JP2010078400A - テンプレート検査方法および欠陥検査装置 - Google Patents

テンプレート検査方法および欠陥検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】テンプレートの高精度な欠陥検査を容易に行うことができるテンプレート検査方法を得ること。
【解決手段】ナノインプリントのパターン形成に用いるテンプレートのテンプレート検査方法であって、平坦なウェハW上に塗布した色付きレジストR2にテンプレートTのパターン形成面を近接させるとともに、色付きレジストR2をテンプレートTのパターン内に充填させる流体充填ステップと、テンプレートTとウェハWとの間に色付きレジストR2を挟んだ状態でテンプレートTを光学観察することによって、テンプレートTの欠陥検査を行う欠陥検査ステップと、を含み、色付きレジストR2とテンプレートTとの光学定数の差を、空気とテンプレートTとの光学定数の差よりも大きくしておく。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ナノインプリントで用いるテンプレートのテンプレート検査方法および欠陥検査装置に関するものである。
半導体素子の製造工程において、例えば100nm以下の微細パターンの形成と、素子の量産性とを両立させる技術として、被転写基板に原版の型を転写する光ナノインプリント法が注目されている。光ナノインプリント法は、転写すべきパターンを形成した原版の型(テンプレート)を、ウェハなどの基板上に塗布されている光硬化性有機材料層(レジスト層)に接触させるとともに、この状態で光照射を行なってレジスト層を硬化させることにより、レジスト層にパターンを転写する方法である(例えば、特許文献1,2参照)。
特に、光ナノインプリント方法は、半導体リソグラフィーへの適用が最も期待される方法である。このようなナノインプリントには、等倍テンプレートを用いるといった特徴や、有機材料との接触プロセスであるなどの特徴がある。このため、ナノインプリントに関する欠陥管理が難しかった。特に、テンプレートの欠陥検査はナノインプリントにおける重要な検討課題の1つであると言える。
特開2001−68411号公報 特開2000−194142号公報
本発明は、テンプレートの高精度な欠陥検査を容易に行うテンプレート検査方法および欠陥検査装置を得ることを目的とする。
本願発明の一態様によれば、ナノインプリントのパターン形成に用いるテンプレートのテンプレート検査方法であって、
平坦な基板上に塗布した流体に前記テンプレートのパターン形成面を近接させるとともに、前記流体を前記テンプレートのパターン内に充填させる流体充填ステップと、前記テンプレートと前記基板との間に前記流体を挟んだ状態で前記テンプレートを光学観察することによって、前記テンプレートの欠陥検査を行う欠陥検査ステップと、を含み、前記流体と前記テンプレートとの光学定数の差が、空気と前記テンプレートとの光学定数の差よりも大きいことを特徴とするテンプレート検査方法が提供される。
また、本願発明の一態様によれば、ナノインプリントのパターン形成に用いるテンプレートのテンプレート検査方法であって、平坦な基板上に塗布した流体に前記テンプレートのパターン形成面を近接させるとともに、前記流体を前記テンプレートのパターン内に充填させる流体充填ステップと、前記テンプレートと前記基板との間に前記流体を挟んだ状態で前記テンプレートを光学観察することによって、前記テンプレートの欠陥検査を行う欠陥検査ステップと、を含み、前記流体の光学定数が、前記テンプレートの光学定数と同じであることを特徴とするテンプレート検査方法が提供される。
また、本願発明の一態様によれば、ナノインプリントのパターン形成に用いるテンプレートのテンプレート検査方法であって、平坦な基板上に塗布した導電性光硬化材に前記テンプレートのパターン形成面を近接させるとともに、前記導電性光硬化材を前記テンプレートのパターン内に充填させる導電性光硬化材充填ステップと、前記テンプレートと前記基板との間に前記導電性光硬化材を挟んだ状態で前記導電性光硬化材に光を照射することによって、前記導電性光硬化材を硬化させて前記テンプレートのパターンを前記導電性光硬化材に転写する転写ステップと、前記導電性光硬化材の転写パターンを電子線観察することによって、前記テンプレートの欠陥検査を行う欠陥検査ステップと、を含むことを特徴とするテンプレート検査方法が提供される。
また、本願発明の一態様によれば、ナノインプリントによってパターン形成を行う欠陥検査装置であって、平坦な基板上に流体を塗布する流体塗布部と、ナノインプリントに用いるテンプレートのパターン形成面を前記基板上に塗布した流体に近接させた状態で、前記テンプレートに検査光を照射するとともに前記テンプレートを透過してくる透過光または前記テンプレートで反射される反射光を検知する検査光学部と、検知した透過光または反射光から検査光学像を作成するとともに、作成した検査光学像を解析して前記テンプレートの欠陥を検出する欠陥解析部と、を有することを特徴とする欠陥検査装置が提供される。
この発明によれば、テンプレートの高精度な欠陥検査を容易に行うことが可能になるという効果を奏する。
以下に、本発明に係るテンプレート検査方法および欠陥検査装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るテンプレート検査装置の構成を示す図である。図1では、テンプレート検査装置(欠陥検査装置)1の上面図を示している。テンプレート検査装置1は、光ナノインプリントリソグラフィ方法(以下、ナノインプリントという)に用いるテンプレート(被検査基板)の欠陥検査を行なう装置である。ナノインプリントは、パターニングされたテンプレートと被転写基板とを接触、もしくはその間隔を近づけて有機材料(ナノインプリントレジスト)のパターン転写を行うことによって、半導体装置(半導体デバイス)などを微細加工する方法である。
本実施の形態に係るテンプレート検査装置1は、シリコンウェハなどの基板とテンプレートとの間に、所定の光学係数を有した流体を挟み込んだ状態でテンプレートを光学観察してテンプレートの欠陥検査を行う装置である。本実施の形態では、テンプレートの光学定数などに応じた光学定数の流体(光学定数を調整した流体)を用いる。流体としては、例えばテンプレートの欠陥検査画像を撮像した場合に、テンプレート欠陥の画像とテンプレートパターンの画像とのコントラストが大きくなるような光学定数の流体を用いる。
テンプレート検査装置1は、検査画像取得機構(流体塗布部、検査光学部)10、検査画像処理機構(欠陥解析部)20、テンプレートクリーニング機構30、テンプレートステーション40、ウェハステーション50を備えている。
検査画像取得機構10は、ナノインプリントによってシリコンウェハなどの基板(被転写基板)にパターン形成を行うとともに、ナノインプリントに用いるテンプレートの欠陥検査画像を撮像する。検査画像取得機構10は、被転写基板にナノインプリントレジストを塗布するとともに、ナノインプリントレジストを介してテンプレートと被転写基板とを近接させながらナノインプリントレジストに光を照射してナノインプリントレジストを硬化させる。なお、本実施の形態では、検査画像取得機構10がナノインプリントプロセスおよび欠陥検査画像の撮像処理を行う場合について説明するが、検査画像取得機構10は、欠陥検査画像の撮像処理のみを行ってもよい。
また、本実施の形態の検査画像取得機構10は、画像の撮像装置を備えて構成されており、テンプレートと欠陥検査に用いる基板(以下、レジスト挟持基板という)とを色付きレジストを介して接触等させながらテンプレートに光を照射してテンプレートの欠陥検査画像を撮像する。具体的には、テンプレートのパターン面(パターン形成面)を、平坦なレジスト挟持基板に盛った色付きレジストに接触させて、色付きレジストがテンプレートの微細パターンに充填されてから、テンプレートの欠陥検査を行う。欠陥検査は、例えばテンプレートの裏面からUV光やKrFなどの光を照射するとともに、この光の透過光または反射光を用いて行う。
色付きレジストは、テンプレートおよびレジスト挟持基板の光学定数(反射率や吸収率)に基づいて決められた光学定数を有している。色付きレジストは、所定の粘度を有した流体(液体など)であり、テンプレートとレジスト挟持基板との間の隙間に閉じ込められる。色付きレジストは、ナノインプリントに用いるナノインプリントレジストであってもよいし、ナノインプリントレジスト以外の流体であってもよい。検査画像取得機構10で撮像された欠陥検査画像は、検査画像処理機構20へ送られる。
検査画像処理機構20は、欠陥検査画像に対して種々の画像処理を行なう画像処理装置を備えて構成されている。検査画像処理機構20は、テンプレート上に存在する欠陥とテンプレートと区別して認識できるよう、欠陥検査画像に画像処理を施す。検査画像処理機構20は、欠陥検査画像に基づいて、テンプレートの欠陥を解析する。具体的には、検査画像処理機構20は、欠陥検査画像に基づいて、テンプレート上での欠陥の位置を特定し、特定した位置情報をテンプレートクリーニング機構30に送る。
テンプレートクリーニング機構30は、検査画像取得機構10で用いられたテンプレートのクリーニングを行う。テンプレートクリーニング機構30は、検査画像処理機構20から欠陥の位置情報を受信した場合には、この位置情報に基づいてテンプレートのクリーニングを行う。
テンプレートステーション40は、テンプレートを格納する装置であり、検査画像取得機構10やテンプレートクリーニング機構30へのテンプレートの搬出や、検査画像取得機構10やテンプレートクリーニング機構30からのテンプレートの搬入を行う。テンプレートステーション40は、インプリント、欠陥検査、クリーニングを行う前のテンプレートを格納するとともに、インプリント、欠陥検査、クリーニングを行なった後のテンプレートを格納する。
ウェハステーション50は、テンプレート検査装置1内へのウェハの搬入やテンプレート検査装置1からのウェハの搬出を行う。ウェハステーション50が搬出や搬入を行うウェハは、インプリントに用いるウェハであってもよいし、レジスト挟持基板であってもよい。
図2は、検査画像取得機構の構成を示す図である。検査画像取得機構10は、テンプレート配置台11、光照射部(検査光源)12、光受光部(検査画像検出器)13、ディスペンサd1〜d3を有している。テンプレート配置台11は、テンプレートなどを載置する台座である。テンプレートの欠陥検査を行う際には、テンプレートとレジスト挟持基板とを色付きレジストを介して接触等させた状態でテンプレート配置台11上に載置する。テンプレート配置台11へは、レジスト挟持基板が下面側となり、テンプレートが上面側となるよう、テンプレートおよびレジスト挟持基板が載置される。
光照射部12は、インプリントや欠陥検査に用いる光14をテンプレートに照射する。光受光部13は、光照射部12から出射されてテンプレートやレジスト挟持基板などで反射された光またはテンプレートやレジスト挟持基板などを透過した光を検知して受光する。光受光部13で受光された光は検査画像処理機構20へ送られる。
図2では、光照射部12と光受光部13が、何れもテンプレート配置台11の上面側に配置されている場合(後述の反射検査モードである場合)を示している。後述の透過検査モードで欠陥検査を行う場合には、光照射部12がテンプレート配置台11の上面側に配置され、かつ光受光部13がテンプレート配置台11の下面側に配置される。
ディスペンサd1〜d3は、ナノインプリントレジストや色付きレジストを所定量だけ吐出する装置である。例えば、ディスペンサd1からはウェハなどの被転写基板上にナノインプリントレジストが吐出される。また、ディスペンサd2からは、第1の色付きレジストがレジスト挟持基板上に吐出され、ディスペンサd3からは、第2の色付きレジストがレジスト挟持基板上に吐出される。
ここで、テンプレートの欠陥検査処理方法(ナノインプリント用欠陥検査プロセス)について説明する。テンプレートの欠陥検査方法には、テンプレート及び色付きレジストを透過してきた光を用いてテンプレートの欠陥検査を行う方法(透過検査モード)と、テンプレートと色付きレジストとの界面や、色付きレジストとレジスト挟持基板との界面(色付きレジスト表面)から反射してきた光を用いてテンプレートの欠陥検査を行う方法(反射検査モード)と、がある。
図3は、透過検査モードの欠陥検査方法を説明するための図である。図3では、テンプレートTなどの断面図を示している。透過検査モードの欠陥検査方法では、レジスト挟持基板に石英基板Bなどの透明基板を用いる。テンプレートTの欠陥検査を行うために、まず平坦で透明な石英基板B上に色付きレジストR1を塗布する。色付きレジストR1は、例えばディスペンサd2から吐出され、図示しないノズルから石英基板Bに塗布される。色付きレジストR1は粘度が低く(例えば5cP)、十分に流動性の高い流体である。その後、検査画像取得機構10は、テンプレートTを前記石英基板Bに近接させる。色付きレジストR1がテンプレートTの表面に接触すると、毛細管現象により、色付きレジストR1はテンプレートTの微細パターンに充填される。
色付きレジストR1が十分に充填された後、検査画像取得機構10は、テンプレートTの裏面(色付きレジストR1と近接するパターン形成面とは反対側の主面)から光14を当てて、その透過光(光14)を石英基板Bの裏面(色付きレジストR1とは反対側の主面)で観察して欠陥検査を行なう。具体的には、光照射部12からテンプレートTに光14が照射されるとともに、光照射部12からの光14はテンプレートT、レジストR1、石英基板Bを透過する。テンプレートTなどを透過した光14は、光受光部13で受光され、検査信号として検査画像処理機構20に送信されて、検査画像処理機構20で欠陥箇所の抽出が行なわれる。
図4は、反射検査モードの欠陥検査方法を説明するための図である。図4では、テンプレートTなどの断面図を示している。反射検査モードの欠陥検査方法では、レジスト挟持基板に不透明なウェハW(シリコン基板など)を用いる。反射検査モードの欠陥検査方法は、透過検査モードの欠陥検査方法とほぼ同じであるが、欠陥検査時の光14の光路が異なる。テンプレートTの欠陥検査を行うために、まず平坦なウェハW上に色付きレジストR2を塗布する。色付きレジストR2は、ディスペンサd3から吐出され、図示しないノズルからウェハWに塗布される。色付きレジストR2はレジストR1と同様のレジストであり、低粘度で流動性が高い流体である。その後、検査画像取得機構10は、テンプレートTを前記ウェハWに近接させる。色付きレジストR2がテンプレートTの表面に接触すると、毛細管現象により、色付きレジストR2はテンプレートTの微細パターンに充填される。
色付きレジストR2が十分に充填された後、検査画像取得機構10は、テンプレートTの裏面から光14を当てて、その反射光をテンプレートTの裏面で観察して欠陥検査を行なう。具体的には、光照射部12からテンプレートTに光が照射されると、光照射部12からの光14はウェハWなどで反射される。ウェハWなどで反射された光14は、光受光部13で受光され、検査信号として検査画像処理機構20に送信されて、検査画像処理機構20で欠陥箇所の抽出が行なわれる。
色付きレジストR1,R2が充填されるまでの待ち時間は、例えば300secである。なお、色付きレジストR1,R2は、光硬化性樹脂などでもよい。また、色付きレジストR1,R2の光学定数は、テンプレートTの光学定数と略同じであってもよいし、テンプレートTとは大きく異なる光学定数であってもよい。
つぎに、テンプレートT上の欠陥の種類について説明する。図5は、テンプレート上の欠陥の種類を説明するための図である。テンプレートTに形成された微細パターンの溝内などには、溝内に付着したパーティクル61、溝内などに残留したインプリントレジスト(詰まり欠陥)(レジスト残留物62)、テンプレート欠陥(溝の穴あけ不良)63などが発生する場合がある。
パーティクル61は、インプリントレジスト、テンプレートT、被転写基板などから発生する小片である。レジスト残留物62は、インプリントレジストを固化させた後、テンプレートTと被転写基板とを引き離す際に、固化させたインプリントレジストが引きちぎられてテンプレートT側の微細溝に残留したものである。テンプレート欠陥63は、テンプレートTに形成されるべき微細溝のうち、実際に穴あけ処理が行われていない微細溝である。
テンプレートTの欠陥検査を行う際には、パーティクル61、レジスト残留物62、テンプレート欠陥63などの欠陥が、テンプレートTとレジスト挟持基板ウェハWとの間に挟まれた状態で欠陥検査が行われる。本実施の形態では、欠陥やテンプレートTの光学定数に応じた光学定数の色付きレジストを用いてテンプレートTの欠陥検査を行う。ここでは、テンプレートTの屈折率が1.5である場合について説明する。
図6は、テンプレートとの屈折率差が大きな色付きレジスト用いた場合の反射検査モードを説明するための図である。ウェハW上に色付きレジストR2を塗布するとともに、テンプレートTをウェハW上の色付きレジストR2に接触させることによって、テンプレートTとウェハWとの間が色付きレジストR2で充填させられる。
色付きレジストR2には、例えば、屈折率がテンプレートTの材料である石英とは大きく異なるもの(例えばn>2)を用いる。テンプレートTの反射率が1.5で空気の屈折率が1.0の場合、テンプレートTと空気の屈折率差は、0.5である。本実施の形態では、例えば、この屈折率差の0.5よりも、テンプレートTと色付きレジストR2との間の屈折率差が大きくなるような色付きレジストR2を用いる。例えば、屈折率が2.5である色付きレジストR2を用いることによって、テンプレートTと色付きレジストR2の屈折率差が1.0となる。
この場合、欠陥検査画像内のパーティクル61、レジスト残留物62、テンプレート欠陥63の何れもが、テンプレートTのパターン(凸部)に対して高コントラストな像となる。図7は、テンプレートとの屈折率差が大きな色付きレジストを用いた場合の欠陥検査画像を示す図であり、検査画像処理機構20によって撮像した像の一例である。図7では、図6に示した欠陥検査方法に対応する欠陥検査画像を示している。
図7に示すように、欠陥検査画像(検査光学像)101は、テンプレートTのパターンに応じた画像パターンとして画像パターンPと画像パターンQとを有している。画像パターンQは、テンプレートTの溝部(凹部)に充填される色付きレジストR2に対応し、画像パターンPは、テンプレートTの凸部に対応している。テンプレートTに欠陥がある場合には、この欠陥も欠陥検査画像101内に写し出される。また、テンプレートTと色付きレジストR2との間の屈折率差が大きければ、画像パターンPと画像パターンQとに大きな輝度の差が生じる。
図7では、パーティクル61の画像、レジスト残留物62の画像、テンプレート欠陥63の画像が、それぞれ画像61a、画像62a、画像63aとして欠陥検査画像101内に写し出された場合を示している。パーティクル61、レジスト残留物62、テンプレート欠陥63などがテンプレートTの溝部に存在する場合、これらの欠陥部分には、色付きレジストR2が浸透しない。
パーティクル61やレジスト残留物62は、テンプレートTや色付きレジストR2とは異なる固有の屈折率を有している。さらに、ここでは画像パターンPと画像パターンQとの間のコントラストが広くなる色付きレジストR2を用いている。このため、パーティクル61の画像61aやレジスト残留物62の画像62aは、画像パターンP及び画像パターンQの両者に対してコントラストが強くなる。したがって、パーティクル61、レジスト残留物62を、テンプレートTや色付きレジストR2から浮き立たせて検出することが可能となる。
一方、テンプレート欠陥63は、テンプレートTと同様の屈折率を有している。このため、テンプレート欠陥63は、色付きレジストR2が存在しない箇所(画像パターンP)と同様の輝度を有した画像となる。換言すると、テンプレート欠陥63は、テンプレートTの凹部(画像パターンQ)に対して、大きな輝度の差を有した画像となる。
このように、テンプレートTと色付きレジストR2との間の屈折率差が大きくなるような色付きレジストR2を用いることによって、テンプレートT上の欠陥を容易に抽出することが可能となる。
また、色付きレジストとしては、例えば、屈折率がテンプレートTの材料である石英と略同じもの(n〜1.5)を用いてもよい。図8は、テンプレートと略同じ屈折率の色付きレジストを用いた場合の反射検査モードを説明するための図である。ウェハW上に色付きレジストR3を塗布するとともに、テンプレートTをウェハW上の色付きレジストR3に接触させることによって、テンプレートTとウェハWとの間が色付きレジストR3で充填させられる。色付きレジストR3は、色付きレジストR1,R2と同様の流体であり、色付きレジストR1,R2とは光学定数が異なる。
本実施の形態では、色付きレジストR3として、例えば、屈折率がテンプレートTの材料である石英と略同じもの(n〜1.5)を用いる。テンプレートTの反射率が1.5で空気の屈折率が1.0の場合、テンプレートTの屈折率と空気との間の屈折率差は、0.5である。一方、色付きレジストR3の屈折率がテンプレートTの屈折率と略同じ場合、テンプレートTと色付きレジストR2の屈折率差が略0となる。
この場合、欠陥検査画像であるパーティクル61、レジスト残留物62が、テンプレートTのパターン(凸部)に対して高コントラストな像となる。図9は、テンプレートとの屈折率が同じ色付きレジストを用いた場合の欠陥検査画像を示す図であり、検査画像処理機構20によって撮像した像の一例である。図9では、図8に示した欠陥検査方法に対応する欠陥検査画像を示している。
図9に示すように、欠陥検査画像102は、欠陥検査画像101と同様に画像パターンPと画像パターンQとを有している。画像パターンQは、テンプレートTの溝部に充填される色付きレジストR3に対応し、画像パターンPは、テンプレートTの凸部に対応している。テンプレートTに欠陥がある場合には、この欠陥も欠陥検査画像102内に写し出される。また、テンプレートTと色付きレジストR3との間の屈折率差が同じであれば、画像パターンPと画像パターンQとは同じ輝度となる。
パーティクル61、レジスト残留物62、テンプレート欠陥63などがテンプレートTの溝部に存在する場合、これらの欠陥部分には、色付きレジストR3が浸透しない。テンプレート欠陥63は、テンプレートT及びレジストR3と同じ屈折率を有している。このため、テンプレートTの欠陥部分のうちテンプレート欠陥63の画像は画像パターンPや画像パターンQと同じ輝度の画像となる。一方、テンプレートTの欠陥部分のうち、パーティクル61とレジスト残留物62の画像は、画像パターンPや画像パターンQに対して大きな輝度の差を有した画像となる。
このように、テンプレートTと色付きレジストR3との間の屈折率差が略同じ場合、テンプレートTの凹凸パターンやテンプレートTのテンプレート欠陥63のコントラストは低下し、検出が困難になる。これとは逆に、パーティクル61やレジスト残留物62は、高コントラストに検出可能となる。このように、色付きレジストR3を用いることによってテンプレートTに付着したパーティクル61やレジスト残留物62などのみが強調表示されて、欠陥の検出効率が向上する。これにより、極微細なテンプレートTの欠陥を高感度に検出することが可能となる。
また、同一のテンプレートTに対して、図6や図8で説明した反射検査を行なうとともに、その検査画像である欠陥検査画像(第1の検査画像)101と欠陥検査画像(第2の検査画像)102とを比較することによって欠陥の種類を区別してテンプレート欠陥を検出することが可能となる。したがって、テンプレートTと略同じ屈折率を有した色付きレジストR3を用いることによって、テンプレートT上の欠陥のうち所定の欠陥(パーティクル61、レジスト残留物62)のみを容易に抽出することが可能となる。
なお、テンプレートTと色付きレジストR1の屈折率差を大きくした場合の欠陥検査を透過検査モードに適用してもよい。図10は、テンプレートとの屈折率差が大きな色付きレジストを用いた場合の透過検査モードを説明するための図である。石英基板B上に色付きレジストR1を塗布するとともに、テンプレートTを石英基板B上の色付きレジストR1に接触させることによって、テンプレートTと石英基板Bとの間が色付きレジストR1で充填させられる。
この状態で、テンプレートTの欠陥検査を行うと、図7に示した欠陥検査画像101と同様の欠陥検査画像が得られる。したがって、テンプレートTとの屈折率差が大きな色付きレジストR1を用いて透過検査モードで欠陥検査を行った場合も、色付きレジストR1を用いて反射検査モードで欠陥検査を行った場合と同様に、テンプレートT上の欠陥を容易に抽出することが可能となる。
また、テンプレートTと色付きレジストR3の屈折率差を同じにした場合の欠陥検査を透過検査モードに適用してもよい。図11は、テンプレートとの屈折率が同じ色付きレジストを用いた場合の透過検査モードを説明するための図である。石英基板B上に色付きレジストR3を塗布するとともに、テンプレートTを石英基板B上の色付きレジストR3に接触させることによって、テンプレートTと石英基板Bとの間が色付きレジストR3で充填させられる。
この状態で、テンプレートTの欠陥検査を行うと、図9に示した欠陥検査画像102と同様の欠陥検査画像が得られる。したがって、テンプレートTと略同じ屈折率の色付きレジストR3を用いて透過検査モードで欠陥検査を行った場合も、色付きレジストR3を用いて反射検査モードで欠陥検査を行った場合と同様に、テンプレートT上の所定の欠陥を容易に抽出することが可能となる。
テンプレートTの欠陥検査が行われた後、テンプレートクリーニング機構30は、検査画像取得機構10で検査されたテンプレートTのクリーニングを行う。テンプレートクリーニング機構30は、検査画像処理機構20から欠陥の位置情報を受信し、この位置情報に基づいてテンプレートTのクリーニングを行う。この後、クリーニングされて欠陥の無くなったテンプレートTを用いて半導体デバイスなどが作製される。
なお、本実施の形態では、テンプレートT(テンプレート欠陥63)と同じ光学定数の色付きレジストR3を用いてテンプレートTの欠陥検査を行ったが、パーティクル61やレジスト残留物62と同じ光学定数の色付きレジストを用いてもよい。パーティクル61と同じ光学定数の色付きレジストX1(図示せず)を用いた場合、パーティクル61以外の欠陥を容易に抽出することが可能となる。また、レジスト残留物62と同じ光学定数の色付きレジストX2(図示せず)を用いた場合、レジスト残留物62以外の欠陥を容易に抽出することが可能となる。さらに、これらの色付きレジストX1,X2,R3を用いた場合の各欠陥検査画像を比較することによって、パーティクル61、レジスト残留物62、テンプレート欠陥63をそれぞれ区別しながら欠陥検査を行うことが可能となる。
また、本実施の形態では、テンプレートTの欠陥検査を行う場合について説明したが、位相シフトマスク(石英をエッチングして作成する凹凸を有したフォトマスク)の欠陥検査を行ってもよい。
また、本実施の形態では、色付きレジストR1〜R3を固化させることなくテンプレートTの欠陥検査を行う場合について説明したが、色付きレジストR1〜R3を固化させてからテンプレートTの欠陥検査を行なってもよい。色付きレジストR1〜R3を固化させることなくテンプレートTの欠陥検査を行う場合には、色付きレジストR1〜R3が固化することのない波長の光14によってテンプレートTの欠陥検査を行う。また、色付きレジストR1〜R3を固化させてからテンプレートTの欠陥検査を行なう場合には、固化した後の色付きレジストR1〜R3の光学定数が大きなものまたはテンプレートTと同じものを用いる。
また、色付きレジストR1〜R3を固化させてからテンプレートTの欠陥検査を行なう場合には、色付きレジストR1〜R3を異なる位置(異なるレジスト挟持基板または異なるショット)で2回固化させてそれぞれの欠陥検査画像を撮像してもよい。これにより、欠陥検査画像に写し出された欠陥がレジスト挟持基板に起因する欠陥であるかテンプレートTに起因する欠陥であるかを判別することが可能となる。例えば、2つの欠陥検査画像の同じ位置(ショット内の同じ位置)に同じ欠陥があった場合、テンプレートTに起因する欠陥であると判断できる。一方、2つの欠陥検査画像のうち、片方の画像にしか欠陥が無かった場合は、レジスト挟持基板に起因する欠陥であると判断できる。また、欠陥の無いことを確認できたテンプレートTを用いて欠陥検査画像を撮像することにより、レジスト挟持基板の欠陥検査を行ってもよい。
また、本実施の形態では、透過検査モードの欠陥検査を行う際に、テンプレートTの裏面側から光14を入射する場合について説明したが、石英基板Bの裏面側から光14を入射してもよい。
また、欠陥検査画像に写し出される欠陥のうち、ナノインプリント処理を行った際に処理不良となる欠陥のみを抽出してもよい。この場合、検査画像処理機構20は、欠陥検査画像に写し出される欠陥のサイズや位置に基づいて、ナノインプリント処理不良となる欠陥を判断し抽出する。
以上のように、テンプレートTおよびレジスト挟持基板の光学定数に基づいて決められた色付きレジストR1〜R3を用いて欠陥検査を行うので、テンプレートTが透明な石英であってもテンプレートTの光学的検査を容易に行うことが可能となる。また、テンプレートTが等倍テンプレートであり、検出すべき欠陥サイズが小さい場合であってもテンプレートTの血管検査を容易に行うことが可能となる。
このように第1の実施の形態によれば、テンプレートTとの屈折率差が大きな色付きレジストR1,R2をテンプレートTとレジスト挟持基板との間に挟みこんでテンプレートTの欠陥検査を行うので、テンプレートTの高精度な欠陥検査を容易に行うことが可能となる。
また、テンプレートTと同じ屈折率の色付きレジストR3をテンプレートTとレジスト挟持基板との間に挟みこんでテンプレートTの欠陥検査を行うので、テンプレート欠陥63以外の欠陥を容易に抽出することが可能となる。
また、光学定数が異なる色付きレジストR1〜R3の少なくとも2種類を用いて欠陥検査画像を撮像し、撮像した各欠陥検査画像を比較するので、欠陥の種類を区別して欠陥を検出することが可能となる。
(第2の実施の形態)
つぎに、図12を用いてこの発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、テンプレートTとレジスト挟持基板との間に導電性光硬化樹脂(導電性光硬化材)を挟み込ませるとともに、導電性光硬化樹脂を硬化させる。そして、テンプレートTを導電性光硬化樹脂から引き離し、EB(電子ビーム検査)によって導電性光硬化樹脂を検査する。
テンプレート検査装置1は、第1の実施の形態で説明したテンプレート検査装置1を用いるが、本実施の形態のテンプレート検査装置1は、光照射部12がEBを照射する。また、ここでのテンプレート検査装置1は、光受光部13の代わりにEB検知部72を有しており、EB検知部72が反射EBを検知する。また、本実施の形態では、色付きレジストR2,R3を用いるとともに、反射検査モードの欠陥検査方法によってテンプレートTの欠陥検査を行う。
図12は、第2の実施の形態に係る反射検査モードの欠陥検査方法を説明するための図である。図12では、ウェハWなどの断面図を示している。テンプレートTの欠陥検査を行うために、ウェハW(半導体基板など)とテンプレートTを準備する。そして、ウェハWに導電性と光硬化性を有した樹脂を含んで構成されるインプリントレジスト(導電性光硬化樹脂73)を塗布する。導電性光硬化樹脂73は、ディスペンサd2やディスペンサd3などから吐出され、ウェハWに塗布される。
本実施の形態に用いる導電性光硬化樹脂73としては、例えばコニソルU−200(ポリチオフェン系導電性ポリマー+アクリルモノマー)などが挙げられる。ウェハWに導電性光硬化樹脂73を塗布した後、導電性光硬化樹脂73にテンプレートTを接触させて、導電性光硬化樹脂73が完全にテンプレートTに充填されるまで放置する。
導電性光硬化樹脂73がテンプレートTの表面に接触すると、毛細管現象により導電性光硬化樹脂73はテンプレートTの微細パターンに充填される。導電性光硬化樹脂73が十分に充填された後、検査画像取得機構10は、テンプレートTの裏面からUV光などの光14を照射して、導電性光硬化樹脂73を硬化させる。その後、テンプレートTを導電性光硬化樹脂73から引き離すことによって、硬化した導電性光硬化樹脂73をテンプレートTから離型した。
テンプレート検査装置1は、こうして形成された導電性光硬化樹脂73によるテンプレートパターン(レプリカ像)(転写パターン)をEB検査(電子線観察)する。具体的には、光照射部12が、硬化した導電性光硬化樹脂73にEB71を照射する。導電性光硬化樹脂73にEB71が照射されると、EB71は導電性光硬化樹脂73などで反射される。導電性光硬化樹脂73などで反射されたEB71は、EB検知部72で受光され、検査信号として検査画像処理機構20に送信されて、検査画像処理機構20で欠陥箇所の抽出が行なわれる。
なお、本実施の形態では、テンプレートパターンのEB検査を行うための導電性光硬化樹脂73として、ポリチオフェン系導電性ポリマー+アクリルモノマーを用いたが、他の導電性光硬化樹脂を用いてもよい。また、本実施の形態では、導電性光硬化樹脂73を用いる場合について説明したが、テンプレートTの欠陥検査には樹脂ではない材料を用いてもよい。また、本実施の形態では、EBによって導電性光硬化樹脂を検査する場合について説明したが、光学検査によって導電性光硬化樹脂を検査してもよい。
以上のように、導電性光硬化樹脂を用いてテンプレートTの欠陥検査を行うので、テンプレートTが絶縁体であっても、EBを用いたテンプレートTの欠陥検査を容易に行うことが可能となる。
このように第2の実施の形態によれば、導電性光硬化樹脂を用いてテンプレートTの転写パターンを生成し、EBによって転写パターンを電子線観察するので、テンプレートTの高精度な欠陥検査を容易に行うことが可能となる。
第1の実施の形態に係るテンプレート検査装置の構成を示す図である。 検査画像取得機構の構成を示す図である。 透過検査モードの欠陥検査方法を説明するための図である。 反射検査モードの欠陥検査方法を説明するための図である。 テンプレート上の欠陥の種類を説明するための図である。 テンプレートとの屈折率差が大きな色付きレジスト用いた場合の反射検査モードを説明するための図である。 テンプレートとの屈折率差が大きな色付きレジストを用いた場合の欠陥検査画像を示す図である。 テンプレートと略同じ屈折率の色付きレジストを用いた場合の反射検査モードを説明するための図である。 テンプレートと略同じの屈折率の色付きレジストを用いた場合の欠陥検査画像を示す図である。 テンプレートとの屈折率差が大きな色付きレジストを用いた場合の透過検査モードを説明するための図である。 テンプレートと略同じ屈折率の色付きレジストを用いた場合の透過検査モードを説明するための図である。 第2の実施の形態に係る反射検査モードの欠陥検査方法を説明するための図である。
符号の説明
1 テンプレート検査装置、10 検査画像取得機構、12 光照射部、13 光受光部、14 光、20 検査画像処理機構、71 EB、73 導電性光硬化樹脂、B 石英基板、R1〜R3 色付きレジスト、T テンプレート、W ウェハ

Claims (5)

  1. ナノインプリントのパターン形成に用いるテンプレートのテンプレート検査方法であって、
    平坦な基板上に塗布した流体に前記テンプレートのパターン形成面を近接させるとともに、前記流体を前記テンプレートのパターン内に充填させる流体充填ステップと、
    前記テンプレートと前記基板との間に前記流体を挟んだ状態で前記テンプレートを光学観察することによって、前記テンプレートの欠陥検査を行う欠陥検査ステップと、
    を含み、
    前記流体と前記テンプレートとの光学定数の差が、空気と前記テンプレートとの光学定数の差よりも大きいことを特徴とするテンプレート検査方法。
  2. ナノインプリントのパターン形成に用いるテンプレートのテンプレート検査方法であって、
    平坦な基板上に塗布した流体に前記テンプレートのパターン形成面を近接させるとともに、前記流体を前記テンプレートのパターン内に充填させる流体充填ステップと、
    前記テンプレートと前記基板との間に前記流体を挟んだ状態で前記テンプレートを光学観察することによって、前記テンプレートの欠陥検査を行う欠陥検査ステップと、
    を含み、
    前記流体の光学定数が、前記テンプレートの光学定数と同じであることを特徴とするテンプレート検査方法。
  3. 前記欠陥検査ステップは、
    前記テンプレートと前記基板との間に第1の光学定数を有した第1の流体を挟んだ状態で光学観察された第1の検査画像と、前記テンプレートと前記基板との間に第2の光学定数を有した第2の流体を挟んだ状態で光学観察された第2の検査画像と、を比較することによって前記テンプレートの欠陥検査を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のテンプレート検査方法。
  4. ナノインプリントのパターン形成に用いるテンプレートのテンプレート検査方法であって、
    平坦な基板上に塗布した導電性光硬化材に前記テンプレートのパターン形成面を近接させるとともに、前記導電性光硬化材を前記テンプレートのパターン内に充填させる導電性光硬化材充填ステップと、
    前記テンプレートと前記基板との間に前記導電性光硬化材を挟んだ状態で前記導電性光硬化材に光を照射することによって、前記導電性光硬化材を硬化させて前記テンプレートのパターンを前記導電性光硬化材に転写する転写ステップと、
    前記導電性光硬化材の転写パターンを電子線観察することによって、前記テンプレートの欠陥検査を行う欠陥検査ステップと、
    を含むことを特徴とするテンプレート検査方法。
  5. ナノインプリントによってパターン形成を行う欠陥検査装置であって、
    平坦な基板上に流体を塗布する流体塗布部と、
    ナノインプリントに用いるテンプレートのパターン形成面を前記基板上に塗布した流体に近接させた状態で、前記テンプレートに検査光を照射するとともに前記テンプレートを透過してくる透過光または前記テンプレートで反射される反射光を検知する検査光学部と、
    検知した透過光または反射光から検査光学像を作成するとともに、作成した検査光学像を解析して前記テンプレートの欠陥を検出する欠陥解析部と、
    を有することを特徴とする欠陥検査装置。
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