JP2010077784A - 遮蔽部材の落下防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】開口部の遮蔽部材が開閉動作するとき、開閉装置の伝達部に異常があっても、巻取りドラムに固着した落下防止装置が高回転による遠心力を利用して停止させる。
前記伝達部は、巻取りドラムの軸受の破損・連結チェンの断線・出力軸の破損等には対応できなかった。本発明は、遮蔽部材が下降する領域へ係止部材を出し入れして、遮蔽部材の移動に干渉しないように第二検出器を設ける構造を提供するものである。
【解決手段】ブレーキ部9に停止位置を送信する第一検出器29と、遮蔽部材2が上下動する領域に配置すると共に該遮蔽部材2と係止する係止装置35と、前記係止装置35に最適な突起の動作を指令する第二検出器30と、から構成され、
前記開閉機4の回転数量と前記遮蔽部材2の開閉位置とが正常に動作するとき、該遮蔽部材2と係止装置35とが干渉しないようにする
【選択図】図1
前記伝達部は、巻取りドラムの軸受の破損・連結チェンの断線・出力軸の破損等には対応できなかった。本発明は、遮蔽部材が下降する領域へ係止部材を出し入れして、遮蔽部材の移動に干渉しないように第二検出器を設ける構造を提供するものである。
【解決手段】ブレーキ部9に停止位置を送信する第一検出器29と、遮蔽部材2が上下動する領域に配置すると共に該遮蔽部材2と係止する係止装置35と、前記係止装置35に最適な突起の動作を指令する第二検出器30と、から構成され、
前記開閉機4の回転数量と前記遮蔽部材2の開閉位置とが正常に動作するとき、該遮蔽部材2と係止装置35とが干渉しないようにする
【選択図】図1
Description
本発明は、開口部を遮蔽材が上下動して開閉させるシャッター開閉機であり、このシャッター開閉機と遮蔽部材の連結に異常が出たとき、遮蔽部材に係止させて停止させる係止装置であり、遮蔽部材の落下を防止する検出器の構造に関するものである。
従来のシャッター開閉機の落下防止装置は、シャッターカーテンに連結する巻き取りシャフトを開閉機が駆動回転させてシャッターカーテンを上下動させている。開閉機とシャフトとは、伝動チェンにより巻回されて正逆回転可能に、シャフトの両端をブラケットで軸着されている。両端のブラケットには、一方に開閉機を備え、他方に落下防止装置を備え、シャフトに軸着している。落下防止装置は、シャフトの回転を増速して、規定の回転数以上になると遠心力で広がり固定された外周面に当接することで、シャフトに係止させて、シャフトの回転を止めることにより、シャッターカーテンを停止させていた。
しかし、この特許文献1の落下防止装置は、ウエイト体の設定により、シャフトの正常な回転数が決められて、シャッターカーテンの昇降速度が、定められた一定の速度で回転しなければならなかった。場所によっては、開閉処理時間を速くしなければならないところがあり、その装置では別途の設計を要すことになる。また、シャッターカーテンの落下は、伝動チェンが切断されるときだけではなく、シャフトの破損による空転、開閉機の破損等も考えられるが、この特許文献1の落下装置では検出できずに、シャッターカーテンを下降停止させることができない。
本発明は、遮蔽部材の通過点の複数個所に係止部材を突出させて、下降時に遮蔽部材が近づくと、開閉機に連結する検出器が順次係止部材を収納して遮蔽部材を通過可能にする信号を発信する検出器と係止部材の連結を目的にする。
検出器は、開閉機に内蔵された入力軸の回転に連結して、遮蔽部材の上下動位置と、係止部材の収納動作を接近させて、複数個所に設置した係止部材に遮蔽部材を通過させる信号を発信する検出器の構造を提供するものである。
本発明は、遮蔽部材の通過点の複数個所に係止部材を突出させて、下降時に遮蔽部材が近づくと、開閉機に連結する検出器が順次係止部材を収納して遮蔽部材を通過可能にする信号を発信する検出器と係止部材の連結を目的にする。
検出器は、開閉機に内蔵された入力軸の回転に連結して、遮蔽部材の上下動位置と、係止部材の収納動作を接近させて、複数個所に設置した係止部材に遮蔽部材を通過させる信号を発信する検出器の構造を提供するものである。
請求項1の発明では、開口部を開閉する遮蔽部材を備え、該遮蔽部材を巻き取る巻取ドラムを天井部に配置して、該巻取ドラムを回転させる開閉機に設置された検出器であり、前記開閉機は、駆動回転を入力にする駆動モータ部と、駆動モータの駆動回転を低速回転の高出力に巻取ドラムを回転させる減速機部と、減速機部の出力軸に巻取ドラムを連結することにより開口部で上下動する遮蔽部材と、遮蔽部材を開口部の適した位置に停止させるブレーキ部と、ブレーキ部に停止位置を送信する第一検出器と、遮蔽部材が下降する領域に配置すると共に該遮蔽部材と係止する係止部材を出し入れする係止装置と、前記係止装置に最適な突起の動作を指示する第二検出器と、からなり、
前記開閉機の回転数量と前記遮蔽部材の開閉位置とが正常に動作するとき、該遮蔽部材と係止部材とが干渉しないようにする構成する。
前記開閉機の回転数量と前記遮蔽部材の開閉位置とが正常に動作するとき、該遮蔽部材と係止部材とが干渉しないようにする構成する。
請求項2の発明では、請求項1の係止装置の係止部材は、開口部の側面に複数個所に設置され、第二検出器の信号により、突起を遮蔽部材の上下動に合わせて、下方位置に出し入れの動作をさせる構成とする。
請求項3の発明では、請求項1のブレーキ部は、励磁部の複数個を作動させる第一ブレーキの励磁部と、1個を作動させる第二ブレーキを備えて、第一ブレーキが遮蔽部材を停止させ、第二ブレーキが遮蔽部材を減速させる構成とする。
請求項3の発明では、請求項1のブレーキ部は、励磁部の複数個を作動させる第一ブレーキの励磁部と、1個を作動させる第二ブレーキを備えて、第一ブレーキが遮蔽部材を停止させ、第二ブレーキが遮蔽部材を減速させる構成とする。
請求項1の構成では、第二検出器が遮蔽部材を係止する係止部材を動作して、遮蔽部材の動作が正常なら干渉しないが、異常の上下動なら係止部材が突出状態で、遮蔽部材が近づいても収納されずに干渉する状態する。
請求項2の構成では、係止部材を遮蔽部材の下方位置の複数個所に設置して、上下動に合わせて出し入れするため、開口部の全体を安全に維持することができる作用がある。
請求項3の構成では、遮蔽部材を停止させる第一ブレーキと、遮蔽部材を低速にさせる第二ブレーキにより、係止部材の動作で第二ブレーキも動作させることで、干渉したときの衝撃を緩和できる。
請求項2の構成では、係止部材を遮蔽部材の下方位置の複数個所に設置して、上下動に合わせて出し入れするため、開口部の全体を安全に維持することができる作用がある。
請求項3の構成では、遮蔽部材を停止させる第一ブレーキと、遮蔽部材を低速にさせる第二ブレーキにより、係止部材の動作で第二ブレーキも動作させることで、干渉したときの衝撃を緩和できる。
請求項1の発明では、開閉機・伝達部等の破損があっても、簡素な構成で安価な装置により確実に遮蔽部材の落下を防止ができ、安全に利用することができる効果がある。
請求項2の発明では、開口部の複数個所に配置してあるので、開口部のどの位置でも安全に落下を停止させることができ効果がある。
請求項3の発明では、係止部材の付近では遮蔽部材を低速にするので、調整不良による当接があっても、停止を容易にできる効果がある。
請求項2の発明では、開口部の複数個所に配置してあるので、開口部のどの位置でも安全に落下を停止させることができ効果がある。
請求項3の発明では、係止部材の付近では遮蔽部材を低速にするので、調整不良による当接があっても、停止を容易にできる効果がある。
本発明の遮蔽部材の落下防止装置では、遮蔽部材に当接する係止部材を開口部に備え、もし遮蔽部材が落下しても途中で停止させ、開口部の下方空間を安全にする落下防止装置である。本発明の一例を図面で示し説明すると、図1は、天井部Tと地上面GL上に床面Rを備え、空間の両側を壁面Kにより覆われた通路の開口部1があり、その通路の開口部1をシート・スラット・幕等の遮蔽部材2が上下動により、開閉する開閉機4が天井部Tに設置されている。開閉機4は、巻取ドラム3を両側の壁面Kの軸受Bに軸着されて、該巻取ドラム3に遮蔽部材2を巻き掛けている。
遮蔽部材2は、金属製の重量ものから樹脂製・布製の軽量なもので、透明のものから着色したものまで豊富にあり、天井部Tから吊下げて床面Rまでの開口部1を閉鎖することで、温度・湿度・粉塵・光線・風・通行等を遮断することが容易にできる。
開口部1には、天井部Tから吊下げる遮蔽部材2を備え、両側壁面Kに沿って立設した案内レール5が遮蔽部材2の側面を支持して昇降の案内を行う。巻取ドラム3の端面は、一端を壁面Kの軸受Bに軸着して支持し、他端を開閉機4の固定枠13を壁面Kに固定した開閉機4と連結して、軸受Bとして軸着している。
開口部1には、天井部Tから吊下げる遮蔽部材2を備え、両側壁面Kに沿って立設した案内レール5が遮蔽部材2の側面を支持して昇降の案内を行う。巻取ドラム3の端面は、一端を壁面Kの軸受Bに軸着して支持し、他端を開閉機4の固定枠13を壁面Kに固定した開閉機4と連結して、軸受Bとして軸着している。
開閉動作は、操作スイッチ(図示略)により遮蔽部材2を昇降させることができ、開口部1を閉鎖したり開口したり途中停止させることもできる。遮蔽部材2は、開閉機4の高出力により、高速度の上下動をすることになり、開口部1の通行をすばやく処理できる作用があり、通行を容易に速めることができる。開閉機4は、遮蔽部材2を正確に定位置に停止させるブレーキ部9を必要にして、しかも、小型で安価でなければならない。ブレーキ部9の制動力を高めるには、ブレーキシュー20と回転胴14の接触面を多くして、接触抵抗を高めることで、高制動力により遮蔽部材2を安全に安定した作用をする。案内レール5には、壁面Kに設置された係止装置35の複数個が、遮蔽部材2の上下動する領域に第一〜四係止部材35a・35b・35c・35dを突出させることができる。
この係止装置35は、強固なピンを案内レール5内に突出させた状態で、遮蔽部材2を下降させて、干渉する寸前のピンを収納させて、干渉を避けて下降動作を続ける。
遮蔽部材2の上下動する領域は、第一検出器29が検知して、天井部T(マイクロスイッチ38f)から床面R(マイクロスイッチ38a)までを正確に移動させる。係止装置35は、遮蔽部材2が上昇するとき、遮蔽部材2の下面である座板を追って、第一〜四係止部材35a・35b・35c・35dが順次突出して、開閉機4および伝達装置が切断・破損したとき遮蔽部材2の落下を止めるように動作する。前記係止部材35は、一般のソレノイドでもよくピンが強固なものが適していて、設置する高さの一例を示すと、第一係止部材35aを床面Rから500mmの位置にして、第二係止部材35bを床面Rから1600mmの位置にして、第三係止部材35cを床面Rから2000mmの位置にして、第四係止部材35dを床面Rから3000mmの位置に備え、図面では両側の同じ位置であるが片側又は交互に配置してもよい。
遮蔽部材2の上下動する領域は、第一検出器29が検知して、天井部T(マイクロスイッチ38f)から床面R(マイクロスイッチ38a)までを正確に移動させる。係止装置35は、遮蔽部材2が上昇するとき、遮蔽部材2の下面である座板を追って、第一〜四係止部材35a・35b・35c・35dが順次突出して、開閉機4および伝達装置が切断・破損したとき遮蔽部材2の落下を止めるように動作する。前記係止部材35は、一般のソレノイドでもよくピンが強固なものが適していて、設置する高さの一例を示すと、第一係止部材35aを床面Rから500mmの位置にして、第二係止部材35bを床面Rから1600mmの位置にして、第三係止部材35cを床面Rから2000mmの位置にして、第四係止部材35dを床面Rから3000mmの位置に備え、図面では両側の同じ位置であるが片側又は交互に配置してもよい。
図2は、開閉機4の駆動装置を示し、駆動モータ部8とブレーキ部9と減速機部7が接続されて、出力軸6にスプロケット22を突出させた固定枠13が壁面Kにボルトで固定され、巻取ドラム3に軸着して支持している。巻取ドラム3は、円筒のパイプ材であり、一端側に中心から軸を突出させて、壁面Kの軸受Bに回転自在に軸着されている。前記巻取ドラム3のもう一方の他端側は、スプロケット22aが嵌着されて固定枠13内の出力軸6に固定されたスプロケット22から伝達され、該巻取ドラム3の両端を平行に駆動回転可能に軸着して、開閉機4により駆動制御される。
巻取ドラム3を回転させる開閉機4は、固定枠13に出力軸6を突出させた減速機部7を接続して、モータ軸10の高速回転を複数段に噛み合わせたギヤ群21により、低速回転の高トルクに変速させている。減速機部7には、駆動モータ部8のモータ軸10が接続されて駆動源として遮蔽部材2を上下動させることができ、該モータ軸10にブレーキ部9が固定されて、回転を停止させることができる。ブレーキ部9は、モータ軸10に回転胴14を嵌着させて、該回転胴14を停止させるブレーキシュー20が作動する。
ブレーキシュー20は、アルミ製の半円状の部材を外周部にして、その外周面にライニング19を貼り付け、左右一対に円形に形成し、左右間にガバナスプリング25を係合して引寄せ合い、アームピン17と支持ピン18を挟持して、モータ軸10を中心にして揺動状態にしている。アームピン17は、アーム23が固定されて、アーム23の回動により左右一対に挟持されたライニング19を径方向に拡張することで、ライニング19を回転胴14の内周面に接触させて制動作用をさせることができる。
アーム23は、中心にアームピン17を固着して、一端側にブレーキスプリング25で付勢力を与え、他端側に励磁部24を配置して相対関係にして、励磁部24に電源が入るとアーム23が回動してライニング19を挟持して制動を解除する。モータ軸10は、減速機部7からブレーキ部9まで一体に延長して、端面を半円状にしてハンドルレバー32を差入れて係合させ手動による回転を可能にしている。
モータ軸10の減速機7側には、歯面を備えたピニオンが備えてあり、減速機部7のギヤ群21の歯車と噛合い、回転を入力することができる。前記モータ軸10の端面側には、モータ軸10の回転を支持可能にすると共に、該回転の制動と開放との制御指令をケーブルにより配線され、開口部1を遮蔽部材2の昇降動作による開閉動作と、制動作用による停止動作をするブレーキ部9が支承されている。駆動モータ部8のモータフレームは、モータのステータとしてのコイルを備えて減速機7に接続され、固定枠13を介して壁面Kに取付けられている。検出部30は、出力軸6に連動する減速機部7のギヤ群21に噛み合わせたもので、該出力軸6の回転数量により遮蔽部材2の位置を正確に制御することができる。
図3は、ブレーキ部9を示すもので、鋼板製の箱形状のブレーキ取付板11に、固着している金属性のアルミで形成された円筒型の回転フランジ12の内部構造を説明するものである。モータ軸10は、ブレーキ部9の中心を回転可能に配置されて、回転フランジ12内に、モータ軸10に嵌着された御椀形の回転胴14が回転可能に軸着され、ブレーキ取付板11に延出している。
回転胴14には、端面に2本の支持ピン18が垂直に固定され、この位置をブレーキシュー20が、モータ軸10を中心に外周位置の半円にするところで、ブレーキシュー20をガバナスプリング(図示略)で引寄せられて、円状の一対に拡狭自在に遊着され、回転胴14と一体に回転する。
回転胴14には、端面に2本の支持ピン18が垂直に固定され、この位置をブレーキシュー20が、モータ軸10を中心に外周位置の半円にするところで、ブレーキシュー20をガバナスプリング(図示略)で引寄せられて、円状の一対に拡狭自在に遊着され、回転胴14と一体に回転する。
この回転は、モータ軸10が一定回転数以上になると、遠心力でブレーキシュー20が外側にガバナスプリングの付勢力に抗して拡張することで、ライニング19の径を大きくして外周面を回転フランジ12の内周面に接触して、モータ軸10の回転数を一定数に抑える作用を備えている。ブレーキ取付板11には、アーム23の回動に合せて回転するアームピン17と支持ピン18が回転胴14の内周位置に突出して、ブレーキシュー20を該アームピン17と支持ピン18に、ガバナスプリングを介して拡狭自在に遊着されている。このブレーキシュー20は、二対が遊着されて、アームピン17の数度の角度の回転でブレーキシュー20が開き、回転胴14にライニング19を接触させて、モータ軸10を停止させることができる。
アームピン17の回転は、検出部28の信号により回動を制御されて、駆動モータ部8と連動して、遮蔽部材2を上下動と制動の動作により開口部1の開閉を行う。アームピン17の回転は、ブレーキ取付板11に配置されたアーム23に固着されて、検出部28の信号でアーム23を回動させることで、数度の傾斜になり、第一ブレーキ26・第二ブレーキ27の位置に作動して、当接されたライニング19を拡狭動作して制動又は解放することになる。
ブレーキ取付板11の内部構造は、箱状に覆われて外部から遮断され、中央に透孔が備えてあり、該透孔からモータ軸10が突出して外部からハンドルレバー32を差込み手動により駆動回転して、遮蔽部材2を上下動させることができる。アーム23には、中心をアームピン17にして左右の両端に、ブレーキスプリング25と励磁部24との吊り合いによる傾斜角により、ライニング19の拡張の大きさを変えることができる。ライニング19の拡張は、回転胴14の内周面に当接する圧力により制動力が強くなり遮蔽部材2の昇降速度を遅くして停止を容易にできる。
ブレーキスプリング25は、圧縮ばねであり、伸びようとする付勢力が、アーム23を図面の反時計回り方向に付勢力を働かせ、アームピン17を回転させてライニング19を拡張させて、回転胴14の内周面に接触して制動動作を行う。励磁部24は、アーム23を時計方向に回動させて、ライニング19を挟持させて回転胴14の内周面の接触面を無くすことで、制動作用を無くしモータ軸10を回転させる。
制動力は、ブレーキスプリング25の付勢力で決まるが、ライニング19の接触面の多い・少ないにより、急激に停止する第一ブレーキ26の位置の制動とソフトに停止させようとする第二ブレーキ27の位置の制動とに、切り替えることができる。
制動力は、ブレーキスプリング25の付勢力で決まるが、ライニング19の接触面の多い・少ないにより、急激に停止する第一ブレーキ26の位置の制動とソフトに停止させようとする第二ブレーキ27の位置の制動とに、切り替えることができる。
前記接触面の多い・少ないは、励磁部24・24aの吸引力を強弱に切り替えることで、制動力を変えることができる。励磁部24・24aは、2個を備えており、吸引力が異なるものであり、どちらか一方の励磁部24又は励磁部24aを動作させるか。
または、両方とも動作させるか。どちらから先に動作させるかにより、制動力が色々異なるものである。励磁部24・24aの配置は、図3ではアーム23の右端部に直列に備えているが、アーム23の腕の位置を変えて励磁部24・24aを並列に配置して、吸引力を変化させてもよい。
または、両方とも動作させるか。どちらから先に動作させるかにより、制動力が色々異なるものである。励磁部24・24aの配置は、図3ではアーム23の右端部に直列に備えているが、アーム23の腕の位置を変えて励磁部24・24aを並列に配置して、吸引力を変化させてもよい。
検出器28は、伝達軸31を介して減速機部7のギヤ群21に当接させて、回転量を取り出すものであり、前記ギヤ群21の歯車に当接する位置をギヤ群21の歯形にしても良いが、側面に別途に形成するローレットを備えることで、歯形に比べより多くの係合面を持つことができ、検出する精度を高めることができる。伝達軸31は、減速機部7のケースに軸着されたテーパの係合面を備え、前記歯形又はローレットの係合面に噛合うようにして、当接ばねにより当接状態を確実に接触させている。伝達軸31は、ケースに軸着された入力軸受33により、外部の検出器28に出力軸6の回転量を伝達することができる。
図4は、検出器28を示し、マイクロスイッチ38を複数個に配置して伝達軸31の回転量により、マイクロスイッチ38の夫々の入り切りにより信号を図示略の制御盤に伝達して、開口部1を昇降する遮蔽部材2を制御する信号を伝達する検出器28としている。この検出器28は、箱形状にして、下面に入力軸34を突出させて検出量を入力可能にして、上面に入力軸受33を備えて、他の検出器28を接続することで、検出量を更に増大させて出力可能にしている。
検出器28の内部構造は、3軸からなるギヤの噛み合わせで、この3軸から入力軸受33a・33b・33c・33dの回転を出力するので、接続する他の検出器28の入力軸34に伝達することもできる。第1入力軸受33aは、回転入力軸34を突出させて備えて第1ギヤ36を軸着して、速比を1/1としている。第2入力軸受33bは、第1ギヤ36(例えば歯数10)と噛合う第2ギヤ36a(例えば歯数30)で速比を1/3にして、同軸に第3ギヤ36b(例えば歯数15)を軸着している。
第3入力軸受33cは、第3ギヤ36bに噛合う第4ギヤ36c(例えば歯数30)を備え、同軸に第4ギヤ36cと噛合う第5ギヤ36d(例えば歯数15)を備え、どちらか一方のギヤに連結している。この連結は、第4ギヤ36cと第5ギヤ36dに止ネジで、第3入力軸受33cにどちらかを固定と空転とにすることで速比が変わり、第4ギヤ36cの速比を1/6とし、第5ギヤ36dの速比を1/1.5になり、必要な速比を選択できる。
第3入力軸受33cは、第3ギヤ36bに噛合う第4ギヤ36c(例えば歯数30)を備え、同軸に第4ギヤ36cと噛合う第5ギヤ36d(例えば歯数15)を備え、どちらか一方のギヤに連結している。この連結は、第4ギヤ36cと第5ギヤ36dに止ネジで、第3入力軸受33cにどちらかを固定と空転とにすることで速比が変わり、第4ギヤ36cの速比を1/6とし、第5ギヤ36dの速比を1/1.5になり、必要な速比を選択できる。
検出器28は、同じものを複数個に積み重ねるようにして、入力軸34を適した位置の3軸中の入力軸受33(第1入力軸受33a・第2入力軸受33b・第3入力軸受33c)に挿入することで、より長い距離と複数個所とを検出することができ、速比も入力軸受33の複数個所を選択することで、より精度の高い検出器28になる。
さらに、各入力軸受33には、偏心したカム37をセレーション加工した軸に挿入して軸着し、このカム37とマイクロスイッチ38とが接触してスイッチを入り切りして信号を伝達する機構であり、カム37の方向をセレーション位置で入れ替えることができるため、マイクロスイッチ38と当接させる位置を正確に調整でき、微調整可能に固定することができる。
さらに、各入力軸受33には、偏心したカム37をセレーション加工した軸に挿入して軸着し、このカム37とマイクロスイッチ38とが接触してスイッチを入り切りして信号を伝達する機構であり、カム37の方向をセレーション位置で入れ替えることができるため、マイクロスイッチ38と当接させる位置を正確に調整でき、微調整可能に固定することができる。
この図5は、検出器28を上面から見たもので、第1入力軸受33aに片側偏心したカム37aとマイクロスイッチ38a・38dが配置され、第2入力軸受33bに両側に偏心したカム37bとマイクロスイッチ38b・38eが配置され、第3入力軸受33cに偏心したカム37cとマイクロスイッチ38c・38fが配置されている。
上述したマイクロスイッチ38は、6箇所の信号を得ることができ、高度な制御を可能にする。さらに、まだ検出量が不足するときは、検出器28の入力軸受33に、もう1台の検出器28の入力軸34を挿入して、連結することで遮蔽部材2の昇降位置を正確に検知できるので、別途に配置した係止装置35を順次に突出状態から一端収納させて遮蔽部材2を安全に昇降させるように作動している。万が一にも、異常が発生して遮蔽部材2が落下しそうなとき、係止装置35のいずれかの第一係止部材35a・第二係止部材35b・第三係止部材35c・第四係止部材35dが突出したピンに当接して、開口部1の何れかで停止させることができ、事故を最小限に抑えることができる。
上述したマイクロスイッチ38は、6箇所の信号を得ることができ、高度な制御を可能にする。さらに、まだ検出量が不足するときは、検出器28の入力軸受33に、もう1台の検出器28の入力軸34を挿入して、連結することで遮蔽部材2の昇降位置を正確に検知できるので、別途に配置した係止装置35を順次に突出状態から一端収納させて遮蔽部材2を安全に昇降させるように作動している。万が一にも、異常が発生して遮蔽部材2が落下しそうなとき、係止装置35のいずれかの第一係止部材35a・第二係止部材35b・第三係止部材35c・第四係止部材35dが突出したピンに当接して、開口部1の何れかで停止させることができ、事故を最小限に抑えることができる。
(開閉動作の説明)
開口部1を閉鎖している遮蔽部材2を上昇させる時は、正面の壁面Kに備えてある操作盤(図示略)による指令で、検出部28を介して駆動モータ部8に電源が入り、モータ軸10に駆動トルクを発生させる。モータ軸10は、ブレーキ部9により制動状態であるが、前記の駆動モータ部8の電源より若干遅れて電源がブレーキ部9に入り制動を解除すると、回転を始め減速機部7に入力する。このときに、ブレーキ部9は、励磁部24を作動状態にする第一ブレーキ26位置から第二ブレーキ27位置にして、励磁部24aを解放して、一組のライニング19が接触状態にして低速回転でモータ軸10を回転させる。
開口部1を閉鎖している遮蔽部材2を上昇させる時は、正面の壁面Kに備えてある操作盤(図示略)による指令で、検出部28を介して駆動モータ部8に電源が入り、モータ軸10に駆動トルクを発生させる。モータ軸10は、ブレーキ部9により制動状態であるが、前記の駆動モータ部8の電源より若干遅れて電源がブレーキ部9に入り制動を解除すると、回転を始め減速機部7に入力する。このときに、ブレーキ部9は、励磁部24を作動状態にする第一ブレーキ26位置から第二ブレーキ27位置にして、励磁部24aを解放して、一組のライニング19が接触状態にして低速回転でモータ軸10を回転させる。
そして、励磁部24を解放して高速の回転に移る。遮蔽材2は、上昇を始める時、低速度で動作をして、高速度に移り、天井部Tに近づく予め設定した第一検出器29の信号により、一組のライニング19が作動して低速に落して、検出器30の信号で天井部Tの定位置で二組のライニング19が作動して正確な位置に停止する。二組目のライニング19の作動は、励磁部24・24aが働くため、アーム23の回動が大きくアームピン17の回転角度も大きくなり、作動面が緩衝材(ゴム・スポンジ・発砲・ばね等)を付加してある実施形態のものでは、二組のライニングの内、先に接触して、作動面に緩衝材が無いほうが後から接触することになる。緩衝材の付加してある方は、もう一方のライニング19の当接力を基準にして、緩衝材が圧縮されて二組のライニング19が均等の当接力になり、回転胴14を制動して停止させる。
係止装置35は、第二検出器30により第一〜四系止部材35a〜35dの突出するピンが遮蔽部材2の下方位置で係合状態に作動している。もしも、遮蔽部材2を開閉中に伝達部が破損して、巻取ドラム3を解放状態にするとき、遮蔽部材2を制動するものがなく落下することになるが、下方位置の第一〜四系止部材35a〜35dの突出するピンが遮蔽部材2を当接して停止させる。駆動モータ8は、電流値の変化により、電流検出器・サーマル等の作動で電源を切り停止させる。
第一ブレーキ26は、第一検出器29の信号で、励磁部24・24aを作動させて、天井部Tと床面Rとに停止させることができる。第二ブレーキ27は、第二検出器30の信号で、遮蔽部材2の下降動作の下端が近づくと、励磁部24か24aのどちらか一方を作動して、非常停止の準備を行う。遮蔽部材2と係止装置35は、第二ブレーキ27が作動しても下降速度をあまり変化しなく、停止が励磁部24・24aの2個を作動させて速やかに非常停止させることができ、係止装置35との当接で大きな負荷を与えずに破損することが無く経済的である。
第一ブレーキ26は、第一検出器29の信号で、励磁部24・24aを作動させて、天井部Tと床面Rとに停止させることができる。第二ブレーキ27は、第二検出器30の信号で、遮蔽部材2の下降動作の下端が近づくと、励磁部24か24aのどちらか一方を作動して、非常停止の準備を行う。遮蔽部材2と係止装置35は、第二ブレーキ27が作動しても下降速度をあまり変化しなく、停止が励磁部24・24aの2個を作動させて速やかに非常停止させることができ、係止装置35との当接で大きな負荷を与えずに破損することが無く経済的である。
1 開口部
2 遮蔽部材
3 巻取ドラム
4 開閉機
5 案内レール
7 減速機部
8 駆動モータ部
9 ブレーキ部
20 ブレーキシュー
21 ギヤ群
22 スプロケット 22a スプロケット
24 励磁部 24a励磁部
26 第一ブレーキ
27 第二ブレーキ
28 検出器
29 第一検出器
30 第二検出器
31 伝達軸
33 入力軸受
34 入力軸
35 係止装置
38 マイクロスイッチ
T 天井部
GL 地上面
R 床面
K 壁面
2 遮蔽部材
3 巻取ドラム
4 開閉機
5 案内レール
7 減速機部
8 駆動モータ部
9 ブレーキ部
20 ブレーキシュー
21 ギヤ群
22 スプロケット 22a スプロケット
24 励磁部 24a励磁部
26 第一ブレーキ
27 第二ブレーキ
28 検出器
29 第一検出器
30 第二検出器
31 伝達軸
33 入力軸受
34 入力軸
35 係止装置
38 マイクロスイッチ
T 天井部
GL 地上面
R 床面
K 壁面
Claims (3)
- 開口部を開閉する遮蔽部材を備え、該遮蔽部材を巻き取る巻取ドラムを天井部に配置して、該巻取ドラムを回転させる開閉機に設置された検出器であり、
前記開閉機は、駆動回転を入力にする駆動モータ部と、駆動モータの駆動回転を低速回転の高出力に巻取ドラムを回転させる減速機部と、減速機部の出力軸に巻取ドラムを連結することにより開口部で上下動する遮蔽部材と、遮蔽部材を開口部の適した位置に停止させるブレーキ部と、ブレーキ部に停止位置を送信する第一検出器と、遮蔽部材が上下動する領域に配置すると共に該遮蔽部材と係止する係止部材を出し入れする係止装置と、前記係止装置に最適な突起の動作を指令する第二検出器と、から構成され、
前記開閉機の回転数量と前記遮蔽部材の開閉位置とが正常に動作するとき、該遮蔽部材と係止部材とが干渉しないようにすることを特徴とする遮蔽部材の落下防止装置。 - 前記係止装置の係止部材は、開口部の側面に複数個所に設置され、第二検出器の信号により、突起を遮蔽部材の上下動に合わせて、下方位置に出し入れの動作をさせることを特徴とする請求項1記載の遮蔽部材の落下防止装置。
- 前記ブレーキ部は、遮蔽部材を停止させる第一ブレーキと、遮蔽部材を低速に減速さえる第二ブレーキとからなることを特徴とする請求項1記載の遮蔽部材の落下防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008272488A JP2010077784A (ja) | 2008-09-24 | 2008-09-24 | 遮蔽部材の落下防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008272488A JP2010077784A (ja) | 2008-09-24 | 2008-09-24 | 遮蔽部材の落下防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010077784A true JP2010077784A (ja) | 2010-04-08 |
Family
ID=42208501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008272488A Pending JP2010077784A (ja) | 2008-09-24 | 2008-09-24 | 遮蔽部材の落下防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010077784A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63174295U (ja) * | 1987-02-13 | 1988-11-11 | ||
JPH08199950A (ja) * | 1995-01-26 | 1996-08-06 | Yokohama Amenitei Kenkyusho:Kk | 自動シャッター装置 |
JP2005232693A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Kyoei Hatsujo Kogyo Kk | 電動式シャッタの落下防止装置 |
-
2008
- 2008-09-24 JP JP2008272488A patent/JP2010077784A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63174295U (ja) * | 1987-02-13 | 1988-11-11 | ||
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JP2005232693A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Kyoei Hatsujo Kogyo Kk | 電動式シャッタの落下防止装置 |
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