録された外字を指定する際に登録番号を示す数字キーと同時に押下するコードキー13A等を設けたキーボード16、及び、後述のテープカセット3D(図3参照)を収納するカセット収納部18が収納カバー18Aで覆われて配設されている。また、このキーボード16の下側には、制御回路部が構成される制御基板22が配設されている。また、カセット収納部18の左側面部には、印字されたテープが排出されるテープ排出口26が形成されている。また、該カセット収納部18の右側面部には、電源アダプタが取り付けられるアダプタ挿入口27、及びコンピュータ装置2と接続するためのUSBケーブルS1が取り付けられるコネクタ28が設けられている。
また、このカセット収納部18には、サーマルヘッド19と、このサーマルヘッド19に対向するプラテンローラ20と、このプラテンローラ20の下流側のテープ送り用ローラ21と、このテープ送り用ローラ21に対向するテープ駆動ローラ軸24とが配置されている他に、更に、テープカセット3D内に収納されるインクリボンを送るリボン巻取軸25等が配置されている。
このサーマルヘッド19は、正面視略縦長四角形の平板状で、前面の左端縁部には、所定個数の各発熱素子R1〜Rn(nは、本実施形態では、128個である。)が、該左端縁部の辺に沿って一列に配列されて形成されている。また、該サーマルヘッド19は、メッキ鋼板やステンレス鋼板等により形成される正面視略四角形の放熱板19Aの前面の左端縁部に、各発熱素子R1〜Rn の配列方向が、該放熱板19Aの左端縁部の辺に平行になるように接着剤などによって固着されている。そして、該放熱板19Aは、各発熱素子R1〜Rn の配列方向が、テープカセット3Dの開口部52(図3参照)における被印字テープ36(図3参照)の搬送方向に略直交するように、ビス止め等によってカセット収納部18の下側に取り付けられている。
また、リボン巻取軸25は、ステッピングモータ等により構成されるテープ送りモータ72(図5参照)から適宜の駆動機構を介して回転駆動される。また、テープ駆動ローラ軸24は、テープ送りモータ72から適宜の伝達機構を介して回転駆動され、後述するテープ駆動ローラ33(図3参照)を回転駆動する
次に、テープ印字装置3のカセット収納部18にテープカセット3Dを装着した場合の概略構成について図3に基づいて説明する。
図3に示すように、テープカセット3Dは透明テープ等からなる被印字テープ36、この被印字テープ36に印字を施すためのインクリボン30、更には、印字がなされた被印字テープ36に裏貼りされる両面粘着テープ31を各々、テープスプール36A、リール30A、テープスプール31Aに巻回して、テープカセットの底面に立設されるカセットボス36B、リールボス30B、カセットボス31Bに回転可能に嵌挿して収納したものであり、更に、使用済みのインクリボン30を巻き取るインクリボン巻取リール30Cを備えている。
そして、前記リール30Aに巻回され、このリール30Aから引き出された未使用インクリボン30Aは、被印字テープ36と重ね合わされ、被印字テープ36と共に開口部32に入り、サーマルヘッド19及びプラテンローラ20の間を通過する。その後、インクリボン30は、被印字テープ36から引き離され、リボン巻取軸25により回転駆動されるインクリボン巻取リール30Cに至り、このインクリボン巻取リール30Cにより巻き取られる。
また、前記両面粘着テープ31は、片面に離形紙を重ね合わされた状態で、離形紙を外側にしてテープスプール31Aに巻回されて収納されている。そして、このテープスプール31Aから引き出された両面粘着テープ31は、テープ駆動ローラ33とテープ送り用ローラ21との間を通過し、離形紙が重ね合わされない側の粘着面が被印字テープ36に貼着される。
これにより、前記テープスプール36Aに巻回され、このテープスプール36Aから引き出された被印字テープ36は、テープカセット3Dのサーマルヘッド19が挿入される開口部32を通過する。その後、両面粘着テープ31が貼り合わされる被印字テープ36は、テープカセット3Dの片側下方部(図3中、左下側部)に回転自在に設けられ、テープ送りモータ72の駆動を受けて回転するテープ駆動ローラ33と、このテープ駆動ローラ33に対向配置されるテープ送り用ローラ21との間を通過して、テープカセット3Dの外部に送り出されて、テープ印字装置3のテープ排出口26より排出される。この場合、両面粘着テープ30は、被印字テープ36に対してテープ駆動ローラ33及びテープ送り用ローラ21によって圧着される。
次に、この両面粘着テープ30が圧着された被印字テープ36を自動的に切断する切断装置34について簡単に説明する。前記テープカセット3Dの左側に対応するテープ印字装置3の本体フレームの直ぐ内側には、板状の補助フレーム35が立設され、この補助フレーム35に固定刃35Aが上向きに固着されている。補助フレーム35に固着された左右方向向きの枢支軸37には、前後方向に延びる操作レバー38の前端近傍部が回動可能に枢支され、その操作レバー38の枢支軸37より前側に対応する部位において、可動刃38Aが前記固定刃35Aと対向して取付けられている。また、操作レバー38の後端部は、切断用モータ74(図5参照)に連結された揺動駆動機構(図示略)により上下揺動可能に構成され、常には、可動刃38Aが固定刃35Aから離間した状態で保持されている。
そして、サーマルヘッド19により印字されて両面粘着テープ30が圧着された被印字テープ36は、テープカセット3Dから固定刃35Aと可動刃38Aとの間を通ってテープ排出口26から外に延びているので、切断信号により駆動された切断用モータ74により、揺動駆動機構を介して操作レバー38の後端部が上下揺動され、可動刃38Aが固定刃35Aに接近して、これら両刃35A・38Aで被印字テープ36が切断される。
ところで、前記テープカセット3Dから繰出される被印字テープ36として、テープ幅を6mm、9mm、12mm、18mm、24mm、30mm、36mmとする7種類が準備されており、これらテープカセット3Dの底壁部には、これら7種類のテープ幅の何れかを検知する為に、4つの突出爪の有無を組合せた突出片39が設けられている。そして、このテープカセット3Dの下側を支持するカセット収納部18の底面部には、この突出片39の突出爪の組合せからテープ幅を検知するカセットセンサ68(図5参照)が取付けられている。即ち、このカセットセンサ68は、突出片39を構成する突出爪の組合せにより、例えば、テープ幅が36mmのときには「0100」のカセット信号を出力し、またテープ幅が30mmのときには「1100」のカセット信号を出力するとともに、テープカセット3Dが装着されていないときには、「0000」のカセット信号を出力する。
次に、外字データ作成・編集システム1を構成するコンピュータ装置2の回路構成について図4に基づいて説明する。
図4に示すように、コンピュータ装置2のホストコントローラ4は、CPU41、ROM42、RAM43、入出力インターフェース(I/F)44、通信用インターフェース(I/F)45、フロッピー(登録商標)ディスクコントローラ(FDC)46、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FDD)47、ハードディスクコントローラ(HDC)48、ハードディスクドライブ(HDD)49、表示装置コントローラ50、モデム51等を備えている。また、CPU41、ROM42、RAM43、入出力インターフェース(I/F)44、通信用インターフェース(I/F)45、及びモデム51は、バス線52により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。また、入出力I/F44には、FDD47を駆動制御するFDC46を介してFDD47、HDD49を駆動制御するHDC48を介してHDD49、及び表示装置コントローラ50が接続されている。また、モデム51には電話回線53が接続されている。
そして、ホストコントローラ4には、入出力I/F44を介して文字や記号等を入力するためのキーボード6、表示装置5の表示画面上の座標を入力するためのマウス7、図面から外形線データ等を取り込むためのイメージスキャナ8、及び印字用データをCD−ROM56に書き込み及び読み込むためのCD−R/W9が接続されている。また、ホストコントローラ4には、表示装置コントローラ50を介して後述の元外字データ等(図9参照)を表示する表示装置5が接続されている。更に、ホストコントローラ4には、通信用I/F45及びUSBケーブルS1を介してテープ印字装置3が接続される。
CPU41は、外字データ作成・編集システム1全体を制御し、外字データ作成・編集システム1の動作に関する全てのデータを管理する。また、ROM42には、一般のパーソナルコンピュータと同様に電源投入時にコンピュータ装置2を立ち上げてCPU41を起動させるための起動プログラムが格納されると共に、後述する外字データ作成・送信処理の制御プログラムが記憶格納されている。
また、RAM43は、CPU41が種々の制御を実行する際に、各種データを一時的に記憶するものであり、後述の元外字データを記憶する元外字データ記憶エリア43A、後述のテープ印字装置のフォント情報を記憶するフォント情報記憶エリア43B、及び、後述の作成した複数サイズの外字データを記憶する外字情報記憶エリア43C等が設けられている。
また、通信用I/F45は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等から構成され、テープ印字装置3や外部の電子機器(例えば、コンピュータ、レーザプリンタ等)と双方向データ通信が可能になっている。
また、HDD49に装着されるハードディスクには、MS−DOSやウィンドウズ(登録商標)システム等の各種オペレーティングシステム(OS)に加えて、テープ印字装置3や外部の電子機器に対してデータの送受信を行うための通信用プロトコル、当該OSにて実行可能なワープロソフトや印刷用データ作成ソフト等の各種アプリケーションプログラムが必要に応じて格納されている。
FDD47に着脱自在に装着されるフロッピー(登録商標)ディスク(FD)55には、後述する外字データ作成・送信処理で作成された元外字データや複数サイズの外字データや各種処理にて得られた各種データが格納保存されて、他の外字データ作成・編集システムに供給される。
また、CD−R/W9に着脱自在に装着される光ディスク(CD−ROM)56には、後述する外字データ作成・送信処理で作成された元外字データや複数サイズの外字データ等が記録されて、他の外字データ作成・編集システムに供給される。
次に、外字データ作成・編集システム1を構成するテープ印字装置3の回路構成について図5に基づき説明する。
図5に示すように、テープ印字装置3の制御基板22上に形成される制御回路部60は、CPU61、CG(キャラクタジェネレータ)ROM62、ROM63A、フラッシュメモリ63B、RAM64、入出力インターフェース(I/F)65、及び通信用インターフェース(I/F)66等を備えている。また、CPU61、CGROM62、ROM63A、フラッシュメモリ63B、RAM64、入出力インターフェース(I/F)65、及び通信用インターフェース(I/F)66は、バス線67により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
ここに、CGROM62には各キャラクタに対応するドットパターンデータが記憶されており、ドットパターンデータがCGROM62から読み出され、そのドットパターンデータに基づいて液晶ディスプレイ(LCD)17上にドットパターンが表示される。
また、ROM63Aは、各種のプログラムを記憶させておくものであり、後述のフォント情報の送信処理、フォント情報の受信処理、外字選択処理などのテープ印字装置3の制御上必要な各種のプログラムが記憶されている。そして、CPU61はかかるROM63Aに記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算を行なうものである。また、ROM63Aには、多数の文字等のキャラクタのそれぞれについて、各キャラクタの輪郭線を規定する輪郭線データ(アウトラインデータ)が各書体(ゴシック系書体、明朝体系書体等)毎に分類されてコードデータに対応して記憶されている。このアウトラインデータに基づいてドットパターンデータが印字バッファ64B上に展開される。
また、フラッシュメモリ63Bは、後述のようにコンピュータ装置2から受信した複数サイズの外字データのドットパターンデータや各種図柄データのドットパターンデータ等に登録番号を付して記憶させておくものであり、テープ印字装置3の電源をオフしても記憶内容を保持している。
また、RAM64は、CPU61により演算された各種の演算結果を一時的に記憶させておくためのものである。また、サーマルヘッド19を介して被印字テープ36に印字する際に印字データが一時記憶される。更に、RAM64には、テキストメモリ64A、印字バッファ64B等の各種のメモリが設けられている。このテキストメモリ64Aには、キーボード16から入力された文書データや外字データ等の印字データとしての編集テキストが格納される。また、印字バッファ64Bには、複数の文字や記号等の印字用ドットパターンや各ドットの形成エネルギ量である印加パルス数等がドットパターンデータとして格納され、サーマルヘッド19はかかる印字バッファ64Bに記憶されているドットパターンデータに従ってドット印字を行う。
また、入出力I/F65には、キーボード16、カセットセンサ68と、液晶ディスプレイ(LCD)17に表示データを出力する為のビデオRAMを有するディスプレイコントローラ(LCDC)70と、サーマルヘッド19を駆動する為の駆動回路71と、テープ送りモータ72を駆動する為の駆動回路73と、切断用モータ74を駆動する為の駆動回路75とが夫々接続されている。
また、通信用I/F66は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等から構成され、コンピュータ装置2とUSBケーブルS1によって接続され、双方向データ通信が可能になっている。
次に、このように構成された外字データ作成・編集システム1のコンピュータ装置2によって実行される外字データ作成・送信処理、及びテープ印字装置3によって実行される外字データ受信・登録処理、外字印字処理について図6乃至図16に基づいて説明する。
先ず、コンピュータ装置2によって実行される外字データ作成・送信処理、及びそれに伴うテープ印字装置3のフォント情報送信処理について図6乃至図12に基づいて説明する。
図6に示すように、ステップ(以下、Sと略記する)1において、コンピュータ装置2のCPU41は、イメージスキャナ8等から入力された元外字データからテープ印字装置3に送信する最大サイズの外字データを生成する「最大サイズの生成処理」のサブ処理を実行する。
図7に示すように、この「最大サイズの生成処理」のサブ処理は、先ず、S21において、CPU41は、イメージスキャナ8等を介して元外字データのドットパターンデータを取得し、この元外字データのドットパターンデータを元外字データ記憶エリア43Aに格納する。
例えば、図9に示すように、「スキーをしている人」を表す列方向×行方向のドット数が256×140ドットのドットパターンデータをイメージスキャナ8等を介して取得し、この256×140ドットのドットパターンデータを元外字データ81として元外字データ記憶エリア43Aに格納する。
そして、S22において、CPU41は、通信用インターフェース45を介してテープ印字装置3に対して複数サイズ(サイズ1〜サイズ7)の外字データを作成するために使用するフォント情報を送信するように要求し、該フォント情報を取得するフォント情報取得処理を実行する。
ここで、テープ印字装置3のCPU61が、コンピュータ装置2からフォント情報要求コマンドを受信した場合に実行するフォント情報送信処理について図8に基づいて説明する。
図8に示すように、テープ印字装置3のCPU61は、S31において、通信用インタフェース66を介してコンピュータ装置2からコマンドを受信してRAM64に一時格納する。そして、S32において、CPU61は、受信したコマンドを再度、RAM64から読み出し、受信コマンドの解析を行う。
続いて、S33において、CPU61は、受信コマンドの解析結果がフォント情報要求コマンドか否かを判定する判定処理を実行する。そして、受信コマンドがフォント情報要求コマンドの場合には(S33:YES)、S34において、CPU61は、ROM63Aに予め格納されているフォント情報を通信用インターフェース66を介してコンピュータ装置2に送信して、当該処理を終了する。一方、受信コマンドがフォント情報要求コマンドでない場合には(S33:NO)、S35において、CPU61は、受信コマンドに対応する処理を実行して、当該処理を終了する。
ここで、フォント情報は、印字可能な複数外字サイズの種類を表す「総個数情報」と、この印字可能な各外字サイズのドット群の列方向の最大ドット数を表すそれぞれの列方向総ドット数と、この印字可能な最大サイズの外字サイズのドット群の行方向の最大ドット数を表す最大行方向総ドット数とから構成されている。
例えば、図10に示すように、テープ印字装置3に装着可能なカセットテープ3Dの各テープ幅が6mm、9mm、12mm、18mm、24mm、30mm、36mmの7種類に対して、サイズ1〜サイズ7(最大サイズ)の7種類の外字サイズのドット群が印字可能に構成されている。そして、テープ幅36mmの被印字テープ36に対して印字可能な最大サイズの外字データは、サイズ7で列方向×行方向のドット数が128×128ドットの外字サイズである。また、テープ幅30mmの被印字テープ36に対して印字可能な最大サイズの外字データは、サイズ6で列方向×行方向のドット数が96×96ドットの外字サイズである。また、テープ幅24mmの被印字テープ36に対して印字可能な最大サイズの外字データは、サイズ5で列方向×行方向のドット数が64×64ドットの外字サイズである。また、テープ幅18mmの被印字テープ36に対して印字可能な最大サイズの外字データは、サイズ4で列方向×行方向のドット数が48×48ドットの外字サイズである。また、テープ幅12mmの被印字テープ36に対して印字可能な最大サイズの外字データは、サイズ3で列方向×行方向のドット数が32×32ドットの外字サイズである。また、テープ幅9mmの被印字テープ36に対して印字可能な最大サイズの外字データは、サイズ2で列方向×行方向のドット数が24×24ドットの外字サイズである。更に、テープ幅6mmの被印字テープ36に対して印字可能な最大サイズの外字データは、サイズ1で列方向×行方向のドット数が16×16ドットの外字サイズである。
従って、テープ印字装置3のROM63Aには、フォント情報の「総個数情報」として「7」、フォント情報の「それぞれの列方向総ドット数」として、「16、24、32、48、64、96、128」、フォント情報の「最大行方向総ドット数」として「128」が予め格納されている。そして、テープ印字装置3のCPU61は、コンピュータ装置2からフォント情報要求コマンドを受信した場合には(S33:YES)、S34において、フォント情報の「総個数情報」として「7」、フォント情報の「それぞれの列方向総ドット数」として、「16、24、32、48、64、96、128」、フォント情報の「最大行方向総ドット数」として「128」をROM63Aから読み出し、コンピュータ装置2に対して、フォント情報として、「7、16、24、32、48、64、96、128、128」のデータを送信する。
そして、図7に示すように、S22において、CPU41は、フォント情報を取得した場合には、この取得したフォント情報をフォント情報記憶エリア43Bに格納する。
例えば、フォント情報として、「7、16、24、32、48、64、96、128、128」のデータを受信した場合には、このデータをフォント情報記憶エリア43Bに格納する。
続いて、S23において、コンピュータ装置2のCPU41は、元外字データ記憶エリア43Aに記憶される元外字データの列方向の総ドット数が、フォント情報記憶エリア43Bに記憶されるフォント情報の印字可能な最大外字サイズの列方向総ドット数と同じか否か、即ち、元外字データの高さ方向(図11(A)中、上下方向)サイズと、テープ印字装置3の内蔵文字の高さ方向最大サイズとが同じか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、元外字データの高さ方向(図11(A)中、上下方向)サイズと、テープ印字装置3の内蔵文字の高さ方向最大サイズとが同じでない場合には(S23:NO)、S24において、元外字データ記憶エリア43Aに記憶される元外字データの列方向の総ドット数が、フォント情報記憶エリア43Bに記憶されるフォント情報の印字可能な最大外字サイズの列方向総ドット数と同じになるように公知の補正関数(例えば、Windows(登録商標)アプリケーションであるStrechBlt関数などである。)を使用して、該元外字データのドットパターンデータの行方向及び列方向を同一比率で拡大又は縮小して、列方向補正後の補正外字データとしてRAM43に一時記憶する補正処理を実行する。
一方、元外字データの高さ方向(図11(A)中、上下方向)サイズと、テープ印字装置3の内蔵文字の高さ方向最大サイズとが同じ場合には(S23:YES)、元外字データ記憶エリア43Aに記憶される元外字データを列方向補正後の補正外字データとしてそのままの状態でRAM43に一時記憶する。
例えば、図11(A)に示すように、元外字データ記憶エリア43Aに記憶される元外字データ81が「スキーをしている人」を表す列方向×行方向のドット数が256×140ドットのドットパターンデータであり、一方、フォント情報記憶エリア43Bに記憶されるフォント情報の印字可能な最大外字サイズ(サイズ7)の列方向総ドット数が128ドットの場合には、図11(B)に示すように、この元外字データ81の行方向及び列方向を1/2に縮小して、「スキーをしている人」を表す列方向×行方向のドット数が128×70ドットのドットパターンデータである列方向補正後の補正外字データ82を作成して、RAM43に一時記憶する。
尚、元外字データ81の列方向の総ドット数が64ドットで、フォント情報の印字可能な最大外字サイズ(サイズ7)の列方向総ドット数が128ドットの場合には、元外字データ81の行方向及び列方向を2倍に拡大して、「スキーをしている人」を表す列方向×行方向のドット数が128×70ドットのドットパターンデータである列方向補正後の補正外字データ82を作成して、RAM43に一時記憶する。
そしてまた、S25において、CPU41は、RAM43から再度、該列方向補正後の補正外字データを読み出し、この補正外字データの行方向の総ドット数が、フォント情報記憶エリア43Bに記憶されるフォント情報の印字可能な最大外字サイズの最大行方向総ドット数より大きいか否か、即ち、該列方向補正後の補正外字データの横方向(図11(B)中、左右方向)サイズが、テープ印字装置3の内蔵文字の横方向最大サイズより大きいか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、該列方向補正後の補正外字データの横方向(図11(B)中、左右方向)サイズが、テープ印字装置3の内蔵文字の横方向最大サイズより大きい場合には(S25:YES)、S26において、該列方向補正後の補正外字データの行方向の総ドット数が、フォント情報記憶エリア43Bに記憶されるフォント情報の印字可能な最大外字サイズの最大行方向総ドット数と同じになるように公知の補正関数(例えば、Windows(登録商標)アプリケーションであるStrechBlt関数などである。)を使用して、この補正外字データの行方向及び列方向を同一比率で拡大又は縮小して、行方向補正後の補正外字データとしてRAM43に一時記憶する補正処理を実行後、メインフローチャートに戻る。
一方、該列方向補正後の補正外字データの行方向の総ドット数が、フォント情報記憶エリア43Bに記憶されるフォント情報の印字可能な最大外字サイズの最大行方向総ドット数以下の場合、即ち、この補正外字データの横方向(図11(B)中、左右方向)サイズが、テープ印字装置3の内蔵文字の横方向最大サイズ以下の場合には(S25:NO)、この補正外字データを再度、行方向補正後の補正外字データとしてRAM43に一時記憶後、メインフローチャートに戻る。
例えば、図11(B)に示すように、S24において、RAM43に一時記憶された列方向補正後の補正外字データ82の列方向の総ドット数が70ドットであって、フォント情報記憶エリア43Bに記憶されるフォント情報の印字可能な最大外字サイズ(サイズ7)の最大行方向総ドット数128ドット以下の場合には、図11(C)に示すように、この補正外字データ82が、再度、行方向補正後の補正外字データ83としてRAM43に一時記憶される。
そしてまた、図6に示すように、最大サイズ生成処理(S1)を終了後、S2において、CPU41は、サイズ種類を表す代数Nに「1」を代入してRAM43に記憶する。
そして、S3において、CPU41は、フォント情報記憶エリア43Bに記憶されるフォント情報から「総個数情報」のデータを読み出すと共に、RAM43から代数Nを読み出し、この代数Nが「総個数情報」のデータと同一であるか否かを判定する判定処理を実行する。従って、本実施形態の場合には、RAM43から読み出した代数Nが「7」であるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この代数Nが「総個数情報」と同じでない場合には(S3:NO)、S4において、CPU41は、該代数Nをサイズ番号とするテープ印字装置3の外字サイズ(サイズN)に対応する「列方向総ドット数」をフォント情報記憶エリア43Bに記憶されるフォント情報から読み出す。本実施形態の場合は、サイズ1の場合には、「列方向の総ドット数」は、「16」ドットである。また、サイズ2の場合には、「列方向の総ドット数」は、「24」ドットである。また、サイズ3の場合には、「列方向の総ドット数」は、「32」ドットである。また、サイズ4の場合には、「列方向の総ドット数」は、「48」ドットである。また、サイズ5の場合には、「列方向の総ドット数」は、「64」ドットである。更に、サイズ6の場合には、「列方向の総ドット数」は、「96」ドットである。
続いて、RAM43に記憶される行方向補正後の補正外字データを読み出し、この行方向補正後の補正外字データの列方向の総ドット数が、このサイズNの「列方向総ドット数」と同じになるように公知の補正関数(例えば、Windows(登録商標)アプリケーションであるStrechBlt関数などである。)を使用して、行方向及び列方向を同一比率で拡大又は縮小して、サイズNの外字データのドットパターンデータを生成する。
その後、S5において、CPU41は、このサイズNの外字データのドットパターンデータを外字情報記憶エリア43Cに記憶する。そして、S6において、RAM43から代数Nを読み出し、この代数Nに「1」加算して、再度、S3以降の処理を実行する。
他方、S3において、代数Nが「総個数情報」と同じ場合には(S3:YES)、S7において、CPU41は、RAM43に記憶される行方向補正後の補正外字データを読み出し、この補正外字データを最大サイズ(本実施形態では、サイズ7)の外字データのドットパターンデータとして外字情報記憶エリア43Cに記憶する。
例えば、図12(A)に示すように、RAM43に記憶される行方向補正後の補正外字データ83が、「スキーをしている人」を表す列方向×行方向のドット数が128×70ドットのドットパターンデータである場合には、図12(B)に示すように、「スキーをしている人」を表す列方向×行方向のドット数が16×9ドット、24×14ドット、32×18ドット、48×27ドット、64×35ドット、96×53ドット、128×70ドットの各ドットパターンデータが作成されて、それぞれサイズ1〜サイズ7(最大サイズ)の各外字データ84〜90のドットパターンデータとして外字情報記憶エリア43Cに記憶される。
そして、S8において、CPU41は、キーボード6を介して入力された登録番号(本実施形態では、登録番号は、1〜9のうちのいずれかの番号である。)をサイズ1〜サイズ7(最大サイズ)の各外字データ84〜90の登録番号として外字情報記憶エリア43Cに記憶する。
続いて、S9において、CPU41は、サイズ1〜サイズ7(最大サイズ)の各外字データ84〜90のドットパターンデータと登録番号のデータとを外字情報記憶エリア43Cから順次読み出して、通信データ用の所定フォーマットに変換して、RAM43に記憶する。そして、S10において、CPU41は、この通信データ用にフォーマットされた各外字データ84〜90のドットパターンデータ及び登録番号のデータを再度、RAM43から読み出し、USBケーブルS1を介してテープ印字装置3にインターラプト転送等により送信し、本処理を終了する。
次に、テープ印字装置3が複数サイズの外字データをUSBケーブルS1を介して受信して登録する際に実行する外字データ受信・登録処理について図13及び図14に基づいて説明する。
図13に示すように、S41において、テープ印字装置3のCPU61は、通信用インターフェース66を介してコンピュータ装置2からコマンドを受信してRAM64に一時格納する。そして、S42において、CPU61は、受信したコマンドを再度、RAM64から読み出し、受信コマンドの解析を行う。
続いて、S43において、CPU61は、受信コマンドの解析結果が、各外字データ84〜90のドットパターンデータ及び登録番号のデータ受信処理の実行を指令する「フォント受信要求コマンド」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、受信コマンドが「フォント受信要求コマンド」の場合には(S43:YES)、S44において、CPU61は、「フォントデータ受信処理」のサブ処理を実行後、本処理を終了する。
一方、受信コマンドが「フォント受信要求コマンド」でない場合には(S43:NO)、S45において、CPU61は、受信コマンドに対応する処理を実行後、本処理を終了する。
ここで、「フォントデータ受信処理」のサブ処理について図14に基づいて説明する。
図14に示すように、S51において、CPU61は、通信用インターフェース66を介してコンピュータ装置2に対して、各外字データ84〜90のドットパターンデータ及び登録番号のデータのフォント送信許可信号を送信する。そして、S52〜S53において、CPU61は、通信用インターフェース66を介して各外字データ84〜90のドットパターンデータ及び登録番号のデータを繰り返し順次受信し(S53:NO)、フラッシュメモリ63Bに順次格納する。一方、S53において、CPU61は、通信用インターフェース66を介してフォントデータ送信終了信号を受信した場合には(S53:YES)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、コンピュータ装置2から受信した各サイズ1〜7の各外字データ84〜90のドットパターンデータと登録番号のデータとがフラッシュメモリ63Bに格納される。
次に、テープ印字装置3のフラッシュメモリ63Bに登録している外字データを被印字テープに印字する際に実行する外字選択処理について図15及び図16に基づいて説明する。
図15に示すように、S61において、テープ印字装置3のCPU61は、キーボード16から外字の要求指令が入力された場合には、即ち、コードキー13Aと1〜9のいずれかの数字入力キーが同時に押下された場合には、要求された外字の登録番号が入力されたと判断し、この押下された数字キーに付された数字を外字の登録番号としてRAM64に格納する。また、液晶ディスプレイ17に入力された外字の登録番号を表示する。
例えば、図16(A)に示すように、液晶ディスプレイ17に第1番目の印字データである「1:」が表示され、続いて、テキストデータとして「123」が表示され、更に、カーソルCが表示されている。そして、図16(B)に示すように、コードキー13Aと数字キー「3」が同時に押下された場合には、CPU61は、要求された外字の登録番号「3」が入力されたと判断し、カーソルCの位置に液晶ディスプレイ17に入力された外字の登録番号として「PF3」が表示される。
続いて、S62において、CPU61は、この要求された外字の登録番号をRAM64から再度読み出し、該登録番号が付された各サイズ1〜7の外字データのドットパターンデータがフラッシュメモリ63Bに格納されているか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この登録番号が付された各サイズ1〜7の外字データのドットパターンデータがフラッシュメモリ63Bに格納されている場合には(S62:YES)、S63において、CPU61は、カセット収納部18に収納されているテープカセット3Dのテープ幅に対応する外字のサイズを決定する。例えば、カセットテープ3Dの各テープ幅6mmにはサイズ1、9mmにはサイズ2、12mmにはサイズ3、18mmにはサイズ4、24mmにはサイズ5、30mmにはサイズ6、36mmにはサイズ7(最大サイズ)の外字サイズが決定される。
続いて、CPU61は、この決定した外字のサイズに対応する外字データのドットパターンデータのフラッシュメモリ63Bにおける、先頭アドレスをRAM64に格納する。ここで、液晶ディスプレイ17には入力された外字の登録番号として「PF3」が表示されているが、この「PF3」に替えて液晶ディスプレイ17に入力された外字の登録番号に対応するサイズ1の外字データのドットパターンデータを表示することも可能である。これにより、選択した外字データを容易に確認することができる。
例えば、図16(C)に示すように、液晶ディスプレイ17に「123」のテキスト表示に続いて、「スキーをしている人」を表す列方向×行方向のドット数が16×9ドットのサイズ1の外字データ84のドットパターンデータを表示し、更にカーソルCを表示する。
そして、S64において、CPU61は、この先頭アドレスをRAM64から再度読み出し、フラッシュメモリ63Bのこの先頭アドレスから格納されているテープ幅に対応する外字サイズの外字データのドットパターンデータを読み出し、印字バッファ64B上に展開後、本処理を終了する。
一方、この要求された外字の登録番号が付された各サイズ1〜7の外字データのドットパターンデータがフラッシュメモリ63Bに格納されていない場合には(S62:NO)、S65において、エラーメッセージを表示するか警告音を鳴らす等のエラー処理を実行後、本処理を終了する。例えば、図16(B)の液晶ディスプレイ17の表示後、再度、図16(A)の液晶ディスプレイ17の表示状態に戻り、本処理を終了する。
ここで、コンピュータ装置2は、外字データ作成・編集装置として機能する。また、サーマルヘッド19及び駆動回路71は、印字手段を構成する。また、CPU61、CGROM62、及びROM63Aは、印字制御手段を構成する。また、CPU41、ROM42、元外字データ記憶エリア43A及びイメージスキャナ8は、キャラクタデータ取得手段を構成する。また、CPU41、通信用インターフェース45、ROM42及びフォント情報記憶エリア43Bは、仕様情報取得手段を構成する。また、CPU41、ROM42、RAM43、元外字データ記憶エリア43A及び外字情報記憶エリア43Cは、外字データ作成手段を構成する。また、通信用インターフェース45は、出力手段として機能する。また、ROM63Aは、仕様情報記憶手段として機能する。また、通信用インターフェース66は、出力手段として機能する。また、フラッシュメモリ63Bは、外字データ取得手段として機能する。また、CPU41、ROM42、RAM43、元外字データ記憶エリア43A及びフォント情報記憶エリア43Bは、第1判定手段、第1サイズ変更手段、第2判定手段、及び第2サイズ変更手段を構成する。また、CPU41、ROM42及びキーボード6は、識別標識付与手段を構成する。また、CPU61、ROM63A、キーボード16のコードキー13Aと1〜9の数字キーは、指定手段を構成する。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係る外字データ作成・編集システム1では、ユーザは1個のキャラクタデータをイメージスキャナ8等を介してコンピュータ装置2に入力するだけで、該コンピュータ装置2はテープ印字装置3からサイズ1〜サイズ7の外字データを作成するために使用するフォント情報を取得し、該フォント情報に基づいて該テープ印字装置3が印字可能な複数サイズの外字データが作成されるため、テープ印字装置3が印字可能なサイズ1〜サイズ7の外字データを迅速に且つ容易に作成することができる。また、コンピュータ装置2はイメージスキャナ8等を介して取得した元外字データが、テープ印字装置3の印字できない外字サイズのキャラクタデータであっても、テープ印字装置から取得した「総個数情報」、「各列方向総ドット数」、「最大行方向総ドット数」から構成されるフォント情報に基づいて自動的にテープ印字装置3の印字可能なサイズ1〜サイズ7の外字データのドットパターンデータが作成されるため、テープ印字装置3は、コンピュータ装置2から取得した外字データのドットパターンデータに基づいて所定サイズの外字を印字でき、印字エラー等の不具合の発生を確実に防止することができる。
また、コンピュータ装置2は、元外字データをテープ印字装置3から取得したフォント情報に基づいて作成したサイズ1〜サイズ7の外字データのドットパターンデータと登録番号とを該テープ印字装置3に送出し、テープ印字装置3は、入力されたこのサイズ1〜サイズ7の外字データのドットパターンデータと登録番号とを取得して記憶すると共に、コードキー13Aと数字キーによって指定される登録番号が付された複数サイズの外字データからカセットテープ3Dのテープ幅に合わせて所定外字サイズの外字データのドットパターンデータを選択するため、外字と他の文字との印字サイズを確実に合わせてテープ上に印字することができ、印字品質の向上を図ることができる。
また、コンピュータ装置2は、イメージスキャナ8を介して取得した元外字データの列方向のドット数が、テープ印字装置3の印字可能な最大外字サイズ(サイズ7)の列方向のドット数と同一になるように行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して列方向補正後の補正外字データを作成するため、この列方向補正後の補正外字データからテープ印字装置に装着可能な最大テープ幅のテープに印字可能な最大高さの外字データを確実に作成することができる。また、コンピュータ装置2は、この列方向補正後の補正外字データの行方向のドット数が、テープ印字装置3の印字可能な最大外字サイズ(サイズ7)の行方向のドット数と同一になるように行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して行方向補正後の補正外字データとするため、行方向補正後の補正外字データの横方向サイズをテープ印字装置の印字可能な最大文字(サイズ7)の横方向サイズに合わせることができ、テープ印字装置3の印字可能な最大外字サイズ(サイズ7)の外字データのドットパターンデータを確実に作成することができる。更に、、テープ印字装置3は、取得したこの行方向補正後の補正外字データを最大サイズ(サイズ7)の外字データとして記憶すると共に、該行方向補正後の補正外字データを最大サイズ(サイズ7)の外字として被印字テープ36上に印字するため、この外字と他の文字との最大印字サイズを見栄え良く合わせることができ、印字品質の更なる向上を図ることができる。
また、コンピュータ装置2は、行方向補正後の補正外字データを最大サイズ(サイズ7)の外字データとし、テープ印字装置3から取得したフォント情報に基づいて、この補正外字データのドットパターンデータの行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して印字可能なサイズ1〜サイズ7の外字データのドットパターンデータを作成するため、この複数サイズの各外字データをテープ印字装置3に装着可能な複数種類のテープカセット3Dの各テープ幅に印字可能な最大サイズの外字データを確実に作成して、テープ印字装置3に送出することができる。また、テープ印字装置3は、コンピュータ装置2から取得したサイズ1〜サイズ7の外字データに基づいて、装着されたテープカセット3Dのテープ幅に対応した最大サイズの外字を印字することができ、この外字と他の文字との最大印字サイズを見栄え良く合わせることができ、印字品質の更なる向上を図ることができる。
更に、コンピュータ装置2は、複数サイズの外字データに登録番号を付して、該複数サイズの外字データをテープ印字装置3に送出し、一方、テープ印字装置3は、この登録番号に対応させて入力された複数サイズの外字データを記憶するため、複数種類の外字について各複数サイズの外字データをテープ印字装置3のフラッシュメモリ63Bに格納することが可能となる。また、ユーザは、テープ印字装置3のコードキー13Aと数字キーを介して各外字に付された登録番号を指定するだけで、該テープ印字装置3に装着されたテープカセット3Dに最大サイズの所望の外字を印字することができ、操作性の向上を図ることができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、前記実施形態では、S63の処理において、入力された外字の登録番号やサイズ1の外字データのドットパターンデータを液晶ディスプレイ17に表示したが、コンピュータ装置2において、行方向補正後の補正外字データから別途、テープ印字装置3の液晶ディスプレイ17の表示用外字データを作成し、各サイズ1〜7の外字データと共に、この表示用外字データのドットパターンデータをテープ印字装置3に送出するようにしてもよい。これにより、液晶ディスプレイ17にこの表示用外字データを表示することによって、コードキー13Aと数字キーによって選択した外字を液晶ディスプレイ17により鮮明に表示でき、操作性の向上を図ることができる。
また、コンピュータ装置2において、テープ印字装置3からフォント情報としてテープ印字装置3において印字可能な各字体の種類情報を取得し、この各字体に合わせて表示用外字データを作成し、各サイズ1〜7の外字データと共に、この各字体の表示用外字データのドットパターンデータをテープ印字装置3に送出するようにしてもよい。これにより、テープ印字装置3に字体の異なる複数の外字データを入力した場合に、所望する各字体の表示用外字データを液晶ディスプレイ17に表示し、被印字テープ36に印字することができる。
本実施形態に係る外字データ作成・編集システムの概略斜視図である。 本実施形態に係るテープ印字装置の概略外観図で、(A)は概略上方外観図、(B)は概略右側方外観図である。 本実施形態に係るテープ印字装置のカセット収納部にテープカセットを装着した場合の概略構成を示す平面図である。 本実施形態に係る外字データ作成・編集システムを構成するコンピュータ装置の要部の回路構成を示す回路ブロック図である。 本実施形態に係る外字データ作成・編集システムを構成するテープ印字装置の要部の回路構成を示す回路ブロック図である。 本実施形態に係る外字データ作成・編集システムを構成するコンピュータ装置の複数サイズの外字データを作成してテープ印字装置に送信する際に実行される外字データ作成・送信処理を示すメインフローチャートである。 本実施形態に係る外字データ作成・編集システムを構成するコンピュータ装置の複数サイズの外字データのうちの最大サイズの外字データを作成する際に実行される最大サイズの生成処理を示すサブフローチャートである。 本実施形態に係る外字データ作成・編集システムを構成するテープ印字装置のフォント情報送信処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る外字データ作成・編集システムを構成するコンピュータ装置によって取得される元外字データの一例を示す図である。 本実施形態に係る外字データ作成・編集システムを構成するテープ印字装置のROMに格納されるフォント情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態に係る外字データ作成・編集システムを構成するコンピュータ装置によってフォント情報に基づいて生成された最大サイズの外字データの一例を示す図で、(A)は元外字データを示す図、(B)は列方向補正後の補正外字データを示す図、(C)は行方向補正後の補正外字データを示す図である。 本実施形態に係る外字データ作成・編集システムを構成するコンピュータ装置によってフォント情報に基づいて生成された複数サイズの外字データの一例を示す図で、(A)は補正外字データを示す図、(B)は複数サイズの外字データを示す図である。 本実施形態に係る外字データ作成・編集システムを構成するテープ印字装置の複数サイズの外字データを受信して登録する際に実行する外字データ受信・登録処理を示すメインフローチャートである。 本実施形態に係る外字データ作成・編集システムを構成するテープ印字装置の複数サイズの外字データを受信して登録する際に実行するフォントデータ受信処理を示すサブフローチャートである。 本実施形態に係る外字データ作成・編集システムを構成するテープ印字装置のフラッシュメモリに登録している外字データを被印字テープに印字する際に実行する外字選択処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る外字データ作成・編集システムを構成するテープ印字装置のフラッシュメモリに登録している外字データを被印字テープに印字する際に液晶ディスプレイに表示される一例を示す図で、(A)はテキスト入力時の表示、(B)は外字の登録番号の入力時の表示、(C)は外字入力確定時の表示を示す図である。
符号の説明
1 外字データ作成・編集システム、2 コンピュータ装置、3 テープ印字装置
3D カセットテープ、6、16 キーボード、8 イメージスキャナ、
13A コードキー、17 液晶ディスプレイ、19 サーマルヘッド
41、61 CPU、42、62A ROM、43、64 RAM
45、66 通信用インターフェース、63B フラッシュメモリ
73 元外字データ、82、83 補正外字データ、84〜90 外字データ

Claims (5)

  1. 長尺状のテープに印刷するための外字データを作成・編集する外字データ作成・編集手段を備えた外字データ作成・編集装置と、
    長尺状のテープに印字データを印字する印字手段と、前記印字手段を駆動制御する印字制御手段とを備え、前記外字データ作成・編集装置に接続可能なテープ印字装置と、を具えた外字データ作成・編集システムにおいて、
    前記外字データ作成・編集手段は、キャラクタデータをドット群からなる第1ドットデータとして取得するキャラクタデータ取得手段と、
    前記テープ印字装置から所定行列上に配列されるドット群からなる印字可能な複数外字サイズの外字仕様情報を取得する仕様情報取得手段と、
    前記外字仕様情報に基づいて前記第1ドットデータから印字可能な複数サイズの外字データを作成する外字データ作成手段と、
    前記複数サイズの外字データを前記テープ印字装置に送出する出力手段と、
    を有し、
    前記テープ印字装置は、所定行列上に配列されるドット群からなる印字可能な複数外字サイズの外字仕様情報を記憶する仕様情報記憶手段と、
    前記外字データ作成・編集装置から要求があった場合には、該外字データ作成・編集装置に前記外字仕様情報を送出する出力手段と、
    該外字データ作成・編集装置から前記複数サイズの外字データが入力された場合には、該複数サイズの外字データを取得して記憶する外字データ取得手段と、
    を備え、
    前記印字制御手段は、前記外字データ作成・編集装置から取得した複数サイズの外字データに基づいて前記印字手段を駆動制御することを特徴とする外字データ作成・編集システム。
  2. 前記外字データ作成手段は、前記第1ドットデータの列方向のドット数が前記外字仕様情報の最大外字サイズの列方向のドット数と同一か否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段を介して同一でないと判定された場合には、該第1ドットデータの列方向のドット数が該最大外字サイズの列方向のドット数と同一になるように行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して第2ドットデータとし、前記第1判定手段を介して同一であると判定された場合には、該第1ドットデータを第2ドットデータとする第1サイズ変更手段と、
    前記第2ドットデータの行方向のドット数が前記外字仕様情報の最大外字サイズの行方向のドット数より大きいか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段を介して大きいと判定された場合には、該第2ドットデータの行方向のドット数が該最大外字サイズの行方向のドット数と同一になるように行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して第3ドットデータとし、前記第2判定手段を介して大きくないと判定された場合には、該第2ドットデータを第3ドットデータとする第2サイズ変更手段と、
    を有し、
    該外字データ作成手段は、前記第3ドットデータを最大サイズの外字データとすることを特徴とする請求項1に記載の外字データ作成・編集システム。
  3. 前記外字データ作成手段は、前記外字仕様情報に基づいて前記第3ドットデータの行方向及び列方向を同一比率で拡大・縮小して印字可能な複数サイズの外字データを作成することを特徴とする請求項2に記載の外字データ作成・編集システム。
  4. 前記外字仕様情報は、印字可能な複数外字サイズのサイズ総数を表す総個数情報と、
    印字可能な各外字サイズのドット群の列方向の最大ドット数を表す各列方向総ドット数と、
    印字可能な最大サイズの外字サイズのドット群の行方向の最大ドット数を表す最大行方向総ドット数と、
    を含むことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の外字データ作成・編集システム。
  5. 前記外字データ作成手段は、作成した複数サイズの外字データに識別標識を付する識別標識付与手段を有し、
    前記テープ印字装置は、前記識別標識を指定する指定手段を有し、
    前記外字データ取得手段は、前記識別標識に対応させて入力された複数サイズの外字データを記憶し、
    前記印字制御手段は、前記指定手段を介して指定された識別標識に対応する複数サイズの外字データに基づいて前記印字手段を駆動制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の外字データ作成・編集システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015020396A (ja) * 2013-07-22 2015-02-02 ブラザー工業株式会社 印刷装置
JP2016107457A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法

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