先ず、本実施例に係るラベル印刷システム1の概略構成について図1に基づき説明する。図1は本実施例に係るラベル印刷システム1の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施例に係るラベル印刷システム1は、パーソナルコンピュータ等から構成されるラベルデータ作成装置の一例としてのコンピュータ装置2と、このコンピュータ装置2と信号ケーブルK1を介して接続されるテープ印刷装置3とから構成されている。
また、コンピュータ装置2は、ホストコントローラ4、表示装置(例えば、CRT、LCD等)5、キーボード6、左側マウスボタン7A及び右側マウスボタン7Bが設けられたマウス7、イメージスキャナ8、及びCDリーダ・ライター(CD−R/W)9から構成されている。尚、マウス7は、ジョイスティックやトラックボール等に置き換えてもよい。また、CD−R/W9は、MO装置、DVD装置等に置き換えてもよい。また、コンピュータ装置2がノート型パーソナルコンピュータの場合には、マウス7に替えてトラックパッド等の種々のポインティングデバイスを使用するようにしてもよい。
また、テープ印刷装置3は、所定幅寸法以下(本実施例では、約36mm以下である。)の長尺状の粘着媒体を裏面側に有する印刷テープが内蔵された後述のテープカセット3D(図2参照)が装着され、この印刷テープに対して印刷するプリンタであり、コンピュータ装置2からの印刷指令に基づき、所望の文字等が印刷された粘着材付印刷テープからラベルを作成する。
ここで、テープ印刷装置3は、その上面に文字キーや制御キー等の多数のキーを含むキーボード3Aと、ラベルの編集作業等を行う際に参照するラベルのイメージ等を表示するディスプレイ3Bとを備えている。また、テープ印刷装置3の側壁には、印刷テープを外部に排出するテープ排出口3Cが形成されているので、コンピュータ装置2からの印刷指令に基づき、所望の文字が印刷された粘着材付印刷テープを切断してなるラベルが、テープ排出口3Cから排出される。
次に、テープ印刷装置3の印刷機構にテープカセット3Dを装着した場合の概略構成について図2に基づいて説明する。図2は図1に示すテープ印刷装置3の印刷機構にテープカセット3Dを装着した場合の概略構成を示す平面図である。
図2に示すように、印刷機構PMに着脱自在に矩形状のテープカセット3Dが装着されており、このテープカセット3Dには、フィルムテープ11が巻装されたテープスプール12と、インクリボン13が巻装されたリボン供給スプール14と、このインクリボン13を巻取る巻取りスプール15と、フィルムテープ11と同一幅を有する両面粘着テープ16が剥離紙を外側にして巻装された供給スプール17と、これらフィルムテープ11と両面粘着テープ16とを接合させる接合ローラ18とが回転自在に設けられている。
前記フィルムテープ11とインクリボン13とが重なる位置には、サーマルヘッド19が立設され、これらフィルムテープ11とインクリボン13とをサーマルヘッド19に押圧するプラテンローラ20と、フィルムテープ11と両面粘着テープ16とを接合ローラ18に押圧して印刷テープ23を作成する送りローラ21とは、テープ印刷装置3の本体フレームに回動自在に枢着された支持体22に回転可能に枢支されている。このサーマルヘッド19には、512個の発熱素子からなる発熱素子群が上下方向に列設されている。
従って、テープ送りモータ72(図4参照)の所定回転方向への駆動により、接合ローラ18と巻取りスプール15とが所定回転方向に夫々同期して駆動されながら、サーマルヘッド19の発熱素子群に通電されたとき、フィルムテープ11上には複数のドット列により文字やバーコード等が印字され、しかもフィルムテープ11は両面粘着テープ16を接合した状態で印刷テープ23としてテープ送り方向Aにテープ送りされ、テープ排出口3Cから外部に繰出される。尚、印刷機構PMの詳細については、例えば、特開平2−106555号公報に記載された機構とほぼ同一であるので、ここではその詳細な説明を省略する。
次に、この印刷テープ23を自動的に切断する切断装置30について簡単に説明する。前記テープカセット3Dの左側に対応するテープ印刷装置3の本体フレームの直ぐ内側には、板状の補助フレーム31が立設され、この補助フレーム31に固定刃32が上向きに固着されている。補助フレーム31に固着された左右方向向きの枢支軸33には、前後方向に延びる操作レバー34の前端近傍部が回動可能に枢支され、その操作レバー34の枢支軸33より前側に対応する部位において、可動刃35が前記固定刃32と対向して取付けられている。また、操作レバー34の後端部は、切断用モータ74(図4参照)に連結された揺動駆動機構(図示略)により上下揺動可能に構成され、常には、可動刃35が固定刃32から離間した状態で保持されている。
そして、サーマルヘッド19により印刷された印刷テープ23は、テープカセット3Dから固定刃32と可動刃35との間を通ってテープ排出口3Cから外に延びているので、切断信号により駆動された切断用モータ74により、揺動駆動機構を介して操作レバー34の後端部が上下揺動され、可動刃35が固定刃32に接近して、これら両刃32・35で印刷テープ23が切断される。
ところで、前記テープカセット3Dから繰出される印刷テープ23として、テープ幅を6mm、9mm、12mm、18mm、24mm、36mmとする6種類が準備されており、これらテープカセット3Dの底壁部には、これら5種類のテープ幅の何れかを検知する為に、4つの突出爪の有無を組合せた突出片24が設けられている。そして、このテープカセット3Dの下側を支持する本体フレームには、この突出片24の突出爪の組合せからテープ幅を検知するカセットセンサ68(図4参照)が取付けられている。即ち、このカセットセンサ68は、突出片24を構成する突出爪の組合せにより、例えば、テープ幅が18mmのときには「0100」のカセット信号を出力し、また、テープ幅が24mmのときには「1100」のカセット信号を出力するとともに、テープカセット3Dが装着されていないときには、「0000」のカセット信号を出力する。
次に、ラベル印刷システム1を構成するコンピュータ装置2の回路構成について図3に基づいて説明する。図3は図1に示すコンピュータ装置2の要部の回路構成を示す回路ブロック図である。
図3に示すように、コンピュータ装置2のホストコントローラ4は、CPU41、ROM42、RAM43、入出力インターフェース(I/F)44、通信用インターフェース(I/F)45、フロッピー(登録商標)ディスクコントローラ(FDC)46、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FDD)47、ハードディスクコントローラ(HDC)48、ハードディスクドライブ(HDD)49、表示装置コントローラ50、モデム51等を備えている。また、CPU41、ROM42、RAM43、入出力インターフェース(I/F)44、通信用インターフェース(I/F)45、及びモデム51は、バス線52により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。また、入出力I/F44には、FDD47を駆動制御するFDC46を介してFDD47、HDD49を駆動制御するHDC48を介してHDD49、及び表示装置コントローラ50が接続されている。また、モデム51には電話回線53が接続されている。
そして、ホストコントローラ4には、入出力I/F44を介して文字や記号等を入力するためのキーボード6、表示装置5の表示画面上の座標を入力するためのマウス7、図面から外形線データ等を取り込むためのイメージスキャナ8、及び印刷用データや後述のラベルデータ編集画面100(図6参照)を表示するラベルデータ編集ソフト等の各種アプリケーションソフトウェア等をCD−ROM56に書き込み及び読み込むためのCD−R/W9が接続されている。また、ホストコントローラ4には、表示装置コントローラ50を介して表示装置5が接続され、後述のようにラベルデータ編集画面100が表示され、入力されたラベルデータが表示された印刷テープ23の印刷領域(図6参照)等が表示される。更に、ホストコントローラ4には、通信用I/F45及び信号ケーブルK1を介してテープ印刷装置3が接続される。
また、CPU41は、ラベル印刷システム1全体を制御し、ラベル印刷システム1の動作に関する全てのデータを管理する。また、ROM42には、一般のパーソナルコンピュータと同様に電源投入時にコンピュータ装置2を立ち上げてCPU41を起動させるための起動プログラムが格納されている。
また、RAM43は、CPU41が種々の制御を実行する際に、各種データを一時的に記憶するものであり、画像データ等のオブジェクト情報を記憶するオブジェクト情報記憶エリア43A、各種の飾り枠、イメージデータ、シンボルデータ等をテンプレートとして記憶するテンプレート記憶エリア43B、後述する印刷領域に入力されたテキストや図形等のオブジェクトの周囲に設定された該オブジェクトの領域を表す矩形状のオブジェクトエリアや印刷領域を表す印刷エリアの各座標データを記憶する座標エリアデータ記憶エリア43C等が設けられている。
また、通信用I/F45は、例えば、セントロニクスインターフェースやUSB(Universal Serial Bus)インターフェース等から構成され、テープ印刷装置3や外部の電子機器(例えば、コンピュータ、レーザプリンタ等)と双方向データ通信が可能になっている。
また、HDD49に装着されるハードディスクには、MS−DOS(登録商標)やウィンドウズ(登録商標)システム等の各種オペレーティングシステム(OS)に加えて、テープ印刷装置3や外部の電子機器に対してデータの送受信を行うための通信用プロトコル、ブラウザや当該OSにて実行可能なワープロソフトや印刷用ラベルデータを作成する編集ソフト等の各種アプリケーションソフトウェアが必要に応じて格納されると共に、後述する印刷領域に入力されたオブジェクトをドラッグするオブジェクトドラッグ移動処理等の制御処理の制御プログラムが記憶格納されている。
また、FDD47に着脱自在に装着されるフロッピー(登録商標)ディスク(FD)55には、後述する処理にて得られた各種印刷データが格納保存される。
また、CD−R/W9に着脱自在に装着される光ディスク(CD−ROM)56には、後述する印刷領域に入力されたオブジェクトをドラッグするオブジェクトドラッグ移動処理等の制御処理の制御プログラム等と共に、GIF、JPEG、BMP等の様々な形式の各種オブジェクトのオブジェクト情報(例えば、オブジェクト名、オブジェクトの原画像の縦寸法、オブジェクトの原画像の横寸法、画像データ等である。)が記録されて、各種ラベルデータ作成装置に供給される。
尚、ホストコントローラ4のHDD49には、テープ幅が6mm、9mm、12mm、18mm、24mm、36mmのテープ用のテンプレートだけでなく、ロールシート幅が12mm、17mm、29mm、38mm、62mm等の無定長ロールシートやダイカットが巻回されたロールシートホルダ用のテンプレートも格納されている。これにより、ロールシート幅が12mm、17mm、29mm、38mm、62mm等のロールシート用のテンプレートを使用してラベルデータを作成することが可能である。
次に、ラベル印刷システム1を構成するテープ印刷装置3の回路構成について図4に基づき説明する。図4は図1に示すテープ印刷装置3の要部の回路構成を示す回路ブロック図である。
図4に示すように、テープ印刷装置3の制御回路部60は、CPU61、CG(キャラクタジェネレータ)ROM62、ROM63、RAM64、入出力インターフェース(I/F)65、及び通信用インターフェース(I/F)66等を備えている。また、CPU61、CGROM62、ROM63、RAM64、入出力インターフェース(I/F)65、及び通信用インターフェース(I/F)66は、バス線67により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。
ここに、CGROM62には各キャラクタに対応するドットパターンデータが記憶されている。
また、ROM63は各種のプログラムを記憶させておくものであり、印刷制御プログラム等のテープ印刷装置3の制御上必要な各種のプログラムが記憶されている。そして、CPU61はかかるROM63に記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算を行なうものである。また、CGROM62には、多数の文字等のキャラクタのそれぞれについて、各キャラクタの輪郭線を規定する輪郭線データ(アウトラインデータ)が各書体(ゴシック系書体、明朝体系書体等)毎に分類されてコードデータに対応して記憶されている。このアウトラインデータに基づいてドットパターンデータがイメージバッファ上に展開される。
また、RAM64はCPU61により演算された各種の演算結果を一時的に記憶させておくためのものである。また、サーマルヘッド19を介してラミネートテープ11に印字する際に印字データが一時記憶される。更に、RAM64には、テキストメモリ、イメージバッファ、印字バッファ等の各種のメモリが設けられている。
また、入出力I/F65には、キーボード3A、ディスプレイ3B、カセットセンサ68、サーマルヘッド19を駆動する為の駆動回路71、テープ送りモータ72を駆動する為の駆動回路73、及び切断用モータ74を駆動する為の駆動回路75等が夫々接続されている。
また、通信用I/F66は、例えば、セントロニクスインターフェースやUSB等から構成され、コンピュータ装置2と双方向データ通信が可能になっている。
次に、このように構成されたテープ印刷システム1のコンピュータ装置2のCPU41によって実行されるラベルデータ作成・編集プログラムについて、図5乃至図21に基づき説明する。
先ず、ラベルデータ作成・編集プログラムのメイン処理について図5乃至図7に基づき説明する。図5はラベルデータ作成・編集プログラムのメイン処理を示すフローチャートである。
図5に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、コンピュータ装置2のCPU41は、ラベルデータ編集画面100の初期画面(図6参照)を表示装置5に表示する。
ここで、ラベルデータ編集画面100の初期画面の一例について図6に基づいて説明する。図6はラベルデータ編集画面100の一例を示す図である。
図6に示すように、CPU41は、表示装置5に、レイアウト表示ウィンドウ101が形成されたラベルデータ編集画面100を表示する。そして、CPU41は、RAM43からカセット情報を読み出し、このカセット情報に含まれるテープ幅が「12mm」の場合には、幅が12mmで所定長さ(例えば、長さ34.2mmである。)に設定された横長四角形のレイアウト102を搬送方向が左右方向に沿うように表示する。
尚、CPU41は、ラベルデータ編集画面100を表示する前に、通信用インターフェース45を介して、テープ印刷装置3のCPU71から当該テープ印刷装置3に装着されているテープカセット3Dに収納されている印刷テープ23に関するカセット情報(例えば、テープの種類(ラミネートテープ、ノンラミネートテープ等である。)、テープ幅(6mm、9mm、12mm、18mm、24mm、36mmである。)、材質等である。)を取得してHDD49に記憶する。
そして、CPU41は、レイアウト102の内側に横長四角形の印刷領域103を破線で表示する。また、CPU41は、レイアウト表示ウィンドウ101上におけるこの印刷領域103の4隅の各座標位置を座標データ記憶エリア43Cに記憶する。
また、CPU41は、長尺状のフィルムテープ11等が装着されていることを表すため、幅が12mmの半透明横長四角形のシルエット105をレイアウト102の右側端縁部(搬送方向後側)からレイアウト表示ウィンドウ101の側端縁部まで表示する。
また、CPU41は、マウス7によって移動操作可能な例えば矢印形等のポインタ107を表示装置5の表示画面上に表示する。これにより、当該マウス7によって印刷領域103のテキスト等の入力位置にポインタ107を合わせ、マウス7の左側マウスボタン7Aを押さえることによってテキスト等の入力位置の指示や、オブジェクト等の上にポインタ107を合わせ、マウス7の左側マウスボタン7Aや右側マウスボタン7Bを押しながら移動させるドラッグやドラッグアンドドロップが可能となる。
また、ラベルデータ編集画面100の上部には、終了ボタン109や印刷ボタン110等が設けられている。これにより、ユーザは、終了ボタン109をマウス7でクリックすることによってラベルデータ編集ソフトを終了するように指示する終了指示コマンドを入力できる。また、印刷ボタン110をマウス7でクリックすることによって、印刷領域103に入力されているオブジェクト(ここでは、テキスト、飾り枠、イメージデータ、シンボル等を含む概念である)をフィルムテープ11へ印刷して印刷テープ23を作成するように指示する印刷指示コマンドを入力できる。
前記のように初期画面100が表示装置5に表示された後、オブジェクト追加処理(S2)、後述のオブジェクトドラッグ移動処理(S3)(図16、図17参照)、オブジェクトカーソル移動処理(S4)が行われる。
また、オブジェクトドラッグ移動処理(S3)又はオブジェクトカーソル移動処理(S4)が行われた場合には、オブジェクト境界一致表示処理(S5)(図8、図9参照)が実行された後、オブジェクト位置確定処理(S6)が行われる。
その後、S7において、CPU41は、ラベルデータ編集ソフトを終了するように指示する終了指示コマンドが入力された否かを判定する判定処理を実行する。そして、終了指示コマンドが入力されていない場合には(S7:NO)、CPU41は、再度、上記S2〜S4のいずれかの処理を実行する。一方、終了指示コマンドが入力された場合には(S7:YES)、CPU41は、ラベルデータ編集ソフトの実行を終了して、当該処理を終了する。
先ず、S2において実行されるオブジェクト追加処理について説明する。かかる処理は、コンピュータ装置2のキーボード6を介して行われる通常のテキスト入力処理や既に作成されているテキストに新たに別のテキストや各種の修飾データ(飾り枠、イメージ、シンボル等)を追加する処理である。
ここでは、一例として、レイアウト102において、テキスト「123」、「ABC」、「000」の3個のオブジェクトが入力された一例を図7に示す。図7では、レイアウト102の印刷領域103内に、キーボード6を介して入力された3個のテキスト「123」、「ABC」、「000」が、それぞれ印刷領域103の左上角部、左右方向中央部の下端、右端の上下方向中央部に表示されている。
また、CPU41は、印刷領域103に入力された各オブジェクトの周囲に、それぞれの領域を表す矩形状のオブジェクトエリアを設定し、各矩形状のオブジェクトエリアの4隅の座標位置を各オブジェクトに対応させて座標データ記憶エリア43Cに記憶する。尚、各オブジェクトがマウス7で選択されていない場合には、各オブジェクトエリアは、不可視状態になっている。
例えば、図7に示すように、CPU41は、印刷領域103に入力された3個のテキスト「123」、「ABC」、「000」の周囲に、それぞれの領域を表す矩形状の各オブジェクトエリア111、112、113を設定する。そして、CPU41は、各矩形状のオブジェクトエリア111、112、113の4隅の座標位置を、各テキスト「123」、「ABC」、「000」に対応させて座標データ記憶エリア43Cに記憶する。尚、各オブジェクトエリア111、112、113は、マウス7によって選択されていない場合には、表示されない、つまり、不可視状態である。
また、CPU41は、印刷領域103に入力されたオブジェクトが、マウス7によって選択された場合には、この選択されたオブジェクトの領域を表す矩形状のオブジェクトエリアを表示すると共に、複数のハンドル115を該オブジェクトエリア上に配置して、当該オブジェクトの印刷領域103内での位置、及び当該オブジェクトが選択されたことを表示する。
例えば、図7に示すように、CPU41は、印刷領域103に入力されたテキスト「ABC」のオブジェクトエリア112上にポインタ107が移動して、マウス7の左側マウスボタン7Aが押された場合には、当該テキスト「ABC」が選択されたと判定する。そして、CPU41は、テキスト「ABC」の領域を表す矩形状のオブジェクトエリア112を表示すると共に、複数のハンドル115を該オブジェクトエリア112上に配置して、当該テキスト「ABC」の印刷領域103内での位置、及びテキスト「ABC」が選択されたことを表示する。
ここで、先に、上記S5で実行されるオブジェクト境界一致表示処理のサブ処理について図8及び図9に基づいて説明する。図8及び図9は図5のオブジェクト境界一致表示処理のサブ処理を示すサブフローチャートである。
図8及び図9に示すように、オブジェクト境界一致表示処理が開始されると、S111において、CPU41は、マウス7の左側マウスボタン7Aを押すことによって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの上辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの上辺とが一致しているか否か、つまり、同一直線上に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
尚、後述のように、マウス7の右側マウスボタン7Bを押すことによって複数のオブジェクトが同時に選択された場合には、CPU41は、この同時に選択された複数のオブジェクトに対して設定された該複数のオブジェクトを囲む矩形状の拡大オブジェクトエリア(図16、図20参照)の上辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの上辺とが一致しているか否か、つまり、同一直線上に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの上辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上辺が、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの上辺のいずれとも同一直線上に位置していない場合には(S111:NO)、CPU41は、下記S113の処理に移行する。
一方、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの上辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの上辺とが同一直線上に位置している場合には(S111:YES)、CPU41は、S112の処理に移行する。
S112において、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの上辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの上辺とが同一直線上に位置していることを、印刷領域103の当該同一直線上に表示する。具体的には、CPU41は、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
例えば、図10に示すように、マウス7によって選択されたテキスト「ABC」のオブジェクトエリア112の上辺と、印刷領域103内の選択されていないテキスト「000」のオブジェクトエリア113の上辺とが位置する直線121を印刷領域103の左右に渡ってカラー表示する。
また、例えば、図20に示すように、後述のようにマウス7によって同時に選択された2個のテキスト「ABC」、「000」の領域を表す矩形状の拡大オブジェクトエリア131の上辺と、印刷領域103内の選択されていないテキスト「123」の矩形状のオブジェクトエリア111の上辺とが位置する直線133を印刷領域103の左右に渡ってカラー表示する。
続いて、S113において、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの下辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの下辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの下辺とが一致しているか否か、つまり、同一直線上に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの下辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの下辺が、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの下辺のいずれとも同一直線上に位置していない場合には(S113:NO)、CPU41は、下記S115の処理に移行する。
一方、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの下辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの下辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの下辺とが同一直線上に位置している場合には(S113:YES)、CPU41は、S114の処理に移行する。
S114において、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの下辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの下辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの下辺とが同一直線上に位置していることを、印刷領域103の当該同一直線上に表示する。具体的には、CPU41は、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
例えば、図11に示すように、マウス7によって選択されたテキスト「ABC」のオブジェクトエリア112の下辺と、印刷領域103内の選択されていないテキスト「000」のオブジェクトエリア113の下辺とが位置する直線122を印刷領域103の左右に渡ってカラー表示する。
続いて、S115において、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの左辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの左辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの左辺とが一致しているか否か、つまり、同一直線上に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの左辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの左辺が、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの左辺のいずれとも同一直線上に位置していない場合には(S115:NO)、CPU41は、下記S117の処理に移行する。
一方、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの左辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの左辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの左辺とが同一直線上に位置している場合には(S115:YES)、CPU41は、S116の処理に移行する。
S116において、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの左辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの左辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの左辺とが同一直線上に位置していることを、印刷領域103の当該同一直線上に表示する。具体的には、CPU41は、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
例えば、図12に示すように、マウス7によって選択されたテキスト「000」のオブジェクトエリア113の左辺と、印刷領域103内の選択されていないテキスト「ABC」のオブジェクトエリア112の左辺とが位置する直線123を印刷領域103の上下に渡ってカラー表示する。
続いて、S117において、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの右辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの右辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの右辺とが一致しているか否か、つまり、同一直線上に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの右辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの右辺が、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの右辺のいずれとも同一直線上に位置していない場合には(S117:NO)、CPU41は、下記S119の処理に移行する。
一方、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの右辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの右辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの右辺とが同一直線上に位置している場合には(S117:YES)、CPU41は、S118の処理に移行する。
S118において、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの右辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの右辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの右辺とが同一直線上に位置していることを、印刷領域103の当該同一直線上に表示する。具体的には、CPU41は、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
例えば、図13に示すように、マウス7によって選択されたテキスト「000」のオブジェクトエリア113の右辺と、印刷領域103内の選択されていないテキスト「ABC」のオブジェクトエリア112の右辺とが位置する直線124を印刷領域103の上下に渡ってカラー表示する。
続いて、S119において、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの上下方向における上下センターライン、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上下方向における上下センターラインと、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの上下方向における上下センターラインとが一致しているか否か、つまり、同一直線上に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、マウス7によって選択されたオブジェクトの上下方向中央、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの上下方向中央と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかの上下方向中央とが一致しているか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの上下センターライン、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上下センターラインが、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの上下センターラインのいずれとも同一直線上に位置していない場合には(S119:NO)、CPU41は、下記S122の処理に移行する。
一方、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの上下センターライン、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上下センターラインと、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの上下センターラインとが同一直線上に位置している場合には(S119:YES)、CPU41は、S120の処理に移行する。
S120において、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの上辺及び下辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上辺及び下辺が、それぞれ印刷領域103の上辺及び下辺と一致しているか否か、つまり、それぞれ印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトの上辺及び下辺と重なっているか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの上辺及び下辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上辺及び下辺が、それぞれ印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトの上辺及び下辺と一致している場合には(S120:YES)、CPU41は、下記S122の処理に移行する。
つまり、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの上下方向の幅、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上下方向の幅が、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトの上下方向の幅に一致している場合には(S120:YES)、印刷領域103内のマウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリア、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上下方向における上下センターラインを表示することなく、下記S122の処理に移行する。
このように印刷領域103の上下センターラインが表示されない場合には、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの上下方向の幅、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上下方向の幅と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトの幅とが一致していることを視覚的に容易に確認することができる。
一方、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの上辺及び下辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上辺及び下辺が、それぞれ印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトの上辺及び下辺と一致していない場合には(S120:NO)、CPU41は、S121の処理に移行する。
S121において、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの上下センターライン、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上下センターラインと、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの上下センターラインとが、相互に一致している、つまり、同一直線上に位置していることを、印刷領域103の当該同一直線上に表示する。具体的には、CPU41は、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
例えば、図14に示すように、マウス7によって選択されたテキスト「ABC」のオブジェクトエリア112の上下方向における上下センターラインと、印刷領域103内の選択されていないテキスト「000」のオブジェクトエリア113の上下方向における上下センターラインとが位置する直線125を印刷領域103の左右に渡ってカラー表示する。
続いて、S122において、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの左右方向における左右センターライン、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの左右方向における左右センターラインと、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの左右方向における左右センターラインとが一致しているか否か、つまり、同一直線上に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、マウス7によって選択されたオブジェクトの左右方向中央、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの左右方向中央と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかの左右方向中央とが一致しているか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの左右センターライン、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの左右センターラインが、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの左右センターラインのいずれとも同一直線上に位置していない場合には(S122:NO)、CPU41は、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻る。
一方、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの左右センターライン、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの左右センターラインと、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの左右センターラインとが同一直線上に位置している場合には(S122:YES)、CPU41は、S123の処理に移行する。
S123において、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの左辺及び右辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの左辺及び右辺が、それぞれ印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトの左辺及び右辺と一致しているか否か、つまり、それぞれ印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトの左辺及び右辺と重なっているか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの左辺及び右辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの左辺及び右辺が、それぞれ印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトの左辺及び右辺と一致している場合には(S123:YES)、CPU41は、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻る。
つまり、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの長さ又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの長さが、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトの長さに一致している場合には(S123:YES)、印刷領域103内のマウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリア、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの左右方向における左右センターラインを表示することなく、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻る。
このように、印刷領域103の左右センターラインが表示されない場合には、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの長さ又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの長さと、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトの長さとが一致していることを視覚的に容易に確認することができる。
一方、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの左辺及び右辺、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの左辺及び右辺が、それぞれ印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトの左辺及び右辺と一致していない場合には(S123:NO)、CPU41は、S124の処理に移行する。
S124において、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの左右センターライン、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの左右センターラインと、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの左右センターラインとが、相互に一致している、つまり、同一直線上に位置していることを、印刷領域103の当該同一直線上に表示後、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻る。具体的には、CPU41は、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示後、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻る。
例えば、図15に示すように、マウス7によって選択されたテキスト「000」のオブジェクトエリア113の左右方向における左右センターラインと、印刷領域103内の選択されていないテキスト「ABC」のオブジェクトエリア112の左右方向における左右センターラインとが位置する直線126を印刷領域103の上下に渡ってカラー表示する。
次に、上記S3で実行されるオブジェクトドラッグ移動処理のサブ処理について図16及び図17に基づいて説明する。図16及び図17は図5のオブジェクトドラッグ移動処理のサブ処理を示すサブフローチャートである。
尚、オブジェクトドラッグ移動処理のサブ処理は、マウス7の左側マウスボタン7Aを押して印刷領域103内のオブジェクトを選択し、その左側マウスボタン7Aを押しつつ、この選択したオブジェクトのオブジェクトエリアのドラッグを開始した場合に実行される。また、マウス7の左側マウスボタン7Aを押してドラッグした場合には、選択したオブジェクトのオブジェクトエリアのみがドラッグされ、オブジェクトと、このオブジェクトの周囲に表示されたハンドル115は元の位置に表示されたままである、つまり、オブジェクトエリアのみが移動表示される。
図16及び図17に示すように、オブジェクトドラッグ移動処理が開始されると、S211において、CPU41は、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトエリアの上辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの上辺とが一致しているか否か、つまり、同一直線上に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトのオブジェクトエリアの上辺が、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの上辺のいずれとも同一直線上に位置していない場合には(S211:NO)、CPU41は、下記S215の処理に移行する。
一方、マウス7の左側マウスボタン7Aを押さえつつドラッグされているオブジェクトのオブジェクトエリアの上辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの上辺とが同一直線上に位置した場合には(S211:YES)、CPU41は、S212の処理に移行する。また、この場合には、上記S112の処理の実行によって、CPU41は、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
S212において、CPU41は、このドラッグしているオブジェクトエリアの上辺が当該同一直線上に位置している場合に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされ、且つ、ポインタ107が選択されたオブジェクト上に位置した状態で、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されたか否かを判定する判定処理を実行する。つまり、CPU41は、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されて、このドロップしたオブジェクトが続けて選択されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、このドラッグしているオブジェクトエリアの上辺が当該同一直線上に位置している際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされない場合、つまり、マウス7の左側マウスボタン7Aが押されて更にドラッグされた場合には(S212:NO)、CPU41は、S213の処理に移行する。S213において、CPU41は、この選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアのみをドラッグして移動表示した後、つまり、選択されているオブジェクトのみを移動させた後、下記S215の処理に移行する。
一方、このドラッグしているオブジェクトエリアの上辺が当該同一直線上に位置している際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされ、且つ、ポインタ107が選択されたオブジェクトのオブジェクトエリア内に位置した状態で、マウス7の右側マウスボタン7Bが押された場合、つまり、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されて当該ドロップしたオブジェクトが続けて選択された場合には(S212:YES)、CPU41は、S214の処理に移行する。
S214において、CPU41は、このドロップしたオブジェクトと、当該同一直線上にオブジェクトエリアの上辺が位置している他のオブジェクトとを同時に選択し、この同時に選択した複数のオブジェクトの周囲に該複数のオブジェクトを囲む矩形状の拡大オブジェクトエリアを設定し、この矩形状の拡大オブジェクトエリアの4隅の座標位置を、この同時に選択された複数のオブジェクトに対応させて座標データ記憶エリア43Cに記憶する。
例えば、CPU41は、この拡大オブジェクトエリアの上下方向の幅を、同時に選択された複数のオブジェクトの各オブジェクトエリアの幅の中の最大幅に設定し、この拡大オブジェクトエリアの長さを、同時に選択された複数のオブジェクトの中の最も左側に位置するオブジェクトエリアの左辺と、最も右側に位置するオブジェクトエリアの右辺との距離に設定する。
また、CPU41は、この拡大オブジェクトエリアを印刷領域103内に表示して、このドロップしたオブジェクトと、当該同一直線上にオブジェクトエリアの上辺が位置している他のオブジェクトとが、同時に選択されたことを報知する。
そして、CPU41は、マウス7の右側マウスボタン7Bを押された状態でドラッグが開始された場合には、この拡大オブジェクトエリアをドラッグに合わせて移動表示した後、S215の処理に移行する。
尚、マウス7の右側マウスボタン7Bを押してドラッグした場合には、拡大オブジェクトエリアのみがドラッグされ、ドロップされたオブジェクトと、このオブジェクトの周囲に表示されたハンドル115は元の位置に表示されたままである、つまり、拡大オブジェクトエリアのみが移動表示される。
続いて、S215において、CPU41は、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトエリアの下辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの下辺とが一致しているか否か、つまり、同一直線上に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトのオブジェクトエリアの下辺が、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの下辺のいずれとも同一直線上に位置していない場合には(S215:NO)、CPU41は、下記S219の処理に移行する。
一方、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトのオブジェクトエリアの下辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの下辺とが同一直線上に位置した場合には(S215:YES)、CPU41は、S216の処理に移行する。また、この場合には、上記S114の処理の実行によって、CPU41は、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
S216において、CPU41は、このドラッグしているオブジェクトエリアの下辺が当該同一直線上に位置している場合に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされ、且つ、ポインタ107が選択されたオブジェクト上に位置した状態で、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されたか否かを判定する判定処理を実行する。つまり、CPU41は、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されて、このドロップしたオブジェクトが続けて選択されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、このドラッグしているオブジェクトエリアの下辺が当該同一直線上に位置している際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされない場合、つまり、マウス7の左側マウスボタン7Aが押されて更にドラッグされた場合には(S216:NO)、CPU41は、S217の処理に移行する。S217において、CPU41は、この選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアのみをドラッグして移動表示した後、つまり、選択されているオブジェクトのみを移動させた後、下記S219の処理に移行する。
一方、このドラッグしているオブジェクトエリアの下辺が当該同一直線上に位置している際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされ、且つ、ポインタ107が選択されたオブジェクト上に位置した状態で、マウス7の右側マウスボタン7Bが押された場合、つまり、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されて当該ドロップしたオブジェクトが続けて選択された場合には(S216:YES)、CPU41は、S218の処理に移行する。
S218において、CPU41は、このドロップしたオブジェクトと、当該同一直線上にオブジェクトエリアの下辺が位置している他のオブジェクトとを同時に選択し、この同時に選択した複数のオブジェクトの周囲に該複数のオブジェクトを囲む矩形状の拡大オブジェクトエリアを設定し、この矩形状の拡大オブジェクトエリアの4隅の座標位置を、この同時に選択された複数のオブジェクトに対応させて座標データ記憶エリア43Cに記憶する。
例えば、CPU41は、この拡大オブジェクトエリアの上下方向の幅を、同時に選択された複数のオブジェクトの各オブジェクトエリアの幅の中の最大幅に設定し、この拡大オブジェクトエリアの長さを、同時に選択された複数のオブジェクトの中の最も左側に位置するオブジェクトエリアの左辺と、最も右側に位置するオブジェクトエリアの右辺との距離に設定する。
また、CPU41は、この拡大オブジェクトエリアを印刷領域103内に表示して、このドロップしたオブジェクトと、当該同一直線上にオブジェクトエリアの下辺が位置している他のオブジェクトとが、同時に選択されたことを報知する。
そして、CPU41は、マウス7の右側マウスボタン7Bを押された状態でドラッグが開始された場合には、この拡大オブジェクトエリアをドラッグに合わせて移動表示した後、S219の処理に移行する。
続いて、S219において、CPU41は、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトエリアの左辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの左辺とが一致しているか否か、つまり、同一直線上に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトのオブジェクトエリアの左辺が、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの左辺のいずれとも同一直線上に位置していない場合には(S219:NO)、CPU41は、下記S223の処理に移行する。
一方、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトのオブジェクトエリアの左辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの左辺とが同一直線上に位置した場合には(S219:YES)、CPU41は、S220の処理に移行する。また、この場合には、上記S116の処理の実行によって、CPU41は、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
S220において、CPU41は、このドラッグしているオブジェクトエリアの左辺が当該同一直線上に位置している場合に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされ、且つ、ポインタ107が選択されたオブジェクト上に位置した状態で、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されたか否かを判定する判定処理を実行する。つまり、CPU41は、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されて、このドロップしたオブジェクトが続けて選択されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、このドラッグしているオブジェクトエリアの左辺が当該同一直線上に位置している際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされない場合、つまり、マウス7の左側マウスボタン7Aが押されて更にドラッグされた場合には(S220:NO)、CPU41は、S221の処理に移行する。S221において、CPU41は、この選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアのみをドラッグして移動表示した後、つまり、選択されているオブジェクトのみを移動させた後、下記S223の処理に移行する。
一方、このドラッグしているオブジェクトエリアの左辺が当該同一直線上に位置している際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされ、且つ、ポインタ107が選択されたオブジェクト上に位置した状態で、マウス7の右側マウスボタン7Bが押された場合、つまり、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されて当該ドロップしたオブジェクトが続けて選択された場合には(S220:YES)、CPU41は、S222の処理に移行する。
S222において、CPU41は、このドロップしたオブジェクトと、当該同一直線上にオブジェクトエリアの左辺が位置している他のオブジェクトとを同時に選択し、この同時に選択した複数のオブジェクトの周囲に該複数のオブジェクトを囲む矩形状の拡大オブジェクトエリアを設定し、この矩形状の拡大オブジェクトエリアの4隅の座標位置を、この同時に選択された複数のオブジェクトに対応させて座標データ記憶エリア43Cに記憶する。
例えば、CPU41は、この拡大オブジェクトエリアの上下方向の幅を、同時に選択された複数のオブジェクトの各オブジェクトエリアの中の最も上側に位置するオブジェクトエリアの上辺と、最も下側に位置するオブジェクトエリアの下辺との距離に設定し、この拡大オブジェクトエリアの長さを、同時に選択された複数のオブジェクトの各オブジェクトエリアの長さの中の最大長さに設定する。
また、CPU41は、この拡大オブジェクトエリアを印刷領域103内に表示して、このドロップしたオブジェクトと、当該同一直線上にオブジェクトエリアの左辺が位置している他のオブジェクトとが、同時に選択されたことを報知する。
そして、CPU41は、マウス7の右側マウスボタン7Bを押された状態でドラッグが開始された場合には、この拡大オブジェクトエリアをドラッグに合わせて移動表示した後、S223の処理に移行する。
続いて、S223において、CPU41は、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトエリアの右辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの右辺とが一致しているか否か、つまり、同一直線上に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトのオブジェクトエリアの右辺が、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの右辺のいずれとも同一直線上に位置していない場合には(S223:NO)、CPU41は、下記S227の処理に移行する。
一方、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトのオブジェクトエリアの右辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの右辺とが同一直線上に位置した場合には(S223:YES)、CPU41は、S224の処理に移行する。また、この場合には、上記S118の処理の実行によって、CPU41は、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
S224において、CPU41は、このドラッグしているオブジェクトエリアの右辺が当該同一直線上に位置している場合に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされ、且つ、ポインタ107が選択されたオブジェクト上に位置した状態で、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されたか否かを判定する判定処理を実行する。つまり、CPU41は、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されて、このドロップしたオブジェクトが続けて選択されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、このドラッグしているオブジェクトエリアの右辺が当該同一直線上に位置している際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされない場合、つまり、マウス7の左側マウスボタン7Aが押されて更にドラッグされた場合には(S224:NO)、CPU41は、S225の処理に移行する。S225において、CPU41は、この選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアのみをドラッグして移動表示した後、つまり、選択されているオブジェクトのみを移動させた後、下記S227の処理に移行する。
一方、このドラッグしているオブジェクトエリアの右辺が当該同一直線上に位置している際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされ、且つ、ポインタ107が選択されたオブジェクト上に位置した状態で、マウス7の右側マウスボタン7Bが押された場合、つまり、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されて当該ドロップしたオブジェクトが続けて選択された場合には(S224:YES)、CPU41は、S226の処理に移行する。
S226において、CPU41は、このドロップしたオブジェクトと、当該同一直線上にオブジェクトエリアの右辺が位置している他のオブジェクトとを同時に選択し、この同時に選択した複数のオブジェクトの周囲に該複数のオブジェクトを囲む矩形状の拡大オブジェクトエリアを設定し、この矩形状の拡大オブジェクトエリアの4隅の座標位置を、この同時に選択された複数のオブジェクトに対応させて座標データ記憶エリア43Cに記憶する。
例えば、CPU41は、この拡大オブジェクトエリアの上下方向の幅を、同時に選択された複数のオブジェクトの各オブジェクトエリアの中の最も上側に位置するオブジェクトエリアの上辺と、最も下側に位置するオブジェクトエリアの下辺との距離に設定し、この拡大オブジェクトエリアの長さを、同時に選択された複数のオブジェクトの各オブジェクトエリアの長さの中の最大長さに設定する。
また、CPU41は、この拡大オブジェクトエリアを印刷領域103内に表示して、このドロップしたオブジェクトと、当該同一直線上にオブジェクトエリアの右辺が位置している他のオブジェクトとが、同時に選択されたことを報知する。
そして、CPU41は、マウス7の右側マウスボタン7Bを押された状態でドラッグが開始された場合には、この拡大オブジェクトエリアをドラッグに合わせて移動表示した後、S227の処理に移行する。
続いて、S227において、CPU41は、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトエリアの上下方向における上下センターラインと、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの上下方向における上下センターラインとが一致しているか否か、つまり、同一直線上に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトのオブジェクトエリアの上下センターラインが、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの上下センターラインのいずれとも同一直線上に位置していない場合には(S227:NO)、CPU41は、下記S231の処理に移行する。
一方、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトのオブジェクトエリアの上下センターラインと、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの上下センターラインとが同一直線上に位置した場合には(S227:YES)、CPU41は、S228の処理に移行する。また、この場合には、上記S121の処理の実行によって、CPU41は、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
S228において、CPU41は、このドラッグしているオブジェクトエリアの上下センターラインが当該同一直線上に位置している場合に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされ、且つ、ポインタ107が選択されたオブジェクト上に位置した状態で、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されたか否かを判定する判定処理を実行する。つまり、CPU41は、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されて、このドロップしたオブジェクトが続けて選択されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、このドラッグしているオブジェクトエリアの上下センターラインが当該同一直線上に位置している際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされない場合、つまり、マウス7の左側マウスボタン7Aが押されて更にドラッグされた場合には(S228:NO)、CPU41は、S229の処理に移行する。S229において、CPU41は、この選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアのみをドラッグして移動表示した後、つまり、選択されているオブジェクトのみを移動させた後、下記S231の処理に移行する。
一方、このドラッグしているオブジェクトエリアの上下センターラインが当該同一直線上に位置している際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされ、且つ、ポインタ107が選択されたオブジェクト上に位置した状態で、マウス7の右側マウスボタン7Bが押された場合、つまり、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されて当該ドロップしたオブジェクトが続けて選択された場合には(S228:YES)、CPU41は、S230の処理に移行する。
S230において、CPU41は、このドロップしたオブジェクトと、当該同一直線上にオブジェクトエリアの上下センターラインが位置している他のオブジェクトとを同時に選択し、この同時に選択した複数のオブジェクトの周囲に該複数のオブジェクトを囲む矩形状の拡大オブジェクトエリアを設定し、この矩形状の拡大オブジェクトエリアの4隅の座標位置を、この同時に選択された複数のオブジェクトに対応させて座標データ記憶エリア43Cに記憶する。
例えば、CPU41は、この拡大オブジェクトエリアの上下方向の幅を、同時に選択された複数のオブジェクトの各オブジェクトエリアの幅の中の最大幅に設定し、この拡大オブジェクトエリアの長さを、同時に選択された複数のオブジェクトの中の最も左側に位置するオブジェクトエリアの左辺と、最も右側に位置するオブジェクトエリアの右辺との距離に設定する。
また、CPU41は、この拡大オブジェクトエリアを印刷領域103内に表示して、このドロップしたオブジェクトと、当該同一直線上にオブジェクトエリアの上下センターラインが位置している他のオブジェクトとが、同時に選択されたことを報知する。
そして、CPU41は、マウス7の右側マウスボタン7Bを押された状態でドラッグが開始された場合には、この拡大オブジェクトエリアをドラッグに合わせて移動表示した後、S231の処理に移行する。
続いて、S231において、CPU41は、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトエリアの左右方向における左右センターラインと、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの左右方向における左右センターラインとが一致しているか否か、つまり、同一直線上に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトのオブジェクトエリアの左右センターラインが、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの左右センターラインのいずれとも同一直線上に位置していない場合には(S231:NO)、CPU41は、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻る。
一方、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグされているオブジェクトのオブジェクトエリアの左右センターラインと、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの左右センターラインとが同一直線上に位置した場合には(S231:YES)、CPU41は、S232の処理に移行する。また、この場合には、上記S124の処理の実行によって、CPU41は、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
S232において、CPU41は、このドラッグしているオブジェクトエリアの左右センターラインが当該同一直線上に位置している場合に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされ、且つ、ポインタ107が選択されたオブジェクト上に位置した状態で、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されたか否かを判定する判定処理を実行する。つまり、CPU41は、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されて、このドロップしたオブジェクトが続けて選択されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、このドラッグしているオブジェクトエリアの左右センターラインが当該同一直線上に位置している際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされない場合、つまり、マウス7の左側マウスボタン7Aが押されて更にドラッグされた場合には(S232:NO)、CPU41は、S233の処理に移行する。S233において、CPU41は、この選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアのみをドラッグして移動表示した後、つまり、選択されているオブジェクトのみを移動させた後、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻る。
一方、このドラッグしているオブジェクトエリアの左右センターラインが当該同一直線上に位置している際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアがドロップされ、且つ、ポインタ107が選択されたオブジェクト上に位置した状態で、マウス7の右側マウスボタン7Bが押された場合、つまり、マウス7の右側マウスボタン7Bが押されて当該ドロップしたオブジェクトが続けて選択された場合には(S232:YES)、CPU41は、S234の処理に移行する。
S234において、CPU41は、このドロップしたオブジェクトと、当該同一直線上にオブジェクトエリアの左右センターラインが位置している他のオブジェクトとを同時に選択し、この同時に選択した複数のオブジェクトの周囲に該複数のオブジェクトを囲む矩形状の拡大オブジェクトエリアを設定し、この矩形状の拡大オブジェクトエリアの4隅の座標位置を、この同時に選択された複数のオブジェクトに対応させて座標データ記憶エリア43Cに記憶する。
例えば、CPU41は、この拡大オブジェクトエリアの上下方向の幅を、同時に選択された複数のオブジェクトの各オブジェクトエリアの中の最も上側に位置するオブジェクトエリアの上辺と、最も下側に位置するオブジェクトエリアの下辺との距離に設定し、この拡大オブジェクトエリアの長さを、同時に選択された複数のオブジェクトの各オブジェクトエリアの長さの中の最大長さに設定する。
また、CPU41は、この拡大オブジェクトエリアを印刷領域103内に表示して、このドロップしたオブジェクトと、当該同一直線上にオブジェクトエリアの左右センターラインが位置している他のオブジェクトとが、同時に選択されたことを報知する。
そして、CPU41は、マウス7の右側マウスボタン7Bを押された状態でドラッグが開始された場合には、この拡大オブジェクトエリアをドラッグに合わせて移動表示した後、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻る。
次に、上記S4において実行されるオブジェクトカーソル移動処理について説明する。このオブジェクトカーソル移動処理は、マウス7の左側マウスボタン7Aを押して印刷領域103内のオブジェクトを選択し、キーボード6に設けられたカーソルキーを使用して、この選択したオブジェクトの移動を開始した場合に、CPU41によって実行される。そして、カーソルキーを操作した場合には、選択したオブジェクトのオブジェクトエリアのみがドラッグされ、オブジェクトと、このオブジェクトの周囲に表示されたハンドル115は元の位置に表示されたままである、つまり、オブジェクトエリアのみが移動表示される。
次に、上記S6において実行されるオブジェクト位置確定処理について説明する。このオブジェクト位置確定処理は、マウス7の左側マウスボタン7A又は右側マウスボタン7Bが離された場合、若しくは、カーソルキーが離された場合に、CPU41によって実行される。尚、マウス7の左側マウスボタン7A又は右側マウスボタン7Bが押下されている場合、若しくは、カーソルキーが押下されている場合には、CPU41は、当該オブジェクト位置確定処理を実行することなく、S7の処理に移行する。
そして、マウス7の左側マウスボタン7Aが離された場合には、CPU41は、ドラッグされているオブジェクトエリアがドロップされたと判定し、このオブジェクトエリアをドロップされた位置に表示する。また、CPU41は、このオブジェクトエリアが囲んでいたオブジェクトを当該オブジェクトエリア内に移動表示する。更に、CPU41は、このオブジェクトの周囲に表示されていたハンドル115を当該オブジェクトエリア上に移動表示した後、S7の処理に移行する。
また、マウス7の右側マウスボタン7Bが離された場合には、CPU41は、ドラッグされている拡大オブジェクトエリアがドロップされたと判定し、この拡大オブジェクトエリアをドロップされた位置に表示する。また、CPU41は、この拡大オブジェクトエリアが移動表示を開始する際に、拡大オブジェクトエリアによって囲まれていた同時に選択されていた各オブジェクトを当該拡大オブジェクトエリア内に移動表示する。
また、CPU41は、拡大オブジェクトエリア内に移動表示された同時に選択されていた各オブジェクトのオブジェクトエリアを表示すると共に、この表示された各オブジェクトエリア上にハンドル115を表示する。つまり、拡大オブジェクトエリア内に移動表示された同時に選択されていた各オブジェクトが選択された状態で表示される。その後、CPU41は、当該拡大オブジェクトエリアを不可視状態にする。
尚、その後、複数のオブジェクトエリアが選択表示された状態で、ポインタ107が選択表示されたいずれかのオブジェクトエリア上に位置して、マウス7の右側マウスボタン7Bが再度押下された場合には、この複数のオブジェクトエリアが表示されたオブジェクトが再度、同時に選択される。
また、カーソルキーが離された場合には、CPU41は、移動表示しているオブジェクトエリアがドロップされたと判定し、このオブジェクトエリアをドロップされた位置に表示する。また、CPU41は、このオブジェクトエリアが囲んでいたオブジェクトを当該オブジェクトエリア内に移動表示する。更に、CPU41は、このオブジェクトの周囲に表示されていたハンドル115を当該オブジェクトエリア上に移動表示した後、S7の処理に移行する。
次に、図7において印刷領域103内に表示された各テキスト「123」、「ABC」、「000」の3個のオブジェクトを印刷領域103の上端縁部に移動表示した一例について図18乃至図21に基づいて説明する。
図18は印刷領域103内のテキスト「ABC」を左側マウスボタン7Aを押してドラッグした状態の一例を示す図である。図19は図18においてドロップした状態の一例を示す図である。図20は図19においてドロップしたテキスト「ABC」を右側マウスボタン7Bを押してドラッグした状態の一例を示す図である。図21は図20においてドロップした状態の一例を示す図である。
図18に示すように、テキスト「ABC」の周囲にオブジェクトエリア112が表示されると共に、複数のハンドル115が表示されて、当該「ABC」のテキストが選択された状態で、マウス7の左側マウスボタン7Aを押しつつドラッグした場合には、CPU41は、オブジェクトエリア112だけを移動表示する。
そして、このオブジェクトエリア112の上辺と、テキスト「000」の不可視状態のオブジェクトエリア113の上辺とが同一直線上に位置した場合には、CPU41は、この同一直線上に直線121をカラー表示又は太線表示する。これにより、ユーザは、各オブジェクトエリア112、113の上辺が同一直線上に位置したことを確認することができる。尚、オブジェクトエリア111は、不可視状態である。
そして、図19に示すように、このオブジェクトエリア112の上辺と、テキスト「000」の不可視状態のオブジェクトエリア113の上辺とが同一直線上に位置した際に、マウス7の左側マウスボタン7Aが離された場合、つまり、オブジェクトエリア112がドロップされた場合には、このオブジェクトエリア112をドロップされた位置に表示する。また、CPU41は、テキスト「ABC」を当該オブジェクトエリア112内に移動表示する。更に、CPU41は、テキスト「ABC」の周囲に表示されていたハンドル115を当該オブジェクトエリア112上に移動表示する。尚、各オブジェクトエリア111、113は、不可視状態である。
続けて、図20に示すように、ポインタ107が選択表示されているテキスト「ABC」のオブジェクトエリア112内に位置した状態で、マウス7の右側マウスボタン7Bが押された場合には、CPU41は、各オブジェクトエリア112、113の上辺が同一直線上に位置するテキスト「ABC」とテキスト「000」を同時に選択し、このテキスト「ABC」とテキスト「000」を囲む矩形状の拡大オブジェクトエリア131を設定して、印刷領域103内に表示する。
ここで、CPU41は、拡大オブジェクトエリア131の幅をオブジェクトエリア112の幅に設定し、この拡大オブジェクトエリア131の長さを、オブジェクトエリア112の左辺とオブジェクトエリア113の右辺との距離に設定する。尚、オブジェクトエリア112の幅は、オブジェクトエリア113の幅よりも大きく設定されている。
続けて、CPU41は、マウス7の右側マウスボタン7Bを押された状態でドラッグが開始された場合には、この拡大オブジェクトエリア131をドラッグに合わせて移動表示する。
また、図20に示すように、移動表示される拡大オブジェクトエリア131の上辺と不可視状態のオブジェクトエリア111の上辺とが同一直線上に位置した場合には、CPU41は、この同一直線上に直線133をカラー表示又は太線表示する。
また、拡大オブジェクトエリア131の右辺と印刷領域103の右辺とが同一直線上に位置した場合には、CPU41は、この同一直線上に直線134をカラー表示又は太線表示する。尚、オブジェクトエリア111は、不可視状態である。
これにより、ユーザは、オブジェクトエリア111と拡大オブジェクトエリア131の上辺が同一直線上に位置したことを確認することができる。また、ユーザは、拡大オブジェクトエリア131の右辺と印刷領域103の右辺とが同一直線上に位置したことを確認することができる。
そして、図21に示すように、マウス7の右側マウスボタン7Bが離された場合には、CPU41は、ドラッグされている拡大オブジェクトエリア131がドロップされたと判定し、この拡大オブジェクトエリア131をドロップされた位置に表示する。また、CPU41は、この拡大オブジェクトエリア131が移動表示を開始する際に、拡大オブジェクトエリア131によって囲まれていた同時に選択されたテキスト「ABC」とテキスト「000」とを当該拡大オブジェクトエリア131内に移動表示する。
また、CPU41は、拡大オブジェクトエリア131内に移動表示された各テキスト「ABC」、「000」の各オブジェクトエリア112、113を表示すると共に、この表示された各オブジェクトエリア112、113上にハンドル115を表示する。つまり、各テキスト「ABC」、「000」が選択された状態で表示される。その後、CPU41は、当該拡大オブジェクトエリア131を不可視状態にする。尚、オブジェクトエリア111は、不可視状態である。
また、CPU41は、各直線133、134をカラー表示又は太線表示する。これにより、ユーザは、各テキスト「123」、「ABC」、「000」の周囲に設定された各オブジェクトエリア111、112、113の上辺が同一直線上に位置したことを確認することができる。つまり、印刷領域103内に表示された各テキスト「123」、「ABC」、「000」の3個のオブジェクトを印刷領域103の上端縁部に移動表示されたことを確認することができる。また、ユーザは、オブジェクトエリア113の右辺と印刷領域103の右辺とが同一直線上に位置したことを確認することができる。
尚、図21に示すように、各テキスト「ABC」、「000」が選択表示された状態で、ポインタ107が各オブジェクトエリア112、113のうちのいずれかに位置して、マウス7の右側マウスボタン7Bが再度押下された場合には、CPU41は、上辺が同一直線上に位置する各オブジェクトエリア111、112、113に対応する各テキスト「123」、「ABC」、「000」を同時に選択する。
そして、CPU41は、この同時に選択した各テキスト「123」、「ABC」、「000」を囲む矩形状の拡大オブジェクトエリアを設定する。続けて、CPU41は、マウス7の右側マウスボタン7Bを押された状態でドラッグが開始された場合には、この各テキスト「123」、「ABC」、「000」を囲む拡大オブジェクトエリアのみをドラッグに合わせて移動表示する。
その後、マウス7の右側マウスボタン7Bが離された場合には、CPU41は、ドラッグされている拡大オブジェクトエリアがドロップされたと判定し、この拡大オブジェクトエリアがドロップされた位置に、各テキスト「123」、「ABC」、「000」を移動して、選択された状態で表示する。また、CPU41は、各オブジェクトエリア111、112、113の上辺が位置する同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
ここで、コンピュータ装置2は、ラベルデータ作成装置として機能する。また、CPU41、ROM42、RAM43、HDD49及び表示装置5は、表示手段、レイアウト表示手段、判定結果表示手段の一例として機能する。また、キーボード6は、入力手段の一例として機能する。また、CPU41は、オブジェクトエリア設定手段、位置判定手段、拡大オブジェクトエリア設定手段の一例として機能する。また、マウス7及びキーボード6のカーソルキーは、移動手段の一例として機能する。また、マウス7は、同時選択手段、複数オブジェクト移動手段の一例として機能する。
以上詳細に説明した通り、本実施例に係るラベル印刷システム1では、コンピュータ装置2のCPU41は、マウス7の左側マウスボタン7Aを押すことによって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの一辺、又は、マウス7の右側マウスボタン7Bを押すことによって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの一辺と、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの一辺とが同一直線上に位置する場合には、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
これにより、ユーザは、オブジェクトエリア又は拡大オブジェクトエリアの一辺と移動されない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの一辺とが一致したことを視覚的に容易に確認することができる。従って、ユーザは、個々のオブジェクト又は同時に選択された複数のオブジェクトを移動させた際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアの一辺又は同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの一辺を、他のオブジェクトのオブジェクトエリアの一辺に容易に位置合わせすることが可能となる。
また、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの上下方向における上下センターライン、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上下方向における上下センターラインと、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの上下方向における上下センターラインとが同一直線上に位置すると判定された場合には、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
これにより、ユーザは、オブジェクトエリア又は拡大オブジェクトエリアの上下センターラインと移動されない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの上下センターラインとが一致したことを視覚的に容易に確認することができる。従って、ユーザは、個々のオブジェクト又は同時に選択された複数のオブジェクトを移動させた際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアの上下センターライン又は同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの上下センターラインを、他のオブジェクトのオブジェクトエリアの上下センターラインに容易に位置合わせすることが可能となる。
また、CPU41は、マウス7によって選択されたオブジェクトのオブジェクトエリアの左右方向における左右センターライン、又は、マウス7によって同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの左右方向における左右センターラインと、印刷領域103内の選択されていない他のオブジェクトのうちのいずれかのオブジェクトエリアの左右方向における左右センターラインとが同一直線上に位置すると判定された場合には、当該同一直線を印刷領域103内にカラー表示や太線等で表示する。
これにより、ユーザは、オブジェクトエリア又は拡大オブジェクトエリアの左右センターラインと移動されない他のオブジェクトのオブジェクトエリアの左右センターラインとが一致したことを視覚的に容易に確認することができる。従って、ユーザは、個々のオブジェクト又は同時に選択された複数のオブジェクトを移動させた際に、当該オブジェクトのオブジェクトエリアの左右センターライン又は同時に選択された複数のオブジェクトの拡大オブジェクトエリアの左右センターラインを、他のオブジェクトのオブジェクトエリアの左右センターラインに容易に位置合わせすることが可能となる。
また、マウス7の左側マウスボタン7Aを押して印刷領域103内のオブジェクトを選択し、この選択したオブジェクトをドラッグして、当該印刷領域103内の他のオブジェクトに対して位置合わせしたことを確認してドロップを行った後、続けて、マウス7の右側マウスボタン7Bを押下することによって、この位置合わせした複数のオブジェクトを同時に選択することができ、印刷領域103内の複数のオブジェクトを簡易に同時選択することが可能となる。
そして、マウス7の右側マウスボタン7Bを押下しつつドラッグすることによって、同時に選択した複数のオブジェクトの周囲に設定された拡大オブジェクトエリアが移動表示され、希望する配置位置で右側マウスボタン7Bを離してドロップすることによって、このドロップされた位置に同時に選択された複数のオブジェクトを同時に移動させることができ、印刷領域103内の複数のオブジェクトの配置調整を簡易且つ容易に行うことが可能となる。
尚、本発明は前記実施例に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。