JP2010075333A - 遊技媒体通路および遊技媒体補給機 - Google Patents
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Abstract
【課題】パチンコ玉の流出を阻止する際に、パチンコ玉通路内におけるパチンコ玉の挟み込みを防止することができ、パチンコ玉の流出を的確に阻止することができる遊技媒体通路、およびこの遊技媒体通路を備えた遊技媒体補給機を提供することを目的とする。
【解決手段】遊技媒体通路は、パチンコ玉PBの流下方向を変更する屈曲部421を有する屈曲通路420と、屈曲通路420の屈曲部421に設けられ、屈曲部421で流下方向が変更されたパチンコ玉 PBが流下する方向に進退可能に設けられた突出部441を有し、この突出部441を突出させることでパチンコ玉の流下を阻止するパチンコ玉流下阻止機構440とを具備する。
【選択図】図6
【解決手段】遊技媒体通路は、パチンコ玉PBの流下方向を変更する屈曲部421を有する屈曲通路420と、屈曲通路420の屈曲部421に設けられ、屈曲部421で流下方向が変更されたパチンコ玉 PBが流下する方向に進退可能に設けられた突出部441を有し、この突出部441を突出させることでパチンコ玉の流下を阻止するパチンコ玉流下阻止機構440とを具備する。
【選択図】図6
Description
本発明は、パチンコ玉流下阻止機構付き遊技媒体通路、および当該パチンコ玉流下阻止機構付き遊技媒体通路を用いた、パチンコ機を複数並設してなるパチンコ島の補給経路から供給されるパチンコ玉をパチンコ機のタンクに補給する遊技媒体補給機に関する。
例えば、パチンコ機は、遊技に使用するパチンコ玉を内部に蓄積し、蓄積したパチンコ玉を払い出すための機構として、玉タンクおよび払出装置などからなる機構を有している。そして、遊技中において、パチンコ玉は、例えば、賞球としてパチンコ機から払い出される。
パチンコ玉機を設置する遊技ホールでは、所定のエリアに、複数のパチンコ機を横並びに一列に配置したパチンコ島を備えている。また、パチンコ島の各パチンコ機には、玉タンクにパチンコ玉を供給するための補給機が設けられている。この補給機を介して供給されるパチンコ玉は、パチンコ玉通路を通って玉タンクに導かれる。
例えば、パチンコ機や補給設備などの故障時などには、パチンコ機の前面枠および本体枠を開いて検査などを行うことがある。この場合、パチンコ機の賞球タンクへのパチンコ島のパチンコ玉補給路からのパチンコ玉の補給を停止する必要がある。この供給を停止する機能を実現するため、補給機には、例えば、パチンコ機の本体枠の開閉をレバーなどの機構で検知し、本体枠を閉じた時にのみパチンコ玉の供給を可能とする機構が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
また、パチンコ玉を導出する通路であるパチンコ玉通路に玉止め機構を設け、パチンコ機の本体枠の開状態をレバーで検知した際、その玉止め機構を作動させ、パチンコ玉の流出を阻止している。また、従来の玉止め機構として、例えば、パチンコ玉通路の直線部に、パチンコ玉通路を遮るように玉止め機構の一部が突出して、パチンコ玉の流出を阻止する構成を備えるものがある。また、この玉止め機構は、プラスチック部材や金具などで形成されている。
特許第2502762号公報
上記した従来の補給機における玉止め機構は、例えば、パチンコ玉通路の直線部に、パチンコ玉通路を遮るように突出部を突出させて、パチンコ玉の流出を阻止する構成を備えるため、この突出部を突出させる際、パチンコ玉通路の内壁と突出部との間に、パチンコ玉を挟み込んでしまうことがあった。これにより、パチンコ玉通路内で玉詰まりが発生するという問題があった。
そこで、本発明では、このような課題を解決するためになされたもので、パチンコ玉の流出を阻止する際に、パチンコ玉通路内におけるパチンコ玉の挟み込みを防止することができ、パチンコ玉の流出を的確に阻止することができる遊技媒体通路、およびこの遊技媒体通路を備えた遊技媒体補給機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技媒体通路は、パチンコ玉を流下させる遊技媒体通路であって、パチンコ玉の流下方向を変更する曲部と、前記曲部に設けられ、流下方向が変更されたパチンコ玉が流下する方向に進退可能に設けられた突出部を有し、前記突出部を突出させることでパチンコ玉の流下を阻止するパチンコ玉流下阻止機構とを具備することを特徴とする。
この遊技媒体通路によれば、パチンコ玉の流下方向を変更する曲部を備え、さらに、曲部で流下方向が変更されたパチンコ玉が流下する方向に進退可能に設けられた突出部を有するパチンコ玉流下阻止機構を備えることで、突出部を屈曲部内に突出させる際、曲部にパチンコ玉が存在しても、突出部によって、突出部を突出させる方向に、パチンコ玉を押し出して逃がすことができる。これによって、突出部を突出した際、突出部と通路壁面との間にパチンコ玉が挟まれることがなく、玉詰まりの発生を防止することができる。
なお、遊技媒体通路としては、例えば一体成型された遊技媒体通路における曲管部を含んだもの、複数の直管、曲管をパチンコ玉が流下可能に連通させたものなどが例示できる。
また、パチンコ玉流下阻止機構としては、下記例示のもの以外に、例えば、パチンコ機本体の台枠に対する開閉をセンサで検知し、ソレノイドなどで曲部に突出させて流下を阻止したり、曲部から退去させてパチンコ玉の流下にる供給を可能とするようにしてもよい。
さらに、本発明の遊技媒体通路は、前記パチンコ玉流下阻止機構の突出部が、前記曲部で流下方向が変更されたパチンコ玉が流下する通路の中心に沿って進退可能に設けられていることを特徴とする。
この遊技媒体通路によれば、パチンコ玉流下阻止機構の突出部を曲部で流下方向が変更されたパチンコ玉が流下する通路の中心に沿って進退可能に設けることで、突出部を突出させる方向に、パチンコ玉をより正確に押し出して逃がすことができる。これによって、突出部を突出した際、突出部と通路壁面との間にパチンコ玉が挟まれることがなく、玉詰まりの発生を防止することができる。
また、本発明の遊技媒体通路は、外部部材に取り付けられ、少なくとも前記曲部を含む通路である屈曲通路が回動可能に設けられていることを特徴とする。
この遊技媒体通路によれば、屈曲通路を回動可能に設けることで、例えば、屈曲通路から排出するパチンコ玉の排出方向を任意に設定することができる。
また、本発明の遊技媒体通路は、前記パチンコ玉流下阻止機構が、前記屈曲通路の回動に応じて、前記突出部を前記曲部内に突出させた状態または突出させない状態とすることを特徴とする。
この遊技媒体通路によれば、屈曲通路の回動に応じて、突出部を曲部内に突出させた状態または突出させない状態とすることができるので、例えば、屈曲通路の回動位置において、屈曲通路に、パチンコ玉を流下させない状態やパチンコ玉を流下さる状態を任意に設定することができる。
本発明の遊技媒体補給機は、パチンコ機の裏面に設置された、賞球用のパチンコ玉を収容する賞球タンクに、外部の供給路から供給されたパチンコ玉を補給する遊技媒体補給機であって、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技媒体通路を備え、前記パチンコ玉流下阻止機構が、パチンコ機の本体を閉じた際に、前記突出部が前記曲部内に突出しない状態となって前記外部の供給路から供給されたパチンコ玉を流下させて前記賞球タンクに供給可能とし、パチンコ機の本体を開いた際に、前記突出部が前記曲部内に突出した状態となって前記外部の供給路から供給されたパチンコ玉の流下を阻止することを特徴とする。
この遊技媒体補給機によれば、パチンコ玉流下阻止機構が、パチンコ機の本体を閉じた際に、突出部が曲部内に突出しない状態となって外部の供給路から供給されたパチンコ玉を流下させて賞球タンクに供給することができ、一方、パチンコ機の本体を開いた際に、突出部が曲部内に突出した状態となって外部の供給路から供給されたパチンコ玉の流下を阻止することができる。
本発明の遊技媒体通路、およびこの遊技媒体通路を備えた遊技媒体補給機によれば、パチンコ玉の流出を阻止する際に、パチンコ玉通路内におけるパチンコ玉の挟み込みを防止することができ、パチンコ玉の流出を的確に阻止することができる。
以下、本発明に係る遊技媒体通路を備えた遊技媒体補給機400の一実施の形態を図面を参照して説明する。
本発明に係る遊技媒体補給機400を備えるパチンコ島100の構成について、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、パチンコ機2を複数並設してなるパチンコ島100を示す斜視図である。図2は、図1に示したパチンコ島100における、パチンコ機2の遊技において使用される台間機3を取り除いた状態のパチンコ機2の側面図である。図3は、各パチンコ機2にパチンコ玉PBを補給する補給システムの概要を説明するための図である。
図1に示すように、パチンコ島100は、つま板101間に複数のパチンコ機2、2…が並設されており、パチンコ機2、2…間には、台間機3が挟まれた状態で配置され、その上部に幕板102が設けられている。この幕板102には、例えば、獲得した遊技媒体数に対応した表示機能を備える表示機205が設置され、その表示機205の下部のランプ板上には、例えば、スランプグラフ、スタート回数、大当たり回数などの情報を表示するデータ表示機21が設置されている。パチンコ機2、2…および台間機3は、膳板103上に設置されている。
また、パチンコ機2、2…の前方には、各パチンコ機2、2…に対応して遊技客が座る椅子(図示しない)が配置される。さらに、各パチンコ機2、2…の下方に前方に突き出し、パチンコ島100に長手方向に設けられた天板104(カウンタともいう)上には、各パチンコ機2、2…のそれぞれに対応して、玉箱300を設置する玉箱設置ベース310が設置されている。また、天板104上には、玉箱300に収容するパチンコ玉PBを台間機3内へ導く玉通路320が設置されている。なお、天板104の下方側には、天板104に沿ってタバコの吸殻を回収するタバコ回収搬送路(図示しない)を設置することもできる。
また、パチンコ機2の表面側には、台本体200、台本体200の前面のほぼ中央部にほぼ水平に設置される上皿201、この上皿201の下部にほぼ水平に設置される玉受け皿202、この玉受け皿202の右方に設置されるハンドル203が設けられている。また、玉受け皿202の下方には、所定の距離をおいて玉箱300が配置される。
パチンコ機2は、上皿201に入れられたパチンコ玉PBを、ハンドル203を回動することで台本体200内に打ち込み、入賞して獲得した出玉を上皿201および玉受け皿202で受ける。この玉受け皿202の底部には、開口を有し、この開口を閉じている受け皿シャッタ202aを、玉受け皿202の前面に設けられたシャッタ操作部204を遊技客が所定方向に動作することで開くことができる。この受け皿シャッタ202aが開くことで、玉受け皿202内のパチンコ玉PBを、玉受け皿202の下方の玉箱300内に排出可能となる。
また、図2に示すように、パチンコ機2の裏面側には、アウト玉を排出するアウト玉排出部210、このアウト玉排出部210から排出されたアウト玉を受け取るアウトボックス211、このアウトボックス211のアウト玉排出孔の下方に、アウト玉数を検出するためのアウトメータ212が設けられている。このアウトメータ212で、検知されたアウト玉は、アウトボックス211の底部に設けられた排出口に接続された排出パイプ213によって、排出樋214に導かれ、回収される。ここで、アウト玉とは、発射玉を意味する。また、玉通路320によって台間機3内に導かれたパチンコ玉PBは、計数部によって計数された後、台間機3の裏面に設けられた排出パイプ(図示しない)によって、排出樋214に導かれ、回収される。
また、パチンコ機2の裏面の上部には、パチンコ玉PBを各パチンコ機2、2…に補給する、後述する補給システムから補給された賞球用のパチンコ玉PBを収容する賞球タンク218が設けられている。
また、図2に示すように、パチンコ機2からの各種信号配線は、例えば、台間機3の裏面に設けられた入力コネクタ215に接続され、また、アウトメータ212からの信号配線は、台間機3の裏面下部に設けられた下部入力コネクタ216に接続される。また、パチンコ機2の外部に、出玉信号としてパチンコ機2の上皿へ供給される玉数を計数するセーフメータ(遊技媒体補給機400に着脱自在であり、選択して内蔵可能)が設置される。なお、台間機3がいわゆるユニットの場合、対応するパチンコ機2がパチンコ玉PBを貸し出す、いわゆるCR機であり、セーフメータを用いずに、パチンコ機2から賞として払い出される賞玉数をパチンコ機2からの出力信号によりカウントできる。CR機の場合、貸玉数を除いた入賞に基づき、払い出される賞玉に相当するセーフ相当出力がパチンコ機から出力される。セーフメータまたはパチンコ機からの出力信号によりカウントされたパチンコ玉数である賞玉数から、台間機3やパチンコ機からの貸玉数や貸玉数に基づく金額情報などの信号による売上と、アウトメータ出力信号による発射玉数と、を減算した情報が遊技ホールにおける損益情報として演算できる。ここで、セーフとは、パチンコ機2への供給玉、つまり遊技の上皿への供給玉を意味する。
次に、各パチンコ機2にパチンコ玉PBを補給する補給システムについて、図3を参照して説明する。なお、図3には、パチンコ島100の内部からパチンコ機2の裏面側を見た状態が示されている。
図3に示すように、補給システムは、パチンコ島100に設置され、パチンコ玉PBは、供給用樋350を所定の方向(図3の矢印の方向)の方向に転がり、各パチンコ機2、2…に対応して設けられた供給管360を介して、遊技媒体補給機400に導かれる。なお、図3に示すように、遊技媒体補給機400は、パチンコ島100の横梁370に固定されている。
次に、遊技媒体補給機400について説明する。
図4は、パチンコ島100の横梁370に固定された遊技媒体補給機400をパチンコ島100の内部から見たときの斜視図である。図5は、パチンコ島100の横梁370に固定された遊技媒体補給機400をパチンコ島100の外部の水平側から見たときの平面図である。図6は、屈曲通路420をパチンコ島100の内部から見たときの斜視図である。図7は、図6のA−A断面を示す図である。図8は、パチンコ機2の本体枠が閉じられた状態、すなわちパチンコ機2の裏面に設けられた賞球タンク218の側壁218aと回動接触部材450とが接触し、パチンコ玉が屈曲通路420を流下可能な状態における、図6のA−A断面を示す図である。図9は、図4のB−B断面を示す図である。
遊技媒体補給機400は、パチンコ機に補給されるパチンコ玉PBの数を計数したり、パチンコ機2の本体枠を開いた時などに、賞球タンク218へのパチンコ玉PBの補給を停止する機能を備えた装置である。
図4〜図6に示すように、遊技媒体補給機400は、供給管360からパチンコ玉PBが供給されるパチンコ玉導入通路410と、このパチンコ玉導入通路410に流入したパチンコ玉PBの数を計数する計数部540と、この計数部540から流出したパチンコ玉PBを通過させる通路545と、この通路545と連通し、パチンコ玉PBの流下方向を変更する屈曲部421を有する屈曲通路420と、屈曲通路420の屈曲部421に設けられた、パチンコ玉PBの流下を阻止するパチンコ玉流下阻止機構440とを備えている。なお、計数部540は、筺体に着脱自在であり、例えば、図4の右側方向から挿入可能である。
また、遊技媒体補給機400は、パチンコ島100の横梁370に固定され、位置調整手段510を有する固定用台座500と、この固定用台座500の位置調整手段510と係合して位置調整が可能な係止手段530を有し、少なくとも遊技媒体補給機本体が装着される移動用台座520を備えている。
パチンコ玉導入通路410は、供給管360からパチンコ玉PBを導入するための導入口411を備える管状の部材で構成されている。このパチンコ玉導入通路410は、パチンコ玉PBの数を計数する計数部540に回動可能に接続され、供給管360の位置に対応して導入口411の位置を変更可能に構成されている。なお、供給管360の端部を、導入口411内に挿入して、供給管360とパチンコ玉導入通路410とを連結することができる。また、ここでは、パチンコ玉導入通路410は、導入したパチンコ玉PBを計数部540に流下可能なL字状の形状を有しているが、この形状はこれに限られるものではない。パチンコ玉導入通路410の形状は、供給管360との連結を容易に行うことができ、かつ導入したパチンコ玉PBを計数部540に流下可能な形状であればよい。
ここで、計数部540は、通過するパチンコ玉PBの数を計数するもので、例えば、パチンコ玉PBを検知する検知センサなどで構成される。検知センサとして、例えば、非接点式のセンサなどが用いられ、パチンコ玉PBの検知によるカウント信号は、図示しない遊技媒体補給機400に筺体に設けられたスイッチ、または管理装置からの指示信号により選択可能な、1個または10個のパチンコ玉PBの通過を確認する毎に1パルスの電気信号を発する。また、カウント信号として、光を用いてもよい。なお、この計数部540で検知した情報は、例えば、パチンコ機2の制御部や遊技ホールの島コンピュータなどに出力可能に構成されている。
図6に示すように、屈曲通路420は、パチンコ玉PBの流下方向を変更する屈曲部421を有し、この屈曲部421において通路がL字状に屈曲している。また、屈曲通路420の一端は、計数部540から下方に延び、かつ端部が略水平に屈曲する通路545と連通するように、かつこの端部に対して回動可能に連結されている。なお、図6には、パチンコ機2の本体枠が開かれた状態における屈曲通路420の状態、すなわちパチンコ玉流下阻止機構440によってパチンコ玉PBの流下が阻止された状態が示されている。なお、本体枠は、パチンコ機2の主たる機能および構成を備えたものであり、外枠に対して開閉可能に取り付けられている。
また、図6および図7に示すように、屈曲通路420の屈曲部421よりも下流側の通路422は、直管形状を有し、その端部には、パチンコ玉PBを、パチンコ機2の裏面に設けられた賞球タンク218に向けて排出するための排出口423が形成されている。また、屈曲部421には、屈曲部421で流下方向が変更されたパチンコ玉PBが流下する方向、すなわちパチンコ玉PBが通路422を流下する方向に進退可能に設けられた、パチンコ玉流下阻止機構440の一部である突出部441が、屈曲部421内に突出するためのスリット状の開口部424が形成されている。
また、図4に示すように、屈曲通路420の回動をスムーズに行うため、屈曲通路420の屈曲部421の外側面から屈曲通路420の回動軸に沿って回動軸体430が延設されている。また、この回動軸体430は、回動軸体支持部材431によって回動可能に支持されている。また、回動軸体430の端部には、他端が移動用台座520に固定された弾性部材432の一端が固定されている。そして、屈曲通路420は、この弾性部材432によって、屈曲通路420の状態が図6に示す状態、すなわちパチンコ玉流下阻止機構440によってパチンコ玉PBの流下が阻止された状態となるように付勢されている。なお、弾性部材432として、例えば、バネ部材、ゴム部材などが挙げられる。
また、屈曲通路420には、パチンコ機2の本体枠が閉じられた際、パチンコ機2の裏面に設けられた賞球タンク218の側壁218aと接触して、屈曲通路420を、図8に示すパチンコ玉が流下可能な状態に回動するための回動接触部材450が備えられている。この回動接触部材450は、図7に示す、パチンコ玉流下阻止機構440によってパチンコ玉PBの流下が阻止された状態で説明すると、パチンコ島100内部から外部に向かって突出し、先端部が下方を向く、断面L字状の板状の部材で構成されている。また、この回動接触部材450の一部は、屈曲通路420の下面に固定されている。回動接触部材450は、例えば、金属や樹脂などで構成される。なお、この回動接触部材450は、回動補助部材として機能する。
パチンコ玉流下阻止機構440は、例えば、図6に示すように、支持部材442と、一端側が支持部材442に巻回され、他端側がV字状に折り返された、金属などの棒状部材443とで構成されている。このV字状に折り返された他端側が突出部441を形成している。なお、他端側の形状はV字状に限られるものではなく、パチンコ玉PBの流下を阻止できる形状であればよい。
また、パチンコ玉流下阻止機構440は、屈曲通路420の状態が図6に示す状態、すなわちパチンコ機2の本体枠が開かれた状態において、屈曲部421に形成された開口部424から、屈曲部421で流下方向が変更されたパチンコ玉PBが流下する方向に突出部441を突出可能な位置に配置される。さらに、パチンコ玉流下阻止機構440は、図8に示すように、パチンコ機2の本体枠が閉じられ、パチンコ機2の裏面に設けられた賞球タンク218の側壁218aと回動接触部材450とが接触して、屈曲通路420の排出口423が下方を向く方向(図8の矢印の方向)に屈曲通路420が回動された状態において、突出部441が屈曲部421内に突出しない位置に配置される。
なお、突出部441は、屈曲部421で流下方向が変更されたパチンコ玉PBが流下する通路422の中心軸に沿って進退可能に設けられることが好ましい。この場合、突出部441を屈曲部421内に突出させる開口部424は、突出部441が、通路422の中心軸に沿って進退可能なように形成される。これによって、例えば、突出部441を屈曲部421内に突出させる際、屈曲部421にパチンコ玉PBが存在しても、突出部441によって、突出部441を突出させる方向に、パチンコ玉PBをより正確に押し出して逃がすことができる。そのため、突出部441を突出した際、突出部441と通路壁面との間にパチンコ玉PBが挟まれることがなく、玉詰まりの発生を防止することができる。
ここで、パチンコ玉流下阻止機構440は、上記した構成に限られるものではない。例えば、屈曲部421に形成された開口部424から、屈曲部421で流下方向が変更されたパチンコ玉PBが流下する方向に突出部を突出可能なソレノイドなどで構成してもよい。この場合、例えば、パチンコ機2の本体枠の開閉状態を検知する開閉検知手段を備え、パチンコ機2の制御部が、この検知手段からの情報に基づいて、ソレノイドを制御するように構成できる。なお、開閉検知手段は、例えば、光センサや接点センサなどで構成される。
また、図4および図5に示すように、遊技媒体補給機本体を構成する、パチンコ玉導入通路410、屈曲通路420、パチンコ玉流下阻止機構440、回動接触部材450、計数部540などは、移動用台座520に設置されている。移動用台座520は、例えば、樹脂などの平板状の部材で構成れている。また、図9に示すように、移動用台座520の左右の上下方向に延びる端縁には、固定用台座500の位置調整手段510と係合して、移動用台座520の上下方向の位置を調整するための、複数の係合凹部530aを有する係止手段530が形成されている。
固定用台座500は、図4に示すように、パチンコ島100の横梁370に、例えば、ねじ止めなどによって固定されている。この固定用台座500は、例えば、樹脂などの平板状の部材で構成れている。また、固定用台座500の左右の上下方向には、ガイド部材501が設けられている。このガイド部材501は、移動用台座520を摺動しながら上下方向に導くための、ガイド溝502を備えている。
また、固定用台座500には、一端側と他端側との間に、固定用台座500と接触して本体を支持する支持部材511を備えた、板状の位置調整手段510が設けられている。この位置調整手段510の他端には、図9に示すように、移動用台座520の係合凹部530aに係合する係合突起510aが形成されている。また、係合突起510aが形成された他端は、ガイド部材501の開口部503に位置し、係合突起510aをガイド溝502内に突出できるように配置されている。また、図4に示すように、この他端は、係合突起510aがガイド溝502内に突出できる方向に、例えばバネ部材などの弾性部材512によって常に付勢されている。また、位置調整手段510の一端側を、弾性部材512による付勢力に逆らって押圧すると、支持部材511を支持軸として、他端側がガイド部材501の開口部503内から外側の方向に移動される。これによって、他端の係合突起510aと移動用台座520の係合凹部530aとの係合を解除することができ、固定用台座500に対して移動用台座520を移動することが可能となる。
なお、ここでは、固定用台座500の左右の双方に位置調整手段510、および移動用台座520の左右の双方に係止手段530を備えた一例を示したが、左右のどちらか一方の側に位置調整手段510と係止手段530とを備える構成でもよい。
このように、固定用台座500に位置調整手段510、および移動用台座520に係止手段530を備えることで、固定用台座500に対して移動用台座520を移動することが可能となる。また、回動接触部材450をパチンコ機2の裏面に設けられた賞球タンク218の側壁218aに接触させるための位置合わせを容易に行うことができる。これによって、賞球タンク218の設置位置が異なるパチンコ機2にも遊技媒体補給機400を適用することが可能となる。
ここで、屈曲通路420およびパチンコ玉流下阻止機構440の動作について説明する。
まず、パチンコ機2の本体枠が開かれた状態では、屈曲通路420は、弾性部材432の付勢力により、屈曲通路420の排出口423が、パチンコ島100の外側に向かってほぼ水平方向を向く位置に回動され、その位置に維持される(図7参照)。この状態では、図7に示すように、パチンコ玉流下阻止機構440の突出部441が、開口部424から屈曲通路420の屈曲部421内に突出した状態となり、パチンコ玉PBは、屈曲通路420の通路422側へ流下することはできない。
また、図7に示すように、突出部441を屈曲部421内に突出させる際、屈曲部421にパチンコ玉PBが存在した場合、パチンコ玉PBは、突出部441によって、突出部441を突出させる方向、すなわち通路422における流下方向に押し出され、通路422を流下する。
続いて、この状態からパチンコ機2の本体枠が閉じられると、パチンコ機2の裏面に設けられた賞球タンク218の側壁218aと回動接触部材450とが接触して、屈曲通路420の排出口423が下方を向く方向(図8の矢印の方向)に、弾性部材432の付勢力に逆らって、屈曲通路420が回動される。屈曲通路420が回動すると、突出部441は、屈曲部421の内部から外部に移動するとともに、開口部424の回動接触部材450側の端部が、突出部441に接触し、突出部441を上方に押し上げる。これによって、突出部441は、開口部424よりも外側に位置する。これによって、パチンコ玉PBは、屈曲通路420を流下可能となる。そして、屈曲通路420を流下したパチンコ玉PBは、図8に示すように、パチンコ機2の裏面に設けられた賞球タンク218内に導かれる。
上記したように、本発明に係る遊技媒体通路および遊技媒体通路を備えた遊技媒体補給機400によれば、パチンコ玉を流下する屈曲部421を有する屈曲通路420に、屈曲部421で流下方向が変更されたパチンコ玉PBが流下する方向に進退可能に設けられた突出部441を備えることで、突出部441を屈曲部421内に突出させる際、屈曲部421にパチンコ玉PBが存在しても、突出部441によって、突出部441を突出させる方向に、パチンコ玉PBを押し出して逃がすことができる。これによって、突出部441を突出した際、突出部441と通路壁面との間にパチンコ玉PBが挟まれることがなく、玉詰まりの発生を防止することができる。
また、本発明に係る遊技媒体通路を備えた遊技媒体補給機400によれば、パチンコ機2の本体枠が開閉動作に対応して、屈曲通路420を回動させることができる。これによって、パチンコ機2の本体枠が開かれた状態では、パチンコ玉流下阻止機構440の突出部441が、開口部424から屈曲通路420の屈曲部421内に突出した状態とすることができる。そのため、パチンコ機2の本体枠が開かれた状態では、パチンコ玉PBが、屈曲通路420の通路422側へ流下することはできない状態を維持することができる。
また、パチンコ機2の本体枠が開かれた際、屈曲部421にパチンコ玉PBが存在しても、上記したように、パチンコ玉PBは、突出部441によって、突出部441を突出させる方向に押し出され、玉詰まりを発生することなく通路422を流下することができる。
一方、パチンコ機2の本体枠が閉じられた状態では、パチンコ機2の裏面に設けられた賞球タンク218の側壁218aと回動接触部材450とが接触して、屈曲通路420の排出口423が下方を向く方向に、屈曲通路420を回動させ、突出部441を開口部424よりも外側に位置させることができる。そのため、パチンコ機2の本体枠が閉じられた状態では、パチンコ玉PBが屈曲通路420を流下し、賞球タンク218に導かれる状態を維持することができる。
以上、本発明を一実施の形態により具体的に説明したが、本発明はこれらの実施の形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
2…パチンコ機、3…台間機、21…データ表示機、100…パチンコ島、101…つま板、102…幕板、103…膳板、104…天板、200…台本体、201…上皿、202…玉受け皿、202a…受け皿シャッタ、203…ハンドル、204…シャッタ操作部、205…表示機、210…アウト玉排出部、211…アウトボックス、212…アウトメータ、213…排出パイプ、214…排出樋、215…入力コネクタ、216…下部入力コネクタ、218…賞球タンク、218a…側壁、300…玉箱、310…玉箱設置ベース、320…玉通路、350…供給用樋、360…供給管、370…横梁、400…遊技媒体補給機、410…パチンコ玉導入通路、411…導入口、420…屈曲通路、421…屈曲部、422、545…通路、423…排出口、424、503…開口部、430…回動軸体、431…回動軸体支持部材、432、512…弾性部材、440…パチンコ玉流下阻止機構、441…突出部、442、511…支持部材、443…棒状部材、450…回動接触部材、500…固定用台座、501…ガイド部材、502…ガイド溝、510…位置調整手段、510a…係合突起、520…移動用台座、530…係止手段、530a…係合凹部、540…計数部、PB…パチンコ玉。
Claims (5)
- パチンコ玉を流下させる遊技媒体通路であって、
パチンコ玉の流下方向を変更する曲部と、
前記曲部に設けられ、流下方向が変更されたパチンコ玉が流下する方向に進退可能に設けられた突出部を有し、前記突出部を突出させることでパチンコ玉の流下を阻止するパチンコ玉流下阻止機構と
を具備することを特徴とする遊技媒体通路。 - 前記パチンコ玉流下阻止機構の突出部が、前記曲部で流下方向が変更されたパチンコ玉が流下する通路の中心に沿って進退可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技媒体通路。
- 前記遊技媒体通路は、外部部材に取り付けられ、少なくとも前記曲部を含む通路である屈曲通路が回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の遊技媒体通路。
- 前記パチンコ玉流下阻止機構が、前記屈曲通路の回動に応じて、前記突出部を前記曲部内に突出させた状態または突出させない状態とすることを特徴とする請求項3記載の遊技媒体通路。
- パチンコ機の裏面に設置された、賞球用のパチンコ玉を収容する賞球タンクに、外部の供給路から供給されたパチンコ玉を補給する遊技媒体補給機であって、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技媒体通路を備え、
前記パチンコ玉流下阻止機構が、パチンコ機の本体を閉じた際に、前記突出部が前記曲部内に突出しない状態となって前記外部の供給路から供給されたパチンコ玉を流下させて前記賞球タンクに供給可能とし、パチンコ機の本体を開いた際に、前記突出部が前記曲部内に突出した状態となって前記外部の供給路から供給されたパチンコ玉の流下を阻止することを特徴とする遊技媒体補給機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008245580A JP2010075333A (ja) | 2008-09-25 | 2008-09-25 | 遊技媒体通路および遊技媒体補給機 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|---|
JPH063388U (ja) * | 1992-06-19 | 1994-01-18 | 株式会社竹屋 | パチンコ球径路における賞品球補給装置 |
JPH1094647A (ja) * | 1997-08-15 | 1998-04-14 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2000288233A (ja) * | 1999-04-07 | 2000-10-17 | Sophia Co Ltd | 遊技球排出機構及び球貸機 |
-
2008
- 2008-09-25 JP JP2008245580A patent/JP2010075333A/ja active Pending
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