JP2010078135A - 油圧装置及びそれを備える除雪車両 - Google Patents

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秀一 松葉
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Abstract

【課題】油圧シリンダ等の油圧アクチュエータを駆動するための油圧装置を提供する。
【解決手段】油圧装置10は、供給される圧油の流れに応じて駆動するアングル用油圧シリンダ23を駆動するためのものであり、アングル用油圧シリンダ23に圧油を供給する油圧ポンプ31と、第1操作レバー43の揺動操作に応じて前記供給される圧油の流れを切替える右側プラウ用操作弁41Rと、油圧ポンプ31から右側プラウ用操作弁41Rに通じるポンプ通路46に接続されるアキュムレータ42とを備える。またポンプ通路46とドレン54とを繋ぐ連通路49には、開閉弁50が設けられている。制御部57は、第1操作レバー43が揺動操作されると、開閉弁50により連通路49を閉じ、前記揺動操作が止められると、所定時間経過後に連通路49を開ける。その遅延時間で、アングル用油圧シリンダ23を駆動するための圧油がアキュムレータ42に蓄えられる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、油圧シリンダ等の油圧アクチュエータを駆動するための油圧装置及びそれを備える除雪車両に関する。
アングリングプラウ及びマルチウイングプラウ(以下、単に「マルチプラウ」ともいう)等のアタッチメントを装着して、道路又は駐車場に積もった雪を除去する除雪ドーザが実用に供されている。
除雪ドーザは、その車両本体を走行させる駆動源であるエンジンにより油圧装置を駆動するように構成されている。油圧装置は、アタッチメントであるマルチプラウを駆動するためのものであり、油圧ポンプと、切換弁と、油圧シリンダとを備えている。油圧ポンプは、エンジンの出力に応じた量の圧油を吐出し、油圧アクチュエータである油圧シリンダに供給するように構成されている。切換弁は、操作レバーを操作することで、油圧ポンプから油圧シリンダに供給される圧油の流れを切換えるように構成されている。油圧シリンダは、前記圧油の流れに応じて伸縮するように構成されている。この油圧シリンダは、アタッチメント、具体的にはマルチプラウに取付けられている。マルチプラウは、油圧シリンダの伸縮に応じて揺動するように車両本体の前方に設けられている。
図10は、除雪ドーザ1のマルチプラウ2による除雪作業について示す図である。なお、図10において除雪ドーザ1は、簡略して示されている。また以下において、方向の概念は、除雪ドーザ1の運転者の方向の概念と略一致している。マルチプラウ2は、除雪ドーザ1の前端部に取付け部3に2つのプラウ4A,4Bが回動可能に取付けられて構成される。2つのプラウ4A,4Bは、各々左右に延在している。このように構成されるマルチプラウ2を備える除雪ドーザ1は、走行しながら除雪作業を行う。
図10(a)は、側道5に沿って除雪する場合の除雪ドーザ1による除雪作業を示す図である。側道5に沿って除雪する場合、除雪ドーザ1の運転者は、操作レバーを操作して、2つのプラウ4A,4Bが略直線状に並び、かつ側道5側のプラウ4Aが後方に下がるように2つのプラウ4A,4Bを配置する。運転者は、この状態で除雪ドーザ1を走行させ、道路に積もった雪を側道5へと寄せる。
図10(b)は、交差点のように側道5の途中に開口6が形成されているような場合の除雪ドーザ1による除雪作業を示す図である。運転者は、除雪ドーザ1により側道5に沿って除雪し、開口6に差し掛かると、操作レバーを操作して側道5側のプラウ4Aを前方に揺動させ、マルチプラウ2をV字状に変形させる。これにより2つのプラウ2の前面にある雪が、前記2つのプラウ2により囲い込まれる。このように雪を囲い込むことで、運転者は、雪が開口6に排出されることを防いでいる。運転者は、マルチプラウ2をV字状にしたまま除雪ドーザ1を走行させる。運転者は、開口6を通り過ぎ側道5に達すると、操作レバーを操作して側道5側のプラウ4Aを後方に揺動させて2つのプラウを略直線状に並べる。これによりプラウ4A,4Bの前方にある雪が側道5に寄せられる。
図10(c)は、開口6にある雪を除雪ドーザ1により掻き出す除雪作業を示す図である。除雪ドーザ1は、その中間部を基点として屈曲して方向転換可能に構成されている。運転者は、開口6に積もった雪を掻き出す際、開口6に差し掛かると、操作レバーを操作してマルチプラウ2をV字状に変形させる。そして開口6に達すると、運転者は、ステアリングを左に操作して除雪ドーザ1の前部を側道側、つまり左側に屈曲させてマルチプラウ2を開口6に突っ込ませる。そして、運転者は、除雪ドーザ1を走行させながらステアリングを右に操作して除雪ドーザ1の前部を開口6から脱出させる。そして、マルチプラウ2が側道5に達すると、運転者は、操作レバーを操作して側道5側のプラウ4Aを後方に揺動させて2つのプラウを略直線状に並べ、開口6から掻き出した雪を側道5に寄せる。
このように運転者は、開口6の有無に応じてマルチプラウ2の形状を変形させることにより、除雪時に開口6へと寄せられ、この寄せられた雪が開口6に排出されて開口6が塞がれてしまうことを防いでいる。
特開2003−147738号公報
除雪ドーザ1では、プラウ4Aの揺動速度が油圧ポンプの吐出量によって決まり、油圧ポンプの吐出量はエンジンの回転数によって決まる。つまりプラウ4Aの揺動速度は、エンジンの回転数によって決まる。そのためプラウ4Aの揺動速度を速くする場合、エンジンの回転数を上げなければならず、除雪ドーザ1の走行速度も速くなってしまう。開口6における除雪を的確且つ素早く実施するためには、除雪ドーザ1の走行速度に合わせてプラウ4Aを素早く揺動させることが必要となる。そうすると、エンジン回転数をますます上げる必要があり、除雪ドーザ1の走行速度がますます速くなり、除雪ドーザ1による的確且つ素早い除雪作業が困難になる。また除雪ドーザ1の走行速度を緩めるためにブレーキを掛けながら除雪作業を行うことも考えられるが、ブレーキを掛け続けると消費エネルギーが無駄に増加し、また発熱量が大きくなってしまう。
そこで、本件発明者たちは、エンジンの出力を上げることなく油圧シリンダの駆動速度を速くするために、油圧ポンプと切換弁とを繋ぐポンプ通路にアキュムレータが接続された油圧装置を考案した。この油圧装置は、油圧ポンプから吐出された圧油をアキュムレータに蓄積し、プラウを駆動するとき、油圧ポンプから吐出された圧油と共にアキュムレータに蓄積された圧油を油圧シリンダに供給する。これにより油圧シリンダの吐出量が少なくても、多くの圧油を油圧シリンダに供給することができ、エンジンの出力を上げることなく油圧シリンダの駆動速度を速くすることができる。
しかしながら油圧装置では、油圧シリンダを駆動していないとき、次回の油圧シリンダの駆動に備えて、油圧ポンプからの圧油がアキュムレータに導かれ蓄積される。これによってアキュムレータに圧油が蓄積される。このような蓄積作業は、エンジン始動時においても行なわれる。蓄積作業がエンジン始動時にも行なわれると、始動時における油圧ポンプの負担、つまり始動時におけるエンジンの負担が大きくなってしまい、良好な初動性能を得ることが難しくなる。
本件発明の目的は、油圧アクチュエータを素早く駆動することができ、かつ始動時における油圧ポンプの負担が小さい油圧装置を提供することである。
本発明の油圧装置は、圧油を吐出する油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出される圧油が供給され、前記圧油により駆動する油圧アクチュエータと、前記油圧ポンプから油圧アクチュエータに供給される圧油の流れを阻止するものであって、操作手段が操作されると前記圧油の流れを許容する切換弁と、前記油圧ポンプと前記切換弁とを繋ぐポンプ通路に接続され、前記油圧ポンプから吐出される圧油を蓄積するアキュムレータと、前記ポンプ通路において前記アキュムレータより油圧ポンプ側に介在し、前記油圧ポンプから前記油圧アクチュエータへの圧油の流れを許容し、その反対方向の油圧の流れを阻止する逆止弁と、前記ポンプ通路の前記逆止弁より前記油圧ポンプ側とドレンとを連通する連通路を開閉する開閉弁と、前記操作手段が操作されると前記開閉弁に前記連通路を閉じさせ、前記操作手段に対する操作が止められると、前記操作が止められてから所定時間経過した後に前記開閉弁に前記連通路を開けさせる制御手段とを備えるものである。
本発明に従えば、切換弁により前記圧油の流れる方向が切換えられて油圧ポンプから油圧アクチュエータへ供給される圧油の流れが阻止されると、ポンプ通路を流れる圧油はアキュムレータに流れて蓄積される。アキュムレータに蓄積された圧油は、操作手段が操作されて油圧ポンプから油圧アクチュエータに供給される圧油の流れが許容されると、ポンプ通路へと戻される。そのため油圧アクチュエータを駆動する際、油圧ポンプからの圧油とアキュムレータからの圧油とが油圧アクチュエータに供給される。これにより、油圧ポンプの吐出量が少ない時であっても、油圧アクチュエータに多くの圧油を供給することができ、油圧アクチュエータの駆動速度を従来のものより速くすることができる。
また本発明では、操作手段が操作されると、制御手段が開閉弁に連通路を閉じさせて、油圧ポンプをオンロードする。そして油圧アクチュエータの駆動を停止するべく操作手段に対する操作が止められると、制御手段は、前記操作が止められてから所定時間経過した後に開閉弁に連通路を開けさせて、油圧ポンプをアンロードする。つまり、操作手段に対する操作が止められてから所定時間の間、連通路が閉じられたままの状態になる。これにより油圧アクチュエータの駆動停止後、所定時間の間、油圧ポンプからの圧油がアキュムレータに蓄積される。従ってアキュムレータに蓄積された圧油が使用される度にアキュムレータに圧油が補充されることとなる。そのため、油圧ポンプの始動時において、アキュムレータに圧油を蓄積する必要がなくなり、開閉弁により連通路を開いたままの状態にすることができる。つまり、始動時において、油圧ポンプをアンロードすることができる。これにより始動時の油圧ポンプの負担を小さくすることが可能となる。
上記発明において、前記アキュムレータ内の油圧を検出する圧力検出手段を更に有し、前記制御手段は、前記圧力検出手段で検出された前記油圧が予め定められた圧力以上になると、前記開閉弁に前記連通路を開けさせることが好ましい。
上記構成に従えば、油圧ポンプからの圧油の吐出量に左右されることなく、アキュムレータ内の油圧を一定の圧力とすることができる。これにより、アキュムレータの蓄圧の度に油圧アクチュエータに供給される圧油が変わることを防ぐことができ、油圧アクチュエータの駆動時の駆動速度を安定させることができる。また、油圧ポンプからの圧油の吐出量が極端に小さく所定時間内にアキュムレータ内の油圧が予め定められた圧力以上にならない場合は、所定時間経過後に開閉弁に連通路が開けられる。これにより、油圧ポンプが長時間オンロードとなることを防ぎ、油圧ポンプの負担を軽減することができる。
上記発明において、前記油圧ポンプの停止を検出すると、前記アキュムレータに蓄積される圧油をドレンに開放する開放弁を更に備えることが好ましい
上記構成に従えば、油圧ポンプの停止後にアキュムレータに蓄積された圧油が油圧アクチュエータに供給されることが防がれる。これにより、油圧ポンプの停止後に操作手段が操作されても油圧アクチュエータが動かないようにすることができる。
上記発明において、前記開放弁は、前記油圧ポンプの吐出圧が予め定められる圧力以下になると、前記油圧ポンプの停止を検出するパイロット開閉弁であることが好ましい。この構成に従えば、油圧ポンプの吐出圧により油圧ポンプの停止を検出することができるので、センサ等を用いることなく機械的に構成することができる。
上記発明において、前記油圧ポンプは、駆動源により駆動し、前記開放弁は、前記駆動源を停止させる停止手段と電気的に接続された電磁開閉弁であり、前記停止手段への操作により前記油圧ポンプの停止を検出するように構成されていることが好ましい。
上記構成に従えば、油圧ポンプの停止と略同時に、アキュムレータに蓄積された圧油がドレンへと開放される。これにより、油圧ポンプの停止直後から油圧アクチュエータが動かないようにすることができる。
本件発明の除雪車両は、前述する油圧装置と、出力を変更可能な駆動源と、前記駆動源と前記油圧装置とを搭載し、前記駆動源の出力に応じた走行速度で走行する車両本体と、除雪するためのもので前記車両本体に設けられ、前記油圧アクチュエータが駆動することにより作動する除雪手段とを備え、前記油圧装置の前記油圧ポンプは、前記駆動源の出力の増減に応じて吐出量を増減するように構成されているものである。
本件発明の除雪車両に従えば、油圧ポンプの吐出量を増加させることなく油圧アクチュエータの駆動速度を速くすることができるので、前記駆動速度を速くするために駆動源の出力を上げなくてもよい。そのため、車両本体の走行速度を抑えつつ油圧アクチュエータの駆動速度を速くすることができる。これにより除雪手段を素早く且つ的確に作動させることができ、除雪を素早く且つ的確に行うことができる。
また本発明では、車両本体の走行速度を抑えつつ、油圧アクチュエータの駆動速度を速くすることができるので、従来のように車両本体の走行速度を減速手段などにより抑える必要がない。これにより、前記減速手段による発熱を抑えることができると共に、駆動源により発生する無駄な出力を抑えることができる。また、始動時における油圧ポンプの負担が小さいので、始動時における駆動源の負担も小さくすることができ、駆動源を良好に始動することができる。
本発明によれば、油圧アクチュエータを素早く駆動することができ、かつ始動時における油圧ポンプの負担を小さくすることができる。
(第1実施形態)
図1は、本件発明の第1実施形態の油圧装置10を備える除雪ドーザ11の左側面図である。図2は、図1に示す除雪ドーザ11の平面図である。以下の説明における方向の概念は、除雪ドーザ11を運転する運転者が有する方向の概念と略一致している。
[除雪ドーザ]
除雪ドーザ11は、道路又は駐車場等に積もった雪を除去するための4輪走行車両である。除雪ドーザ11は、搭載されるエンジン30により走行可能に構成されている。また除雪ドーザ11は、その前部に取付けられたマルチウイングプラウ(以下、単に「マルチプラウ」ともいう)12により、走行しながら雪を除去可能に構成されている。
さらに詳細に説明すると、除雪ドーザ11は、駆動源であるエンジン30及び油圧装置10を搭載し、前記エンジン30により走行可能な車両本体13を備える。車両本体13は、エンジン30が搭載される後部に対して前部が揺動可能に設けられている。車両本体13には、後部に対して前部を揺動するためのステアリングシリンダ25(図3参照)が設けられている。ステアリングシリンダ25は、左右一対で構成されており、一方が伸張して他方が収縮すると、車両本体13の前部が揺動するように配設されている。以下では、左右のステアリングシリンダの各々をステアリングシリンダ25L,25Rという場合がある。
また車両本体13の前部には、昇降用アーム14、チルト用アーム15及び連結アーム16が設けられている。昇降用アーム14は、車両本体13の前部に上下方向に揺動可能に取付けられている。昇降用アーム14の先端部14aには、マルチプラウ12が着脱可能に装着されている。なお、昇降用アーム14の先端部14aは、アングリングプラウ(図示せず)及びバケット(図示せず)等の種々のアタッチメントも装着可能に構成されている。また昇降用アーム14には、この昇降用アーム14を上下方向に揺動可能な昇降用油圧シリンダ(以下単に、「昇降用シリンダ」ともいう)17が設けられている。
チルト用アーム15は、左右に延びる軸線L1周りに回動可能に車両本体13の前部に取付けられ、連結アーム16を介してマルチプラウ12に連結されている。またチルト用アーム15には、このチルト用アーム15を回動可能なチルト用油圧シリンダ(以下、単に「チルト用シリンダ」ともいう)18が設けられている。
[マルチプラウ]
マルチプラウ12は、基本的に昇降用アーム14の先端部14aに着脱可能な取付け部20と、この取付け部20に取付けられる2枚のプラウ21,22によって構成される。2枚のプラウ21,22は、取付け部20から左右に夫々延在し、その基端部21a,22aが取付け部20の前端部20aに揺動可能に取付けられている。また2枚のプラウ21,22には、各々を揺動させるためのアングル用油圧シリンダ(以下、単に「アングル用シリンダ」ともいう)23,24が設けられている。
[油圧装置]
図3は、第1実施形態の油圧装置10の油圧回路を示す回路図である。油圧装置10は、前述のステアリングシリンダ25、チルト用シリンダ18、昇降用シリンダ17及びアングル用シリンダ23,24を備える。油圧装置10は、シリンダ17,18,23,24,25に夫々対応付けられたステアリング装置及び複数の操作レバー等の操作手段を備える。油圧装置10は、いずれかの操作手段が操作されると、その操作レバーに対応付けられた各シリンダ17,18,23,24,25に圧油を供給し、各シリンダ17,18,23,24,25を駆動するように構成されている。以下に、油圧装置10の構成について更に詳細に説明する。
油圧装置10は、圧油を吐出する油圧ポンプ31を備えている。油圧ポンプ31は、例えばギヤポンプである。油圧ポンプ31は、エンジン30により駆動可能に構成されており、エンジン30の回転数に応じて吐出量が変化する。油圧ポンプ31の吐出ポート31aには、優先弁32が接続されている。
優先弁32は、ステアリングシリンダ25を駆動するためのステアリング駆動部33と、昇降用シリンダ17及びチルト用シリンダ18を駆動するためのアーム駆動部34とに接続されている。優先弁32は、油圧ポンプ31から吐出された圧油をステアリング駆動部33及びアーム駆動部34に分流するように構成されている。
優先弁32は、後述するステアリング操作弁35より上流側と下流側との圧力差に応じてステアリング駆動部33への圧油の供給量を調整するように構成されている。つまり優先弁32は、圧油をステアリング駆動部33に優先的に供給するように構成されている。そのため、後述するステアリング装置が操作されると、ステアリングシリンダ25が、それ以外のシリンダ17,18,23,24よりも優先して駆動される。そして、油圧ポンプ31から吐出された圧油のうちステアリング駆動部33へ供給される流量を差し引いた流量がアーム駆動部34に供給される。
[ステアリング駆動部]
ステアリング駆動部33は、ステアリング操作弁35を備える。ステアリング操作弁35は、センタークローズ型の切換弁であり、優先弁32とステアリングシリンダ25L,25Rに接続されている。ステアリング操作弁35は、車両本体13の運転席に設けられる図示しないステアリング装置になされる操作に応じて、ステアリングシリンダ25L,25Rへの圧油の流れを阻止したり、ステアリングシリンダ25L,25Rに流れる圧油の流れる方向を切換えたりするように構成されている。ステアリングシリンダ25L,25Rに流れる圧油の流れる方向が切換わると、ステアリングシリンダ25L,25Rの一方が伸張して、他方が収縮する。これにより車両本体13の前部が後部に対して左又は右方向に揺動し、車両本体13の走行方向が切換わる。
[アーム駆動部]
アーム駆動部34は、チルト用操作弁36と昇降用操作弁37とを備える。チルト用操作弁36は、センターオープン型の切換弁であり、優先弁32とチルト用シリンダ18と昇降用操作弁37とに接続されている。チルト用操作弁36は、車両本体13の運転席に設けられるチルト用操作レバー38が中立位置にあるとき、チルト用シリンダ18への圧油の流れを阻止し、チルト用操作レバー38が操作されると、その操作に応じて前記圧油の流れる方向を切換えるように構成されている。チルト用シリンダ18は、前記圧油の流れる方向に応じて伸縮してチルト用アーム15を回動させる。これにより、マルチプラウ12が上下方向にチルトする。またチルト用操作弁36は、チルト用操作レバー38が中立位置にあるとき、油圧ポンプ31から昇降用操作弁37への圧油の流れを許容し、チルト用操作レバー38が操作されると、油圧ポンプ31から前記昇降用操作弁37への圧油の流れを阻止するように構成されている。
昇降用操作弁37は、センターオープン型の切換弁であり、チルト用操作弁36と昇降用シリンダ17とアングル駆動部40とに接続されている。昇降用操作弁37は、車両本体13の運転席に設けられる昇降用操作レバー39が中立位置にあるとき、油圧ポンプ31から昇降用シリンダ17への圧油の流れを阻止し、昇降用操作レバー39が操作されると、その操作に応じて前記圧油の流れる方向を切換えるように構成されている。昇降用シリンダ17は、前記圧油の流れる方向に応じて伸縮して昇降用アーム14を揺動させる。これにより、マルチプラウ12が上下方向に昇降する。また昇降用操作弁37は、昇降用操作レバー39が中立位置にあるとき、油圧ポンプ31からアングル駆動部40への圧油の流れを許容し、昇降用操作レバー39が操作されると、油圧ポンプ31からアングル駆動部40への圧油の流れを阻止するように構成されている。
[アングル駆動部]
図4は、アングル駆動部40の油圧回路を拡大して示す回路図である。図3も参照しつつ、アングル駆動部40について説明する。なお、図3及び図4では、理解しやすくするために第1及び第2操作レバー43,45を矢印で示す箇所に拡大して示している。アングル駆動部40は、基本的に、右側プラウ用操作弁(以下、単に「右側操作弁」ともいう)41Rと、左側プラウ用操作弁(以下、単に「左側操作弁」ともいう)41Lと、アキュムレータ42とを有する。右側操作弁41Rは、アーム駆動部34(具体的には昇降用切換弁37)と、右側のプラウ21を駆動するためのアングル用シリンダ23とに接続されている。
右側操作弁41Rは、センタークローズ型の切換弁であり、そのスプールに車両本体13の運転席に揺動可能に設けられた第1アングル用操作レバー(以下、単に「第1操作レバー」ともいう)43がリンク機構を介して接続されている。右側操作弁41Rは、第1操作レバー43が中立位置にあるとき、右側のアングル用シリンダ23への圧油の流れを阻止するように構成されている。また右側操作弁41Rは、第1操作レバー43が前方又は後方に揺動させられると、右側のアングル用シリンダ23への圧油の流れを許容するように構成されており、許容する際、第1操作レバー43が揺動させられた方向に応じて前記圧油の流れる方向を切換えるように構成されている。右側のアングル用シリンダ23は、前記圧油の流れる方向に応じて伸縮して、右側のプラウ21を揺動させる。これにより、右側のプラウ21のアングル角θ1が変わる。
左側操作弁41Lは、アーム駆動部34と、左側のプラウ22を駆動するための左側のアングル用シリンダ24とに接続されている。具体的には、昇降用切換弁37と右側操作弁41Rとを繋ぐアングル側油通路44が途中で分岐して左側操作弁41Lに接続されている。なおアングル側油通路44は、油圧ポンプ31から昇降用操作弁37までを繋ぐ油通路と共に、油圧ポンプ31から右側及び左側操作弁41R,41Lに通じるポンプ油通路46を成している。
左側操作弁41Lは、センタークローズ型の切換弁であり、そのスプールに車両本体13の運転席に揺動可能に設けられる第2アングル用操作レバー(以下、単に「第2操作レバー」)45がリンク機構を介して接続されている。左側操作弁41Lは、第2操作レバー45が中立位置にあるとき、左側のアングル用シリンダ24への圧油の流れ阻止するように構成されている。また左側操作弁41Lは、第2操作レバー45が前方又は後方に揺動させられると、左側のアングル用シリンダ24への圧油の流れを許容するように構成されており、許容する際、第2操作レバー45が揺動させられた方向に応じて前記圧油の流れる方向を切換えるように構成されている。左側のアングル用シリンダ24は、前記圧油の流れる方向に応じて伸縮して、左側のプラウ22を揺動させる。これにより、左側のプラウ22のアングル角θ2が変わる。
アングル角θ1、θ2を変えることにより、除雪ドーザ11は、マルチプラウ12の2枚のプラウ21,22をV字状に配置させたり(図2の2点鎖線参照)、一直線状に並ぶ2枚のプラウ21,22を傾斜させたりすることができる。このように除雪ドーザ11は、マルチプラウ12を変形可能に構成されている。
アキュムレータ42は、アングル側油通路44において、右側操作弁41R側と左側操作弁41L側とに分かれる分岐点44aより油圧ポンプ31側に接続されている。アキュムレータ42は、所謂蓄圧器であり、油圧ポンプ31から供給される圧油を蓄積するものである。アングル用油通路44には、アキュムレータ42が接続されている部分より油圧ポンプ31側に逆止弁47が介在している。逆止弁47は、油圧ポンプ31から昇降用操作弁37を通り、右側操作弁41R及び左側操作弁41Lへの圧油の流れを許容し、その反対方向への圧油の流れを阻止するように構成されている。
アングル駆動部40は、更に開閉弁50を備えている。開閉弁50は、アングル側油通路44とアングル側ドレン通路52とを連通する連通路49に介在している。連通路49は、アングル側油通路44において、逆止弁47より油圧ポンプ31側に接続されている。アングル側ドレン通路52は、その上流側に右側及び左側操作弁41R,41Lが接続されており、その下流側にアーム駆動側ドレン通路53が接続されている。前記アーム駆動側ドレン53は、その上流側に昇降用操作弁36とチルト用操作弁37とが接続されており、下流側にドレン54が接続されている。ただし、アングル側ドレン通路52及びアーム駆動側ドレン通路53は、別々にドレン54に接続されてもよい。なお、アングル側ドレン通路52とアーム駆動側ドレン通路53とは、ドレン通路56を成している。そのため連通路49は、ドレン通路56を介してドレン54に接続される。
開閉弁50は、電磁ソレノイド弁により構成されており、ソレノイド50aが制御部57に電気的に接続されている。開閉弁50は、制御部57から電流が流されると連通路49を閉じ、前記電流が停止すると、連通路49を開くように構成されている。
制御手段である制御部57には、4つのリミットスイッチ58a〜58dが接続されている。4つのリミットスイッチ58a〜58dは、第1操作レバー43の前方への揺動操作、第1操作レバー43の後方への揺動操作、第2操作レバー45の前方への揺動操作、及び第2操作レバー45の後方への揺動操作を夫々検出可能なリミットスイッチである。4つのリミットスイッチ58a〜58dは、対応付けられた揺動操作を検出すると、制御部57にON信号を出力する。制御部57は、リミットスイッチ58a〜58dのいずれかのリミットスイッチからのON信号を受信すると、開閉弁50のソレノイド50aに電流を流して開閉弁50に連通路49を閉じさせる。
また制御部57は、リミットスイッチ58a〜58dからのON信号を受信しなくなると、時間計測を開始するように構成されている。つまり制御部57は、第1及び第2操作レバー43,45に対する揺動が止められると、時間計測を開始するように構成されている。更に制御部57は、計測した時間が所定時間、例えば10secになると、開閉弁50のソレノイド50aに流している電流を止めて開閉弁50に連通路49を開けさせる。
更に、制御部57は、圧力センサ59に接続されている。圧力センサ59は、アキュムレータ42内の油圧を検出可能に構成されている。制御部57は、圧力センサ59で検出された前記油圧が予め定められた圧力以上になると、前記所定時間が経過した場合と同様に、開閉弁50に連通路49を開けさせる。
[リリーフ弁]
油圧装置10は、更にリリーフ弁55を備える。リリーフ弁55は、ポンプ通路46のチルト用操作弁36と優先弁32との間と、ドレン通路56とに接続されている。リリーフ弁55は、ポンプ通路46の油圧が予め定められた圧力になると、ポンプ通路46を流れる圧油をドレン54へと開放する。
[油圧装置の動作]
エンジン30を駆動させることにより油圧ポンプ31から圧油が吐出される。ステアリング装置、チルト用操作レバー38及び昇降用操作レバー39が操作されていない場合、油圧ポンプ31から吐出された圧油は、アーム駆動部34を通過してアングル駆動部40に供給される。アングル駆動部40に供給された圧油は、逆止弁47に導かれる。このときに、例えば運転者が第1操作レバー43を前方へ揺動させると、スイッチ58aから制御部57にON信号が出力される。制御部57は、ON信号を受信すると、開閉弁50のソレノイド50aに電流を流し、開閉弁50に連通路49を強制的に閉じさせる。これにより油圧ポンプ31はオンロードとなり、逆止弁47の上流側の油圧が上昇し、やがて逆止弁47が開く。
逆止弁47が開くことにより、アキュムレータ42内の圧油と油圧ポンプ31からの圧油とが、右側操作弁41Rを通って右側のアングル用シリンダ23へと供給される。圧油が供給されることで、右側のアングル用シリンダ23が伸張し、右側のプラウ21が前方へと揺動する。これにより右側のプラウ21のアングル角θ1が変わる。
このように油圧装置10は、アキュムレータ42内の圧油と油圧ポンプ31からの圧油とを右側のアングル用シリンダ23に供給する。そのため、油圧装置10は、エンジン30の回転数が小さく油圧ポンプ31の吐出量が少なくても、右側のアングル用シリンダ23に多くの圧油を供給できる。これにより油圧装置10は、エンジン30の回転数を上げることなく、右側のアングル用シリンダ23の駆動速度を従来のものより速くすることができる。
また油圧装置10によれば、エンジン30の回転数を上げる必要がないので、燃料消費量を抑えることができ省エネになる。更に、油圧装置10によれば、エンジン30の回転数を上げる必要がないので、ブレーキなどの減速手段を使わなくとも車両本体13の走行速度を抑えることができ、前記減速手段における発熱及び磨耗を抑えることができる。更に、油圧装置10によれば、右側のアングル用シリンダ23の駆動速度を速くするために油圧ポンプ31の容量を大きくする必要がなく、除雪ドーザ11における動力バランスを狂わしたり、チルト用シリンダ18及び昇降用シリンダ17の駆動速度が必要以上に速くなることを防ぐことができる。
アングル角θ1を変えた後、運転者が第1操作レバー43に対する操作をやめて前記第1操作レバー43を中立位置に戻すと、リミットスイッチ58aから制御部57へのON信号の出力が止まる。これにより制御部57は、時間計測を開始する。このとき連通路49は、開閉弁50により閉じられたままであり、かつ右側及び左側操作弁41R,41Lによりアングル用シリンダ23,24への圧油の流れが阻止されている。そのため油圧ポンプ31からの圧油がアキュムレータ42に導かれる。これによりアキュムレータ42には、油圧ポンプ31からの圧油が蓄積される。
そして、アキュムレータ42に蓄圧されていき、圧力センサ59で検出されるアキュムレータ42内の油圧が予め定められた圧力以上になると、制御部57は、開閉弁50に連通路49を強制的に開けさせる。これにより油圧ポンプ31からの油圧が連通路49及びドレン通路56を介してドレン54へと導かれ、油圧ポンプ31がアンロードされる。
また、アキュムレータ42内の油圧が予め定められた圧力に達しない場合であっても、制御部57は、計測した時間が所定時間に達すると、開閉弁50に連通路49を強制的に開けさせる。これによっても、油圧ポンプ31からの油圧が連通路49及びドレン通路56を介してドレン54へと導かれ、油圧ポンプ31がアンロードされる。
このようにアキュムレータ42に蓄積された圧油が使用される度に、アキュムレータ42に圧油が補充されることとなる。そのため、油圧ポンプ31の始動時において、アキュムレータ42に圧油を蓄積する必要がなくなり、連通路49を開いたままの状態にすることができる。従って、始動時において、油圧ポンプ31はアンロードされたままとなり、始動時の油圧ポンプ31の負担が小さい。これにより始動時におけるエンジン30の負担も小さくなるので、エンジン30が良好に始動される。
また、アキュムレータ42内の油圧に応じて油圧ポンプ31をアンロードするので、油圧ポンプ31からの圧油の吐出量に左右されることなく、アキュムレータ42内の油圧を一定の圧力とすることができる。これによりアキュムレータ42の蓄圧の度にアングル用シリンダ23、24に供給される油圧を略一定にすることができ、アングル用シリンダ23、24駆動時の駆動速度を安定させることができる。
さらに、油圧ポンプ31からの圧油の吐出量が極端に小さくアキュムレータ42内の油圧が予め定められた圧力以上とならない場合であっても、所定時間になると連通路49を強制的に開けられ、油圧ポンプ31が長時間オンロードとなることが防がれ、油圧ポンプの負担を軽減することができる。
なお、開閉弁50により連通路49が閉じられた状態がしばらく続き、アキュムレータ42内の油圧が予め定められた圧力を超えると、リリーフ弁55がポンプ通路46とドレン54とを連通する。これによりポンプ通路46の油圧が予め定められた圧力を超えて過剰な圧力になることがない。
第1操作レバー43が後方に揺動させられた時のアングル駆動部40の動作は、右側のアングル用シリンダ23を収縮させて右側のプラウ22を後方に揺動させる点を除き、第1操作レバー43を前方に揺動操作したときと略同じである。また第2操作レバー45を前後方向に揺動させた時のアングル駆動部40の動作もまた、駆動するシリンダが異なる点を除き、第1操作レバー43を前後方向に揺動操作したときと略同じである。
油圧装置10では、アングル駆動部40より上流側にあるチルト用操作弁36又は昇降用操作弁37により、アングル駆動部40への圧油の流れが阻止されることがある。そのような場合であっても、アキュムレータ42を設けることで、アングル用シリンダ23,24に圧油を供給することができ、アングル用シリンダ23,24を駆動することができる。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態の油圧装置10Aが備えるアングル駆動部40Aの油圧回路を示す回路図である。第2実施形態の油圧装置10Aは、第1実施形態の油圧装置10と構成が類似している。以下では、第2実施形態の油圧装置10Aの構成について、第1実施形態の油圧装置10と異なる点について説明し、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
アングル駆動部40Aは、右側操作弁41R、左側操作弁41L、アキュムレータ42、逆止弁47、開閉弁50A、パイロット機構60及び解除機構61を備える。右側操作弁41R及び左側操作弁41Lは、共に2つのパイロットポート41a,41bを有している。これらパイロットポート41a,41bは、パイロット機構60に接続されている。パイロット機構60は、第1パイロット出力切換弁(単に、「第1切換弁」ともいう)62と、第2パイロット出力切換弁(単に、「第2切換弁」ともいう)63とを備える。
第1切換弁62は、右側操作弁41Rの2つのパイロットポート41a,41bに接続されると共に、油圧ポンプ31及びドレン54に接続されている。第1切換弁62は、第1操作レバー43が中立位置にある時、2つのパイロットポート41a,41bをドレン54に接続するように構成されている。また第1切換弁62は、第1操作レバー43が前方に揺動操作されると、一方のパイロットポート41aを油圧ポンプ31に接続して他方のパイロットポート41bをドレン54に接続するように構成されている。更に第1切換弁62は、第1操作レバー43が後方に揺動操作されると、他方のパイロットポート41bを油圧ポンプ31に接続して一方のパイロットポート41aをドレン54に接続するように構成されている。
このように構成されることで、右側操作弁41Rは、第1操作レバー43が前方に揺動操作されると、右側のアングル用シリンダ23が伸張して右側プラウ21が前方に揺動するように、圧油の流れる方向を切換えるように構成される。また右側操作弁41Rは、第1操作レバー43が後方に揺動操作されると、右側のアングル用シリンダ23が収縮して右側プラウ21が前方に揺動するように、圧油の流れる方向を切換えるように構成される。
更に第1切換弁62は、第1操作レバー43の揺動角度及び方向に応じた圧力の油圧を一方及び他方のパイロットポート41a,41bに流す。これにより、右側操作弁41Rから右側のアングル用シリンダ23に流れる圧油の流量が調整され、右側のアングル用シリンダ23の駆動速度が調整される。
第2切換弁63は、左側操作弁41Lの2つのパイロットポート41a,41bに接続されると共に、油圧ポンプ31及びドレン54に接続されている。第2切換弁63は、第2操作レバー45が中立位置にある時、2つのパイロットポート41a,41bをドレン54に接続するように構成されている。また第2切換弁63は、第2操作レバー45が前方に揺動操作されると、一方のパイロットポート41aを油圧ポンプ31に接続して他方のパイロットポート41bをドレン54に接続するように構成されている。また左側操作弁41Lは、第2操作レバー45が後方に揺動操作されると、左側のアングル用シリンダ24が収縮して左側プラウ22が前方に揺動するように、左側のアングル用シリンダ24への圧油の流れる方向を切換えるように構成される。
このように構成されることで、左側操作弁41Lは、第2操作レバー45が前方に揺動操作されると、左側のアングル用シリンダ24が伸張して左側プラウ22が前方に揺動するように、圧油の流れる方向を切換えるように構成される。また左側操作弁41Lは、第2操作レバー45が後方に揺動操作されると、左側のアングル用シリンダ24が収縮して左側プラウ22が前方に揺動するように、圧油の流れる方向を切換えるように構成される。
更に第2切換弁63は、第2操作レバー45の揺動角度及び方向に応じた圧力の油圧を一方及び他方のパイロットポート41a,41bに流す。これにより、左側操作弁41Lから左側のアングル用シリンダ24に流れる圧油の流量が調整され、左側のアングル用シリンダ24の駆動速度が調整される。
開閉操作手段である解除機構61は、第1乃至第3のシャトル弁64a,64b,64cを備えている。第1のシャトル弁64aは、第1及び第2パイロット油通路65a,65bに接続され、第1及び第2パイロット油通路65a,65bのうち何れか高い方の油圧を出力する。ここで第1パイロット油通路65aは、第1切換弁62と右側操作弁41Rの一方のパイロットポート41aとを繋ぐ油通路であり、第2パイロット油通路65bは、第2切換弁63と左側操作弁41Lの一方のパイロットポート41aとを繋ぐ油通路である。
第2のシャトル弁64bは、第3及び第4パイロット油通路65c,65dに接続され、第3及び第4パイロット油通路65c,65dのうち何れか高い方の油圧を出力する。ここで第3パイロット油通路65cは、第1切換弁62と右側操作弁41Rの他方のパイロットポート41bとを繋ぐ油通路であり、第4パイロット油通路65dは、第2切換弁63と左側操作弁41Lの他方のパイロットポート41bとを繋ぐ油通路である。
第3のシャトル弁64cは、第1及び第2のシャトル弁64a,64bから出力された油圧のうち何れか高い方の油圧を出力し、開閉弁50Aのパイロットポート50bに入力するように構成されている。また第3のシャトル弁64cと開閉弁50Aのパイロットポート50bとを繋ぐ開閉弁用パイロット通路66には、遅延手段67が介在している。
遅延手段67は、遅延用逆止弁68と絞り69とを開閉弁用パイロット通路66に並列的に介在させることによって構成される。遅延用逆止弁68は、第3のシャトル弁64cから開閉弁50Aのパイロットポート50bへの圧油の流れを許容するが、その反対方向の圧油の流れを阻止するように構成されている。これにより、遅延手段67は、開閉弁50Aに作用するパイロット圧の下降を遅らせるように構成される。
油圧装置10Aでは、例えば第1操作レバー43が前方に揺動操作されると、第1パイロット油通路65aに油圧ポンプ31からの油圧が供給され、右側操作弁41Rの一方のパイロットポート41aに導かれる。この油圧は、同時に第1のシャトル弁64aにも導かれ、第1及び第3のシャトル弁64a,64cを通過し、更に遅延回路67の遅延用逆止弁68を通過して開閉弁50Aのパイロットポート50bに達する。これにより開閉弁50Aに連通路49を閉させるようなパイロット圧が与えられ、開閉弁50Aにより連通路49が閉じられ、油圧ポンプ31がオンロードされる。なお第1及び第2操作レバー43,45が同時に操作された場合、最も高い油圧が3つのシャトル弁64a,64b,64cを通って、開閉弁50Aのパイロットポート50bに導かれる。
その後、第1操作レバー43が中立位置に戻されると、第1パイロット油通路65aがドレン54に接続される。これにより開閉弁50Aに与えられるパイロット圧が下降する。このとき、遅延回路67によりパイロット圧の下降が遅延させられ、所定時間の間、パイロット圧が所定の圧力以上に保持される。そのため、所定時間の間、連通路49が開かれず、閉じられたままの状態となる。そしてパイロット圧が所定の圧力未満となる所定時間経過した後、開閉弁50Aにより連通路49が開かれる。これにより第1実施形態と同様にアキュムレータ42に蓄積された圧油が使用される度に、アキュムレータ42に圧油が補充されることとなる。
このように油圧装置10Aは、解除機構61を備えることで、第1実施形態のように開閉弁50Aを電磁ソレノイド弁で構成しなくとも、機械的に構成することができる。つまり電気を使用することなく、油圧のみで制御することができる。そのため、制御部57のような構成を備えていない除雪ドーザ11にも適用することができる。また信号配線の取り回し及び信号配線の故障等に関する対策を講じなくともよくなる。その他、第1実施形態の油圧装置10と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態の油圧装置10Bが備えるアングル駆動部40Bの油圧回路を示す回路図である。第3実施形態の油圧装置10Bは、第2実施形態の油圧装置10Aと構成が類似している。以下では、第3実施形態の油圧装置10Bの構成について、第2実施形態の油圧装置10Aと異なる構成についてだけ説明し、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
また、油圧装置10Bのアングル駆動部40Bでは、第2実施形態のアングル駆動部40Aの遅延回路67に代えてリレースイッチ70が設けられており、開閉弁50が電磁ソレノイド弁により構成されている。リレースイッチ70は、第3のシャトル弁64cから出力される圧油の圧力に応じてオン及びオフを切換え可能に構成されている。リレースイッチ70は、圧力スイッチ71に接続されており、オンに切換えられると圧力スイッチ71に信号を出力し、オフに切換えられると所定時間経過した後、前記信号の出力を停止する。
圧力スイッチ71は、開閉弁50のソレノイド50aに接続されている。また、圧力スイッチ71は、リレースイッチ70からの信号を受けると、オンに切替わって開閉弁50のソレノイド50aに電流を流し、且つ前記信号の出力が停止した時及びアキュムレータ42内の油圧が予め定められる圧力以上になったときに、開閉弁50のソレノイド50aに流す電流を停止するように構成されている
油圧装置10Bでは、第1操作レバー43が前方に揺動操作されると、第1パイロット油通路65aに油圧ポンプ31からの油圧が供給され、右側操作弁41Rの一方のパイロットポート41aに導かれる。この油圧は、同時に第1のシャトル弁64aにも導かれ、第1及び第3のシャトル弁64cを通過してリレースイッチ70に達する。これによりリレースイッチ70がオンに切換えられて圧力スイッチ71に信号が出力される。この信号により圧力スイッチ71がオンに切換り、圧力スイッチ71からソレノイド50aに電流が流れて開閉弁50が連通路49を閉じる。
その後、第1操作レバー43が中立位置に戻されると、第1パイロット油通路65aがドレン54に接続される。そのため第3のシャトル弁64cからの出力が低下し、リレースイッチ70がオフに切換えられる。リレースイッチ70は、オフに切換えられた後もソレノイド50aに電流を流し続ける。その後、アキュムレータ42内の油圧が予め定められる圧力以上になると圧力スイッチ71がオフに切換り、ソレノイド50aに流れる電流が停止される。これによって開閉弁50Aにより連通路49が開かれる。
また、リレースイッチ70がオフに切換えられてから所定時間経過してもアキュムレータ42内の油圧が予め定められる圧力に達しない場合、リレースイッチ70からの信号が停止される。これによっても圧力スイッチ71がオフに切替わり、開閉弁50Aによって連通路49が開かれる。このように、アキュムレータ42に蓄積された圧油が使用される度に、アキュムレータ42に圧油が補充されることとなる。
油圧装置10Bは、第2実施形態の油圧装置10Aと同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
図7は、第4実施形態の油圧装置10Cの油圧回路を示す回路図である。第4実施形態の油圧装置10Cは、第1実施形態の油圧装置10と構成が類似している。以下では、第4実施形態の油圧装置10Cの構成について、第1実施形態の油圧装置10と異なる構成についてだけ説明し、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。なお、第5及び第6実施形態についても同様である。
油圧装置10Cは、アキュムレータ42とアングル側ドレン通路52とを繋ぐ通路101を備え、通路101に開放弁100が介在している。開放弁100は、油圧ポンプ31から圧油を吐出すると通路101を開き、油圧ポンプ31が停止すると通路101を閉じるパイロット開閉弁である。具体的には、開放弁100は、油圧ポンプ31の吐出圧に応じて通路101を開閉するパイロット開閉弁である。
このような構成の開閉弁100は、油圧ポンプ31からの吐出圧が予め定められた圧力未満になると、油圧ポンプ31の停止を検出し、アキュムレータ42に蓄積された圧油をドレン54に開放する。これにより、油圧ポンプ31停止後(即ち、エンジン30停止後)に、アキュムレータ42内の圧油がアングル用シリンダ23,24に供給されることを防ぐことができる。これにより、油圧ポンプ31停止後に、第1及び第2の操作レバー43,45が誤って操作されてもプラウ21,22が動かないようにすることができる。また開放弁100をパイロット開閉弁により構成することで、油圧ポンプ31の停止を検出するためのセンサを設ける必要がなく、機械的に構成することができる。
(第5実施形態)
図8は、第5実施形態の油圧装置10Dの油圧回路を示す回路図である。油圧装置10Dは、開放弁100Dを更に備える。開放弁100Dは、通路101に介在する。開放弁100Dは、エンジン30のオンオフを切換えるためのキースイッチ102に電気的に接続されているソレノイド弁である。従って、開放弁100Dは、キースイッチ102への操作に応じて前記通路101を開閉するように構成されている。
このように構成されている開放弁100Dは、キースイッチ102を操作してエンジン30をオフにすると、油圧ポンプ31の停止を検出して、アキュムレータ42に蓄積された圧油をドレン54に開放する。これにより、第4実施形態の油圧装置10C同様に、油圧ポンプ31停止後に第1及び第2の操作レバー43,45が操作されても、プラウ21,22が動かないようにすることができる。また、開放弁100Dがキースイッチ102への操作に応じて前記通路101を開閉するソレノイド弁なので、油圧ポンプ31の停止と略同時に、アキュムレータ42内の圧油がドレン54へと開放される。これにより、油圧ポンプ31の停止直後からプラウ21,22を動かないようにすることができる。
(第6実施形態)
図9は、第6実施形態の油圧装置10Eの油圧回路を示す回路図である。油圧装置10Eは、逆止弁47に代えて開放切換弁103を備えている。開放切換弁103は、アングル用油通路44に介在し、アキュムレータ42が接続されている部分より油圧ポンプ31側に配置されている。開放切換弁103は、キースイッチ102に電気的に接続されるソレノイド弁であり、キースイッチ102への操作に応じて第1の位置103aと第2の位置103bとに切換可能に構成されている。第1の位置103aは、アングル用油圧通路44の上流側と下流側とをそのまま連通する位置である。また第2の位置103bは、前記上流側と下流側との間に逆止弁104を介在させる位置である。
開閉切換弁103は、キースイッチ102を操作してエンジン30をオンにすると、アングル用油圧通路44の上流側と下流側との間に逆止弁104を介在させる。この逆止弁104は、第1実施形態の油圧装置10等に設けられる逆止弁47と同様の機能を達成する。キースイッチ102を操作してエンジン30をオフにすると、開閉切換弁103は、エンジン30をオフにする操作により油圧ポンプ31の停止を検出して、アキュムレータ42内の圧油をドレン54に開放する。これにより、アキュムレータ42内の圧油をドレン54へと開放し、油圧ポンプ31停止後に第1及び第2の操作レバー43,45が操作されても、プラウ21,22が動かないようにすることができる。油圧装置10Eは、第5実施形態の油圧装置10Dと同様の作用効果を奏する。
[その他の構成について]
第1乃至第6実施形態では、アキュムレータ42、開閉弁50,50B、アンロード解除弁51,51Aがアングル駆動部40に適用されているけれども、アーム駆動部34に適用されてもよい。この場合、チルト用シリンダ18及び昇降用シリンダ17の駆動速度を速くすることができる等、第1乃至第6実施形態の場合と同様の作用効果が得られる。
第1乃至第6実施形態では、油圧装置10〜10Bが油圧ポンプ31を1つしか備えていないが、2つの油圧ポンプを備えてもよい。その場合、一方の油圧ポンプの吐出ポートは、第1乃至第3実施形態と同様に優先弁32に接続され、他方の油圧ポンプの吐出ポートは、優先弁32とチルト用操作弁36との間に接続される。他方の油圧ポンプは、エンジン30によって駆動され、補助ポンプとして用いられる。
また第1乃至第6実施形態では、駆動源としてエンジン30が適用されているけれども、モータ等であってもよい。また操作手段として第1及び第2操作レバー43,45が適用されているけれども、オンオフスイッチでもよく、またハンドルであってもよい。操作可能なものであればよい。また第3実施形態のリレースイッチ70をタイマスイッチに代えてもよい。
また第4乃至第6実施形態の開放弁100,100E及び開放切換弁103は、第2及び第3実施形態の油圧装置10A,10Bに適用することができ、適用した油圧装置は、第4乃至第6実施形態の油圧装10C〜10Eと夫々同様の効果を奏する。
第1乃至第6実施形態では、除雪ドーザ11に適用される油圧装置10について説明しているけれども、ブルドーザ、油圧ショベル等の油圧アクチュエータを備える建設機械であってもよい。
また、第1乃至第6実施形態において、圧力センサ59又は圧力スイッチ71を設けずにアキュムレータ42内の油圧に関係なく、第1及び第2操作レバー43,45の揺動が停止されてから所定時間が経過すると制御部57が開閉弁50に連通路49を開けさせるように構成させてもよい。この場合、前記所定時間は、例えば1sec〜2secである。
本件発明の第1実施形態の油圧装置を備える除雪ドーザの左側面図である。 図1に示す除雪ドーザの平面図である。 第1実施形態の油圧装置の油圧回路を示す回路図である。 アングル駆動部の油圧回路を拡大して示す回路図である。 第2実施形態の油圧装置が備えるアングル駆動部の油圧回路を示す回路図である。 第3実施形態の油圧装置が備えるアングル駆動部の油圧回路を示す回路図である。 第4実施形態の油圧装置の油圧回路を示す回路図である。 第5実施形態の油圧装置の油圧回路を示す回路図である 第6実施形態の油圧装置の油圧回路を示す回路図である 除雪ドーザのマルチプラウによる除雪作業について示す図であり、(a)は、側道に沿って除雪する場合の除雪ドーザによる除雪作業を示す図であり、(b)は、交差点のように側道が途中に開口が形成されているような場合の除雪ドーザ1による除雪作業を示す図であり、(c)は、開口6にある雪を除雪ドーザ1により掻き出す除雪作業を示す図である。
符号の説明
10,10A,10B 油圧装置
11 除雪ドーザ
12 マルチプラウ
13 車両本体
21 右側プラウ
22 左側プラウ
23 アングル用シリンダ
24 アングル用シリンダ
30 エンジン
31 油圧ポンプ
41L 左側操作弁
41R 右側操作弁
42 アキュムレータ
43 第1操作レバー
44 アングル側油通路
45 第2操作レバー
46 ポンプ油通路
47 逆止弁
49 連通路
50,50B 開閉弁
57 制御部
58a〜58d リミットスイッチ
59 圧力センサ
60 パイロット機構
61 解除機構
67 遅延回路
70 リレースイッチ
71 圧力スイッチ
100,100D 開放弁
102 キースイッチ
103 開放切換弁

Claims (6)

  1. 圧油を吐出する油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプから吐出される圧油が供給され、前記圧油により駆動する油圧アクチュエータと、
    前記油圧ポンプから油圧アクチュエータに供給される圧油の流れを阻止するものであって、操作手段が操作されると前記圧油の流れを許容する切換弁と、
    前記油圧ポンプと前記切換弁とを繋ぐポンプ通路に接続され、前記油圧ポンプから吐出される圧油を蓄積するアキュムレータと、
    前記ポンプ通路において前記アキュムレータより油圧ポンプ側に介在し、前記油圧ポンプから前記油圧アクチュエータへの圧油の流れを許容し、その反対方向の油圧の流れを阻止する逆止弁と、
    前記ポンプ通路の前記逆止弁より前記油圧ポンプ側とドレンとを連通する連通路を開閉する開閉弁と、
    前記操作手段が操作されると前記開閉弁に前記連通路を閉じさせ、前記操作手段に対する操作が止められると、前記操作が止められてから所定時間経過した後に前記開閉弁に前記連通路を開けさせる制御手段とを備えることを特徴とする油圧装置。
  2. 前記アキュムレータ内の油圧を検出する圧力検出手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記圧力検出手段で検出された前記油圧が予め定められた圧力以上になると、前記所定時間経過前であっても前記開閉弁に前記連通路を開けさせることを特徴とする請求項1に記載の油圧装置。
  3. 前記油圧ポンプの停止を検出すると、前記アキュムレータに蓄積される圧油をドレンに開放する開放弁を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の油圧装置。
  4. 前記開放弁は、前記油圧ポンプの吐出圧が予め定められる圧力以下になると、前記油圧ポンプの停止を検出するパイロット開閉弁であることを特徴とする請求項3に記載の油圧装置
  5. 前記油圧ポンプは、駆動源により駆動し、
    前記開放弁は、前記駆動源を停止させる停止手段と電気的に接続された電磁開閉弁であり、前記停止手段への操作により前記油圧ポンプの停止を検出するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の油圧装置。
  6. 請求項1乃至5に記載の油圧装置と、
    出力を変更可能な駆動源と、
    前記駆動源と前記油圧装置とを搭載し、前記駆動源の出力に応じた走行速度で走行する車両本体と、
    除雪するためのもので前記車両本体に設けられ、前記油圧アクチュエータが駆動することにより作動する除雪手段とを備え、
    前記油圧装置の前記油圧ポンプは、前記駆動源の出力の増減に応じて吐出量を増減するように構成されていることを特徴とする除雪車両。
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