JP2985530B2 - テープ印字装置 - Google Patents

テープ印字装置

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JP2985530B2
JP2985530B2 JP4261903A JP26190392A JP2985530B2 JP 2985530 B2 JP2985530 B2 JP 2985530B2 JP 4261903 A JP4261903 A JP 4261903A JP 26190392 A JP26190392 A JP 26190392A JP 2985530 B2 JP2985530 B2 JP 2985530B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部機器から複数行に
分けて送られて来るビットイメージデータを受信して、
複数行のビットイメージデータを合成したドットパター
ンを所定幅のテープ上に印字するテープ印字装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、所定幅のテープ上へ文字データを
印字するテープ印字装置が知られていた。こうしたテー
プ印字装置では、外部機器から送信されたデータをテー
プ上へ印字する機能を備えている。この機能を実行する
際、テープ幅を越えて印字することはできないため、印
字可能な行数だけ文字データが送られてきたらそれまで
送られてきた文字データに基づいてドットパターンを作
成し、そのドットパターンの印字を開始していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外部機器から
複数行に分けて送信される絵や図形を印字するためのビ
ットイメージデータを印字しようとする場合、ビットイ
メージデータでは改行量や1行の高さがまちまちである
ため、単に行数だけで印字可能か否かを判定している
と、改行量及び1行の高さが大きい場合にはドットパタ
ーンがテープ幅をはみ出してしまう場合があった。例え
ば、設定が7行であるとすると、図8(A)に示す様
に、データD1〜D7の一部(D5〜D7)が欠けた印
字となってしまうという問題が生じた。
【0004】逆に、ビットイメージデータの改行量及び
1行の高さが小さい場合には、まだテープ幅に余白があ
るのに対して、行数が設定数に達した時点で一まとまり
に合成してドットパターンの印字を開始してしまう場合
があった。このため、図8(B)に示す様に、本来なら
1個として印字すべき小さなビットイメージデータD1
1〜D23が、7行まで(D11〜D17)とそれ以後
(D18〜D23)とで2個に分けて印字されてしまう
という問題が生じた。
【0005】さらに、1行の高さが高くて、例えば3行
程度で構成されたビットイメージデータがある場合、印
字行数の設定が例えば7行なら、これは未だ印字開始状
態と判定されず、印字開始の契機が与えられないという
問題もあった。この場合、さらに4行分のデータが受信
されて初めて印字が開始される。この結果、後から受信
した4行分のデータはテープ内に収まらず、結局は欠落
したことになってしまうという問題があった。
【0006】そこで、本発明においては、ビットイメー
ジデータがどの様な形式で送られてきても、データを欠
落させることなく、テープ幅一杯に印字することができ
るテープ印字装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
するためになされた請求項1記載の発明のテープ印字装
置は、外部機器から複数行に分けて送られて来るビット
イメージデータを受信し、複数行のビットイメージデー
タを合成したドットパターンを所定幅のテープ上に印字
するテープ印字装置であって、前記ビットイメージデー
タを受信したら、それまでに受信したビットイメージデ
ータを合成したドットパターンの全体の高さを算出する
高さ算出手段と、該高さ算出手段が算出した結果に、次
に受信するビットイメージデータを合成した場合に、当
該合成後のドットパターンの高さが前記テープの幅方向
における印字可能な範囲を越えるか否かを判定する第1
判定手段と、該第1判定手段により、次に受信したビッ
トイメージデータを合成すると印字可能な範囲を越える
と判定されたとき、それまでに受信したビットイメージ
データを合成したドットパターンの印字を開始する印字
開始手段とを備えることを特徴とする。
【0008】このテープ印字装置によれば、外部機器か
ら複数行に分けて送られて来るビットイメージデータを
受信した場合、次に受信するビットイメージデータを合
するとドットパターンの全体の高さがテープの幅方向
における印字可能な範囲を越える場合には、それまでに
受信したビットイメージデータを合成したドットパター
ンの印字を開始する。
【0009】従って、ビットイメージデータの改行量や
1行の高さが大きい場合に、テープの幅方向の上記印字
範囲をはみ出してしまう部分は次の印字にまわされる。
逆に、ビットイメージデータの改行量や1行の高さが小
さい場合には、相当数の行が送られて来ても印字は開始
されず、小さな図形を多数行に分けてビットイメージデ
ータが作成されている様な場合に、1まとまりで印字で
きるにもかかわらず分割されてしまうということがな
い。請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成に加
え、前記外部機器から複数行に分けて送られて来るデー
タが、ビットイメージデータと共に文字データを含んで
いるか否かを判定するデータ判定手段と、それまでに受
信したビットイメージデータ及び文字データが、所定行
数に達したか否かを判定する第2判定手段と、を更に備
え、前記データ判定手段により、前記受信したデータが
文字データを含んでいると判定されたとき、前記印字開
始手段が、前記第2判定手段が前記達したと判定したと
きに、前記ビットイメージデータを合成したドットパタ
ーン及び前記文字データに対応するドットパターンの印
字を開始することを特徴とする。 このため、本発明で
は、ビットイメージデータと文字データとが混在して送
られてきたときは、それまでに受信したビットイメージ
データ及び文字データが所定行数に達した場合に、それ
までに受信したビットイメージデータを合成したドット
パターン、及び、それまでに受信した文字データに対応
するドットパターンの印字を開始する。また、受信した
データがすべてビットイメージデータである場合には、
印字開始手段は請求項1で述べたように印字を開始す
る。従って、印字行数に応じた印字制御とドットパター
ン全体の高さに応じた印字制御とが自動的に切り換えら
れ、特に、ビットイメージデータの1行の高さが文字デ
ータ1行の高さよりも大きい場合、背の高い方が基準と
なるので印字されない部分が生じない。
【0010】
【実施例】次に、以上説明した本発明のテープ印字装置
の好適な実施例について説明する。本実施例は、アルフ
ァベット文字や記号などの多数のキャラクタを印字用テ
ープ(印字用媒体)5に印字可能な英語専用のテープ印
字装置1に本発明を適用した場合のものである。
【0011】図1に示すように、テープ印字装置1の本
体フレーム2の前部にはキーボード3が配設され、キー
ボード3の後方で本体フレーム2内には印字機構PMが
配設され、キーボード3の後方には文字や記号を表示可
能な液晶ディスプレイ(LCD)22が設けられてい
る。また、本体フレーム2の右側面には、外部装置から
の送信データを受信するためのインターフェイス(RS
232C)の端子4が設けられている。
【0012】キーボード3には、アルファベットや数字
や記号等を入力するための文字入力キー、カーソル移動
キー50、改行もしくは決定のためのリターンキー5
1、通信機能を設定するためのインターフェイスキー5
2もしくはフォーマットキー53及び電源をON・OF
Fするための電源キー等が設けられている。
【0013】次に、図2に基いて印字機構PMについて
簡単に説明すると、印字機構PMに着脱自在に矩形状の
テープ収納カセットCSが装着されており、このテープ
収納カセットCSには、透明なフィルムからなる幅約2
4mmの印字用テープ5が巻装されたテープスプール6
と、インクリボン7が巻装されたリボン供給スプール8
と、このインクリボン7を巻取る巻取りスプール9と、
印字用テープ5と同一幅を有する両面テープ10が剥離
紙を外側にして巻装された供給スプール11と、これら
印字用テープ5と両面テープ10とを接合させる接合ロ
ーラ12とが回転自在に設けられている。
【0014】印字用テープ5とインクリボン7とが重な
る位置には、サーマルヘッド13が立設され、これら印
字用テープ5とインクリボン7とをサーマルヘッド13
に押圧するプラテンローラ14と、印字用テープ5と両
面テープ10とを接合ローラ12に押圧する送りローラ
15とは支持体16に回転可能に枢支されている。この
サーマルヘッド13には、約24mmの印字用テープ5の
幅に対応して上下方向に列設された128個の発熱素子
からなる発熱素子群が設けられている。
【0015】従って、テープ送りモータ24(図3参
照)の所定回転方向への駆動により接合ローラ12と巻
取りスプール9とが所定回転方向に夫々同期して駆動さ
れながら128個の発熱素子群に通電されたとき、その
印字用テープ5上にはテープ幅に略一杯に複数のドット
列(最大128ドット)により文字やビットイメージが
印字され、しかも印字用テープ5は両面テープ10を接
合した状態でテープ送り方向Aにテープ送りされる。
尚、印字機構PMの詳細については、特開平2−106
555号公報を参照。
【0016】前記テープ収納カセットCSの底部壁には
テープ収納カセットCSの種類つまり収納された印字用
テープ5のテープ幅を設定するためのカセット判別部材
17が取付けられており、カセット判別部材17に設け
られた突出片(図示略)を検出するためのフォトインタ
ラプタからなるカセット判別センサ18(図3参照)が
本体フレーム2に取付けられている。従って、カセット
判別センサ18からの判別信号に基いてテープ幅を検出
できるようになっている。また、テープ幅を「6mm」、
「9mm」、「12mm」、「18mm」とする印字用テープ
5が巻装された各種のテープ収納カセットCSが別途準
備されている。
【0017】これらの24mm幅以外の幅の印字用テープ
5を収納したテープ収納カセットCSは、24mm幅の印
字用テープ5を収納したテープ収納カセットCSと同様
に本テープ印字装置1に装着される。そして、各印字用
テープ5の幅に応じて上記発熱素子群の内のどの発熱素
子を発熱させるかを規定することにより、装着された印
字用テープ5上には、そのテープ幅に略一杯に印字が行
われる。
【0018】次に、テープ印字装置1の制御系は、図3
のブロック図に示すように構成されている。キーボード
3と、カセット判別センサ18と、液晶ディスプレイ
(LCD)22に表示データを出力するための表示用R
AMを有するディスプレイコントローラ(LCDC)2
3と、外部装置から送信されるデータを受信するための
通信用インターフェイス19と、サーマルヘッド13を
駆動するための駆動回路25と、テープ送りモータ24
を駆動するための駆動回路26とは、制御装置Cの入出
力インターフェイス27に夫々接続されている。制御装
置Cは、CPU29と、このCPU29にデータバスな
どのバス28を介して接続された入出力インターフェイ
ス27、CGROM30、ROM31,32及びRAM
40とから構成されている。
【0019】CGROM(パターンデータメモリ)30
には、多数のキャラクタの各々に関して、表示のための
ドットパターンデータがコードデータに対応させて格納
されている。ROM(アウトラインデータメモリ)31
には、キャラクタを印字するために多数のキャラクタの
各々に関して、キャラクタの輪郭線を規定する輪郭線デ
ータ(アウトラインデータ)が書体(ゴシック系書体、
明朝系書体など)毎に分類されコードデータに対応させ
て格納されている。尚、これら多数のアウトラインデー
タの各々には、印字イメージの縦方向の寸法と横方向の
寸法とが夫々格納されている。
【0020】ROM32には、テープ印字装置1を動作
させるためのプログラムが格納されている。RAM40
のテキストメモリ領域41には、キーボード3から入力
された文字や記号のコードデータが格納されると共に、
外部装置から受信した文字データ又はビットイメージデ
ータが格納される。印字バッファ領域47には、イメー
ジ展開された印字ドットパターンのデータが格納され
る。また、RAM40には、CPU29で演算した演算
結果を一時的に格納するワークエリアやバッファやカウ
ンタやポインタ等のための領域が設けられている。
【0021】次に、テープ印字装置1の動作について、
図4のフローチャートを参照して説明する。ここで、テ
ープ印字装置1には、24mm幅の印字用テープを収納
したテープ収納カセットCSが装着されているものとす
る。また、RS232C端子4にはパーソナルコンピュ
ータが接続されているものとする。この状態で、電源キ
ー操作により電源が投入されるとテープ印字装置1は動
作を開始する。
【0022】動作が開始されると、まず、ROM32の
プログラムに従って、RAM40内の各データを初期化
する(S10)。そして、キーボード3からキー入力が
なされたか否かを判別する(S20)。何等かのキー入
力があるとS20を抜け、検知したキー入力がインタフ
ェースキー(I/Fキー)52の操作によるか否かが判
別される(S30)。I/Fキー52の操作は、RS2
32C端子4を介してデータを受信可能なインタフェー
スモード(I/Fモード)を設定すべきことを意味す
る。
【0023】I/Fキー52の操作であるなら、後述す
るI/Fモード処理を実行する(S40)。一方、I/
Fキー入力ではないと判別された場合には(S30:N
O)、印字キーの操作か否かを判別する(S50)。印
字キー操作ならば印字処理を実行する(S60)。S5
0の処理でもまた「NO」となった場合は、文字キーの
入力であったか否かを判別する(S70)。文字キー入
力ならば、文字データをテキストメモリへ記憶する(S
80)。一方、文字キー入力でない場合には、カーソル
移動等その他の処理のためのキー操作か否かを判別しつ
つキー操作に応じた各種処理を実行する(S90)。
【0024】次に、I/Fモード処理を図5,図6のフ
ローチャートに基づいて説明する。I/Fモード処理で
は、パーソナルコンピュータから受信した文字データ及
びビットイメージデータを何行かまとめてイメージ展開
し、ドットパターンとして印字するという処理を繰り返
す。
【0025】まず、テキストメモリ領域41の初期化を
実行し(S200)、パーソナルコンピュータからデー
タを受信したか否かを判別する(S210)。S210
の処理で「NO」と判別された場合には、テープ印字装
置側のキー入力がなされたか否かを判別する(S22
0)。
【0026】ここで、I/Fモード処理と関係のあるテ
ープ印字装置側のキー入力としては、印字開始契機とな
る行数を設定するための入力と、I/Fモードをオフに
するための入力がある。そこで、S220にて「YE
S」と判別された場合には、行設定のためのキー入力で
あったか否かを判別し(S230)、そうでなければI
/Fモードをオフにするためのキー入力であったか否か
を判別する(S240)。
【0027】これら判別において、S230で「YE
S」と判別された場合には、行数設定処理を実行し(S
250)、S210へ戻る。また、S240で「YE
S」と判別された場合にはI/Fモード処理を終了し
て、図4のS20が実行される。ここで、行数設定処理
とは、何行分の文字データを受信したらそれらをまとめ
てドットパターンにイメージ展開し、印字を開始する契
機を与えるかという印字契機を与える行数を設定するた
めの処理である。本実施例では、幅24mmのテープを装
着している場合に、最大7行までの設定が可能である。
【0028】一方、パーソナルコンピュータからのデー
タを受信した場合には(S210:YES)、それが改
行を指示するデータであるか否かを判別する(S26
0)。改行を指示するデータでない場合には、改行量設
定を指示するデータであるか否かを判別する(S27
0)。そして、改行量設定を指示するデータでもない場
合には、それはビットイメージデータ又は文字データで
あるから、これらをテキストメモリ領域41に格納する
(S280)。一方、改行量設定を指示するデータであ
るならば(S270:YES)、ワークエリアに改行量
を設定する(S290)。
【0029】ここで、改行データは、文字データ,ビッ
トイメージデータの1行の最後に必ず付与される。改行
量データは、ビットイメージデータの改行データの直前
に付され、何ドット分下げた位置から次の行を印字開始
するかという情報を与えるデータである。
【0030】一方、改行データであった場合には(S2
60:YES)、テキストメモリ領域41内に文字デー
タがあるか否かを判定する(S300)。文字データが
含まれていない場合には、前回までに受信したビットイ
メージデータを合成したときのドットパターンの高さD
T(ドットパターン高さ)を計算する(S310)。こ
のドットパターン高さDTは、ビットイメージデータ各
行の高さH(本実施例では8ビットであり、文字データ
の1行の高さよりも小さい)と、改行量R1,R2,
…,Rnとから、下記式で計算される。
【0031】
【数1】
【0032】そして、次に受信する1行分のビットイメ
ージデータをも合成した場合のドットパターン高さD
T’を計算し(S320)、これが装着されているテー
プ幅との関係から定まる最大ドット高さDTmax以内
に収まるか否かを判別する(S330)。なお、この最
大ドット高さDTmaxは、メインルーチンの初期化処
理の際等において、カセット判別センサ18によってカ
セットの種類が判別することで特定している。
【0033】ここで、数1による計算の具体例を図7
(A)に示す。いま、6行分のデータが受信されている
とすると、各ビットイメージデータに付随する改行量R
1,R2,…,R6と、ビットイメージデータの1行の
高さHとから、DT=(R1+R2+R3+R4+R
5)+Hとして計算される。そして、DT’=DT+R
6として計算することができる。
【0034】この様にして算出されたドットパターン高
さDT’が最大高さDTmaxを越える(DT’>DT
max)と判別された場合にはS350へ進み(S33
0:NO)、ドットパターン高さDT’が最大高さDT
max以下(DT’≦DTmax)と判別された場合に
はS210へ戻る(S330:YES)。
【0035】一方、テキストメモリ領域41内に文字デ
ータが含まれていると判別された場合には(S300:
YES)、これまでに受信した文字データ及びビットイ
メージデータを合計した行数が設定行数に達したか否か
を判別する(S340)。設定行数に達していない場合
には、S210へ戻るが、設定行数に達した場合にはS
350へ進む。 S350では、テキストメモリ領域4
1内のデータをすべてドットパターンにイメージ展開
し、印字バッファ領域47に格納する。そして、このイ
メージ展開したドットパターンに従ってイメージ印字を
実行した後(S360)、テキストメモリ領域41のデ
ータをクリアする(S370)。
【0036】以上の様に構成したので、受信したデータ
がすべて文字データである場合には、行数設定処理で設
定された行数分のデータを受信する毎に印字開始の契機
が与えられる。一方、受信したデータがすべてビットイ
メージデータである場合には、行数に関係なく、それま
でに受信したビットイメージデータ同士を合成した場合
のドットパターン高さDT’からして、次に送られてく
るビットイメージデータを合成したならば最大ドット高
さDTmaxを越えてしまうという状態になると、印字
開始の契機が与えられる。従って、ビットイメージデー
タは、テープ幅の許す限り最大に印字することができ、
かつ一部データがはみ出して欠落するといったことや、
分けて印字しなくてもよいものを分けて印字してしまう
といったことがない。
【0037】そして、ビットイメージデータと、文字デ
ータとが混在して送られてきた場合には、改行数に応じ
て印字開始の契機が与えられる。これは、本実施例では
ビットイメージデータの1行の高さHよりも文字データ
の1行の高さの方が大きくなっているので、背の高い方
を基準とすれば印字されない部分が生じない様にするこ
とができるからである。なお、上記実施例において、S
310が算出手段に、S330が第1判定手段にS30
0がデータ判定手段に、S340が第2判定手段に、S
360が印字開始手段に、それぞれ相当する。
【0038】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば、文字デー
タとビットイメージデータとが混在している場合に、文
字データの高さをMH,文字データ同士の改行量をMR
とした場合、下記数式の様に計算することとしてもよ
い。
【0039】
【数2】
【0040】また、実施例では、ビットイメージデータ
の1行の高さが文字データの1行の高さよりも低い8ビ
ットに固定されているとしたが、ビットイメージデータ
の1行の高さが文字データの高さよりも高くても構わな
いし、まちまちであってもよい。まちまちである場合に
は、数1に変えて、例えば下記数3にてドットパターン
高さを計算することができる。
【0041】
【数3】
【0042】数3によれば、具体的には、図7(B)に
示す様に計算される。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のテープ印
字装置によれば、ビットイメージデータがどの様な形式
で送られてきても、データを欠落させることなく、テー
プ幅一杯に印字することができる。また、請求項2記載
の発明では、その効果に加えて、印字行数に応じた印字
制御とドットパターン全体の高さに応じた印字制御とを
自動的に切り換えることができ、ビットイメージデータ
の1行の高さが文字データ1行の高さよりも大きい場合
には、テープからはみ出して印字されない部分が生じな
い様にすることができるといった効果も生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例としてのテープ印字装置の全体構成を
示す平面図である。
【図2】 実施例としてのテープ印字装置の印字機構の
概略平面図である。
【図3】 実施例としてのテープ印字装置の制御系のブ
ロック図である。
【図4】 実施例におけるメインルーチンのフローチャ
ートである。
【図5】 実施例におけるI/Fモード処理ルーチンの
フローチャートである。
【図6】 実施例におけるI/Fモード処理ルーチンの
フローチャートである。
【図7】 実施例におけるドットパターン高さの算出方
法を示す説明図である。
【図8】 従来の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・テープ印字装置、2・・・本体フレーム、3・
・・キーボード、4・・・端子、5・・・印字用テー
プ、13・・・サーマルヘッド、17・・・カセット判
別部材、18・・・カセット判別センサ、19・・・通
信用インターフェイス、22・・・ディスプレイ、24
・・・テープ送りモータ、27・・・入出力インターフ
ェイス、28・・・バス、29・・・CPU、30・・
・CGROM、31,32・・・ROM、40・・・R
AM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 3/36 B41J 21/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器から複数行に分けて送られて来
    るビットイメージデータを受信し、複数行のビットイメ
    ージデータを合成したドットパターンを所定幅のテープ
    上に印字するテープ印字装置であって、 前記ビットイメージデータを受信したら、それまでに受
    信したビットイメージデータを合成したドットパターン
    の全体の高さを算出する高さ算出手段と、 該高さ算出手段が算出した結果に、次に受信するビット
    イメージデータを合成した場合に、当該合成後のドット
    パターンの高さが前記テープの幅方向における印字可能
    な範囲を越えるか否かを判定する第1判定手段と、 該第1判定手段により、次に受信したビットイメージデ
    ータを合成すると印字可能な範囲を越えると判定された
    とき、それまでに受信したビットイメージデータを合成
    したドットパターンの印字を開始する印字開始手段とを
    備えることを特徴とするテープ印字装置。
  2. 【請求項2】 前記外部機器から複数行に分けて送られ
    て来るデータが、ビットイメージデータと共に文字デー
    タを含んでいるか否かを判定するデータ判定手段と、 それまでに受信したビットイメージデータ及び文字デー
    タが、所定行数に達したか否かを判定する第2判定手段
    と、 を更に備え、 前記データ判定手段により、前記受信したデータが文字
    データを含んでいると判定されたとき、前記印字開始手
    段が、前記第2判定手段が前記達したと判定したとき
    に、前記ビットイメージデータを合成したドットパター
    ン及び前記文字データに対応するドットパターンの印字
    を開始することを特徴とする請求項1記載のテープ印字
    装置。
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