JP2010076257A - ラムシリンダー用ボールノーズ - Google Patents

ラムシリンダー用ボールノーズ Download PDF

Info

Publication number
JP2010076257A
JP2010076257A JP2008247177A JP2008247177A JP2010076257A JP 2010076257 A JP2010076257 A JP 2010076257A JP 2008247177 A JP2008247177 A JP 2008247177A JP 2008247177 A JP2008247177 A JP 2008247177A JP 2010076257 A JP2010076257 A JP 2010076257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bladder
ball nose
tire
vulcanizer
ram cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008247177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5241407B2 (ja
Inventor
Shoichi Tsunemi
昭一 恒見
Kazuyuki Mineishi
和行 嶺石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2008247177A priority Critical patent/JP5241407B2/ja
Publication of JP2010076257A publication Critical patent/JP2010076257A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5241407B2 publication Critical patent/JP5241407B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】生産性に優れるタイヤ加硫機22の提供。
【解決手段】このタイヤ加硫機22は、ローカバー4が押し当てられタイヤの外面を形成しうるモールド24と、このローカバー4に当接しつつこのタイヤの内面を形成しうるブラダー26と、このタイヤの内面に当接しているブラダー26をこのタイヤから剥離させうるラムシリンダー30とを備えている。このラムシリンダー30は、その先端にブラダー26と当接しうるボールノーズ46を備えている。このボールノーズ46の表面50は、凹凸を有している。好ましくは、このタイヤ加硫機22では、上記ボールノーズ46の表面50は、その先端48に向かって延在する複数の溝52を有している。好ましくは、このタイヤ加硫機22では、上記溝52の長さの、上記ボールノーズ46の長さに対する比は2/3以上である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラムシリンダー用ボールノーズに関する。詳細には、タイヤの製造に使用される加硫機において、タイヤからブラダーを剥離させうるラムシリンダーに用いられるボールノーズに関する。
トレッド、サイドウォール、カーカス等の構成部材が組み合わされて準備されたローカバー(未架橋タイヤともいう)が加圧及び加熱され、空気入りタイヤが得られる。このローカバーの加圧及び加熱には、加硫機が用いられる。
図7は、従来の加硫機2の一部がローカバー4と共に示された正面図である。この加硫機2は、モールド6と、ブラダー8と、ラムシリンダー10と、バグウェル12とを備えている。
ローカバー4は、モールド6に投入される。ブラダー8にガスが充填され、このブラダー8は膨張する。この膨張により、ブラダー8がローカバー4の内面に当接する。ブラダー8の内圧が高められ、ローカバー4がモールド6のキャビティ面14とブラダー8の外面16とに挟まれ加圧される。ローカバー4は、ブラダー8及びモールド6からの熱伝導により、加熱される。加圧及び加熱により、ローカバー4のゴム組成物が流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。タイヤが形成されると、ラムシリンダー10の先端に設けられたボールノーズ18がブラダー8に向かって下降する。この下降により、タイヤからブラダー8が剥離される。剥離されたブラダー8は、バグウェル12に収容される。そして、タイヤがモールド6から取り出される。このようなタイヤの加硫機2の一例が、特開2001−269936公報に開示されている。
特開2001−269936公報
図8は、図7の加硫機2の一部が示された部分正面図である。この図8には、下降されたボールノーズ18がブラダー8と当接している状態が示されている。図示されているように、ボールノーズ18の表面20は滑らかである。ボールノーズ18の表面20は、凹凸を有していない。このボールノーズ18は、ブラダー8と密着してしまう。
ブラダー8がバグウェル12に収容されると、ボールノーズ18は上昇する。ブラダー8がボールノーズ18に密着するから、このボールノーズ18の上昇により、バグウェル12に収容されたブラダー8が上方に持ち上げられてしまう。この加硫機2では、この収容されたブラダー8が、バグウェル12からはみ出す恐れがある。ブラダー8の過剰なはみ出しは、タイヤの成形不良を招来する。
ボールノーズ18のブラダー8との密着を防止するという観点から、ボールノーズ18が当接するブラダー8の部分に、ドープレス液が塗布される。この塗布作業は、加硫機2を停止させて実施される。この塗布作業は、生産性を阻害してしまう。
本発明の目的は、生産性に優れるタイヤ加硫機の提供にある。
本発明に係るタイヤ加硫機は、ローカバーが押し当てられタイヤの外面を形成しうるモールドと、このローカバーに当接しつつこのタイヤの内面を形成しうるブラダーと、このタイヤの内面に当接しているブラダーをこのタイヤから剥離させうるラムシリンダーとを備えている。このラムシリンダーは、その先端にブラダーと当接しうるボールノーズを備えている。このボールノーズの表面は、凹凸を有している。
好ましくは、このタイヤ加硫機では、上記ボールノーズの表面は、その先端に向かって延在する複数の溝を有している。
好ましくは、このタイヤ加硫機では、上記溝の長さの、上記ボールノーズの長さに対する比は2/3以上である。
好ましくは、このタイヤ加硫機では、上記溝の本数は6本以上10本以下である。好ましくは、このタイヤ加硫機では、上記溝の幅は3mm以上10mm以下である。好ましくは、このタイヤ加硫機では、上記溝の深さは2mm以上5mm以下である。
好ましくは、このタイヤ加硫機では、上記ボールノーズの表面はその先端に向かって延在する複数の凸条を有している。
本発明に係るタイヤの製造方法は、
(1)ブラダーと、キャビティ面を有するモールドと、その先端にボールノーズを有しておりこのボールノーズの表面が凹凸を有するラムシリンダーとを備える加硫機において、このモールドにローカバーを投入する工程と、
(2)このブラダーを膨張させこのローカバーの内面と当接させる工程と、
(3)このブラダーと上記キャビティ面との間において、このローカバーが加圧及び加熱されてタイヤが得られる工程と、
(4)上記ラムシリンダーのボールノーズがブラダーに当接され、上記タイヤからこのブラダーを剥離させる工程とを含む。
本発明に係るタイヤ加硫機では、ボールノーズの表面が凹凸を有している。この表面とブラダーとの接触面積は、その表面に凹凸を有していない従来のボールノーズよりも小さい。このボールノーズによれば、ブラダーとこのボールノーズとの間に空気が取り込まれやすい。このボールノーズは、従来のボールノーズに比してブラダーに密着しにくい。この加硫機では、このボールノーズはブラダーから容易に剥がれる。この加硫機では、収容されたブラダーのバグウェルからのはみ出しが抑制される。この加硫機では、このブラダーは、バグウェルに正常に収容されうる。ブラダーの過剰なはみ出しが防止されうるから、高品質なタイヤが安定に生産されうる。この加硫機は、タイヤの生産性に優れる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫機22の一部がローカバー4と共に示された正面図である。この図1において、左右方向は半径方向である。この加硫機22は、モールド24と、ブラダー26と、バグウェル28と、ラムシリンダー30とを備えている。この加硫機22は、AFV(Autoform Vulcanizer)である。
モールド24は、リング状のキャビティ面32を備えている。キャビティ面32は、ローカバー4の外面34に当接する。図示されているように、このモールド24は、上型モールド36及び下型モールド38を備えている。このモールド24は、ツーピースモールドと称される。
ブラダー26は、上記キャビティ面32の内側に位置している。ブラダー26は、架橋ゴムからなる。ブラダー26は、袋状である。ブラダー26にガスが充填されると、ブラダー26は膨張する。図示されているように、ブラダー26が膨張するとローカバー4の内面40に当接する。
バグウェル28は、ブラダー26の略下側に位置している。バグウェル28は、筒状である。図示されていないが、バグウェル28はブラダー26を収容しうる。
ラムシリンダー30は、ブラダー26の上側に位置している。ラムシリンダー30は、本体42と、ピストン44と、ボールノーズ46とを備えている。ピストン44は、油圧により本体42に対してスライドしうるように構成されている。この本体42及びピストン44で構成される部分は、市販の油圧機器である。この加硫機22では、このピストン44は上下にスライドする。なお、この紙面において、上下方向がこのラムシリンダー30のストローク方向である。
図2(a)は図1のタイヤ加硫機22に含まれるボールノーズ46が示された正面図であり、図2(b)はその底面図である。図3は、図2(b)のIII−III線に沿った断面図である。ボールノーズ46は、下向きに先細りな形状を呈している。ボールノーズ46の先端48の部分は、略半球状である。図2(a)において、両矢印線Aはラムシリンダー30のストローク方向を表している。
この加硫機22では、ボールノーズ46の表面50は溝52を有している。溝52は、ボールノーズ46の表面50が落ち込んでいる部分である。このボールノーズ46の溝52は、その上側に位置する環状溝52aと、この環状溝52aから下向きに延在する8本のすじ溝52bとから構成されている。下向きに延在する8本のすじ溝52bのそれぞれは、ボールノーズ46の先端48に向かってストローク方向に延在している。このすじ溝52bは、ソーカットとも称される。なお、このボールノーズ46に設けられる溝52が、えくぼ状のディンプルとされてもよい。
この加硫機22では、溝52と、溝52以外の部分であるランド54とにより、ボールノーズ46の表面50が凹凸状になっている。換言すれば、このボールノーズ46の表面50は凹凸を有している。この表面50は、でこぼこしている。この表面50は、滑らかでない。
図1に示されているように、ボールノーズ46はピストン44のストローク方向下側に位置する先端に取り付けられている。この加硫機22では、ピストン44が上下にスライドすると、このボールノーズ46も上下にスライドする。ピストン44が下降すると、ボールノーズ46も下降する。ピストン44が上昇すると、ボールノーズ46も上昇する。
図4は、ボールノーズ46の下降状態が示された部分正面図である。この図4には、ラムシリンダー30及びブラダー26の一部が示されている。前述したように、ラムシリンダー30はブラダー26の上側に位置している。ラムシリンダー30が作動してボールノーズ46が本体42に対して下降すると、このボールノーズ46がブラダー26に当接する。ブラダー26は、このボールノーズ46に押圧される。ブラダー26は、架橋ゴムであるから、この押圧により変形する。
この加硫機22では、ボールノーズ46の表面50が凹凸を有しているから、この表面50とブラダー26との接触面積は、その表面50に凹凸を有していない従来のボールノーズ18よりも小さい。このボールノーズ46は、従来のボールノーズ18に比してブラダー26に密着しにくい。
この加硫機22では、溝52が空気の取り込みに寄与しうるから、ボールノーズ46とブラダー26との間に空気がとりこまれやすい。ボールノーズ46とブラダー26との間に取り込まれた空気は、ボールノーズ46とブラダー26との密着を効果的に防止しうる。このボールノーズ46は、ブラダー26に密着しにくい。この観点から、上記すじ溝52bの本数は、6本以上が好ましい。加工が容易という観点から、このすじ溝52bの本数は、10本以下が好ましい。
この加硫機22が用いられたタイヤの製造方法では、トレッド、サイドウォール、カーカス等の構成部材が組み合わされて準備されたローカバー4が、開かれたモールド24に投入される。ブラダー26にガスが充填され、このブラダー26が膨張する。この膨張により、このブラダー26がローカバー4の内面40に当接する。この当接により、ローカバー4が変形する。この変形は、シェーピングとも称される。この変形により、ローカバー4の形状が整えられる。
この製造方法では、モールド24が閉じられ、ブラダー26の内圧が高められる。ローカバー4は、ブラダー26によりモールド24のキャビティ面32に押し当てられ加圧される。ブラダー26及びモールド24からの熱伝導により、ローカバー4は加熱される。ローカバー4は、キャビティ面32とブラダー26との間において、加圧及び加熱される。加圧及び加熱により、ローカバー4のゴム組成物はキャビティ面32及びブラダー26に沿って流動する。加熱により、ゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。この加硫機22では、キャビティ面32がタイヤの外面を形成し、ブラダー26がタイヤの内面を形成する。タイヤの形成後、ブラダー26からガスが排出される。
この製造方法では、ラムシリンダー30が作動されると、ボールノーズ46がブラダー26に向かって下降する。前述したように、この下降によりこのボールノーズ46はブラダー26に当接する。さらにこのボールノーズ46が下降することにより、タイヤと密着しているブラダー26の部分がその上側から下側に向かってタイヤから剥がされていく。このラムシリンダー30は、タイヤの内面に当接しているブラダー26をタイヤから剥離させる。さらにこのラムシリンダー30は、ブラダー26を下方に位置するバグウェル28に押し込む。このようにして、ラムシリンダー30は、ブラダー26をバグウェル28に収容する。
この製造方法では、ブラダー26のバグウェル28への収容が完了すると、ボールノーズ46は上昇する。完成したタイヤがモールド24から取り出され、次のローカバーがこのモールド24に投入される。
前述したように、ボールノーズ46とブラダー26との密着が防止されている。この加硫機22では、ボールノーズ46はブラダー26から容易に剥がれる。ブラダー26をバグウェル28に収容後上昇するボールノーズ46による、収容されたブラダー26の持ち上げが防止される。この加硫機22では、ブラダー26はバグウェル28に正常に収容されうる。ブラダー26の過剰なはみ出しが防止されうるから、高品質なタイヤが安定に生産されうる。
この加硫機22では、ボールノーズ46のブラダー26との密着を抑えるために、加硫機22を停止させて、ブラダー26にドープレス液を塗布する必要がない。この加硫機22は、タイヤの生産性に優れる。なお、このボールノーズ46が用いられた加硫機22において、ブラダー26にドープレス液が塗布されてもよい。
図2(a)において、両矢印線HAは、ボールノーズ46の高さを表している。この高さHAは、このボールノーズ46の上端56から先端48までのストローク方向高さである。両矢印線HBは、溝52の高さを表している。この高さHBは、ボールノーズ46の上端56から溝52の先端58までのストローク方向高さである。
この加硫機22では、上記高さHBの上記高さHAに対する比は、2/3以上であるのが好ましい。この比が2/3以上に設定されることにより、ブラダー26とボールノーズ46との間に十分な空気が取り込まれ、両者の密着が効果的に防止されうる。なお、高さHBが高さHAよりも大きくなることはないから、この比の上限は1である。
図2(b)において、両矢印線WAは溝52の幅を表している。この加硫機22では、ブラダー26とボールノーズ46との間に十分な空気が取り込まれ、両者の密着が効果的に防止されうるという観点から、この幅WAは3mm以上が好ましい。ボールノーズ46の加工が容易であるという観点から、この幅WAは10mm以下が好ましい。
図3において、両矢印線DAは溝52の深さを表している。この加硫機22では、ブラダー26とボールノーズ46との間に十分な空気が取り込まれ、両者の密着が効果的に防止されうるという観点から、この深さDAは2mm以上が好ましい。ボールノーズ46の加工が容易であるという観点から、この深さDAは5mm以下が好ましい。
図5(a)は本発明の他の実施形態に係るタイヤ加硫機60に設けられるラムシリンダー62の一部が示された正面図であり、図5(b)はその底面図である。この図5には、ラムシリンダー62のボールノーズ64が示されている。図示されていないが、この加硫機60は、このボールノーズ64以外の構成は、図1のタイヤ加硫機22のそれと同等である。
この加硫機60では、ボールノーズ64は下向きに先細りな形状を呈している。ボールノーズ64の先端66の部分は、略半球状である。図示されていないが、このボールノーズ64はラムシリンダー62のピストンの先端に取り付けられている。ラムシリンダー62の作動により、このボールノーズ64は上下にスライドする。なお、この図5(a)中、両矢印線Aがこのラムシリンダー62のストローク方向である。
ボールノーズ64の表面68は、溝70を有している。このボールノーズ64の溝70は、その上側に位置する環状溝70aと、この環状溝70aから下向きに延在する8本のすじ溝70bとから構成されている。下向きに延在する8本のすじ溝70bのそれぞれは、ボールノーズ64の先端66に向かって延在している。このすじ溝70bは、ストローク方向に対して傾斜して延在している。
この加硫機60では、溝70と、溝70以外の部分であるランド72とにより、ボールノーズ64の表面68が凹凸状になっている。換言すれば、このボールノーズ64の表面68は凹凸を有している。この表面68は、でこぼこしている。この表面68は、滑らかでない。
この加硫機60も、図1の加硫機60と同様、ボールノーズ64は下降しブラダーに当接する。さらにこのボールノーズ64が下降することにより、タイヤの内面に当接しているブラダーがタイヤから剥がされる。ラムシリンダー62は、このブラダーをバグウェルに収容しうる。ブラダーのバグウェルへの収容が完了すると、このボールノーズ64は上昇する。
この加硫機60では、ボールノーズ64の表面68が凹凸を有しているから、この表面68とブラダーとの接触面積は、その表面に凹凸を有していない従来のボールノーズ18よりも小さい。このボールノーズ64は、従来のボールノーズ18に比してブラダーに密着しにくい。
この加硫機60では、溝70が空気の取り込みに寄与しうるから、ボールノーズ64とブラダーとの間に空気がとりこまれやすい。ボールノーズ64とブラダーとの間に取り込まれた空気は、ボールノーズ64とブラダーとの密着を効果的に防止しうる。このボールノーズ64は、ブラダーに密着しにくい。この観点から、上記すじ溝70bの本数は、6本以上が好ましい。加工が容易という観点から、このすじ溝70bの本数は、10本以下が好ましい。
この加硫機60では、ボールノーズ64とブラダーとの密着が防止されているから、ボールノーズ64はブラダーから容易に剥がれる。この加硫機60では、ブラダーをバグウェルに収容後上昇されるボールノーズ64による、収容されたブラダーの持ち上げが防止される。この加硫機60では、ブラダーはバグウェルに正常に収容されうる。ブラダーの過剰なはみ出しが防止されうるから、高品質なタイヤが安定に生産されうる。
この加硫機60では、ボールノーズ64のブラダーとの密着を抑えるために、加硫機60を停止させて、ブラダーにドープレス液を塗布する必要がない。この加硫機60は、タイヤの生産性に優れる。なお、このボールノーズ64が用いられた加硫機60において、ブラダーにドープレス液が塗布されてもよい。
図5(a)において、両矢印線HAは、ボールノーズ64の高さを表している。この高さHAは、このボールノーズ64の上端74から先端66までのストローク方向高さである。両矢印線HBは、溝70の高さを表している。この高さHBは、ボールノーズ64の上端74から溝70の先端76までのストローク方向高さである。
この加硫機60では、上記高さHBの上記高さHAに対する比は、2/3以上であるのが好ましい。この比が2/3以上に設定されることにより、ブラダーとボールノーズ64との間に十分な空気が取り込まれ、両者の密着が効果的に防止されうる。なお、高さHBが高さHAよりも大きくなることはないから、この比の上限は1である。
図5(b)において、両矢印線WAは溝70の幅を表している。両矢印線DAは、溝70の深さを表している。
この加硫機60では、ブラダーとボールノーズ64との間に十分な空気が取り込まれ、両者の密着が効果的に防止されうるという観点から、この幅WAは3mm以上が好ましい。ボールノーズ64の加工が容易であるという観点から、この幅WAは10mm以下が好ましい。
この加硫機60では、ブラダーとボールノーズ64との間に十分な空気が取り込まれ、両者の密着が効果的に防止されうるという観点から、この深さDAは2mm以上が好ましい。ボールノーズ64の加工が容易であるという観点から、この深さDAは5mm以下が好ましい。
図6(a)は本発明のさらに他の実施形態に係るタイヤ加硫機78に設けられるラムシリンダー80の一部が示された正面図であり、図6(b)はその底面図である。この図6には、ラムシリンダー80のボールノーズ82が示されている。図示されていないが、この加硫機78は、このボールノーズ82以外の構成は、図1の加硫機22のそれと同等である。
この加硫機78では、ボールノーズ82は下向きに先細りな形状を呈している。ボールノーズ82の先端84の部分は、略半球状である。図示されていないが、このボールノーズ82はラムシリンダー80のピストンの先端に取り付けられている。ラムシリンダー80の作動により、このボールノーズ82は上下にスライドする。なお、この図6(a)中、両矢印線Aがこのラムシリンダー80のストローク方向である。
ボールノーズ82の表面86は、凸条88を有している。この凸条88は、ボールノーズ82の表面86が突出している部分である。この加硫機78では、このボールノーズ82の表面86は、その上側にリング状の凸条88aと、このリング状の凸条88aから下向きに延在する8本の筋状の凸条88bとを備えている。図示されているように、下向きに延在する8本の筋状の凸条88bのそれぞれは、先端84に向かってストローク方向に延在している。
この加硫機78では、凸条88と、凸条88以外の部分である溝90とにより、ボールノーズ82の表面86が凹凸状になっている。換言すれば、このボールノーズ82の表面86は凹凸を有している。この表面は、でこぼこしている。この表面は、滑らかでない。
この加硫機78も、図1の加硫機22と同様、ボールノーズ82は下降しブラダーに当接する。さらにこのボールノーズ82が下降することにより、タイヤの内面に当接しているブラダーがタイヤから剥がされる。ラムシリンダー80は、このブラダーをバグウェルに収容しうる。ブラダーのバグウェルへの収容が完了すると、ボールノーズ82は上昇する。
この加硫機78では、ボールノーズ82の表面86が凹凸を有しているから、この表面86とブラダーとの接触面積は、その表面86に凹凸を有していない従来のボールノーズ18よりも小さい。このボールノーズ82は、従来のボールノーズ18に比してブラダーに密着しにくい。
この加硫機78では、凸条88以外の部分である溝90が空気の取り込みに寄与しうるから、ボールノーズ82とブラダーとの間に空気がとりこまれやすい。ボールノーズ82とブラダー26間に取り込まれた空気は、ボールノーズ82とブラダーとの密着を効果的に防止しうる。このボールノーズ82は、ブラダーに密着しにくい。この観点から、上記筋状の凸条88bの本数は、6本以上が好ましい。加工が容易という観点から、この筋状の凸条88bの本数は、10本以下が好ましい。
この加硫機78では、ボールノーズ82とブラダーとの密着が防止されているから、ボールノーズ82はブラダーから容易に剥がれる。この加硫機78では、ブラダーをバグウェルに収容後上昇するボールノーズ82による、収容されたブラダーの持ち上げが防止される。この加硫機78では、ブラダーはバグウェルに正常に収容されうる。ブラダーの過剰なはみ出しが防止されうるから、高品質なタイヤが安定に生産されうる。
この加硫機78では、ボールノーズ82のブラダーとの密着を抑えるために、加硫機78を停止させて、ブラダーにドープレス液を塗布する必要がない。この加硫機78は、タイヤの生産性に優れる。なお、このボールノーズ82が用いられた加硫機78において、ブラダーにドープレス液が塗布されてもよい。
図6(a)において、両矢印線HAは、ボールノーズ82の高さを表している。この高さHAは、このボールノーズ82の上端92から先端84までのストローク方向高さである。両矢印線HCは、凸条88の高さを表している。この高さHCは、ボールノーズ82の上端92から凸条88の先端94までのストローク方向高さである。
この加硫機78では、上記高さHCの上記高さHAに対する比は、2/3以上であるのが好ましい。この比が2/3以上に設定されることにより、ブラダーとボールノーズ82との間に十分な空気が取り込まれ、両者の密着が効果的に防止されうる。なお、高さHCが高さHAよりも大きくなることはないから、この比の上限は1である。
図6(b)において、両矢印線WBは凸条88の幅を表している。この加硫機78では、ブラダーとボールノーズ82との間に十分な空気が取り込まれ、両者の密着が効果的に防止されうるという観点から、この幅WBは10mm以下が好ましい。ボールノーズ82の加工が容易であるという観点から、この幅WBは3mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましい。
図6(b)において、両矢印線TAは凸条88の厚みを表している。この加硫機78では、ブラダーとボールノーズ82との間に十分な空気が取り込まれ、両者の密着が効果的に防止されうるという観点から、この厚みTAは5mm以上が好ましい。ボールノーズ82の加工が容易であるという観点から、この厚みTAは10mm以下が好ましい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された基本構成を備え、下記表1に示された仕様を備えた実施例1の加硫機を準備した。この加硫機には、図2で示されたボールノーズが取り付けられている。このボールノーズには、下向きに延在する8本の溝が設けられている。これら溝は、等間隔に配置されている。この加硫機では、溝の高さHBのボールノーズの高さHAに対する比(HB/HA)は、0.6である。溝の幅WAは、6mmである。溝の深さDAは、3mmである。
[実施例2]
図5で示されたボールノーズを用いた他は実施例1と同じ仕様を備えた実施例2の加硫機を準備した。この加硫機では、溝の高さHBのボールノーズの高さHAに対する比(HB/HA)は、0.6である。溝の幅WAは、6mmである。溝の深さDAは、3mmである。
[実施例3]
図6で示されたボールノーズを用いた他は実施例1と同じ仕様を備えた実施例2の加硫機を準備した。このボールノーズには、下向きに延在する8本の凸条が設けられている。これら凸条は、等間隔に配置されている。この加硫機では、凸条の高さHCのボールノーズの高さHAに対する比(HC/HA)は、0.6である。凸条の幅WBは、3mmである。凸条の厚みTAは、5mmである。
[比較例1]
従来の加硫機である。この加硫機のボールノーズの表面には、凹凸は設けられていない。
[生産性評価]
加硫機を30日連続で運転し、タイヤを試作した。このタイヤのサイズは、195/65R15である。ブラダーのはみ出しが発生した回数及び生産停止時間について計測した。この計測結果が、下記表1に示されている。
[タイヤ品質の評価]
生産性評価で試作されたタイヤ(7000本)の外観を目視で観察し、外観不良の発生状況を確認した。外観不良と判断されたタイヤの本数が、下記表1に示されている。
Figure 2010076257
表1に示されるように、実施例の加硫機では、ブラダーのはみ出しは発生しなかった。この加硫機によれば、生産が停止されることもなく、高品質なタイヤが安定に生産されることが確認された。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、さまざまなタイヤの製造に適用されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫機の一部がローカバーと共に示された正面図である。 図2(a)は図1のタイヤ加硫機に含まれるボールノーズが示された正面図であり、図2(b)はその底面図である。 図3は、図2(b)のIII−III線に沿った断面図である。 図4は、ボールノーズの下降状態が示された部分正面図である。 図5(a)は本発明の他の実施形態に係るタイヤ加硫機に設けられるラムシリンダーの一部が示された正面図であり、図5(b)はその底面図である。 図6(a)は本発明のさらに他の実施形態に係るタイヤ加硫機に設けられるラムシリンダーの一部が示された正面図であり、図6(b)はその底面図である。 図7は、従来のタイヤの加硫機の一部がローカバーと共に示された正面図である。 図8は、図7の加硫機の一部が示された部分正面図である。
符号の説明
2、22、60、78・・・加硫機
4・・・ローカバー
6、24・・・モールド
8、26・・・ブラダー
10、30、62、80・・・ラムシリンダー
12、28・・・バグウェル
14、32・・・キャビティ面
18、46、64、82・・・ボールノーズ
42・・・本体
44・・・ピストン

Claims (8)

  1. ローカバーが押し当てられタイヤの外面を形成しうるモールドと、
    このローカバーに当接しつつこのタイヤの内面を形成しうるブラダーと、
    このタイヤの内面に当接しているブラダーをこのタイヤから剥離させうるラムシリンダーとを備えており、
    このラムシリンダーが、その先端にブラダーと当接しうるボールノーズを備えており、
    このボールノーズの表面が、凹凸を有しているタイヤ加硫機。
  2. 上記ボールノーズの表面が、その先端に向かって延在する複数の溝を有している請求項1に記載のタイヤ加硫機。
  3. 上記溝の長さの、上記ボールノーズの長さに対する比が、2/3以上である請求項2に記載のタイヤ加硫機。
  4. 上記溝の本数が、6本以上10本以下である請求項2又は3に記載のタイヤ加硫機。
  5. 上記溝の幅が、3mm以上10mm以下である請求項2から4のいずれかに記載のタイヤ加硫機。
  6. 上記溝の深さが、2mm以上5mm以下である請求項2から5のいずれかに記載のタイヤ加硫機。
  7. 上記ボールノーズの表面が、その先端に向かって延在する複数の凸条を有している請求項1に記載のタイヤ加硫機。
  8. ブラダーと、キャビティ面を有するモールドと、その先端にボールノーズを有しておりこのボールノーズの表面が凹凸を有するラムシリンダーとを備える加硫機において、このモールドにローカバーを投入する工程と、
    このブラダーを膨張させこのローカバーの内面と当接させる工程と、
    このブラダーと上記キャビティ面との間において、このローカバーが加圧及び加熱されてタイヤが得られる工程と、
    上記ラムシリンダーのボールノーズがブラダーに当接され、上記タイヤからこのブラダーを剥離させる工程とを含んでいるタイヤの製造方法。
JP2008247177A 2008-09-26 2008-09-26 ラムシリンダー用ボールノーズ Active JP5241407B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008247177A JP5241407B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 ラムシリンダー用ボールノーズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008247177A JP5241407B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 ラムシリンダー用ボールノーズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010076257A true JP2010076257A (ja) 2010-04-08
JP5241407B2 JP5241407B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=42207267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008247177A Active JP5241407B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 ラムシリンダー用ボールノーズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5241407B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012126089A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd 加硫治具および加硫装置
JP2014069335A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤの製造方法、及び空気入りタイヤ
JP2020093398A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 住友ゴム工業株式会社 タイヤ加硫装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52130874A (en) * 1976-04-28 1977-11-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Demolding method of tire from dividable metal mold of tire vulcanization machine
JPS57113049A (en) * 1980-12-30 1982-07-14 Yokohama Rubber Co Ltd:The Centering method of bladder at vulcanization process
JPS62212106A (ja) * 1986-03-13 1987-09-18 Bridgestone Corp 加硫装置
JPS63288719A (ja) * 1987-05-21 1988-11-25 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ加硫機のタイヤ取出装置
JPH02120007A (ja) * 1988-10-28 1990-05-08 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ加硫機
JPH02265712A (ja) * 1989-04-06 1990-10-30 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 自動車用タイヤの加硫装置
JPH09327825A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ加硫用ブラダー
JP2003220615A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd グリーンタイヤ装着方法及びその装置
JP2006051643A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤの製造装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52130874A (en) * 1976-04-28 1977-11-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Demolding method of tire from dividable metal mold of tire vulcanization machine
JPS57113049A (en) * 1980-12-30 1982-07-14 Yokohama Rubber Co Ltd:The Centering method of bladder at vulcanization process
JPS62212106A (ja) * 1986-03-13 1987-09-18 Bridgestone Corp 加硫装置
JPS63288719A (ja) * 1987-05-21 1988-11-25 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ加硫機のタイヤ取出装置
JPH02120007A (ja) * 1988-10-28 1990-05-08 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ加硫機
JPH02265712A (ja) * 1989-04-06 1990-10-30 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 自動車用タイヤの加硫装置
JPH09327825A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ加硫用ブラダー
JP2003220615A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd グリーンタイヤ装着方法及びその装置
JP2006051643A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤの製造装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012126089A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd 加硫治具および加硫装置
JP2014069335A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤの製造方法、及び空気入りタイヤ
JP2020093398A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 住友ゴム工業株式会社 タイヤ加硫装置
JP7131352B2 (ja) 2018-12-10 2022-09-06 住友ゴム工業株式会社 タイヤ加硫装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5241407B2 (ja) 2013-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007083656A (ja) タイヤ加硫用ブラダー
JP2013103478A (ja) ローカバー
JP2007253400A (ja) タイヤ成形用二分割金型及びこのタイヤ成形用二分割金型を使用したタイヤの製造方法。
JP5241407B2 (ja) ラムシリンダー用ボールノーズ
KR101666815B1 (ko) 타이어 가류금형
JP6133159B2 (ja) タイヤ加硫用金型
JP2009269235A (ja) タイヤ加硫用ブラダー、タイヤの加硫成形方法及び空気入りタイヤ
JP2010058396A (ja) 空気ばね用ダイアフラムの製造方法および空気ばね用ダイアフラム
JP4191936B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法、及び空気入りタイヤ
JPH11207745A (ja) タイヤの加硫金型及びそれを用いたタイヤの製造方法
JP5389962B2 (ja) タイヤの製造方法
CN111186052A (zh) 一种用于生产无胶毛轮胎的模具及其使用方法
JP2006341415A (ja) タイヤの離型方法及びタイヤ加硫装置
CN103128891B (zh) 轿车用充气轮胎的硫化定型方法
JP2007136926A (ja) ゴム成形体の射出成形方法
JP5991910B2 (ja) 加硫タイヤの離型方法
JP4342931B2 (ja) タイヤ用のモールド及びタイヤ製造方法
JP5786465B2 (ja) タイヤ製造装置およびそれに用いるタイヤ加硫成形用ブラダー
JP5367219B2 (ja) タイヤの製造方法
CN212554639U (zh) 一种用于生产无胶毛轮胎的模具
JP4064750B2 (ja) タイヤ加硫装置
KR20090019149A (ko) 타이어 가류용 블래더
KR20140001561A (ko) 타이어 성형용 몰드
JP6496178B2 (ja) タイヤの製造方法
JP2008213365A (ja) ゴム成形体の射出成形方法及び射出成形型

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130402

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5241407

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250